JP3199158U - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3199158U
JP3199158U JP2015002678U JP2015002678U JP3199158U JP 3199158 U JP3199158 U JP 3199158U JP 2015002678 U JP2015002678 U JP 2015002678U JP 2015002678 U JP2015002678 U JP 2015002678U JP 3199158 U JP3199158 U JP 3199158U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
terminal
switching element
inductor
drive circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015002678U
Other languages
English (en)
Inventor
振▲偉▼ ▲呉▼
振▲偉▼ ▲呉▼
峰 旭 林
峰 旭 林
原 倫 張
原 倫 張
Original Assignee
光寶科技股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 光寶科技股▲ふん▼有限公司 filed Critical 光寶科技股▲ふん▼有限公司
Priority to JP2015002678U priority Critical patent/JP3199158U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199158U publication Critical patent/JP3199158U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】出力電流が安定した発光ダイオードストリング用駆動回路を提供する。【解決手段】入力電圧Vinを受ける第1端子と、第2端子とを有するスイッチング素子11と、スイッチング素子の第2端子に連結された第1端子と、第2端子とを有するインダクタ12と、スイッチング素子の第2端子と基準ノードとの間に連結されたスイッチ14およびスイッチでの電流を検出して検出電圧Vsを生成する電流検出素子15と、スイッチング素子11の第1端子とインダクタ12の第2端子との少なくともいずれかと電流検出素子15とスイッチ14とに連結され、入力電圧Vinと、スイッチング素子とインダクタを通過する出力電圧Voutとの少なくともいずれかに基づいて検出電圧を補償して補償信号を生成し、補償信号が基準しきい値を上回り続けた時間が遅延時間に達したときにスイッチをオンからオフにするコントロールモジュール10とを具える。【選択図】図1

Description

本考案は駆動技術に関し、特には駆動回路に関する。
従来のインバースバック(inverse buck、或いはlow-side buck) 駆動回路は、入力電圧を受けて、出力電流を発生させて発光ダイオード (LED)ストリングを駆動する。しかしながら、このような駆動回路には、平均出力電流が、LEDストリングの入力電圧及び出力電圧によって大きく変動してしまうという不都合がある。
そこで、本考案は、上記従来技術の問題点が解決されている駆動回路の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための手段として、本考案は、以下の手段を提供する。
即ち、入力電圧を受ける第1の端子と、第2の端子とを有するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子の前記第2の端子に連結されている第1の端子と、第2の端子とを有するインダクタと、前記スイッチング素子の前記第2の端子と基準ノードとの間に連結されているスイッチおよび前記スイッチング素子の前記第2の端子と前記基準ノードとの間に前記スイッチと直列に連結されて前記スイッチを流れる電流を検出して検出電圧を生成する電流検出素子と、前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子との少なくともいずれか一方と、前記電流検出素子と、前記スイッチとに連結され、前記入力電圧と、前記スイッチング素子と前記インダクタとを通過する出力電圧との少なくともいずれか一方の電圧に基づいて、前記電流検出素子からの前記検出電圧を補償して補償信号を生成すると共に、前記補償信号が基準しきい値を上回り続けた時間が所定の遅延時間に達したときに前記スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるコントロールモジュールと、を具えることを特徴とする駆動回路を提供する。
上記手段によれば、スイッチを流れる電流を検出することにより得られる検出電圧を補償するための補償信号を導入することにより、入力電圧および出力電圧に影響されて最大インダクタ電流および平均出力電流が変動してしまうことが防がれる。
