JP3199039U - 手押し式スイーパー - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外の狭い場所や凹凸のある場所の清掃に用いる小型、軽量、安価で使い易い手押し式スイーパーを提供する。
【解決手段】垂直回転式スクリュー型ブラシを有する手押し式スイーパー1において、左フレームと右フレームの間には回転ブラシ本体20が組み付けられ、回転ブラシ本体軸が挿入された左右のフレームの外側に出た回転ブラシ本体軸の左右端部に挿入した小径の外歯ギヤと左右のフレームの回転ブラシ本体軸の水平後方位置に外側に向けて取付けられた車輪軸に挿入された車輪30の内側に設けられた大径の内歯ギヤが噛み合い、車輪の回転により車輪の内側に設けられた大径の内歯ギヤと回転ブラシ本体軸の小径の外歯ギヤは車輪の回転と同方向に回転し、車輪の回転より速く回転ブラシ本体が回転することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】垂直回転式スクリュー型ブラシを有する手押し式スイーパー1において、左フレームと右フレームの間には回転ブラシ本体20が組み付けられ、回転ブラシ本体軸が挿入された左右のフレームの外側に出た回転ブラシ本体軸の左右端部に挿入した小径の外歯ギヤと左右のフレームの回転ブラシ本体軸の水平後方位置に外側に向けて取付けられた車輪軸に挿入された車輪30の内側に設けられた大径の内歯ギヤが噛み合い、車輪の回転により車輪の内側に設けられた大径の内歯ギヤと回転ブラシ本体軸の小径の外歯ギヤは車輪の回転と同方向に回転し、車輪の回転より速く回転ブラシ本体が回転することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この考案は屋外の狭い場所や凹凸のある場所の清掃に用いる小型、軽量、安価
で使い易い手押し式スイーパーを提供する。
で使い易い手押し式スイーパーを提供する。
屋外の清掃には箒や熊手を用い小石やゴミ、木の実、落ち葉などをかき集め塵
取りに入れた後、ゴミ袋などに収納し廃却するが、箒で清掃する作業と塵取りに
入れる作業の2つの作業が伴う。
取りに入れた後、ゴミ袋などに収納し廃却するが、箒で清掃する作業と塵取りに
入れる作業の2つの作業が伴う。
屋外の清掃は小石やゴミ、木の実、落ち葉などをかき集める作業であるが、箒
や熊手では大きさや比重の異なる被清掃物は集めにくく、風でごみが拡散し作業
に手間かかり、また箒での清掃時には埃が舞い立ち不衛生である。
や熊手では大きさや比重の異なる被清掃物は集めにくく、風でごみが拡散し作業
に手間かかり、また箒での清掃時には埃が舞い立ち不衛生である。
現在市販されている水平回転式のブラシを有するスイーパーはアスファルト
やコンクリートなどの平坦で広い地面の清掃には有効であるが、狭い場所や凹凸のある地面の清掃には適さない。
やコンクリートなどの平坦で広い地面の清掃には有効であるが、狭い場所や凹凸のある地面の清掃には適さない。
現在市販されているスイーパーは重量が重く、高価であり、ブラシを被清掃物
に合わせて取り替えることができない。また、補給部品としてのブラシも一体型ブラシを交換する必要があり費用がかかる。
に合わせて取り替えることができない。また、補給部品としてのブラシも一体型ブラシを交換する必要があり費用がかかる。
スイーパーには手動式と動力式があり、動力式にはエンジンと電動があるが、
清掃時の音が大きく近所迷惑となる。
清掃時の音が大きく近所迷惑となる。
現在市販されているスイーパーのブラシには使用中にゴミなどが絡みつき清
掃力を弱めるため、使用中や使用後にブラシの清掃を行うことが必要である。
掃力を弱めるため、使用中や使用後にブラシの清掃を行うことが必要である。
垂直回転ブラシを有した手押し式スイーパーは車輪とブラシが同軸上にあり、回転数が同じであるためブラシを速く回転させるためには車輪を速く動かす必要があり労力を要する。
