JP3195693U - 土嚢収容ケース - Google Patents

土嚢収容ケース Download PDF

Info

Publication number
JP3195693U
JP3195693U JP2014006086U JP2014006086U JP3195693U JP 3195693 U JP3195693 U JP 3195693U JP 2014006086 U JP2014006086 U JP 2014006086U JP 2014006086 U JP2014006086 U JP 2014006086U JP 3195693 U JP3195693 U JP 3195693U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sandbag
mesh member
hexahedron
polyhedron
mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014006086U
Other languages
English (en)
Inventor
杉山 修
杉山  修
Original Assignee
有限会社スギヤマ製作
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社スギヤマ製作 filed Critical 有限会社スギヤマ製作
Priority to JP2014006086U priority Critical patent/JP3195693U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3195693U publication Critical patent/JP3195693U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

【課題】構造簡素、かつ土嚢の取り出しに不慣れな人々にとって簡易に使用でき、土嚢の取り出し作業性が良く、しかも設置スペースを可及的に狭小化できる土嚢収容ケースを提供する。【解決手段】 六面体101からなり、六面体101の各面が網部材により形成され、六面体101の内部に多数の土嚢を収容する土嚢収容ケース100において、六面体101の正面に設けられる正面網部材20が該正面の下寄りの一部だけを閉鎖し、該正面の残部は常時開放するとともに、六面体101の上面に設けられる上面網部材50が開閉可能にされてなるもの。【選択図】図1

Description

本考案は土嚢収容ケースに関する。
近時、短い時間に狭い地域で降る豪雨が増えており、各地域に床下浸水や床上浸水等の被害を生じている。浸水等のおそれがある場合、土嚢を用いて迅速に対応すれば、被害を少なくすることができる。そこで、地域の人々に土嚢を提供する土嚢置場が各地域に用意されている。
土嚢置場では、多数の土嚢を収容した土嚢収容ケースが設置され、大雨の予報が出たときや急に激しい雨が降り始めたときに、人々が自らの判断で土嚢を取り出して使えるようにしている。
従来、土嚢収容ケースとしては、例えば特許文献1に記載の如くのゴミ収集ケースが転用されている。この土嚢収容ケースは、六面体からなり、六面体の正面、両側面、背面、及び上面の各面を形成する網部材が互いに回動可能に接合されたものである。この六面体は正面を閉鎖する上側正面網部材と下側正面網部材を有しており、上側正面網部材を下側正面網部材の上縁部に対して閉鎖位置から手前側に回動させてその正面の上半部を開放可能にしている。また、六面体は上面を閉鎖する上面網部材を有しており、上面網部材を六面体の背面に設けられている背面網部材の上縁部に対して閉鎖位置から上側に回動させてその上面を開放可能にしている。上側正面網部材により正面の上半部を開放し、かつ上面網部材により上面を開放することで、土嚢を取り出しできる。
特開2002-211701号公報
従来の土嚢収容ケースには以下の問題点がある。
(1)土嚢の取り出し時に、上側正面網部材により六面体の正面の上半部を開放するために、上側正面部材を下側正面部材に対して手前側に回動させる必要がある。上側正面網部材は、正面の閉鎖時には、下側正面網部材に対して自由に回動して手前側に倒れることのないように、ロック機構の如くの機械的構造によってその閉鎖位置に固定化されるようになっている。従って、正面の開放時には、上側正面網部材がいきなり手前側に倒れてこないように上側正面網部材を押さえながらロック機構を解除するとともに、上側正面網部材がその後ゆっくりと手前側に倒すように上側正面網部材に手を掛け続ける必要がある。即ち、構造複雑、かつ土嚢の取り出しに不慣れな人々にとって極めて煩雑で取り出し作業性が悪い。
また、土嚢収容ケースの前面側に上側正面網部材の回動半径スペースが必要になり、その分だけ設置スペースは大きくなる。
(2)土嚢の取り出し時に、上面網部材により六面体の上面を開放するために、上面網部材を背面網部材の上縁部に対して上側に回動させ、この上面網部材をその開放位置にて確実に停留させておく必要がある。即ち、構造複雑、かつ土嚢の取り出しに不慣れな人々にとって極めて煩雑で取り出し作業性が悪い。
