JP3021657U - 英語発音練習用組合せ式カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 英語発音練習用組合せ式カード。 【構成】 複数のカードの上部を串接して自在にはぐれ
るようにしたものを、左、中、右に直列に連接して一の
冊子となし、左側カードの正面にはＫＫ表記の子音を記
し、その背面は次のカード正面の子音の発声図解とし、
中間カード正面はＫＫ表記の母音を記し、その背面はそ
の次のカードの正面の母音の発声図解とし、右側カード
の正面にもまた同子音を記し、その背面は次のカードの
正面の子音を含む単語を記し、各カード正面右下の角に
カード番号を記してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種のＫＫ（Ｋｅｎｙｏｎ−Ｋｎｏｔｔ）表記に基づいた英語発音 練習用組合せ式カードに関し、特に、学生に楽しく英語の発音と簡単な単語を学 ばせるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

英語は一種の国際言語であり、現代人にとってそれを学習することは必要なこ ととなっており、発音の練習は英語を学習する上で重要な基礎である。しかし現 在の英語教育は単語の発音練習に重点が置かれ、基礎的な子音、母音、及びその 組合せの発音練習はおろそかにされている。これはそれらの発音練習の繰り返し が学習意欲の低下を招き易いことに起因し、この点について、専門の学者の研究 に基づく教材で学習の補助を行うことが必要となってくる。

【０００３】 現在の英語の発音表記には主にＫＫ（Ｋｅｎｙｏｎ−Ｋｎｏｔｔ）記号が用い られている。ＫＫ記号は子音と母音の二種に分けられ、その中、子音もまた大き く二類に分けられ、第１類は無声音で９個よりなり、第２類は有声音で１５個よ りなる。母音は単純母音（単母音と長母音）類と二重ないし三重母音の重母音類 の二種に分けられる。そして子音＋母音ないし母音＋子音の組合せにより音節が 構成され、音節を構成する上で、この組合せを正しく発音することが重要となる 。しかし、その組合せの種類は相当に多く、その学習は、単調でつまらないもの となりやすい。しかし単語の発音を学習する上で、この組合せの発音が正確であ るか否かは重要であり、発音練習の重要なポイントとなる。

【０００４】 巷の書店に売られているＫＫ表記に基づく発音教材には、通常発音記号の発声 方法と図解がされているだけであるか、単語による応用練習がなされているだけ であり、学習方法には変化性がなく、改善はなされていないままである。特に基 礎的な子音と母音、及びその組合せの発音については良い練習教材がなく、初学 者にとっては教材の選択に注意が必要である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、学習者が、自分で、或いは教師の指導の下で、英語の子音及び母音 の基礎的な発音練習と、単語の学習を楽しく行うことができる、一種の英語発音 練習用組合せ式カードを提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の一種の英語発音練習用組合せ式カードは、複数のカードの上部を串接 して自在にはぐれるようにしたものを、左、中、右に直列に連接して一の冊子と なし、各左側カードの正面にはＫＫ表記の子音を記し、その背面は次のカード正 面の子音の発声図解とし、各中間カード正面はＫＫ表記の母音を記し、その背面 はその次のカードの正面の母音の発声図解とし、各右側カードの正面にもまた同 子音を記し、その背面は次のカードの正面の子音を含む単語を記し、各カード正 面右下の角にカード番号を記してなる。

【０００７】

【作用】

本考案の一種の英語発音練習用組合せ式カードは、２５枚のカードの上部を串 接して自在にはぐれるようにしたものを左、中、右と直列に連接して一冊子とな し、左カードの正面にはＫＫ記号の子音を記し、その背面は次のカード正面の子 音の発声図解とし、中間カード正面はＫＫ記号の母音を記し、その背面は次のカ ード正面の母音の発声図解とし、右側カードの正面にもまた同子音を記し、その 背面は次のカード正面の子音を含む単語を記し、各カード正面右下の角にカード 番号を記してなる。本考案は発音の学習、単語の学習効果を有し、学生に、遊び 感覚で自主的に、或いは教師、親の指導の下で、迅速に発音記号及び簡単な単語 を学ばせるものである。

【０００８】

【実施例】

図１に示されるのは、本考案の英語発音練習用組合せ式カードの目次表示図で ある。本考案の英語発音練習用組合せ式カードは一の冊子とされ、その表紙の裏 は目次表とされ、目次表より分かるとおり、本考案のカードはそれぞれ左２５枚 、中２５枚、右２５枚より構成され、目次表には各ＫＫ発音記号が記されたカー ド番号が表示されている。左、中、右のカードの第１カードの正面は空白とされ 、各カードの右下にカード番号が記載される。

【０００９】 図２は左カードの第１カードを上に開いた状態を示す。左第２カード正面には 「Ｐ」が記され、第１カード裏面にはその発音図解が成されており、その上部に は「Ｐ」の文字と発音記号が記され、中間には発音方法図解がなされ、下部には 文章による発音方法の説明がなされている。このように左カードは子音単音の発 音練習をさせる機能を有する。

【００１０】 図３は中カードの第１カードを上に開いた状態を示す。中第２カード正面には 母音の発音記号の一つが記され、中第１カード裏面にはその発音図解が成されて おり、その上部には該発音記号に該当する英文字と発音記号が記され、中間には 発音方法図解がなされ、下部には文章による発音方法の説明がなされている。こ のように中カードは母音の発音練習をさせる機能を有する。

【００１１】 図４は右カードの第１カードを上に開いた状態を示す。右第２カード正面には 子音の発音記号の一つが記され、右第１カード裏面にはその発音を含む複数の単 語及びその意味と該単語の発音記号が記されている。このように、右カードは子 音の発音の応用練習を提供するものであり、単語の発音練習機能を有する。

【００１２】 図５は、左カードと中カードのそれぞれ第１カードを開いた状態を示す。これ は子音と母音の組合せ練習を提供するものであり、左或いは右のカードをめくる ことで、その組合せを変化させることができる。

【００１３】 図６は右カードの第１カードと左カードの第１カードをそれぞれ開いた状態を 示す。右カードと左カードを組み合わせて使用すると、子音の発声方法を確認し ながら単語の発音練習が行える。

【００１４】 図７は、左、中、右のカードの第１カードを同時に開いた状態を示す。これに より、子音、母音の発声方法を確認しつつ、単語の正しい発音練習が行える。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、左、中、右のカードを随意に開き、その組合せを変化させることで 、子音、母音、その組合せ、単語のそれぞれの正確な発音練習が行え、学生を飽 きさせることのない変化性に富んだ練習が行え、学生の自習に適し、また二人で 相互に練習したり、或いは教師の指導に用いられるのに適している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の目次表示図である。

【図２】本考案の左第１カードを開いた状態における使
用状態表示図である。

【図３】本考案の中第１カードを開いた状態における使
用状態表示図である。

【図４】本考案の右第１カードを開いた状態における使
用状態表示図である。

【図５】本考案の左と中の第１カードを開いた状態にお
ける使用状態表示図である。

【図６】本考案の左と右の第１カードを開いた状態にお
ける使用状態表示図である。

【図７】本考案の左、中、右の第１カードを開いた状態
における使用状態表示図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のカードの上部を串接して自在には
   ぐれるようにしたものを、左、中、右に直列に連接して
   一の冊子となし、各左側カードの正面にはＫＫ表記の子
   音を記し、その背面は次のカード正面の子音の発声図解
   とし、各中間カード正面はＫＫ表記の母音を記し、その
   背面はその次のカードの正面の母音の発声図解とし、各
   右側カードの正面にもまた同子音を記し、その背面は次
   のカードの正面の子音を含む単語を記し、各カード正面
   右下の角にカード番号を記してなり、子音、母音、及び
   その組合せ、単語の発音練習を提供することを特徴とす
   る、英語発音練習用組合せ式カード。