JP3196859U - オープンショーケース用のカバー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この島式のオープンショーケースでは、商品の陳列棚からの取り出しを容易にするために、陳列部の外周が周方向の全周に亘って開口しており、陳列部の外周の開口と、収容庫の上面の開口から、冷気が外部に漏出してしまう。
図1は、オープンショーケース用のカバー装置6の使用状態を説明する図であり、(a)はオープンショーケース1の斜視図であり、上方に引き出されたカバー装置6のカーテン61により、オープンショーケース1の開口部5が塞がれた状態を示し、(b)は、(a)におけるオープンショーケース1の平面図を模式的に表した図である。
図2は、オープンショーケース用のカバー装置6を説明する図であり、(a)は、オープンショーケース用のカバー装置6の正面図であり、カーテン61が上方に引き出された状態を示し、(b)は、(a)におけるA−A断面図を拡大して示した図である。
周壁22は、載置面21の周縁部から天板部4側の上方に延出して設けられており、この周壁22の内側に滞留させた冷気により、載置面21に載置された商品などを冷凍または冷蔵するようになっている。
陳列部3は、四角柱形状の支柱31と、この支柱31の外周に取り付けられた陳列棚32と、から構成される。
陳列棚32の外周は、周方向の全周に亘って開口しており、陳列棚32に陳列された商品などの取り出しを、この開口を介して行えるようになっている。
そのため、平面視において天板部4の外周と収容庫2の内周との間が、リング状の開口部5となっている。
吹出穴44は、天板部4の側面43に沿って直線状に設けられており、各吹出穴44から吹き出した冷気が、天板部4の下方に位置する収容庫2の冷気吸引部23に向けて吹き出されることで、開口部5を覆うエアカーテンが形成されるようになっている(図3の(c)矢印A参照)。
実施の形態にかかるオープンショーケース1には、開口部5を覆って、開口部5からの冷気の漏出を阻止するためのカバー装置6が設けられている。
カーテン61を構成する樹脂シートは、可撓性と弾性と耐湿性とを備える樹脂材料から構成されており、実施の形態では、ポリエステルからなる樹脂シートが、カーテン61を構成する材料として採用されている。
基本形状を成すカーテン61では、折り返し部61cが中心に位置する巻き付き部61dから、樹脂シートの長手方向の一端部61aと他端部61bが延びており、一端部61aと他端部61bを互いに離れる方向に引っ張ると、巻き付き部61dから、樹脂シートが順次引き出されて、カーテン61が伸長するようになっている。
カーテン61の下側部611の幅W3は、開口部5の収容庫2側の幅W1(図1の(b)参照)とほぼ同じ幅に設定されており、カーテン61の上側部612の幅W4は、開口部5の天板部4側の幅W2(図1の(b)参照)とほぼ同じ幅に設定されている。
上記した本願発明のオープンショーケース用のカバー装置6のカーテン61は、側方から見た開口部5の形状に整合する台形形状を成しており、カーテン61をオープンショーケース用のカバー装置6から引き出して伸長させた際に、引き出されたカーテン61により、オープンショーケース1の開口部5のほぼ全面が確実に塞がれるようになっている。
さらに、カーテン61が台形形状を成していることで、収容庫2の角部に位置する開口部5を略隙間無く覆うことができるようになっている。
そのため、カーテン61の一端部61aと他端部61bを互いに離れる方向に引っ張る力が作用しなくなると、カーテン61の下側部611と上側部612が、復元力により、巻き付き部61d内に順次引き込まれて、カーテン61が巻き付き方向(長手方向)に縮まるようになっている。
実施の形態では、カーテン61の伸長方向(高さ方向)における通孔61eの間隔Wa、Wbが、下側部611の方が上側部612よりも大きくなるように設定されている。
よって、カーテン61の下側部611の通孔61eを通って外部に漏出する冷気の量が、上側部612の通孔61eを通って外部に漏出する冷気の量よりも少なくなるようになっており、通孔61eを介した通気によってカーテン61の表面の結露を防止しつつ、カーテン61の下側部611に滞留した冷気の外部への漏出を少なくすることができる。
よって、カーテン61の他端部61bの厚みよりも厚く形成された芯板9bは、突出部10d、10dから抜け止めされている。
この係止具8は、カーテン61を上方に引き出した際に、オープンショーケース1の天板部4の側面43に設けられたフック部45と係合させることで、カーテン61を伸長した状態で保持できるようにするために設けられている(図3の(c)参照)。
図4は、POPスタンド100を介して冷気吸引部23に取り付けられたカバー装置6を、陳列部3側から見た斜視図である。
固定部材102は、一枚の金属板を折り曲げて形成されており、長手方向の一端が、冷気吸引部23との連結部102b、他端が、カバー装置6の取付部102aとなっている。
