JP3198057B2 - 2方向性カテーテル - Google Patents

2方向性カテーテル

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JP3198057B2 JP23239696A JP23239696A JP3198057B2 JP 3198057 B2 JP3198057 B2 JP 3198057B2 JP 23239696 A JP23239696 A JP 23239696A JP 23239696 A JP23239696 A JP 23239696A JP 3198057 B2 JP3198057 B2 JP 3198057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経皮医療用デバイ
スおよびその使用の関連方法に関する。より詳細には、
本発明は、交換可能に、送達デバイス管腔または体内空
間への遠位導入および他の医療用デバイスと近位連結し
得る両端を有する経皮カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】単方向性カテーテルの概説 多くの異なる医療処置は、経皮カテーテル法のデバイス
および技術の使用により促進される。経皮カテーテル法
技術は、一般に、カテーテルを目的デバイス(例えば、
診断または処置デバイス)として送達デバイスを通じて
血管系または他の体内生物学的位置に導入することを含
む。このように、本発明者らは、デバイスが別のデバイ
スの配置または所望の位置における処置療法を促進する
場合、このデバイスを「送達デバイス」と呼ぶ。同様
に、本発明者らは、デバイスが送達デバイスを通じてま
たは送達デバイスにより送達されるデバイスである場
合、このデバイスを「目的デバイス」と呼ぶ。
【0003】ほとんどのカテーテル法処置には、通常の
血管接近技術が含まれる。一般に、最初の穿孔が所望の
最初の接近血管において針により行われる。続いて、ガ
イドワイヤが針の内孔を通じて、針の端部から血管の管
腔に挿入される。次に、針を抜き出し、ワイヤが血管の
適所に保持される。拡張器デバイスはワイヤ上を、そし
て穿孔部位を通じて突き通され送達およびそこを通じて
配置される目的デバイスのための適切な寸法に孔径を増
大する。拡張器は続いて、ワイヤから取り出され、ワイ
ヤはそのまま血管の適所に保持される。
【0004】次に、血管接近導入器シースがワイヤ上を
そして血管内に突き通される。ワイヤは除去され、そし
て導入器シースは送達デバイスとして適所に残されて、
カテーテル、ガイドワイヤ、および他の目的デバイスが
処置のためにそこを通じて配置され得る血管樹内に同軸
接近を提供する。放射線不透過性材料が、一般に、イン
ビボ配置の間でX線による可視化のために、これらの目
的デバイス上に提供される。
【0005】「カテーテル」は、一般には、2つの細長
い末端部分を有する細長いデバイスである。公知のカテ
ーテル設計の場合、細長い末端部分のそれぞれは一般に
他の末端部分とは異なる特定の機能、すなわち、1つの
端部は体内への導入のため、そして他の末端端分は別の
医療用設備の部品に連結するために適合される。導管管
腔がしばしば、細長い端部の間に伸びる。
【0006】カテーテルは、送達デバイスおよび目的デ
バイスとして2つの役割を果たし得る。これらは、流体
または別のデバイスの送達を促進するための導管管腔を
備えた場合、送達デバイスとして使用され、そしてま
た、所望のインビボ位置におけるカテーテルの配置が別
の送達デバイスにより促進される場合、目的デバイスで
あり得る。複数のカテーテルが、送達デバイス/目的デ
バイスの2つの役割を果たすいくつかのこれらのカテー
テルを有するテレスコーピング同軸配置(telescoping
co-axial arrangement)に配置され得る。遠隔インビボ
処置のための特定の目的デバイスを送達する経皮方法
は、このようなテレスコーピング配置をしばしば利用す
る。
【0007】カテーテルは、しばしば、患者の身体空間
またはこのような身体空間に至る別のデバイス管腔への
配置のための「カテーテル遠位端」である第1のカテー
テル末端部分を含む。少なくとも1つの末端孔または側
孔ポートは、通常、カテーテル遠位端上に提供されて、
内部カテーテル管腔と、遠位末端部分を収容する遠位体
内空間との間の連結を可能にする。カテーテル遠位端
は、通常、これが導管送達デバイスを通じるかまたはレ
ール送達デバイスを通じて所望の部位に送達され得る意
味で、目的デバイスであるように適合される。従って、
非常に可撓性のある材料が遠位身体空間の曲折を通じて
追跡するために選択される。カテーテル遠位端はまた、
別のデバイスがそれを通じて送達され得るように管腔が
提供される場合、送達デバイスあるように適合される。
従って、材料および他の設計特徴(例えば、遠位先端部
の形状)は、それを通じる目的デバイスの送達のため
に、カテーテル遠位端が与え得る支持を最適化するよう
に選択され得る。
【0008】第2のカテーテル末端部分は一般に医者に
最も近い「カテーテル近位端」であり、そして一般に別
のデバイスを受け入れるかまたはそれと連結するか、あ
るいは医者により操作されるように適用されている。ル
アー(luer)アダプターまたはカップラーは、しばしば、
他のデバイスと連結するためにカテーテル近位端上に提
供される。このカテーテルを通じて送達される目的デバ
イスは、近位末端部分における管腔に受け入れられ、し
ばしば、ここで近位カップラーによりガイドされる。近
位ルアー接触部材もまた提供され、シリンジまたは他の
流体送達手段を係合する。近位末端部分材料は、しばし
ば、近位解剖学的構造の比較的まっすぐな、大口径の血
管に適合するように選択され、ここに、このセクション
はインビボの使用の間に存在する。カテーテル近位端に
特別の特徴もまた、取り扱いおよび使用の間に医者の操
作に適応させるために組み合わせる。
【0009】従って、当該分野で公知のカテーテルは
「単方向性」の用途に設計される。2つのカテーテル本
体末端部分のそれぞれは、特定のおよび異なる近位また
は遠位必要性を満たすために設計され、そしてそれ故一
般に、他の端部とは互いに交換できるように設計されて
いない。しかし、患者に依存する異常(例えば、疾患の
状態または解剖学的構造)は異なる設計の特定のカテー
テルタイプを必要とし得る。単方向性デバイスのみが利
用可能であるので、このような異なる設計の必要性は、
同じタイプのカテーテルの有効な複合設計を行うことに
より、通常ほとんど満たされる。変化する近位使用また
は遠位使用のための互いに交換可能な端部を有する2方
向性送達カテーテルを提供する代替物は、これまでは知
られていない。公知のカテーテルの単方向性設計のカテ
ーテルの例には、拡張器、遠位送達カテーテル(例え
ば、マイクロカテーテルおよび輸液カテーテル)、およ
び近位送達デバイス(例えば、導入器シースおよびカー
トリッジ)が含まれる。
【0010】単方向性の拡張器 拡張器は、一般に、最初に血管に形成した孔を拡大して
孔の直径を大きくするために使用されるカテーテルであ
り、これにより、デバイスが拡大した孔を通じて接近
し、そして内部管腔に進入することを可能にする。拡張
器は遠位端においてテーパー状の外部輪郭を有する。拡
張器の近位端は、しばしば、他のデバイスとの連結のた
めのカップラーが取り付けられている。拡張器は、縮小
した輪郭の先端が最初の針穿孔穴に比較的容易に進入す
るようにされている。穴を通過する拡張器のテーパーの
増大する直径を前進することは、拡張器のより大きな穴
領域を収容するために、穴を規定する組織を強制的に広
げるかまたは制御可能に引き裂く。その後に拡張器を除
去し、動脈に所望の直径の接近穴を残す。
【0011】カテーテル法手順における拡張器の1例お
よび関連する使用方法は、Fleischhackerらの米国特許
第5,098,392号に開示されている。Fleischackerらは拡
張器および拡張器から構成される導入器シースロッキン
グシステムを開示しており、このシステムは、テーパー
状の遠位端を有する細長い拡張器カニューレ、その近位
端に固定したグリップクランプ、ならびにテーパー状の
遠位端および分割可能なハンドルを含む近位端を有する
剥離可能な(peel-away)導入器シースを備える。分割可
能なハンドルは、拡張器のグリップクランプと相互作用
して、導入器シース内における拡張器の好ましくない後
ろ向けの移動を防ぐ。この拡張器は、テーパー状の遠位
端を有し、そしてルアー接触部材が、他の医療用装置と
の組み合わせて使用するため、そして導入器セットの挿
入の間に支持体として近位端に取り付けられる。拡張器
自体を含むこのシステムの各要素は、単方向性である。
【0012】大きな穴接近部位が必要とされる場合、一
連の拡張器は、穴を階段状様式で増大するために必要と
され得る。漸進的テーパーおよび/または複数の拡張器
の階段的使用を通じて穿孔部位を徐々に広げることは、
より唐突な拡張に比べて、拡張作用から組織の外傷およ
び破裂を最小限に抑えると考えられる。外傷を好ましく
最小限に抑えるために理想的に選択された所定のテーパ
ーピッチの場合、より大きな所望の接近穴は、穿孔部位
を超えて進行されるために、拡張器のより長い軸長を必
要とする。しかし、拡張器の遠位進行に適用可能な解剖
学的構造は、患者に依存する異常(例えば、疾患または
曲折)に基づく特定の場合に限定され得る。拡張器の遠
位接近が問題である場合、および大きな直径接近穴が必
要である場合、異なる直径の複数の拡張器が必要とされ
得る。
【0013】単方向性送達カテーテル 公知の拡張器は、接近穴を広げて経皮カテーテル法手順
を開始するための単方向性カテーテルであるが、公知の
送達カテーテルもまた単方向性であり、かつ目的デバイ
スとして接近穴を通して経皮配置されて、処置デバイス
の送達または他の療法を促進する。送達カテーテルは、
目的デバイスあるいは他の処置を遠位解剖学的構造また
は最初の接近部位により接近するより近位の解剖学的構
造のいずれかに送達するために設計され得る。
【0014】遠位解剖学的構造に使用されるようにされ
た送達デバイスは、しばしば、目的デバイスとしてレー
ル上をまたは別の送達デバイスを通して所望の遠位位置
に送達される。目的デバイスまたは流体は、続いて、近
位ポートに、そして管腔を介して遠位方向に送達され、
続いて遠位ポートから遠位部位に導入され得る。近位カ
ップラー(例えば、じょうご形導入器および/またはル
アーアダプター)は一般に他のデバイスと連結する1つ
の端部上に提供される。
【0015】公知の送達カテーテル設計の単方向性特性
は、デバイス使用の特定のカテゴリーに対して好適に有
効であるが、患者に依存する性能要求を満たすために、
単一タイプのデバイスの複数の設計を必要とし得る。例
えば、遠位方向に曲折した解剖学的構造における優れた
追跡性(trackability)のための高度に可撓性の遠位端を
有する送達カテーテルは、特定の処置(例えば、ガイド
ワイヤが送達デバイスを超えて伸び、そして全く閉鎖さ
れた血管を通して押さなければならない場合)のため
に、目的デバイスの有効な送達を可能にするための十分
な構造的支持を有し得ない。解剖学的構造が、追跡性の
レベル(このために、送達カテーテルが設計される)を
必要としないが、支持体を必要とする場合、送達カテー
テルの遠位部分がより剛直性で、そして支持的であるこ
とが望ましくあり得る。事実上、特定のサブカテゴリー
の使用について、遠位端の望ましい性能は、近位端上に
提供された特徴に近い特徴を必要とし得る。しかし、近
位端は、単方向性設計では、遠位端になるように互いに
交換可能にされ得ない。
【0016】他の遠位送達カテーテル設計の特徴(例え
ば、先端部形状)もまた、特定のサブカテゴリーの使用
に対して所望され得るが、他の使用についてはそうでは
ない。従って、複数の設計は所定のタイプの単方向性送
達カテーテルが要求され得る多くの理由がある。
【0017】流体(例えば、放射線不透過性薬剤、血管
閉塞剤、または薬剤)を送達するための単方向性マイク
ロカテーテルの1例は、Engelsonの米国特許第4,739,76
8号に記載されている。Engelsonは、接近部位から内部
組織に隣接する領域までガイドワイヤをたどるための寸
法の比較的に剛直性の近位セグメントを有するマイクロ
カテーテルを記載する。接触部材、例えば、流体を注入
するために、シリンジをカテーテルと連結するに使用す
るために使用する標準的なシリンジ接触部材が、近位セ
グメントに取り付けられる。デバイスの遠位部分は、比
較的可撓性であり、そして柔組織内の曲折経路に沿って
ガイドワイヤレール上を同軸状でたどるような寸法であ
る。放射線不透過性のバンドは、インビボでのカテーテ
ルのX線写真により補助される位置付けのためのマーカ
ーとして遠位端に配置される。
【0018】近位端および遠位端、ならびにその間に伸
びる管腔を有する細長い管状本体を有する輸液カテーテ
ルの他の例は、Zenzenらの米国特許第5,336,205号に開
示されている。Zenzenは、比較的剛直性のテーパー状の
近位セグメント、比較的可撓性でかつ堅固な遠位セグメ
