JP3196140U - タンデム埋れアーク溶接 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンデム埋れアーク溶接に関する溶接システムを提供する。【解決手段】溶接システム100は、少なくとも二つの溶接電源101,103がそれぞれの溶接トーチ106,110に結合されている。溶接電源はそれぞれ、溶接パルスの位相が互いにずれており、個別の溶接パルスが溶接中に重なり合わないようにパルス溶接波形をそれぞれの溶接トーチに提供する。システムはまた、アーク干渉及び磁気吹きを最小化するように、溶接中に接地電流経路を切換える接地スイッチ113を有する。【選択図】図1

Description

本考案のシステム及び方法は、溶接及び接合に関し、より具体的にはタンデム埋れアーク溶接に関する。
溶接技術の向上が起こるとともに、溶接処理量への要求が増加してきた。このため、溶接作業の速度を向上させるために様々なシステムが開発されてきた。そのようなシステムは、複数の溶接電源を使用し、各溶接電源がそれぞれの溶接電力を同じ溶接作業に向かわせるシステムを含む。これらのシステムは溶接作業の速度又は溶着速度(deposition rate)を向上させるが、しかし一方で、複数の溶接電源によって作り出された別々の溶接アークが、溶接中に互いに干渉して磁気吹き(アークブロー)及びその他の問題を生じ得る。したがって、改良されたシステムが望まれる。
本考案の例示的な実施形態は、先行電極に電気的に結合された少なくとも一つの先行電源を持つ溶接システム及び方法を含む。先行電源は第一の溶接波形を先行電極に提供し、第一の溶接アークによって先行電極を溶接接合部内に溶着させ、第一の溶接波形は最大電流レベル持つ複数のパルスを含む。また、システムには追行電極に電気的に結合された少なくとも一つの追行電源も含まれる。追行電源は、第二の溶接波形を追行電極に提供し、第二の溶接アークによって追行電極を溶接接合部内に溶着させ、第二の溶接波形は、最大電流レベル持つ複数のパルスを含む。第一の溶接波形のパルスの最大電流と第二の溶接波形のパルスの最大電流の位相がずれるように、第一の溶接波形及び第二の溶接波形の少なくとも一方が制御される。本考案の更なる態様、実施形態及び利点は、明細書、特許請求の範囲及び図面から明らかになるであろう。
本考案の上記の及び/又は他の態様は、添付の図面を参照して本考案の例示的な実施形態を詳細に記述することにより、より明らかになるであろう。
図1は、本考案による溶接システムの例示的な実施形態の図式的な説明である。 図2は、本考案の例示的な実施形態を使った溶接作業の図式的な説明である。 図3は、本考案の実施形態において使用される例示的な溶接波形の図式的な説明である。 図4は、本考案の実施形態において使用される他の例示的な溶接波形の図式的な説明である。 図5は、本考案の例示的な実施形態における接地点の位置の図式的な説明である。
ここから、添付の図面を参照して本考案の例示的な実施形態が以下に記述される。記述される例示的な実施形態は、本考案の理解を助けることを目的としており、如何なる事項においても本考案の範囲を限定するように意図されていない。同様な参照番号は、明細書を通じて同様な要素を参照する。
図1は、本考案の例示的な実施形態による溶接システム100を表す。システム100は、少なくとも二つの溶接電源101及び103を包含する。図示される実施形態には、合計で4つの溶接電源が存在し、増大した有効電流が提供されるように、複数の電源は並列配置に構成されている。例えは、電源101及び101’は並列に構成され、電源103及び103’は並列に構成される。述べたように、これは、トーチ106及び110にそれぞれ提供され得る全有効電流を増大させるために行われる。しかしながら、各トーチ106/110がそれぞれ単一の溶接電源から電流を受けることができる限り、そのような構成は必須ではない。
電源101,101’,103及び103’は、DC及び/又はAC溶接モードのどちらでもパルス溶接が可能な電源である。そのような電源は、大きな直径及び厚い壁のパイプのような大きな加工対象物のサブマージアーク溶接又はタック溶接のために使用される種類のものであってもよい。そのような電源の例は、オハイオ州クリーブランドのLincoln Electric(登録商標)社によって製造されるPower Wave(登録商標)AC/DC1000(登録商標)SDである。他の同様な電源が使用され得る。