また、土嚢収容ケースの背面側に上面網部材の回動後の停留スペースを確保する必要があり、その分だけ設置スペースが大きくなる。
本考案の課題は、構造簡素、かつ土嚢の取り出しに不慣れな人々にとって簡易に使用でき、土嚢の取り出し作業性が良く、しかも設置スペースを可及的に狭小化できる土嚢収容ケースを提供することにある。
請求項1に係る考案は、多面体からなり、多面体の各面が網部材により形成され、多面体の内部に多数の土嚢を収容する土嚢収容ケースにおいて、多面体の正面に設けられる正面網部材が該正面の下寄りの一部だけを閉鎖し、該正面の残部は常時開放するとともに、多面体の上面に設けられる上面網部材が開閉可能にされてなるようにしたものである。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案において更に、前記上面網部材が多面体の上面から常時分離可能に、多面体の他の部材に対して非連結状態で上から載置されてなるようにしたものである。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に係る考案において更に、前記多面体の底面に設けられる底面網部材が地面に接する脚部を下面に備え、底面網部材と地面との間に空隙を介してなるようにしたものである。
請求項4に係る考案は、請求項1〜3のいずれかに係る考案において更に、前記多面体の各面を形成する網部材が互いに分解可能に接合されてなるようにしたものである。
請求項5に係る考案は、請求項1〜4のいずれかに係る考案において更に、前記底面網部材の上に底板を敷設し、前記土嚢を該底板の上に積載可能にしてなるようにしたものである。
請求項6に係る考案は、請求項1〜5のいずれかに係る考案において更に、前記多面体の外周に着脱されるカバーを有してなるようにしたものである。
請求項7に係る考案は、請求項1〜6のいずれかに係る考案において更に、前記多面体が六面体をなし、六面体の各面を形成する底面網部材、正面網部材、両側の側面網部材、背面網部材、及び上面網部材の各網部材を互いに組立てて構成されてなるようにしたものである。
(請求項1、2、7)
(a)土嚢収容ケースは、六面体等の多面体の正面に設けられる正面網部材が該正面の下寄りの一部だけを閉鎖し、該正面の残部は常時開放するとともに、多面体の上面に設けられる上面網部材が開閉可能にされる。従って、土嚢収容ケースの前面部に立ち、又は土嚢収容ケースの中に入った使用者は、土嚢収容ケースの内部の土嚢を多面体の正面の上半部の常時開放部及び上面網部材による多面体の上面の開放部から、容易に取り出しできる。
このとき、多面体の正面は、常時開放されていて、使用者に格別な開放操作を必要としない。
(b)土嚢収容ケースの上面網部材は多面体の上面から常時分離可能に、多面体の他の部材に対して非連結状態で上から載置される。従って、土嚢収容ケースの使用者は上面網部材を多面体の上面から単に取り除き、多面体の周辺の空きスペースに単に仮置きするだけで、多面体の上面を直ちに開放できる。
(c)上述(a)、(b)により、土嚢収容ケースは、多面体の正面や上面の開放に伴う複雑な機械的構造を必要とせず、構造簡素になるし、土嚢の取り出しに不慣れな人々でも簡易に使用でき、土嚢の取り出し作業性が良い。
また、土嚢収容ケースの設置スペースも上記正面、更には上面の開放に伴う余分なスペースを必要とせず、可及的に狭小化できる。
(請求項3)
(d)土嚢収容ケースの底面網部材が地面に接する脚部を下面に備え、底面網部材と地面との間に空隙を介する。これにより、土嚢が底面網部材の上に載置されるだけでなく、地面との間に底面網部材及びその下の空隙を介するものになり、土嚢の劣化を防ぐことができる。
(請求項4)
(e)土嚢収容ケースは、多面体の各面を形成する網部材が互いに分解可能に接合される。これにより、土嚢収容ケースの製造元から使用先への各部材の運搬性を向上できる。
(請求項5)
(f)土嚢収容ケースの底面網部材の上に底板を敷設し、土嚢を該底板の上に積載可能にする。底面網部材が網目状をなすものの、その上に敷いた底板の上に土嚢を積載することで、土嚢の破損を防ぐことができる。
(請求項6)
(g)土嚢収容ケースは、多面体の外周に着脱されるカバーを有する。これにより、土嚢収容ケースに収容された土嚢が直射日光や雨等にさらされて劣化するのを防ぐことができる。
図1は実施例1の土嚢収容ケースを示す斜視図である。 図2は土嚢収容ケースを示す正面図である。 図3は土嚢収容ケースを示す背面図である。 図4は土嚢収容ケースを示す平面図である。 図5は土嚢収容ケースを示す側面図である。 図6は土嚢収容ケースの各網部材を分解して示す斜視図である。 図7は上面網部材を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図8は土嚢収容ケースに底板を敷設した状態を示す斜視図である。 図9は土嚢収容ケースの使用状態を示す模式図である。 図10は実施例2の土嚢収容ケースを示す正面図である。 図11は実施例3の土嚢収容ケースを示す正面図である。 図12は実施例4の土嚢収容ケースを示し、(A)は正面図、(B)は上面網部材を取外して示す平面図である。
