JP3196249U - 防災・防犯ブザー - Google Patents

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Abstract

【課題】災害発生後の長時間警報音を鳴動させて所持者/被災者の存在を知らせる、小型軽量で携帯容易であり、防犯ブザーを兼ねた防災・防犯ブザーを提供する。【解決手段】防災・防犯ブザーは、始動部、長周期のクロック回路15、タイマー回路16、ブザー発振回路17、圧電ブザー18及び電池14を備え、警報音を間欠的に鳴動させうることで電池の消耗を抑えて長期間警報を発しうる。警報音を鳴動させる時間の長さが2−5分であり、警報音を休止している時間の長さが20−90分であることが好ましい。本防災・防犯ブザーは犯罪や事故等に巻き込まれた緊急時に、警報音を発する機能をも有する。【選択図】図1

Description

本考案は、緊急時に警報音を発する携帯型の音響発信機器に関する。
防犯ブザーは、緊急時に引き紐を引くなどして始動すると、人為的に止めなければ、あるいは止められない状況下では、電池が消耗するまで大音響の警報音を発し続ける単機能機器である。
防犯ブザーを、防災ブザーすなわち災害時に自己位置を示すことを主目的とする警報音装置として転用/併用するには、防犯ブザーでの警報音の一過的な連続発信によって電源電池が急速に消耗し、災害発生/混乱後の初動救援・捜索開始までの間に警報音が途絶する懸念がある。
防犯ブザーを長時間機能させるには電源電池の大容量化があるが、常時携帯するべき防災・防犯ブザーとしては電池の大型化による重量、体積、価格の増加は避けねばならない。また太陽電池やハンドジェネレーター等の他の電源は、常時携帯には嵩張るし、被災者に想定される環境からは適切とは云えない。
音響以外の方法で位置情報を発信する方法として、ビーコン、携帯電話、GPSなどが提案されているが、応対する受信機器が必要であったり、操作が煩雑であったりする上、個人的に携行する機器として常備するのは困難でありかつ高価である。
防災・防犯警報を長時間持続させるための付加的手段として、防犯ブザーに笛を付ける(特許文献1)、臭気発生器を付けて(特許文献2)警察犬に探索させるといった方策が提案されている。
防災用の位置情報発信器としては、携帯電話機は、非常事態下でのボタン操作が容易でなく、災害時には通報が錯綜し、基地局が障害を受け、あるいは通信相手が出ない等で役に立たないことも予想される。そこで、常時充電状態の良い携帯電話機本体(特許文献3)あるいはテレビ等のリモートコントローラ(特許文献4)に、近距離への警報にLED(光)、警報ブザー、遠距離へは電波を発信する機器を組み込み、被災者の位置情報を送る方法が提案されている。携帯電話機から警報音と警報電波を同時に発信させ、屋外に分散配置したマイクとアンテナによって受信し、緊急性を判別して遭難/救済情報を伝達するシステムも提案されている(特許文献5)。
GPSは、それを所持する被災者側から危機発信ができず、捜索者は受信局の走査によ
よる被災者の所在情報を逐一得る必要があり、被災者GPSが多数になると困難が生じる。
ブザー同様に、押しボタン等で警報信号を無線で発信する発信器も提案されているが、対となる受信機器が必須であり、登下校時の小学生に対して防犯ブザー的に用いるには、ある地域(たとえば校区)に限って監視設備を分散配置するといった施策が要る(特許文献6)。
緊急信号を無線で所定範囲内に送信する携帯型発信器で作られる防災警報システムも提案(特許文献7)されているが、これには少なくとも警報電波の同調受信機器等が必須であり、捜索者/救援者は携帯型受信機器を持ち歩くか、固定の受信者からの連絡を待つことになる。
それぞれに、携帯の容易さ、使用法の簡便さ、受信範囲の制約の有無、受信機器の要不要、防犯信号発信の可否、装置・機器の価格の高低など一長一短がある。
特開2007-172563号公報 特開2008-186062号公報 特開2005-210298号公報 特開2005-223604号公報 特開2005-339285号公報 特開2006-185028号公報 特開2003-115090号公報
