JP3196859U - オープンショーケース用のカバー装置 - Google Patents

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阿部 泰久
泰久 阿部
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Abstract

【課題】上面視において、リング状の開口が形成された島式のオープンショーケースの開口を塞ぐことができるオープンショーケース用のカバー装置を提供する。【解決手段】上面が開口した有底の収容箱(収容庫2)と、収容庫2内に設置されると共に陳列棚32が設けられた外周部が開口した陳列部3と、を備え、上面視において陳列部3の外周と収容庫2の内周との間が開口部5とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、収容庫2の内周から陳列部3の外周に向けて開口部5を横切る方向に移動可能とされたカーテン61を備え、上面視におけるカーテン61の収容庫2の内周側の幅を、陳列部3の外周側の幅よりも幅広にする構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、オープンショーケース用のカバー装置に関するものである。
商品を冷蔵または冷凍状態で陳列するオープンショーケースには、商品を取り出す為の開口が設けられているものがあり、例えば、特許文献1には、前面に開口部が設けられたオープンショーケースに可動式のカーテンを設けて、商品の出し入れが行われない夜間などに矩形形状のカーテンで開口を塞ぐことで、オープンショーケースの開口部から漏出する冷気の量を抑えることが開示されている。
実開平02−64883号公報
この種のオープンショーケースには、上面が開口した有底筒状の収容庫と、この収容庫の中央部に設置されると共に、外周が周方向の全周に亘って陳列棚とされた陳列部と、を有する島式のオープンショーケースがある。
この島式のオープンショーケースでは、商品の陳列棚からの取り出しを容易にするために、陳列部の外周が周方向の全周に亘って開口しており、陳列部の外周の開口と、収容庫の上面の開口から、冷気が外部に漏出してしまう。
ここで、島式のオープンショーケースを上方から見ると、冷気が漏出する開口は、陳列棚の外周を全周に亘って囲むリング状を成しており、上面視における陳列部の外周の全長は、上面視における収容庫の開口の内周の全長よりも短いため、従来の矩形形状のカーテンでは、島式のオープンショーケースの開口を完全に塞ぐことはできなかった。
そこで、上面視において、リング状の開口が形成された島式のオープンショーケースの開口を塞ぐことができるようにすることが求められている。
本考案は、上面が開口した有底の収容箱と、当該収容箱内に設置されると共に陳列棚が設けられた外周部が開口した陳列部と、を備え、上面視において当該陳列部の外周と収容部の内周との間が開口部とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、収容箱の内周から陳列部の外周に向けて開口部を横切る方向に移動可能とされたカーテンを備え、上面視におけるカーテンの収容箱の内周側の幅を、陳列部の外周側の幅よりも幅広にしたことを特徴とするオープンショーケース用のカバー装置とした。
本考案によれば、上面視において、リング状の開口が形成された島式のオープンショーケースの開口を塞ぐことができる。
実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置の使用状態を説明する図である。 実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置を説明する図である。 実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置の断面図である。 実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置の背面から見た斜視図である。 実施の形態にかかるPOPスタンドの取り付け方法を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、オープンショーケース用のカバー装置6の使用状態を説明する図であり、(a)はオープンショーケース1の斜視図であり、上方に引き出されたカバー装置6のカーテン61により、オープンショーケース1の開口部5が塞がれた状態を示し、(b)は、(a)におけるオープンショーケース1の平面図を模式的に表した図である。
図2は、オープンショーケース用のカバー装置6を説明する図であり、(a)は、オープンショーケース用のカバー装置6の正面図であり、カーテン61が上方に引き出された状態を示し、(b)は、(a)におけるA−A断面図を拡大して示した図である。
