JP3084633U - 学習用教材 - Google Patents

学習用教材

Info

Publication number
JP3084633U
JP3084633U JP2001005995U JP2001005995U JP3084633U JP 3084633 U JP3084633 U JP 3084633U JP 2001005995 U JP2001005995 U JP 2001005995U JP 2001005995 U JP2001005995 U JP 2001005995U JP 3084633 U JP3084633 U JP 3084633U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
learning
scene
scene expression
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001005995U
Other languages
English (en)
Inventor
浩司 伊藤
Original Assignee
株式会社文溪堂
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社文溪堂 filed Critical 株式会社文溪堂
Priority to JP2001005995U priority Critical patent/JP3084633U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084633U publication Critical patent/JP3084633U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発音練習が容易にできるとともに、カルタ遊
びを通じて楽しみながら文字を習得することが可能な学
習用教材を提供することを課題とする。 【解決手段】 学習用教材1は、習得対象となる文字L
が各学習要素を付して示された文字部7、文字Lを筆記
練習するため文字練習部9、各文節の第一音として文字
Lが使用されるとともに、一つの情景を表現する情景表
現文が示された情景表現部10、情景表現文の内容に関
連するイラストが示された図画部11、及び文字Lを使
用する単語を筆記練習する単語練習部12がレイアウト
され、文字L毎に一ページにまとめて印刷された複数の
シート状の教材印刷部2を冊子状に集成した教材本体3
と、教材本体3に付録される読札5及び取札6の組合せ
からなるカルタ4とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、学習用教材に関するものであり、特に、ひらがな、カタカナ、及び アルファベットなどの文字を容易に習得することが可能な学習用教材に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、小学校の低学年では、日本語を習得するための国語の授業において 語学学習の基礎的段階として「あ」〜「ん」のひらがなや、「ア」〜「ン」のカ タカナなど文字を学習することが行なわれている。また、外国人が日本語を習得 する場合にも、ひらがな及びカタカナを日本語学校などで最初に教えている。一 方、日本人が英語などの外国語を学習する場合にも、一番初めに「A」〜「Z」 のアルファベットなどの文字を習得することを第一段階として行なっている。
【0003】 ここで、文字は、語句(単語及び文章を含む)を構成する最も基本的な要素で あり、これらの文字を習得しないで語学をマスターすることは不可能である。文 字を習得するということは、文字の形状を視覚的に認識し、文字の読み方(発音 )を覚えて発声することができ、さらに文字の音を耳(聴覚)で認識し、かつ正 しい筆順及び筆運びによって筆記することができるようになることである。つま り、「読む」、「聴く」、「書く」、「話す」を行なうための基本となるもので ある。そのため、これら文字を習得するための練習帳などの学習用教材が数多く 発行されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、これらの文字を習得する場合、発音や筆記などの練習を繰返 して行なう必要があった。しかしながら、これらの練習は比較的単調な作業であ り、面白みにかけていた。そのため、特に小学校低学年の児童などは、単調な学 習作業に飽きてしまい、途中で放棄してしまう場合があった。そのため、授業を 次の段階に進むことが遅れたり、授業についていけなくなる、いわゆる「落ちこ ぼれ」の児童をつくってしまうことがあった。
【0005】 さらに、従来の学習用教材は、文字を筆記練習する作業に重点がおかれている ものが多かった。そのため、文字を視覚的に認識することと、文字の有する音を 口で発音したり、或いは文字の音を聴覚によって認識することと関連付けて覚え ることがあまりなかった。
