JP3196493U - ベローズ弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体のクリーンレベルを維持できるとともに、製造が容易なベローズ弁を提供する。【解決手段】ベローズ弁1は、流入口23と流出口24とそれらと連通する内部流入流路21Eおよび内部流出流路21Fとが設けられたボディ2を有するベローズ弁1であって、ボディ2内に設けられ、内部流入流路21Eと内部流出流路21Fとを遮断する弁体3と、一端に弁体3が取り付けられて弁体3を軸方向に移動させる弁棒4と、弁棒4が挿通され、弁体3の移動に伴って伸縮するベローズ6とを備え、ボディ2は、非鋳鋼材で形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、流路の連通および遮断を切り換えるベローズ弁に関する。
流路の連通および遮断を切り換えるベローズ弁として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のベローズ弁は、いわゆる「縦型」のベローズ弁であり、流体の流れ方向に対して弁体が直交方向に移動することで流路が開閉する。
従来、所定のクリーンレベルが要求される半導体高純度ガス用の中口径以上(50A〜)のベローズ弁は、一般的にボディがステンレス鋳鋼材(例えば、SCS13、SCS16)によって形成されている。ボディの内表面は、切削加工およびバフ研磨された後、電解研磨処理の鏡面研磨が施されている。
特開2011−226502号公報
しかし、ボディを鋳鋼材とした場合には、表面や内部に多数の空隙や気孔が形成される。表面を研磨処理しても、下の層から新たな空隙や気孔が現れるので、表面を完全に滑らかにすることはできない。このため、ボディを洗浄する際に、洗浄液がこれらの空隙や気孔内に残り、残留した洗浄液が染み出して流体を汚染するという問題があった。
本考案の目的は、流体のクリーンレベルを維持できるとともに、製造が容易なベローズ弁を提供することにある。
本考案のベローズ弁は、流入口と流出口とそれらと連通する流路とが設けられたボディを有するベローズ弁であって、前記ボディ内に設けられ、前記流路を塞ぐ弁体と、一端に前記弁体が取り付けられて前記弁体を軸方向に移動させる弁棒と、前記弁棒が挿通され、前記弁体の移動に伴って伸縮するベローズとを備え、前記ボディは、非鋳鋼材で形成されていることを特徴とする。
本考案のベローズ弁によれば、非鋳鋼材(例えば、鍛造材、パイプ材、板材)で形成されているので、ボディが鋳鋼材で形成されている従来のベローズ弁と比較して、表面に空隙や気孔が形成されにくく、流路の表面を滑らかにすることができる。このため、ボディの製造段階において洗浄液や切削油が流路の表面に残留することを防止でき、内部を通過する流体のクリーンレベルを維持することができる。また、ボディがパイプ材や板材で形成されている場合には、ボディの全てを鍛造材によって形成するよりも、ベローズ弁の製造を安価で容易に行うことができる。
本考案のベローズ弁において、前記ボディは、前記流入口と前記流出口とが設けられた下部ボディと、前記流入口および前記流出口と連通する内部空間が形成された上部ボディとを有し、前記下部ボディおよび前記上部ボディのそれぞれは、鍛造材、板材、およびパイプ材の何れか、またはこれらのうちの任意の組合せによって形成されていてもよい。
本考案のベローズ弁において、前記ボディは、前記流入口が設けられた内部ボディと、前記流出口が設けられているとともに、前記流入口および前記流出口と連通する内部空間が形成されて前記内部ボディを覆う外部ボディとを有し、前記内部ボディおよび前記外部ボディのそれぞれは、鍛造材、板材、パイプ材のいずれか、またはこれらのうちの任意の組合せによって形成されていてもよい。
本考案によれば、下部ボディおよび上部ボディのそれぞれが鍛造材、板材、およびパイプ材の何れか、またはそれらのうちの任意の組合せによって形成されているので、下部ボディおよび上部ボディ、あるいは内部ボディおよび外部ボディの何れにおいても流体のクリーンレベルを維持することができる。
また、パイプ材は流通品である鋼管等を切断して用いることが可能であるし、板材も入手および加工が容易なので、ボディの材料費を抑制できる。