(実施例1)(図1〜図9)
実施例1の土嚢収容ケース100は、地域に定めた土嚢置場等に設置され、地域の人々に提供される多数の土嚢1を収容する。土嚢1は、麻袋、ポリエチレン製布袋等に土砂を詰めて構成されたものである。
土嚢収容ケース100は、図1〜図5に示す如く、箱状多面体、本実施例では六面体101からなり、六面体101の各面を形成する底面網部材10、正面網部材20、左右両側の側面網部材30、30、背面網部材40、及び上面網部材50の各網部材を互いに組立てて構成される。上面網部材50を除く各網部材10、20、30、40はボルト接合されて箱状の六面体101を形成し、上面網部材50は、後述する如くに、六面体101の上面に分離可能に載置される。但し、上面網部材50は、六面体101の背面網部材40(又は側面網部材30)の上縁部にヒンジ結合され、開閉可能にされても良い。
底面網部材10は、図6に示す如く、枠11と網12からなる。枠11は、例えば4本の等辺山形鋼が四角枠状をなすように溶接されて形成される。底面網部材10は、枠11の左右方向長を3等分する2位置に各1本のつなぎ板11Aを設け、各つなぎ板11Aの両端部が六面体101内で水平配置される枠11の前後の各山形鋼の水平辺の先端エッジに突き合せ溶接される。網12は、ワイヤーメッシュからなり、ワイヤーメッシュの縦線と横線は各つなぎ板11Aの上に載置されて延在されるとともに、それらの各端部が六面体101内で水平配置される枠11の前後と左右の各山形鋼の水平辺の上面に溶接される。底面網部材10は、六面体101内で水平配置される枠11の前後の各山形鋼の水平辺の下側面の軸方向複数位置及び各つなぎ板11Aの下側面の軸方向中央位置(本実施例では全10位置)に山形鋼製脚部13を備える。脚部13は、土嚢収容ケース101が地面に設置されたとき、底面網部材10と地面との間に空隙を介するものとなる。
正面網部材20は、図6に示す如く、枠21と網22からなる。正面網部材20は、後述する如くに、六面体101の正面の下半部だけに設けられる。枠21は、例えば4本の等辺山形鋼が四角枠状をなすように溶接されて形成される。網22は、ワイヤーメッシュからなり、ワイヤーメッシュの縦線と横線の各端部が六面体101内で鉛直配置される枠21の上下と左右の各山形鋼の鉛直辺の内側面に溶接される。
各側面網部材30は、図6に示す如く、枠31と網32からなる。枠31は、例えば4本の等辺山形鋼が四角枠状をなすように溶接されて形成される。網32は、ワイヤーメッシュからなり、ワイヤーメッシュの縦線と横線の各端部が六面体101内で鉛直配置される枠31の上下と前後の各山形鋼の鉛直辺の外側面に溶接される。
背面網部材40は、図6に示す如く、枠41と網42からなる。枠41は、例えば4本の等辺山形鋼が四角枠状をなすように溶接されて形成される。網42は、ワイヤーメッシュからなり、ワイヤーメッシュの縦線と横線の各端部が六面体101内で鉛直配置される枠41の上下と左右の各山形鋼の鉛直辺の外側面に溶接される。
土嚢収容ケース100は、六面体101の上面の前後に並び置かれる2枚の上面網部材50、50を有する。各上面網部材50は、図7に示す如く、枠51と網52と左右の載せ板53からなる。枠51は、例えば前後2本の等辺山形鋼と左右2本の平板材(この平板材は左右の載せ板53として兼用される)が四角枠状をなすように溶接されて形成される。網52は、ワイヤーメッシュからなり、ワイヤーメッシュの縦線と横線の各端部が六面体101の上面に水平配置される枠51の前後の各山形鋼の水平辺の下側面と左右の平板材の下側面に溶接される。載せ板53は、六面体101の上面に水平配置される枠51の前後の各山形鋼の両端部における水平辺の上面に板幅の一部が溶接され、板幅の残部が外方に突き出る突出舌片53Aとされる。
土嚢収容ケース100の六面体101において、底面網部材10の網12を形成するワイヤーメッシュの線径は、他の各網部材20、30、40、50の各網22、32、42、52を形成するワイヤーメッシュの線径より太径とされる。
次に、土嚢収納ケースの組立手順の一例について説明する。
(1)底面網部材10の左右両側に側面網部材30を配置し、各側面網部材30における枠31の下枠材を、底面網部材10における枠11の左枠材と右枠材にボルト締結する(図5に示したボルト30A参照)。ボルト30Aは枠11の左右の枠材に設けためねじに螺着される(ナットを用いても可)。
(2)底面枠部材10における枠11の前枠材の上に正面網部材20における枠21の下枠材を載せるとともに、正面網部材20における枠21を左右の各側面網部材30における枠31の前枠材によって挟み込む。そして、各側面網部材30における枠31の前枠材を、正面網部材20における枠21の左右の枠材にボルト締結する(図5に示したボルト30B参照)。ボルト30Bは枠11の左右の枠材に設けためねじに螺着される(ナットを用いても可)。
