JP3198313U - ソーラー発電照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料を必要とせず、ソーラーパネルから又は商用電源から充電ができ、且つ照明及び商用電力を供給ができ、更に移動が簡単に行えるソーラー発電照明装置を提供する。【解決手段】ソーラー発電照明装置100は、台車110に配置された筐体80と柱部材160とを備える。ソーラーパネル20と、照明器50とは柱部材160に配置され、筐体80内には、蓄電池10と、ソーラーパネル20の電量で蓄電池10を充電する充電コントローラー30と、蓄電池10を外部の商用電力から充電する充電器40と、蓄電池10の電力を商用電力に変換して外部に供給するインバーター60とが配置される。【選択図】図2

Description

本考案は、ソーラー発電照明装置に係り、特に商用電源からも充電可能な蓄電池を備え、移動が容易で照明と商用電力の給電ができるソーラー発電照明装置に関する。
災害時や夜間工事の際、野外において照明を行う移動式の照明装置が使用される。従来、このような照明装置として、エンジンで発電器を駆動して電力を得、この電力で照明器を点灯して照明を行うものが一般的に使用される。
また従来、ソーラーパネルで充電した蓄電池を用いて照明を行う照明装置が使用されている。更に、ソーラーパネルで充電した充電池から商用電力を供給可能な装置や、商用電源とソーラーパネルの両方から充電ができる充電器を備える投光器が提案されている。
特許文献1には、台車上に設置されたソーラーパネルと、蓄電池と、照明灯とからなり、前記蓄電池は前記ソーラーパネルで、発電された電気を蓄えて前記照明灯を点灯させる移動式照明が記載されている。
また、特許文献2には、充電で余った電気を、車両又は重機のバッテリーに充電できる投光器が記載されている。
更に、特許文献3には、太陽光発電システムで発電された電気を制御する制御機器から電気を取り出すコンセントを備えた移動式ソーラーシステムが記載されている。
そして、特許文献4には、商用電源から電力の供給を受けられる場合に商用電源から蓄電池に充電しうる移動式投光器が記載されている。
特開2012−243532号公報 特開2010−257849号公報 特開2010−34190号公報 特開2006−351486号公報
過去の震災等の経験から、地震発生時等の非常時には、燃料を必要とせず、ソーラーパネルからだけではなく商用電源から充電ができ、且つ照明及び商用電力の供給ができ、更に移動が簡単に行える装置が望まれている。
本考案は上述した課題に鑑みなされたものであり、燃料を必要とせず、ソーラーパネルからだけではなく商用電源からも充電ができ、且つ照明及び商用電力を供給ができ、更に移動が簡単に行えるソーラー発電照明装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の考案は、蓄電池と、ソーラーパネルと、前記ソーラーパネルからの電力で前記蓄電池を充電する充電コントローラーと、前記蓄電池を外部の商用電力から充電する充電器と、前記蓄電池の電力により照明光を発する照明器と、前記蓄電池の電力を商用電力に変換して外部に供給するインバーターと、前記蓄電池、前記充電コントローラー、前記充電器、及び前記インバーターを収納する筐体と、前記筐体を載置して移動可能な台車と、を備えることを特徴とするソーラー発電照明装置である。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、このような装置は、燃料を必要とせず、照明や商用電力の供給が行え、更に、商用電力が使用できる状態下では蓄電池に商用電力から充電が行え、日照条件が悪い場合でも使用ができ、簡単に移動ができる。
同じく請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のソーラー発電照明装置において、前記ソーラーパネルは、前記筐体に接続された柱部材の上部端部に発電面の指向方向を変更可能に配置されていることを特徴とする。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、ソーラーパネルの発電面の指向方向を発電効率が良い方向に変更でき、高い効率で発電ができる。
同じく請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載のソーラー発電照明装置において、前記照明器は、前記筐体に接続された柱部材に高さ位置及び照明方向を変更自在に配置されていることを特徴とする。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、照明器を所望の方向に向けて照明を行うことができる。
同じく請求項4に記載の考案は、請求項3に記載のソーラー発電照明装置において、前記柱部材は、伸縮自在であることを特徴とする。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、柱部材を伸縮してソーラーパネルの高さ位置を自在に変更できる。
同じく請求項5に記載の考案は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のソーラー発電照明装置において、前記照明器は、複数の光源を備え、点灯する光源の数を変更できることを特徴とする。
本考案に係るソーラー発電照明装置は、光源の点灯数を任意に変更でき、必要な明るさとすることができる他、光源の点灯数を減らすことによりインバーターから供給できる電力を増すことができる。
同じく請求項6に記載の考案は、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のソーラー発電照明装置において、前記照明器は、光源として発光ダイオードを備えることを特徴とする。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、高い効率の発光ダイオードを照明器の光源として使用するので、長時間にわたり照明を行うことができる。
本考案に係るソーラー発電照明装置によれば、燃料を必要とせず、ソーラーパネルから又は商用電源から充電ができ、且つ照明及び商用電力を供給ができ、更に移動が簡単に行える。
即ちソーラーパネルによって充電可能な電源を備えているので、商用電力が断絶した災害時においても使用可能である。また、充電池から商用電力を取り出すことができ、更に、天候の悪い日が続く場合には、外部の商用電源から充電池に充電することができる。更に、移動ができるため、あらゆる場所で使用することができる。
本考案の実施形態に係るソーラー発電照明装置の構成を示すブロック図である。 同ソーラー発電照明装置の各機器の配置状態を示す模式図である。 同ソーラー発電照明装置の外観を示す斜視図である。 同ソーラー発電照明装置の外観を示す図3とは異なった方向からの斜視図である。
本考案を実施するための形態に係るソーラー発電照明装置について説明する。図1は本考案の実施形態に係るソーラー発電照明装置の構成を示すブロック図、図2は同ソーラー発電照明装置の各機器の配置状態を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、本考案の実施形態に係るソーラー発電照明装置100は、蓄電池10と、ソーラーパネル20と、充電コントローラー30と、充電器40と、照明器50と、インバーター60を筐体80内に備える。筐体はスチール製の箱体であり、台車110に固定配置されている。
蓄電池10は、例えば鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池等、公知のものを使用する。例えば12V、150Ahの容量のものを2台並列に配置し、合計300Ahの容量を有する。
ソーラーパネル20は、単結晶シリコンモジュール、多結晶シリコンモジュール、薄膜モジュールを備えた公知のものを使用する。本実施形態では、2枚の発電モジュール20A、20Bを使用する(図4参照)。各発電モジュール20A、20Bは、公称最大出力90Wであり2枚で約180Wの出力を得ることができる。なお、発電モジュールの数は2枚としたが、3枚以上とすることができる。
充電コントローラー30は、ソーラーパネル20が出力する直流電力により安定的に蓄電池10を充電する。過充電防止、負荷放電時における過放電防止機能、蓄電池モニター機能を有する。
充電器40は、商用電力から単相交流100Vを得て、直流電圧12V、12Aで蓄電池10を充電する。急速充電、普通充電を行うことができ、自動充電機能、蓄電池チェック機能等を備える。充電器40には、蓄電池10の充電を行う際の操作を行う操作装置90を備える。操作装置90は、筐体80の外部に配置される。また、充電器40に商用電力を供給する入力端子が筐体80の側面に配置される。
照明器50は、複数の白色LED(light emitting diode)光源を備え、1台あたり60Wの出力を有する。図3に示すように、本実施形態では、2台の照明器50、即ち照明器50A、50Bをを備える。蓄電池10と照明器50との間にはスイッチ70が配置され、照明器50の点灯、消灯を設定できる。スイッチ70は筐体80の外部に配置される。上述した蓄電池10により、連続10時間程度の照明ができる。また、照明器50A、50Bは防水仕様のものを使用することが望ましい。各照明器50A、50Bには複数の光源を配置しておき、スイッチ70の操作により、点灯する光源の数を変更できる。また、照明器50A又は照明器50Bを個別に点灯、消灯できる。
インバーター60は、蓄電池10の直流12V電力を100V、50Hzに変換し、最大1500Wの交流電力を供給する。インバーター60の出力は正弦波であることが望ましい。インバーター60の出力端子は筐体80の側面に配置される。インバーター60の出力は、照明器50A、50Bの点灯状態で変化する。照明器50A、50Bを消灯した状態で最大の出力を得ることができ、照明器50A、50Bにおける光源の点灯数を増すと、出力できる電力は減少する。
スイッチ70は、照明器50A、50Bを個別に点灯、消灯できる。また、各照明器50A、50Bに複数の光源を備える場合には、各照明器50A、50Bにおける光源を個別に点灯、消灯できるようにしてもよい。
次にソーラー発電照明装置100の各装置の配置状態について説明する。図3は同ソーラー発電照明装置の外観を示す斜視図、図4は同ソーラー発電照明装置の外観を示す図3とは異なった方向からの斜視図である。上述のように、蓄電池10、充電コントローラー30、充電器40、インバーター60は、台車110上の筐体80内に配置されている。台車110には、車輪120、運搬用の引棒130が備えられている。また、筐体80の上面には取手140を備える。なお、車輪120には、引棒130で操作できるブレーキ装置を備える。ソーラー発電照明装置100は、このような構造を備えるので、ソーラー発電照明装置100は、容易に移動できる。
ソーラーパネル20及び照明器50A、50Bは、台車110の上面から筐体80の端面に沿って立設配置された柱部材160に配置される。柱部材160は、多段、例えば4段の太さが異なる筒体160A、160B、160C、160Dを組み合わせた構造であり、引き出し、収納することで全長を変更でき、任意の高さに固定できる。
ソーラーパネル20は、柱部材160の最上部の筒体160Aの上端に配置された取付部170上に配置されている。柱部材160は発電面の指向方向を変更可能である。即ち、ソーラーパネル20は、柱部材160の上端の筒体を下段の筒体に対して回転させることにより、水平面において回転可能であり太陽を追跡できる。また、ソーラーパネル20は、柱部材160に対して取付け角度を変更可能に取付けられており仰角を変更できる。なお、ソーラーパネル20の仰角は、使用する地域において高い効率で発電ができる角度に固定しておくことができる。
照明器50A、50Bは、取付部170にステー180、180で取付けられている。照明器50A、50Bは、それぞれ照明方向を変更できるように、柱部材160に対して水平面に沿っての回転ができ、更に俯角、仰角を変更できる。これにより、所望の位置に光を照射することができる。また、照明器50A、50Bは、ソーラーパネル20の下方に配置されているので、雨水等が直接かかることがない。なお、図中符号190はソーラーパネル20及び照明器50A、50Bと筐体80との間に配置されたケーブルを示している。
また、柱部材160には、スイッチ70及び操作装置90が配置され、筐体80を開けることなく、照明器50の点灯、消灯、及び充電器40の操作ができる。
実施形態に係るソーラー発電照明装置100において、充電器40で蓄電池10をフル充電しておき倉庫等に格納しておく。そして、必要に応じて、ソーラー発電照明装置100を移動して、スイッチ70を操作して照明器50を使用する。また、必要に応じてインバーター60から単相交流100V、50Hzの電力を出力して電気製品を使用することができる。このインバーター60から出力できる電力は、照明器50において点灯した光源により調整できる。必要に応じて、照明器50を消灯すれば、インバーター60から大出力の電力を供給できる。そして、昼間において太陽光がソーラーパネル20に照射されるようにして蓄電池10を充電コントローラー30により充電を行う。また、太陽光が十分でない場合には、商用電力が供給されている箇所で充電器40により蓄電池10を充電できる。
以上のように、本実施形態に係るソーラー発電照明装置100によれば、燃料を必要とせず、ソーラーパネルから又は商用電源から充電ができ、且つ照明及び商用電力を供給ができ、更に移動が簡単に行え、極めて有用である。
本考案に係るソーラー発電照明装置は、燃料を必要とせず、ソーラーパネルから又は商用電源から充電ができ、且つ照明及び商用電力を供給ができ、更に移動が簡単に行える非常用照明給電装置として有用であり、産業上の利用性を有する。
10:蓄電池
20:ソーラーパネル
20A、20B:発電モジュール
30:充電コントローラー
40:充電器
50:照明器
50A、50B:照明器
60:インバーター
70:スイッチ
80:筐体
90:操作装置
100:ソーラー発電照明装置
110:台車
120:車輪
130:引棒
140:取手
160:柱部材
170:取付部
180:ステー

Claims (6)

  1. 蓄電池と、
    ソーラーパネルと、
    前記ソーラーパネルからの電力で前記蓄電池を充電する充電コントローラーと、
    前記蓄電池を外部の商用電力から充電する充電器と、
    前記蓄電池の電力により照明光を発する照明器と、
    前記蓄電池の電力を商用電力に変換して外部に供給するインバーターと、
    前記蓄電池、前記充電コントローラー、前記充電器、及び前記インバーターを収納する筐体と、
    前記筐体を載置して移動可能な台車と、
    を備えることを特徴とするソーラー発電照明装置。
  2. 前記ソーラーパネルは、前記筐体に接続された柱部材の上部端部に発電面の指向方向を変更可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のソーラー発電照明装置。
  3. 前記照明器は、前記筐体に接続された柱部材に高さ位置及び照明方向を変更自在に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソーラー発電照明装置。
  4. 前記柱部材は、伸縮自在であることを特徴とする請求項3に記載のソーラー発電照明装置。
  5. 前記照明器は、複数の光源を備え、点灯する光源の数を変更できることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のソーラー発電照明装置。
  6. 前記照明器は、光源として発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のソーラー発電照明装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107420832A (zh) * 2016-05-24 2017-12-01 五冶集团上海有限公司 一种太阳能应急照明装置
CN109668103A (zh) * 2018-12-29 2019-04-23 金陵科技学院 一种新型建筑照明装置

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