図3の(b)に示すように、取付部102aには、取付部102aを厚み方向に貫通するボルト穴102a1が設けられており、ボルト穴102a1の内周面には雌ネジ(図示せず)が形成されている。そして、超低頭ボルトBの雄ネジ(図示せず)が、ボルト穴102a1の雌ネジに螺合されるようになっている。
固定部材102は、連結部102b側の屈曲部102cを境にして取付部102a側が、前記した天板部4側の上方に延びており、この屈曲部102cと取付部102aとの間に、カーテン61の巻き付き部61dを収容する収容部102dが設けられている。
POP差込部121は、一枚の透明な樹脂シートを折り曲げて形成されており、断面視においてU字形状を成している。このPOP差込部121では、互いに平行な平面部121a、121aの間の間隙121bに、陳列される商品の商品名や商品価格を表示した広告用紙(POP広告)が差し込まれるようになっている(図3の(b)参照)。
実施の形態では、超低頭ボルトBで、カーテンエッジ10aを固定部材102の取付部102aに固定した際、超低頭ボルトBの取付部102a側の端部が、取付部102aの厚みを超えてボルト穴102a1から飛び出さないように、超低頭ボルトBの長さが設定されている。
これにより、超低頭ボルトB端部のクリップ片122aとの干渉を避けることができ、クリップ片122aに、超低頭ボルトBとの干渉を避けるための切欠き加工などの追加工を行うことなく、クリップ部122でカーテンエッジ10aと、固定部材102と、超低頭ボルトBとを確実に把持できる。
この収容部102dは、巻き取られたカーテン61の巻き付き部61dを収容可能な大きさで形成されており、収容した巻き付き部61dを、冷気吸引部23の上部に開口する吸引口231aよりも外側に位置させている。
そのため、冷気の吸入口となる吸引口231aの上側に、巻き取られた巻き付き部61dが位置していないので、天板部4の吹出穴44から吹き出した冷気の冷気吸引部23側への移動が阻害されないようになっている。
図5は、POPスタンド100の吸引パネル231への取り付け方法を説明する図であり、(a)は、POPスタンド100の固定部材102を吸引パネル231に取り付ける前の状態であり、(b)は、固定板103を吸引パネル231の吸引口231aに挿通させた状態であり、(c)は、ネジ110を所定の方向に回して固定板103を吸引パネル231に係合させた状態である。
この長穴102eには、上方からネジ110が挿通されており、ネジ110の先端側には、固定板103が螺合している。
そのため、固定板103の長手方向を、吸引口231aの長手方向に合わせた向きに配置すると、固定板103を、吸引口231aを通過させて、吸引パネル231の下方に位置させることができるようになっている。
さらに、固定板103を吸引パネル231の下方に位置させた状態で、固定板103を回転させて、固定板103の長手方向を吸引口231aの長手方向に対して所定の角度傾けると、固定板103の吸引口231aの通過が阻止されるようになっている。
よって、固定板103を吸引口231aに挿通させた際に、連結部102bと固定板103との隙間s1に、吸引パネル231が位置するようになっている。
商店の閉店後などに、オープンショーケース1の開口部5を、カーテン61で塞ぐ場合には、カーテン61の上部に取付けられた係止具8を摘んで持ち上げることで、カーテン61を伸長させる。
そして、係止具8をオープンショーケース1の開口部5の上部に設けられたフック部45に引っ掛けることで、カーテン61が開口部5を塞いだ状態で保持される(図1の(a)及び図3の(c)参照)。
また商店営業時間内においては、開口部5の開口面に沿うように冷媒(冷気)を流すことで、開口部5の開口面にエアカーテンを形成し、これによりオープンショーケース1内の冷気が開口部5から漏出することを防止している。
(1)上面が開口した有底の収容箱(収容庫2)と、当該収容庫2内に設置されると共に陳列棚32が設けられた外周部が開口した陳列部3と、を備え、上面視において当該陳列部3の外周と収容庫2の内周との間が開口部5とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、収容庫2の内周から陳列部3の外周に向けて開口部5を横切る方向に移動可能とされたカーテン61を備え、上面視におけるカーテン61の収容庫2の内周側の幅W3を、陳列部3の外周側の幅W4よりも幅広にする構成とした。
このように構成しても、上記と同様の作用及び効果を奏し得る。
カーテン61が収容庫2の下部に配置されている場合には、店舗内の清掃時などにカーテン61が汚れてしまう虞があるが、周壁22の上側に配置することで、カーテン61を収容庫2の下部に配置している場合よりも、カーテン61が汚れにくくなる。
よって、カバー装置6を収容庫2の周壁22の上側に配置しても、配置したカバー装置6が、オープンショーケース1の見栄えを損なうことや、収容庫2内の商品の視認性を損なうことがない。
特に、通孔61eは、カーテン61の下側部611のほうが、上側部612よりも少なくなっている。そのため、通孔61eを介してカーテン61の内側から外側に漏出する冷気の量は、下側部611の方が少なくなる。
