JP3197612U - 地球儀 - Google Patents

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Abstract

【課題】弓を台座に所望の位置で強固に固定でき、固定部分が壊れたときでも簡単に補修でき、汎用的で違和感のない外観の地球儀を提供する。【解決手段】地球模型、貫通孔24を有する弓11、ボルト31、中間部材21、角ナット32、台座41、好ましくは装飾部材51を有する地球儀1であって、弓の最下部には弓が回転しないように角柱部材12があり、貫通孔の内周部には張出部分があり、ボルトの頭部には溝又は穴があり、中間部材の上面には弓が回転しないように角柱部材用凹部22があり、中間部材の下面には、角ナットが回転しないように角ナット用凹部があって、ボルトの先端が中間部材の底面から突出しないようになっており、ボルトを回転させて角ナットと共に弓及び中間部材を締付固定し、中間部材の下部に台座を密着固定してなる。【選択図】図2

Description

本考案は地球儀に関し、更に詳しくは、地球模型を北極と南極で回転自由に固定している弓を、特定の構造で中間部材を介して台座に固定することによって、該弓の固定に関し大幅に改善された地球儀に関する。
地球儀は、地理(地勢)検討用、運輸(旅行)検討用、学習用、インテリア用等の用途に広く用いられている。
地球儀は、用途に応じて、地球模型(地球本体部分)を弓で北極と南極で回転自由に軸支して該弓を台座に固定した一般的なものの他にも、地球模型の中に照明装置を入れたもの、地球の自転のみならず公転も表現できるようにしたもの、昼と夜が分かるようにしたもの、各国の時差を分かり易くしたもの、地球模型を分解できるもの、表面に書き込んだり消したりできるもの等、種々のものが知られている。
しかし、最も一般的な「地球模型を弓で北極と南極で回転自由に軸支して該弓を台座に固定したもの」でも、該弓の台座に固定する方法には問題があり、緩んだり、ガタがきたり、ネジ山が壊れたり、弓が外れたりする場合があった。また、そのような場合、元通りに修理することが難しいという問題もあった。
例えば、最も一般的な図5に示したような方法で上記弓が台座に固定されている場合、該弓を回転させて十分に台座に固定させようとすれば、力を加えればどこまでも回転し、該弓が台座から緩むたびに何度もそれを繰り返した場合等、最終的にネジ山が壊れてしまうという問題があった。しかもその場合、簡単には修復不可能になってしまうという問題があった。
また、最も一般的な図5に示したような構造では、上面が円形でない台座(例えば図5のように上面が長方形の台座等、回転対称性が低い台座)の場合、上記弓を固定したい場所で(角度で)、ちょうどネジ固定できるとは限らず、思い通りの位置で該弓を固定できるとは限らなかった。
その場合、力を入れて思い通りの位置に固定しようとすればできないことはないが、それを繰り返した場合、上記したようにネジ山が壊れたり、ガタがきたりして、最終的には壊れてしまうことがあった。
特許文献1には、弓がなく、軸と台座が一体となった地球儀が開示されているが、この場合、構造的に制限があり過ぎて汎用性がなく、インテリア用途には不適であった。また、軸が地球模型の中を貫通しているため、地球模型が透明又は半透明の材質でできている場合等、該軸が外部から見えてしまうと言う問題点があった。
特許文献2には、弓を台座に嵌め込む構造が開示されているが、この場合、地球模型を回転することを繰り返した場合等、嵌め込み部分にガタがきてしまうという問題点があった。
特許文献3には、弓を台座に固定する方法として、弓の上から、雄ネジで「雌ネジが切ってある台座」にネジ止めする方法が開示されている。
しかしながら、この場合も、ネジ部分にガタがきたり、ガタをなくそうと雄ネジを強く締めたりしたときに、ネジ山が壊れる等の問題点があった。
地球儀は、前記したどの用途においても頑丈さが要求され、特に、地球模型が大きく通常は重いのに比べ、弓を台座に固定する場所が小さいので、丈夫で長持ちし、壊れたときに補修することができる弓の固定方法には更なる改善の余地があった。
実公平7−001651号公報 特開平9−330021号公報 特開2002−072866号公報
本考案は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、弓と台座とを所望の位置で固定でき、弓の台座への固定が長期にわたって強固に保たれ、該固定部分が壊れたときでも簡単に補修でき、しかも汎用的で違和感のない外観を有している地球儀を提供することにある。