図示されるように、電源は、溶接トーチ106及び110にそれぞれ結合される。トーチ106及び110は、溶接の間それらが共通の溶接接合部及び溶融池(溶接たまり)へそれぞれのフィラーワイヤ107及び111を向けているように、互いに隣接して配置される。フィラーワイヤ107及び111は、それぞれワイヤ給送機構105及び109を経由してトーチへ供給される。ワイヤ給送機構105及び109は、如何なる既知の種類のワイヤ給送機構であってもよい。
システム100はまた、少なくとも二つの異なる接地点A及びBを電源101,101’,103及び103’の接地(グラウンド)と結合させる接地スイッチ113を有する。接地点A及びBは、加工対象物Wの遠位側の端部上に互いに離間して配置され、溶接プロセス中に作られている溶接接合部の進行方向に概して一直線に配置される。すなわち、溶接中トーチ106/110は、それぞれの接地点A及びBの一方から他方に向かって進行する。スイッチ113は、電源によって利用されている接地電流路を、溶接中に点Aと点Bとの間で切り替えるために使用される。これは更に後述される。スイッチ113はシステム制御部115によって制御され、システム制御部はスイッチ113及び複数の溶接電源の少なくとも一つと結合される。図1において、システム制御部115は電源の外側に示されるが、いくつかの実施形態において制御部115は溶接電源101及び103の少なくとも一つの内側にあってもよい。すなわち、溶接電源の少なくとも一つは、他の電源及びスイッチ113の動作を制御するマスター電源であってもよい。動作中に、システム制御部115(如何なる種類のCPU、溶接制御部等であってもよい)は、溶接電源の出力及びスイッチ113を制御する。これは、多くの方法で達成されることができる。例えは、システム制御部115は、複数の電源のうちの一つの中に存在してもよく、電源からのリアルタイムのフィードバックデータを使用して、それぞれの電源からの溶接波形が(後述するように)適切に同期されることを確かにすることができる。さらに、制御部115は、以下の説明と一致するようにスイッチ113を制御することができる。一つの例示的な実施形態において、制御部115は、電源内の波形生成器(具体的に図示されない)からの波形タイミング信号を使用して、スイッチ113の切換えのタイミングを制御してもよい。スイッチ113のタイミングを制御する他の手段も利用され得る。一つの例示的な実施形態において、スイッチ113は、電源からの溶接波形の溶接周波数と一致する周波数で切換えられる。これは更に後述される。
図2は、本考案の溶接作業の例示的な実施形態を表し、図3は、本考案の実施形態において使用される例示的な溶接波形を表す。
図2に示されるように、各トーチ106及び110は、共通の溶融池に溶接するように、互いに隣接して配置される。図示される実施形態において、各トーチ106/110は、加工対象物の溶接表面の垂線に対して角度を付けられている。トーチ110は角度αの角度に置かれ、トーチ106は角度βに置かれる。一つの例示的な実施形態において、(先行電極である)トーチ106は−20度から0度の範囲の角度βを持ち、一つの更なる例示的な実施形態において、−3度から−15度の範囲の角度βを持つ。さらに、一つの例示的な実施形態において、トーチ110は0度から30度の範囲の角度αを持ち、一つの更なる例示的な実施形態において、8度から20度の範囲の角度αを持つ。加えて、例示的な実施形態において、溶接中のそれぞれのワイヤ107及び111の遠位端部の間の距離Dは、(ワイヤ107及び111の中心から中心へ測定して)6mmから50mmの範囲内であり、一つの他の例示的な実施形態において距離Dは15mmから40mmの範囲内である。一つの更に別の例示的な実施形態において、距離Dは11mmから16mmの範囲内である。
溶接中に、溶接アーク201及び203が各ワイヤ107及び111からそれぞれ発生するが、しかるに、複数のアーク201/203の最大電流レベルは、それらが重なり合わないように時間調整されている。複数の他の実施形態において、複数のアーク201/203の少なくともいくらかの最大電流の重なり合いがもたらされる。複数の例示的な実施形態において、アーク201/203のそれぞれの最大電流の位相角度の間の角度φは、180度から−20度の範囲内である。さらに、接地スイッチ113は、溶接中それぞれの電流経路11及び12が互いに離れているように制御される。具体的には、接地スイッチ113は、溶接のある部分の間は電流が接地点Aに向かって方向付けられ、一方では溶接の他の部分の間は電流が接地点Bに向かって方向付けられように制御される。したがって、接地点Aと接地点Bとの間での切換えによって、それぞれの電流11及び12は互いに離れるように偏らされ得る。そのような偏りは、溶接中のアーク201及び203の間のアーク干渉を最小化することを助けることができる。したがって、図3の波形301及び310を見る場合に、スイッチ113は、(トーチ106のための)第一の波形301がその最大値303である場合にはスイッチ113は接地点Aに対して閉じており、波形301がそのバックグラウンドレベル305である場合にはスイッチ113は接地点Aに対して開いている。同様に、