図1の(a)に示すように、オープンショーケース1は、角錐台の基本形状を成しており、前面、両側面及び背面の4面が開放された島式(ラウンド式)のオープンショーケースである。
オープンショーケース1は、上面が開口した有底の収容庫2と、収容庫2内に配置された陳列部3と、陳列部3の上部に固定された天板部4と、を備えている。
収容庫2は、直線状を成す周壁部221の端部同士を互いに接続して構成された矩形形状の周壁22を有しており、この周壁22の内側が、商品などが載置される載置面21となっている。
周壁22は、載置面21の周縁部から天板部4側の上方に延出して設けられており、この周壁22の内側に滞留させた冷気により、載置面21に載置された商品などを冷凍または冷蔵するようになっている。
周壁22を構成する各周壁部221の内周には、冷気を吸引する冷気吸引部23が取り付けられている(図1の(b)参照)。冷気吸引部23は、金属板のプレス成形などにより形成された吸引パネル231を有しており、この吸引パネル231の内側に、図示しない冷気の吸引ファンが設けられている。
吸引パネル231の上面には、冷気を通過可能な大きさの吸引口231aが開口しており、吸引口231aは、吸引パネル231の長手方向に所定間隔で複数設けられている。
図1の(a)に示すように、収容庫2のほぼ中央には、陳列部3が配置されている。
陳列部3は、四角柱形状の支柱31と、この支柱31の外周に取り付けられた陳列棚32と、から構成される。
陳列棚32は、支柱31の高さ方向に間隔を開けて複数(実施の形態では3つ)設けられており、各陳列棚32は、支柱31の外周を全周に亘って囲んで設けられている。
陳列棚32の外周は、周方向の全周に亘って開口しており、陳列棚32に陳列された商品などの取り出しを、この開口を介して行えるようになっている。
実施の形態では、平面視における各陳列棚32の幅は、収容庫2側よりも天板部4側に位置する陳列棚32のほうが狭くなるように設定されている。
天板部4は、平面視において矩形形状を成しており、この天板部4の幅W2は、収容庫2の幅W1よりも狭い幅で形成されている(図2の(b)参照)。
そのため、平面視において天板部4の外周と収容庫2の内周との間が、リング状の開口部5となっている。
天板部4の収容庫2側の下面42には、図示しない冷気供給源(冷蔵・冷凍装置)から供給された冷気を吹き出す吹出穴44が開口している(図1の(b)、図3の(c)参照)。
吹出穴44は、天板部4の側面43に沿って直線状に設けられており、各吹出穴44から吹き出した冷気が、天板部4の下方に位置する収容庫2の冷気吸引部23に向けて吹き出されることで、開口部5を覆うエアカーテンが形成されるようになっている(図3の(c)矢印A参照)。
ここで、実施の形態にかかるオープンショーケース1では、開口部5を側方から見ると、当該開口部5の下側(収容庫2側)の幅W1が、開口部5の上側(天板部4側)の幅W2よりも広くなっており、側方から見て開口部5は、台形形状を成している。
実施の形態にかかるオープンショーケース1には、開口部5を覆って、開口部5からの冷気の漏出を阻止するためのカバー装置6が設けられている。
図2および図3に示すように、オープンショーケース用のカバー装置6は、カーテン61と、カーテン61の上端に設けられたカーテンエッジ10bと、下端に設けられたカーテンエッジ10aと、カーテンエッジ10bに取り付けられた係止具8と、から構成されており、このカバー装置6は、後記するPOPスタンド100(図4参照)を介して、収容庫2の周壁22に付設した冷気吸引部23に取り付けられている。
カーテン61は、長手方向の途中位置で折り返した一枚の帯状の樹脂シートを、折り返し部61cを起点として巻いた基本形状を有している(図2の(b)参照)。
カーテン61を構成する樹脂シートは、可撓性と弾性と耐湿性とを備える樹脂材料から構成されており、実施の形態では、ポリエステルからなる樹脂シートが、カーテン61を構成する材料として採用されている。
図2の(b)に示すように、カーテン61は、一枚の樹脂シートを折り返して重ねたのち、折り返し部61cを起点として巻き、その状態で熱をかけることで、巻いた状態の基本形状で保持されるようにして形成されている。
基本形状を成すカーテン61では、折り返し部61cが中心に位置する巻き付き部61dから、樹脂シートの長手方向の一端部61aと他端部61bが延びており、一端部61aと他端部61bを互いに離れる方向に引っ張ると、巻き付き部61dから、樹脂シートが順次引き出されて、カーテン61が伸長するようになっている。
この際に、折り返し部61cを境としてカーテン61の一端部61a側(以下、下側部611)と他端部61b側(以下、上側部612)が、巻き付き部61dから同じ長さづつ引き出されることで、カーテン61の巻き付き部61dがカーテン61の長手方向の中央に常に位置した状態で、カーテン61が伸長するようになっている。