本考案者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定場所に自由な回転を阻止する角柱部材と角柱部材用凹部を設け、内周に張出部分を有する貫通孔にボルトを差し込んで、下から、角ナット用凹部に嵌まり込んだ角ナットを用いて締付固定することによって、上記課題が解決できることを見出して、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、地球模型、該地球模型を北極と南極で回転自由に固定できるようになっており最下部に上下に貫通している貫通孔を有する弓、該貫通孔に上から差し込めるようになっているボルト、該弓の下方に位置する底面が平面の中間部材、該ボルトで少なくとも該弓と該中間部材とを下からねじ止めする角ナット、及び、該中間部材の底面に密着する上面を有する台座を具備する地球儀であって、
該弓の最下部の下には、該弓が単独で回転しないように設けられ、貫通孔を有する角柱部材があり、
該弓又は角柱部材の貫通孔の下部の内周部には、該ボルトの頭部を下から支えて該弓を固定する張出部分があり、
該ボルトの頭部の頂面には、工具で該ボルトを回せるように溝又は穴があり、
該中間部材の上面には、該角柱部材が嵌まり込んで弓が回転しないように設けられた角柱部材用凹部があり、
該中間部材の下面には、該角ナットが嵌まり込んで該角ナットが回転しないように設けられた角ナット用凹部があって、該ボルトの先端及び該角ナットが、該中間部材の底面から突出しないようになっており、
該ボルトの溝又は穴に工具を上から差し込んで該ボルトを回転させることによって、該ボルトと回転しない該角ナットで、少なくとも該弓及び該中間部材を締付固定し、
該中間部材の下部に該台座を密着固定してなるものであることを特徴とする地球儀を提供するものである。
また、本考案は、上記弓と上記中間部材との間に、1個又は2個以上の装飾部材を具備し、該装飾部材の上部には角柱部材用凹部があり、該装飾部材の下部には角柱部材があり、該装飾部材には貫通孔があって、上記ボルトと上記角ナットで、少なくとも上記弓、該装飾部材及び上記中間部材を締付固定してある上記の地球儀を提供するものである。
本考案によれば、前記問題点と上記課題を解決し、地球模型が回転可能に固定されている弓を、台座との相対位置に関して所望の角度(位置)で、台座に強固に固定でき、該固定部分に、(長期に亘って)ガタがくることがなく、また、該弓の固定部分が万一壊れたときであっても、交換する部品数が少なく、一般的な使用者が、例えば、家庭、オフィス、学校等でも、簡単に補修することができる地球儀を提供できる。
また、地球儀として特殊な外観にすることなく、一般的な外観を有しているにもかかわらず、壊れ易い弓の台座への固定部分が強固になるように改良された地球儀を提供することができる。
更に詳しくは、例えば図5に示したように、従来から最も一般的な方法である雄ネジと雌ネジとで弓を固定する場合、該弓を固定したい角度で、ちょうどネジ固定できるとは限らないため、所望の位置で該弓を固定できるとは限らなかった。特に、地球儀をインテリアとして使用する場合であって、台座の上面が正円等ではなく台座に方向性がある場合、美的に好ましい固定場所(固定角度)が存在するが、常にそのような位置(角度)で固定することができるとは限らなかった。
その場合、強固に固定することを諦めて手前の角度で止めるか、又は、無理に所望の角度まで回してネジ山を痛めるかであった。すなわち、該弓を回転させて十分に台座に固定させようとすれば、支点と作用点はネジの部分にあるが、力点は弓の最側部にあるため、力を加えればどこまでも回転し、特に長期使用して該弓が該台座から緩むたびに締付(回転)を繰り返した場合、最終的にネジ山が壊れてしまい修復不可能になってしまうという問題点があった。
本考案の地球儀によれば、弓が自由に回転することができなくなるように、角柱部材と角柱部材用凹部が設けてあるので、常に所望の位置からずれないように弓を固定でき上記問題が発生しない。
また、内周に張出部分を有する貫通孔にボルトを差し込んで、該張出部分を上から、中間部材を下から、該ボルトと角ナットを用いて締付固定をするので、どの角度でも強固に固定でき、そもそもネジ止めではないのでネジ山が壊れることもなく、前記した問題が発生しない。
また、上記弓を中間部材や台座にネジ止めしてあるだけでは、地球模型(地球自体)を何度も回して(自転させて)いるうちに、該ネジ部分が緩んでしまうが、本考案の地球儀によれば、該箇所が緩むことがなく、長期に亘って問題なく使用できる。
