JP3195695U - 複合式濾過ポット - Google Patents
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Abstract
【課題】水中の不純物・微生物を効果的に取り除くとともに、水質を活性化する効果を備えた、複合式濾過ポットを提供する。【解決手段】ポット1と、濾水容器2と、上層フィルター3と、下層フィルター4とからなる。濾水容器2は、ポット1上部に設けられる。上層フィルター3は濾水容器2内に設けられ、下層フィルター4は濾水容器2外に設けられるとともにポット1内に位置し、更に上層フィルター3と下層フィルター4は連通するように結合される。以上の構造により、液体が濾水容器2に入れられた時、水は、まず上層フィルター3によって第一段階の濾過が行われた後、下層フィルター4に流入し、更に液体は、下層フィルター4によって第二段階の濾過が行われ、最後にポット1内に入る。これにより、液体は、上層フィルター3・下層フィルター4によって多段階で濾過される。【選択図】図1
Description
本考案は、複合式濾過ポットに関し、特に上層・下層フィルターによって液体を多段階で濾過することができる、複合式濾過ポットに関する。
一般家庭で用いられる水道水は、砂・細菌・藻類・重金属等の不純物を含んでおり、適切な処理や濾過等を施さずに長期飲用した場合、人の健康に悪影響を及ぼしやすい。しかし、一般家庭の使用者が水道水を濾過するしようとする時、多くは濾過装置を一通り揃える方法をとり、専門のスタッフが取り付けを行う必要がある。また、固定設置と管接続のため自由に動かすことができず、家庭内でしか使用できない。濾過装置は設置費用が高く、定期的にフィルターを交換する手間もかかる。これらは、いずれも従来の濾過装置における欠点である。
そこで、本考案は、上層・下層フィルターによって液体を多段階で濾過することができる、複合式濾過ポットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案は、ポットと、濾水容器と、上層フィルターと、下層フィルターとからなる。濾水容器は、ポットの上部に設けられる。上層フィルターは、濾水容器内に設けられるとともに、上層フィルター内部には複数のフィルター材が設けられる。下層フィルターは、濾水容器外に設けられるとともにポット内に位置し、且つ下層フィルター内部には複数のフィルター材が設けられる。また、上層フィルターと下層フィルターは、互いに連通するよう結合される。以上の構造により、液体(例:水)が濾水容器に入れられた時、液体は、まず上層フィルターによって第一段階の濾過が行われた後、下層フィルターに流入し、更に液体は、下層フィルターによって第二段階の濾過が行われる。同時に、下層フィルター内に設けられた特殊内部カップに、例えばアルカリ石・マグネシウム・バイオ石…等の各種素材によるフィルター材を予め入れるとともに、フィルター材を溶解活性化させておく。最後に液体は、ポット内に流入する。以上により、液体は、上層フィルター・下層フィルターによって、多段階で濾過される。
以上の構造によってなる本考案は、水中の不純物・微生物を効果的に濾過して取り除くとともに、水質を活性化するという効果を得ることができる。
(実施例1)
図1〜6を参照する。本考案の複合式濾過ポットは、ポット1と、濾水容器2と、上層フィルター3と、下層フィルター4とからなる。
図1〜6を参照する。本考案の複合式濾過ポットは、ポット1と、濾水容器2と、上層フィルター3と、下層フィルター4とからなる。
ポット1には、第一スペース10が設けられ、第一スペース10とポット1頂部が接する位置には第一開口11が設けられる。
濾水容器2は、ポット1の第一スペース10内に設けられるとともにポット1の第一開口11と接し、且つ濾水容器2はポット1の上部に位置する。また濾水容器2には、第二スペース20が設けられ、第二スペース20と濾水容器2頂部が接する位置には第二開口21が設けられ、第二開口21周縁には結合部22が設けられる。結合部22がポット1の第一開口11周縁に係止されることにより、濾水容器2はポット1上部に固定される。更に濾水容器2の底部には、第一穿孔23が設けられる。
上層フィルター3は、濾水容器2の第二スペース20内に設けられる。また上層フィルター3は、第一ケース体31と、第二ケース体32と、少なくとも一つの第一フィルター材33と、少なくとも一つの第二フィルター材34と、少なくとも一つの第三フィルター材35と、密封ガスケット36とからなる。
上述した第一ケース体31は、外部に複数の第二穿孔311が設けられ、底部に第三穿孔312が設けられる。更に第一ケース体31における第三穿孔312周縁には、延伸した形状の第一接続部313が設けられる。第一接続部313は、第三穿孔312と連通するとともに、濾水容器2の第一穿孔23に貫設される。