特許文献1はスイーパーの車輪動力を増速回転してブラシに伝える機構であるが、複数個のギヤやベルトを用いており機構が複雑であり、且つ車輪の前後の回転に常時ブラシが追随し収集したゴミを吐き出す可能性がある。
特許文献2は2つのブラシを複数個のギヤを設けて同方向に垂直回転させる機構であり複雑な構造である。前後両方向にブラシが回転し収集したゴミを吐き出す可能性がある。またブラシは固定式であり交換ができない。
特許文献3は平行に隣接する2個の垂直回転ブラシでゴミを挟み込み上部へ運ぶ構造により上部の塵取りにゴミを収納するものであり、被清掃物の大きさに制約があり使用範囲が限られる。
屋外の清掃には箒と塵取の2つの道具を必要とし、掃く作業と塵取に入れる作業が必要であり、掃く作業時には被清掃物が風で飛び散ったり埃が舞い不衛生である。
現在市販されている手押し式スイーパーは横幅が広く、重量も重く高価であり、凹凸の少ないアスファルトやコンクリートなどの広い面積の清掃には適しているが、狭い場所や凹凸のある地面の清掃には適さない。
手押し式垂直回転ブラシのスイーパーはブラシの回転駆動源となる車輪と回転ブラシ軸が同軸であり、車輪の回転数とブラシの回転数が同一であるため、ブラシを速く回転させるためには車輪を速く動かす必要があり労力を必要とする。
現在市販されているスイーパーの回転式ブラシには清掃時にごみなどが付着し清掃力を低下させるため頻繁にブラシのごみを取り除く必要がある。
現在市販されているスイーパーのブラシの硬さは一定であり被清掃物や清掃場所等によりブラシを選ぶことができない。また硬さの異なるブラシを組み合せることができない。
ブラシは消耗品であるがスイーパーのブラシは一体型で大きく高価である。
スイーパーは常にブラシに本体の重量がかかった状態にあり、ブラシの倒れや変形の原因となる。
上記目的を達成するため、本考案に係る手押し式スイーパーは以下の構成を有する。
(1)構造を単純化し車輪間の横幅を小さくし小型、軽量であり、掃く作業と塵取りに入 れる作業を同時に行うこと。
(2)車輪内側の内歯ギヤと回転ブラシ本体軸の外歯ギヤを連結させ、両ギヤのギヤ比に より車輪の回転数に対し車輪の回転数の数倍でブラシを回転させること。
(3)車輪内側の内歯ギヤに連結する回転ブラシ本体軸に挿入する外歯ギヤの内側にカム 形状を形成し、回転ブラシ軸の穴に挿入したピンがカム内で摺動するとにより前進時 のみブラシが回転すること。
(4)手押し式スイーパーのカバー裏面に回転するブラシ体の回転範囲にごみ除去用クシ 歯を設けること。
(5)車輪と回転ブラシ本体軸を装着する左右のフレームの前側はそれぞれ外側に広がっ た形状であること。
(6)ブラシユニットは90度にねじれたスクリュー型形状をしており、複数個装着され 、常にいずれかのブラシ部が常に地面に設置していること。
(7)ブラシユニットの一部は樹脂成型されており、樹脂部には回転ブラシ本体軸のブラ シユニット取付け円盤に取付けるための切欠き部とネジにより固定するブラシベース 取付け部を有していること。
(8)回転ブラシ本体軸には複数個の円盤状のブラシユニット取付け円盤があり、ブラシ ユニット樹脂部のブラシベース切欠き部を差し込むブラシユニット切欠き部とネジ孔 を装着するブラシユニットの数だけ有していること。
(9)ブラシユニットは回転ブラシ本体軸上にある複数の円盤の切欠き部にブラシユニッ トのスクリュー形状に沿って差し込みネジで固定でき、且つ脱着できること。
(10)回転ブラシ本体はブラシユニットが偶数個装着できる構造であり、軟質材と硬質 材のブラシを交互に装着でき、脱着且つ組替えが可能であること。
(11)車輪や回転ブラシ本体軸を組み付けるフレームにはすべての部品を装着するため の車輪軸、回転ブラシ本体軸受、補助輪軸、ハンドル軸とカバー取付け用ネジ孔、塵 取りフレームストッパーが設けられていること。
(12)ハンドルはフレームに設けられた軸により本体部と連結され、且つ上下一定範囲 で回動可能であること。また長手方向に分割されていること。
(1)構造を単純化し車輪間の横幅を小さくし小型、軽量であり、掃く作業と塵取りに入 れる作業を同時に行うこと。