(トーチ110のための)波形310がその最大値313である場合にはスイッチ113は接地点Bに対して閉じており、波形310がそのバックグラウンドレベル315である場合にはスイッチ113は接地点Bに対して開いている。
本考案の一つの例示的な実施形態において、スイッチ113は、電流301及び310の両方が、それぞれそれらのバックグラウンドレベル305及び315又はその近傍である間に、その複数の位置の間で切換えられる。この構成は、溶接作業及びスイッチ113に与える切換えの衝撃を最小化することができる。本考案の一つの例示的な実施形態において、波形301及び310は、一つの最大電流レベル(例えば、303)の終了と次の最大レベル(例えば、313)の開始との間に、スイッチ113の切換えを許容するためのわずかな遅延が存在するように制御されてもよい。
本考案の他の例示的な実施形態において、スイッチ113の切換えは、必要に応じて、波形301又は310の溶接電流が増大又は減少している時に起きてもよい。例えば、いくつかの溶接用途において、パルスの電流レベルLがバックグラウンドレベル(例えば、305)よりも高いが、最大パルス電流(例えば、303)の15%であるか又はそれよりも低い間にスイッチ113をその複数の位置の間で切換えることは、有益であり得る。したがって、例えばいくつかの例示的な実施形態において、第一の波形301の電流がバックグラウンドレベル305から最大レベル303へ上昇していると同時に、電流が電流レベルLにある間(図3の点Zを参照)に、スイッチ113が接地位置Aから接地位置Bへ切換えられてもよい。同様に、他の例示的な実施形態において、波形301の電流が電流レベルLにある間であるが、電流が最大レベル303からバックグラウンドレベル305へ低下している間(図3の点Yを参照)に、切換えが起こってもよい。他の例示的な実施形態において、切換え電流レベルLはその波形についての最大電流レベルの5%又はそれ以下である。
さらに、図3に示されるように、例示的な実施形態において、それぞれの溶接波形は、それらが180度の位相シフトθを有するように制御される。図示されるように、各波形301及び310は、それぞれ最大レベル303及び313並びにバックグラウンドレベル305及び315を有する。しかしながら、波形301及び310は180度の位相のずれ(out−of−phase)であるから、第一の波形301が最大電流の状態にある間、第二の波形310は、バックグラウンドレベルにある。これは、アーク干渉及び磁気吹きを最小化する助けともなる。上記の実施形態において、達成し得る溶接及び溶着速度は既知のシステムよりもはるかに高い。例えば、本考案の例示的な実施形態は、パイプのつなぎ目のタック溶接のために使用されることができ、そして磁気的又は電気的なアーク干渉又は磁気吹きの発生がほとんどないか又は全く伴わずに、少なくとも10m/分の溶接速度を達成することができる。本考案の実施形態は、タック溶接用途だけの使用に限定されず、追加的な溶接用途のためにも使用されることができる。
図3に示される実施形態において、各波形301及び310は、同一のパルス幅及び最大振幅を有し、最大パルス幅及びバックグラウンド継続時間は同一の時間を有している。しかしながら、他の実施形態において、波形のこれらの政情は異なるものであり得る。
図4は、複数の波形が異なるパラメータを有する、更なる例示的な波形401及び410を表す。そのような本考案の実施形態は、それぞれのワイヤ107及び111が異なる場合に使用され得る。いくつかの例示的な実施形態において、ワイヤ107及び111は異なる直径及び/又は組成を有し得る。例えば、先行ワイヤ107は第一の直径を有し、第二のワイヤ111は第一の直径よりも小さな第二の直径を有してもよい。いくつかの実施形態において、直径は、所望の溶着速度及び/又は溶接溶け込みを達成するように選択される。ワイヤの直径が異なる大抵の実施形態において、先行ワイヤ107の方がより大きな直径を有する。しかしながら、常にこのような構成である必要はない。同様に、本考案のいくつかの実施形態において、ワイヤ107及び111の化学的性質は、最適な溶接の化学的性質を達成するために異なっていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、先行ワイヤ107は第一の化学的性質を有してもよく、一方で追行ワイヤ111は第二の化学的性質を有して、混合された場合に結果として生じる溶接が所望の化学的性質を有するようにしてもよい。その上、いくつかの実施形態において、ワイヤ107及び111は異なる給送速度で溶接接合部に給送されてもよい。