第1と第2の実施形態の駆動回路を示す回路構成図である。 第1の実施形態におけるプロセッサの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において出力電圧が比較的大きい場合のインダクタ電流を例示するタイミングダイアグラムである。 第1の実施形態において出力電圧が比較的小さい場合のインダクタ電流を例示するタイミングダイアグラムである。 第1の実施形態の駆動回路と、補償なしのインバースバック駆動回路それぞれの平均出力電流と出力電圧との間の偏差の関係を概略的に示すグラフである。 第1の実施形態の変化例におけるインダクタ電流を例示するタイミングダイアグラムである。 第2の実施形態におけるプロセッサの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の駆動回路を示す回路構成図である。 第3の実施形態におけるプロセッサの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態の駆動回路を示す回路構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案に係る駆動回路の具体的な実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
(駆動回路の構成)
図1には、本考案に係るインバースバック駆動回路の第1の実施形態が負荷9(例えば発光ダイオードストリング)を駆動するものとして示されている。本実施形態のインバースバック駆動回路は、スイッチング素子11、インダクタ12、キャパシタ13、スイッチ14、電流検出素子15、電流センサ16、およびコントロールモジュール10を具える。
スイッチング素子11は、負荷9に連結されると共に入力電圧(Vin)を受けるように構成された第1の端子と、第2の端子を有する。本実施形態において、スイッチング素子11はダイオードであり、第2の端子となるアノードと、第1の端子となるカソードを有する。
インダクタ12は、スイッチング素子11の第2の端子と連結された第1の端子と、負荷9に連結されるように構成された第2の端子とを有する。
キャパシタ13は、負荷9での波及効果を軽減するためにスイッチング素子11の第1の端子とインダクタ12の第2の端子との間に連結されている。
スイッチ14および電流検出素子15は、スイッチング素子11の第2の端子と基準ノード(例えばグランド)との間に直列に連結されていて、その内、スイッチ14がスイッチング素子11の第2の端子に連結され、電流検出素子15が基準ノードに連結されている。即ち、スイッチング素子11、インダクタ12、スイッチ14はY字状に互いに連結されている。電流検出素子15は、スイッチ14を流れる電流を検出して、電流検出素子15を通過する検出電圧(Vs)を生成する。本実施形態において、電流検出素子15はレジスタである。
電流センサ16は、インダクタ電流(IL)(即ち、インダクタ12を流れる電流)を検出して、この電流を示す検出信号を生成する。
コントロールモジュール10は、スイッチング素子11の第1の端子と、インダクタ12の第2の端子と、スイッチ14と、電流検出素子15と、電流センサ16とに連結されており、スイッチング素子11とインダクタ12を通過する出力電圧(Vout)に基づいて、電流検出素子15を通過する検出電圧(Vs)を補償して補償信号を生成すると共に、スイッチ14のオンオフ状態の切り替えを、電流センサ16からの検出信号と補償信号とに基づいてコントロールする。本実施形態において、コントロールモジュール10は、補償器17とコントローラ18を有する。
補償器17は、スイッチング素子11の第1の端子と、 インダクタ12の第2の端子と、電流検出素子15とに連結されており、電流検出素子15を通過する検出電圧(Vs)を上述の出力電圧(Vout)に基づいて補償して、上述の補償信号とする補償電圧(Vc)を生成する。
コントローラ18は、スイッチ14と電流センサ16とに連結されており、補償電圧(Vc)を受けるように補償器17に連結された制御ピンを有し、スイッチ14のオンオフ状態の切り替えを、電流センサ16からの上述の検出信号と上記制御ピンでの電圧(例えば本実施形態においては補償電圧(Vc))に基づいてコントロールする。本実施形態において、コントローラ18は、PWM(pulse width modulation:パルス幅変調)コントローラであって、制御ピンでの電圧 (例えば本実施形態においては補償電圧(Vc))が基準しきい値となる所定の基準電圧を上回り続けた時間が所定の遅延時間Tdに達したとき(言い換えれば、後述の図3、図4に示されているように、補償電圧(Vc)が基準しきい値に達してから基準しきい値を下回らないまま遅延時間Tdを過ぎたとき)にはスイッチ14をオン状態からオフ状態に切り替えるように、また、電流センサ16が生成した上記検出信号に誘発されたときにはスイッチ14をオフ状態からオン状態に切り替えることができるように構成される。本実施形態において、コントローラ18は、インダクタ電流(IL)が0まで下がったことが検出信号によって示されたときに、スイッチ14がオフ状態からオン状態に切り替わるように構成される。つまり、本実施形態における駆動回路はBCM(boundary conduction mode:電流臨界モード)で動作する。