(2)車輪内側の内歯ギヤと回転ブラシ本体軸の外歯ギヤを連結させ、両ギヤのギヤ比に より車輪の回転数に対し車輪の回転数の数倍でブラシを回転させること。
(3)車輪内側の内歯ギヤに連結する回転ブラシ本体軸に挿入する外歯ギヤの内側にカム 形状を形成し、回転ブラシ軸の穴に挿入したピンがカム内で摺動するとにより前進時 のみブラシが回転すること。
(4)手押し式スイーパーのカバー裏面に回転するブラシ体の回転範囲にごみ除去用クシ 歯を設けること。
(5)車輪と回転ブラシ本体軸を装着する左右のフレームの前側はそれぞれ外側に広がっ た形状であること。
(6)ブラシユニットは90度にねじれたスクリュー型形状をしており、複数個装着され 、常にいずれかのブラシ部が常に地面に設置していること。
(7)ブラシユニットの一部は樹脂成型されており、樹脂部には回転ブラシ本体軸のブラ シユニット取付け円盤に取付けるための切欠き部とネジにより固定するブラシベース 取付け部を有していること。
(8)回転ブラシ本体軸には複数個の円盤状のブラシユニット取付け円盤があり、ブラシ ユニット樹脂部のブラシベース切欠き部を差し込むブラシユニット切欠き部とネジ孔 を装着するブラシユニットの数だけ有していること。
(9)ブラシユニットは回転ブラシ本体軸上にある複数の円盤の切欠き部にブラシユニッ トのスクリュー形状に沿って差し込みネジで固定でき、且つ脱着できること。
(10)回転ブラシ本体はブラシユニットが偶数個装着できる構造であり、軟質材と硬質 材のブラシを交互に装着でき、脱着且つ組替えが可能であること。
(11)車輪や回転ブラシ本体軸を組み付けるフレームにはすべての部品を装着するため の車輪軸、回転ブラシ本体軸受、補助輪軸、ハンドル軸とカバー取付け用ネジ孔、塵 取りフレームストッパーが設けられていること。
(12)ハンドルはフレームに設けられた軸により本体部と連結され、且つ上下一定範囲 で回動可能であること。また長手方向に分割されていること。
上記構成を有する手押し式スイーパーの作用、効果について説明する。小型軽量な手押し式スイーパーは屋外を清掃時に簡単に持ち運びができ、塵取りを用意することなく狭い場所や凹凸のある地面での掃き掃除と塵取り作業を同時に行うことができ、埃などが舞い上がることなく、老人や子供でも簡単、安全、衛生的に掃き掃除をすることができる。
また手押し式スイーパーは前進時のみ回転ブラシ本体が回転するため、前後に動かしてもゴミを排出する心配がなく、且つ増速ギヤでブラシを高速で回転でき効率的に清掃できる。
回転ブラシ本体のブラシユニットは90度ねじれたスクリュー型形状をしており、ブラシ先端部が常に地面に接しており掃きムラのない清掃ができる。
上記手押し式スイーパーの回転ブラシ本体のブラシ体の回転範囲にはごみ取り用のクシ歯が設けてあり、回転ブラシ体に付着したゴミを掃除しながら自動的に取り除くことができ、面倒なブラシのゴミとり作業の必要がない。
上記手押し式スイーパーの左右フレームの前方外側は前方に向かって広がった形状で、回転ブラシの外側のゴミをかき集める形状となっており、また立てて収納する場合の支えとなることでブラシの倒れや変形を防止することができる。
上記手押し式スイーパーのフレーム前方両側に設置された補助輪と同じく左右フレームに設置された車輪により、回転ブラシの上下位置を規制することにより回転ブラシの不要な荷重によるブラシの倒れや変形を防止し長期間使用できる状態に保つことができる。
上記手押し式スイーパーの左右両側のフレームには車輪軸、回転ブラシ本体軸受、補助輪軸、ハンドル軸、カバー取付けネジ孔、塵取りフレームストッパーが取り付けられており、組み付け作業が容易にできる。
上記手押し式スイーパーのブラシユニットと回転ブラシ本体軸のブラシユニット取付け円盤は相互の切欠き部に差し込み、ネジにより固定されており、回転ブラシの交換や軟質、硬質ブラシの組換えを行うことができる。
上記手押し式スイーパーのハンドルは左右フレームのハンドル軸に回動可能に組み付けられており使用者の身長や作業姿勢に対して対応することができる。また長手方向で分割されており、梱包時のサイズを小さくすることができる。
