JP3196305U - 浄水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンスを極力少なくし、長期間利用することを可能とするステンレスなどにより形成された排水異物除去を目的とする洗浄装置を提供する。【解決手段】フィルター1により異物を除去する浄水装置Aにおいて、該フィルター1をチタン製で形成するとともに該チタン製フィルター表面に二酸化チタン処理を行ったことを特徴とする浄水装置。【選択図】図1
Description
本考案は、浄水装置に関するものである。
さらに詳しくは、チタン製フィルターに二酸化チタン処理を行ったことを特徴とする浄水装置である。
さらに詳しくは、チタン製フィルターに二酸化チタン処理を行ったことを特徴とする浄水装置である。
本考案者は、水の効率的な利用が求められ、水資源の有効利用が必要不可欠となっている。このため、濾過フィルターが重要なものとなり、各種製造販売や、提案がなされている。然しながら従来の自動洗浄機能付きフィルターを有する浄水装置は、洗浄能力が不十分で時間とともに濾過性能が低下し、これを解消するためのメンテナンスが必要であった。
これらを解消し、メンテナンスを容易にするためにジェット噴射による逆洗や、ブラシによる自動洗浄などが行われているが、メンテナンスは回数が少なくなるものの必要なものであった。
また、光触媒として二酸化チタン、又は表面に貴金属を蒸着した二酸化チタンを担持したことから、酸化分解能力がさらに向上することを狙いとした特許第3751147号(特許文献1参照)が提案されている。この提案は吸着剤と該吸着剤に担持された光触媒とから成る浄化剤を利用するものであり、吸着剤でアンモニアを吸着し、光触媒がそのアンモニアを酸化分解するので吸着剤の吸着量は飽和しない故に、浄化剤は吸着剤の吸着量が飽和してそれ以上の浄水作用は得られなくなるといった問題がないようになしたものである。さらに、カルキや有機物については光触媒で酸化分解されるので、脱カルキや水質維持にも効果があるが、コストの点で有用ではあるが完全な課題解決とはなっていなかった。
また、特許第5557969号特許文献2参照)が提案されている。この提案の洗浄装置は、洗浄部と、消毒部と、すすぎ部と、洗浄部、消毒部及びすすぎ部が設置される設置面とを備える。設置面は、加熱温度が750℃以上であるアンモニア雰囲気下又は窒素ガス雰囲気下での加熱処理により、チタン材料の表面にチタン窒化物を形成する工程、該工程で得られた表面にチタン窒化物が形成されたチタン材料を、チタンに対してエッチング作用を有しない電解液中で10V以上の電圧を印加することにより陽極酸化を行い、チタンの酸化皮膜を形成する工程、及びこの工程で得られた表面にチタンの酸化皮膜が形成されたチタン材料を、大気雰囲気下、酸素ガスと窒素ガスとを混合させた雰囲気又は酸素ガス雰囲気から選択された雰囲気下で、400℃以上の温度で加熱処理を行う工程、にて作製される光触媒材料により構成されるものである。この装置は加熱処理や多くの工程が必要となり課題解決に大きな効果を有するが、コストアップの点で問題を残していた。
上記のフィルターはいずれもステンレスなどの金網によるフィルターが使用されていた。
また、特許第5557969号特許文献2参照)が提案されている。この提案の洗浄装置は、洗浄部と、消毒部と、すすぎ部と、洗浄部、消毒部及びすすぎ部が設置される設置面とを備える。設置面は、加熱温度が750℃以上であるアンモニア雰囲気下又は窒素ガス雰囲気下での加熱処理により、チタン材料の表面にチタン窒化物を形成する工程、該工程で得られた表面にチタン窒化物が形成されたチタン材料を、チタンに対してエッチング作用を有しない電解液中で10V以上の電圧を印加することにより陽極酸化を行い、チタンの酸化皮膜を形成する工程、及びこの工程で得られた表面にチタンの酸化皮膜が形成されたチタン材料を、大気雰囲気下、酸素ガスと窒素ガスとを混合させた雰囲気又は酸素ガス雰囲気から選択された雰囲気下で、400℃以上の温度で加熱処理を行う工程、にて作製される光触媒材料により構成されるものである。この装置は加熱処理や多くの工程が必要となり課題解決に大きな効果を有するが、コストアップの点で問題を残していた。
上記のフィルターはいずれもステンレスなどの金網によるフィルターが使用されていた。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであり、チタン製フィルターに二酸化チタン処理を行ったことを特徴とする浄水装置である。
本考案は長期間使用しても目詰まりが少なく、メンテナンスを極力少なくした浄水装置に関するものであり、チタン製のフィルターと二酸化チタンの処理を該フィルターに施したものである。
本考案の浄水装置は酸化分解能力がさらに向上するチタン製のフィルターと、二酸化チタン処理の併用による効果の向上が期待できるものである。
本考案の浄水装置は食品業界の残差を含む洗浄排水の再利用や排水処理に利用でき、鉄鋼業界の工業用水の濾過や冷却水の濾過などに利用でき、工場の冷却塔を用いた冷却水の濾過、またエレクトロニクス業界での剥離液の濾過や、河川水の濾過やその排水利用などその利用価値は大きなものである。
本考案の浄水装置の浄水方法は一般的に行われているものと変わるものではなく、原水がフィルター外側から内側へ流れることで異物を濾過し、異物の堆積により装置内の圧力差が生じることを利用してその圧力差を検知し、原水の流入を止めフィルター洗浄を行うことにより、異物の除去を行うもので、該除去された異物はドレン排水口より排出されるものであ。さらに所定の洗浄時間が経過すると、洗浄動作が終了し最初の状態に戻ることとなる。
また、排水の処理量は150l/min〜2,500l/minまで対応可能であり、必要により、複数個平成することによる自動運転も可能である。
本考案によれば、チタン製フィルターを使用することによる状来の課題を解決可能としたものであり、長期間使用しても目詰まりが少なく、メンテナンスを極力少なくした浄水装置に関するものであり、チタンの特徴である例えば海水、化学薬品、水と油などの分離作用や酸化力を利用するものであり、チタン製のフィルターと二酸化チタンの処理を該フィルターに施したものであるため、浄水装置は酸化分解能力がさらに向上が期待できるものである。
以下、本考案の好適な実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、実施概要を示す説明図であり、洗浄装置Aは内部にチタン製からなるフィルター1の外側面から排水が流入するための排水流入管2が洗浄装置Aの本体3接続されており、本体3とフィルター1との間に排水流入空間が形成されている。また、フィルター1の内部には、フィルター洗浄ノズル4がフィルター1の全面に向かってノズル4の噴出口が形成され、フィルターの逆洗を行うようになしている。この逆洗によりフィルター1から除去された異物が本体3底部でフィルター1の外側側に形成された異物排出管5形成され、本体3の底部でフィルター1の内側側には洗浄された液体を排出する洗浄水排出管6が形成されている。