さらに、鍛造材、板材、パイプ材は、互いに溶接等によって容易に接合することができるので、下部ボディおよび上部ボディの製作、ならびに下部ボディと上部ボディとの製作を容易に行うことができる。
本考案のベローズ弁において、前記ボディを形成するパイプ材は、絞り加工によって形成されていることが好ましい。
本考案によれば、ボディを形成するパイプ材がプレス等による絞り加工によって形成されているものを含むので、板材を用いることなく有底のパイプ材を容易に形成することができる。
本考案のベローズ弁では、前記流入口と前記流出口とは一直線上に設けられ、前記弁体は、前記流入口および前記流出口に対して直交方向に移動することが好ましい。
本考案のベローズ弁は、弁体が流体の流れに対して直交方向に移動する、いわゆる縦型のベローズ弁なので、弁体が斜め方向に移動するベローズ弁と比較して、操作性が高い。
本考案の第1実施形態に係るベローズ弁の断面図。 第1実施形態に係るベローズ弁の要部を拡大して示す断面図。 本考案の第2実施形態に係るベローズ弁の断面図。 本考案の第3実施形態に係るベローズ弁の断面図。
〈第1実施形態〉
本考案の第1実施形態に係るベローズ弁1を、図1および図2を参照して説明する。図1および図2は、ベローズ弁1が閉じられて、流体が通過不能な「遮断状態」を示す。
[ベローズ弁の構成の説明]
ベローズ弁1は、所定のクリーンレベルが要求される半導体高純度ガス用の中口径(例えば、呼び径50A)のものである。ベローズ弁1は、ボディ2と、ボディ2内に設けられた弁体3と、図中の上下方向に延び弁体3が一端に連結された弁棒4と、弁棒4が挿通されたスリーブ5およびベローズ6と、ボディ2の上部開口を塞ぐ蓋体7と、ボディ2と蓋体7との間に挟持された円盤状のベローズフランジ8と、弁棒4の他端に連結されたハンドル9とを備える。図中の2つの白抜き矢印は、流体の流入方向および流出方向をそれぞれ示すものである。
ボディ2は、流体の流入出部分が設けられた下部ボディ21と、下部ボディ21に接合された上部ボディ22とを有する。下部ボディ21は、非鋳鋼材としての鍛造材によって形成された下部ボディ本体21Aと、同じく非鋳鋼材としてのパイプ材によって形成されて一直線上に位置する流入管21Bおよび流出管21Cとを備えている。流入管21Bは図中の左側から下部ボディ本体21Aに溶接接合され、流出管21Cは図中の左側から下部ボディ本体21Aに溶接接合されている。流入管21Bの入口側端(図中の左端)がベローズ弁1の流入口23になっており、流出管21Cの出口側端(図中の右端)がベローズ弁1の流出口24になっている。
下部ボディ本体21Aの内部および流入管21Bの内部により、互いに連通した内部流入流路21Eが形成されている。下部ボディ本体21Aにおける内部流入流路21Eの外側および流出管21Cの内部により、互いに連通した内部流出流路21Fが形成されている。内部流入流路21EはL字状とされ、図中左側から流入管21Bを通して流入した流体は、上方に向かって直角に流れる。下部ボディ本体21Aの内部流入流路21Eの下流側端部に対応した部分は弁座25になっている。
図に示す「遮断状態」では、弁体3が弁座25に図中の上方から着座し、内部流入流路21Eと内部流出流路21Fとの間を遮断している。なお、図1に示す破線21Gは、内部流出流路21Fの内面の一部を表している。
上部ボディ22は、非鋳鋼材としてのパイプ材によって形成された胴部22Aと、胴部22Aの上側に溶接接合されたフランジ22Bとによって形成されている。フランジ22Bは非鋳鋼材としての鍛造材によって形成されており、フランジ22Bの上面には蓋体7を固定するための複数のスタッドボルト22C(1本だけ図示)が螺入されている。上部ボディ22の内部は内部空間22Dになっており、この内部空間22Dを介して下部ボディ21の内部流入流路21Eおよび内部流出流路21Fが連通している。すなわち、本実施形態では、内部流入流路21E、内部流出流路21F、および内部空間22Dにより、流入口23と流出口24とを連通する本考案の流路40が形成されている。
弁体3は、略円盤状に形成され、下面に円環状の凹部が形成されている。この凹部には、密閉性を高めるとともに弁体3を保護するパッキン31が設けられている。このパッキン31が弁座25に当接し、内部流入流路21Eと内部流出流路21Fとの間を連通不能に塞ぐ。弁体3の上面には筒状部3Aが形成されており、筒状部3Aの内壁の上端には爪3B(図2参照)が突設されている。この爪3Bがスリーブ5の外周面に環状に形成された溝5A(図2参照)に係合している。爪3Bと溝5Aとは強固に係合しており、係合状態において弁体3は、スリーブ5に対して回転不能になっている。また、スリーブ5には径太の外フランジ5Bが形成されており、外フランジ5Bの下面は弁体3の筒状部3Aの先端に当接している。
弁棒4の下端には、鍔部4Aが形成され、鍔部4Aの上側には、スリーブ5に挿通される円柱部4Bが形成され、円柱部4B上方の離間した位置には、蓋体7の挿通孔7C内に設けられた雌ねじ部7Dに螺合する雄ねじ部4Cが形成されている。鍔部4Aはスリーブ5の内径よりも大きい外径を有しており、スリーブ5の下端に係止されている。円柱部4Bはスリーブ5の内径と略同じ外形を有している。円柱部4Bとスリーブ5との嵌め合いとしては、相対回転可能な程度の隙間ばめになっている。また、弁棒4の上端部はハンドル9の中心に挿入されている。
ベローズ6は、筒状で金属製の蛇腹であり、一端が弁体3の上面に、他端がベローズフランジ8の下面にそれぞれ接続されている。このためベローズ6は、弁体3および弁棒4の上下方向の移動に伴い上下方向に伸縮する。ベローズ6が設けられていることによって、ベローズ6内にある弁棒4とスリーブ5とが流体から遮断されている。このため、ベローズ6を覆う上部ボディ22の内部空間22Dを流れる流体が雄ねじ部4Cと雌ねじ部7Dとの間を通ってベローズ弁1の外に漏れることがない。また、弁棒4の滑らかな回転のために塗布された潤滑油が流体と触れることがないので、流体が潤滑油で汚染されることがない。
蓋体7は、丸フランジ部7Aと筒状部7Bとを有している。蓋体7には、丸フランジ部7Aおよび筒状部7Bを上下方向に貫通し、弁棒4が挿通される挿通孔7Cが形成されている。挿通孔7Cの下部側には、前述したように、弁棒4の雄ねじ部4Cと螺合する雌ねじ部7Dが形成されており、挿通孔7Cの上部部には、複数のオイルシール10が挿入されている。また、筒状部7Bの上部開口は、キャップ11によって塞がれている。
[ベローズ弁の開閉動作および流体の流れの説明]
上述の構成のベローズ弁1において、ハンドル9を図の上方から見て反時計回りに廻すと、弁棒4の雄ねじ部4Cと蓋体7の雌ねじ部7Dとの螺合によって、弁棒4および弁体3が一体となって上方に移動する。弁体3が上方に移動することによって、弁座25が開放されて「解放状態」になる。それに伴い、内部流入流路21Eと内部空間22Dと内部流出流路21Fとが連通し、流体が流入管21B側から流出管21C側に流れる。
下部ボディ21の流入管21Bに上流側から流入した流体は、内部流入流路21Eを流れて、弁座25から上部ボディ22の内部空間22Dに流入する。上部ボディ22の内部空間22Dに流入した流体は、内部流出流路21Fを経て、流出管21Cから下流側に流出する。
[第1実施形態の効果]
本実施形態に係るベローズ弁1によれば、ボディ2が鍛造材とパイプ材とによって形成されているので、ボディが鋳鋼材で形成されている従来のベローズ弁と比較して、表面に空隙や気孔が形成されにくく、流路40の表面を滑らかにすることができる。このため、ボディ2の製造段階において洗浄液や切削油が流路40の表面に残留することを防止でき、内部を通過する流体のクリーンレベルを維持することができる。また、ボディ2がパイプ材を含んで形成されているので、ボディ2の全てを鍛造材によって形成する場合と比較して、ベローズ弁1の製造を安価で容易に行うことができる。
ベローズ弁1は、弁体3が流体の流れに対して直交方向に移動する、いわゆる縦型のベローズ弁1なので、ハンドル9を操作する手が流入管21Bや流出管21Cと干渉することがない。したがって、弁体が斜め方向に移動するベローズ弁と比較して、操作性が高い。
〈第2実施形態〉
次に、図3を参照しながら、本考案の第2実施形態に係るベローズ弁101を説明する。図3は、ベローズ弁101が閉じられて、流体が通過不能な「遮断状態」を示す。
上述した第1実施形態のベローズ弁1と比較して、第2実施形態に係るベローズ弁101は、ボディ102の構成が異なる。それ以外の構成は、第1実施形態のベローズ弁1と同じであるため、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
ボディ102は、二重管構造に形成されており、内側に配置された筒状の内部ボディ121と、内部ボディ121を覆うように、その外側に配置された筒状の外部ボディ122とを有する。
内部ボディ121は、内部ボディ本体121Aと、内部ボディ本体121Aに溶接接合された流入管121Bと、内部ボディ本体121Aの下端を塞ぐ円形の閉塞板121Cとによって形成されている。内部ボディ本体121Aと流入管121Bとは非鋳鋼材としてのパイプ材によって形成され、閉塞板121Cは非鋳鋼材としての板材によって形成されている。内部ボディ本体121Aには、バーリング加工によって入口円筒部121Dが図中の左方に向けて突設されている。この入口円筒部121Dに図中の左方から溶接接合された流入管121Bは、外部ボディ122を径方向に貫通しており、内部ボディ121の下端部は、外部ボディ122の下方に突出している。流入管121Bの入口側端(図中の左端)がベローズ弁101の流入口123であり、内部ボディ本体121A内の空間が内部流入流路121Eであり、内部ボディ本体121Aの上端が弁座125である。
外部ボディ122は、パイプ材によって形成された胴部122Aと、鍛造材によって形成され胴部122Aの上側に溶接接合されたフランジ122Bと、胴部122Aに溶接接合された流出管122Cと、胴部122Aの下端に設けられ胴部122Aと内部ボディ121との間の隙間を塞ぐ環状の閉塞板122Dとによって形成されている。胴部122Aには、バーリング加工によって出口円筒部122Gが図中の右方に向けて突設されている。フランジ122Bは鍛造材によって形成され、閉塞板122Dは板材によって形成されている。出口円筒部122Gに図中の右方から溶接接合された流出管122Cは、内部ボディ121の流入管121Bと一直線上に設けられており、流出管122Cの出口側端(図中の右端)がベローズ弁1の流出口124である。
本実施形態のボディ102を製作するときには、まず、内部ボディ本体121Aの下部に閉塞板121Cを溶接接合する。次に、内部ボディ本体121Aを胴部122A内に入れ込み、入口円筒部121Dを胴部122Aの側孔122Hから左方に貫通させる。
この後、胴部122Aから突出した入口円筒部121Dに流入管121Bを溶接接合して、内部ボディ121を完成させる。
次いで、胴部122Aの下側に閉塞板122Dを溶接接合する。内部ボディ121は胴部122Aの下方に突出しているので、胴部122Aに閉塞板122Dを取り付けると、内部ボディ121の下部が閉塞板122Dの底孔122Jを下方に貫通して露出する。また、閉塞板122Dにより内部ボディ121が位置決めされて、内部ボディ121と外部ボディ122とが同心に配置される。
最後に、胴部122Aの上側にフランジ122Bを溶接接合するとともに、胴部122Aの出口円筒部122Gに流出管122Cを溶接接合すると、ボディ102が完成する。
本実施形態では、外部ボディ122の下部側の空間が内部流出流路122Eになっており、外部ボディ122内の上部側の空間が内部空間122Fになっている。内部流出流路122Eは、内部空間122Fを介して、内部ボディ121の内部流入流路121Eと連通する。すなわち、本実施形態では、内部流入流路121E、内部流出流路122E、および内部空間122Fにより、流入口123と流出口124とを連通する本考案の流路140が形成されている。
[第2実施形態の効果]
本実施形態のベローズ弁101によれば、内部ボディ121がパイプ材と板材とによって形成され、外部ボディ122が鍛造材とパイプ材と板材とによって形成されている。鍛造材とパイプ材と板材とは何れも表面が滑らかなので、内部を通過する流体のクリーンレベルを維持することができる。また、本実施形態のベローズ弁101は、鍛造材の使用部分が少ないので、ベローズ弁101の製造をより安価で行うことができる。
〈第3実施形態〉
次に、図4を参照しながら、本考案の第3実施形態に係るベローズ弁201を説明する。
図4は、ベローズ弁201が閉じられて、流体が通過不能な「遮断状態」を示す。
上述した第1実施形態のベローズ弁1と比較して、第3実施形態に係るベローズ弁201は、ボディ202の構成が異なる。それ以外の構成は、第1実施形態のベローズ弁1と同じであるため、第1実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態のボディ102と同様に、本実施形態のボディ202は、二重管構造に形成されており、内側に配置された内部ボディ221と、内部ボディ221を覆うように、その外側に配置された外部ボディ222とを有する。
内部ボディ221は、内部ボディ本体221Aと、内部ボディ本体221Aに図中の左方から溶接接合された流入管221Bとによって形成されている。内部ボディ本体221Aは、鋼板をプレス絞り加工することによって形成された有底カップ状のパイプ材によって形成され、バーリング加工によって入口円筒部221Cが図中の左方に向けて突設されている。この入口円筒部221Cに溶接接合された流入管221Bは、パイプ材によって形成されている。流入管221Bは、外部ボディ222を径方向に貫通しており、内部ボディ221の下端部は、外部ボディ222の底に内側から当接している。流入管221Bの入口側端(図中の左端)がベローズ弁201の流入口223であり、内部ボディ本体221A内の空間が内部流入流路221Eであり、内部ボディ本体221Aの上端が弁座225である。
外部ボディ222は、胴部222Aと、胴部222Aの上側に溶接接合されたフランジ222Bと、胴部222Aに図中の右方から溶接接合された流出管222Cとによって形成されている。フランジ222Bは鍛造材によって形成されている。胴部222Aは、鋼板をプレス絞り加工することによって形成されており、バーリング加工によって出口円筒部222Dが図中の右方に向けて突設されている。この出口円筒部222Dに溶接接合された流出管222Cは、内部ボディ221の流入管221Bと一直線上に設けられており、流出管222Cの出口側端(図中の右端)がベローズ弁201の流出口224である。
本実施形態のボディ202を製作するときには、まず、内部ボディ本体221Aを胴部222A内に入れ込み、入口円筒部221Cを胴部222Aの側孔222Gから左方に貫通させる。
次に、胴部222Aから突出した入口円筒部221Cに流入管221Bを溶接接合して、内部ボディ221を完成させる。
そして、図示しない治具を用いて内部ボディ221と外部ボディ222とを同心に配置してから、両者の底部同士をスポット溶接により溶接接合する。なお、外部ボディ222の底に内部ボディ221の底よりも小径の開口を形成し、この開口を用いて内部ボディ221の底部下面と外部ボディ222の開口部内縁とを外部からの溶接により接合してもよい。
最後に、胴部222Aの上側にフランジ222Bを溶接接合するとともに、胴部222Aの出口円筒部222Dに流出管222Cを溶接接合すると、ボディ202が完成する。
本実施形態では、外部ボディ222の下部側の空間が内部流出流路222Eになっており、外部ボディ222内の上部側の空間が内部空間222Fになっている。内部流出流路222Eは、内部空間222Fを介して、内部ボディ221の内部流入流路221Eと連通する。すなわち、本実施形態では、内部流入流路221E、内部流出流路222E、および内部空間222Fにより、流入口223と流出口224とを連通する本考案の流路240が形成されている。
[第3実施形態の効果]
本実施形態のベローズ弁201によれば、内部ボディ221がプレス絞り加工された有底カップ状のパイプ材で形成され、外部ボディ222が鍛造材とプレス絞り加工された有底カップ状のパイプ材から形成されている。鍛造材とパイプ材とは何れも表面が滑らかなので、内部を通過する流体のクリーンレベルを維持することができる。また、本実施形態のベローズ弁201は、上述した第1実施形態のベローズ弁1および第2実施形態のベローズ弁101と比較して、溶接接合部を少なくすることができる。
〈変形例〉
本考案は、前述の実施形態に限定されるものでなく、本考案の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本考案に含まれる。
例えば、実施形態では、弁棒4が蓋体7と螺合し、弁棒4が弁体3とともに軸方向に移動する構成であるが、弁棒4が弁体3と螺合し、弁体3のみが軸方向に移動する構成としてもよい。
第1実施形態では、ボディ2が鍛造材とパイプ材とによって形成され、第2実施形態では、ボディ102が鍛造材とパイプ材と板材とによって形成されているが、例えば、ボディ2,102に板材が含まれていてもよい。また、第3実施形態では、ボディ202が鍛造材とプレス絞り加工された有底カップ状のパイプ材で形成されていたが、例えば、ボディ202に板材が含まれていてもよい。
特に前記各実施形態では、上部ボディ22のフランジ22Bおよび外部ボディ122,222のフランジ122B,222Bが鍛造材によって形成されているが、肉厚の板材によって形成されていてもよい。
要するに、本考案のベローズ弁を構成するボディが鍛造材、板材、パイプ材のいずれか、またはこれらのうちの任意の組合せによって形成されていればよい。
本考案は、所定のクリーンレベルが要求される配管部品として用いることができる。
1,101,201…ベローズ弁、2,102,202…ボディ、3…弁体、4…弁棒、6…ベローズ、21…下部ボディ、21A…鍛造材によって形成された下部ボディ本体、21B,121B,221B…パイプ材によって形成された流入管、21C,122C,222C…パイプ材によって形成された流出管、22…上部ボディ、22A,122A…パイプ材によって形成された胴部、22B,122B,222B…鍛造材によって形成されたフランジ、23,123,223…流入口、24,124、224…流出口、40,140,240…流路、121,221…内部ボディ、121A…パイプ材によって形成された内部ボディ本体、121C,122D…板材によって形成された閉塞板、122,222…外部ボディ、221A…絞り加工によるパイプ材によって形成された内部ボディ本体、222A…絞り加工によるパイプ材によって形成された胴部。

Claims (5)

  1. 流入口と流出口とそれらと連通する流路とが設けられたボディを有するベローズ弁であって、
    前記ボディ内に設けられ、前記流路を塞ぐ弁体と、
    一端に前記弁体が取り付けられて前記弁体を軸方向に移動させる弁棒と、
    前記弁棒が挿通され、前記弁体の移動に伴って伸縮するベローズとを備え、
    前記ボディは、非鋳鋼材で形成されている
    ことを特徴とするベローズ弁。
  2. 請求項1に記載のベローズ弁において、
    前記ボディは、前記流入口と前記流出口とが設けられた下部ボディと、前記流入口および前記流出口と連通する内部空間が形成された上部ボディとを有し、
    前記下部ボディおよび前記上部ボディのそれぞれは、鍛造材、板材、およびパイプ材の何れか、またはこれらのうちの任意の組合せによって形成されている
    ことを特徴とするベローズ弁。
  3. 請求項1に記載のベローズ弁において、
    前記ボディは、
    前記流入口が設けられた内部ボディと、
    前記流出口が設けられているとともに、前記流入口および前記流出口と連通する内部空間が形成されて前記内部ボディを覆う外部ボディとを有し、
    前記内部ボディおよび前記外部ボディのそれぞれは、鍛造材、板材、パイプ材のいずれか、またはこれらのうちの任意の組合せによって形成されている
    ことを特徴とするベローズ弁。
  4. 請求項2または請求項3に記載のベローズ弁において、
    前記ボディを形成するパイプ材は、絞り加工によって形成されている
    ことを特徴とするベローズ弁。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のベローズ弁において、
    前記流入口と前記流出口とは一直線上に設けられ、
    前記弁体は、前記流入口および前記流出口に対して直交方向に移動する
    ことを特徴とするベローズ弁。
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JP2017096422A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社キッツエスシーティー 高真空弁
JP2019517646A (ja) * 2016-05-31 2019-06-24 トゥ クム コーポレーション リミテッド バルブ組立体

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