図2の(a)に示すように、カーテン61の下側部611の幅W3は、カーテン61の上側部612の幅W4よりも幅広に形成されており、オープンショーケース1においてカバー装置6は、カーテン61の下側部611を収容庫2側の下側に、上側部612を天板部4側の上側に向けて設けられている。
カーテン61の下側部611の幅W3は、開口部5の収容庫2側の幅W1(図1の(b)参照)とほぼ同じ幅に設定されており、カーテン61の上側部612の幅W4は、開口部5の天板部4側の幅W2(図1の(b)参照)とほぼ同じ幅に設定されている。
また、図2の(a)に示す使用状態のときのカーテン61の長さL1は、開口部5の高さ方向の開口長(開口の高さ方向の幅)W5(図1の(a)参照)に整合する長さに設定されている。
ここで、従来のオープンショーケース用のカーテンは、側方から見て矩形形状(カーテンの上側部と下側部の幅が同じ)に成形されており、このような形状の従来のカーテンでは、側方から見て台形形状となるオープンショーケースの開口部の全面を覆うことはできない。
上記した本願発明のオープンショーケース用のカバー装置6のカーテン61は、側方から見た開口部5の形状に整合する台形形状を成しており、カーテン61をオープンショーケース用のカバー装置6から引き出して伸長させた際に、引き出されたカーテン61により、オープンショーケース1の開口部5のほぼ全面が確実に塞がれるようになっている。
さらに、カーテン61が台形形状を成していることで、収容庫2の角部に位置する開口部5を略隙間無く覆うことができるようになっている。
カーテン61は、熱処理により、巻いた状態の基本形状となるように巻き癖が付けられているので、伸長させた状態のカーテン61には、巻いた状態の基本形状に戻ろうとする復元力が作用している。
そのため、カーテン61の一端部61aと他端部61bを互いに離れる方向に引っ張る力が作用しなくなると、カーテン61の下側部611と上側部612が、復元力により、巻き付き部61d内に順次引き込まれて、カーテン61が巻き付き方向(長手方向)に縮まるようになっている。
図2の(a)に示すように、カーテン61の表面には、当該カーテン61を厚み方向に貫通する複数の通孔61eが設けられている。
実施の形態では、カーテン61の伸長方向(高さ方向)における通孔61eの間隔Wa、Wbが、下側部611の方が上側部612よりも大きくなるように設定されている。
よって、カーテン61の下側部611の通孔61eを通って外部に漏出する冷気の量が、上側部612の通孔61eを通って外部に漏出する冷気の量よりも少なくなるようになっており、通孔61eを介した通気によってカーテン61の表面の結露を防止しつつ、カーテン61の下側部611に滞留した冷気の外部への漏出を少なくすることができる。
図2の(b)に示すように、カーテン61の一端部61aと他端部61bには、幅方向の全長に亘って芯板9a、9bが取り付けられており、芯板9a、9bには、カーテンエッジ10a、10bが係合して設けられている。
カーテンエッジ10aと10bとは、カーテン61に設けられている位置が異なるのみで、その他は同一の構成を有している。よって、以下においては、カーテン61の他端部61b側に設けられるカーテンエッジ10bの構成について説明し、一端部61a側に設けられるカーテンエッジ10aの構成については、必要に応じて適宜説明する。
カーテンエッジ10bは、カーテン61の上端部に取り付けられた矩形形状の部材であり、カーテン61の幅方向の全長に亘って設けられている。
図2の(b)に示すように、断面視においてカーテンエッジ10bは、厚み方向に間隔を開けて設けられた係合部10c、10cを有しており、係合部10c、10cの先端部には、互いに対向する方向に突出する突出部10d、10dが設けられている。突出部10d、10dは、カーテン61の他端部61b側のみを挿通可能な隙間を空けて対向している。
よって、カーテン61の他端部61bの厚みよりも厚く形成された芯板9bは、突出部10d、10dから抜け止めされている。
図2の(a)に示すように、カーテンエッジ10bの幅方向における中央部には、取付具8aを介して、係止具8が取り付けられている。
この係止具8は、カーテン61を上方に引き出した際に、オープンショーケース1の天板部4の側面43に設けられたフック部45と係合させることで、カーテン61を伸長した状態で保持できるようにするために設けられている(図3の(c)参照)。
次に、カバー装置6を収容庫2の周壁22に付設した冷気吸引部23に取り付けるPOPスタンド100を説明する。