次に制作方法の実施例について説明すると、上下のフランジを形成するために、厚さ3.0mmの純チタンの平板にて、内部の開口を内径100mmで、外周の外形が160mmでフランジの幅が30mmの下部フランジを形成し、外周の外径φ122mmでフランジ幅が11mmの上部フランジを形成する。
縦幅154mm、横幅403mm、厚さ2.0mmの純チタン平板周囲に一辺が10mmの矩形の開口パンチにより開孔し、ロール曲げ加工成形し円筒を製作する。次に円筒の内径に合わせて下部のフランジとともに上部フランジも溶接組み付け加工を行い一体フレームを製作する。
この円筒に縦幅134mm、横幅390mmで粗さが#100、線径φ0.1mmのチタンメッシュをロール形成した表面にチタンメッシュを巻き付け、マイクロスポットにて、フレームとチタンメッシュをすき間なく等間隔に、マイクロスポット溶接組付けを行う。
縦幅154mm、横幅403mm、厚さ2.0mmの純チタン平板周囲に一辺が10mmの矩形の開口パンチにより開孔し、ロール曲げ加工成形し円筒を製作する。次に円筒の内径に合わせて下部のフランジとともに上部フランジも溶接組み付け加工を行い一体フレームを製作する。
この円筒に縦幅134mm、横幅390mmで粗さが#100、線径φ0.1mmのチタンメッシュをロール形成した表面にチタンメッシュを巻き付け、マイクロスポットにて、フレームとチタンメッシュをすき間なく等間隔に、マイクロスポット溶接組付けを行う。
以上のように構成された浄水装置を使用する場合は、原水がフィルター外側から内側へ流れることで異物を濾過し、異物の堆積により装置内の圧力差が生じることを利用してその圧力差を検知し、原水の流入を止めフィルター洗浄を行うことにより、異物の除去を行うもので、該除去された異物はドレン排水口より排出されるものであ。さらに所定の洗浄時間が経過すると、洗浄動作が終了し最初の状態に戻ることとなる。
また、該フィルターにはさらにLight emitting diode(以下、LEDと言う)による紫外光照明を設けることにより殺菌効果が期待できる。この時使用するLEDは、波長が380nm以下のLEDによる紫外光照明による殺菌効果を利用するものである。
さらに処理水は浄化水と残渣であるセルロースとを分離され、浄化水はさらに植物などの散水用に使用されるとともに、セルロースは粉砕してナノセルロース繊維として利用するものであり、プラスチックの補強材などへの利用が期待できるものである。
また、該フィルターにはさらにLight emitting diode(以下、LEDと言う)による紫外光照明を設けることにより殺菌効果が期待できる。この時使用するLEDは、波長が380nm以下のLEDによる紫外光照明による殺菌効果を利用するものである。
さらに処理水は浄化水と残渣であるセルロースとを分離され、浄化水はさらに植物などの散水用に使用されるとともに、セルロースは粉砕してナノセルロース繊維として利用するものであり、プラスチックの補強材などへの利用が期待できるものである。
本考案は、企業内排水や工業用排水、河川の浄水のための浄水装置を製造する産業で利用可能である。
A:洗浄装置
1:フィルター
2:排水流入管
3:本体
4:フィルター洗浄用ノズル
5:異物排出管
6:洗浄水排出管
1:フィルター
2:排水流入管
3:本体
4:フィルター洗浄用ノズル
5:異物排出管
6:洗浄水排出管
Claims (1)
- フィルターにより異物を除去する浄水装置において、該フィルターをチタン製で形成するとともに該チタン製フィルター表面に二酸化チタン処理を行ったことを特徴とする浄水装置。
Priority Applications (1)
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JP2014006385U JP3196305U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | 浄水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014006385U JP3196305U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | 浄水装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2014006385U Expired - Fee Related JP3196305U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | 浄水装置 |
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JP (1) | JP3196305U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020039936A1 (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタ |
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2014
- 2014-11-05 JP JP2014006385U patent/JP3196305U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020039936A1 (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタ |
CN112512659A (zh) * | 2018-08-23 | 2021-03-16 | 株式会社村田制作所 | 过滤滤除器 |
JPWO2020039936A1 (ja) * | 2018-08-23 | 2021-05-13 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタ |
JP7021704B2 (ja) | 2018-08-23 | 2022-02-17 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタ |
CN112512659B (zh) * | 2018-08-23 | 2022-07-22 | 株式会社村田制作所 | 过滤滤除器 |
US11951422B2 (en) | 2018-08-23 | 2024-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Filtration filter |
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