(3)底面網部材10における枠11の後枠材の背面側と、左右の各側面網部材30における枠31の後枠材の背面側に背面網部材40を配置する。そして、背面網部材40における枠41の下枠材を、底面網部材10における枠11の後枠材にボルト締結する(図3に示したボルト40A参照)とともに、枠41の左右の枠材を、左右の各側面網部材30における枠31の後枠材にボルト締結する(図3に示したボルト40B参照)。ボルト40Aは枠11の後枠材に設けためねじに螺着される(ナットを用いても可)。ボルト40Bは枠31の後枠材に設けためねじに螺着される(ナットを用いても可)。
上述(1)〜(3)により、各網部材10、20、30、40がボルト接合された箱状の六面体101が形成される。
(4)上述(1)〜(3)により形成された六面体101の上面の前後2位置に2枚の上面網部材50のそれぞれを並べ置く。各上面網部材50の左右の載せ板53が六面体101において相対する側面網部材30、30における各枠31の上枠材の上に載置される。このとき、各上面網部材50は相対する側面網部材30、30の各枠31がなす対向間隔内に嵌め込まれる。
上述(1)〜(4)により土嚢収容ケース100が構成されるものになる。土嚢収容ケース100は、六面体101の正面に設けられる正面網部材20が該正面の下半部(下端寄りの一部)だけを閉鎖し、該正面の残部(上半部)を常時開放するものになる。
また、土嚢収容ケース100は、六面体101の上面に設けられる2枚の上面網部材50が六面体101の上面から常時分離可能に、六面体101の側面網部材30、背面網部材40等の他の部材に対して非連結状態で上から載置される。即ち、2枚の上面網部材50は、相対する側面網部材30に着脱自在であり、六面体101の上面を開閉自在とするものになる。
これにより、下記(a)〜(c)の作用効果を奏する。
(a)土嚢収容ケース100の前面部に立ち、又は土嚢収容ケース100の中に入った使用者は、土嚢収容ケース100の内部の土嚢を六面体101の正面の上半部の常時開放部102(図1、図9)及び上面網部材50による六面体101の上面の開放部103(図9)から、容易に取り出しできる。
このとき、六面体101の正面は、常時開放されていて、使用者に格別な開放操作を必要としない。
(b)土嚢収容ケース100の使用者は上面網部材50を六面体101の上面から単に取り除き、六面体101の周辺の空きスペースに単に仮置きするだけで、六面体101の上面を直ちに開放できる。
(c)上述(a)、(b)により、土嚢収容ケース100は、六面体101の正面や上面の開放に伴う複雑な機械的構造を必要とせず、構造簡素になるし、土嚢の取り出しに不慣れな人々でも簡易に使用でき、土嚢の取り出し作業性が良い。
また、土嚢収容ケース100の設置スペースも上記正面、更には上面の開放に伴う余分なスペースを必要とせず、可及的に狭小化できる。
また、土嚢収容ケース100は、地面の上に設置されて使用されるとき、六面体101の底面に設けられる底面網部材10が地面に接する脚部13を下面に備え、底面網部材10と地面との間に空隙を介するものになる。
これにより、下記(d)の作用効果を奏する。
(d)土嚢1が底面網部材10の上に載置されるだけでなく、地面との間に底面網部材10及びその下の空隙を介するものになり、土嚢1の劣化を防ぐことができる。
また、土嚢収容ケース100は、六面体101を形成する各網部材10、20、30、40の締結ボルトを取外すことにより、また、上面網部材50を六面体101の上面から分離することにより、それらの網部材を互いに分解できる。
これにより、下記(e)の作用効果を奏する。
(e)土嚢収容ケース100の製造元から使用先への各部材の運搬性を向上できる。
以下、土嚢収容ケース100の使用方法の一例について説明する。
(1)土嚢収容ケース100の使用にあたり、図8に示す如く、底面網部材10の上にベニヤ板等の底板14を敷設し、土嚢1を底板14の上に積載可能にする。
土嚢収容ケース100は、底面網部材10の上の底板14の上に、例えば図9に示す如く、前後方向2個及び左右方向3個の土嚢1を上下に7段積みして収容する。
従って、下記(f)の作用効果を奏する。
(f)底面網部材10が網目状をなすものの、その上に敷いた底板14の上に土嚢1を積載することで、土嚢1の破損を防ぐことができる。
(2)土嚢収容ケース100は、土嚢1を収容した状態で、図9に示す如く、六面体101の外周に着脱される耐候性カバー60を有する。
カバー60は、図9(A)に示す如く、四角状天面部61の4つの外縁のそれぞれに前面部62、左面部63、右面部64及び後面部65(不図示)を連設し、左面部63と右面部64のそれぞれを後面部65の側縁に接合する。前面部62は左面部63と右面部64のそれぞれに対して分離され、かつマジックテープ(登録商標)等を介して着脱可能にされている。
カバー60の前面部62を図9(B)に示す如くにめくり上げ、六面体101の上面に載っている前側の上面網部材50をその後側の上面網部材50の上に載せ替える。そして、カバー60をそれらの上面網部材50の上で図9(C)に示す如くに六面体101の上面に沿う後方側にずらすことで、六面体101内の前側に収容されている土嚢1を取り出しできる。