図3は、オープンショーケース用のカバー装置6のPOPスタンド100への取付け状態を説明する図であり、(a)は、図1における面Aでオープンショーケース1を切断した断面図であり、POPスタンド100の収容部102dにカーテン61が収容されている状態を示し、(b)は、(a)におけるPOPスタンド100に取り付けられるカーテンエッジ10aの周辺を拡大して示した断面図であり、(c)は、オープンショーケース1の断面図を模式的に表した図であり、上方に引き出されたカーテン61の係止具8を天板部4のフック部45に係止した状態を示している。
図4は、POPスタンド100を介して冷気吸引部23に取り付けられたカバー装置6を、陳列部3側から見た斜視図である。
図3の(a)に示すように、POPスタンド100は、スイングライナー120を、収容庫2の周壁22に付設した冷気吸引部23に取り付けるための固定部材102を有している。
固定部材102は、一枚の金属板を折り曲げて形成されており、長手方向の一端が、冷気吸引部23との連結部102b、他端が、カバー装置6の取付部102aとなっている。
図3の(b)に示すように、取付部102aには、取付部102aを厚み方向に貫通するボルト穴102a1が設けられており、ボルト穴102a1の内周面には雌ネジ(図示せず)が形成されている。そして、超低頭ボルトBの雄ネジ(図示せず)が、ボルト穴102a1の雌ネジに螺合されるようになっている。
固定部材102は、連結部102b側の屈曲部102cを境にして取付部102a側が、前記した天板部4側の上方に延びており、この屈曲部102cと取付部102aとの間に、カーテン61の巻き付き部61dを収容する収容部102dが設けられている。
図3の(a)及び(b)に示すように、スイングライナー120は、POP広告が差し込まれるPOP差込部121と、POP差込部121を固定部材102の取付部102aに取り付けるためのクリップ部122と、を有している。
POP差込部121は、一枚の透明な樹脂シートを折り曲げて形成されており、断面視においてU字形状を成している。このPOP差込部121では、互いに平行な平面部121a、121aの間の間隙121bに、陳列される商品の商品名や商品価格を表示した広告用紙(POP広告)が差し込まれるようになっている(図3の(b)参照)。
クリップ部122は、POP差込部121の一方の平面部121aと一体に形成されている。クリップ部122は、カバー装置6のカーテンエッジ10aと、固定部材102と、超低頭ボルトBとを把持する一対のクリップ片122a、122aを有している。クリップ部122は、カーテンエッジ10aを貫通させた超低頭ボルトBを、固定部材102の取付部102aに設けられるボルト穴102a1に螺合させて、カーテンエッジ10aを取付部102aに固定したのち、クリップ片122a、122aの間にカーテンエッジ10aと、固定部材102と、超低頭ボルトBとを把持した状態で取り付けられる。
ここで、超低頭ボルトBで、カーテンエッジ10aを固定部材102の取付部102aに固定した際、超低頭ボルトBの取付部102a側の端部が、取付部102aの厚みを超えてボルト穴102a1からクリップ片122a方向へ突出すると、取付部102a側を把持しているクリップ片122aが、超低頭ボルトBの端部に押されて、取付部102aから離れる方向に変位してしまう。そうすると、クリップ片122aによるカーテンエッジ10aの把持力が弱まってしまう虞がある。
実施の形態では、超低頭ボルトBで、カーテンエッジ10aを固定部材102の取付部102aに固定した際、超低頭ボルトBの取付部102a側の端部が、取付部102aの厚みを超えてボルト穴102a1から飛び出さないように、超低頭ボルトBの長さが設定されている。
これにより、超低頭ボルトB端部のクリップ片122aとの干渉を避けることができ、クリップ片122aに、超低頭ボルトBとの干渉を避けるための切欠き加工などの追加工を行うことなく、クリップ部122でカーテンエッジ10aと、固定部材102と、超低頭ボルトBとを確実に把持できる。
図3の(a)に示すように、取付部102aの下側に位置する収容部102dは、周壁22の内周22aよりも外側に膨出して形成されており、断面視において略コ字形状を成している。
この収容部102dは、巻き取られたカーテン61の巻き付き部61dを収容可能な大きさで形成されており、収容した巻き付き部61dを、冷気吸引部23の上部に開口する吸引口231aよりも外側に位置させている。
そのため、冷気の吸入口となる吸引口231aの上側に、巻き取られた巻き付き部61dが位置していないので、天板部4の吹出穴44から吹き出した冷気の冷気吸引部23側への移動が阻害されないようになっている。
次に、POPスタンド100の吸引パネル231への取り付け方法を説明する。
図5は、POPスタンド100の吸引パネル231への取り付け方法を説明する図であり、(a)は、POPスタンド100の固定部材102を吸引パネル231に取り付ける前の状態であり、(b)は、固定板103を吸引パネル231の吸引口231aに挿通させた状態であり、(c)は、ネジ110を所定の方向に回して固定板103を吸引パネル231に係合させた状態である。