ここで、空気の比重は、温度が低くなるほど大きくなるので、オープンショーケース1内で冷気は、上部よりも下部に多く滞留する。
よって、実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置6を用いることにより、オープンショーケース1から漏出する冷気の量を抑えることができるので、冷蔵・冷凍時に使用される消費電力を削減することが可能となる。
このようにすると、オープンショーケース1から外部に漏出する冷気の量をより少なくすることができ、オープンショーケース1の冷蔵・冷凍効率を向上させることができる。また、カーテン61の表面に通孔61eが設けられない分、カーテン61の製造コストを抑えることができると共に、カーテン61の耐久性を向上させることができる。
このようにしても、上記した実施の形態と同じ効果を奏し得る。
例えば、開口部5を、開口部5の幅方向で隣接して配置された2つのカバー装置のカーテンで覆う場合、各々のカバー装置のカーテンは、側方から見て隣接するカーテン側の辺が開口の高さ方向に垂直に形成された台形形状となる。また、開口部5を、開口部5の幅方向で隣接して配置された3つのカバー装置のカーテンで覆う場合、側面から見て両側のカバー装置のカーテンは、隣接するカーテン側の辺が開口の高さ方向に垂直に形成された台形形状となり、真ん中のカバー装置のカーテンは、矩形形状となる。
このようにすると、オープンショーケース1の開口部5の幅が広い場合でも、開口部5の幅に適した形状のカーテンを有するカバー装置を組み合わせて、開口部5の全面を効率的に覆うことができる。
2 収容庫
3 陳列部
4 天板部
5 開口部
6 カバー装置
8 係止具
9a、9b 芯板
10a、10b カーテンエッジ
21 載置面
22 周壁
23 冷気吸引部
31 支柱
32 陳列棚
41 天板部
42 下面
43 側面
44 吹出穴
45 フック部
61 カーテン
100 POPスタンド
102 固定部材
102a 取付部
102b 連結部
102c 屈曲部
102d 収容部
102e 長穴
103 固定板
110 ネジ
120 スイングライナー
121 POP差込部
121a 平面部
121b 間隙
122 クリップ部
122a クリップ片
221 周壁部
231 吸引パネル
231a 吸引口
611 下側部
612 上側部
B 超低頭ボルト
Claims (6)
- 上面が開口した有底の収容箱と、当該収容箱内に設置されると共に陳列棚が設けられた外周部が開口した陳列部と、を備え、上面視において当該陳列部の外周と前記収容箱の内周との間が開口部とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、
前記収容箱の内周から前記陳列部の外周に向けて前記開口部を横切る方向に移動可能とされたカーテンを備え、
上面視における前記カーテンの前記収容箱の内周側の幅を、前記陳列部の外周側の幅よりも幅広にしたことを特徴とするオープンショーケース用のカバー装置。 - 前記カーテンは、前記開口部を上方に横切る方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
- 前記開口部の下方には、前記収容庫の内周の周方向に沿って、冷気を吸引するための冷気吸引部が設けられており、
前記カーテンは、前記冷気吸引部に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオープンショーケース用のカバー装置。 - 前記陳列棚に陳列される商品の商品情報を掲示するためのスタンド装置が、前記冷気吸引部に固定され、
前記カーテンの一端は前記スタンド装置に取り付けられると共に、他端は、前記開口部の上方を横切って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のオープンショーケース用のカバー装置。 - 前記スタンド装置は、巻き取られた前記カーテンを収容可能な収容部を有しており、前記スタンド装置は、前記収容部を、前記冷気吸引部の吸引口よりも外側に配置させた状態で、前記冷気吸引部に固定されていることを特徴とする請求項4に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
- 前記カーテンに、当該カーテンを厚み方向に貫通する複数の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
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CN113795176A (zh) * | 2019-05-10 | 2021-12-14 | 艾若弗尔能源有限公司 | 冷柜的改进 |
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2015
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