上記手押し式スイーパーでかき集めたゴミを収納する塵取りは線材とごみが入りやすいフラットな底板とビニールなどでできた袋で構成され安価に製造でき、また使用者により任意な形状の塵取り袋を製作することが容易にできる。
以下、本考案に係る手押し式スイーパーについて、実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は手押し式スイーパーの全体の斜視図であり、フレーム10、回転ブラシ本体20、ホイール30、カバー40、塵取り50、ハンドル60の主要な部品で構成されている。図2は手押し式スイーパーの使用状態説明図であり、人がハンドルを握り歩行しながら手押し式スイーパーを押して掃除を行う状態を示している。図3は手押し式スイーパーの構成を示す説明図である。フレーム11と12は左右対称形状をなしており、回転ブラシ本体20を左右のフレーム11、12で挟み込み、車輪30は左右フレーム11,12の外側にそれぞれ装着する。カバー40は左右フレーム11、12の上部内側のカバー取付けネジ孔118、128にネジ止めし固定する。塵取り50はカバー40の塵取り用フック404とフレーム11、12の塵取り用ストッパー110、120により固定する。ハンドル60は左右フレーム11、12のハンドル軸114、124に差し込みハンドル固定樹脂ナット117、127で固定する。
図1は手押し式スイーパーの全体の斜視図であり、フレーム10、回転ブラシ本体20、ホイール30、カバー40、塵取り50、ハンドル60の主要な部品で構成されている。図2は手押し式スイーパーの使用状態説明図であり、人がハンドルを握り歩行しながら手押し式スイーパーを押して掃除を行う状態を示している。図3は手押し式スイーパーの構成を示す説明図である。フレーム11と12は左右対称形状をなしており、回転ブラシ本体20を左右のフレーム11、12で挟み込み、車輪30は左右フレーム11,12の外側にそれぞれ装着する。カバー40は左右フレーム11、12の上部内側のカバー取付けネジ孔118、128にネジ止めし固定する。塵取り50はカバー40の塵取り用フック404とフレーム11、12の塵取り用ストッパー110、120により固定する。ハンドル60は左右フレーム11、12のハンドル軸114、124に差し込みハンドル固定樹脂ナット117、127で固定する。
図4は左フレーム11を示す。左フレーム11の後方は車輪30と相似形の半円形の形状であり、前方に向かって上部が下方に傾斜しており先端部は外側に折れ曲っている。左フレーム11の周囲には全周にわたり外周リブが外側方向に設けられており、外周リブの内、半円形部分は他のリブより高く、車輪30の内歯ギヤ301の円周外径部の内側に入り車輪30の回転を妨げないように隙間が設けられている。左フレーム11には車輪30を取付ける車輪軸111が外側に向けて設けられおり、回転ブラシ本体軸21を挿入する回転ブラシ本体軸受け112は左フレーム11の中央部に設けられている。補助輪119を取付ける補助輪軸113が左フレーム11の外側に向けて設けられており、ハンドル60を取付けるハンドル軸114は左フレーム11の後方上部に内側に向けて設けられている。また、カバー40を取付けるネジ孔118が左フレーム11上部に複数個設けられている。車輪30を取付ける軸111は回転ブラシ本体軸受け112の後方にある。実施例では車輪30の外径と回転ブラシ本体20の外径が同一であるため、車輪軸111の中心と回転ブラシ本体軸受け112の中心は同一水平線上に設定されており、これらの位置関係は車輪30の外径寸法と回転ブラシ本体20の外径寸法により上下位置は変化するが、両者間の前後の中心位置は車輪30の内側の車輪内歯ギヤ301と回転ブラシ本体軸21に挿入される回転ブラシ本体軸左ギヤ25の噛み合いによるギヤ間の中心寸法で決まる。補助輪119の補助輪軸113は左フレーム11の前方折曲部と回転ブラシ本体軸受けの中間位置にあり、補助輪軸113の設置高さは車輪30が接地し且つ回転ブラシ本体20の先端が接地する位置に設けられている。