JP3197778U - 作句用紙および当該作句用紙を用いた作句帳 - Google Patents

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Abstract

【課題】俳句を作ることに慣れていない人にも、創作時における音韻の分節単位(拍;モーラ)をイメージしやすくさせる作句用紙および当該作句用紙を用いた作句帳を提供する。【解決手段】縦方向に配列した五個のマス目からなる先頭マス目列21と、この先頭マス目列21の左側に縦方向に配列した七個のマス目からなる中段マス目列23と、この中段マス目列23の左側に縦方向に配列した五個のマス目からなる終段マス目列25とによって構成する、作句用ユニットマス目20を、一枚の用紙に一以上配する。この作句用紙10は、初心者が、十七音を組み合わせることに慣れ、自分の心情や情感を表現創作する練習に適する。【選択図】図1

Description

本考案は、俳句を作るための作句用紙に関する。
十七音から成る日本語の定型詩である俳句は、五、七、五の発音(音韻)の分節単位(拍;モーラ)をもって構成される。
従来、俳句を作る(作句または作句する)ときは、特許文献1に示されるように、適宜の用紙に、手書きすることが多い。
例えば、この特許文献1に示される作句用紙は、白紙状の色紙である。
また、通常の紙に書いた俳句等を、色紙に仕立てる提案もある(特許文献2)。
特開2002−137576号 特開平10−035155号
ところで、俳句を作ることに関する従来の各種提案(特許文献1、2)は、白紙状の紙等に俳句を書くことを前提とするものである。これは、俳句を作る人は、作句(作句)という独特の日本語定型詩の表現に習熟していることを前提とする提案である。
しかしながら、俳句を作る人は、最初から作句に習熟しているわけではない。小学生のように、俳句の基本的な構成を学ぶ者、中学生や高校生のように、俳句の構成や仕組みを知った上で自分で作ってみようとする者、或いは、大人になってから俳句を学んで作ってみようとする初心者のように、さまざまな年齢の人が俳句を作る機会をもつ。
また、近時、日本語の語彙には乏しいが、音韻の美しさ、シンプルさ、そこに含まれる詩情感に共鳴して、俳句を作ろうとする外国人(母国語が日本語ではない人)も少なくない。
このような人々、つまり作句に慣れていない人が作句において困惑するのは、五、七、五の音韻の分節単位(拍;モーラ)を、最初は上手に表現できないことである。
そこで、本考案の目的は、俳句を作ること(作句/作句)に慣れていない人にも、比較的簡単に、創作時における音韻の分節単位(拍;モーラ)をイメージしやすくさせることにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る作句用紙は、縦方向に配列した五個のマス目からなる先頭マス目列と、この先頭マス目列の左側に縦方向に配列した七個のマス目からなる中段マス目列と、この中段マス目列の左側に縦方向に配列した五個のマス目からなる終段マス目列とによって構成する、作句用ユニットマス目を、一枚の用紙に一以上配する。
俳句は、一行書きとするべきか、二行または三行の多行書きとするかは、議論のあるところである。しかしながら、三行書きを用いた石川啄木の俳句が、小学生や中学生など、比較的幼い者にも理解しやすく、また高齢者を含む広い年代層の琴線にふれやすいことを考慮すれば、作句を始めたばかりの初心者は、三行書きで俳句を作ることが望ましい。
本考案に係る作句用紙は、三行書きのための作句用ユニットマス目を、一枚の用紙に一以上配するものである。初心者は、十七音の音韻を組み合わせて、短い言葉で高度な詩情を生み出すことは困難であるけれども、まずは十七音を組み合わせることに慣れ、自分の心情や情感を表現創作する練習を積み重ねることが大切である。
作句用ユニットマス目は、縦方向に配列した五個のマス目からなる先頭マス目列と、この先頭マス目列の左側に縦方向に配列した七個のマス目からなる中段マス目列と、この中段マス目列の左側に縦方向に配列した五個のマス目からなる終段マス目列とによって構成する。日本語文書、とくに文芸作品は、伝統的に縦方向に記載するものであるから、先頭マス目列、中段マス目列、終段マス目列は、いずれも縦方向にマス目を配列し、右から左へ書き進めるように配列する。
このように配列したマス目を一音ずつ埋める練習をすることによって、音韻の分節単位(拍;モーラ)を体得でき、比較的難しいとされる撥音・促音・拗音の区別など、作句の基本となる十七音の作りや区別を、素直に理解できるようになる。
作句用ユニットマス目は、先頭マス目列の左側に配する中段マス目列の先頭マス目を、前記先頭マス目列の先頭マス目よりも下の位置に表示するとともに、中段マス目列の左側に配する終段マス目列の先頭マス目を、前記中段マス目列の先頭マス目よりも下の位置に表示する場合がある(請求項2)。
色紙に俳句を書く場合等、見栄えの点で、右から左に書き進める俳句の行を左下がりの様式で書くことがある。請求項2に係る作句用ユニットマス目は、このような様式に習熟するためのマス目構造である。
請求項3は、請求項1または請求項2記載の作句用紙を用いた作句帳であって、少なくとも、見開時の作句帳用紙の片側一面に、一以上の作句用ユニットマス目を配してなる。
この作句帳は、多数枚の作句用紙を束ねて製本し、伝票状またはノートブック状としたものである。作句用紙を一枚ずつ剥がして使用できる天糊製本、作句用紙を金具、糸、糊で束ね、帳面状のまま使用するもの等、適宜の形式によって多数枚の作句用紙を製本させる。
作句の初心者は、自分の作った句に対して、後日、修正点や反省点を書き込んで、徐々に実力をつけてゆくことが望ましい。見開時の作句帳用紙の片側一面に、一以上の作句用ユニットマス目を配し、例えば、他の一面を記録用/反省用の書き込みをする紙片(必ずしも白紙である必要はない)とすれば、反省点や改善点のメモを記録することによって、徐々に、俳句の作り方に改善を加えてゆくことが可能となる。
本考案に係る作句用紙および作句帳によれば、俳句を作ること(作句/作句)に慣れていないひとにも、比較的簡単に、創作時における音韻の分節単位(拍;モーラ)をイメージしやすくさせることが出来る。
本考案に係る作句用紙の第一の実施形態を示すものである。 本考案に係る作句用紙の第二の実施形態を示すものである。 本考案に係る作句用紙の第三の実施形態を示すものである。
図1は、本考案に係る作句用紙の第一の実施形態を示すものである。この作句用紙10は、適宜の用紙サイズ、例えばB4サイズの用紙を用いて、中央部分に配した魚尾11を挟んで、左右に適宜数の作句用ユニットマス目20を配する。図1では、左右それぞれに2個ずつの作句用ユニットマス目20を配する場合を示した。
作句用ユニットマス目20は、縦方向に配列した五個のマス目Mからなる先頭マス目列21と、この先頭マス目列21の左側に縦方向に配列した七個のマス目Mからなる中段マス目列23と、この中段マス目列23の左側に縦方向に配列した五個のマス目Mからなる終段マス目列25とによって構成する。
マス目Mは、方形、例えば正方形に近い形とする。横長の長方形も書きやすいとされるので好ましい形である。
上下のマス目Mは、隙間なく配しても良いが、若干の隙間S1を設けることにより、一語一語の言葉に気持ちを込めて書きやすくなる。
十七音という短い音韻で構成する俳句は、一語の重みが他の文学的表現よりも重い。隙間S1を設けることによって、特に初心者は一語の重み、一語の変化による全体の情感等の変化などを体得しやすくなる。
同様に、先頭マス目列21と中段マス目列23との間、中段マス目列23と終段マス目列25との間に、若干の隙間S2を設けることで、先頭列の言葉、中段の言葉、終段の言葉を、より慎重に推敲して書きやすくなる。また、隙間S2があると、後に見返すときにも、慎重にじっくりと読み直して修正点を自ら発見する等、作句の実力を高めやすい利点がある。
言葉と言葉の隙間(S1)、行と行の隙間(S2)は、文芸作品とくに俳句のような短詞では無視できない役目を果たす。隙間(S1、S2)それ自体が情感を生み出す役目を果たすこともあるからであり、俳句は、作品によっては、単なる言葉による情報伝達だけでなく、絵画的な情感伝達機能を果たす場合もあるからである。
見やすさを確保するため、隣接する作句用ユニットマス目20同士も、若干の隙間S3を設けて配設することが望ましい。一枚の作句用紙10に配する作句用ユニットマス目20の数は適宜増減する。
中央の魚尾11を挟んで、左右の作句用ユニットマス目20の数が異なっていても構わない。
かかる作句用紙10によれば、小中学生や外国人等のように、俳句を作ることに慣れていない初心者であっても、比較的簡単に、創作時における音韻の分節単位(拍;モーラ)をイメージでき、マス目Mに文字を記入して俳句を作ることができる。
図2は、先頭マス目列21の左側に配する中段マス目列23の先頭マス目M−3を、先頭マス目列21の先頭マス目M−1よりも下の位置に表示するとともに、中段マス目列23の左側に配する終段マス目列25の先頭マス目M−5を、中段マス目列23の先頭マス目M−3よりも下の位置に表示する作句用ユニットマス目20を備える作句用紙10を例示するものである。
俳句の書き方に決められた様式はないが、三行書きにする場合は、五七五の句を左肩下がりで表現することがある。これは、例えば色紙等に俳句を書くときに色紙余白に美しく俳句を表示する一様式であるが、三行の書き出し先頭文字を水平にそろえるよりも、各行の句の情感や切れを表現しやすい。
このため、作句用ユニットマス目20の各行のマス目Mを左肩下がりに表示することで、作句時における感情投入の切れを体感しやすくなる。
また、左肩下がりの作句用ユニットマス目20を用いると、マス目Mに記入した手書き文字を、スキャナ装置(OCR装置等)を介して取り込み、文字部分のフォントを変換処理して色紙等に写書することによって、彩色画を施した色紙に俳句を載せた個人作品を制作しやすくなる等の利点がある。
図2では、作句用紙10の中央に配した魚尾11の右側に3個の作句用ユニットマス目20を配し、左側に1個の作句用ユニットマス目20を配して、左側に大きなメモ用スペースTを設ける場合を示した。
適宜の大きさのメモ用スペース(余白)Tを設けることによって、指導者である俳句の先生の指導文や、自分自身の反省メモを記入することが出来る。このメモ用スペースTに残る文章は、後日、繰り返し見返して作句の実力を伸ばす大切な記録データとなる。
図3は、複数枚の用紙50を束ねた作句帳を作る場合を例示する。この場合、用紙50は、例えばB5版用紙のように、やや面積の小さな用紙50に、適当数の作句用ユニットマス目20を配し、適宜箇所、例えば用紙50の下側部分にメモ用スペースTを設け、用紙50の上端部に製本用の糊部52を設ける。
束ねた多数枚の用紙50を、糊部52において例えば剥離可能に貼着し、全体として一冊の作句帳を作るとともに、各用紙50を剥がして一枚ずつ利用できるようにすれば、作句旅行等の携帯に便利であり、また一枚ずつの利用も可能となるので、利便性が向上する。
なお、複数枚の用紙50を束ねて作句帳を作るときは、いわゆるノートブックのように、一枚ずつの使用を前提としない製本を行っても良い。その場合でも、見開きページの片側にメモ用のスペースとなる余白部分を設けることが望ましい。また、縦書用の十七個のマス目列を配しても良い。
10 作句用紙
11 魚尾
20 作句用ユニットマス目
21 先頭マス目列
23 中段マス目列
25 終段マス目列
50 用紙
52 糊部
M マス目
M−1、M−3、M−5 先頭マス目
S1、S2、S3 隙間
T メモ用スペース

Claims (3)

  1. 縦方向に配列した五個のマス目からなる先頭マス目列と、
    この先頭マス目列の左側に縦方向に配列した七個のマス目からなる中段マス目列と、
    この中段マス目列の左側に縦方向に配列した五個のマス目からなる終段マス目列とによって構成する、作句用ユニットマス目を、
    一枚の用紙に一以上配することを特徴とする作句用紙。
  2. 作句用ユニットマス目は、
    先頭マス目列の左側に配する中段マス目列の先頭マス目を、
    前記先頭マス目列の先頭マス目よりも下の位置に表示するとともに、
    中段マス目列の左側に配する終段マス目列の先頭マス目を、
    前記中段マス目列の先頭マス目よりも下の位置に表示することを特徴とする請求項1記載の作句用紙。
  3. 請求項1または請求項2記載の作句用紙を用いた作句帳であって、
    少なくとも、見開時の作句帳用紙の片側一面に、一以上の作句用ユニットマス目を配したことを特徴とする作句帳。
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