本考案が解決しようとする課題は、災害発生後、長時間にわたり警報音を鳴動させて被災者の存在を知らせ続ける、小型軽量で携帯容易であり、安価で普及が望まれる、防犯ブザーを兼ねた携帯型の警報音発信機器を提供することである。
上記課題を解決するためなされた本考案に係る防災・防犯ブザーは、始動部、クロック回路、タイマー回路、ブザー発振回路、ブザー及び電池を備え、警報音を間欠的に長時間鳴動させられ、かつ携帯型であることを特徴とする。
本考案に係る防災・防犯ブザーは、ブザーの開口部を除いて耐水性のケースに封入されていることが好ましい。警報音を間欠的に鳴動させるのは、電源電池の寿命を延ばし、長時間にわたって所持者の所在を表示するためである。ここに長時間とは、電池の寿命が切れるまで、という意味である。
電池としては、市販のリチウムイオン電池を用いることができる。
ここで提案する防災・防犯ブザーは、巨大地震や噴火、雪崩、洪水、津波などに遭遇し、倒壊家屋や火山灰、崩落雪、がれき、流亡土砂などで隠蔽された被災者が、自己の所在位置をできるだけ長時間示し続けるための音響装置である。災害時に被害者が視認できなくても、捜索者・救援者が特別の装備を保持していなくても、ブザー“音源”を探すことは容易にできる。
本防災・防犯ブザーは、個人が事故や犯罪等に巻き込まれた時、緊急の音響信号を発する防犯ブザーとしても機能する。従って、個人が必要な場合衣服に付けたりして携帯すべきものである。
始動部は、引き紐、ボタンあるいはスイッチにより防災・防犯ブザーを始動させる構成とする。防災・防犯の目的を考えると、例えば引き紐を引くなどの簡単な行為で始動させうることが必要である。始動を必要とする非常の時に、複数のボタンを押す等の複雑な行為が必要であると、緊急時に始動が困難となる。
クロック回路は、長周期、例えば30分間隔の反復信号を発生し、その信号を受け短時間、例えば3分間のタイマー回路がブザー発振回路を作動させる。
ブザー音の休止期間は電池の消耗を防ぐためのもので、このような設定により連続的にブザー音を発生させる場合より10倍以上の時間ブザー音を発生させることができ、捜索者に位置情報を提供する。このような工夫により、捜索者がすぐ駆けつけることができない場合でも、防災・防犯ブザー保持者の捜索が容易となる。
引き紐で起動した最初の3分間の大音響はこのブザーを防犯ブザーとしても機能させ、不審者(加害者)を音源(被害者)周辺から退去・逃亡させる武器となり、あるいは逮捕する緒となる。
本防災・防犯ブザーの警報音を鳴動させる鳴動時間の長さは、防犯ブザーとしての機能を考慮すると2−5分が必要であり、警報音を休止している鳴動休止時間の長さは20−90分程度でないと捜索者に発見される可能性が低くなる。
本防災・防犯ブザーの警報音の音程及び音質については、いくつかのバリエーションを準備して、利用者の住居地域、所属グループ等によって識別できるようにしても良いし、利用者がスイッチで選択できるようにしてもよい。
本防災・防犯ブザーの警報音の音量を調節できるようにしてもよい。また、誤って動作させることを防ぐため電源スイッチを付けてもよい。
本防災・防犯ブザーの付帯機器としてLED照明を組み込み、ブザーの鳴動と同期させることも、スイッチによって任意に点灯させることもできる。
本防災・防犯ブザーは、世界各地の地震、噴火、雪崩、台風などの自然災害の可能性が高い地域や、誘拐や強盗/殺人など世情の不安定な地域などで有効な護身機器となる。
本防災・防犯ブザーは、携帯の容易さ、発信のし易さ、緊急性への対応の良さ、相対的な廉価で普及のし易さなどの点で、現存する高価な他機種と容易に比較し得ない。
本防災・防犯ブザーは、鳴動時間の他に鳴動休止時間を設けることにより電池の使用可能時間を延長でき、長期間にわたって警報音を発生させることができる。
本考案の概略を示す構成図 本考案の機能説明図