ハンドル60の取付け軸はハンドル60を45度傾けた時にフレーム11,12に組み付けられたカバー40に緩衝しない位置にある。車輪軸111には車輪30を挿入し、Eリング115で抜け止めする。補助輪軸113には補助輪119を挿入し、Eリング116で抜け止めする。ハンドル軸114にはハンドル60の下部穴601を挿入し、ハンドルの角度を設定後、ハンドル固定樹脂ナット117で締めつけ固定する。図5は右フレーム12を示す。右フレーム12は左フレーム11と左右対称の形状であり、装着する部品は前述の左フレーム11と同一である。つまり車輪軸121と111、回転ブラシ本体軸受け122と112、補助輪軸123と113、ハンドル軸124と114、塵取り用ストッパー120と110、車輪軸Eリング125と115、補助輪129と119、補助輪軸Eリング126と116、ハンドル固定樹脂ナットは全て同一部品である。また、車輪30、補助輪129、ハンドル60の右フレーム12への取付け方法も左フレーム11と同様である。
図6は回転ブラシ本体20を示す。回転ブラシ本体20は回転ブラシ本体軸21、ブラシベース221とブラシ体222からなるブラシユニット22で構成される。ブラシユニット22は90度捩じったスクリュー型形状であり、またブラシ体222は軟質又は硬質の素材にて形成される。尚、ブラシ体222を支えるブラシベース221は樹脂で成形される。図7は回転ブラシ本体20の構成を示す分解説明図である。回転ブラシ本体軸21は中央部にブラシユニット取付け円盤211が複数個あり、各ブラシユニット取付け円盤211はブラシユニット22を挿入するブラシユニット取付け切欠き部212とブラシユニット22を固定するブラシユニット取付けネジ孔213が装着するブラシユニット22と同じ数だけ設けられている。例えばブラシユニット22を4個装着する場合にはブラシユニット取付け切欠き部212とブラシユニット取付けネジ孔213は90度間隔で4か所設けられる。ブラシユニット取付け円盤211が回転ブラシ本体軸21に3か所設けられる場合は左右のブラシユニット取付け円盤211の角度は90度回転した状態にあり、中心位置のブラシユニット取付け円盤211は45度回転した位置となる。ブラシユニット取付け円盤211にブラシユニット22を取付ける場合はブラシベース22に設けられたブラシユニット切欠き部231をブラシユニット取付け円盤211のブラシユニット取付け切欠き部212に差し込み、ブラシベース22のブラシユニット取付け部232とブラシユニット取付け円盤211のブラシユニット取付けネジ孔213を合わせネジで固定する。回転ブラシ本体軸21の左右両端には回転ブラシ本体軸カム用ピン26を挿入する回転ブラシ本体軸ピン穴214が左右に設けられており、回転ブラシ本体軸21の回転ブラシ本体軸ピン穴214に回転ブラシ本体軸カム用ピン26を入れ、回転ブラシ本体軸右ギヤ24と回転ブラシ本体軸左ギヤ25を回転ブラシ本体軸21にそれぞれ挿入する。挿入時は回転ブラシ本体軸カム用ピン26が確実に左右の回転ブラシ本体軸ギヤ24、25の回転ブラシ本体軸ギヤ内カム部241、251内に収まっていることを確認する。回転ブラシ本体軸21の左右には回転ブラシ本体軸位置決め部215のパイプ径が回転ブラシ本体軸受け112、122に合わせて設けてあり、左右のフレーム11、12の回転ブラシ本体軸受け112、122に挿入した時の位置決めとなっている。
図8は車輪30を示す。車輪30は右車輪と左車輪は同一である。実施例では車輪30の径は回転ブラシ本体20と同径である。左右の車輪30の内側には車輪内歯ギヤ301が設けられており、回転ブラシ本体軸21に装着された左右の回転ブラシ本体軸ギヤ24、25と噛み合う。車輪30はその中心部の車輪軸受け302を左右のフレーム11、12の車輪軸111、121に差し込み、Eリング115、125で抜け止めし取付けられる。