ワイヤ107及び111は寸法、化学的性質及びワイヤ給送速度が異なり得るため、各ワイヤに関して使用されるそれぞれの波形は異なり得る。そのような波形は図4に示される。追行波形410は、先行波形に関するパルス403の最大値よりも小さな最大電流レベルを持つパルス413を有する。図はまた、前記の波形のバックグラウンド(それぞれ、405及び415)に関する電流レベルが異なることを示す。さらに、先行波形パルス403のパルス幅PW1は、追行波形410のパルス413のパルス幅PW2よりも継続時間が長い。他の例示的な実施形態において、パルス幅PW2はパルス幅PW1よりも継続時間が長くてもよい。図4はまた、追行波形410パルス413は、先行波形401がそのバックグラウンドレベル405に到達した後の時間Tで開始することを示す。図4に示される実施形態において、追行波形410パルス413は、先行波形401のバックグラウンドレベル405の間に開始及び終了する。他の例示的な実施形態においては、このような制御でなくともよい。例えば、追行パルス413は、(図2に示されるものと同様に)先行パルス403が開始すると同時に終了してもよい。それぞれの波形401及び410の特質は、それぞれのワイヤ107及び111を溶接するために選択されるべきである。
上述したように、それぞれの接地点A及びBは、溶接中に加工対象物Wの遠位側の端部又は端部近傍に配置される。この構成は、図1に概略的に示され、図5においても表されている。図5は、溶接接合部の進行方向WJに概して一直線に配置された接地点A及びBを有する、代表的な加工対象物Wを表す。すなわち、複数の接地点は、溶接接合部の進行方向WJと共線的である。しかしながら、他の例示的な実施形態において、複数の接地点のうちの少なくとも一つが溶接接合部の進行方向WJと共線的に配置されず、ある程度オフセットされている(ずれている)。いくつかの溶接加工対象物Wは共線的な接地点配置を許さず、そのため、複数の接地点は他の位置に配置され得ることが認識される。したがって、いくつかの実施形態において、接地点A及びBが溶接接合部の進行方向WJと共線的であることが必要ではなく、少なくとも一つの接地点がオフセットされている。この配置により、接地点A及びBが、溶接中のアーク干渉を最小化するために互いに十分に異なる位置に電流経路11及び12を提供するように配置されている。図5に示される実施形態において、接地点B’は、溶接接合部の進行方向WJに対して、第一の接地点Aと第二の接地点Bとの間に角度θが存在するように、溶接接合部WJから直線を外れて配置される。すなわち、接地点A及びBの両方が溶接接合部の進行方向WJ内に共線的に配置された場合、角度θは180度である。例示的な実施形態において、その角度は135度から225度の範囲内であり、他の例示的な実施形態において、その角度は155度から205度の範囲内である。上記のような角度を備えて、接地電流経路11及び12は十分に異なる。これらの溶接接合部が直線でない実施形態において、溶接接合部の進行方向WJは、溶接接合部の長さに渡って平均の進行方向であることが留意されるべきである。
図3及び4はDC溶接波形として例示的な波形を表したが、本考案はこの点で限定されず、パルス波形はACであってもよいことが留意されるべきである。
また、シールドガスの形をとり得るシールドの使用は、図1及び2のいずれにも図示されていないことが留意されるべきである。いくつかの実施形態において、使用されるシールドガスは100%の二酸化炭素であってもよい。シールドは、そのような溶接作業へシールドを供給する既知の方法を使用されて供給され得る。例えは、少なくとも一つのシールドガスノズル(図示なし)が、図2のトーチ106及び110に隣接して配置され、溶接アーク201及び203及び溶融池が大気から十分に遮蔽(シールド)されるようにしてもよい。
本明細書において記述された例示的な実施形態は、埋れアーク溶接プロセスのために使用され得る。埋れアーク溶接プロセスは、サブマージアーク溶接のようなフラッククスシールドの使用とは対照的に、シールドガスを使用するオープンアーク溶接プロセスであることが知られている。さらに、本考案の例示的な実施形態は、タック溶接、より具体的にはパイプの継ぎ目のタック溶接及びその他の大型の工業的継ぎ目溶接用途のために使用され得る。