ント、ならびに比較的中程度の剛直性の移行セクション
から形成される細長い管状の本体により構成された流動
方向性カテーテルを開示している。この近位セグメント
は、カテーテルをシリンジに取り付けるための近位端接
触部材への取り付けのためのテーパー状の近位セクショ
ンを使用する。血液流れは可撓性の遠位セグメントを標
的部位に方向付ける。
【0019】遠位送達デバイスと良く似たように、より
近位の使用のために適合された他の送達デバイスもま
た、特定の使用に最適化した単方向性設計を有する。し
かし、また公知の送達デバイスのように、サブカテゴリ
ーの使用においては、複数の導入器設計が比較的可撓性
でない単方向性設計を構成するために利用可能であるこ
とを必要としている。対向するカテーテルの端部上に可
変的に互いに交換可能な設計特徴を有する2方向性導入
器デバイスを提供する所望の代替物は、これまで利用可
能にされていない。単方向性近位送達デバイスの例は、
接近導入器シースまたはカニューレ、および予備装填イ
ンプラント導入器カートリッジである。
【0020】目的デバイスを体内血管に導入するための
導入器デバイスの1つの例は、Fleischhackerらの米国
特許第5,098,392号に開示されている(前述)。Fleisch
hackerは、拡張器と共に使用するための剥離可能な導入
器シースを開示している。この導入器シースは、テーパ
ー状の遠位端および分割可能なハンドルを含む近位端を
有し、この分割可能なハンドルは、拡張器のグリップク
ランプと相互作用して、導入器シース内における拡張器
の好ましくない後ろ向きの移動を防ぐ。遠位先端部形状
またはテーパーの幾何学的形状または材料の可撓性の変
形例が、このシース使用のサブカテゴリーについて必要
とされる場合、単方向性の導入器シースの遠位末端部分
上に所望の特徴を与えるために第2のシースが必要とさ
れ得る。
【0021】目的デバイスを他の送達デバイスに導入す
るための導入器カテーテルは、公知の単方向性設計に伴
ってより著しい制限がある。特に重要であるのは、予備
装填された移植可能なデバイスを収容するカートリッジ
として構成された導入器デバイスである。このようなカ
ートリッジは、特定のタイプの血管閉塞コイルを遠位送
達カテーテルに導入するために特に有用であることが見
出され、このカートリッジは、このようなコイルの遠位
送達を、人工的閉塞のために所望の血管または動脈瘤部
位に提供する。対向するコイル末端において可変特性を
有する特定の血管閉鎖コイルの場合、内部に収容された
コイルの変化した遠位/近位の向きが、選択された部位
の閉鎖のためのコイル末端の特性を最適化するために所
望され得る。送達の間にこのような変化するコイル向き
を可能にするために、複数の、予備装填された単方向性
カートリッジが必要とされ得る。
【0022】血管閉塞コイルおよび単方向性送達方法 種々のタイプの血管閉塞コイルデバイスおよび関連する
方法が公知である。これらのコイルは、主に離脱可能な
コイルおよび離脱不可能なコイルを包含する。これらコ
イルの公知の導入器デバイスおよび送達技術は単方向性
である。
【0023】1つのタイプの血管閉塞コイル装置は、離
脱可能な血管閉塞コイルである。一般的に、このタイプ
のコイルは、その近位端で細長いプッシャーに離脱可能
に一体化され、そしてプッシャーにより送達カテーテル
を通じて閉塞のための所望の位置に送達される。このカ
テーテルは所望の位置の入り口域あるいはその近傍に到
達している。一旦コイルが送達カテーテルから出て所望
の位置へ到達すると、コイルはプッシャーから離脱して
インプラントとして残存する。離脱手段は、Palermoら
による米国特許第5,250,071号に記載のタイプのように
機械的であり得るか、またはGuglielmiらの米国特許第
5,122,136号に記載のタイプのように電気分解的であり
得る。これらの文献に開示される離脱可能なタイプのコ
イルは必然的に単方向性である。なぜなら、プッシャー
の機構が挿入に先立ってコイルの近位側に一体化される
からである。
【0024】他のタイプの血管閉塞コイルはプッシャー
に一体化されず、独立したデバイスである。一般的に、
このようなコイルは、カートリッジとして予備装填され
る導入器カテーテル中に予備パッケージ化され、そして
そこから遠位送達カテーテルへ放出される。分離したプ
ッシャーがコイルをカートリッジの遠位端から押し出す
か、または加圧された流体が水力学的に予備装填された
インプラントを送達する。このようなコイルは1方向に
送達され得るのみである。なぜなら、コイルが予備装填
される公知の導入器カートリッジは単方向性であるから
である。
【0025】プッシャーと一体化されない1つのタイプ
の離脱不可能な血管閉塞コイルアセンブリは、Dormandy
らの米国特許第5,382,260号、「導入カートリッジを含
む塞栓デバイスおよび装置ならびにこれらの送達方法」
において開示される(以下援用する)。Dormandyの米国特
許第5,382,260号は、テーパ状の先端部を有する最遠位
部および最近位部に取り付けられたハブを有する導入器
カートリッジを開示している。先に記載されたように、
カテーテルシステムにおいて、カートリッジはコイル送
達カテーテルに導入され、そして探針(stylet)を用いて
塞栓デバイスを導入カートリッジからコイル送達カテー
テルの経路に押し出す。次いで、コイルがコイル送達カ
テーテルを通じてカテーテルの先端部を越えそして閉塞
のために所望の部位に進むまで、ガイドワイヤを用いて
コイルを押し出す。
【0026】送達のために導入器カートリッジに予備装
填される別の離脱不可能な血管閉塞コイルがPhelpsらの
米国特許第5,382,259号に開示されている。Phelpsは、
連続的なまたはセグメント化され得る血管閉塞コイルで
あって、その上に繊維状、編み物状、またはブレード化
された管状カバーまたは管状エレメントが取り付けられ
たコイルを開示している。Phelpsはさらに、送達カテー
テルの近位端に係合するようにされている減菌カニュー
レ中にコイルデバイスが予備パッケージ化されて提供さ
れ得ることを開示している。
【0027】Phelpsらのコイルデバイスを送達するため
に、送達カテーテルの遠位端を所望の閉塞部位に隣接し
て配置し、そしてコイルを含むカニューレをカテーテル
の近位端と係合させて配置する。次いで、コイルの近位
端に力を作用されることによりコイルをカニューレ管腔
からカテーテル管腔へ移動させる。次いで、コイルを、
可撓性のプッシャーデバイスを用いて送達カテーテルを
通じ、そしてカテーテルの遠位端から所望の部位まで押
し出す。
【0028】Phelpsらはまた、種々の第1の端部および
第2の端部を有する血管閉塞コイルを示している。例え
ば、ブレードカバーがブレードの一方の端部にのみ取り
付けられ得る。さらに、2次直径を有する複合形状を有
するコイルが開示されており、ここではカニューレおよ
び送達カテーテル管腔内で圧縮状態から遠位方向で放出
された場合、対向するコイル末端部位は異なる向きを有
し得る。例えば、C形状コイル、複数のループコイル、
大きな2次直径および小さな2次直径の両方を有するコ
イル、および「クローバー葉タイプ」の形態のコイルが
開示されている。
【0029】送達のために単方向性導入器カートリッジ
中に予備装填される離脱不可能な別の血管閉塞コイルは
Ritchartらの米国特許第4,994,069号に開示されてい
る。Ritchartらは、小血管の血管閉塞において使用し、
弛緩状態では巻き込んだ空間充填形状、伸張状態では直
線状の形状、および送達カテーテルから血管中に放出さ
れた場合は伸張状態から弛緩状態への記憶を有するコイ
ル状ワイヤを開示している。
【0030】Ritchartらに開示される好ましい使用方法
は、送達カテーテルの近位端に係合するようにされてい
る減菌カニューレ中に予備パッケージ化された形態で血
管閉塞ワイヤを提供する工程を包含する。カニューレを
送達カテーテルに取り付け、そしてワイヤを短いワイヤ
により送達カテーテル中に移し、次いで、プッシャーに
より送達カテーテルを通じて前進させる。種々のコイル
二次形状が記載されており、そこではコイル形状は、身
体の空間中に放出されるに先立って予備装填されるカニ
ューレおよび送達カテーテルの管腔内に保持される。導
入器カニューレは示されておらず、また詳細に記載され
ていない。
【0031】カートリッジとして導入デバイスに予備装
填される塞栓コイルの別の例は、Dormandyらの米国特許
第5,382,260号に記載されている。Dormandyの米国特許
第5,382,260号は、大腿部動脈シース、ガイドカテーテ
ル、およびコイル送達カテーテルを備える同軸のテレス
コーピング配列を開示している。コイルのようなC形状
の塞栓デバイスが、放射線減菌可能なポリカーボネート
のようなきれいな透明プラスチックから形成される導入
器カートリッジで提供される。カートリッジの管状部材
は屈曲可能であるが、比較的剛直であり導入器として利
用され得る。カートリッジの最遠位部にはテーパ状の先
端部が備えられ、そして最近位端にハブが装着され、ハ
ブもまた透明な放射線減菌可能なポリカーボネートで形
成される。従って、予備装填コイルは1方向にのみ送達
され得る。
【0032】静脈分枝ブロック部材の送達のために予備
装填される管がまた、Matsunoらの米国特許第5,342,394
号に開示されている。Matsunoは、静脈分枝をブロック
するための装置および方法を開示している。この装置
は、押し出し部材を有する送達管から血管中に押し出さ
れる静脈分枝ブロック部材を備える。外側の管は屈曲
し、そして静脈分枝ブロック部材で充填される遠位保存
部分を有する内部管にスライド可能に受け入れられる。
押し出し部材は静脈分枝中のブロック部材を押し出す。
予備装填された内部管は可撓性であり、そして種々の実
施態様で外部管の近位端に係合するようにされたグリッ
プで固定される近位端を有する。外側の管の遠位形状は
60度と120度との間であり、そして内側管が静脈の側壁
から分枝する静脈分枝に容易に挿入されるようにする。
1つの実施態様は、遠位屈曲の咬合接合手段を開示して
いるが、所望される場合、まっすぐな末端を有するため
の方法は開示していない。しかし、管の近位端はまっす
ぐであるが、これは遠位方向で使用されるようにされて
いないし、遠位形状の端部もまっすぐになるようにされ
ておらず、そして近位方向で交換可能に使用されるよう
にもなっていない。
【0033】別の予備装填カートリッジ/塞栓物提供シ
ステムおよび方法が、Butlerらの米国特許第5,133,731
号に開示されている。Butlerの米国特許第5,133,731号
は、人工塞栓物で予備装填されるカートリッジの格納箱
を開示している。ここではカートリッジは格納箱から閉
塞物送達カテーテルに放出される。このカテーテルはデ
ィスペンサーハウジングに連結されており、静脈切開に
より血管のような身体空間に挿入される。開示されるカ
ートリッジは、前面端部に拡大出口ヘッド、そして後面
端部に異なる拡大入口ヘッドを有する。各々のヘッドは
格納箱の対向する壁に接している。閉塞物は、中央カー
トリッジ管腔中のファクトリ(factory)に予備装填さ
れ、使用の間、備えられた流体供給アセンブリから流体
で押し出されるスラッグにより、後に「ヒット」される
とき、出口ヘッドを通って容易に放出される。
【0034】水圧閉塞物送達システムおよび予備装填カ
ートリッジを使用する方法が、Butlerらの米国特許第5,
167,624号に開示されている。Butlerの米国特許第5,16
7,624号は、送達カテーテルの管腔に連結した予備装填
カートリッジから閉塞物を送達する水圧システムを開示
する。複数のプッシャーの必要性を減じる利点がこの特
許に記載されている。Butlerの米国特許第5,167,624号
に記載されるカートリッジは、伸張状態で予備装填され
るコイルを有する通路、供給源からの加圧流体の注入流
を受け入れる入口端部、および流体注入からコイル上に
かかる力によりコイルが放出される出口端部を有する。
別の実施態様では、一方の端部に入口接触部材、そして
他方の端部に導入器カテーテルに連結するための管の出
口受口を有するカートリッジを開示している。開示され
る接触部材は標準サイズおよび形状であり、それらは他
方の取り付け接触部材と容易に接合する。
【0035】予備装填される血管閉塞コイル/導入器装
置カートリッジがまた、1995年3月30日に出願された係
属中の米国特許出願番号第08/413,970号「2次形状を有
する液体コイル」に開示されている。この特許文献は、
予備成形された遠位端および極めて可撓性の近位端を有
する閉塞インプラントを記載している。コイルは閉塞デ
バイスカートリッジまたは導入器に予備装填される。サ
イドアームアダプターが、カートリッジの遠位端を送達
カテーテルの近位端に流体的に連結させる。シリンジが
流体流れを提供して、コイルをカートリッジから送達カ
テーテルを通じて、次いで閉塞のために所望の血管部位
に押し出す。予備成形された遠位コイル端は、好ましく
は、ボール様塊中で近位コイル部分が遠位コイルの遠位
部分に積み重なり、そして閉塞のために血管壁に係合す
るように、コイルの近位部分より大きい流れ抵抗を有す
る。
【0036】カートリッジは、シリンジの放出端部を受
け入れるためのハブ、および閉塞デバイスを放出するた
めの可撓性の細長い管状部材を含む。閉塞デバイスは、
カートリッジに予備装填され、管状部材から送達カテー
テルへと移動する。管状部材は、ハブの凹部に固定され
た近位端、および送達カテーテルのサイドアームの入口
中に放出可能に取り付けられるために適用される遠位端
を有する。
【0037】血管閉塞コイルの種々の設計が、1995年3
月31日に出願されたMariantらの米国意匠特許出願番号
第29/037,001号に開示されている。これらの設計のいく
つかは、対向する端部で異なる2次形状を有する。例え
ば、2次らせん形状の大ループの末端端部は、らせんの
対称性に関して端部の向きにより異なる形状を有する。
このように、導入器および送達管の管腔内で伸張され抑
制された状態からより抑止されない柔組織空間へ放出さ
れたとき、成形コイルの形状が取る方向を再配向する場
合、空間充填機構は変化し得る。しかし、このようなコ
イルが、公知の送達カートリッジ中に予備装填され、抑
止される送達シースから放出されるとき、コイルを再配
向して所望の遠位および近位空間充填幾何学的形状を変
化し得ない。存在する単方向性送達カートリッジは、こ
のような再配向を可能としない。
【0038】従って、マイクロカテーテル、注入カテー
テル、および導入器デバイスのような公知の送達カテー
テルは、別個の固定された近位端および遠位端を有する
単方向性送達デバイスである。公知の送達カテーテルに
おける特定の設計の特徴は、材料、寸法、形状、または
収納されたインプラントの向きであり、変化する形状を
取り込む利用可能な複数のデバイスを有することによっ
てのみ変化し得る。種々のカテーテル性能を達成するた
めに、カテーテルの対向する両端が遠位端および近位端
として切り換え得るという代案は単方向性の従来技術で
は知られていない。
【0039】最も重要なのは、現在、公知の血管閉塞コ
イルは、導入器カートリッジのような単方向性送達カテ
ーテルのみが利用可能であるため、単方向にのみ送達さ
れ得ることである。固定された遠位端および近位端を有
するカートリッジ内で予備装填された血管閉塞コイルの
向きと逆向きに送達することが所望される場合、コイル
を取り出して所望の向きに置き換えなければならないで
あろう。この問題に対する別の解決策は、2つの単方向
性カートリッジに2つのコイルをそれぞれ別向きで提供
することである。言い換えると、2つの方向のうちの1
つでカートリッジに予備装填されたコイルを有する各々
2つのデバイスを提供することである。
【0040】上記で引用した参考文献のいずれもが、使
用の間、カテーテル遠位端および近位端として交換可能
に機能するようにされている2つの対向末端を有する2
方向性カテーテルの設計を提供していない。
【0041】また、上記で引用した参考文献のいずれも
が、両端部が、比較的大きな穴接近径を達成するため
に、組織内の最初の針穿孔部位の段階的な拡張のために
使用するように、単独の拡張デバイスとして使用するた
めに適合されている2方向性カテーテルを提供していな
い。
【0042】また、上記で引用した参考文献のいずれも
が、カートリッジアセンブリとしてカテーテルに予備装
填される塞栓コイルのような移植可能なデバイスの2方
向性送達を容易にし得る、単一の2方向性カテーテルを
提供しない。
【0043】本発明のデバイスの特徴および関連する方
法は、これらの課題およびさらに多くの課題に対する解
決策を提供する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】従来の、マイクロカテ
ーテル、注入カテーテル、および導入デバイスのような
公知の送達カテーテルは、別個の固定された近位端およ
び遠位端を有する単方向性送達デバイスである。従っ
て、血管閉塞コイルなどの送達カテーテルにより体内標
的部位に送達される目的デバイスは単方向にのみ送達さ
れ、予備装填された血管閉塞コイルを装填された向きと
逆向きに送達しようとする場合、コイルを取り出して所
望の向きに置き換えなければならない。
【0045】本発明は、従来の単方向性送達デバイスを
改良して上述のような問題点を取り除くことを目的とす
る。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明は医療用カテーテ
ルデバイスに関し、このデバイスは、第1および第2の
末端部分を有する細長い本体であって、該末端部分の各
々はテーパー状の端部を有し、そして送達デバイス管腔
または身体空間中に交換可能に導入され、かつ近位カッ
プラーに係合する本体、を備える。
【0047】上記細長い本体は、前記テーパー状の端部
間に伸びる細長い本体管腔を規定する。
【0048】上記医療用カテーテルデバイスは、1つの
実施態様において、上記末端部分のいずれかと取り外し
可能に係合し、そして前記細長い本体を第2のデバイス
と連結するようにされた少なくとも1つのカップラーを
さらに備え得る。
【0049】上記カップラーは、1つの実施態様では、
第1および第2の隣接領域を備え、第1のカップラー領
域は、上記細長い本体末端部分の少なくとも1つを受け
入れるようにされておりそして取り外し可能にそれと係
合し、上記第2のカップラー領域は、目的デバイスをス
ライド可能に受け入れるようにされており、そして上記
目的デバイスを上記細長い本体管腔に方向付けるように
し得る。1つの実施態様において、上記医療用カテーテ
ルデバイスは、第1および第2の端部を有し、そして上
記細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイスを
さらに備え得、上記カテーテルは、上記移植可能なデバ
イスを、上記カテーテル末端部分のいずれかを通じてそ
して上記送達デバイス管腔または身体空間中に交換可能
に導入し得る。
【0050】上記第1の本体末端部分は第1の外部輪郭
を有し得、そして上記第2の本体末端部分は上記第1の
外部輪郭より大きな第2の外部輪郭を有し得る。
【0051】1つの実施態様において、上記細長い本体
は、最初の針穿孔部位を通じて各細長い本体末端部分を
前進させて、穿刺部位の直径の段階的拡張を提供するよ
うにされた拡張器であり得る。1つの実施態様におい
て、上記第1の本体末端部分は第1の外部輪郭を有し、
そして上記第2の本体末端部分は上記第1の外部輪郭よ
り大きな第2の外部輪郭を有し得る。
【0052】本発明はまた医療用カテーテルデバイスに
関し、このデバイスは、第1および第2の末端部分を有
し、そして上記第1および第2の末端部分の間に伸びる
細長い本体管腔を規定する細長い本体であって、上記末
端部分の各々は送達デバイス管腔または身体空間中に交
換可能に導入され、そして近位カップラーと係合するよ
うにされている、本体;および上記カテーテル本体末端
部分の少なくとも1つと取り外し可能に係合し、そして
上記細長い本体を第2のデバイスと連結するようにした
少なくとも1つのカップラー、を備える。
【0053】上記少なくとも1つのカップラーは、上記
細長い本体末端部分のいずれかと交換可能に係合するよ
うにされ得る。
【0054】上記医療用カテーテルデバイスは、1つの
実施態様において、2つのカップラーをさらに備え、こ
のカップラーの各々は上記本体末端部分の1つと取り外
し可能に係合し得る。
【0055】1つの実施態様では、上記少なくとも1つ
のカップラーは、第1および第2の隣接カップラー領域
を備え、上記第1のカップラー領域は上記細長い本体末
端部分の少なくとも1つと取り外し可能に係合するよう
にされており、上記第2のカップラー領域は目的デバイ
スをスライド可能に受け入れるようにされており、そし
て上記目的デバイスを上記細長い本体管腔に方向付ける
ようにされ得る。
【0056】1つの実施態様において、上記第1のカッ
プラー領域は圧縮可能部分を備え、開放位置においてこ
の圧縮可能部分は、上記少なくとも1つの細長い本体末
端部分をスライド可能に受け入れるようにされた開口直
径を有し、そして減少した直径に圧縮可能であり、上記
細長い本体末端部分に力を伝え、そして上記細長い本体
末端部分に取り外し可能に係合し得る。上記圧縮可能部
分は圧縮可能な「O」形状リングを備え得る。あるい
は、上記圧縮可能部分は口金を備え得る。
【0057】1つの実施態様において、上記医療用カテ
ーテルデバイスは、上記細長い本体末端部分の少なくと
も1つは外部輪郭を有し、上記第1のカップラー領域は
第1の内部直径を有する第1のカップラー管腔を形成
し、そしてその中の上記少なくとも1つの本体末端部分
に取り外し可能に係合するようにされるようにされ、上
記第2のカップラー領域は目的デバイスをスライド可能
に受け入れ、そして上記デバイスを上記細長い本体管腔
に方向付け、上記第2のカップラー領域はじょうご形開
口部と隣接する第2のカップラー管腔を備える空洞を備
え、上記第2のカップラー管腔はまた上記第1のカップ
ラー領域に隣接し、そして少なくとも1つの上記本体末
端部分外部輪郭より小さな第2の内部直径を有し、そし
て上記じょうご形の開口部は、上記第2のカップラー管
腔から、上記第2の内部直径より大きな第3の内部直径
を有する第2の末端までテーパー状であり、上記じょう
ご形開口、上記第2のカップラー管腔、および上記第1
のカップラー管腔は、上記カップラーを通じて伸びるチ
ャネルを形成する。
【0058】上記第1のカップラー管腔内部直径は前記
本体末端部分外部輪郭より大きく、そして上記本体末端
部分を受け入れ、上記直径内で上記末端部分に摩擦接触
で取り外し可能に係合するようにされ得る。
【0059】前記カップラーは、好ましくは、ポリカー
ボネート、ポリアクリレート、ポリエチレン、およびそ
れらのブレンド、ならびに金属からなる群から選択され
る、比較的非弾性の材料を含み得る。
【0060】1つの実施態様において、上記第1のカッ
プラー領域内部直径は上記本体末端部分外部輪郭より小
さく、そして上記カップラーは、上記細長い本体末端部
分を受け入れ、その中の上記末端部分に圧力接触で取り
外し可能に係合するようにされた弾性的に屈曲可能な材
料を含み得る。
【0061】上記弾性的に屈曲可能な材料は、好ましく
は、ポリイソプレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、
スチレンブタジエンコポリマー、シリコーン、およびそ
れらのブレンドからなる群から選択される。さらに、上
記カップラーの少なくとも1つはルアーアダプターを備
え得る。
【0062】1つの実施態様において、上記医療用カテ
ーテルデバイスは、第1および第2の末端を有し、そし
て上記細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイ
スをさらに備え得、上記カテーテルは、該移植可能なデ
バイスを、上記細長い本体末端部分のいずれかを通じ、
かつ上記送達デバイス管腔または本体空間中に、交換可
能に導入するようにされ得る。
【0063】1つの局面において、本発明は、組み合わ
せ医療用カテーテル/インプラントカートリッジに関
し、このカートリッジは第1および第2の末端部分を有
し、そして上記第1および第2の末端部分の間に伸びる
細長い本体管腔を形成する細長い本体であって、上記末
端部分の各々は送達デバイスと交換可能に係合するか、
または身体空間中に導入され、そして近位カップラーと
係合するようにされた本体;および第1および第2の移
植可能なデバイス端部を有し、そして上記細長い本体管
腔内に配置される移植可能なデバイスであって、上記カ
ートリッジは、上記移植可能なデバイスを、上記細長い
本体末端部分のいずれかを通じかつ上記送達デバイス管
腔または身体空間中に交換可能に導入するようにされた
デバイスを備え得る。
【0064】上記移植可能なデバイスは、一次らせんに
巻かれそして血管閉塞インプラントとして適しているワ
イヤであり得る。
【0065】上記第1の移植可能なデバイス末端は第1
の外部直径を有し得、そして上記第2の移植可能なデバ
イス末端は上記第1の外部直径より大きな第2の外部直
径を有し得る。そして、上記第1および第2の移植可能
なデバイス末端は異なる二次形態を有し得る。
【0066】上記コイルは、2つの端部を有する二次ら
せんの形状にある二次形態を有し得、上記第1の二次ら
せん末端は第1の外部直径を有し、そして上記第2の二
次らせん末端は上記第1の外部直径より大きな第2の外
部直径を有し得る。
【0067】好ましくは、上記第1の外部直径は1mm〜
4mmの範囲内にあり、そして上記第2の外部直径は2mm
〜8mmの範囲内にある。
【0068】上記第1の移植可能なデバイス末端は第1
の可撓性を有し得、そして上記第2の移植可能なデバイ
ス末端は該第1の可撓性より大きな第2の可撓性を有し
得る。
【0069】1つの実施態様において、上記組み合わせ
医療用カテーテル/インプラントカートリッジは、上記
第1および第2のカートリッジ本体末端部分を参照して
