JP3199329U - ガラス管カット器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス管のカット長を組付けスケールで設定し、溝に乗せたガラス管を一回転させダイヤモンド切刃先でガラス管の外周壁面に一条のカット線を印刻し、求める長さでカットできるガラス管カット器具を提供する。【解決手段】長矩形のばね板をU字状に成形して所定の長さで対峙する一対の挟持脚部11、12を設け夫々の先端部にダイヤモンド切刃13とV字状溝の開口部141を向い合せに設けたガラス管カット器具に於いて、V字状溝底142中心部のねじ穴15とダイヤモンド切刃の刃先131が垂直な軸芯を共有し且つ、ねじ穴15とねじ16で閉止面付のスケールをV字状溝外壁面にて保持スライド回転させ溝に乗せたガラス管に一条のカット線を印刻する事を特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案では、ガラス管をカット台に乗せ、組み付けスケールでガラス管のカット長さを設定し、ガラス管にダイヤモンド切刃先を当てガラス管を一回転させカット部分の外周壁面に一条のカット線を印刻し、ガラス管をカット線上でカットする事が可能なガラス管カット器具に関するものである。
従来のガラス管切断工具では2本の支柱を有しローラー付の1本を管内に設置し、他の1本にダイヤモンド切刃をつけガラス管を内外から挟んでガラス管を切断する方式や又は外観が寸法を測るノギス同様の形状のカッターでV字状のノギス台とダイヤモンド切刃とでガラス管を挟みカットするように見受けられ、更に他のモデルを見ると肉厚ガラス管のカットは無理と記載されてある。
NIPPON AMPOULE CUTTER Aタイプ、Bタイプ 検索;0−481−01
実開平03−50027号公報に記載されているガラス管切断機やノギス型ガラス管カッターなどは複雑な構造や、ガラス管を乗せる台の奥行が浅く安定の良くない台上でのガラス管の外面にカット線を付けての割断などは作業に熟練を必要とする。
本考案は、以上の様な従来の欠点に鑑み、先ず、肉厚ガラス管や硬いガラス管でも印刻出来るダイヤモンド切刃を使用し、更に安定した乗せ台即ち、二平面で成形されるV字状の溝にガラス管を乗せ、溝の両壁面とカットに使用するダイヤモンド切刃とでガラス管で挟み安定した状態でダイヤモンド切刃先に圧力を加え乍らガラス管を一回転させ、ガラス管の外周壁面に一条のカット線を印刻し、ガラス管をカット線上でカットする事を目的としている。
本考案に係るガラス管カット器具は、長矩形のばね板をU字状に成形して所定の長さで対峙する一対の挟持脚部を設けた本体の夫々の先端部にダイヤモンド切刃とV字状溝の開口部を向い合せに設けたガラス管カット器具に於いて、前記一対の挟持脚部が相互に平行な状態のときV字状溝底の中心部に開けたねじ穴と前記ダイヤモンド切刃の刃先が垂直な軸芯を共有する事を特徴とするものである。
また、本考案のガラス管カット器具は、前記溝の外面に前記溝と同角度の等辺溝の底に開けたスケールの長穴を貫通する前記溝底のネジ穴に付けたねじをガイドとし、該ねじでスケールを保持した侭で前記溝外壁面に密着したスケールの長さ方向へのスライドを可能とするものである。
更にスケールは二壁面で構成され、溝の一端の断面に垂直な閉止面を設け、溝に乗せたガラス管の先端を前記スケールの閉止面に当て、ガラス管を所定のカット位置までスライドさせれば溝に乗せたガラス管のカット長さを決定できる。
依って本考案に係るガラス管カット器具は、ガラス管を溝に乗せスケールの閉止面にガラス管先端を当てたままでガラス管を廻せば先が閊えた状態で同じ場所での回転となり、ダイヤモンド刃先を当て印刻する場合にガラス管を一回転すれば一条の線をガラス管外周壁面に印刻可能となる。
ガラス管のカット長さをスケールで寸法設定し、前記溝底のねじ穴に取付ネジで前記スケールを固定し、前記溝に乗せたガラス管の先端を前記スケールの閉止板に閊えるまで差込み、該溝の両壁面とダイヤモンド切刃とで支え安定したガラス管にダイヤモンド切刃先を当て溝上のガラス管を一回転すればガラス管の外周壁面に一条のカット線を印刻でき、ガラス管を設定寸法で容易にカットできる。
また、溝上で回転するガラス管は先端がスケール閉止面に閊えて摺動せず、同一箇所での回転であるから、スパイラル線を印刻することなく一条のカット線のみが印刻でき、ガラス管を綺麗にカットする事が出来る。
更に、長いガラス管をカットする場合はスケールの取付けねじを外し、二本の挟持脚部で挟む様にスケールを挟持脚部の長さ方向に固定し収納すれば、スケールはカット作業の邪魔に成る事なくカット作業は支障なく行える。
上述の如くガラス管カット作業は容易になり、熟練者でなくてもガラス管を設定寸法できれいにカットする事が出来る。
以下、本考案の実施の形態を図1乃至図4に基ずいて説明する。
図1は本考案装置の実施例1の斜視図であって長矩形のばね板を開方向U字状に成形し所定の長さで対峙する一対の挟持脚部(11、12)を設けた本体(1)の夫々の先端部にダイヤモンド切刃先(131)と前記挟持脚部(11,12)と直交するV字状溝(14)の開口部(141)を向い合せに設けた本体(1)ガラス管カット器具に於いて、前記一対の挟持脚部(11,12)が相互に平行のときV字状溝底(142)の中心部に開けたねじ穴(15)と前記ダイヤモンド切刃の刃先(131)とが垂直な軸芯を共有する事を示す。
図1乃至図4に於いて示す前記挟持脚部(11)の先端部に設けた前方向にコの字状(17)の切欠ぎは、ダイヤモンド切刃先で印刻するカット線を見易くするものである。