図9は回転ブラシ本体軸21の左側に挿入する回転ブラシ本体軸左ギヤ25を示す。回転ブラシ本体軸左ギヤ25は回転ブラシ本体軸左ギヤ部252と回転ブラシ本体軸左ギヤ部252の反対内側に設けられたブラシ本体軸左ギヤ内カム部251を有する。回転ブラシ本体軸左ギヤ部252は車輪30の内歯ギヤ301と噛み合う。回転ブラシ本体軸左ギヤ25のブラシ本体軸左ギヤ内カム部251内には回転ブラシ本体軸21の左側の回転ブラシ本体軸ピン穴214に挿入した回転ブラシ本体軸カム用ピン26が入りカム形状に沿って回転ブラシ本体軸ピン穴214内を摺動する。図10は回転ブラシ本体軸21の右側に挿入する回転ブラシ本体軸右ギヤ24を示す。回転ブラシ本体軸右ギヤ24は回転ブラシ本体軸右ギヤ部242と回転ブラシ本体軸右ギヤ部242の反対内側に設けられた回転ブラシ本体軸右ギヤ内カム部241を有する。回転ブラシ本体軸右ギヤ部242は車輪30の内歯ギヤ301と噛み合う。回転ブラシ本体軸右ギヤ24の回転ブラシ本体軸右ギヤ内カム部241内には回転ブラシ本体軸21の右側の回転ブラシ本体軸ピン穴214に挿入した回転ブラシ本体軸カム用ピン26が入りカム形状に沿って回転ブラシ本体軸ピン穴214内を摺動する。回転ブラシ本体軸右ギヤ24と回転ブラシ本体軸左ギヤ25は左右対称形状であり、左右の回転ブラシ本体軸ギヤ内カム241、251内を摺動する回転ブラシ本体軸カム用ピン26は同一である。回転ブラシ本体軸右ギヤ24と回転ブラシ本体軸左ギヤ25内を摺動する回転ブラシ本体軸カム用ピン26により回転ブラシ本体軸21は前進方向にのみ回転し、後進方向では回転ブラシ本体軸カム用ピン26はカム内を滑り回転ブラシ本体軸21は回転しない構造となる。図11は上述のカム241、251内をピン26が摺動し、回転と制止する状態を模式的に示している。この回転と制止の動きは回転ブラシ本体軸21に伝達され回転ブラシ本体の回転と制止を可能にする。
図12はカバー40を示す。カバー40の裏面には複数個のクシ歯402が固定されている。カバー40は左右のフレーム11、12に複数個設けられたネジ孔118、128とカバー両側に設けられた複数個の孔部403にネジを通し締めて固定される。図13はカバー裏面のクシ歯402の作用状態を模式的に示す説明図である。クシ歯は複数個あり、回転ブラシ本体20のブラシ体222の中間位置までの長さがあり、回転するブラシ内にクシ歯が通りブラシに付着したゴミを取り除き後方に落とす構造となっている。尚、カバー40の後方には塵取りフレーム51を引っ掛ける塵取りフレーム用フック404が設けられている。
図14は塵取り50を示す。塵取り50は塵取りフレーム51と塵取りプレート52及び塵取り袋53で構成される。図15は塵取り50の構成を示す。塵取りフレーム51は線材で形成されており、上部にハンドル部511を有し底面後方は解放された形状である。塵取りプレート52の左右両端は半円形状の断面を有する塵取りプレート取付け部521を有し、前方は下方に傾斜した形状の塵取りプレート前部522を形成している。また塵取りプレート52の後方部の塵取りプレート後壁523は垂直に立ち上がっている。塵取りプレート52の左右両側の塵取りプレート取付け部521は塵取フレーム51の左右の線材に圧入する形状となっている。塵取り袋53はビニールや帆布などの素材で形成されており、塵取り袋53の左右両側面下部は塵取りフレーム51の線材が入るように筒状に形成された塵取り袋フレーム挿入部531を有し、塵取りフレーム51に挿入後、塵取りプレート52で挟み込み固定する。前方上部は塵取りフレーム51の線材に固定するためのホック又は面ファスナーが一体化されており、塵取フレーム51に取付けられる。塵取り50は図13に示すカバー40の後方の設けられた塵取りフレーム用フック404に塵取りフレーム51の前方上部を掛け、図4、図5に示す左右のフレーム11、12の塵取り用ストッパー110、120に塵取りフレーム51の前方の縦フレームを当て固定する。
図16は手押し式スイーパーのハンドル60を示す。ハンドルはパイプ材をコの字状に曲げ加工し、その両端のパイプ材を板状に潰した形状である。両端の板状部分には左右のフレーム11、12のハンドル取付け軸114、124に挿入する穴部601を有しており、取付け軸114、124に挿入後、取付け軸114、124のネジ部にハンドル固定樹脂ナット117、127で角度調節後に固定する。ハンドル60は上下中間位置602で分割されており、下部パイプ材のハンドル挿入部603が上部パイプに差し込まれ、ハンドル固定ネジ604で固定される。
図17及び図18は本考案である手押し式スイーパーの凹凸面での作用状態を模式的に示した説明図である。本考案の手押し式スイーパーは小型であり横幅も狭く、ブラシ体が長いため両輪間の地面の凹凸に対し追随でき、きれいに清掃できる。
図19及び図20は回転ブラシ本体20の断面を模式的に示した図であり、4個のブラシユニット22を装着した状態を示す。図19は4個のブラシユニット22Aは同一であり、図20は4個のブラシユニット22が硬質なブラシユニット22Aと軟質なブラシユニット22Bが交互に装着された状態を示す。図21及び図22は変形実施例であり、6個のブラシユニット22を装着した状態を示す。図21は同一なブラシユニット22Cで構成されている。図22は6個のブラシユニット22の内3個は硬質なブラシ体22C、他の3個は軟質なブラシ体22Dが交互に配置されている。図19、図20、図21、図22はブラシユニットの数が機種により4個、6個と構成できることを示しており、装着するブラシ体も硬質、軟質などを選べることを示している。
本考案品は一般家庭用のみならず、学校や公共施設など屋外の美化にも大いに貢献できるものである。従来のスイーパーでは清掃できなかった芝生の上の落ち葉や小石やゴミなどの被清掃物に対してブラシユニットを選ぶことにより効果的、効率的に清掃を実現する。
1 手押し式スイーパー
10 フレーム
11 左フレーム
12 右フレーム
111,121 車輪軸
112,122 回転ブラシ本体軸受け
113,123 補助輪軸
114,124 ハンドル軸
115,125 車輪軸Eリング
116,126 補助輪軸Eリング
117,127 ハンドル固定樹脂ナット
118,128 カバー取付けネジ孔
119,129 補助輪
110,120 塵取用ストッパー
20 回転ブラシ本体
21 回転ブラシ本体軸
211 ブラシユニット取付け円盤
212 ブラシユニット取付け切欠き部
213 ブラシユニット取付けネジ孔
214 回転ブラシ本体軸ピン穴
215 回転ブラシ本体軸位置決め部
22 ブラシユニット
221 ブラシベース
222 ブラシ体
231 ブラシベース切欠き部
232 ブラシベース取付け部
24 回転ブラシ本体軸右ギヤ
241 回転ブラシ本体軸右ギヤ内カム部
242 回転ブラシ本体軸右ギヤ部
25 回転ブラシ本体軸左ギヤ
251 回転ブラシ本体軸左ギヤ内カム部
252 回転ブラシ本体軸左ギヤ部
26 回転ブラシ本体軸カム用ピン
30 車輪
301 車輪内歯ギヤ
302 車輪軸受け
40 カバー
401 カバー本体
402 クシ歯
403 フレーム取付け穴
404 塵取りフレーム用フック
50 塵取り
51 塵取りフレーム
52 塵取りプレート
521 塵取りプレート取付け部
522 塵取りプレート前部
523 塵取りプレート後壁
53 塵取り袋
531 塵取り袋フレーム挿入部
532 塵取り袋フレーム固定部
60 ハンドル
601 フレーム取付け穴
602 ハンドル分割部
603 ハンドル挿入部
604 ハンドル固定ネジ
10 フレーム
11 左フレーム
12 右フレーム
111,121 車輪軸
112,122 回転ブラシ本体軸受け
113,123 補助輪軸
114,124 ハンドル軸
115,125 車輪軸Eリング
116,126 補助輪軸Eリング
117,127 ハンドル固定樹脂ナット
118,128 カバー取付けネジ孔
119,129 補助輪
110,120 塵取用ストッパー
20 回転ブラシ本体
21 回転ブラシ本体軸
211 ブラシユニット取付け円盤
212 ブラシユニット取付け切欠き部
213 ブラシユニット取付けネジ孔
214 回転ブラシ本体軸ピン穴
215 回転ブラシ本体軸位置決め部
22 ブラシユニット
221 ブラシベース
222 ブラシ体
231 ブラシベース切欠き部
232 ブラシベース取付け部
24 回転ブラシ本体軸右ギヤ
241 回転ブラシ本体軸右ギヤ内カム部
242 回転ブラシ本体軸右ギヤ部
25 回転ブラシ本体軸左ギヤ
251 回転ブラシ本体軸左ギヤ内カム部
252 回転ブラシ本体軸左ギヤ部
26 回転ブラシ本体軸カム用ピン
30 車輪
301 車輪内歯ギヤ
302 車輪軸受け
40 カバー
401 カバー本体
402 クシ歯
403 フレーム取付け穴
404 塵取りフレーム用フック
50 塵取り
51 塵取りフレーム
52 塵取りプレート
521 塵取りプレート取付け部
522 塵取りプレート前部
523 塵取りプレート後壁
53 塵取り袋
531 塵取り袋フレーム挿入部
532 塵取り袋フレーム固定部
60 ハンドル
601 フレーム取付け穴
602 ハンドル分割部
603 ハンドル挿入部
604 ハンドル固定ネジ
Claims (4)
- 垂直回転式スクリュー型ブラシを有する手押し式スイーパーにおいて、車輪に内臓した内歯ギヤとブラシ軸の外歯ギヤのギヤ比により、車輪の回転数の数倍でブラシを高速回転させる手押し式スイーパー。
- 複数のスクリュー型ブラシを有したスイーパーにおいて、個々のブラシを着脱可能な構造とし、軟質ブラシや硬質ブラシなど異質なブラシを取り替え、組合せることにより多様な被清掃物を効果的かつ効率的に清掃ができる手押し式スイーパー。
- 回転式ブラシを有したスイーパーにおいて、回転ブラシに付着したゴミを取り除くクシ歯を装着した手押し式スイーパー。
- 回転式ブラシを有したスイーパーにおいて、左右対象で前方外側へ広がった左右のフレームに主要部品を取付ける部材を一体化した手押し式スイーパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001782U JP3199039U (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 手押し式スイーパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001782U JP3199039U (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 手押し式スイーパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3199039U true JP3199039U (ja) | 2015-08-06 |
Family
ID=53887410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015001782U Expired - Fee Related JP3199039U (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 手押し式スイーパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199039U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6215406B1 (ja) * | 2016-07-23 | 2017-10-18 | 株式会社プラナ | 掃除用具 |
-
2015
- 2015-04-10 JP JP2015001782U patent/JP3199039U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6215406B1 (ja) * | 2016-07-23 | 2017-10-18 | 株式会社プラナ | 掃除用具 |
JP2018011904A (ja) * | 2016-07-23 | 2018-01-25 | 株式会社プラナ | 掃除用具 |
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