その後、カバー60の全体を六面体101の周囲から取り外し、2枚の上面網部材50を六面体101の上面から取り除くことで、六面体101内の後側に残留する土嚢1も取り出しできる。このとき、使用者は六面体101の内部の空所に入って土嚢1を取り出し作業することができる。
従って、下記(g)の作用効果を奏する。
(g)カバー60の存在により、土嚢収容ケース100に収容された土嚢1が直射日光や雨等にさらされて劣化するのを防ぐことができる。
(実施例2)(図10)
実施例2の土嚢収容ケース100が、実施例1の土嚢収容ケース100と異なる点は、図10に示す如く、正面網部材20における枠21の左枠材を左側の側面網部材30における枠31の前枠材に対し、蝶番70でヒンジ結合して開閉可能にしたことにある。正面網部材20における枠21の右枠材は、右側の側面網部材30における枠31の前枠材との間に設けた止め具71によって閉鎖位置に保持される。
この土嚢収容ケース100によれば、正面網部材20を蝶番70まわりに回動して六面体101の前面を全面的に開放することで、六面体101内の下端側に位置する土嚢1を容易に取り出しできる。
(実施例3)(図11)
実施例3の土嚢収容ケース100が、実施例1の土嚢収容ケース100と異なる点は、図11に示す如く、正面網部材20を左右の正面網部材20A、20Bに分割し、各正面網部材20A、20Bを左右の側面網部材30のそれぞれに対し、蝶番80A、80Bでヒンジ結合して開閉可能にしたことにある。正面網部材20Aと正面網部材20Bは、両者の相隣る枠材に設けた止め具81によって閉鎖位置に保持される。
この土嚢収容ケース100によれば、正面網部材20A、20Bを蝶番80A、80Bまわりに回動して六面体101の前面を全面的に開放することで、六面体101内の下端側に位置する土嚢1を容易に取り出しできる。
(実施例4)(図12)
実施例4の土嚢収容ケース100が、実施例1の土嚢収容ケース100と異なる点は、図12に示す如く、正面網部材20を左右の側面網部材30の間で上方に抜き取りできるようにしたことにある。正面網部材20における枠21の左枠材と右枠材のそれぞれが、左右の各側面網部材30における枠31の前枠材に設けた前後一対のガイドレール90F、90Rの上方からそれらの間に上下動自在に差し込まれるとともに、枠21の下枠材が底面網部材10における枠11の前枠材の上面に当て止めされる。
この土嚢収容ケース100によれば、正面網部材20を左右の側面網部材30の間から抜き取ることで、六面体101の前面を全面的に開放し、六面体101の下端側に位置する土嚢1を容易に取り出しできる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述したが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本考案に含まれる。例えは、本考案に係る土嚢収容ケースは、網部材により形成された多面体をなすものであれば良く、六面体からなるものに限らない。また、多面体を形成する網部材は、金属からなるものに限らず、プラスチック等からなるものでも良い。
本考案によれば、構造簡素、かつ土嚢の取り出しに不慣れな人々にとって簡易に使用でき、土嚢の取り出し作業性が良く、しかも設置スペースを可及的に狭小化できる土嚢収容ケースを提供できる。
1 土嚢
10 底面網部材
13 脚部
14 底板
20 正面網部材
30 側面網部材
40 背面網部材
50 上面網部材
60 カバー
100 土嚢収容ケース
101 六面体(多面体)
102 正面の常時開放部
103 上面の開放部

Claims (7)

  1. 多面体からなり、多面体の各面が網部材により形成され、多面体の内部に多数の土嚢を収容する土嚢収容ケースにおいて、
    多面体の正面に設けられる正面網部材が該正面の下寄りの一部だけを閉鎖し、該正面の残部は常時開放するとともに、多面体の上面に設けられる上面網部材が開閉可能にされてなることを特徴とする土嚢収容ケース。
  2. 前記上面網部材が多面体の上面から常時分離可能に、多面体の他の部材に対して非連結状態で上から載置されてなる請求項1に記載の土嚢収容ケース。
  3. 前記多面体の底面に設けられる底面網部材が地面に接する脚部を下面に備え、底面網部材と地面との間に空隙を介してなる請求項1又は2に記載の土嚢収容ケース。
  4. 前記多面体の各面を形成する網部材が互いに分解可能に接合されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の土嚢収容ケース。
  5. 前記底面網部材の上に底板を敷設し、前記土嚢を該底板の上に積載可能にしてなる請求項1〜4のいずれかに記載の土嚢収容ケース。
  6. 前記多面体の外周に着脱されるカバーを有してなる請求項1〜5のいずれかに記載の土嚢収容ケース。