上述した第二ケース体32は、第一ケース体31内部に設けられるとともに、第二ケース体32の外部には複数の第四穿孔321が設けられる。
上述した第一フィルター材33は、第一ケース体31内部における第二ケース体32との間に設けられるとともに、第一フィルター材33は第二ケース体32を覆い包む。また第一フィルター材33は、カーボンブロックである。
上述した第二フィルター材34は、第二ケース体32内に設けられるとともに、第三穿孔312の位置と対応する。
上述した第三フィルター材35は、第一ケース体31内部底面と第二ケース体32の間に設けられるとともに、第三穿孔312の位置と対応する。また第三フィルター材35は、不織布である。
上述した密封ガスケット36は、第一ケース体31の第一接続部313外部に被せられる。
下層フィルター4は、上層フィルター3と連通するように結合されるとともに、濾水容器2外部底部に設けられ、且つポット1の第一スペース10内に位置する。また下層フィルター4は、第三ケース体41と、第五ケース体42と、少なくとも一つの第四フィルター材43と、少なくとも一つの第五フィルター材44と、少なくとも一つの第六フィルター材45と、少なくとも一つの第七フィルター材46と、少なくとも一つの第八フィルター材47とからなる。
上述した第三ケース体41は、底部に複数の第五穿孔411が設けられ、頂部に第二接続部412が凹設され、更に第二接続部412内には第六穿孔413が設けられる。第二接続部412は、上層フィルター3の第一接続部313と結合され、下層フィルター4の第六穿孔413と上層フィルター3の第三穿孔312は互いに連通する。更に、第三ケース体41内部底面には、第四ケース体414が設けられる。第四ケース体414底部と第五穿孔411は連通し、第四ケース体414頂部には第七穿孔415が設けられる。
上述した第五ケース体42は、第三ケース体41内部に設けられるとともに、第五ケース体42頂部には複数の第八穿孔421が設けられ、側辺には第九穿孔422が設けられる。第九穿孔422は、第八穿孔421と隣接するとともに第五ケース体42頂部に近い位置に設けられる。
上述した第四フィルター材43は、第三ケース体41内部における第五ケース体42との間に設けられるとともに、第四フィルター材43は第五ケース体42を覆い包む。また第四フィルター材43は、カーボンブロックである。
上述した第五フィルター材44は、第五ケース体42内部に設けられる。また第五フィルター材44は、マグネシウム・アルカリ石・バイオ陶石の混合物である。
上述した第六フィルター材45は、第三ケース体41内部に設けられるとともに第四ケース体414上方に位置し、且つ第六フィルター材45は第四フィルター材43下方に位置する。また第六フィルター材45は、綿素材である。
上述した第七フィルター材46は、第四ケース体414内部に設けられる。また第七フィルター材46は、バイオセラミックスである。
上述した第八フィルター材47は、第三ケース体41内部に設けられるとともに、第六フィルター材45と第四ケース体414の間のスペースに設けられる。また第八フィルター材47は、マグネシウムである。
上述した濾水容器2は、ポット1の第一開口11に架設されて、ポット1の上部に設けられる。また上層フィルター3は、濾水容器2の第二スペース20内に設けられ、上層フィルター3の第一接続部313は濾水容器2の第一穿孔23に貫設される。更に下層フィルター4は、濾水容器2外部底部に位置するとともに、下層フィルター4の第二接続部412が上層フィルター3の第一接続部313と連通するように結合される。尚、第一接続部313と第二接続部412は、螺合或いは継合等の方法によって固定され、更に密封ガスケット36が第一接続部313外部に嵌められることにより、濾水容器2内部の液体が第一穿孔23から漏れ出ることを防ぐ。
液体(例:水)が濾水容器2に入れられた時、液体は、上層フィルター3の第二穿孔311から上層フィルター3内部へ流入し、第一フィルター材33に浸透して第二ケース体32に至り、第四穿孔321から第二ケース体32内部へ流入し、更に第二フィルター材34・第三フィルター材35に浸透して第三穿孔312まで至り、第三穿孔312から流出する。以上のように液体は、まず上層フィルター3によって第一段階の濾過が行われる。続いて、液体(例:水)は、第三穿孔312から下層フィルター4の第六穿孔413に流入した後、第八穿孔421を経由して第五ケース体42内に流入し、更に第五フィルター材44に浸透して第九穿孔422から流出した後、第四フィルター材43に浸透して第三ケース体41内部に至る。この時、一部の液体は、第六フィルター材45で濾過された後、第七穿孔415から第四ケース体414内に流入し、第七フィルター材46に浸透して第五穿孔411から流出する。また、別の一部の液体は、第六フィルター材45で濾過された後、直接第八フィルター材47に浸透して第五穿孔411から流出する。以上により、液体は、上層フィルター3・下層フィルター4によって濾過されてポット1内に流入する。このように、上層フィルター3・下層フィルター4が液体を多段階で濾過することにより、効果的に水中の不純物・微生物を取除くとともに、水質を活性化する効果が得られる。
液体(例:水)が第五ケース体42内に入っており、且つ後続の水が入れられていない時、第九穿孔422が第五ケース体42頂部近くの高い位置にあるため、一部の液体は第五ケース体42内に残されて、第五ケース体42内の第五フィルター材44に比較的長い時間浸されることになる。このため、第五ケース体42内に残された一部の液体は、分子がより高い活性を備えることになる。また、ポット1を傾けて水を注ぐ時、第五ケース体42内に残された一部の液体(より高い活性を備えている)は、第九穿孔422から溢れ出して、既に濾過された液体と混ざり合う。これにより、既に濾過された液体の活性を高めることができる。
(実施例2)
更に本考案には、蓋体5が設けられる。蓋体5は、濾水容器2の第二開口21に被せられるとともに、蓋体5には開閉蓋51が設けられる。
更に本考案には、蓋体5が設けられる。蓋体5は、濾水容器2の第二開口21に被せられるとともに、蓋体5には開閉蓋51が設けられる。
1 ポット
10 第一スペース
11 第一開口
2 濾水容器
20 第二スペース
21 第二開口
22 結合部
23 第一穿孔
3 上層フィルター
31 第一ケース体
311 第二穿孔
312 第三穿孔
313 第一接続部
32 第二ケース体
321 第四穿孔
33 第一フィルター材
34 第二フィルター材
35 第三フィルター材
36 密封ガスケット
4 下層フィルター
41 第三ケース体
411 第五穿孔
412 第二接続部
413 第六穿孔
414 第四ケース体
415 第七穿孔
42 第五ケース体
421 第八穿孔
422 第九穿孔
43 第四フィルター材
44 第五フィルター材
45 第六フィルター材
46 第七フィルター材
47 第八フィルター材
5 蓋体
51 開閉蓋
10 第一スペース
11 第一開口
2 濾水容器
20 第二スペース
21 第二開口
22 結合部
23 第一穿孔
3 上層フィルター
31 第一ケース体
311 第二穿孔
312 第三穿孔
313 第一接続部
32 第二ケース体
321 第四穿孔
33 第一フィルター材
34 第二フィルター材
35 第三フィルター材
36 密封ガスケット
4 下層フィルター
41 第三ケース体
411 第五穿孔
412 第二接続部
413 第六穿孔
414 第四ケース体
415 第七穿孔
42 第五ケース体
421 第八穿孔
422 第九穿孔
43 第四フィルター材
44 第五フィルター材
45 第六フィルター材
46 第七フィルター材
47 第八フィルター材
5 蓋体
51 開閉蓋
Claims (6)
- ポットと、濾水容器と、上層フィルターと、下層フィルターとからなる複合式濾過ポットであって、
前記ポットには、第一スペースが設けられ、
前記第一スペースと前記ポット頂部が接する位置には、第一開口が設けられ、
前記濾水容器は、前記ポットの第一スペース内に設けられるとともに前記第一開口と接し、且つ前記濾水容器には第二スペースが設けられ、
前記第二スペースと前記濾水容器頂部が接する位置には、第二開口が設けられ、
更に前記濾水容器の底部には、第一穿孔が設けられ、
前記上層フィルターは、前記濾水容器の第二スペース内に設けられるとともに、前記上層フィルターには、第一ケース体が設けられ、
前記第一ケース体は、外部に複数の第二穿孔が設けられるとともに、前記第一ケース体底部には第三穿孔が設けられ、且つ前記第一ケース体の前記第三穿孔周縁には、延伸した形状の第一接続部が設けられ、
前記第一接続部は、前記第三穿孔と連通するとともに、前記濾水容器の第一穿孔に貫設され、
前記下層フィルターは、前記上層フィルターと連通するように結合されるとともに前記ポットの第一スペース内に設けられ、且つ前記下層フィルターには第三ケース体が設けられ、
前記第三ケース体は、底部に複数の第五穿孔が設けられるとともに、前記第三ケース体頂部には第二接続部が凹設され、
前記第二接続部内には、第六穿孔が設けられ、
更に前記下層フィルターは、前記濾水容器の外部底面に設けられるとともに、前記第二接続部によって前記上層フィルターの第一接続部と互いに結合され、且つ前記上層フィルターの第三穿孔と前記下層フィルターの第六穿孔は互いに連通することを特徴とする、複合式濾過ポット。 - 前記濾水容器における前記第二開口周縁には、結合部が設けられ、
前記結合部は、前記ポットの第一開口周縁に係止されることを特徴とする、請求項1に記載の複合式濾過ポット。 - 更に前記上層フィルターは、第二ケース体と、少なくとも一つの第一フィルター材と、少なくとも一つの第二フィルター材と、少なくとも一つの第三フィルター材と、密封ガスケットとからなり、
前記第二ケース体は、前記第一ケース体内部に設けられるとともに、前記第二ケース体外部には複数の第四穿孔が設けられ、
前記第一フィルター材は、前記第一ケース体内部における前記第二ケース体との間に設けられるとともに、前記第一フィルター材は前記第二ケース体を覆い包み、
前記第二フィルター材は、前記第二ケース体内に設けられるとともに、前記第三穿孔と対応する位置に設けられ、
前記第三フィルター材は、前記第一ケース体内部底面と前記第二ケース体との間に設けられるとともに、前記第三穿孔と対応する位置に設けられ、
前記密封ガスケットは、前記第一ケース体の第一接続部外部に嵌められることを特徴とする、請求項1に記載の複合式濾過ポット。 - 前記第三ケース体の内部底面には、更に第四ケース体が設けられ、
前記第四ケース体は、底部が前記第五穿孔と連通するとともに、前記第四ケース体頂部には第七穿孔が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の複合式濾過ポット。 - 更に前記下層フィルターは、第五ケース体と、少なくとも一つの第四フィルター材と、少なくとも一つの第五フィルター材と、少なくとも一つの第六フィルター材と、少なくとも一つの第七フィルター材と、少なくとも一つの第八フィルター材とからなり、
前記第五ケース体は、前記第三ケース体内部に設けられるとともに、前記第五ケース体頂部には複数の第八穿孔が設けられ、前記第五ケース体側辺には第九穿孔が設けられ、
前記第四フィルター材は、前記第三ケース体内部における前記第五ケース体との間に設けられるとともに、前記第四フィルター材は前記第五ケース体を覆い包み、
前記第五フィルター材は、前記第五ケース体内部に設けられ、
前記第六フィルター材は、前記第三ケース体内部に設けられるとともに、前記第六フィルター材は前記第四フィルター材下方と前記第四ケース体上方の間に位置し、
前記第七フィルター材は、前記第四ケース体内部に設けられ、
前記第八フィルター材は、前記第三ケース体内部に設けられるとともに、前記第八フィルター材は前記第六フィルター材と第四ケース体との間のスペースに位置することを特徴とする、請求項4に記載の複合式濾過ポット。 - 前記第九穿孔は、前記第八穿孔と隣接するとともに、前記第五ケース体頂部に近い位置に設けられることを特徴とする、請求項5に記載の複合式濾過ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006091U JP3195695U (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 複合式濾過ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006091U JP3195695U (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 複合式濾過ポット |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3195695U true JP3195695U (ja) | 2015-01-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014006091U Expired - Fee Related JP3195695U (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 複合式濾過ポット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3195695U (ja) |
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2014
- 2014-11-17 JP JP2014006091U patent/JP3195695U/ja not_active Expired - Fee Related
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