本実施形態において、補償器17は、フィードバック生成器171と、電圧加算器172とを有する。フィードバック生成器171は、スイッチング素子11の第1の端子と、インダクタ12の第2の端子とに連結され、上記出力電圧(Vout)に基づいてDC(直流電流)フィードバック電圧(Vf)を生成する。電圧加算器172は、電流検出素子15とフィードバック生成器171とコントローラ18とに連結され、電流検出素子15を通過する上記検出電圧(Vs)とフィードバック生成器171からの上記フィードバック電圧(Vf)とを加算して、コントローラ18への上記補償電圧(Vc)を生成する。
本実施形態において、フィードバック生成器171は、電圧センサ173と、プロセッサ174と、ローパスフィルタ175とを有する。電圧センサ173は、スイッチング素子11の第1の端子とインダクタ12の第2の端子とに連結され、上記入力電圧(Vin)およびインダクタ12の第2の端子での電圧を検知し、上記入力電圧(Vin)を示す第1のアナログ信号と、インダクタ12の第2の端子での電圧を示す第2のアナログ信号とを生成する。プロセッサ174は、電圧センサ173と連結され、電圧センサ173からの第1と第2のアナログ信号に基づいてPWM(パルス幅変調)信号を生成する。ローパスフィルタ175は、プロセッサ174と電圧加算器172とに連結され、電圧加算器172に送るフィードバック電圧(Vf)を生成するようにプロセッサ174からのPWM信号にフィルタ処理をする。ローパスフィルタ175は、比較的コストが低いRCローパスフィルタであってもよい。
図1、図2に示されているように、本実施形態において、プロセッサ174は、アナログ・デジタル・変換ユニット(以下AD変換ユニット)176と、計算ユニット177と、マッピングユニット178と、出力ユニット179とを有する。AD変換ユニット176は、電圧センサ173に連結され、電圧センサ173からの第1のアナログ信号および第2のアナログ信号を、入力電圧(Vin)を示す第1のデジタル出力と、インダクタ12の第2の端子での電圧を示す第2のデジタル出力とに変換する。計算ユニット177は、AD変換ユニット176に連結され、AD変換ユニット176からの第1のデジタル出力と第2のデジタル出力との間の差分を計算する。この差分は、出力電圧(Vout)を示すものである。マッピングユニット178は、計算ユニット177に連結され、計算ユニット177により算出された上記差分をPWM信号のデューティ比へとマッピング(関連付け)し、このマッピングされたデューティ比を表す表示信号を生成する。出力ユニット179は、マッピングユニット178とローパスフィルタ175とに連結され、マッピングユニット178からの上記表示信号に基づいてローパスフィルタ175へ送る上記PWM信号を生成する。
本実施形態において、マッピングユニット178は、上記差分により示される出力電圧(Vout)とPWM信号のデューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブル170が予め保存されている上に、このマッピングテーブル170に基づいて、上記差分を、上記表示信号によって表されるデューティ比へマッピングする。下記の表1には、マッピングテーブル170の例が示されており、ここでは、Vmax>V1>V2...>Vn>Vminとなっている。上記のPWM信号のデューティ比は、上記出力電圧(Vout)が減少するに連れて増大する(例えばD1<D2<...<Dn+1)ことが好ましく、上記フィードバック電圧(Vf)もまた上記出力電圧(Vout)の減少と共に増大することが好ましい。
Figure 0003199158
なお、プロセッサ174としては、ハードウェア構成と協働してAD変換ユニット176、計算ユニット177、マッピングユニット178、出力ユニット179の機能を実行できるようにプログラムされた汎用プロセッサであってもよく、また、AD変換ユニット176、計算ユニット177、マッピングユニット178、出力ユニット179の機能実行に特化されたプロセッサであってもよい。
(駆動回路の動作)
以下、図1、図3、図4を参照に、本実施形態における駆動回路の動作を説明する。 図3では上記出力電圧(Vout)が比較的大きい場合のインダクタ電流(IL)が示され、図4では上記出力電圧(Vout)が比較的小さい場合のインダクタ電流(IL)が示されている。なお、図3、図4において電流変動を示す勾配(slope)は、下記の各式に則って、負荷9を通過する電圧(即ち上記出力電圧(Vout))に対応付けられたものであることに注意されたい。
Ton period: slope = (Vin-Vout)/L
Toff period: slope = Vout/L
(式中、Lはインダクタ12のインダクタンス)
スイッチ14がオン状態にある各期間(Ton period)においては、インダクタ電流(IL)は0から徐々に増加すると共に、並列連結のキャパシタ13と負荷9、そしてスイッチ14と電流検出素子15とに更に流れる。スイッチ14がオフ状態にある各期間(Toff period)においては、インダクタ電流(IL)は徐々に0になるように減少すると共に、並列連結のキャパシタ13と負荷9、そしてスイッチング素子11とに更に流れる。
電圧補償がない場合(即ち、コントローラ18の制御ピンが検出電圧(Vs)を直接受け、そしてスイッチ14の動作が検出電圧(Vs)のみに基づいてコントロールされる場合)、最大インダクタ電流(IL_max)は以下の方程式で表される:
Figure 0003199158
この方程式1において、 Ithは検出電圧(Vs)が上記基準電圧に達したときのインダクタ電流を表し、Vrefは上記基準電圧を表し、Rcsは電流検出素子15の抵抗値を表す。負荷9を駆動するための出力電流(即ち、インダクタ電流(IL))は、その
Figure 0003199158
が最大インダクタ電流の半分(IL_max/2)である。
つまり、異なる出力電圧Vout1、Vout2(Vout1>Vout2)が方程式1に当てはめられた場合、平均出力電流の差異は以下の式となる:
|ΔIL_max|/2 = |Td×(Vout2-Vout1)/L|/2
一方、本実施形態においては、補償電圧(Vc)が上記基準電圧を上回り続けた時間が遅延時間(Td)に達したときにスイッチ14がオン状態からオフ状態に切り替わるように構成されているので、最大インダクタ電流(IL_max)は以下の方程式で表すことができる:
Figure 0003199158
この方程式2において、Ithは補償電圧(Vc)が上記基準電圧に達したときのインダクタ電流を表し、Vrefは上記基準電圧を表し、Vfは上記フィードバック電圧を表し、そしてRcsは電流検出素子15の抵抗値を表す。
つまり、異なる出力電圧Vout1、Vout2(Vout1>Vout2)が方程式2に当てはめられた場合、平均出力電流の差異は以下の式となる:
|ΔIL_max|/2 = |(Vf2-Vf1)/Rcs + Td×(Vout2-Vout1)/L|/2
この式中、Vf1は出力電圧がVout1である場合のフィードバック電圧を表し、Vf2は出力電圧がVout2である場合のフィードバック電圧を表す。
なお、Vf1<Vf2であるのは、比較的大きい出力電圧Vout1が比較的小さいPWM信号のデューティ比(フィードバック電圧Vf1に対応)にマッピングされているからである。よって、異なる出力電圧間の平均出力電流の差異が補償され、補償がない場合よりも変動が小さくなる。言い換えると、フィードバック電圧(Vf)を検出電圧(Vs)の補償のために導入することにより、出力電圧(Vout)の違いによる最大インダクタ電流(IL_max)の変動と
Figure 0003199158
の変動とが抑えられる(図5参照)。 なお、図5に示されている平均出力電流の偏差は、所定の目標値を0.00%として算出されたものであり、本実施形態では、その偏差の許容値を、出力電圧(Vout)がVminからVmaxまでの電圧範囲にあるときを例として±5.00%とした。
(駆動回路の構成の変化例)
本考案に係る駆動装置は、上述の実施形態に対して、様々な変化を加えることができる。このような変化例を、図1及び図2を参照しながら、以下に列挙する。
1.スイッチング素子11は、ダイオードの替わりにスイッチでもよい。この場合、コントローラ18は、スイッチング素子11にも連結され、スイッチング素子11のオンオフを、スイッチ14がオン状態にあるときはスイッチング素子11がオフ状態になるように、また、スイッチ14がオフ状態にあるときはスイッチング素子11がオン状態になるようにコントロールする。
2.キャパシタ13は設けなくてもよい。
3.インダクタ電流(IL)が0より大きいある値まで低下したこと(図6参照)を上記検出信号が示したときに、スイッチ14がオフ状態からオン状態に切り替えられるように構成してもよい。この場合、駆動回路は連続伝導モード(CCM)で動作する。
4.マッピングユニット178は、所定のマッピング方程式に基づいて、上記差分を上記デューティ比とマッピングしてもよい。この場合、所定のマッピングテーブル170は省略される。
<第2の実施形態>
図1および図7には、本考案に係るインバースバック駆動回路の第2の実施形態が示されている。第2の実施形態は第1の実施形態の変化形態であり、以下ではその差異のみ説明する。本実施形態では、マッピングユニット178aは、更にAD変換ユニット176にも連結されており、第1のデジタル出力によって示される入力電圧(Vin)と上記差分によって示される出力電圧(Vout)とPWM信号のデューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブル170aを基にして、AD変換ユニット176からの第1のデジタル出力と計算ユニット177により算出された上記差分とを、表示信号で示されるデューティ比へマッピングする。
本実施形態でのマッピングテーブル170aの具体例が下記の表2に示されており、ここでは、V1max>V11>V12>…>V1n>V1minであり且つV2max>V21>V22>…>V2m>V2minとなっている。
Figure 0003199158
本実施形態においても、上記の方程式2からわかるように、フィードバック電圧(Vf)を検出電圧(Vs)の補償のために導入することにより、入力電圧(Vin)および出力電圧(Vout)に影響されて最大インダクタ電流(IL_max)および
Figure 0003199158