本考案の実施例を以下に示すが、本考案は以下の実施例に限定されるわけではない。周期的に短時間の警報音を長時間繰り返し発信する防災・防犯ブザーの回路は多種多様に存在するので、ここでは1例として長周期のクロック回路でタイマー回路とブザー発振回路を制御する形の実施例を示した。回路の詳細は構成パーツの数と価格、組み込みの容易さ、電源電圧、消費電力量、電池容量などによって設計・選定される。
試作した防災・防犯ブザーの全体構成を図1に示す。
本試作品は、始動部、クロック回路15、タイマー回路16、ブザー発振回路17、圧電ブザー18及び電池14から構成されている。本試作品は、ブザーの開口部を除いて耐水性ケース19に納められ、開口部にはブザーの保護、防塵のために始動引き紐と連動して剥がされる保護防塵カバー20がついている。クロック回路15、タイマー回路16、ブザー発振回路17は一体的に構成されている。各回路の構成パーツはいずれも市販品を採用した。電源として、商用のリチウムイオン電池を用いた。
始動部は、引き紐13と、引き紐に繋がった絶縁体スペーサー12、絶縁スペーサーを挟んで相対する2枚のバネ電極11で構成されている。絶縁スペーサー12が引き紐13によって引き抜かれると2枚の電極が接触してブザーを鳴動させる。絶縁スペーサー12を元の位置に押し込めばブザーは止まる。
引き紐13は絶縁スペーサー12に至る前にブザーの保護防塵カバー20の一端に固定されており、引き紐が引かれると保護防塵カバーが捲れ上がって剥がされると同時に絶縁スペーサーも引き抜かれて2枚の電極は接触し全回路に通電する。
また、電源として複数の電池を直列に用いる場合は、絶縁スペーサーを相接する単位電池の陰陽極間に挿み、引き紐によりこれを引き抜くことで始動することもできる。
クロック回路15は長周期でパルス発振し、タイマー回路16はクロックパルスでトリガーされ、ブザー発振回路17はタイマーがonの間だけブザーを鳴動させる。試作品の警報音の鳴動時間の長さは3分であり、鳴動休止時間の長さは30分であった。
本試作品の各回路の動作を図2に示す。始動用の紐を引き抜く(23)と電源22が入り、クロック回路がonとなり(24)、タイマー回路と同時にブザー発振回路もonとなって(25)、ブザーが鳴動する(26)。
ブザー発振回路は、タイマー回路により3分間でoffとなってブザーの鳴動は止まり、クロック回路が30分後にonになってタイマー回路がトリガーされるまで休止する。あとは始動部を閉じるか電池が消耗するまで、この繰り返しである。
本防災・防犯ブザーは、薄型としてズボンのベルトに挟んだり,ショルダーバッグやハンドバッグの肩紐に巻き付け携帯することができる。
11 始動部のバネ電極
12 絶縁スペーサー
13 始動引き紐
14 リチウムイオン電池
15 長周期のクロック回路
16 タイマー回路
17 ブザー発振回路
18 圧電ブザー
19 耐水性ケース
20 始動引き紐と連動して剥がされるブザー開口部の保護防塵カバー
21 時間経過
22 回路通電状況
23 引き紐が引かれ対極板が接触し電気回路がonとなる
24 長周期のクロック回路の発振波形
25 タイマー回路の出力波形
26 発振音波: ブザー発振回路のonの間だけ発振/鳴動

Claims (4)

  1. 始動部、クロック回路、タイマー回路、ブザー発振回路、ブザー及び電池を備え、警報音を間欠的に長時間鳴動させうる携帯型の防災・防犯ブザー。
  2. 鳴動時間の長さが2−5分であり、鳴動休止時間の長さが20−90分であることを特徴とする請求項1に記載の防災・防犯ブザー。
  3. 本ブザーの開口部に、始動引き紐と連動して剥がされる保護防塵カバーがついていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防災・防犯ブザー。
  4. 警報音の音量、音程及び/又は音質を調節できることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防災・防犯ブザー。

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