図5の(a)に示すように、固定部材102の連結部102bには、当該連結部102bを厚み方向に貫通する長楕円形状の長穴102eが形成されている。
この長穴102eには、上方からネジ110が挿通されており、ネジ110の先端側には、固定板103が螺合している。
固定板103は、平面視において長方形形状を成す板状の部材であり、固定板103の幅W6は、冷気吸引部23の吸引口231aの幅W7よりも僅かに狭い幅に設定されている。
そのため、固定板103の長手方向を、吸引口231aの長手方向に合わせた向きに配置すると、固定板103を、吸引口231aを通過させて、吸引パネル231の下方に位置させることができるようになっている。
さらに、固定板103を吸引パネル231の下方に位置させた状態で、固定板103を回転させて、固定板103の長手方向を吸引口231aの長手方向に対して所定の角度傾けると、固定板103の吸引口231aの通過が阻止されるようになっている。
ネジ110の先端側に固定板103が螺合されている状態において、固定部材102の連結部102bと固定板103との間に形成される隙間s1は、冷気吸引部23の吸引パネル231の板厚t1よりも大きく設定されている。
よって、固定板103を吸引口231aに挿通させた際に、連結部102bと固定板103との隙間s1に、吸引パネル231が位置するようになっている。
そのため、図5の(a)に示すように、固定板103と吸引口231aの向きを揃えて、固定板103を通過させたのち、固定板103の向きを吸引口231aからの脱落ができない角度位置に変化させ(図5の(b)参照)、連結部102bと固定板103との間の隙間s1を狭める方向にネジ110を回すと、連結部102bと固定板103との間に吸引パネル231が把持されて(図5の(c)参照)、吸引パネル231に対する固定部材102の取り付けが完了するようになっている。
以下、実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置6の動作を説明する。
商店の閉店後などに、オープンショーケース1の開口部5を、カーテン61で塞ぐ場合には、カーテン61の上部に取付けられた係止具8を摘んで持ち上げることで、カーテン61を伸長させる。
そして、係止具8をオープンショーケース1の開口部5の上部に設けられたフック部45に引っ掛けることで、カーテン61が開口部5を塞いだ状態で保持される(図1の(a)及び図3の(c)参照)。
ここで、カーテン61は、開口部5の台形形状に整合する形状に形成されているので、開口部5を完全に塞ぐことができる。
よって、実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置6を用いることにより、オープンショーケース1から外部に漏出する冷気の量を抑えることができるので、冷蔵・冷凍時に使用される消費電力を削減することが可能となる。
なお、商店営業時間内には、係止具8をフック部45から外すことで、カーテン61は、巻いた状態の基本形状に戻ろうとする復元力により、自動的に巻き取られて、開口部5が開口する。
また商店営業時間内においては、開口部5の開口面に沿うように冷媒(冷気)を流すことで、開口部5の開口面にエアカーテンを形成し、これによりオープンショーケース1内の冷気が開口部5から漏出することを防止している。
以上の通り、実施の形態では、
(1)上面が開口した有底の収容箱(収容庫2)と、当該収容庫2内に設置されると共に陳列棚32が設けられた外周部が開口した陳列部3と、を備え、上面視において当該陳列部3の外周と収容庫2の内周との間が開口部5とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、収容庫2の内周から陳列部3の外周に向けて開口部5を横切る方向に移動可能とされたカーテン61を備え、上面視におけるカーテン61の収容庫2の内周側の幅W3を、陳列部3の外周側の幅W4よりも幅広にする構成とした。
このように構成すると、上面視におけるカーテン61の収容庫2の内周側の幅W3を、陳列部3の外周側の幅W4よりも幅広にしているので、カーテン61は、上面視における収容庫2の内周側の幅を陳列部3の外周側の幅よりも幅広に形成された開口部5の全面を確実に塞ぐことができる。
(2)また、カーテン61は、開口部5を上方に横切る方向に移動可能に設けられている構成とした。
このように構成すると、カーテン61は、開口部5を上方に横切る方向に移動可能に設けられているので、カーテン61を開口部5の下方の位置にコンパクトに設けることができる。
(3)また、開口部5の下方には、収容庫2の内周の周方向に沿って、冷気を吸引するための冷気吸引部23が設けられており、カーテン61は、冷気吸引部23に固定されている構成とした。
このように構成すると、カーテン61を、収容庫2の内周側に設けるようにしたので、例えば、カーテン61を収容庫2の外周側に設ける場合に比べて、カーテン61の持ち上げ及び巻き取りを繰り返すことにより、カーテン61が汚れるのを防止することができる。
(4)また、陳列棚32に陳列される商品の商品情報を掲示するためのスタンド装置(POPスタンド100)が、冷気吸引部23に固定され、カーテン61の一端はPOPスタンド100に取り付けられると共に、他端は、開口部5の上方を横切って移動可能に設けられている構成とした。
このように構成すると、カーテン61をPOPスタンド100に設けるようにしたので、カーテン61を目立たせずに開口部5の下方に配置することができる。
上記した実施の形態では、カバー装置6は帯状の樹脂シートを、折り返し部61cを起点として巻いた基本形状を有するカーテン61を例示して説明したが、帯状の樹脂シートを、円筒部材に巻き付けた基本形状を有するカーテンを用いてもよい。
このように構成しても、上記と同様の作用及び効果を奏し得る。
さらに、上記した実施の形態では、カーテン61は、一枚の帯状の樹脂シートを用いた場合を例示して説明したが、カーテン61は、帯状の布(例えば、ポリエステル製の糸等を編んだ布)を用いてもよい。
このような布は、表面に形成された複数の孔(網目)によって、布の表面に接する冷蔵庫、又は冷凍庫の内外の空気の温度差を緩和し、カーテンの表面に結露が発生することを防止する。また、仮にカーテンの表面に結露が生じた場合でも、カーテンを貫通する複数の孔(網目)が水分を吸収して、水滴がカーテンの下方に垂れることを防止できる。
(5)また、POPスタンド100の固定部材102が、巻き取られたカーテン61の巻き付き部61dを収容可能な大きさの収容部102dを有しており、固定部材102は、収容部102dを、冷気吸引部23の吸引口231aよりも外側に配置させた状態で、冷気吸引部23に固定されている構成とした。
このように構成すると、冷気の吸入口となる吸引口231aの上側に、巻き取られた巻き付き部61dが位置していないので、天板部4の吹出穴44から吹き出した冷気の冷気吸引部23側への移動が阻害されることがない。
また、カバー装置6が、POPスタンド100の固定部材102に取り付けられることにより、巻き取られた状態のカーテン61は、収容庫2の下部でなく、周壁22の上側に配置されるようになっている。
カーテン61が収容庫2の下部に配置されている場合には、店舗内の清掃時などにカーテン61が汚れてしまう虞があるが、周壁22の上側に配置することで、カーテン61を収容庫2の下部に配置している場合よりも、カーテン61が汚れにくくなる。
さらに、スイングライナー120のPOP差込部121が、収容部102dの前面を覆うように位置しているので、POPスタンド100の固定部材102に取り付けたカバー装置6が、スイングライナー120の裏側に隠れて配置されることになる。
よって、カバー装置6を収容庫2の周壁22の上側に配置しても、配置したカバー装置6が、オープンショーケース1の見栄えを損なうことや、収容庫2内の商品の視認性を損なうことがない。
(6)また、カーテン61に、当該カーテン61を厚み方向に貫通する複数の通孔61eを設け、特に、カーテン61の下側部611の通孔61eの間隔Waが、上側部612の通孔61eの間隔Wbよりも大きくする(Wa>Wb)構成とした。
このようにすると、カーテン61に、当該カーテン61を厚み方向に貫通する通孔61eが設けられているので、カーテン61の結露の発生を防止することができる。
特に、通孔61eは、カーテン61の下側部611のほうが、上側部612よりも少なくなっている。そのため、通孔61eを介してカーテン61の内側から外側に漏出する冷気の量は、下側部611の方が少なくなる。
ここで、空気の比重は、温度が低くなるほど大きくなるので、オープンショーケース1内で冷気は、上部よりも下部に多く滞留する。
よって、実施の形態にかかるオープンショーケース用のカバー装置6を用いることにより、オープンショーケース1から漏出する冷気の量を抑えることができるので、冷蔵・冷凍時に使用される消費電力を削減することが可能となる。
また、実施の形態では、カーテン61の表面に厚み方向に貫通する複数の通孔61eを設ける場合を例示して説明したが、カーテン61の表面に通孔61eを設けない構成としてもよい。
このようにすると、オープンショーケース1から外部に漏出する冷気の量をより少なくすることができ、オープンショーケース1の冷蔵・冷凍効率を向上させることができる。また、カーテン61の表面に通孔61eが設けられない分、カーテン61の製造コストを抑えることができると共に、カーテン61の耐久性を向上させることができる。