【0006】 そこで本考案は、上記実情に鑑み、発音練習が容易にできるとともに、カルタ 遊びを通じて楽しみながら文字を習得することが可能で、さらに学習者が視覚を 通じて文字に馴染みながら自然に文字を習得することができる学習用教材の提供 を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1の考案にかかる学習用教材は、語句を構 成するひらがな、カタカナ、及びアルファベット等の文字を習得するための学習 用教材であって、筆順及び筆運びの少なくともいずれか一方を含む学習要素とと もに、前記文字が示される文字部と、前記文字を含んで構成された前記語句を利 用して、一つの情景を表現した情景表現文が示される情景表現部と、前記情景表 現文の内容に関連するデザイン、イラスト、及び写真を含む図画が示される図画 部とを具備し、前記文字毎に前記文字部、前記情景表現部、及び前記図画部をレ イアウトして印刷された複数の教材印刷部を有するものである。
【0008】 ここで、教材印刷部とは、例えば、書籍などの各ページや冊子状に綴じられた シート状の1ページなどが相当する。つまり、各文字毎に前述した文字部など構 成部分を、紙などの被印刷媒体の表面に印刷したものを複数集成したものであり 、従来から周知の学習用教材の態様として知られているものである。
【0009】 また、情景表現文とは、文章によってその情景をイメージさせることが可能な ものである。なお、情景表現文に使用される語句は、初学者でも理解できるよう なものが選択されることが望ましく、例えば、小学生などの低学年を対象とした ものであれば身近な日常生活に関係する出来事や、昆虫や動物などの児童になじ みのある語句及び単語を利用して表現したものが望まれる。
【0010】 したがって、請求項1の考案の学習用教材は、ひらがなやカタカナの文字に筆 順や筆運びなどの基本的な学習要素が付された文字部と、該文字を含んで構成さ れた情景表現文が印刷された情景表現部と、情景表現文に関連するデザインなど の図画が示された図画部とをレイアウトした教材印刷部が、各文字毎に構成され ている。これにより、文字を習得しようとする場合に、筆順や筆運びなどの学習 要素とともに、その文字の具体的な使用例を情景表現文によって学ぶことが可能 となる。さらに、情景表現文を音読して発音練習することが行なえる。さらに、 発せられた音を耳によって認識する練習も行なえる。加えて、情景表現文の内容 と関連するデザインなどの図画によって視覚を通じてイメージとして情景表現文 を認識可能となる。そのため、知覚、視覚、及び聴覚を活かしながら、文字の習 得が行なえる。
【0011】 請求項2の考案にかかる学習用教材は、請求項1に記載の学習用教材において 、複数の文節によって構成される前記情景表現文は、前記文節の冒頭が前記文字 を第一音とする前記語句が用いられるとともに、前記情景表現文を律動的に発音 可能なものである。
【0012】 ここで、律動的とは、該情景表現文をリズミカルに発音するものである。例え ば、和歌調や俳句調などの歌のように、各文節の音数を3音―4音―5音、4音 ―4音―5音、4音―3音―5音のように組合せることにより、情景表現文をリ ズミカルな抑揚で読むことができるようになる。
【0013】 したがって、請求項2の考案の学習用教材によれば、請求項1の考案の学習用 教材の作用に加え、情景表現文は、律動的に発音可能であるため、音読の練習が 容易となる。また、文字の有する音を意識しながら習得することが可能となる。
【0014】 請求項3の考案にかかる学習用教材は、請求項1または請求項2に記載の学習 用教材において、前記情景表現部と同一内容が表面に印刷された読札と、前記読 札の前記文字に対応し、前記文字部と同一内容が表面に印刷された取札との組合 せを、複数の前記文字に対して形成したカルタをさらに具備するものである。
【0015】 したがって、請求項3の考案の学習用教材によれば、請求項1または請求項2 の考案の学習用教材の作用に加え、読札と取札との組合せから構成されるカルタ を備えることにより、習得対象の文字を利用してカルタ遊びが行なえる。
【0016】 請求項4の考案にかかる学習用教材は、請求項3に記載の学習用教材において 、前記読札及び前記取札の少なくともいずれか一方の表面に、前記情景表現文の 関連する前記図画部と同一内容が印刷されているものである。
【0017】 したがって、請求項4の考案の学習用教材によれば、請求項3の考案の学習用 教材の作用に加え、カルタ遊びをする際に、取札を探すときの補助として、図画 部の図画が用いられる。つまり、文字の習得がまだ未完全なものであっても、音 読された情景表現文の内容に関連する図画を探すことによって取札を取得するこ とが可能となる。そのため、習得が遅い児童などがカルタ遊びに混じっても一緒 に楽しめるようになる。
【0018】 請求項5の考案にかかる学習用教材は、請求項1または請求項2に記載の学習 用教材において、前記文字部、前記情景表現部、及び前記図画部と同一内容を前 記文字毎にまとめて表示した学習情報統合部が形成され、前記文字の属する文字 集団毎に前記文字に対応する前記学習情報統合部を配列し、表形式に印刷した文 字一覧表をさらに有するものである。
【0019】 ここで、文字の属する文字集団とは、例えば、文字がひらがなである場合、「 あ」から「ん」までを含むいわゆる五十音を示すものである。そして、表形式に 印刷した文字一覧表とは、これらの文字に対応する学習情報統合部を「あ」行、 「か」行、「さ」行などに順次配列したものである。なお、この文字集団には、 カタカナやアルファベットなどが含まれる。
【0020】 したがって、請求項5の考案の学習用教材によれば、請求項1または請求項2 の考案の学習用教材の作用に加え、文字部、情景表現部、及び図画部の学習情報 を含んで形成された学習情報統合部が文字集団毎に表形式で印刷された文字一覧 表をさらに有している。この文字一覧表を日頃から視野に入りやすい室内の壁な どに掲示することによって、これらの情報が視野に入る度に学習者は、無意識に 係る文字及び学習要素を覚えられるようになる。そのため、文字習得がさらに容 易となる。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の第一実施形態である学習用教材1について図1乃至図3に基づ いて説明する。図1は本考案の第一実施形態である学習用教材1の構成を示す説 明図であり、図2は学習用教材1における教材印刷部2の一例を示す説明図であ り、図3はカルタ4の読札5及び取札6の構成例を示す説明図である。
【0022】 第一実施形態の学習用教材1は、図1に示すように、習得する文字Lと文字L に係る種々の学習要素とを文字L毎に1ページにまとめてレイアウトしたものを 印刷した複数のシート状の教材印刷部2を冊子状に集成した教材本体3と、学習 用教材1の教材本体3の付録であり、各文字L毎に読札5及び取札6の組合せで 一組とされるカルタ4とから構成されている。ここで、本実施形態においては、 文字Lは、ひらがなであり、教材印刷部2は「あ」〜「ん」の各文字L毎に印刷 されている。同様に、カルタ4も「あ」〜「ん」までの組合せの読札5及び取札 6を一組として構成されている。
【0023】 さらに、具体的に説明すると、教材印刷部2は、図2に示すように、筆順を表 わす筆順数字N及び「とめる」、「はねる」、「はらう」などの筆運びに係る注 意が付された指示文Oとともに、習得対象となる文字Lが大書して示された文字 部7と、文字部7に示された文字Lを筆記練習するための練習枠8が設けられた 文字練習部9と、三つの文節W1,W2,W3の冒頭の第一音Fに文字Lが使用 され、一つの情景が表現する情景表現文ILが示された情景表現部10と、情景 表現文ILの内容に関連するイラストDが示された図画部11と、文字Lを冒頭 の第一音Fとして使用する単語を筆記練習するための単語練習部12が一ページ にまとめられ、レイアウトされている。ここで、文字部7に示された文字Lは、 筆順を容易に認識可能とするために、筆順別に色によって塗り分けられている( 図2参照)。ここで、筆順数字N及び指示文Oが本考案における学習要素に相当 し、イラストDが本考案における図画に相当する。
【0024】 一方、カルタ4は、教材印刷部2に印刷された情景表現部10及び図画部11 と同一内容が表面に印刷され、文字L毎にカード化して形成された読札5(図3 (a))と、文字部7及び図画部11と同一内容が表面に印刷され、文字L毎に カード化して形成された取札6(図3(b))との組合せによって構成されてい る。
【0025】 ここで、教材印刷部2及びカルタ4の情景表現文ILや単語練習部12などに おいて、「を」及び「ん」は、各語句及び各文節W1,W2,W3の第一音Fに なることが文法上ありえないため、これらは例外として、各語句中に当該文字L が含まれていればよいものとして認める。さらに、文字Lを習得する初学者を対 象とするため、情景表現文IL中には、長音、拗音、促音、拗長音を含む語句は 、できるだけ避けることが望ましい。
【0026】 本考案の学習用教材1を用いることによって、学習者は、教材本体3に各文字 L毎にまとめられて印刷された教材印刷部2の内容に沿って文字Lを習得するこ とができる。例えば、文字部7において、文字Lの形状を認識するとともに、文 字Lの筆順や筆運びを筆順を表わす筆順数字N及び筆運びに係る注意を促す指示 文Oによって正確な文字Lの筆記が可能となる。そして、文字練習部9及び単語 練習部12の枠内に、実際に文字Lを自ら筆記することにより、文字の習得がよ り完全に近づく。
【0027】 さらに、第一実施形態の学習用教材1の教材印刷部2には、各文字Lを各文節 W1,W2,W3の冒頭の第一音Fとして用いて構成される情景表現文ILが印 刷された情景表現部10を有している。この情景表現文ILは、各文節W1,W 2,W3の音数を”4―3―5”などに指定して構成され、情景表現文ILを律 動的に音読することができるようになっている。そのため、情景表現文ILを音 読すると、リズミカルな抑揚で発音することができるため、文字Lの発音練習が 容易にできる。さらに、発音された文字Lの音を耳で聴くことによって、聴覚に よる文字認識の練習にもなる。
【0028】 さらに、情景表現文ILの内容に関連するイラストDが情景表現部10の下部 に位置する図画部11に印刷されている。したがって、イラストDを見ることに より、情景表現文ILを視覚的にイメージしながら文字Lの習得ができる。その ため、児童などがイラストDを見て楽しみながら文字Lを習得できるため、習得 作業に飽きることが少ない。そのため、継続して文字Lの学習が可能となり、習 得効率が向上することが期待される。
【0029】 加えて、第一実施形態の学習用教材1には、教材印刷部2の内容を、再構成し た読札5及び取札6の組合せからなるカルタ4が付録としてつけられている。そ して、このカルタ4を用いてカルタ遊びを行なうことができる。つまり、読み手 が読札5の中から一枚を選び、読札5に印刷されている情景表現文ILを音読す ると、床などに並べられた複数の取札6の中から、情景表現文ILに対応する文 字Lの取札6を複数の取り手(遊戯者)が探して取り合い、取札6の取得枚数を 競うゲームができる。
【0030】 これにより、読み手は情景表現文ILを音読することにより、情景表現文IL に記載された文字Lの発音練習をすることができる。一方、取り手は音読された 情景表現文ILを耳で聞いて、該文字Lを認識し、それに対応する取札6を探す 動作を行なう。つまり、聴覚によって認識した文字Lを、視覚を利用して取札6 に示された文字Lを探すため、聴覚及び視覚を関連付けて文字Lを認識すること ができる。そのため、さらに文字Lを短期間で習得することが可能となる。しか も、カルタ遊びのように、複数の取り手によって取得枚数を競うゲーム性を有す るために、学習する児童などは楽しみながら、自然に文字Lを覚えられる。なお 、取得した取札6には、文字Lの表記とともに、文字Lの学習要素となる筆順数 字N及び筆記の際の注意を促す指示文Oが一緒に記載されているため、遊びなが ら同時に学習要素を含めて文字Lが覚えられる。
【0031】 さらに、カルタ4には、教材印刷部2の図画部11に示されたイラストDと同 一内容のものが、読札5及び取札6のそれぞれに付されている。したがって、文 字Lの習得がまだ不十分な児童であっても、耳で聞いた情景表現文ILの内容に 関連するイラストDを探すことにより、カルタ遊びができる。したがって、文字 Lの習得に差がある児童達の間でカルタ遊びを行なう場合でも、すべての児童が カルタ遊びを楽しむことができる。
【0032】 加えて、カルタ4などの複数のカードが組合されて構成されているものは、一 枚だけ紛失してしまうことがある。特に、児童などが使用するものは、この傾向 が強い。しかしながら、本考案の学習用教材1を構成するカルタ4は、同一内容 の情景表現文ILが、それぞれの文字Lに対応する教材印刷部2に印刷されてい るために、例えば、読札5の一枚を紛失した場合でも、教材印刷部2を読札5の 代用とすることができ、カルタ遊びを継続して行なえる。
【0033】 次に、本考案における第二実施形態の学習用教材について図4に基づいて説明 する。ここで、図4は文字一覧表の一例を示す説明図である。第二実施形態の学 習用教材は、図4に示すように、第一実施形態の学習用教材1で示したカルタ4 の代りに、教材印刷部2と同一内容の文字部7、情景表現部10、及び図画部1 1を文字L毎にまとめた学習情報統合部13を、ひらがなの五十音順に配列した 文字一覧表14を有しているものである。
【0034】 これにより、例えば文字一覧表14を室内の壁面などに掲示して、学習者の視 界に入りやすい環境を作り出すことができる。つまり、日常生活の中で、自然に 目に付く場所に掲示することによって、その度毎に学習情報統合部13に示され た学習要素等を見ることになる。これにより、文字Lに触れる機会が増加するた め、文字Lに馴染みやすくなり、習得がさらに容易になることが期待される。
【0035】 以上、本考案について好適な第一及び第二実施形態を挙げて説明したが、本考 案はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の 要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0036】 すなわち、習得する対象となる文字Lとして、ひらがなを例示したが、これに 限定されるものではなく、カタカナ及びアルファベット、さらには漢字などを習 得対象の文字Lとして含めることも可能で有る。この場合、情景表現文IL及び 関連するイラストDもそれに応じた内容の構成にすることが求められる。さらに 、図画部11に印刷されるものとして、イラストDを利用するものを示したが、 これに限定されるものでなく、例えば、写真を印刷したものを使用することも可 能である。
【0037】 さらに、一枚のシート状の印刷物によって教材印刷部2を形成し、さらにそれ を複数まとめて集成することにより教材本体3を構成したものを示したが、これ に限定されるものではなく、例えば書籍として形成するものであっても良い。ま た、教材印刷部2を1ページに一つの文字Lを表記するものを示したが、これに 限定されるものではなく、例えば1ページに二つ以上の文字Lに関する内容をま とめてレイアウトしたものでもよい。また、第一及び第二実施形態において教材 本体3の付録としてカルタ4及び文字一覧表14をそれぞれ個別に付けるものを 示したが、勿論これに限定されるものでなく、カルタ4及び文字一覧表14を同 時に付して学習用教材1を構成してもよい。
【0038】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案の学習用教材は、情景表現部を備えることによ り、音読による発音練習、及び聴覚によって文字の音を認識しながら文字を覚え ることができる。さらに、図画部の図画を見ることによって視覚的イメージを膨 らませて文字を認識することもできる。これにより、文字を筆記して覚える作業 に加え、視覚及び聴覚を活用しながら、かつ視覚的イメージによって楽しみなが ら文字習得を行なうことができる。そのため、文字の習得が短期間で行なえる可 能性が高くなる。
【0039】 請求項2の考案の学習用教材は、請求項1の考案の学習用教材の効果に加え、 情景表現文の各文節の第一音が、習得対象となる文字を使った語句によって形成 され、さらに情景表現文を律動的に発音することができる。これにより、発音練 習がより容易となる。
【0040】 請求項3の考案の学習用教材は、請求項1または請求項2の考案の学習用教材 の効果に加え、カルタ遊びを通じて楽しみながら文字の習得が行なえる。さらに 、教材印刷物の記載内容と、同一のものがカルタの読札及び取札に記載されてい るため、読札を紛失した場合でも、読札の代用として教材印刷部を用いることが 可能となり、カルタ遊びを継続して行なえる。
【0041】 請求項4の考案の学習用教材は、請求項3の考案の学習用教材の効果に加え、 文字の習得が未完全な児童などでも、図画を見ることによってカルタ遊びを楽し むことができるようになる。
【0042】 請求項5の考案の学習用教材は、請求項1または請求項2の考案の学習用教材 の効果に加え、学習情報統合部をまとめた文字一覧表を有するため、部屋の壁面 などに掲示することによって、学習者に文字に対する親しみ及び馴染みを与える ことができる。そのため、文字の習得がさらに容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】学習用教材の構成を示す説明図である。
【図2】学習用教材における教材印刷部の一例を示す説
明図である。
【図3】カルタのa)読札、及びb)取札の構成を示す
説明図である。
【図4】文字一覧表の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 学習用教材 2 教材印刷部 4 カルタ 5 読札 6 取札 7 文字部 10 情景表現部 11 図画部 13 学習情報統合部 14 文字一覧表 D イラスト(図画) F 第一音 IL 情景表現文 L 文字 N 筆順数字(学習要素) O 指示文(学習要素) W1,W2,W3 文節

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 語句を構成するひらがな、カタカナ、及
    びアルファベット等の文字を習得するための学習用教材
    であって、 筆順及び筆運びの少なくともいずれか一方を含む学習要
    素とともに、前記文字が示される文字部と、 前記文字を含んで構成された前記語句を利用して、一つ
    の情景を表現した情景表現文が示される情景表現部と、 前記情景表現文の内容に関連するデザイン、イラスト、
    及び写真を含む図画が示される図画部とを具備し、 前記文字毎に前記文字部、前記情景表現部、及び前記図
    画部をレイアウトして印刷された複数の教材印刷部を有
    することを特徴とする学習用教材。
  2. 【請求項2】 複数の文節によって構成される前記情景
    表現文は、 前記文節の冒頭が前記文字を第一音とする前記語句が用
    いられるとともに、 前記情景表現文を律動的に発音可能なことを特徴とする
    請求項1に記載の学習用教材。
  3. 【請求項3】 前記情景表現部と同一内容が表面に印刷
    された読札と、 前記読札の前記文字に対応し、前記文字部と同一内容が
    表面に印刷された取札との組合せを、複数の前記文字に
    対して形成したカルタをさらに具備することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の学習用教材。
  4. 【請求項4】 前記読札及び前記取札の少なくともいず
    れか一方の表面に、前記情景表現文の関連する前記図画
    部と同一内容が印刷されていることを特徴とする請求項
    3に記載の学習用教材。
  5. 【請求項5】 前記文字部、前記情景表現部、及び前記
    図画部と同一内容を前記文字毎にまとめて表示した学習
    情報統合部が形成され、 前記文字の属する文字集団毎に前記文字に対応する前記
    学習情報統合部を配列し、表形式に印刷した文字一覧表
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の学習用教材。
JP2001005995U 2001-09-11 2001-09-11 学習用教材 Expired - Lifetime JP3084633U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005995U JP3084633U (ja) 2001-09-11 2001-09-11 学習用教材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001005995U JP3084633U (ja) 2001-09-11 2001-09-11 学習用教材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3084633U true JP3084633U (ja) 2002-03-29

Family

ID=43236098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001005995U Expired - Lifetime JP3084633U (ja) 2001-09-11 2001-09-11 学習用教材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3084633U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Michael The teaching of English: From the sixteenth century to 1870
US5429513A (en) Interactive teaching apparatus and method for teaching graphemes, grapheme names, phonemes, and phonetics
US6491524B2 (en) Reading device and methods of using same to teach and learn reading
Burns How to teach balanced reading and writing
Wagstaff Teaching reading and writing with word walls
US20050191604A1 (en) Apparatus and method for teaching dyslexic individuals
Mason et al. Learning to read in Japan
Cooke Tackling dyslexia
Bas Integrating Multiple Intelligences in EFL/ESL Classrooms.
Grundy Beginners
Choudhury Teaching English in Indian Schools
JP3084633U (ja) 学習用教材
Gattegno The common sense of teaching reading and writing
Bradley-Bennett Teaching Pronunciation. An independent study course for teachers of adult English as a second language learners
US20050181336A1 (en) System and method for learning letters and numbers of a foreign language
Andzayi et al. Reading instruction in primary & secondary schools
Ólafsdóttir How Young Children Learn to Read
RIYA THE INFLUENCE OF USING COLOR VOWEL CHARTMEDIATOWARDSTUDE NTS PRONUNCIATION IN ENGLISH VOWEL AT THE FIRST SEMESTER OF EIGHTH GRADE OF SMPN 19 BANDAR LAMPUNG IN THE ACADEMIC YEAR OF 2023/2024
Fatimayin Course Team Okonkwo, UM Ph. D.(Course Developer)-Taraba State University Fatimayin, FF Ph. D. & Oniemayin, FE Ph. D.–FCE, Okene.(Course Writers)–NOUN
Sary et al. Analysis Of The Montessori Method In Beginning Reading Skills Of Indonesian Subjects In Of Students Sd Negeri 1 Jatiwaringin
Almack et al. Related Factors in Spelling Method
Prior et al. Environmental Print for Early Childhood Literacy
So Phonics for Chinese EFL learners
Hildreth Reading Programs in Grades Ii and Iii
Tomčíková Developing pronunciation with young learners

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 6