また、図1及び図2に示したように、台座がガラス、プラスチック等の低強度又は低硬度の材質の場合、強固に弓を固定するために、該台座に深く又は大きくネジ穴を開けることは台座自体を痛め、また、台座が透明又は半透明の場合、台座に開けられた雌ネジ部分が外から見えるので好ましくない。例えば、特許文献3のように、弓の上から雄ネジで台座に(又は中間部材に)ネジ止めする方法では、固定部分が脆弱で、ネジ部分にガタがきたりネジ山が壊れたりすることに加え、台座が透明な場合には、雌ネジ部分が外部から見えてしまうので美感を損ねる。
本考案の地球儀によれば、中間部材の材質を弓の材質と同一にしたり、高強度又は高強度のものにしたりすることによって、台座を痛めることなく弓を台座に固定できる。また、台座が透明な場合でも、台座に開けられた雌ネジ等が外部から見えて美感を損ねるということがない。
更に、本考案の地球儀によれば、図3に示した通り、ボルトの下端及び角ナットが、中間部材の下面の設けられた角ナット用凹部に嵌まり込み、該中間部材の底面から突出しないようになっているので、該中間部材の全面が台座に密着するよう容易に貼り付け固定することができる。
また、角ナットが、中間部材の下面の角ナット用凹部に嵌まり込んで、該角ナット自体は回転ができないようになっているので、ボルトを上から、レンチ、ドライバー等の工具で回転させても、下の角ナットが自由回転しないので、工作が苦手な人でも容易に締付固定が可能である。従って、地球儀の長期使用中等に該締付が緩んだり、該ボルトを交換したりするときでも、家庭内、オフィス内、学校内等で、使用者自身が容易に締付固定することが可能である。
また、弓の固定部分が破損した場合、例えばネジが何れかの部材に固定されているような従来の形態では、弓、台座、その中間にある中間部材、装飾部材等の何れかを交換しなくてはならなかったが、本考案の地球儀によれば、角ナットのネジ山が潰れない限り、ボルトのみの交換で安価で修復が可能である。中間部材を台座に接着固定してしまっていても、該接着部分を剥がすことなく、ボルトのみの交換で修復可能である。
本考案の地球儀から地球模型を外したものの構造の一例を示す概略斜視図(長方形で囲まれた部分は概略拡大斜視図)である。 本考案の地球儀から地球模型を外したものを分解したときの一例を示す概略斜視図である。 図2において中間部材と角ナットのみを下から見た概略斜視図である。 弓の最下部の拡大図であって、弓、嵌め込み用角柱部材、貫通孔、及び、張出部分を示す図である。(a)平面図 (b)正面図 (c)底面図 従来の地球儀から地球模型を外したものの構造の一例を示す概略斜視図である。
以下、本考案について説明するが、本考案は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
本考案は、地球模型、該地球模型を北極と南極で回転自由に固定できるようになっており最下部に上下に貫通している貫通孔を有する弓、該貫通孔に上から差し込めるようになっているボルト、該弓の下方に位置する底面が平面の中間部材、該ボルトで少なくとも該弓と該中間部材とを下からねじ止めする角ナット、及び、該中間部材の底面に密着する上面を有する台座を具備する地球儀であって、
該弓の最下部の下には、該弓が単独で回転しないように設けられ、貫通孔を有する角柱部材があり、
該弓又は角柱部材の貫通孔の下部の内周部には、該ボルトの頭部を下から支えて該弓を固定する張出部分があり、
該ボルトの頭部の頂面には、工具で該ボルトを回せるように溝又は穴があり、
該中間部材の上面には、該角柱部材が嵌まり込んで弓が回転しないように設けられた角柱部材用凹部があり、
該中間部材の下面には、該角ナットが嵌まり込んで該角ナットが回転しないように設けられた角ナット用凹部があって、該ボルトの先端及び該角ナットが、該中間部材の底面から突出しないようになっており、
該ボルトの溝又は穴に工具を上から差し込んで該ボルトを回転させることによって、該ボルトと回転しない該角ナットで、少なくとも該弓及び該中間部材を締付固定し、
該中間部材の下部に該台座を密着固定してなるものであることを特徴とする地球儀である。
本考案の地球儀は、地球模型(地球自体)、及び、該地球模型を北極と南極で回転自由に固定できるようになっている弓11を有する。図1は、本考案の地球儀から、地球模型(地球自体)を外したものの構造を斜視図で示したものである。また、図2は、本考案の地球儀から地球模型を外したものを、更に構成部品ごとに分解したときの概略斜視図である。
本考案の地球儀1は、少なくとも、