  7. 前記多面体が六面体をなし、六面体の各面を形成する底面網部材、正面網部材、両側の側面網部材、背面網部材、及び上面網部材の各網部材を互いに組立てて構成されてなる請求項1〜6のいずれかに記載の土嚢収容ケース。
JP2014006086U 2014-11-14 2014-11-14 土嚢収容ケース Expired - Fee Related JP3195693U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006086U JP3195693U (ja) 2014-11-14 2014-11-14 土嚢収容ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006086U JP3195693U (ja) 2014-11-14 2014-11-14 土嚢収容ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3195693U true JP3195693U (ja) 2015-01-29

Family

ID=52685370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006086U Expired - Fee Related JP3195693U (ja) 2014-11-14 2014-11-14 土嚢収容ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3195693U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10196048B2 (en) Caster capable of removing foreign substance
FR3029177A3 (fr) Récipient palettisé chargé
JP3195693U (ja) 土嚢収容ケース
FR2962587A1 (fr) Bati de couvercle pour conteneur de transport d'assemblage de combustible nucleaire et conteneur de transport pour des assemblages de combustible nucleaire
JP2016089396A (ja) パーテーション構造、パーテーション形成方法、空間区画方法、および区画された空間
US1012606A (en) Trunk.
EP0310518A1 (fr) Coffret de rangement à compartiments de rangement pivotants
US2251753A (en) Portable tool case
US1340047A (en) Toy house
JP3948675B1 (ja) 廃棄物回収容器の蓋
JP2008246118A (ja) デスクにおける上キャビネット装置
EP0015197A1 (fr) Broyeur industriel à ordures ménagères
US20110174570A1 (en) Speaker Cover
FR2791221A1 (fr) Boitier destine a recevoir des modules electriques et/ou electroniques
KR101271185B1 (ko) 선박용 개폐식 사다리
JP2006082711A (ja) 二輪車用車庫
CN211269870U (zh) 一种基于五金家电用收纳装置
JP6495673B2 (ja) デスク
JP7204189B2 (ja) ボックスパレット
FR3094994A1 (fr) Protection des parois moulees
US985230A (en) Seed-corn drier and hanger.
FR2622919A1 (fr) Dispositif de securite contre la chute au travers d'un orifice degage par l'ouverture d'au moins une trappe de fermeture dudit orifice et orifices et trappes auxquels est combine un tel dispositif
FR3102289A1 (fr) Sas de confinement pour une installation nucléaire et installation nucléaire comprenant un tel sas de confinement
US1056801A (en) Vault-head.
BE671084A (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3195693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees