JP3197952B2 - オリジナル画像信号によって表現される画像の増大した可視画像を生成する方法 - Google Patents

オリジナル画像信号によって表現される画像の増大した可視画像を生成する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、デジタル画像処理の分野に入
り、より具体的には医療目的用放射線写真像の画質を高
める方法に関する。
【0002】現在のところ放射線写真像の大部分は放射
線写真フィルムに記録される。好ましくは増感スクリー
ン−フィルム組合わせ体が使用される。このスクリーン
は、支持体と、結合剤樹脂に分散され刺激時に光を出す
燐光体および保護層から成る蛍光性層とから構成され
る。放射線写真操作において、画像変換スクリーンは、
蛍光性層がフィルムに面するようにフィルムの上に密接
して置かれる。二つの画像変換スクリーンが放射線写真
フィルムと共にハウジング、例えばカセットに収納され
るのが技術上の習慣である。対象物が露光されると、X
線は対象物によりスクリーン−フィルム組合わせ体上へ
伝達される。燐光体スクリーンは光を出し、かつフィル
ムの露光を強める。
【0003】診断目的の対象となる人体の部分の露光コ
ントラストは通常低い。この問題を克服するため、すな
わち検出可能な濃度相違が生じるように、階調が急な写
真フィルムが必ず使用され、つまり約3の階調を有する
フィルムが日常的に使用される。これらのフィルムは露
光域が狭いので、画質が正確な露光レベルによって厳密
に決まる。多くの場合、せいぜい10:1の露光域内に
入る画像細部だけが最適の画質を示す。この結果、画像
内の細部は、診断的に関係のある画像全体をカバーする
相応に均一な区域に重ね合わせられる場合にだけ検出さ
れる。相応に均一な区域とは、入力露光の動的範囲( 動
的範囲=最小露光に対する最大露光の比) が、記録シス
テムが十分に機能している限界内にあることを意味す
る。フィルムの場合、これは約10:1の範囲を意味す
る。
【0004】しかしながら人体の生体構成自体は、多く
の状況において画像の不均一の原因である。例えば手ま
たは足を撮像する際、検出装置平面における平均露光レ
ベルは、骨の厚さの増加により多少直線状に変化する。
人体の他の部分、例えば横方向腰椎の棘は、平均露光レ
ベルに一層複雑な変化を生じる。したがって多くの場
合、一次露光に存在する画像細部は、フィルムの小さい
露光寛容度のために失われて、過少または過大露光の領
域内に消滅する。
【0005】この問題は多方面にわたり説明されてい
る。例えばJournal of Thoracic Imaging, Vol. 5,
1,90の29頁にこれに関して記載されている内容
は、交差テーブル横方向投射における頚の棘の救急部署
による評価は、C−7の椎骨体の可視化ができるような
十分な露光により、椎前の軟組織と上部椎骨の棘の全体
としての過大な露光をもたらすので、満足できない場合
が多いということである。
【0006】従来技術においてこの問題は、スクリーン
−フィルム組合わせ体において段階的増感スクリーン(
階調スクリーンとも呼ばれる) を使用して部分的に解決
された。通常の変換スクリーンは全体の区域を通して同
等の速度を有しているので、燐光体層により出される光
の蛍光強度は全体領域を通して一定であるが、階調燐光
体スクリーンは、スクリーン−フィルム組合わせ体の局
部的に変化する速度を提供するスクリーンである。これ
は、スクリーンの燐光体の厚さを変えることにより一般
的に得られる。
【0007】スクリーン−フィルム組合わせ体の速度が
予想平均露光レベルと逆に関連するように、スクリーン
が製造されるならば、一層均一な記録が可能となるの
で、より細部が識別できるようになる。
【0008】かかる段階的スクリーンは、その速度変化
の程度と形態が、痩せているか太っているか、背が高い
か低いかなどの患者によりもたらされる変動性を含む検
査される患者の生体構成に適合するときにだけ有利とな
る。したがって最適には、通常の寸法において異なる特
性を有する各種の段階的スクリーンが必要となろう。
【0009】この状況は、製造技術の限界によりさらに
悪化される。すなわち生成できる最大の露光範囲は約
4:1である。したがって、段階的スクリーンの個別の
患者への適合は達成できない。
【0010】またさらに各種のスクリーンの使用によ
り、誤りを犯す可能性が高まるので、放射線専門医と患
者の双方にとり時間のかかる手順をもたらすことにな
る。誤りを犯す結果、患者にとり有害であり、かつ写真
記録材の浪費をもたらす追加の露光が必要となろう。
【0011】露光された対象物により伝達されるX線が
再使用可能な可光刺激性燐光体スクリーン上に格納され
る方法が、最近開発されている。これらの可光刺激性燐
光体の例は、1991年8月3日に出願されたヨーロッ
パ特許出願第91200511.3号に広範に記載されている。
【0012】可光刺激性燐光体スクリーンは、レーザー
光線でスクリーンを刺激して読出されるので、画像に従
って変調された光を放出することにより、その潜像を遊
離する。ついで放出された光は、検知されて、電気的表
示( より具体的にはデジタル化されるアナログ信号) へ
変換される。この電気的表示は、引き続いて画像再現シ
ステムの記録ヘッドを制御するのに使用される。例えば
レーザー記録装置において画像信号は、デジタル画像の
数値に対応する強度を有する走査レーザービームで写真
フィルムを露光するように、記録ヘッドの出力の変調を
制御するのに使用される。診断目的のために再現像は、
光ボックス上で検分されかつ分析される。
【0013】これらの可光刺激性燐光体スクリーンの非
常に重要な特性は、実用的にはそれらが500:1を越
える露光比を記録できるという事実である。しかしなが
ら可光刺激性燐光体スクリーンに含まれる情報の最終的
の可視的再現は、フィルム上か、またはCRT( または
他の) ディスプレイ上かには関係なく、可視的に満足さ
れる濃度差を生成するコントラスト強調の形態を包含し
なければならない。フィルム、CRTまたは他のものを
問わず任意の形態のディスプレイに存在するコントラス
ト動的範囲限界により、オリジナルの露光範囲の一部だ
けが納得の行くように検査できるにすぎない。この問題
は、全体のオリジナルの露光範囲の異なる部分をそれぞ
れ表現する一連のソフトまたはハードのコピーを作成す
ることにより解決できる。例えばコンピュータ処理の断
層撮影法において、隣接して異なるウインドウ( 全グレ
ースケールの部分) を表示するのは技術上の習慣であ
る。この解決法は費用がかかり、さらに効率を減少する
ことは明らかである。
【0014】本発明の目的は、放射線に露光されている
対象物または患者の画像の再現において、診断目的のた
めに画質を高める方法を提供することにある。
【0015】他の目的は、患者または対象物を通り伝達
されるX線が可光刺激性燐光体スクリーン上に記録さ
れ、かつレーザー光線で刺激時に燐光体スクリーンの放
出線が検知され、電気信号に変換され、再現の制御に使
用されるシステムにおいて上記のような方法を提供する
ことにある。
【0016】さらに他の目的は、妨害する人工物を導入
することなく、また診断的に関係のあるデータを失うこ
となく、信号値を有用な濃度範囲の記録材上に最適に写
像できるように、可光刺激性燐光体スクリーンを走査し
て得られた画像表現信号の信号値の動的範囲を減少する
方法を提供することにある。
【0017】さらに他の目的は、診断用データの全入手
量を表示するのに必要なソフトまたはハードのコピーの
合計数を削減することにある。
【0018】他の目的は、以下の説明から明らかになる
であろう。
【0019】本発明は修正された画像信号を生成するた
めにオリジナル画像信号に修正信号を印加し、そして可
視画像を生成するために前記修正された画像信号を利用
して記録ビームの変調を制御することによって、オリジ
ナル画像信号によって表現される画像の増大した可視画
像を生成する方法であって、 (i) 前記画像が可光刺激性燐光体スクリーンを放射
線画像に露光することによって前記スクリーンに格納さ
れた放射線画像であり、及び (ii) 前記オリジナル画像信号が刺激放射によって前
記燐光体スクリーンを走査し、刺激時に出された光を検
出し、そして検出された光をオリジナル画像信号O
(x,y)に変換することによって得られる(ただし
(x,y)は前記画像の画素の座標を表す)場合におい
て (iii) 前記修正信号が以下のステップによって得られ
ることを特徴とする方法を提供する: − 前記画像の画素の座標x,yの少なくとも一つの数
学関数F(x,y)を選択し(ただし前記関数は数学方
程式
【数2】 (a,bは係数である)によって表される)、そして − 座標(x,y)の関数であり、局部平均露光レベル
に関連する修正信号を生成するために前記オリジナル画
像信号O(x,y)を前記関数F(x,y)によって近
似する。
【0020】この方法は、医療用途に使用できるが、試
験される対象物の画像が可光刺激性燐光体スクリーン上
に格納される場合には非破壊試験にも使用できる。
【0021】この方法は、処理される信号値により占め
られる範囲が未処理の信号値により占められる範囲に関
して減少するという点で特に有利である。本発明に従っ
て処理される画像が記録材上に再現されると、修正信号
値はフィルム上の濃度範囲に一層最適に写像されるの
で、大きい露光範囲における最適の詳細コントラストが
得られ、かつ診断目的用の画質は最適となる。本発明の
方法は、全体のオリジナルの露光範囲の異なる部分をそ
れぞれ表現する一連の表示を作成するという上記の従来
技術の方法の欠点を克服する。
【0022】用語「画像」は、対象物または患者の露光
に由来する全体として格納される放射線画像と、および
診断的に関係のある領域だけが保持されるように画像信
号が処理されたときに得られる画像とを意味する。この
診断的に関係のある領域は、手動または自動区分を通し
て決定できる。
【0023】用語「に応じて」とは、記録装置における
記録ヘッドの出力の変調は、処理された信号自体によ
り、または処理された信号を変換させて、例えばセンシ
トメトリー的変換で得られた信号により制御されること
を意味する。そのような変換をすれば、再現において得
られる特定の濃度値への処理された信号の信号値のマッ
ピングが行われるので、電気信号により表現される画像
スクリーン露光は出力濃度へ転換され、かつ再現におい
て予め決められたセンシトメトリーが得られる。
【0024】記録は、ハードコピー材料、例えば写真フ
ィルム上に可視画像を得るように実施できる。ソフトコ
ピーが得られるように、処理された画像信号により変調
される電子ビームで、CRTディスプレイ装置( モニタ
ー) 内の燐光体を走査することは、本発明の範囲内に入
ることが明らかであろう。
【0025】モニターが、写真フィルムよりも限定され
た動的範囲を有することは一般に知られている。したが
って本発明の方法の利点は、モニター上で放射線画像を
表示する際に一層顕著なことが多い。
【0026】特定の実施例においてオリジナル画像信号
は、対数形態で表現される。この場合に修正信号は、オ
リジナル画像信号から差し引かれる。オリジナル画像信
号の他の形態および他の算術演算( 割り算、掛け算---)
は、本発明の範囲内に入る。以下の用語の引き算は、オ
リジナル画像信号の形態に従って他の算術演算に代える
ことができる。
【0027】本発明の方法における修正信号は、好まし
くは細部の損失を防止するように正規化される。オリジ
ナル画像信号が対数形態で表現される特定の実施例にお
いて、修正信号は、少なくとも一つの画素がゼロ値を有
し、他の画素が非ネガティブであるように決定される。
【0028】修正信号は、検査の種類に対応した予め決
められた信号とすることができる。修正信号は、画像区
域における各画素の少なくとも一つの配置決定座標の関
数であり、かつ予想される局部平均露光レベルに関連す
る。予想される局部平均露光レベルとは、多数の露光の
検査から得られた経験を通して、または多数の露光のデ
ータを考慮した計算を通して決定される局部平均露光レ
ベルを意味する。
【0029】より重要な上記修正信号は、それが各画素
の少なくとも一つの配置決定座標の関数であり、かつそ
れが前記画像の計算された局部平均露光値に関連するよ
うに、オリジナル画像信号自体から計算できる。
【0030】画像区域における各画素は、画像区域内の
その場所により、言い換えればその座標(x,y)と、
および座標(x,y)を有するその場所における燐光体
を刺激し、さらに刺激された放出線を検知して得られた
信号値に対応するその画素値P(x,y)とにより形成
できる。
【0031】発明者は、各画素における座標の一次関数
として、例えばデルタP(x,y)=ax+b、デルタ
P(x,y)=a+by、デルタP(x,y)=a+b
x+cyなどの関数として得られた信号値を有する修正
信号をオリジナル画像信号へ印加するのが有利であるこ
とを見出している。この種類の関数により、長い計算時
間を必要とすることなく、画質を適切に向上することが
できる。
【0032】関数のデルタP(x,y)=ax+bとデ
ルタP(x,y)=a+byは、一方向に階調を提供す
る一つの変数の関数である。これらの関数は、患者が露
光テーブルに関して固定位置にあるときに、手または足
のX線画像の再現の画質を高めるのに好都合である。
【0033】好ましくは修正信号は、平均露光レベルを
表現するが、このレベルに重ね合わされかつ診断にとり
重要な細部を表現しないように、オリジナル画像信号を
近似する。修正信号の印加の結果として、処理された画
像信号値は、オリジナル画像信号よりも狭い範囲を占め
る。処理された画像信号に対応する画像を再現する際
に、処理された画像値はフィルム上の濃度範囲上に一層
最適に写像できるので、広い動的範囲内の最適詳細コン
トラストが得られ、かつ診断目的用の画質が最適とな
る。
【0034】この方法は、固定され予め設定された関数
を適用する方法の利点に加えて、修正関数は露光されて
いる患者の生体構成に適合できるという利点を提供す
る。
【0035】また本方法において、各画素における座標
の一次関数、例えばデルタP(x,y)=ax+b、デ
ルタP(x,y)=a+by、デルタP(x,y)=a
+bx+cyなどの関数に等しい信号を、オリジナル画
像信号から差し引くことは有利である。この種類の関数
により、長い計算時間を必要とすることなく、画質を適
切に向上することができる。
【0036】一部の用途では、より複雑な修正を有する
こと、すなわちより高次の多項式を使用することにより
有用であろう。
【0037】修正の計算時間を制限する目的で、下記の
種類の関数は好都合である。すなわちデルタP(x,
y)=A.F(x)+B.G(y)+Cである。ここに
F(x)とG(y)は任意の関数である。例えば二次修
正の場合、F(x)はax2 +bxに等しく、またG
(y)はcy2 +dyに等しい。
【0038】膝関節の場合、骨の方向に一次修正を、ま
た骨の方向に直角な方向に放物修正を行うことにより良
好な結果が得られている。
【0039】関数の係数は、一次最小二乗の近似法の手
段によりオリジナル画像情報を考慮して決定される。
【0040】一次最小二乗の近似法の手段により計算で
きる係数を有する多項式は、その計算は妥当な計算時間
を必要とするので好ましい。
【0041】例えば、関数デルタP(x,y)=ax2
+bx+cy2 +dy+cの係数は、行列構成で表現さ
れる一次式の下記システムを解いて得ることができる:
【数1】
【0042】座標システムの選択は重要である。と言う
のは、人は多数の画素( 画像内で5百万画素以上) を処
理するので、上記式の計算は非常に時間のかかるものと
なるからである。画像区域が−L/2からL/2に、か
つ−K/2からK/2に(Lは列当たりの画素数であ
り、またKは画像区域の1行における画素数である) 到
達するように座標システムを選択することにより、実施
すべき計算回数が削減されるので、この方法は、高性能
コンピュータを必要とすることなく実施可能となり、オ
ンラインで実施できる。
【0043】本発明は、患者または対象物から伝達され
る放射は、先ず段階的可光刺激性燐光体スクリーン内に
格納されるので、少量の光子だけがスクリーンを露光す
る領域において、SN比が強調されるということを排除
しない。
【0044】段階的可光刺激性スクリーンは、調査開示
第287号(1988年3月)における第28764号
に基づいて開示された方法に従って製造できる。ただし
記載された従来の燐光体は、可光刺激性燐光体、例えば
1991年8月3日に出願されたヨーロッパ特許出願第
91200511.3号に記載されている燐光体の一つに代えられ
る。
【0045】段階的可光刺激性燐光体スクリーンは、一
定の種類の検査( 例えば手、足、腰椎の棘) に適合する
ように選定できる。スクリーンの速度変動の程度と形態
を、検査される患者の生体構成に全く適合させること
は、必要ではないか、またはできない。段階的可刺激性
燐光体スクリーンは、刺激されかつ読出されると、修正
信号を画像信号に印加することにより本発明に従ってさ
らに処理できる。前記修正信号は、各画素の少なくとも
一つの配置決定座標の関数でありかつ平均露光値に関連
している。
【0046】図面を参照して、本発明の特定の態様およ
びその好ましい実施例を以下に説明する。
【0047】図1は、本発明の方法を適用できる機器を
一般的に示す。
【0048】対象物またはその一部、例えば患者の放射
線画像は、可光刺激性スクリーンを対象物を通して伝達
されたX線に露光2させることにより、そのスクリーン
上に記録される。可刺激性燐光体スクリーンは、カセッ
ト3で搬送されるが、本実施例におけるカセットには、
電気的消去可能のプログラマブル読出し専用メモリ(E
EPROM)が設けられる。識別端末4では、種々のデ
ータ、例えば患者識別データ( 氏名、生年月日)および
露光および/または信号処理に関連するデータがEEP
RPMへ記録される。
【0049】ディジタイザ1において、可光刺激性燐光
体シートに格納される潜像は、燐光体シートをレーザー
により放射される刺激線で走査して読出される。刺激線
は、検流計偏向ユニットの手段により主走査方向へ偏向
される。副走査は、燐光体シートを副走査方向へ移送し
て実施される。刺激された放射は、電気的画像表示への
変換のために光電子増幅管へ向けられる。
【0050】光電子増幅管の出力信号は、対数量に変換
される。
【0051】ついで信号は12ビットへ量子化される。
この量子化された画像は原画像と呼ばれる。この12ビ
ットデジタル画像信号は、画像処理装置( 図1、数字
7)に送信され、そこで内部バッファに記憶される。変
更態様なしに、デジタル画像信号は像処理装置からも検
分コンソールへ送信でき、そこでハードディスク上に一
時的に記憶される。このバックアップにより、信号は機
器の構成品が故障した場合でも決して失われないこと、
および信号は、任意の種類の後続の処理、例えば異なる
パラメータ設定による処理について検索できることが保
証される。
【0052】この機能は、オンライン処理の結果が露光
不良状態または処理パラメータの不適切な選択により不
十分の場合に使用される。原画像は光ディスク( 図示さ
れない) 上にも記録保管できる。
【0053】12ビット画像の寛容度は、フィルム上に
印刷するには大き過ぎ、それは約2.7ディケードであ
る。実際の対象物寛容度は、1.5ディケードに制限さ
れ、または多くの用途ではさらに低い。デジタル化シス
テムの動的範囲の残りの1.2ディケードは、過少また
は過大露光に対する安全マージンを設定する。実際の対
象物露光寛容度とレベルは、デジタル画像の有効範囲を
診断的に関係のある領域に限定するために、得られた画
像毎に決定しなければならない。
【0054】動的範囲を診断的に有用な領域に限定する
プロセスは、再量子化と呼ばれ、その結果、画像データ
は10ビットに制限され、Eが露光である対数Eに比例
する画像を表現する。診断領域の上と下のグレーレベル
は、それぞれ0と1023へ固定されている。
【0055】この段階において像は事前検分表示装置5
に伝送され、その表示装置は入手データを最初に表示す
るので、入手データが不良の場合は操作員へフィードバ
ックできる。
【0056】ついで対数E値は、参照用テーブルを通し
て望ましいセンシトメトリーに対応する濃度値へ写像さ
れ、デジタル/アナログ変換装置へ印加され、変換装置
の出力はレーザー記録装置6の変調装置を制御して、写
真フィルム上にハードコピーを生成する。
【0057】図3おいて本発明の方法は、架空例の手段
で図示される。図3のaにおいて横座標は画素のX座標
であり、また縦座標は画素での検知された信号値を表
す。単純化のために、この例は画像の一つの寸法部分(
例えば画像の行) に限定される。
【0058】図3のbにおいて、修正信号が描写されて
いる。図3のcは、オリジナル画像信号から修正信号(
図3のb参照)を差し引いて得られた修正済画像信号を
表す。ついでこの得られた信号は、記録装置における記
録ヘッドの出力変調、またはディスプレイユニットの出
力制御のために印加される。
【0059】これらの図面から、画像再現像を得るため
に記録する必要がある画素値の動的範囲に関して、修正
されない場合( 図3のa参照)は、修正された場合( 図
3のb参照) よりも非常に広いということ、および修正
された信号値に対応して記録ヘッドを変調することによ
り、再現材料の動的範囲は最適な仕方で使用できるの
で、再現の画質が高められるということが判る。
【0060】図4のaにおいて、膝関節の画像に対応す
る画像信号の柱状図が示される。図4のbは、本発明に
従って修正信号で差し引かれた同一の膝関節の画像信号
の柱状図を示す。図4のbにおいて、一次修正が脚の方
向に実施され、また放物修正が脚に直角の方向に実施さ
れる。図4のcにおいて同一の膝関節の信号は、脚の方
向に、かつ脚に直角の方向に放物修正がなされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法を使用できる機器を一般
的に示す。
【図2】データ経路を示す。
【図3】架空画像信号に適用される本発明の効果を示
す。
【図4】図4のaは膝関節の画像の柱状図であり、図4
のbは一次修正が脚の方向になされ、また放物修正が脚
に直角の方向になされる同一の膝関節の画像に対応する
柱状図であり、図4のcは脚の方向に、かつ脚に直角の
方向に放物修正がなされ同一の膝関節の画像信号の柱状
図である。
【符号の説明】
1 ディジタイザ 2 放射線源 3 カセット 4 識別ユニット 5 ディスプレイユニット 6 レーザー記録装置 7 処理装置
フロントページの続き (72)発明者 エミール・ポール・スコーテル ベルギー国モートゼール、セプテストラ ート 27 アグファ・ゲヴェルト・ナー ムロゼ・ベンノートチャップ内 (56)参考文献 特開 平2−193270(JP,A) 特開 平1−194683(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/00 G06T 5/00 G06T 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 修正された画像信号を生成するためにオ
    リジナル画像信号に修正信号を印加し、そして可視画像
    を生成するために前記修正された画像信号を利用して記
    録ビームの変調を制御することによって、オリジナル画
    像信号によって表現される画像の増大した可視画像を生
    成する方法であって、 (i) 前記画像が可光刺激性燐光体スクリーンを放射
    線画像に露光することによって前記スクリーンに格納さ
    れた放射線画像であり、及び (ii) 前記オリジナル画像信号が刺激放射によって前
    記燐光体スクリーンを走査し、刺激時に出された光を検
    出し、そして検出された光をオリジナル画像信号O
    (x,y)に変換することによって得られる(ただし
    (x,y)は前記画像の画素の座標を表す)場合におい
    て (iii) 前記修正信号が以下のステップによって得られ
    ることを特徴とする方法: − 前記画像の画素の座標x,yの少なくとも一つの数
    学関数F(x,y)を選択し(ただし前記関数は数学方
    程式 【数1】 (a,bは係数である)によって表される)、そして − 座標(x,y)の関数であり、局部平均露光レベル
    に関連する修正信号を生成するために前記オリジナル画
    像信号O(x,y)を前記関数F(x,y)によって近
    似する。
JP22193992A 1991-08-13 1992-07-28 オリジナル画像信号によって表現される画像の増大した可視画像を生成する方法 Expired - Lifetime JP3197952B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6711368B2 (en) 2001-12-12 2004-03-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus designed to prevent curling of a cleaning blade

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