地球模型、該地球模型を北極と南極で回転自由に固定できるようになっており最下部に上下に貫通している貫通孔24を有する弓11、
該貫通孔24に上から差し込めるようになっているボルト31、
該弓11の下方に位置する底面が平面の中間部材21、
該ボルト31で少なくとも該弓11と該中間部材21とを下からねじ止めする角ナット32、及び、
該中間部材21の底面に密着する上面を有する台座41
を具備する。
上記弓11の最下部には、該弓11を上下に貫通している貫通孔24が存在し、該貫通孔24に上からボルト31を差し込んで、該弓11と、該弓11の下方に位置する底面が平面の中間部材21とを、ボルト31と角ナット32とで、上下に締付固定できるようになっている。
図1と図2には、弓11と中間部材21との間に、装飾部材51が存在するが、該装飾部材51はあってもなくてもよい。また、装飾部材51は1個に限らず2個以上あってもよい。好ましくは、美的観点から、また本考案の前記効果を十分に発揮させるために、図1、図2のように、装飾部材51が1個ある形態である。
弓11の最下部には、該弓11を上下に貫通している貫通孔24が存在する。該貫通孔24は、上からボルト31が差し込めるようになっており、好ましくは地球模型を弓11から外した状態で、上からレンチ、ドライ―バー等の工具で該ボルト31を回転させ、「該弓11と中間部材21の下の角ナット用凹部23に嵌まり込んでいる角ナット32」に該ボルト31をネジ込んで、該弓11、該中間部材21、好ましくは装飾部材51を全て縦に締付固定できるようになっている。
上記ボルトの頭部31aの形状は、特に限定はないが、なべ、トラス、バインド、チーズ、丸、平又は丸平であることが、レンチ、ドライバー等の工具でボルト31とナットとを締付固定がし易い、該ボルトの頭部31aの頂面に工具を差し込む溝又は穴31bを開け易い等の点から好ましい。
該ボルトの頭部31aの頂面には、工具で該ボルト31を回せるように、溝又は穴31bがあるが、該溝又は該穴は、すりわり、十字穴、プラスマイナス穴、六角穴又は四角穴であることが、汎用のレンチ、ドライバー等の工具が使用できるため、また強固に固定できるため等から好ましい。特に好ましくは、上記理由から六角穴である。六角穴の開いたボルト31の場合は、汎用の六角レンチで回転させて、最下部の角ナット32と共に締付固定ができる。
上記ボルト31は、図1中の拡大図に示したように、上記弓11の最下部に開けられた貫通孔24に挿入され、例えば六角穴の場合には六角レンチで、上部から、好ましくは装飾部材51を介して、中間部材21と角ナット32を用いて固定されるようになっている。
その際、図4に示したように、該弓11又は後述する角柱部材12の貫通孔24の下部の内周部には、該ボルトの頭部31aを下から支える張出部分25があり、該張出部分25を上から、中間部材21を下から、ボルト31と角ナット32とで締付固定するようになっている。
該張出部分25は、ボルトの頭部31aが弓11から突き出ないように低い位置に設けられていることが、美的観点から、地球模型が該突き出たボルトの頭部31aに当たらない等の点から好ましい。また、固定強度を得るために張出部分25の縦方向の長さは長い方が好ましいので、ボルトの頭部31aの頂面が弓11から下に大きくもぐり込まないことが好ましい。特に好ましくは、図1中の拡大図に示したように、ボルトの頭部31aの頂面が弓11の面と略同一になる形態である。
張出部分25は、弓11部分の貫通孔24の内周部に設けられていても、その下に位置する後述する角柱部材12部分の貫通孔24の内周部に設けられていてもよいが、強度の点から、図4に示したように、該張出部分25は弓11部分の貫通孔24の内周部に設けられていることが好ましい。
上記弓11の下方に位置する中間部材21の底面は、図3に示したように平面状であることが、台座41に接着等の手段で密着固定できるために好ましい。中間部材21の底面は、図3に示したように全面平面状であることが、台座41に接着等の手段で強固に全面密着固定できるために特に好ましい。
該中間部材21の下面には、該角ナット32が嵌まり込んで該角ナット32が回転しないように設けられた角ナット用凹部23があって、該ボルト31の先端及び該角ナット32が、該中間部材21の底面から突出しないようになっている。
すなわち、図3に示したように、中間部材21の下面(底面)には、角ナット32が嵌まり込むことによって、該角ナット32が回転しないように設けられた角ナット用凹部23が存在するが、該角ナット用凹部23によって、ボルト31の先端や角ナット32が、該中間部材21の底面から突き出ないようになっている。
ボルト31の先端や角ナット32が、該中間部材21の底面から突き出ないようになっていることによって、該中間部材21の底面を好適に台座41の上面に接着等で固定できる。
図3に示したように、角ナット用凹部23の形状は、角ナット32が自由に回転しない形状であることが好ましい。例えば、角ナット32が六角ナットの場合には、角ナット用凹部23の形状は六角形であり(略六角柱であり)、角ナット32が四角ナットの場合には、角ナット用凹部23の形状は四角形である(略四角柱である)ことが特に好ましい。該角ナット32は、限定はされないが、四角ナット又は六角ナットであることが、回転し難く、汎用性があるために好ましい。特に好ましくは、六角ナットである。
本考案は、台座41が、雌ネジを切り難い又は雄ネジを固定し難い材質でできていても適用できる。中間部材21の底面を台座41の上面に(例えば接着)固定するので、台座41にネジを設ける必要がないからである。
台座41は、特に限定はないが、透明の材質又は半透明の材質でできていることが、かかる材質は脆くネジを設けられないことが多いので、本考案の効果を奏し易いので好ましい。
かかる材質は、地球儀1をインテリアとして用いるときには多用されるので、本考案はそのような材質の台座41を用いる場合や、地球儀1をインテリアとして用いる場合等に特に好適である。
そのような材質としては、具体的には、例えば、ソーダガラス、ホウケイ酸ガラス、クリスタルガラス、石英等の無機材料;アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアルキレン樹脂等の透明樹脂若しくは半透明樹脂;等が挙げられる。
弓11の最下部の下には、該弓11が単独で回転しないように設けられ、貫通孔24を有する角柱部材12があり、弓11又は角柱部材12の貫通孔24の下部の内周部には、該ボルトの頭部31aを下から支えて該弓11を固定する張出部分25があり、該ボルトの頭部31aの頂面には、工具で該ボルト31を回せるように溝又は穴31bがあり、該中間部材21の上面には、該角柱部材12が嵌まり込んで弓11が回転しないように設けられた角柱部材用凹部22がある。
図2と図4では、弓11と中間部材21の間に装飾部材51が存在するが、該装飾部材51がない場合は、図2と図4から該装飾部材51を除いた図(図示せず)のように、弓11の最下部の下面には、該弓11が中間部材21に対して自由に回転しないように角柱部材12が設けられており、一方、中間部材21の上面には、上記角柱部材12が嵌まり込んで弓11が中間部材21に対して自由に回転しないように角柱部材用凹部22が設けられている。
図2と図4のように、弓11と中間部材21の間に装飾部材51が1個存在する場合は、図2と図4に示したように、弓11の最下部の下面に角柱部材12があり、装飾部材51の上部に該角柱部材12が嵌まり込む角柱部材用凹部22があり、該装飾部材51の下部には「更に別の角柱部材12」があり、中間部材21の上面には、該「更に別の角柱部材12」が嵌まり込む角柱部材用凹部22がある。
装飾部材51が2個存在する場合も、各装飾部材51の上下に、それぞれ角柱部材用凹部22と角柱部材12とが存在する。
角柱部材12が角柱部材用凹部22に嵌まり込んだ状態で、ボルト31と角ナット32で締め付けると、弓11、存在する場合は装飾部材51、及び、中間部材21が、互いの角度を固定した状態で固定できるので、固定後にガタつかない;台座41に方向性がある場合、所望の固定場所(固定角度)で弓11を中間部材21や台座41に固定することができて、その後に固定角度がずれない;等の効果を奏する。
本考案の地球儀1の、弓11を台座41に固定するまでの製造方法は、具体的には例えば以下が挙げられる。
図2に示したように、ボルト31を弓11と該弓11の下の角柱部材12に開けられた貫通孔24、装飾部材51と該装飾部材51の下の角柱部材12に開けられた貫通孔24、中間部材21に開けられた貫通孔24に、上から順に挿入し、中間部材21の下の角ナット用凹部23に嵌め込まれた角ナット32で締付固定する。その際、角ナット32は、角ナット用凹部23に嵌まり込んで回転しないようにできるので、角ナット32を嵌まり込んだ状態にしておいて、ボルト31の上からレンチ等で該ボルト31を回転させて締付固定する。
弓11は、「該弓11又は該弓11の下部にある角柱部材12に開けられた貫通孔24」の内周部に設けられた張出部分25を、ボルトの頭部31aの下部で抑えることによって、該弓11を、(装飾部材51がある場合は装飾部材51を介して)中間部材21に締付固定される。
最終段階で、中間部材21を台座41に固定する。固定方法は、特に限定されないが接着剤による固定が好ましい。
本考案の地球儀1の、弓11の固定が破損したときの補修方法は、具体的には例えば以下が挙げられる。
まず、地球模型を弓11から取り除く。六角レンチ等の工具で、破損したボルト31を取り除き、新しいボルト31を挿入してボルト31の上から六角レンチ等の工具で締付固定する。その際、角ナット32は角ナット用凹部23に嵌まり込んで回転できないようになっており、また、中間部材21と台座41との間にあって外れない(落ちない)ようになっているので、単にボルト31の上からレンチ等で該ボルト31を回転させるだけで締付固定ができる。
本考案の地球儀1の補修に際しては、上記した点、及び、スパナは不要でレンチのみで足りる点等から、補修は一般家庭等でも使用者が可能である。
本考案の地球儀1は、弓11を所望の位置で強固に固定でき、長期使用によるガタつきもなく、該固定部分が壊れたときでも簡単に補修でき、しかも汎用的で違和感のない外観を有しているため、家庭、オフィス、学校等で、地理(地勢)検討用、運輸(旅行)検討用、学習用、インテリア用等の用途に広く用いられるものである。
1 :地球儀
11 :弓
12 :角柱部材
21 :中間部材
22 :角柱部材用凹部
23 :角ナット用凹部
24 :貫通孔
25 :張出部分
31 :ボルト
31a:ボルトの頭部
31b:溝又は穴
32 :角ナット
41 :台座
51 :装飾部材

Claims (5)

  1. 地球模型、該地球模型を北極と南極で回転自由に固定できるようになっており最下部に上下に貫通している貫通孔を有する弓、該貫通孔に上から差し込めるようになっているボルト、該弓の下方に位置する底面が平面の中間部材、該ボルトで少なくとも該弓と該中間部材とを下からねじ止めする角ナット、及び、該中間部材の底面に密着する上面を有する台座を具備する地球儀であって、
    該弓の最下部の下には、該弓が単独で回転しないように設けられ、貫通孔を有する角柱部材があり、
    該弓又は角柱部材の貫通孔の下部の内周部には、該ボルトの頭部を下から支えて該弓を固定する張出部分があり、
    該ボルトの頭部の頂面には、工具で該ボルトを回せるように溝又は穴があり、
    該中間部材の上面には、該角柱部材が嵌まり込んで弓が回転しないように設けられた角柱部材用凹部があり、
    該中間部材の下面には、該角ナットが嵌まり込んで該角ナットが回転しないように設けられた角ナット用凹部があって、該ボルトの先端及び該角ナットが、該中間部材の底面から突出しないようになっており、
    該ボルトの溝又は穴に工具を上から差し込んで該ボルトを回転させることによって、該ボルトと回転しない該角ナットで、少なくとも該弓及び該中間部材を締付固定し、
    該中間部材の下部に該台座を密着固定してなるものであることを特徴とする地球儀。
  2. 上記ボルトの頭部の形状が、なべ、トラス、バインド、チーズ、丸、平又は丸平である請求項1に記載の地球儀。
  3. 上記溝又は穴が、すりわり、十字穴、プラスマイナス穴、六角穴又は四角穴である請求項1又は請求項2に記載の地球儀。
  4. 上記角ナットが、六角ナット又は四角ナットである請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の地球儀。
  5. 上記弓と上記中間部材との間に、1個又は2個以上の装飾部材を具備し、該装飾部材の上部には角柱部材用凹部があり、該装飾部材の下部には角柱部材があり、該装飾部材には貫通孔があって、上記ボルトと上記角ナットで、少なくとも上記弓、該装飾部材及び上記中間部材を締付固定してある請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の地球儀。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106782028A (zh) * 2017-03-16 2017-05-31 李征 一种内部为桁架结构的地球仪

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CN106782028A (zh) * 2017-03-16 2017-05-31 李征 一种内部为桁架结构的地球仪

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