が変動してしまうことが防がれている。
<第3の実施形態>
図8および図9には、本考案に係るインバースバック駆動回路の第3の実施形態が示されている。第3の実施形態も第1の実施形態の変化形態であり、以下ではその差異のみ説明する。本実施形態では、電圧センサ173bは、スイッチング素子11の第1の端子にのみ連結されており(即ちインダクタ12の第2の端子には連結されていない)、入力電圧(Vin)を検知し、入力電圧(Vin)を示すアナログ信号を生成する。更に、プロセッサ174bは計算ユニット177(図2参照)を有しない。プロセッサ174bのAD変換ユニット176bは、電圧センサ173bからのアナログ信号を、入力電圧(Vin)を示すデジタル出力に変換する。プロセッサ174bのマッピングユニット178bは、AD変換ユニット176bに連結されており、デジタル出力によって示される入力電圧(Vin)とPWM信号のデューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブル170bに基づいて、AD変換ユニット176bからのデジタル出力を上記表示信号によって示されるデューティ比へマッピングする。
本実施形態でのマッピングテーブル170bの具体例が下記の表3に示されており、ここでは、Vmax>V1>V2>…>Vm>Vminとなっている。PWM信号のデューティ比は、入力電圧(Vin)の減少と共に減少する(例えばD1>D2>…>Dm+1)ことが好ましく、フィードバック電圧(Vf)もまた入力電圧(Vin)の減少と共に減少することが好ましい。
Figure 0003199158
本実施形態においても、上記の方程式2からわかるように、フィードバック電圧(Vf)を検出電圧(Vs)の補償のために導入することにより、入力電圧(Vin)に影響されて最大インダクタ電流(IL_max)および
Figure 0003199158
が変動してしまうことが防がれている。
<第4の実施形態>
図10には、本考案に係るインバースバック駆動回路の第4の実施形態が示されている。第4の実施形態も第1の実施形態の変化形態であり、以下ではその差異を説明する。本実施形態では、コントロールモジュール10aは電圧センサ21と、プロセッサ22と、ドライバ23を有する。
電圧センサ21は、スイッチング素子11の第1の端子とインダクタ12の第2の端子とに連結されており、入力電圧(Vin)とインダクタ12の第2の端子での電圧とを検出し、入力電圧(Vin)を示す第1のアナログ信号と、インダクタ12の第2の端子での電圧を示す第2のアナログ信号とを生成する。
プロセッサ22は、電圧センサ21と、電流検出素子15と、電流センサ16とに連結されており、電圧センサ21が生成した第1と第2のアナログ信号に基づいて、電流検出素子15からの検出電圧を補償してその補償値とする補償信号を生成する上に、補償値が基準電圧(基準しきい値)を上回り続けた時間が遅延時間に達したときには第1の状態(例えば論理低レベルと論理高レベルとのいずれか一方)から第2の状態(例えば論理低レベルと論理高レベルとのいずれか他方)へと切り替わる一方、電流センサ16からの検出信号に誘発されると第2の状態から第1の状態に切り替わるPWM信号を生成する。
本実施形態において、上記の補償値は以下のように得られる。即ち、上記第1と第2のアナログ信号並びに検出電圧(Vs)を、入力電圧(Vin)を示す第1のデジタル出力と、インダクタ12の第2の端子での電圧を示す第2のデジタル出力と、検出電圧(Vs)を示す第3のデジタル出力とにそれぞれ変換し、第1のデジタル出力と第2のデジタル出力との差分(該差分は出力電圧(Vout)を示す)を算出し、その差分に基づいてフィードバック値を生成し、生成されたフィードバック値を第3のデジタル出力に加算することによって補償値が得られる。ここで、フィードバック値は出力電圧(Vout)の減少と共に増大することが好ましい。
ドライバ23は、プロセッサ22とスイッチ14とに連結されており、プロセッサ22からのPWM信号が上述の第1の状態であるときにはスイッチ14をオン状態に切り替える一方でPWM信号が上述の第2の状態であるときにはスイッチ14をオフ状態に切り替えるようにスイッチ14を駆動する。
本実施形態においては、検出電圧(Vs)を示す第3のデジタル出力の補償のために上述のフィードバック値を導入することにより、出力電圧(Vout)に影響されて最大インダクタ電流(IL_max)および
Figure 0003199158
が変動してしまうことが防がれている。
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本考案に係る駆動回路は、例えば発光ダイオードストリングを駆動するものとして利用できる。
9 負荷
10、10a コントロールモジュール
11 スイッチング素子
12 インダクタ
13 キャパシタ
14 スイッチ
15 電流検出素子
16 電流センサ
17 補償器
170、170a、170b マッピングテーブル
171 フィードバック生成器
172 電圧加算器
173、173b 電圧センサ
174、174b プロセッサ
175 ローパスフィルタ
176、176b AD変換ユニット
177 計算ユニット
178、178a、178b マッピングユニット
179 出力ユニット
18 コントローラ
21 電圧センサ
22 プロセッサ
23 ドライバ

Claims (16)

  1. 入力電圧を受ける第1の端子と、第2の端子とを有するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の前記第2の端子に連結されている第1の端子と、第2の端子とを有するインダクタと、
    前記スイッチング素子の前記第2の端子と基準ノードとの間に連結されているスイッチおよび前記スイッチング素子の前記第2の端子と前記基準ノードとの間に前記スイッチと直列に連結されていて前記スイッチを流れる電流を検出して検出電圧を生成する電流検出素子と、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子との少なくともいずれか一方と、前記電流検出素子と、前記スイッチとに連結されており、前記入力電圧と、前記スイッチング素子と前記インダクタとを通過する出力電圧との少なくともいずれか一方の電圧に基づいて、前記電流検出素子からの前記検出電圧を補償して補償信号を生成すると共に、前記補償信号が基準しきい値を上回り続けた時間が所定の遅延時間に達したときに前記スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるコントロールモジュールと、を具えることを特徴とする駆動回路。
  2. 前記コントロールモジュールは、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子との少なくともいずれか一方と、前記電流検出素子とに連結されており、前記入力電圧と前記出力電圧との少なくともいずれか一方に基づいて前記電流検出素子からの前記検出電圧を補償して補償信号とする補償電圧を生成する補償器と、
    前記スイッチと前記補償器とに連結されており、前記補償電圧が基準しきい値となる所定の基準電圧を上回り続けた時間が前記遅延時間に達したときに前記スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるコントローラと、
    を有する請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記補償器は、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子との少なくともいずれか一方に連結されており、前記入力電圧と前記出力電圧との少なくともいずれか一方に基づいてフィードバック電圧を生成するフィードバック生成器と、
    前記電流検出素子と、前記フィードバック生成器と、前記コントローラとに連結されており、前記検出電圧と前記フィードバック電圧とを加算して前記コントローラへ送る前記補償電圧を生成する電圧加算器と、
    を有する請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記フィードバック生成器は、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子とに連結され、前記入力電圧および前記インダクタの前記第2の端子での電圧を検出して、前記入力電圧を示す第1のアナログ信号と前記インダクタの前記第2の端子での電圧を示す第2のアナログ信号とを生成する電圧センサと、
    前記電圧センサに連結されており、前記電圧センサが生成した前記第1のアナログ信号と前記第2のアナログ信号に基づいてパルス幅変調(PWM)信号を生成するプロセッサと、
    前記プロセッサと前記電圧加算器とに連結されており、前記プロセッサが生成した前記パルス幅変調信号をフィルタ処理して前記電圧加算器に送る前記フィードバック電圧を生成するローパスフィルタと、
    を有する請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記プロセッサは、
    前記電圧センサに連結されており、前記電圧センサが生成した前記第1のアナログ信号と前記第2のアナログ信号とを前記入力電圧を示す第1のデジタル出力と前記インダクタの前記第2の端子での電圧を示す第2のデジタル出力とにそれぞれ変換するアナログ・デジタル・変換ユニットと、
    前記アナログ・デジタル・変換ユニットに連結されており、前記出力電圧を示す前記第1のデジタル出力と前記第2のデジタル出力との差分を算出する計算ユニットと、
    前記計算ユニットに連結されており、前記計算ユニットにより算出された前記差分を前記パルス幅変調信号のデューティ比へマッピングし、マッピングされた該デューティ比を示す表示信号を生成するマッピングユニットと、
    前記マッピングユニットと前記ローパスフィルタとに連結されており、前記マッピングユニットが生成した前記表示信号に基づいて前記ローパスフィルタに送る前記パルス幅変調信号を生成する出力ユニットと、
    を有する請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記マッピングユニットは、前記出力電圧と前記パルス幅変調信号のデューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブルを保存しており、前記所定のマッピングテーブルに基づいて前記差分を前記デューティ比へマッピングするものである請求項5に記載の駆動回路。
  7. 前記パルス幅変調信号のデューティ比が、前記出力電圧が減少するに連れて増大するように構成された請求項5に記載の駆動回路。
  8. 前記プロセッサは、
    前記電圧センサに連結されており、前記電圧センサが生成した前記第1のアナログ信号と前記第2のアナログ信号とを前記入力電圧を示す第1のデジタル出力と前記インダクタの前記第2の端子での電圧を示す第2のデジタル出力とにそれぞれ変換するアナログ・デジタル・変換ユニットと、
    前記アナログ・デジタル・変換ユニットに連結されており、前記出力電圧を示す前記第1のデジタル出力と前記第2のデジタル出力との差分を算出する計算ユニットと、
    前記アナログ・デジタル・変換ユニットと前記計算ユニットとに連結されており、前記アナログ・デジタル・変換ユニットからの前記第1のデジタル出力と前記計算ユニットにより算出された前記差分とを前記パルス幅変調信号のデューティ比へマッピングし、 マッピングされた該デューティ比を示す表示信号を生成するマッピングユニットと、
    前記マッピングユニットと前記ローパスフィルタとに連結されており、前記マッピングユニットからの前記表示信号に基づいて前記ローパスフィルタへ送る前記パルス幅変調信号を生成する出力ユニットと、
    を有する請求項4に記載の駆動回路。
  9. 前記マッピングユニットは、前記入力電圧と前記出力電圧と前記パルス幅変調信号の前記デューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブルを保存しており、前記所定のマッピングテーブルに基づいて前記第1のデジタル出力と前記差分とを前記デューティ比へマッピングするものである請求項8に記載の駆動回路。
  10. 前記フィードバック生成器は、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子に連結されており、前記入力電圧を検出して、前記入力電圧を示すアナログ信号を生成する電圧センサと、
    前記電圧センサに連結されており、前記電圧センサが生成した前記アナログ信号に基づいてパルス幅変調信号を生成するプロセッサと、
    前記プロセッサと前記電圧加算器とに連結されており、前記プロセッサが生成した前記パルス幅変調信号をフィルタ処理して前記電圧加算器に送る前記フィードバック電圧を生成するローパスフィルタと、
    を有する請求項3に記載の駆動回路。
  11. 前記プロセッサは、
    前記電圧センサに連結されており、前記電圧センサが生成した前記アナログ信号を前記入力電圧を示すデジタル出力に変換するアナログ・デジタル・変換ユニットと、
    前記アナログ・デジタル・変換ユニットに連結されており、前記アナログ・デジタル・変換ユニットからの前記デジタル出力を前記パルス幅変調信号のデューティ比へマッピングし、マッピングされた該デューティ比を示す表示信号を生成するマッピングユニットと、
    前記マッピングユニットと前記ローパスフィルタとに連結されており、前記マッピングユニットが生成した前記表示信号に基づいて前記ローパスフィルタに送る前記パルス幅変調信号を生成する出力ユニットと、
    を有する請求項10に記載の駆動回路。
  12. 前記マッピングユニットは、前記入力電圧と前記パルス幅変調信号の前記デューティ比との関連が記述されている所定のマッピングテーブルを保存しており、前記所定のマッピングテーブルに基づいて前記デジタル出力を前記デューティ比へマッピングするものである請求項11に記載の駆動回路。
  13. 前記ローパスフィルタはRCローパスフィルタである請求項10に記載の駆動回路。
  14. 前記スイッチング素子はダイオードであって、前記スイッチング素子の前記第2の端子となるアノードと、前記スイッチング素子の前記第1の端子となるカソードとを有する請求項1に記載の駆動回路。
  15. 前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子との間に連結されているキャパシタを更に具える請求項1に記載の駆動回路。
  16. 前記コントロールモジュールは、
    前記スイッチング素子の前記第1の端子と前記インダクタの前記第2の端子とに連結されており、前記入力電圧および前記インダクタの前記第2の端子での電圧を検出して、前記入力電圧を示す第1のアナログ信号と前記インダクタの前記第2の端子での電圧を示す第2のアナログ信号とを生成する電圧センサと、
    前記電圧センサと前記電流検出素子とに連結されており、前記電圧センサが生成した前記第1のアナログ信号と前記第2のアナログ信号に基づいて前記電流検出素子からの前記検出電圧を補償して補償信号とする補償値を生成する上に、前記補償値が前記基準しきい値となる基準値を上回り続けた時間が前記遅延時間に達した場合に第1の状態から第2の状態に切り替わるパルス幅変調信号を生成するプロセッサと、
    前記プロセッサと前記スイッチとに連結されており、前記プロセッサからの前記パルス幅変調信号が前記第1の状態にある場合に前記スイッチを前記オン状態に切り替え、前記パルス幅変調信号が前記第2の状態にある場合に前記スイッチを前記オフ状態に切り替えるよう前記スイッチを駆動するドライバと、
    を有する請求項1に記載の駆動回路。
JP2015002678U 2015-05-28 2015-05-28 駆動回路 Expired - Fee Related JP3199158U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002678U JP3199158U (ja) 2015-05-28 2015-05-28 駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015002678U JP3199158U (ja) 2015-05-28 2015-05-28 駆動回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3199158U true JP3199158U (ja) 2015-08-06

Family

ID=53887521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015002678U Expired - Fee Related JP3199158U (ja) 2015-05-28 2015-05-28 駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199158U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7202641B2 (en) DC-to-DC converter
US7394231B2 (en) Current-mode control for switched step up-step down regulators
US7466112B2 (en) Variable frequency current-mode control for switched step up-step down regulators
JP6001570B2 (ja) 降圧コンバータにおけるpwm動作とpfm動作のスイッチング制御
TWI404309B (zh) 切換式升降壓轉換器控制電路及方法
US10826380B2 (en) Switching converter, circuit and method for controlling the same
US7342385B2 (en) Drive circuit for two switching converter stages in a voltage converter
US20140070727A1 (en) Circuit and method for driving leds
JP6483749B2 (ja) 調光駆動回路及びその制御方法
US10122278B1 (en) Control circuit operating in pulse skip mode and voltage converter having the same
CN104852568B (zh) 基于Cuk的电流源
JP6895502B2 (ja) 調光回路及び調光制御方法
CN112383220B (zh) 控制电路以及应用其的开关变换器
US9585204B2 (en) Driving circuit and control method thereof
JP2012034516A (ja) 動作モード切替型dc−dcコンバータ
JP3199158U (ja) 駆動回路
US10804813B2 (en) Power inverter for reducing total harmonic distortion via duty cycle control
TWI482403B (zh) 可運作於脈波寬度調變模式或脈波省略模式下的電壓轉換器及其切換方法
US20180166988A1 (en) Power supply device, control circuit for power supply device, and control method for power supply device
US11770072B2 (en) Commonly controlled buck-boost converter
US9532417B2 (en) Method and converter for supplying current to series connection of LEDs
US10178718B2 (en) System and method for active power factor correction and current regulation in LED circuit
EP1542346A2 (en) DC-to-DC converter

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3199158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees