JP3198994U - 排尿支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着時の感触が悪い材料を受尿部に用いることなく排尿の吸引を可能にするとともに、簡単に装着することができる排尿支援装置を提供する。【解決手段】導尿管12を吸気装置14で減圧することにより、受尿器11内の排尿を、導尿管12を介して貯尿タンク13に導く排尿支援装置10であって、受尿器11は、小孔20cを有するコンドーム20と、該小孔20cから筒体21aが貫通してコンドーム20外側に突出し、鍔部21bがコンドーム20内側に挿入される内側部材21と、鍔部21bとの間でコンドーム20先端を両面から挟着し、貫通孔23の一端が筒体21に嵌合され、貫通孔23の他端は導尿管12と液密に流路接続され、さらに貫通孔23と連通するとともに逆流防止弁25を介して吸気流路30が形成される外側部材22とを備える構成とする。【選択図】図1

Description

本考案は、人が排尿したことを検知するとともに、強制的に吸引して排尿を回収する排尿支援装置に関し、特に男性用の排尿支援装置に関する。
自力でトイレに行って排尿することが困難な病人、障害者、寝たきり老人のような患者等(以下「患者」と称する)に対する介護負担を軽減するために、排尿を検知するセンサが取り付けられた尿受け器(受尿器ともいう)を患者に装着し、患者の排尿をセンサで検出すると、吸気装置(真空ポンプ等)によって強制的に尿を吸引して回収する排尿支援装置が提案されている(特許文献1参照)。
上記特許文献に記載されている排尿処理装置のうち男性用のものでは、男性性器(ペニス)が挿入可能な筒状体を有し、かつ、吸引時における減圧状態でも変形しない定形性硬質プラスチック材等からなる受尿部が用いられている。この受尿部は、一端(基端側)が人体に接する面である口部、他端(先端側)が尿を吸引して畜尿器に導く導入管が接続される接続端としてある。
上記受尿部の口部の周縁には外方に延設されたフランジ状の係止部が設けられ、この係止部には柔軟質材が接着された(人体に接するための)保持部が設けられるとともに、空気を取り込むための凹溝が形成されており、保持部を人体に接面させた状態で吸引したときに、凹溝から空気が持続的に取り込まれることで尿の吸引が可能となるようにしている。また、患者が着用する男性用下着中央部の開口を利用して、この開口から受尿部の筒状部分を突出させ、係止部を下着により保持させるようにして受尿部を患者に装着できるようにしてある。
センサは受尿部の接続端近傍に設けられており、排尿を検知するとタイマが作動するとともに吸気装置を駆動して吸引が開始され、タイマで設定した一定時間の吸引を続けた後に吸気装置による吸引が終了するようにしてある。
特開2000−185068号公報
上述した従来の排尿支援装置では、吸気装置により排尿を吸引するためには、受尿部の内部を継続して吸引する必要上、受尿部には定形性硬質プラスチック材を用いて、吸引時における減圧状態でも変形しないようにすることで、保持部に設けた凹溝から受尿部に空気が取り込まれるようにしている。その結果、定形性硬質プラスチック材からなる受尿部に患者の男性性器が直接接触したり離れたりするようになるため、患者にとっては装着時の感触が決してよいものではなかった。
また、装着時の尿漏れを防ぐため、保持部を人体に接面させるときには、各個人に応じて調整しながら取り付ける必要がある。
さらに、一般に人体に接触する部分を有する医療器具等は、接触部分の人体への影響や安全性を確認する必要がある。具体的には、安全性の観点から監督官庁による製造承認や許可を受けたり、試験データを提出したりする必要があり、商品化するには安全確認のための手間を要する。
そこで、本考案は、定形性硬質プラスチック材のような装着時の感触が悪い材料を受尿部に用いることなく、それでいて排尿の吸引を可能にした排尿支援装置を提供することを目的とする。
また、本考案は、調整作業なしに誰にでも簡単に装着することができる排尿支援装置を提供することを目的とする。
さらに、本考案は、人体に接する部分については、既に安全確認された部材を用いるようにして、新たに人体に接する部分をなくすことにより、特別な安全審査等を受けることなく安全に使用することのできる排尿支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の排尿支援装置は、男性性器に装着する受尿器と、貯尿タンクとが、導尿管で流路接続され、前記導尿管を吸気装置により減圧することにより、受尿器で受けた排尿を、前記導尿管を介して吸引して貯尿タンクに導く排尿支援装置であって、前記受尿器は、袋状で伸縮性を有し、先端に小孔が形成されたコンドームと、前方が筒体で後方に鍔部が形成され、前記コンドーム先端の小孔を前記筒体が貫通してコンドームの外側に突出するとともに前記鍔部がコンドーム内面に密着するように前記コンドームの内側に挿入される内側部材と、前記内側部材の前記筒体に対して嵌合可能な貫通孔が形成され、前記内側部材の鍔部との間で前記コンドーム先端を両面から挟着するようにして前記内側部材の前記筒体に前記貫通孔の一端が嵌合され、前記貫通孔の他端は前記導尿管と液密に流路接続され、さらに前記貫通孔に連通されるとともに逆流防止弁を介して外気が流入される吸気流路が形成される外側部材とを備えるようにしている。
本考案では、伸縮性を有する市販のコンドームを、排尿を受ける受尿器の主要部に使用するものである。コンドームには、予め先端に小孔を設けておく。そしてコンドームの根元側(後方)から受尿器の内側部材を挿入し、コンドームに形成した小孔から内側部材の筒体が外側(前方)に突出するように貫通させ、この突出した筒体部分に外側部材の貫通孔の一端側を嵌合させる。このようにすることで、外側部材と内側部材の鍔部との間でコンドーム先端を挟着するようにして、コンドームと内側部材とが液密となるようにする。さらに、外側部材の貫通孔の他端側は導尿管に流路接続する。
また、導尿管が減圧されたときに、外気が吸気流路に取り付けてある逆流防止弁を介して吸気流路から外側部材の貫通孔に対して流入可能となるようにしてある。このような状態でコンドームを男性性器に装着する。
本考案によれば、伸縮性を有する柔軟なコンドームを受尿器として使用するので、患者にとっては、定形性硬質プラスチック材製の受尿器に比して装着時の不快感が少なくなる。また、コンドームは伸縮自在であることから、調整作業が不要で誰にでも簡単に装着することができる。また、市販のコンドームを使用するため、使い捨てが可能になり衛生的である。しかも交換部分がコンドームのみとなるので、長期間の使用であってもランニングコストを抑えることができる。
上記考案において、コンドームが男性性器に装着されたときに、内側部材と男性性器との中間となる位置で前記コンドームの外面に接するように取り付けられ、前記内側部材と前記男性性器とが接触しないように前記コンドームを縮径する縮径部材とを備えるようにしてもよい。
これによれば、コンドーム内で内側部材と男性性器とは縮径部材によって非接触とすることができるので、コンドーム内で男性性器が接する部分はコンドームの内面だけになる。コンドームは直接人体(男性性器)に装着されるものとして安全性確認済のものが市販されているので、そのような市販品を用いることによって、新たに特別な安全審査等を受けることなく安全に装着することができる。
上記考案において、前記外側部材の前記吸気流路はらせん状に形成してもよい。
これにより、吸気装置を作動したときに吸気流路から吸い込まれた外気は内側部材の筒体内で渦巻状の乱流になるので、吸気用開口よりもコンドームに近い側に残る排尿についてもある程度吸引することができる。
上記考案において、前記外側部材には、前記貫通孔に流れ込んだ排尿を検知する排尿センサと、前記排尿センサによる排尿検知信号を発する発信機とが取り付けられ、前記吸気装置には、排尿検知信号を受信する受信機と、受信機が排尿検知信号を受信したときに前記吸気装置を作動させる制御部とが取り付けられるようにしてもよい。
これにより、装置に備えたセンサで排尿を検出して、自動的に排尿を吸引させることができる。なお発信機と受信機の通信手段は、無線でもよいし有線でもよい。
本考案の一実施形態である排尿支援装置を示す構成図。 本考案で使用するコンドームの構成を示す図。 内側部材を示す図であって、図3(a)は斜視図、図3(b)は鍔部側から見た正面図。 外側部材を示す斜視図。 本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器を示す模式的断面図。 本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器を示す模式的断面図。 本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器を示す模式的断面図。 本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器を示す模式的断面図。
以下、本考案の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本考案の一実施形態である排尿支援装置を示す構成図である。この排尿支援装置10は、受尿器11と、導尿管12と、貯尿タンク13と、吸気装置14と、コントローラ15とからなる。
受尿器11は、袋状で伸縮性を有するコンドーム20と、内側部材21と、外側部材22と、縮径部材40とからなる。コンドーム20は安全性確認済の市販品が用いられ、図2に示すように、筒状の本体部分20aと、先端の中央にある突起部分20bとからなる。本考案で受尿器11として使用する際には、突起部分20bをカットして小孔20cを形成するようにしてある。
内側部材21は、図1および図3に示すように、前方の筒体21aと後方の鍔部21bとからなり、前後に貫通する貫通孔21cが形成されている。この貫通孔21cは、排尿が流れる流路の一部となる。筒体21aには側壁に吸気用開口21dが設けてあり、後述する吸気流路30と連通可能にしてある。
外側部材22は、図1および図4に示すように、貫通孔23により流路が形成される本体部24、逆流防止弁25、排尿センサ26、発信機27が一体に支持されるように構成される。
本体部24は、導電性の第一本体部24a、絶縁性の第二本体部24b、導電性の第三本体部24cが液密に積層された構造となっており、第一本体部24aと第三本体部24cとが対向電極となるようにして、本体部24が排尿センサ26のセンサ部26aとして機能するようにしてある。
排尿センサ26は、本実施形態では排尿の有無を電気的に検知する方法を採用しており、センサ部26aと電位差検出回路26bとにより構成される。
そしてセンサ部26aからの電位差信号(本体部24の第一本体部24aと第三本体部24cとの電位差)が電位差検出回路26bに送信されて、予め設定されている閾値との比較により排尿の有無を判定し、排尿があると判定されたときは、発信機27から排尿検知信号が発信されるようにしてある。
また、本実施形態では、第一本体部24aと第三本体部24cとは導電性とともにゴム弾性も有するようにしてある。すなわち、これらは導電性ゴムからなり、内側部材21の筒体21aが第一本体部24aの貫通孔23に挿入されとき、または、導尿管12と接続するための嵌合部材29が第三本体部24cの貫通孔23に挿入されたときに、弾性により密着するようにしてある。なお、導電性ゴムを採用せず金属等の導体を採用する場合は、筒体21aと第一本体部24aの貫通孔23との間の接続、および、嵌合部材29と第三本体部24cの貫通孔23との接続は、例えば螺合等で接続すればよい。
さらに、内側部材21と嵌合する第一本体部24aには、外周面から貫通孔23に達するらせん状の吸気流路30が形成してあり、内側部材21の筒体21aを第一本体部24aに嵌合させた状態で吸気流路30の内側端が吸気用開口21dと連通するようにしてある。吸気流路30の外側端には逆流防止弁25が取り付けてあり、貫通孔23が減圧されたときには外気を吸入することができるが、貫通孔23が減圧されていないときは逆流防止弁25によって閉じられることになり、排尿が吸気流路30を逆流して外部に流出しないようになっている。
縮径部材40は図1に示すようにリング形状にしてあり、縮径部材40の孔部分の内径は、内側部材21の鍔部21bの径よりも小さくしてある。これを内側部材21の後側に取り付けることにより、図のように括れ部分が形成されるようにしてある。
なお、縮径部材40は、図示したリング状の定形物に限らず、括れ部分を形成できるとともに排尿が内側部材21の貫通孔21cに流れるものであればよく、例えば紐や輪ゴム等でリング形状をなすようにしてもよい。
このように、コンドーム20に縮径部材40を取り付けることによって、コンドーム20を男性性器Aに装着した状態では内側部材21と男性性器Aとの間に縮径部材40が介在するようになるので、男性性器Aはコンドーム20の内面とだけ接することになり、内側部材21とは決して接触しない。したがって安全性確認済のコンドーム20を使用することにより、新たに特別な安全審査等を行うことなく安全に使用することができる。
導尿管12は吸引時における減圧状態でも変形しない性質を有する管体が使用され、一端が嵌合部材29を介して外側部材22と流路接続され、他端が貯尿タンク13に連結される。
貯尿タンク13は、減圧ポンプ(真空ポンプ等)からなる吸気装置14により減圧することができるようにしてある。この減圧ポンプ(吸気装置)14は、コントローラ15によって作動や停止の制御が行われる。
コントローラ15には、発信機27からの排尿検知信号を受信する受信機28が取り付けてあり、排尿検知信号を無線で受信することにより、コントローラ15によって吸引動作が開始され、一定時間の吸気が行われる。なお、本実施形態では無線信号を採用しているが、有線で排尿センサ26からの信号を受信するようにしてもよい。なお、本実施形態では排尿センサ26からの排尿検出信号のみで吸引動作を開始させているが、別途手動操作ボタンを設けて、自己操作可能な患者や介護者による手動操作によっても吸引できるようにしてもよい。
次に、上述した排尿支援装置10の使用動作について説明する。
予め先端に小孔20cを形成したコンドーム20の内側に内側部材21を挿入し、小孔20cから内側部材21の筒体21aを突出させて縮径部材40を取り付けた後に、患者の男性性器Aに装着する。コンドーム20は伸縮性を有するので、患者の男性性器Aの大きさによらず、誰にでも排尿が漏れないように装着することができる。
続いて、外側部材22の一端を、筒体21aに嵌合させてコンドーム20の先端を鍔部21bとの間で挟着する。また、外側部材22の他端に嵌合部材29を嵌合させて、これに導尿管12を接続することにより、導尿管12を介して受尿器11と貯尿タンク13とを流路接続する。
そして排尿センサ26を作動させる。コンドーム20内に患者が排尿すると、排尿は内側部材21の貫通孔21cを経て外側部材22の貫通孔23に入る。このとき排尿センサ26のセンサ部26aにより排尿が検出され、発信機27から排尿検知信号が発信される。この排尿検知信号をコントローラ15の受信機28が受信すると、コントローラ15により減圧ポンプ14が所定時間作動し、導尿管12を介して吸引動作が行われる。
このとき、逆流防止弁25が開いて外気が吸気流路30を介して吸引されるようになり、吸引動作が持続する。
本実施形態では吸気流路30をらせん状にしているので、吸引によって内側部材21の吸気用開口21d近傍で渦巻状の乱流が形成されるようになり、吸気用開口21dよりもコンドーム20に近い側に残る排尿についても吸引されやすくなる。
以上、本考案を実施形態に基づいて説明したが、本考案はこれらに限らず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形実施することができる。
次に、排尿センサとして温度センサを用いた変形例について説明する。
図5は本考案の他の一実施形態である排尿支援装置の受尿器50の断面を示す模式図である。
この受尿器50は図1における受尿器11に代えて用いることができるものであり、図1と同じ構成部分については同符号を付すことにより、説明の一部を省略する。
受尿器50の本体部51は全体がゴム弾性を有する1つの部品で形成してある。なお、本実施形態では導電性を有する必要はない。排尿センサ52は温度センサ52aと検出回路52bとにより構成される。本体部51には外周面から貫通孔23に至る細孔が形成してあり、この細孔に温度センサ52aを挿通するようにしてある。なお、細孔から排尿が漏れないようにするため、温度センサ52aは細孔よりも太くして、さらに封止剤で差込口を封印してある。これ以外については受尿器11と同様の構成である。
受尿器50では、排尿が貫通孔23に流れ込んだときの温度変化を温度センサ52aで検知し、検出回路52bで閾値以上の温度変化があったと判定した場合に、発信機27から排尿検知信号が送信される。これ以降は、上記図1に係る説明で述べたように、コントローラ15の受信機28が信号を受信すると、コントローラ15により減圧ポンプ14が所定時間作動し、導尿管12を介して吸引動作が行われる。
このとき、逆流防止弁25が開いて外気が吸気流路30を介して吸引されるようになり、吸引動作が持続されて排尿が貯尿タンク13に送られる。
図6は本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器60の断面を示す模式図である。この受尿器60も、図1における受尿器11に代えて用いることができるものであり、図1と同じ構成部分については同符号を付すことにより、説明の一部を省略する。
受尿器60では、図1における受尿器11の外側部材22の本体部24に代えて、本体部62が使用されている。本体部62は、導電性の第一本体部62a、絶縁性の第二本体部62b、導電性の第三本体部62cが液密に積層された構造にして、第一本体部62aと第三本体部62cとが対向電極となるようにし、本体部62が排尿センサ26のセンサ部26aとして機能するようにしてある。
図1の受尿器11との違いは、導電性の第一本体部62aを薄くして、絶縁性の第二本体部62bを厚くすることにより、らせん状の吸気流路30を第二本体部62bに形成するようにしている。そして内側部材21に代えて、筒体61aを短くして吸気用開口をなくした内側部材61を用いるようにしている。なお、鍔部21bと貫通孔21cについては図1と同じ構成とする。このようにすることで、吸気流路30は吸気用開口を介さずに直接貫通孔23と連通することになり、図1のように吸気流路30と吸気用開口21dとの位置合わせを行う必要がなくなる。
図7は本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器70の断面を示す模式図である。この受尿器70も、図1における受尿器11に代えて用いることができるものであり、図1と同じ構成部分については同符号を付すことにより、説明の一部を省略する。
受尿器70では、リング状の縮径部材40に代えて、前方が筒体41aで後端に環状部41bが形成された縮径部材41が用いられている。この縮径部材41は、環状部41bがコンドーム20の外面に接して縮径するとともに、筒体41aの前端が外側部材22の本体部24(第一本体部24a)に嵌合することにより安定して支持できるようにしてある。
図8は本考案の他の一実施形態である排尿装置の受尿器80の断面を示す模式図である。この受尿器80は、図6の受尿器60(図1の受尿器11でもよい)に代えて用いることができるものであり、図1,6と同じ構成部分については同符号を付すことにより、説明の一部を省略する。
受尿器80では、吸気流路30に代えて、直線状の吸気流路81と、これを延長した延長流路82とが形成されている。このようにすることで、貫通孔23のコンドーム20に近い側に残る排尿についても吸引されやすくなる。
また、図示は省略するが、他の変形例としては次のようなものがある。
内側部材21の鍔部21bを椀状に湾曲させて、排尿を貫通孔21c,23に流れやすくするようにしてもよい。
排尿センサ26のセンサ部分には電極間の電位差を検出するものと、温度センサを用いるものとを挙げて説明したが、温度センサに代えて湿度センサを用いてもよい。
排尿センサ26からの排尿検知信号は無線による発信機27、受信機28によって送受信するようにしたが、導尿管12と並行に信号線を配置して有線で信号を送信するようにしてもよい。
吸気流路30は、らせん状に形成することが望ましいが、単に直線状にしても排尿支援装置として十分に機能させることができる。
また、上記の実施形態においては、導尿管の減圧に際し、貯尿タンクを介して吸気装置で減圧するようにしたが、吸気とともに液体も吸引できる吸気装置(ポンプ)を用いるようにすれば、導尿管に直接吸気装置を接続することもできる。
本考案は、患者の排尿処理を支援する排尿支援装置として利用することができる。
10 排尿支援装置
11 受尿器
12 導尿管
13 貯尿タンク
14 減圧ポンプ(吸気装置)
15 コントローラ
20 コンドーム
20c 小孔
21 内側部材
21a 筒体
21b 鍔部
21c 貫通孔
21d 吸気用開口
22 外側部材
23 貫通孔
24 本体部
24a 第一本体部(導電性)
24b 第二本体部(絶縁性)
24c 第三本体部(導電性)
25 逆流防止弁
26 排尿センサ
26a センサ部
26b 電位差検出回路
27 発信機
28 受信機
30 吸気流路
40 縮径部材
41 縮径部材
41a 筒体
41b 環状部
50 受尿器
51 本体部
52 排尿センサ
52a 温度センサ
52b 検出回路
60 受尿器
62 本体部
62a 第一本体部(導電性)
62b 第二本体部(絶縁性)
62c 第三本体部(導電性)
70 受尿器
80 受尿器
81 吸気流路
82 延長流路
A 男性性器(ペニス)

Claims (4)

  1. 男性性器に装着する受尿器と、貯尿タンクとが、導尿管で流路接続され、前記導尿管を吸気装置により減圧することにより、受尿器で受けた排尿を、前記導尿管を介して吸引して貯尿タンクに導く排尿支援装置であって、
    前記受尿器は、袋状で伸縮性を有し、先端に小孔が形成されたコンドームと、
    前方が筒体で後方に鍔部が形成され、前記コンドーム先端の小孔を前記筒体が貫通してコンドームの外側に突出するとともに前記鍔部がコンドーム内面に密着するように前記コンドームの内側に挿入される内側部材と、
    前記内側部材の前記筒体に対して嵌合可能な貫通孔が形成され、前記内側部材の鍔部との間で前記コンドーム先端を両面から挟着するようにして前記内側部材の前記筒体に前記貫通孔の一端が嵌合され、前記貫通孔の他端は前記導尿管と液密に流路接続され、さらに前記貫通孔に連通されるとともに逆流防止弁を介して外気が流入される吸気流路が形成される外側部材とを備えた排尿支援装置。
  2. 前記コンドームが男性性器に装着されたときに、前記内側部材と前記男性性器との中間となる位置で前記コンドームの外面に接するように取り付けられ、前記内側部材と前記男性性器とが接触しないように前記コンドームを縮径する縮径部材とを備えた請求項1に記載の排尿支援装置。
  3. 前記外側部材の吸気流路はらせん状に形成される請求項1または請求項2に記載の排尿支援装置。
  4. 前記外側部材には、前記貫通孔に流れ込んだ排尿を検知する排尿センサと、前記排尿センサによる排尿検知信号を発する発信機とが取り付けられ、
    前記吸気装置には、排尿検知信号を受信する受信機と、受信機が排尿検知信号を受信したときに前記吸気装置を作動させる制御部とが取り付けられる請求項1〜請求項3のいずれかに記載の排尿支援装置。
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