本考案はその例示的な実施形態を参照して具体的に示されかつ記述されたが、本考案は、これらの実施形態に限定されない。本考案の精神及び続く特許請求の範囲によって規定される範囲から逸脱することなく、本考案に様々な形式及び詳細の変更がなされ得ることが当業者に理解されるであろう。
100 溶接システム 401 波形
101 溶接電源 403 パルス
101’ 電源 405 波形
103 溶接電源 410 波形
103’ 電源 413 パルス
105 ワイヤ給送機構 415 波形
106 トーチ
107 フィラーワイヤ A 接地点
109 ワイヤ給送機構 B 接地点
110 トーチ B’ 接地点
111 フィラーワイヤ D 距離
113 接地スイッチ 11 電流経路
115 システム制御部 I2 電流経路
201 溶接アーク201 L 電流レベル
203 溶接アーク201 PW1 パルス幅
301 波形 PW2 パルス幅
303 最大 T 時間
305 バックグラウンドレベル W 加工対象物W
310 波形 WJ 溶接接合部の進行方向
313 最大 Z 点
315 バックグラウンドレベル α 角度
β 角度
φ 角度
θ 角度

Claims (8)

  1. 溶接システムであって、
    先行電極に電気的に結合された少なくとも一つの先行電源であり、前記先行電源は、第一の溶接波形を前記先行電極に提供し、オープンアーク溶接プロセスを用いて前記先行電極を溶接接合部内に溶着させ、前記第一の溶接波形は、最大電流レベル持つ複数のパルスを含む、先行電源、及び
    追行電極に電気的に結合された少なくとも一つの追行電源であり、前記追行電源は、第二の溶接波形を前記追行電極に提供し、オープンアーク溶接プロセスを用いて前記追行電極を溶接接合部内に溶着させ、前記第二の溶接波形は、最大電流レベル持つ複数のパルスを含む、追行電源、を有し、
    前記第一の溶接波形の前記パルスの前記最大電流と前記第二の溶接波形の前記パルスの前記最大電流の位相がずれるように、前記第一の溶接波形及び前記第二の溶接波形の少なくとも一方が制御される、
    溶接システム。
  2. 前記先行電極及び前記追行電極の各々は、共通の溶融池内に溶着させて、溶接接合部を形成する、請求項1記載の溶接システム。
  3. 前記先行電極は、溶接の間、前記溶接接合部への垂線に対して0度から−20度の範囲の角度に置かれ、又は
    前記追行電極は、溶接の間、前記溶接接合部への垂線に対して0度から30度の範囲の角度に置かれ、又は
    前記先行電極は、溶接の間、前記溶接接合部への垂線に対して−3度から−15度の範囲の角度に置かれ、かつ、前記追行電極は、前記垂線に対して8度から20度の範囲の角度に置かれる、
    請求項1又は請求項2記載の溶接システム。
  4. 前記先行電極と前記追行電極との間の距離は、溶接の間、6mmから50mmの範囲内である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の溶接システム。
  5. 前記第一の溶接波形及び前記第二の溶接波形は、180度の差で位相がずれており、又は
    前記第一の溶接波形及び前記第二の溶接波形は、180度から−20度の差で位相がずれている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の溶接システム。
  6. 前記第一の溶接波形の前記最大電流レベルの、振幅及び持続時間の少なくとも一方は、前記第二の溶接波形の前記最大電流レベルの、振幅及び持続時間と異なる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の溶接システム。
  7. 前記第一の溶接波形は、前記第一の溶接波形の前記複数のパルスの間にバックグラウンド部分を更に有し、前記第二の溶接波形は、前記第二の溶接波形の前記複数のパルスの間にバックグラウンド部分を更に有し、
    前記第一の溶接波形及び前記第二の溶接波形の少なくとも一方について、前記複数のパルスのそれぞれの最大電流レベルは、完全に前記第一の溶接波形及び前記第二の溶接波形の他方のバックグラウンド部分の間に生じる、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の溶接システム。
  8. 前記オープンアーク溶接プロセスは、タック溶接プロセスである、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の溶接システム。
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