また、実施の形態では、カーテン61の伸長方向における下側部611の通孔61eの間隔Waが、上側部612の通孔61eの間隔Wbよりも大きくなる場合を例示して説明したが、下側部611と上側部612とで通孔61eの間隔が同じ(Wa=Wb)になるように構成してもよく、または、下側部611の通孔61eの間隔Waが、上側部612の通孔61eの間隔Wbよりも小さく(Wa<Wb)なるように構成してもよい。
このようにしても、上記した実施の形態と同じ効果を奏し得る。
また、実施の形態では、オープンショーケース1の各々の開口部5を、1つのカバー装置6のカーテン61で覆う場合を例示して説明したが、各々の開口部5を、複数のカバー装置で覆う構成としてもよい。
例えば、開口部5を、開口部5の幅方向で隣接して配置された2つのカバー装置のカーテンで覆う場合、各々のカバー装置のカーテンは、側方から見て隣接するカーテン側の辺が開口の高さ方向に垂直に形成された台形形状となる。また、開口部5を、開口部5の幅方向で隣接して配置された3つのカバー装置のカーテンで覆う場合、側面から見て両側のカバー装置のカーテンは、隣接するカーテン側の辺が開口の高さ方向に垂直に形成された台形形状となり、真ん中のカバー装置のカーテンは、矩形形状となる。
このようにすると、オープンショーケース1の開口部5の幅が広い場合でも、開口部5の幅に適した形状のカーテンを有するカバー装置を組み合わせて、開口部5の全面を効率的に覆うことができる。
本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれる。
1 オープンショーケース
2 収容庫
3 陳列部
4 天板部
5 開口部
6 カバー装置
8 係止具
9a、9b 芯板
10a、10b カーテンエッジ
21 載置面
22 周壁
23 冷気吸引部
31 支柱
32 陳列棚
41 天板部
42 下面
43 側面
44 吹出穴
45 フック部
61 カーテン
100 POPスタンド
102 固定部材
102a 取付部
102b 連結部
102c 屈曲部
102d 収容部
102e 長穴
103 固定板
110 ネジ
120 スイングライナー
121 POP差込部
121a 平面部
121b 間隙
122 クリップ部
122a クリップ片
221 周壁部
231 吸引パネル
231a 吸引口
611 下側部
612 上側部
B 超低頭ボルト

Claims (6)

  1. 上面が開口した有底の収容箱と、当該収容箱内に設置されると共に陳列棚が設けられた外周部が開口した陳列部と、を備え、上面視において当該陳列部の外周と前記収容箱の内周との間が開口部とされたオープンショーケース用のカバー装置であって、
    前記収容箱の内周から前記陳列部の外周に向けて前記開口部を横切る方向に移動可能とされたカーテンを備え、
    上面視における前記カーテンの前記収容箱の内周側の幅を、前記陳列部の外周側の幅よりも幅広にしたことを特徴とするオープンショーケース用のカバー装置。
  2. 前記カーテンは、前記開口部を上方に横切る方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
  3. 前記開口部の下方には、前記収容庫の内周の周方向に沿って、冷気を吸引するための冷気吸引部が設けられており、
    前記カーテンは、前記冷気吸引部に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
  4. 前記陳列棚に陳列される商品の商品情報を掲示するためのスタンド装置が、前記冷気吸引部に固定され、
    前記カーテンの一端は前記スタンド装置に取り付けられると共に、他端は、前記開口部の上方を横切って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
  5. 前記スタンド装置は、巻き取られた前記カーテンを収容可能な収容部を有しており、前記スタンド装置は、前記収容部を、前記冷気吸引部の吸引口よりも外側に配置させた状態で、前記冷気吸引部に固定されていることを特徴とする請求項4に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
  6. 前記カーテンに、当該カーテンを厚み方向に貫通する複数の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のオープンショーケース用のカバー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113795176A (zh) * 2019-05-10 2021-12-14 艾若弗尔能源有限公司 冷柜的改进

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