図1乃至図4に於いて示す挟持脚部(12)はU字状曲げ部分から先端方向に所定の位置で開披方向に付勢され、ダイヤモンド切刃先(131)とV字状溝(14)の開口部(141)との間隔が拡張された状態を示す。
図1乃至図4に示す等辺V字状のスケール(2)は同じ長さと同じ幅の二壁面(21,22)でV字状溝に構成され、V字状の断面を有し、断面の一方の端に断面に垂直な円弧状の閉止壁面(23)を有し、且つ、前記二壁面にて形成される稜線上に長さ方向に長穴(24)を開けた前記スケール(2)である。
図2は本体(1)の溝(14)が挟持脚部(11,12)の長さ方向軸に対して直交するので溝の外壁面に密着する前記スケール(2)は前記挟持脚部(11,12)と直交し、前記V字状溝の底に開けたねじ穴(15)とスケールの長穴(24)を貫通するねじ(16)とで前記溝(14)の外壁面に取付けて該外壁面に本体(1)の長さ方向軸に直交する状態で保持される事を示す。
図3はねじ(16)をガイドとし、溝の開口部(141)上でガラス管(3)の先端をスケール(2)の閉止板(23)に当て溝の開口部(141)に乗せたガラス管(3)をスライドすれば同時にスケール(2)もスライドするのでガラス管の印刻位置の設定が出来る事を示す。
更に、図3はガラス管の先端(31)が前記閉止板(23)に閊えている図である。
即ち、ガラス管(3)を回してもガラス管の先端(31)が前記閉止板(23)に閊え該ガラス管(3)は同じ位置で回る事を示す。
更に、図3はガラス管の先端(31)が前記閉止板(23)に閊えている図である。
即ち、ガラス管(3)を回してもガラス管の先端(31)が前記閉止板(23)に閊え該ガラス管(3)は同じ位置で回る事を示す。
図4は図3の状態からガラス管外壁面にダイヤモンド切刃先を当て印刻開始状態になった事を示す斜視図である、即ちガラス管の外壁面にダイヤモンド切刃先(131)でカット線を印刻しても、印刻線はスパイラルにならず一条の線を印刻できる事を示す。
1 ガラス管カット器具の本体
11 本体の挟持脚部(ダイヤモンド切刃付側)
12 本体の挟持脚部(溝付側)
13 ダイヤモンド切刃
131 ダイヤモンド切刃先
14 本体のV字状溝
141 本体のV字状溝開口部
142 同溝底
15 本体のV字状溝底センターのねじ穴
16 本体のV字状溝底に取り付けるねじ
17 コの字状切欠
2 スケール
21 スケールの側壁
22 スケールの側壁
23 スケールの閉止板
24 スケール稜線の長穴
3 ガラス管
31 ガラス管の先端
11 本体の挟持脚部(ダイヤモンド切刃付側)
12 本体の挟持脚部(溝付側)
13 ダイヤモンド切刃
131 ダイヤモンド切刃先
14 本体のV字状溝
141 本体のV字状溝開口部
142 同溝底
15 本体のV字状溝底センターのねじ穴
16 本体のV字状溝底に取り付けるねじ
17 コの字状切欠
2 スケール
21 スケールの側壁
22 スケールの側壁
23 スケールの閉止板
24 スケール稜線の長穴
3 ガラス管
31 ガラス管の先端
Claims (5)
- 長矩形のばね板をU字状に成形して所定の長さで対峙する一対の挟持脚部を設けた本体の夫々の先端部にダイヤモンド切刃先.とV字状溝の開口部を向かい合わせに設けたガラス管カット器具に於いて、前記一対の挟持脚部が相互に平行な状態のときV字状溝底の中心部に開けたねじ穴と前記ダイヤモンド切刃の刃先が垂直な軸芯を共有する事を特徴とするガラス管カット器具。
- 前記V字状溝は前記一対の挟持脚部の長さ方向軸に対して直交する溝底を有する事を特徴とする請求項1に記載のガラス管カット器具。
- 前記V字状溝の外壁面に添って溝の長さ方向にスライド可能なV字状のスケールを前記溝底のねじ穴にねじで固定する事を特徴とする請求項1及び2に記載のガラス管カット器具。
- 前記スケールはV字状の溝底部分に長さ方向に長穴を開けた等辺V形鋼で一端に長さ方向に直交する閉止板を有する事を特徴とする請求項1〜3に記載のガラス管カット器具。
- 前記V字状溝を有する側の挟持脚部は所定の位置で開披方向に付勢され、更に、前記ダイヤモンド切刃を有する側の挟持脚部の先端にはコの字状切欠を有する事を特徴とする請求項1〜4に記載のガラス管カット器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001732U JP3199329U (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | ガラス管カット器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015001732U JP3199329U (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | ガラス管カット器具 |
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---|---|
JP3199329U true JP3199329U (ja) | 2015-08-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2015
- 2015-03-24 JP JP2015001732U patent/JP3199329U/ja not_active Expired - Fee Related
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