上記第1および第2の移植可能なデバイス末端の向きを
示す指標をさらに備え得る。
【0070】1つの実施態様において、上記本体はポリ
マーを含み、このポリマーを通して上記移植可能なデバ
イスは上記細長い本体管腔内で観察し得る。
【0071】1つの実施態様において、上記組み合わせ
医療用カテーテル/インプラントカートリッジは、上記
細長い本体末端部分のいずれかと取り外し可能に係合
し、そして上記細長い本体末端部分を第2のデバイスと
連結するようにさせた少なくとも1つのカップラーをさ
らに備え得る。
【0072】好ましくは、上記カップラーの少なくと1
つは、上記インプラントが見えるような材料を含み得
る。
【0073】本発明は、1つの局面において、経皮カテ
ーテル法を実施するためのキットに関し、このキット
は、第1および第2の細長い本体末端部分を有する細長
い本体;および近位送達カテーテル末端および対向する
遠位送達カテーテル末端を有する細長い遠位送達カテー
テルを備え;ここで、第1の形態で、上記第1の細長い
本体末端部分は該近位送達カテーテルと順応して連結
し、そして第2の形態で、上記第2の細長い本体末端部
分は該近位送達カテーテル末端に順応して連結する。
【0074】1つの実施態様において、上記細長い遠位
送達カテーテルは、上記近位および遠位送達カテーテル
末端部分の間に伸びる管腔をさらに備え、そして上記第
1の形態で、上記第1の細長い本体末端部分は上記管腔
中に順応して受け入れられ、そして上記第2の形態で、
上記第2の細長い本体末端部分は上記管腔中に順応して
受け入れられる。
【0075】1つの実施態様において、上記組み合わせ
医療用カテーテル/インプラントカートリッジは第1お
よび第2の末端部分を有し、そして上記第1および第2
の末端部分の間に伸びる細長い本体管腔を形成する細長
い本体であって、上記末端部分の各々がテーパー状の末
端を有しそして送達デバイス管腔と交換可能に係合する
か、または身体空間中に導入され、そして近位カップラ
ーの近位に係合するようにされている、本体;上記細長
い本体末端部分の少なくとも1つと取り外し可能に係合
し、そして上記細長い本体を第2のデバイスと連結する
ようにされた少なくとも1つのカップラー;および第1
および第2の移植可能なデバイス末端を有し、そして上
記細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイスで
あって、上記細長い本体が、上記移植可能なデバイス
を、上記細長い本体末端部分のいずれかを通じかつ上記
送達デバイス管腔または身体空間中に、交換可能に導入
するようにされたデバイスを有する。
【0076】上記少なくとも1つのカップラーは第1お
よび第2の隣接カップラー領域を備え得、上記第1のカ
ップラー領域は、第1の内部直径を有する第1のカップ
ラー管腔を形成し、そしてその中の前記少なくとも1つ
の細長い本体末端部分と取り外し可能に係合するように
され、上記第2のカップラー領域は、目的デバイスをス
ライド可能に受け入れ、そして上記目的デバイスを上記
細長い本体管腔中に方向付けるようにされ、上記第2の
カップラー領域は、じょうご形開口部と隣接する第2の
カップラー管腔を備える空洞を備え、上記第2のカップ
ラー管腔はまた、上記第1のカップラー領域に隣接し、
そして少なくとも1つの上記細長い本体末端部分外部輪
郭より小さな第2の内部直径を有し、そして上記じょう
ご形の開口部が、上記第2のカップラー管腔から上記第
2の内部直径より大きな第3の内部直径を有する第2の
末端までテーパー状であり、上記じょうご形開口部、上
記第2のカップラー管腔、および該第1のカップラー管
腔が、上記カップラーを通じて伸びるチャネルを形成す
る。
【0077】上記組み合わせ医療用カテーテル/インプ
ラントカートリッジは、1つの実施態様において、2つ
の上記カップラーをさらに備え、上記カップラーの各々
は上記細長い本体末端部分の1つと取り外し可能に係合
し得る。また、上記カップラーの少なくとも1つは、そ
れに最も近接した移植可能なデバイス末端を参照する指
標を備え得る。
【0078】上記移植可能なデバイスは、一次らせんの
形態でそして身体空間にその閉塞のために配置するよう
にされる金属ワイヤを備え得る。
【0079】上記移植可能なデバイスは、上記第1の移
植可能なデバイス末端から上記第2の移植可能なデバイ
ス末端まで増加する直径を有する第2のらせんをさらに
備え得る。
【0080】さらに、本発明の1つの局面は、細長い本
体を備え、そして2つの末端部分を有する医療用カテー
テルデバイスを、送達デバイスまたは身体空間に導入す
る方法に関し、この方法は、a)上記送達デバイスまた
は身体空間にカテーテル遠位端として導入されるべき上
記2つの末端を有するカテーテルデバイスの第1の末端
部分を選択する工程;およびb)上記第1の末端部分を
上記送達デバイスまたは身体空間に導入する工程を包含
する。
【0081】1つの実施態様において、上記方法は、
c)上記カテーテルの第2の近位端を、第2の医療デバ
イスと連結する工程をさらに包含する。
【0082】1つの実施態様において、上記方法におい
て、上記カテーテルは、上記第1の末端部分に適合する
第1の取り外し可能なカップラーをさらに備え、 c)該第1の末端部分から該第1の取り外し可能なカッ
プラーを取り外す工程がさらに包含される。
【0083】さらに、1つの実施態様において、上記方
法は、d)上記第1の取り外し可能なカップラーを上記
第2の末端部分と取り外し可能に係合する工程をさらに
包含する。
【0084】さらに、本発明は、1つの局面において、
2面の医療用カテーテルデバイスを通じて伸びる内部管
腔内に予備装填された位置からインプラントデバイスを
導入する方法に関し:a)送達デバイスと連結されるべ
き、または身体空間中へのカテーテル遠位端として2面
のカテーテル本体の第1の末端部分を選択する工程;
b)上記第1の末端部分を上記送達デバイスと係合する
か、または上記身体空間へ導入する工程;およびc)上
記管腔を通じて上記インプラントデバイスを、上記第1
の末端部分に向かっておよび上記第1の末端部分から、
そして上記送達デバイスまたは身体空間中へ押し出す工
程を包含する。
【0085】本発明は、2つの端部および2つの末端部
分を有する細長い本体、ならびにこの端部の間に伸びる
細長い本体管腔を有する2方向性医療用カテーテルデバ
イスである。各末端部分は、遠位カテーテル端部とし
て、送達デバイス管腔または身体空間に交換可能に導入
され、近位カテーテル端部として近位カップラーに係合
するようにされている。
【0086】本発明はまた、外側に向かって減少し本体
端部で終結する外部直径を有するテーパー状の端部を有
する2方向性医療用カテーテルデバイスである。
【0087】本発明はまた、カテーテル本体末端部分の
1つと取り外し可能に係合し、そしてカテーテルデバイ
スを第2のデバイスと連結するようにさせた少なくとも
1つのカップラーを有する2方向性医療用カテーテルデ
バイスである。
【0088】本発明はまた、1つの端部から他の端部ま
で伸び、そして血管閉塞コイルのような移植可能なデバ
イスで予備充填される管腔を有する、2方向性医療用カ
テーテルデバイスである。カテーテル/移植可能なデバ
イスの組み合わせは、移植可能なデバイスを、交換可能
に、その末端部分のいずれかを通じ、次いで送達デバイ
ス管腔または身体空間中に2方向性で導入するようにさ
れるカートリッジを形成する。
【0089】
【発明の実施の形態】2方向性カテーテル 本発明は、一般に、送達デバイスまたは身体空間中に、
カテーテル遠位端として、交換可能に挿入されるように
または使用の間カテーテル近位端としてカップラーと結
合されるように取り付けられた2つの末端部分を有する
細長い本体を有する2方向性カテーテルである。さら
に、本発明で開示される特定の好適な実施態様は以下を
含む:(1)2つのテーパー状末端部分を有するカテーテ
ル本体の形態、(2)少なくとも1つの取り外し可能に取
り付けられたカップラーを有する2方向性カテーテル本
体、および(3)血管閉塞コイルのような移植可能なデバ
イスを予備装填する2方向性カテーテルから形成される
組み合わせカートリッジ形態。
【0090】本明細書で詳細に開示される実施態様で、
本発明のカテーテルの「2方向性」の能力は、カテーテ
ルの管腔を通じて予備装填される移植可能な目的デバイ
スの2方向の導入において特定の利点を提供する。本発
明を用いて、このような移植可能なデバイスが、カテー
テル端部(望ましくはこれを通ってデバイスが送達され
る)に依存して、2つの向きまたは方向の一方で移植さ
れ得る。
【0091】図1は、本発明の第1の好適な実施態様を
示す。図示されるカテーテル1は、細長い本体4を有
し、本体4は、それを通じて伸びる管腔10を形成し、そ
して外部端部20および21で、外部直径が減少して終わ
る、または「侵入輪郭」のテーパー部分16および18を有
する2つの末端部分12および14を有する。テーパー部分
16および18は、例えば、図1の「A」で示される有益な
侵入輪郭をカテーテルに与え、カテーテル1のいずれか
の端部の送達デバイスまたは身体空間中への挿入を補助
する。本明細書において、「輪郭」は、所定位置または
長さの部材またはデバイスが適合し得る最も小さいサイ
ズの穴(hole)と定義される。テーパー部分は、研がれ、
または砂で磨かれ、成形され、例えば、管材のセクショ
ンを加熱し、そしてまたはネッキングすることにより熱
処理され得るか、あるいは当業者に公知または明らかな
任意の他の方法で形成され得る。
【0092】図1のカテーテル末端部分12および14は、
カテーテル遠位端または近位端として交換可能に用いら
れ得るが、2つの末端部分12および14が異なる利点を提
供し得ることが予期される。例えば、図1の2つのテー
パー部分の設計において、テーパー部分16および18の形
状または寸法は異なり得ることが予期される。各々の形
態または寸法は、種々の医療または解剖学的ニーズに基
づいて特定の近位または遠位用途に対してより所望され
得る。
【0093】同様に、各々の末端部分は、遠位または近
位カテーテル端部として交換可能に用いられる能力を失
うことなく、他の異なる特性を有し得る。このような差
異の1つの例は、各対向する末端部分について選択され
る材料に存在し得る。例えば、1つの末端部分は剛直で
あり得、そして対向する末端部分がより可撓性であり
得、両末端の交換可能性が、異なる解剖学的またはデバ
イス用途に適応する。あるいは、1つの末端部分は、他
端部が有さない特定のコーティング(例えばヘパリン)を
有し得、コートされた末端が交換可能に近位方向または
遠位方向に向き、コーティングが所望される場所に適合
する。
【0094】従って、本発明の新規なカテーテル設計を
利用するデバイスについて選択される材料の範囲は、デ
バイスの意図される用途のみによって制限される。カテ
ーテル構築のための材料の入手可能なリストは、意図さ
れる用途に要求される、可撓性および押し出し伝達のよ
うな性能要求によってのみ束縛される。例えば、2方向
性設計は遠位送達デバイスとして使用され得、カテーテ
ル遠位端が目的デバイスを遠位の曲がりくねった解剖学
的位置に配置するようにされなければならない。あるい
は、導入デバイスとして新規な設計が使用され得、目的
デバイスを、近位ハウジングのみまたは別の留置送達デ
バイスの管腔中にそれを通じて遠位方向に配置されらよ
うに配置する。いずれの場合においても、カテーテル1
の部材の構築に選択される材料は、類似しているが、本
発明の2方向性能力を有さない用途で現在用いられてい
る標準デバイスに適切な任意の材料であり得る。
【0095】しかし、一般的に言えば、遠隔遠位用途に
理想的に設計される本体4のセクションに最も適した材
料はより可撓性であり、そして一般に、低密度から中間
密度のポリエチレン、および低デュロメーターポリウレ
タン、ポリオレフィンコポリマー、Nylonおよびポリエ
ステルを含み得る。より近位な用途に一般に適する材料
はより剛直であり、そして高密度ポリエレチン、高デュ
ロメーターポリウレタン、ポリアクリレート、ポリプロ
ピレン、およびポリイミドを含む。
【0096】本発明の2方向性カテーテルは図2でカテ
ーテル3として示され、最初の管穿孔を脈管接近のため
により大きな穴直径まで拡張するに有用な拡張器として
構成される。この拡張器設計は、先に知られている1方
向性拡張器カテーテル設計を用いるときに可能な拡張よ
りも好適な方法で、最初の接近穴を相対的により大きな
穴まで段階的に拡張することを可能にする。
【0097】2方向性拡張器 図2に示される本発明の2方向性拡張器は、大きな接近
部位が所望されるとき、複数の拡張器を使用する必要性
を取り除く。これは、拡張が2つの末端部分13および15
を相互に交換し、そしてカテーテルを段階的拡張のため
に2方向に前進することによりなされ得るためである。
【0098】各末端部分13および15は、図2の拡張器実
施態様で異なる輪郭を有する。端部22は、第1の侵入輪
郭「A」を有し、そしてカテーテル末端部分13が図2で
「a」として示される方向に前進させるとともに、穿孔
穴中に最初に導入され得る。末端部分13が穿孔部位を通
って前進する間に、横断テーパー部分17は、接近穴の最
初の通過拡張を可能にする。一旦テーパー部分が穿孔穴
を過ぎて完全に前進するか、あるいは遷移部40があたる
と、第1工程の拡張は終了する。拡張器は取り出され
得、反対向きにし、そして次いで、今度は、末端部分15
を有する拡張器が拡張器カテーテル遠位端であり、そし
て遠位部分13がカテーテル近位端である関係で、方向
「a'」に上記部位を通じてその中に再び前進させる。
図2で示されるテーパー部分19は、2つのテーパー領域
19aおよび19bを有し、19aは、末端部分13の輪郭にほぼ
近い直径で終わり、そして19bは、所望の最終穴直径ま
でさらに拡張するための寸法である。2つの拡張工程の
間に、穿孔部位直径は、少なくとも「A」から少なくと
も「B」まで増加する。拡張器が解剖学的構造に最も遠
く進行するとき、2つの末端部分の長さ「L1」および
「L2」のいずれかがより長い。
【0099】このことは、この段階的拡張が、対応する
寸法の先に知られている1方向性拡張器カテーテルを用
いて代わりに行われる場合のシナリオとは全く対照的で
ある。その場合、末端部分15は、末端部分13に対して逆
向きであり得、そしてテーパー部分19は、反対の末端
(図示せず)で、その代わりに末端部分13に隣接し得る。
ここで、2方向性用途で先に記載されたと同じ拡張に
は、テーパー部分19を全長「L2」までにする長さの寄
与に依存して、「L1+L2」までの進行長さが前進に
要求され得る。
【0100】2方向性カテーテル端部に取り外し可能に
取り付けられたカップラー 本発明の2方向性カテーテルのさらなる実施態様を、図
3(A)および図3(B)にカテーテル5として示す。図3
(A)は、少なくとも1つの末端部分12および14と取り外
し可能に係合したそれぞれ少なくとも1つのカップラー
またはアダプター50および51をさらに備えるカテーテル
5を示す。あるいは図3(B)は、末端部分12および14か
ら取り外された各カップラー50および51を示す。1つの
カップラーが第1の本体末端部分と係合し、そして第2
のカップラーが第2の本体末端部分から取り外される場
合、第2の本体末端部分は望ましくは、身体空間中に、
あるいは送達デバイス管腔内に同軸に配置される遠位カ
テーテル末端として使用されることが意図される。この
ような形態において、それと係合されたカップラーを有
する第1の本体末端部分は、対向する近位端であること
が意図され、カップラーは他のデバイスと接続するかま
たは目的デバイスを管腔に受け入れるために担当医にと
って手に入りやすい。本発明は、取り外し可能に係合さ
れたカップラーを取り込む場合、対向するカテーテル末
端に取り外し可能に係合した2つのカップラーを有する
か、または2つのカテーテル本体末端部分の少なくとも
1つに取り外し可能に係合するために取り付けられる1
つのカップラーを有するかのいずれかを意図する。
【0101】カテーテル末端部分12および14の少なくと
も1つと取り外し可能に係合され得るカップラー50また
は51の任意の設計は、2方向性カテーテル発明の範囲内
であると意図される。しかし、取り外し可能に係合する
カップラー50および51の1つの設計は、例えば、図4
に、好適なカップラー50の断面図で示される。カップラ
ー50は、好ましくは2つの隣接領域を有して示される。
第1のカップラー領域52は、2方向性カテーテル受け入
れ部位であり、そして第2のカップラー領域72は、第2
のデバイス受け入れ領域である。
【0102】図4に示すように、第1のカップラー領域
52は、最初にカテーテル末端に遭遇し、次いで端部およ
び末端部分を方向づけるために小さなじょうご形部分54
を含有する。これは、内径「C」を有する細長いカップ
ラー管腔56へのじょうご形部分端部20および末端部分12
として(例により)図4に示される。直径「C」は制限
される。末端部分12が、末端部分外部表面25とカップラ
ー管腔内部表面58との間の接触を係合することによりカ
ップラー50内に取り外し可能に固定されなければならな
い。
【0103】1つの実施態様において、例えばカップラ
ー50のようなカップラーは、ポリウレタン、ポリイソプ
レン、ポリ塩化ビニル、スチレンブタジエンコポリマ
ー、低密度ポリエチレン、シリコーンゴムのようなゴ
ム、またはそれらのブレンドのような比較的弾性な材料
から製造され得る。このような場合、カップラー管腔56
の内径「C」は、末端部分外径「D」と等しいかまたは
それ未満であり得る。しかし、これらの直径の比は、末
端部分12が管腔56内およびストップ60まで圧縮され得、
さらに置換された管腔内部表面58からの十分な弾性力に
対して取り外し可能な係合で末端部分12を保持し得なけ
ればならない。2つの直径「C」および「D」に必要と
される寸法ならびにこの性能要求を満足するために必要
な対応する比は、選択する材料に依存して変化し得る。
【0104】別の実施態様において、カップラーは、ポ
リカーボネート、ポリアクリレート、中密度から高密度
ポリエチレン、またはそれらのブレンドのような比較的
非弾性的な材料から製造され得る。あるいは、カップラ
ーの非弾性材料は金属であり得る。このような非弾性材
料が使用される場合、直前に記載したような圧力接触
は、特に、例えば、本体末端部分が比較的屈曲可能(yie
ldable)な材料の単一押し出成形チューブである場合
に、それに含まれるカテーテル本体末端部分の管腔の断
面に影響することなく達成し得ない。望ましくは、非弾
性カップラーは、直径「C」が「D」と等しいか、ある
いはわずかにより大きいような寸法にされ得る。この実
施態様では、末端部分12は、カップラー管腔56に挿入さ
れ得、そしてその中で本体末端部分表面(25)とカップ
ラー管腔表面(58)との間の摩擦により取り外し可能に
係合され得る。
【0105】本発明の別のさらなる実施態様は、調節可
能な内径を有する取り外し可能なカップラーを意図す
る。この実施態様において、カップラーの一部分を収容
するカテーテル末端部分は、第1の内径を有し、そして
その中にカテーテル末端部分をスライド可能に受け入れ
るようにされている。カテーテル末端部分がそのように
カップラー内に配置されると、カップラー内径は、その
中にそれを保持するための力でカテーテル末端部分の外
部表面に減少して調節される。このような調節可能な内
径は、例えば、当業者により意図され得るように圧搾部
材と共に口金またはO−リングを使用して達成され得
る。
【0106】図4の第2のカップラー領域72、または第
2のデバイス受け入れ領域は、好ましくはプッシャーま
たはガイドワイヤのようなデバイスを受け入れるように
されており、そして好ましくは74で示されるような大き
なじょうご形部分を取り込むことによりそのように適用
される。大きなじょうご形部分74は、プッシャーまたは
ガイドワイヤあるいは他の目的デバイスを受け入れるよ
うにされ、そしてデバイスを第1のカップラー領域52内
に位置する本体末端部分12で細長い本体管腔10内に方向
付ける。大きなじょうご形部分74は、第1のカップラー
領域52に隣接する第1の大きなじょうご形末端76を有
し、そして細長い本体末端部分12に対するストップ60を
形成する。大きなじょうご形末端76は、本体末端部分12
が第1のカップラー領域52内に取り外し可能に係合する
場合に細長い本体管腔10の直径にほぼ等しい内径「E」
を有する。
【0107】従って、相対的に連続する表面が、本体末
端部分12が第1の領域の管腔56内に、かつ隣接する大き
なじょうご形部分末端76に対して進む場合に、カップラ
ー50内で内部的に形成される。これは、好適なカップラ
ー50内の細長い本体管腔10への目的デバイスの比較的滑
らかな導入を容易にする。
【0108】あるいは、大きなじょうご形部分末端76
は、管腔10の直径よりもわずかに小さい内径「E」で設
計され得る。この形態では、カップラー50を通じる管腔
10への目的デバイスの導入が、20におけるような細長い
本体末端でリッジと遭遇する可能性をさらに確実にす
る。さらに、この形態は、カップラー50を通じて近位方
向に管腔10からのデバイスの通過を防止するためのさら
なるストップを提供し得る。例えば、管腔10内で予備装
填されたインプラント(示さない)は、大きなじょうご
形部分末端76が管腔10の直径よりも小さい内径「E」を
有する場合により安全にその中に収容され得る。
【0109】第2のカップラー領域72はまた、第2のデ
バイスのカップラーをねじにより係合するためのねじ筋
を有するルアー接触部材(luer fitting)を備え得る。ル
アー接触部材は、2つのデバイス取り付けの雄側または
雌側のどちらかであり得、そして図4に78で示すような
外側のねじ山を有し得、または接合デバイスの外側のね
じを受け入れるために内側方向に傾斜面を有し得る。さ
らに、またはあるいは、大きなじょうご形部分74はま
た、当業者に明らかであり得るように、シリンジの放出
末端を摩擦により係合するようにされ得る。
【0110】図5(A)は、末端部分12に取り付けられた
取り外し可能なカップラー50を有する2方向性カテーテ
ル7の複合断面図を示す。図5(A)の末端部分12は、カ
テーテル近位端であり、従って対向する末端部分14はカ
テーテル遠位端となる。あるいは図5(B)は、代わりに
末端部分14に取り付けられた取り外し可能なカップラー
50を有する2方向性カテーテル7の複合断面図を示す。
ここで、末端部分は交代され、そして末端部分14はカテ
ーテル近位端であり、そして末端部分12はカテーテル遠
位端である。従って、図5(A)および図5(B)のカテーテ
ル形態は、末端部分が望ましくはカップラー50に取り付
けられることに基づいて、交代可能に転置可能な近位端
および遠位端を有する2方向性カテーテルの例を示す。
【0111】図6は、カテーテル8での本発明のさらな
る実施態様を示す。取り外し可能に取り付けられるカッ
プラー55および56を、変化する形状を有する細長い本体
末端部分57および59との取り外し可能な係合において示
す。この変形例において、末端部分57は、カップラー55
が末端部分57の第1の形状の上に配置される場合にカッ
プラー55内に提供される管腔内で直線形状に偏らされる
(biased)第1の形状を有する。末端部分59を、カップ
ラー56がこの形状の部分の上に改変的に配置されると
き、カップラー56の管腔内で直線形状にまた抑止され得
る第2の形状を有するように図6に示す。末端部分57お
よび59の両方の形状を、それぞれカップラー55および56
内で抑止される際の第1の形態、および対応するカップ
ラーが取り外される際の抑止されない形態において透視
的に示す。
【0112】図6の実施態様の使用では、カテーテル遠
位端として使用され、次いで対向する末端部分上に、カ
ップラー(例えばカップラー55)を配置されるべき適切な
形状を有する細長い本体末端部分を選択し得る。あるい
は、2つのカップラーが、図6に示されるように、カテ
ーテル本体末端部分上に提供される場合に、カップラー
の1つが、遠位カテーテル末端としての使用に対して所
望の先端部形状を有する端部から単に取り外され得る。
他のカップラーは、近位カップラーとして対向する末端
上に単に残されたままである。従って、2つの形状のど
ちらかが、所望のようにインビボで遠位方向に使用され
得、そして近位カテーテル末端は、予備成形された形態
が必要でないかあるいは所望でない場合に、比較的直線
の状態に維持される。
【0113】予備装填された移植可能なデバイスを有す
る2方向性カートリッジ 図7(A)〜7(C)および図8(A)〜8(C)は、その使用にお
ける逐次的な工程における本発明の好適なカートリッジ
実施態様の別の形態を示す。図7(A)〜7(C)は、カート
リッジの一つの端部からの指向性の血管閉塞デバイスを
放出するための形態の使用を示し;図8(A)〜8(C)は、
好適なカートリッジの他の端部からの指向性の血管閉塞
デバイスを放出するための形態の使用を示す。
【0114】図7(A)、図7(B)、および図7(C)は、そ
の使用における逐次的な工程における好適な予備装填さ
れた移植可能なデバイス送達カートリッジの実施態様を
示す。好適なカートリッジ9は、2方向性カテーテル7
を備え、これを、例示により図7(A)に示し、細長い本
体4および近位カップラー50、ならびにカテーテル7の
細長い本体管腔10中に予備装填された移植可能なデバイ
スを備える。移植可能なデバイスを、血管閉塞コイル10
0として例示により図7(A)〜図7(C)に示す。好適な血
管閉塞キットは、カートリッジ9のカートリッジ実施態
様を備え、そして図7(A)に150で示すプッシャー、およ
び図7(B)および図7(C)に120で示す遠位送達カテーテ
ルをさらに備える。
【0115】図7(A)は、好適なカテーテル/移植可能
なデバイスカートリッジ実施態様における細長い本体管
腔10内に配置されたコイル100を有する、細長い本体4
の末端部分に取り付けられた取り外し可能なカップラー
50を備えるカートリッジ9を示す。カートリッジ9の操
作において、図7(A)に示されるカップラー取り付けを
含むことは好適であるが、カップラー50を含むことは、
絶対に必要ではなく、カテーテル7のために示される他
の特定の特徴もまた必要でない。本発明は、対向する末
端部分にカップラーがなくおよびテーパーがない血管閉
塞コイルカートリッジとして、予備装填された2方向性
カテーテルを使用することを意図する。管腔に移植可能
なデバイスを収容し、そして2つの対向するカテーテル
末端のどちらかを通じて移植可能なデバイスを遠位方向
に送達するためのカートリッジとして取り付けられる任
意の細長いカテーテル本体は、本発明の範囲内である。
【0116】図7(A)および図7(B)に示されるように、
末端部分12に取り付けられるカップラー50は、それを通
じてコイル100が放出されるべき遠位カテーテル末端を
末端部分14に形成する。従って、管腔10における固定さ
れた長軸方向で予備装填されているコイル100は、コイ
ル端部102が近位コイル端部になり、かつコイル端部104
が遠位コイル端部になると共に同様に配向する。遠位コ
イル端部は、最終的にコイル100が標的身体空間中に放
出されるとき、その先導端部である。
【0117】コイル100を、細長い本体管腔10の内壁に
対して摩擦により押す隣接らせん巻き線の尖端と共に、
半径方向に拡張した緩和状態から抑止された伸長状態で
図7(A)および図7(B)に示す。最終的に、身体空間内の
ように、より大きな直径の管腔へのコイルの遠位放出に
際し、伸長したコイルは好ましくは、閉塞のための血栓
形成性応答中に、そのらせん巻き線の拡張した幅に血管
壁を係合し得、そしてそこに固定して保持し得るように
その緩和した記憶を回復する。
【0118】図7(B)は、好ましくはプッシャー150(示
さない)により遠位末端部分14を通じて、そして遠位送
達カテーテル120の管腔に押し進められた後もなお伸長
形態であるコイル100を示す。ここで、遠位送達カテー
テル120は、そこからの身体空間中への遠位放出までコ
イルの伸長状態が維持されるように、細長い本体管腔10
と同様の内部管腔直径を有することが示される。
【0119】好ましくは、遠位カートリッジ末端部分14
は、2つのカテーテル管腔間の滑らかな適合がそれに沿
ったコイルの前進の間に維持されるように(適合は示さ
ない)、遠位送達カテーテル120上に提供される近位ア
ダプターの管腔中に同軸に受け入れられる。しかし、遠
位送達カテーテル120が管腔10と異なる内径を有し得、
そしてなおコイルの有効な遠位送達を提供することがさ
らに意図される。
【0120】カートリッジ9から遠位送達カテーテル12
0へのコイル100の移動後、図7(C)は、遠位送達カテー
テル120を通じて長軸方向に送達され、そしてそこから
脈管のような身体空間に放出された後のコイル100を逐
次的に示す。ここで、コイル端部104は、カートリッジ
9の境界および遠位送達カテーテル120管腔から放出さ
れるとき、コイル端部102よりも大きな弛緩直径を有す
る。このように、カップラー50のこの実施態様の末端部
分12への取り付けは、コイルを身体空間に射出すると
き、コイル端部104に特有のより大きな拡張が、望まし
くは遠位の導入コイル端部であり、そしてコイル端部10
2のより小さい拡張が、望ましくは後に続く近位コイル
端部分であるとき、望ましい向きであり得る。
【0121】図8(A)、図8(B)、および図8(C)は、別
のコイル送達順序を示し、ここでカップラー50は、代わ
って、カートリッジ9の対向末端部分に取り付けられ
る。(例えば)、端部14にとりつけられたカップラー50が
図8(A)に示される。図8(A)の配置は、カートリッジ9
の近位−遠位の向きを効果的にスイッチし、コイル100
の送達が図7(A)の配置において可能な向きと逆向きで
ある方向にする。図8(A)は、現在近位カテーテル末端
である末端部分14を示し、ここでコイル末端部分104が
近位コイル端部(図7(A)の形態において近位にあるコ
イル端部102と対向するような)となる。同様に、末端
部分12は、現在カテーテル遠位端であり、ここを通って
そして遠位送達デバイス管腔にコイル100が放出される
(図8(B)に示す)。最後に、図8(C)は、コイルが遠位
送達デバイス120から、そして内部身体空間に放出され
るが、図7(C)の放出されたコイルと逆向きであること
を示す。ここで、所望の空間充填のための遠位の導入コ
イル端部は、より小さな直径の端部102であり、ここで
後に続く端部はより大きな拡張した近位コイル端部104
である。
【0122】従って、図8(A)〜図8(C)の導入カートリ
ッジ形態が選択される所望の閉塞部位は、図7(A)〜図
7(C)に示される形態に相伴うインプラント向きをより
促す閉塞部位と極めて異なる部位であり得る。
【0123】本発明は、カートリッジ9を形成する2方
向性カテーテル内に配置された任意の血管閉塞コイルま
たはインプラントの使用を意図する。しかし、直前に記
載したように、図7(A)〜図7(C)および図8(A)〜図8
(C)の実施態様は、異なる特性を有する第1のコイル端
部102および第2のコイル端部104を有するようなコイル
100を示す。これらの図において、コイル100は、コイル
端部102および104を有し、そしてコイル軸に沿って、お
よびコイル端部間で変化する直径を有する第2のらせん
形状を有する。このタイプのコイルは、コイルを2方向
性に送達する本発明の能力の最適な利益を享受し得、1
つの方向は、逆の方向の送達と異なる空間充填または他
の特性を有し得る。
【0124】本発明のカートリッジにおいて予備装填さ
れ得るこのような可変特性血管閉塞コイルの例を図9に
詳細に示す。コイル端部102を、代表直径「M」を有す
るコイルの小さな直径の端部であるとして示し、ここで
対向するコイル端部104は、「N」として示される代表
的な直径を有する幅広いコイル端部である。図9はま
た、一次らせんの隣接するコイル巻き線部分間から伸び
る血栓形成繊維フィラメント106を備えるさらなる実施
態様を示す。繊維フィラメント106は、血栓形成材料、
好ましくはDacronのようなポリエステルであり、そして
血管閉塞コイルの閉塞応答を増大すると考えられる。
【0125】図9に示すコイル100は、好ましくは0.000
5インチ〜0.005インチ(0.0127mm〜0.127mm)の範囲、
最も好ましくは0.001インチ〜0.0025インチ(0.0254mm
〜0.635mm)の範囲の直径を有する金属ワイヤフィラメ
ントで構成される。好ましくは、金属は、白金、タング
ステン、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、イリジウム
またはこれらの金属の合金からなる群から選択される。
最も好ましくは、ワイヤは、8%がタングステンで残り
が白金である合金から製造される。ワイヤは、マンドレ
ル上に一次らせんに巻き付けられ得る。得られる一次ら
せんは、0.005インチ〜0.035インチ(0.127mm〜0.889m
m)、好ましくは0.010インチ〜0.035インチ(0.254mm〜
0.889mm)の範囲の外径を有し得る。
【0126】二次らせんが、好適な第2の形状を有する
マンドレル上に一次らせんを巻き付けることによりコイ
ル100に与えられる。次いで、一次らせんおよび二次ら
せんのワイヤを加熱焼き鈍し(heat anneal)して、金属
に二次らせんの記憶を与える。さらに、繊維を塞栓コイ
ルに取り付け得、インプラントの血栓形成性を増加させ
得る。図9に示されるタイプのコイル100に関して、寸
法「M」は、好ましくは1mm〜4mmの範囲であり、そし
て対応する寸法「N」は、好ましくは2mm〜8mmであ
る。図9におけるコイル100の長さ「L」は、好ましく
は20mm〜90mmである。
【0127】直前に記載した形状のコイル100に加え
て、本発明のカテーテル/インプラントカートリッジに
おいて予備装填されるタイプの血管閉塞コイルの多くの
他の適切な例がある。これらのいくつかは押し出し可能
であり、そしていくつかは本発明のカートリッジからの
流体送達を促す。このような例は、以下の特許または特
許出願(これらの全ては上記で議論されている)に開示
されている血管閉塞コイルを包含する:1995年3月31日
に出願され、1999年4月6日に米国意匠特許第407,818
号として発行された米国意匠特許出願番号第29/037,001
号、これは変化する第2の幾何学的形状を有する血管閉
塞コイルを開示している;および1995年6月6日に出願
され、1998年6月16日に米国特許第5,766,160号として
発行された米国特許出願番号第08/480,042号、これはそ
れらの長さに沿って、かつそれらの端部で変化する可撓
性を有するコイルを開示しているこれらの文献は、そ
の全体が本明細書中に参考として援用される。
【0128】図7(A)〜図7(C)および図8(A)〜図8(C)
に示される実施態様におけるカテーテル本体4の材料
は、当業者に明らかであるように周知の材料から選択さ
れ得る。しかし、1つの望ましい材料は、透明なポリマ
ー性材料である。これは、担当医が細長い本体管腔内の
予備装填されたインプラントまたはコイルを見ることを
可能にする。透明なポリマー性材料は、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、または他の適切なポリマーであ
り得る。特に好ましいのは透明ポリカーボネートであ
る。あるいは、透明なカテーテル本体が必要でないかま
たは所望でない場合、他の材料が選択され得る。例え
ば、金属ハイポチューブ(hypotube)がカテーテル本体
4のために使用され得る。
【0129】細長い本体4のための透明なポリマー管材
料を包含する好適な実施態様に加えて、取り外し可能な
カップラー50もまた、そこを通る内部チャネルを可視化
するために透明な材料から構成され得る。
【0130】好適な使用を、図7(A)〜図7(C)または図
8(A)〜図8(C)のいずれかのセットで逐次的に示し、以
後例示の目的で図7(A)〜図7(C)に参照がなされる。2
方向性カテーテルにコイルを予備装填して、別の送達デ
バイスにコイルを送達するための導入カートリッジを形
成し、それを通して遠位方向に遠く離れた内部身体位置
に移植するためにさらに移動させる。
【0131】コイルが予備装填されたカートリッジか
ら、そして送達デバイスに送達される前に、コイルが望
ましく導入されるべき向きについて、言い換えれば、ど
のコイル端部が遠位であり、そしてどのコイル端部が近
位であるかについての決定がなされる。いくつかの指標
が、代表的には、どちらのカテーテル末端部分がどちら
の予備装填されたコイル端部に対応するかを同定するた
めに提供される。
【0132】1つのカップラーが、予備装填されたコイ
ルが望ましくはどちらの方向に放出されるべきかに依存
して、近位カテーテル末端にするために1つの本体末端
部分に取り付けられ得る。従って、対向する本体末端部
分は、遠位カテーテル端部となり、そこを通ってコイル
がカートリッジから放出される。2つのカップラーが両
方の本体末端部分に提供される場合、所望のカテーテル
遠位端上のカップラーは取り外される。近位カップラー
は、シリンジに取り付けまたは接続され得、そしてコイ
ルを収容する本体管腔は、低圧でリンガーの乳酸塩溶液
または生理食塩水溶液で充填され得、それによって管腔
10の空気を追い出す。
【0133】次いで、遠位カテーテル末端を、送達カテ
ーテル120の近位端に位置する回転止血弁(示さない)
を開き、そして遠位カートリッジ端部を送達カテーテル
120を通して伸びる管腔に挿入することにより送達カテ
ーテル120に挿入する。送達カテーテル120は、例えば、
上記で議論したEngelsonの米国特許第4,739,768号(そ
の全体が本明細書中に参考として援用される)に記載さ
れているタイプのマイクロカテーテルであり得る。
【0134】カートリッジ9の遠位端が送達カテーテル
120の近位部分内に配置されると、好ましくはプッシャ
ー150が、近位カートリッジカップラー50に導入され
る。単一のプッシャーが、送達デバイス120を通してコ
イルを導入カートリッジから押し出し、そして所望の閉
塞部位へ押し込むために使用され得る。あるいは、一連
のプッシャーが使用され得る。例えば、比較的短く、か
つ操作し易いプランジャが、コイルを導入カートリッジ
9から押し出し、そして送達デバイス120に押し込むた
めに使用され得る。次いで、第2のプッシャーが、コイ
ルを送達デバイス120を通って、そして遠位解剖学的構
造に送達するために使用され得る。本明細書に記載され
るプッシャー機能を実行し得る任意の目的のデバイス
は、本発明の範囲内として意図される。
【0135】本発明に使用され得るプッシャーの1つの
例は、Ritchartらに発行された米国特許第4,994,069号
に記載されている。Ritchartは、好ましくは、一定の直
径の剛直性でそしてまっすぐなステンレス鋼近位部分を
有するプッシャー、ならびにテーパー状のワイヤおよび
低摩擦ポリマー管材料を含む遠位部分を記載している。
好適なプッシャーは、約0.010インチ〜0.016インチ(0.
254mm〜0.406mm)の外径および175cm〜195cmの範囲の長
さを有し得る。
【0136】プッシャー150の遠位端を近位カップラー5
0を通じてカートリッジ9に導入すると、次いでカート
リッジの細長い本体管腔10を通じて進行させ、そしてさ
らに進行させてコイルをカートリッジ9から押し出し送
達デバイス管腔を通じて、そして送達デバイス遠位端か
ら所望の移植部位に、所望のコイルの向きで押し出し
た。
【0137】あるいは、流体圧または流れは、本発明の
カートリッジからの血管閉塞性インプラントを送達する
ための機構を提供し得る。Butlerらの米国特許第5,167,
624号(上記で議論した)(これはその全体が本明細書
に参考として援用される)に開示される手順と同様の手
順が、使用される特定のコイル、および提供されるマイ
クロカテーテルの遠位管腔を通じる遠位配置の必要性に
依存して、適切であり得る
【0138】本発明の別の実施態様を、図10に予備装
填されたカテーテル/移植可能デバイスカートリッジ11
で示す。カートリッジ11は、図示されるような流体流れ
コイル送達カートリッジを、本発明の2方向性カテーテ
ルに取り入れる。図7(A)〜図7(C)および図8(A)〜図
8(C)は、プッシャー−通過じょうご形部分74を細長い
本体管腔10にスライド可能に受け入れるために取り付け
られたカップラー50を示す。図10は、特にカートリッジ
11からコイル200の流体送達のために設計された別の取
り外し可能なカップラーを示す。流体送達カップラー
を、細長い本体末端部分12に取り外し可能に取り付けら
れた250で、および代表的には細長い本体末端部分14か
ら取り外された251で示す。
【0139】図10のカップラー250を、第1のカップ
ラー領域252および第2のカップラー領域272を有するよ
うに示す。第1のカップラー領域252は、2つの本体末
端部分12または14のどちらかを図4を参照して先に開示
した連結と同様の連結で第1のカップラー管腔256内に
受け入れ、かつ取り外し可能に係合するために取り付け
られる。さらなる実施態様では、カップラー250は、末
端部分12が第1のカップラー管腔256内に静止し得るた
めのストップを備える(示さず)。
【0140】第2のカップラー領域272は、214で透視的
に示す多孔性膜またはフィルターを収容するための凹部
212を有する。多孔性フィルター214は、カテーテルカー
トリッジを通じてコイル200を押し進め、その一方コイ
ル200がカップラー250に後退するのを防止するために作
用流体(好ましくは生理食塩水溶液である)をそこを通
して放出させる。一つの末端部分が取り付けられると、
シリンジの放出末端(示さず)を、第2のカップラー領
域272内に摩擦により係合させ得る。カートリッジは、
望ましくは使用前に低圧で多孔性フィルター214を通し
て流体を注入することにより空気が追い出され得る。フ
ィルター214を通じる次の流体注入は、コイル200を遠位
カートリッジ末端対向カップラー250から押し出し、遠
位送達カテーテルを通じて、次いで外部の身体空間中に
押し出す。
【0141】コイル200について1つの特定の設計を図
10に示すが、これは図において例示の説明としてのみ
役立つ。記載したような2方向性カートリッジを通じて
流体送達し得る任意の移植可能なデバイスは、本発明の
範囲内であることが意図される。また、例えば、上記で
引用された文献に記載され得るように、血管閉塞コイル
を送達するために図10の流体送達カートリッジ11を使
用するさらなる特徴および方法は、当業者に明らかであ
り得るように本発明の範囲内に意図される。
【0142】上記は、本発明に関する特定の実施態様の
詳細な説明である。開示された実施態様の任意の組み合
わせは、本発明の範囲内であると意図される。開示され
た実施態様からの変更がなされ得、そして明らかな改変
を、本発明の範囲から逸脱することなく当業者が想達し
得ることもまた認識される。
【0143】
【発明の効果】遠位端および近位端として交換可能に機
能し得る端部を備えた2方向性カテーテル、2方向性拡
張器、2方向性カテーテルの端部に取り外し可能に取り
付けられたカップラー、および予備装填された移植可能
なデバイスを有する2方向性カートリッジが提供され
る。本発明により、予備装填された移植可能なデバイス
を、装填された向きと逆向きに送達し得、また、脈管に
接近するために、最初の管穿孔をより大きな孔直径まで
効果的に拡張し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な2方向性カテーテルの全体側面
図である。
【図2】2種の拡張、2方向の各一方で段階的に増加す
る輪郭で拡張を行い得る単独の拡張器として使用可能で
ある本発明の2方向性カテーテルの好適な実施態様の全
体斜視図である。
【図3】本発明の2方向性カテーテルの好適な実施態様
の斜視図である。(A)は、カップラーが、対向するカテ
ーテル端部に取り外し可能に取り付けられた状態を示
し、そして(B)は、カップラーがカテーテル端部から順
応して取り外された状態を示す斜視図である。
【図4】図3の(A)および(B)の実施態様についての好適
なカップラーの一部破砕部分側面図である。
【図5】図4のカップラーの実施態様の2つの好適な形
態の一部破砕側面図である。
【図6】取り外し可能に取り付けられたカップラーを有
する好適な2方向性カテーテル設計の全体斜視図であ
る。各カテーテル本体末端部分は、取り外し可能なカッ
プラーに取り付けられたときまっすぐになる形状を有す
る。
【図7】(A)は、移植可能なデバイスが血管閉塞コイル
である、好適な2方向性カテーテル/移植可能デバイス
カートリッジの実施態様の側断面図である。(B)は、(A)
の血管閉塞コイルがカートリッジの近位末端部分および
遠位末端部分を通じ、そして遠位送達カテーテル中に押
し出された後を示す側断面図である。(C)は、遠位送達
カテーテルから身体空間中に押し出された後の血管閉塞
コイルの側断面図である。
【図8】(A)〜(C)は、図7の(A)〜(C)に示すカートリッ
ジ本体末端部分と対向する末端部分に取り付けられた取
り外し可能なカップラーを有する別の実施態様について
の逐次的な使用の工程を示す側断面図である。
【図9】図7の(A)〜(C)、または図8の(A)〜(C)に示す
カートリッジ内で使用される好適な血管閉塞コイルの側
面斜視図である。
【図10】移植可能なデバイスの流体送達のための新規
な取り外し可能なハブを取り付けた、別のカテーテル/
移植可能デバイスカートリッジの実施態様の側断面図で
ある。
【符号の説明】
1、3、5、7 カテーテル 4 カテーテルの細長い本体 9、11 デバイス送達カートリッジ 10 管腔 12、13、14、15 カテーテルの末端部分 16、17、18、19 テーパー部分 19a、19b テーパー領域 20、21、22 カテーテル端部 50、51、55、56 カップラー 52 第1のカップラー領域 54 じょうご形部分 57、59 カテーテルの変化する形態を有する細長い本体
末端部分 58 カップラー管腔内部表面 60 ストップ 72 第2のカップラー領域 74 じょうご形部分 76 じょうご形末端 78 外側のねじ山 100 血管閉塞コイル 102、104 コイル端部 106 血栓形成繊維フィラメント 120 送達カテーテル 150 プッシャー 200 コイル 212 凹部 214 多孔性膜 250、251 流体送達カップラー 252 第1のカップラー領域 256 第1のカップラー管腔 272 第2のカップラー領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジェイ. マリアント アメリカ合衆国 カリフォルニア 95117, サン ホセ, ナンバー326エ イ, モアパーク アベニュー 3510 (72)発明者 ロバード ハーゲンロザー アメリカ合衆国 カリフォルニア 94587, ユニオン シティ, ショア ーバード ドライブ 31257 (72)発明者 ジェイムズ シー. ピーコック ザ サード アメリカ合衆国 カリフォルニア 94086, サニーベール, イースト イブリン アベニュー 526 (56)参考文献 実開 平4−44949(JP,U) 実公 平4−51805(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 25/00

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用カテーテルデバイスであって: 第1および第2の末端部分を有する細長い本体であっ
    て、該末端部分の各々がテーパー状の端部を有し、そし
    て該末端部分の1つを通じて移植可能なデバイスを移植
    するために、送達デバイス管腔または身体空間中に交換
    可能に導入され、かつ近位カップラーに係合する本体を
    備える、デバイス。
  2. 【請求項2】 前記細長い本体が前記テーパー状の端部
    間に伸びる細長い本体管腔を規定する、請求項1に記載
    の医療用カテーテルデバイス。
  3. 【請求項3】 前記末端部分のいずれかと取り外し可能
    に係合し、そして前記細長い本体を第2のデバイスと連
    結するようにされた少なくとも1つのカップラーをさら
    に備える、請求項2に記載の医療用カテーテルデバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記カップラーが第1および第2の隣接
    領域を備え、該第1のカップラー領域が前記細長い本体
    末端部分の少なくとも1つを受け入れるようにされてお
    りそして取り外し可能に係合し、該第2のカップラー領
    域が目的デバイスをスライド可能に受け入れるようにさ
    れており、そして該目的デバイスを前記細長い本体管腔
    に方向付けるようにされている、請求項3に記載の医療
    用カテーテルデバイス。
  5. 【請求項5】 第1および第2の端部を有し、そして前
    記細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイスを
    さらに備える、請求項2に記載の医療用カテーテルデバ
    イスであって、該カテーテルが該移植可能なデバイスを
    該カテーテル末端部分のいずれかを通じてそして前記送
    達デバイス管腔または身体空間中に交換可能に導入する
    ようにされている、デバイス。
  6. 【請求項6】 前記第1の本体末端部分が第1の外部輪
    郭を有し、そして前記第2の本体末端部分が該第1の外
    部輪郭より大きな第2の外部輪郭を有する、請求項1に
    記載の医療用カテーテルデバイス。
  7. 【請求項7】 前記細長い本体が、最初の針穿孔部位を
    通じて各細長い本体末端部分を前進させて、該穿刺部位
    の直径の段階的拡張を提供するようにされた拡張器であ
    る、請求項6に記載の医療用カテーテルデバイス。
  8. 【請求項8】 前記第1の本体末端部分が第1の外部輪
    郭を有し、そして前記第2の本体末端部分が該第1の外
    部輪郭より大きな第2の外部輪郭を有する、請求項2に
    記載の医療用カテーテルデバイス。
  9. 【請求項9】 前記細長い本体が、最初の針穿孔部位を
    通じて各細長い本体末端部分を前進させて、該穿刺部位
    の直径の段階的拡張を提供するようにされた拡張器であ
    る、請求項8に記載の医療用カテーテルデバイス。
  10. 【請求項10】 医療用カテーテルデバイスであって: 第1および第2の末端部分を有し、そして該第1および
    第2の末端部分の間に伸びる細長い本体管腔を規定する
    細長い本体であって、該末端部分の各々が送達デバイス
    管腔または身体空間中に交換可能に導入され、そして近
    位カップラーと係合するようにされている本体;および
    該カテーテル本体末端部分の少なくとも1つと取り外し
    可能に係合し、そして該細長い本体を第2のデバイスと
    連結するようにされた少なくとも1つのカップラーを備
    える、カテーテルデバイス。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つのカップラーが、
    前記細長い本体末端部分のいずれかと交換可能に係合す
    るようにされている、請求項10に記載の医療用カテー
    テルデバイス。
  12. 【請求項12】 2つの前記カップラーをさらに備え、
    該カップラーの各々が前記本体末端部分の1つと取り外
    し可能に係合している、請求項10に記載の医療用カテ
    ーテルデバイス。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1つのカップラーが、
    第1および第2の隣接カップラー領域を備え、 該第1のカップラー領域が前記細長い本体末端部分の少
    なくとも1つと取り外し可能に係合するようにされてお
    り、 該第2のカップラー領域が目的デバイスをスライド可能
    に受け入れるようにされており、そして該目的デバイス
    を該細長い本体管腔に方向付けるようにされている、請
    求項10に記載の医療用カテーテルデバイス。
  14. 【請求項14】 前記第1のカップラー領域が圧縮可能
    部分を備え、開放位置において該圧縮可能部分が、前記
    少なくとも1つの細長い本体末端部分をスライド可能に
    受け入れるようにされた開口直径を有し、そして減少し
    た直径に圧縮可能であり、該細長い本体末端部分に力を
    伝え、そして該細長い本体末端部分に取り外し可能に係
    合する、請求項13に記載の医療カテーテルデバイス。
  15. 【請求項15】 前記圧縮可能部分が圧縮可能な「O」
    形状リングを備える、請求項14に記載の医療用カテー
    テルデバイス。
  16. 【請求項16】 前記圧縮可能部分が口金を備える、請
    求項14に記載の医療用カテーテルデバイス。
  17. 【請求項17】 前記細長い本体末端部分の少なくとも
    1つが外部輪郭を有する、請求項13に記載の医療用カ
    テーテルデバイスであって、 前記第1のカップラー領域が第1の内部直径を有する第
    1のカップラー管腔を形成し、そしてその中の該少なく
    とも1つの本体末端部分に取り外し可能に係合するよう
    にされるようにされ、 前記第2のカップラー領域が目的デバイスをスライド可
    能に受け入れ、そして該デバイスを前記細長い本体管腔
    に方向付け、 該第2のカップラー領域がじょうご形開口部と隣接する
    第2のカップラー管腔を備える空洞を備え、 該第2のカップラー管腔がまた該第1のカップラー領域
    に隣接し、そして少なくとも1つの該本体末端部分外部
    輪郭より小さな第2の内部直径を有し、そして該じょう
    ご形の開口部が、該第2のカップラー管腔から、該第2
    の内部直径より大きな第3の内部直径を有する第2の末
    端までテーパー状であり、 該じょうご形開口、該第2のカップラー管腔、および該
    第1のカップラー管腔が、該カップラーを通じて伸びる
    チャネルを形成する、カテーテルデバイス。
  18. 【請求項18】 前記第1のカップラー管腔内部直径が
    前記本体末端部分外部輪郭より大きく、そして前記本体
    末端部分を受け入れ、該直径内で該末端部分に摩擦接触
    で取り外し可能に係合するようにされている、請求項1
    7に記載の医療用カテーテルデバイス。
  19. 【請求項19】 前記カップラーが、ポリカーボネー
    ト、ポリアクリレート、ポリエチレン、およびそれらの
    ブレンド、ならびに金属からなる群から選択される、比
    較的非弾性の材料を含む、請求項18に記載の医療用カ
    テーテルデバイス。
  20. 【請求項20】 前記第1のカップラー領域内部直径が
    前記本体末端部分外部輪郭より小さく、そして前記カッ
    プラーが、前記細長い本体末端部分を受け入れ、その中
    の該末端部分に圧力接触で取り外し可能に係合するよう
    にされた弾性的に屈曲可能な材料を含む、請求項17に
    記載の医療用カテーテルデバイス。
  21. 【請求項21】 前記弾性的に屈曲可能な材料が、ポリ
    イソプレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、スチレン
    ブタジエンコポリマー、シリコーン、およびそれらのブ
    レンドからなる群から選択される、請求項20に記載の
    医療用カテーテルデバイス。
  22. 【請求項22】 前記カップラーの少なくとも1つがル
    アーアダプターを備える、請求項10に記載の医療用カ
    テーテルデバイス。
  23. 【請求項23】 第1および第2の末端を有し、そして
    前記細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイス
    をさらに備える、請求項10に記載の医療用カテーテル
    デバイスであって、該カテーテルが、該移植可能なデバ
    イスを、前記細長い本体末端部分のいずれかを通じ、か
    つ前記送達デバイス管腔または本体空間中に、交換可能
    に導入するようにされている、デバイス。
  24. 【請求項24】 組み合わせ医療用カテーテル/インプ
    ラントカートリッジであって: 第1および第2の末端部分を有し、そして該第1および
    第2の末端部分の間に伸びる細長い本体管腔を形成する
    細長い本体であって、該末端部分の各々が送達デバイス
    と交換可能に係合するか、または身体空間中に導入さ
    れ、そして近位カップラーと係合するようにされた本
    体;および第1および第2の移植可能なデバイス端部を
    有し、そして該細長い本体管腔内に配置される移植可能
    なデバイスであって、該カートリッジが、該移植可能な
    デバイスを、該細長い本体末端部分のいずれかを通じか
    つ前記送達デバイス管腔または身体空間中に交換可能に
    導入するようにされたデバイスを備える、組み合わせ医
    療用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  25. 【請求項25】 前記移植可能なデバイスが、一次らせ
    んに巻かれたワイヤであり、そして血管閉塞インプラン
    トとして適している、請求項24に記載の組み合わせ医
    療用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  26. 【請求項26】 前記第1の移植可能なデバイス末端が
    第1の外部直径を有し、そして前記第2の移植可能なデ
    バイス末端が該第1の外部直径より大きな第2の外部直
    径を有する、請求項25に記載の組み合わせ医療用カテ
    ーテル/インプラントカートリッジ。
  27. 【請求項27】 前記第1および第2の移植可能なデバ
    イス末端が、異なる二次形態を有する、請求項25に記
    載の組み合わせ医療用カテーテル/インプラントカート
    リッジ。
  28. 【請求項28】 前記コイルが、2つの端部を有する二
    次らせんの形状にある二次形態を有し、該第1の二次ら
    せん末端が第1の外部直径を有し、そして該第2の二次
    らせん末端が該第1の外部直径より大きな第2の外部直
    径を有する、請求項27に記載の組み合わせ医療用カテ
    ーテル/インプラントカートリッジ。
  29. 【請求項29】 前記第1の外部直径が、1mm〜4mmの
    範囲内にあり、そして前記第2の外部直径が、2mm〜8
    mmの範囲内にある、請求項28に記載の組み合わせ医療
    用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  30. 【請求項30】 前記細長い本体管腔から放出されると
    き、前記第1の移植可能なデバイス末端が第1の弛緩直
    を有し、そして前記第2の移植可能なデバイス末端が
    該第1の弛緩直径より大きな第2の弛緩直径を有する、
    請求項25に記載の組み合わせ医療用カテーテル/イン
    プラントカートリッジ。
  31. 【請求項31】 前記第1および第2のカートリッジ本
    体末端部分を参照して前記第1および第2の移植可能な
    デバイス末端の向きを示す指標をさらに含む、請求項2
    4に記載の組み合わせ医療用カテーテル/インプラント
    カートリッジ。
  32. 【請求項32】 前記本体がポリマーを含み、該ポリマ
    ーを通して前記移植可能なデバイスが前記細長い本体管
    腔内で見える、請求項24に記載の組み合わせ医療用カ
    テーテル/インプラントカートリッジ。
  33. 【請求項33】 前記細長い本体末端部分のいずれかと
    取り外し可能に係合し、そして該細長い本体末端部分を
    第2のデバイスと連結するようにさせた少なくとも1つ
    のカップラーをさらに備える、請求項24に記載の組み
    合わせ医療用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  34. 【請求項34】 前記カップラーの少なくと1つが、前
    記インプラントが見えるような材料を含む、請求項33
    に記載の組み合わせ医療用カテーテル/インプラントカ
    ートリッジ。
  35. 【請求項35】 経皮カテーテル法を実施するためのキ
    ットであって: 第1および第2の細長い本体末端部分を有する細長い本
    体;および近位送達カテーテル末端および対向する遠位
    送達カテーテル末端を有する細長い遠位送達カテーテル
    を備え; ここで、該末端部分の1つを通じて移植可能なデバイス
    を移植するために、第1の形態で、該第1の細長い本体
    末端部分が該近位送達カテーテルと順応して連結し、そ
    して第2の形態で、該第2の細長い本体末端部分が該近
    位送達カテーテル末端に順応して連結する、キット。
  36. 【請求項36】 前記細長い遠位送達カテーテルが、前
    記近位および遠位送達カテーテル末端部分の間に伸びる
    管腔をさらに備え、そして前記第1の形態で、前記第1
    の細長い本体末端部分が、該管腔中に順応して受け入れ
    られ、そして前記第2の形態で、前記第2の細長い本体
    末端部分が該管腔中に順応して受け入れられる、請求項
    35に記載の医療用経皮カテーテル法キット。
  37. 【請求項37】 組み合わせ医療用カテーテル/インプ
    ラントカートリッジであって: 第1および第2の末端部分を有し、そして該第1および
    第2の末端部分の間に伸びる細長い本体管腔を形成する
    細長い本体であって、該末端部分の各々が、テーパー状
    の末端を有しそして送達デバイス管腔と交換可能に係合
    するか、または身体空間中に導入され、そして近位カッ
    プラーの近位に係合するようにされている、本体; 該細長い本体末端部分の少なくとも1つと取り外し可能
    に係合し、そして該細長い本体を第2のデバイスと連結
    するようにされた少なくとも1つのカップラー;および
    第1および第2の移植可能なデバイス末端を有し、そし
    て該細長い本体管腔内に配置される移植可能なデバイス
    であって、該細長い本体が、該移植可能なデバイスを、
    該細長い本体末端部分のいずれかを通じかつ該送達デバ
    イス管腔または身体空間中に、交換可能に導入するよう
    にされた、デバイスを有する組み合わせ医療用カテーテ
    ル/インプラントカートリッジ。
  38. 【請求項38】 前記少なくとも1つのカップラーが第
    1および第2の隣接カップラー領域を備え、 該第1のカップラー領域が、第1の内部直径を有する第
    1のカップラー管腔を形成し、そしてその中の前記少な
    くとも1つの細長い本体末端部分と取り外し可能に係合
    するようにされ、 該第2のカップラー領域が、目的デバイスをスライド可
    能に受け入れ、そして該目的デバイスを前記細長い本体
    管腔中に方向付けるようにされ、 該第2のカップラー領域が、じょうご形開口部と隣接す
    る第2のカップラー管腔を備える空洞を備え、 該第2のカップラー管腔がまた、該第1のカップラー領
    域に隣接し、そして少なくとも1つの該細長い本体末端
    部分外部輪郭より小さな第2の内部直径を有し、そして
    該じょうご形の開口部が、該第2のカップラー管腔から
    該第2の内部直径より大きな第3の内部直径を有する第
    2の末端までテーパー状であり、 該じょうご形開口部、該第2のカップラー管腔、および
    該第1のカップラー管腔が、該カップラーを通じて伸び
    るチャネルを形成する、請求項37に記載の組み合わせ
    医療用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  39. 【請求項39】 2つの前記カップラーをさらに備え、
    該カップラーの各々が前記細長い本体末端部分の1つと
    取り外し可能に係合する、請求項38に記載の組み合わ
    せ医療用カテーテル/インプラントカートリッジ。
  40. 【請求項40】 前記カップラーの少なくとも1つが、
    それに最も近接した移植可能なデバイス末端を参照する
    指標を備える、請求項39に記載の組み合わせ医療用カ
    テーテル/インプラントカートリッジ。
  41. 【請求項41】 前記移植可能なデバイスが、一次らせ
    んの形態の金属ワイヤを備え、そして身体空間にその閉
    塞のために配置するようにされる、請求項37に記載の
    組み合わせ医療用カテーテル/インプラントカートリッ
    ジ。
  42. 【請求項42】 前記移植可能なデバイスが、前記第1
    の移植可能なデバイス末端から前記第2の移植可能なデ
    バイス末端まで増加する直径を有する第2のらせんをさ
    らに備える、請求項41に記載の組み合わせ医療用カテ
    ーテル/インプラントカートリッジ。
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