JP3195678U - 液溜め用パッキン付き容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘性液の残量が少なくなっても短時間に粘性液の抽出ができ、しかも、液溜め部の洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる容器を提供する。【解決手段】容器本体1と抽出口付き蓋2との間にある液もれ防止用のパッキンを、中心の穴3をすぼめつつ最終的に立ち上げた液溜め用パッキン4とし、抽出口付き蓋の円周内壁との空間に円周状の液溜め部5を形成した。これにより、液溜め部を抽出口8近くに設けた分、液溜め部から短時間に粘性液の抽出が可能になった。また、容器本体と抽出口付き蓋が螺合しているので、両者によって挟圧されている液溜め用パッキンの取り外しと取り付けが容易であり、取り外してきれいに洗浄できるようになった。【選択図】図1
Description
本考案は、蜂蜜、接着剤、化粧用クリーム液などの比較的粘度の高い粘性液を収容する容器のうち、容器本体と、容器本体の上端口元をふさぎ螺合する抽出口付き蓋とで挟圧されている液もれ防止用のパッキンを有する容器に関するものである。
粘性液の残量が少なくなると、容器底部の粘性液部から抽出口までの距離が遠くなり、抽出するのに時間がかかると言う問題がある。
抽出する時間を短縮するために、粘性液部から抽出口までの距離を短くしようとして、容器本体内の上部内壁から内側斜め上方に向かって円周棚状の液溜め部を設けた容器がある。(例えば、特許文献1参照)
抽出する時間を短縮するために、粘性液部から抽出口までの距離を短くしようとして、容器本体内の上部内壁から内側斜め上方に向かって円周棚状の液溜め部を設けた容器がある。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1の容器では、円周棚状の突起は容器本体と一体となっており、円周棚状の突起の根元部は、洗浄用ブラシが届きにくいので、きれいに洗浄できないという問題が有った。
本考案は以上のような欠点に鑑み、粘性液の残量が少なくなっても短時間に粘性液の抽出ができ、しかも、液溜め部の洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる容器を提供することを目的としている。
本考案は以上のような欠点に鑑み、粘性液の残量が少なくなっても短時間に粘性液の抽出ができ、しかも、液溜め部の洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、容器本体と容器本体の上端口元をふさぎ螺合する抽出口付き蓋とで挟圧されている液もれ防止用のパッキンを有する容器において、前記パッキンの中心の穴をすぼめつつ最終的に立ち上げた上端部に開口部を形成した液溜め用パッキンと、該液溜め用パッキンの中心の穴をすぼめつつ立ち上がる前の低い位置から立ち上がった後の高い位置までにできる円周壁と抽出口付き蓋の円周内壁とで形成された円周溝状の液溜め部とからなる、液溜め用パッキン付き容器とした。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては、次に列挙する効果が得られる。
(1)液溜め部に溜まった粘性液が抽出口近くにあるので、抽出口から遠くにある容器本体内の底部の粘性液よりも短時間に抽出することが出来る。
(2)容器本体と抽出口付き蓋とが螺合となっているので、容器本体と抽出口付き蓋とで挟圧されている液溜め用パッキンの取り外しと取り付けが容易であり、液溜め用パッキンを外しての洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる。
(1)液溜め部に溜まった粘性液が抽出口近くにあるので、抽出口から遠くにある容器本体内の底部の粘性液よりも短時間に抽出することが出来る。
(2)容器本体と抽出口付き蓋とが螺合となっているので、容器本体と抽出口付き蓋とで挟圧されている液溜め用パッキンの取り外しと取り付けが容易であり、液溜め用パッキンを外しての洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる。
以下、図面に示す実施の形態により、本考案を詳細に説明する。
図1の本考案の第1の実施の形態において、容器本体1と容器本体1の上端口元をふさぎ螺合する抽出口付き蓋A2とで挟圧されている液もれ防止用のパッキンを有する容器において、前記パッキンの中心の穴をすぼめつつ最終的に立ち上げた上端部に開口部3を形成した液溜め用パッキンA4と、該液溜め用パッキンA4の中心の穴をすぼめつつ立ち上がる前の低い位置から立ち上がった後の高い位置までにできる円周壁と抽出口付き蓋A2の円周内壁とで形成された円周溝状の液溜め部5とからなる液溜め用パッキン付き容器とした。
本考案は以上のような構成で、これを使用するときは、キャップ6を取り外してから容器本体1を持って逆さまにすれば、容器本体内の粘性液7は液溜め用パッキンA4のすぼめた開口部3を通って抽出口8部に集まる。
しかる後に、容器本体1の胴部をへこませば、粘性液7を抽出することが出来る。
抽出口8を上に向けて立てて戻すときに、抽出口8部に残っていた粘性液7は、抽出口付き蓋A2の内壁面を伝わって降り、液溜め部5に自動的に溜まる。
以後使用するときは、この液溜め部5に溜まった粘性液が抽出口8近くにあるので、抽出口8から遠くにある容器本体1内の底部の粘性液7よりも短時間に抽出することが出来ることになる。
液溜め部5に溜めた粘性液を抽出している間に、容器本体1内の底部に有る粘性液7が液溜め用パッキンA4のすぼめた開口部3を通って抽出口8部に達するので、途切れることなく必要な抽出量を得ることができるし、抽出口8を上に向けて立てて戻すときに、液溜め部5への粘性液の再補充となるから、次回の抽出時も抽出口8から遠くにある容器本体1内の底部の粘性液7よりも短時間に抽出することが出来ることになる。
容器本体1と抽出口付き蓋A2とが螺合となっているので、容器本体1と抽出口付き蓋A2とで挟圧されている液溜め用パッキンA4の取り外しと取り付けが容易であり、液溜め用パッキンA4を外しての洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる。
図1の本考案の第1の実施の形態において、容器本体1と容器本体1の上端口元をふさぎ螺合する抽出口付き蓋A2とで挟圧されている液もれ防止用のパッキンを有する容器において、前記パッキンの中心の穴をすぼめつつ最終的に立ち上げた上端部に開口部3を形成した液溜め用パッキンA4と、該液溜め用パッキンA4の中心の穴をすぼめつつ立ち上がる前の低い位置から立ち上がった後の高い位置までにできる円周壁と抽出口付き蓋A2の円周内壁とで形成された円周溝状の液溜め部5とからなる液溜め用パッキン付き容器とした。
本考案は以上のような構成で、これを使用するときは、キャップ6を取り外してから容器本体1を持って逆さまにすれば、容器本体内の粘性液7は液溜め用パッキンA4のすぼめた開口部3を通って抽出口8部に集まる。
しかる後に、容器本体1の胴部をへこませば、粘性液7を抽出することが出来る。
抽出口8を上に向けて立てて戻すときに、抽出口8部に残っていた粘性液7は、抽出口付き蓋A2の内壁面を伝わって降り、液溜め部5に自動的に溜まる。
以後使用するときは、この液溜め部5に溜まった粘性液が抽出口8近くにあるので、抽出口8から遠くにある容器本体1内の底部の粘性液7よりも短時間に抽出することが出来ることになる。
液溜め部5に溜めた粘性液を抽出している間に、容器本体1内の底部に有る粘性液7が液溜め用パッキンA4のすぼめた開口部3を通って抽出口8部に達するので、途切れることなく必要な抽出量を得ることができるし、抽出口8を上に向けて立てて戻すときに、液溜め部5への粘性液の再補充となるから、次回の抽出時も抽出口8から遠くにある容器本体1内の底部の粘性液7よりも短時間に抽出することが出来ることになる。
容器本体1と抽出口付き蓋A2とが螺合となっているので、容器本体1と抽出口付き蓋A2とで挟圧されている液溜め用パッキンA4の取り外しと取り付けが容易であり、液溜め用パッキンA4を外しての洗浄がしやすく、きれいに洗浄できる。
図2の本考案の第2の実施の形態において、前記考案の第1の実施の形態と主に異なる点は、液溜め用パッキンの中心の穴をすぼめつつ立ち上げる高さを液溜め用パッキンA4よりも高くした液溜め用パッキンB9と、同量高くした抽出口付き蓋B10とした。
これは、粘性液の種類が変わったりして、多量の液溜め量を必要とする容器を新規に製作する場合の第1の対応例である。
これは、粘性液の種類が変わったりして、多量の液溜め量を必要とする容器を新規に製作する場合の第1の対応例である。
図3の本考案の第3の実施の形態において、前記考案の第1および第2の実施の形態と主に異なる点は、液溜め用パッキンの中心の穴をすぼめつつ立ち上げる前に、中心の穴をすぼめつつ容器本体1の口元内に落とし込んだ後に立ち上げた円周凹溝を有した液溜め用パッキンC11とした。
これは、粘性液の種類が変わったりして、多量の液溜め量を必要とする容器を新規に製作する場合の第2の対応例である。
図2の本考案の第2の実施の形態においては液溜め用パッキンB9と抽出口付き蓋B
10のニ部品を新規に製作する必要があったが、この図3の本考案の第3の実施の形態では液溜め用パッキンC11の一部品を新規に製作すればすむので、より安価に製造できる利点がある。
これは、粘性液の種類が変わったりして、多量の液溜め量を必要とする容器を新規に製作する場合の第2の対応例である。
図2の本考案の第2の実施の形態においては液溜め用パッキンB9と抽出口付き蓋B
10のニ部品を新規に製作する必要があったが、この図3の本考案の第3の実施の形態では液溜め用パッキンC11の一部品を新規に製作すればすむので、より安価に製造できる利点がある。
図4の本考案の第4の実施の形態において、前記考案の第1ないし第3の実施の形態と主に異なる点は、前記液溜め用パッキンの容器本体1と抽出口付き蓋とで挟圧されている部分の上下面の少なくとも一方に円周状の突起12を設けた液溜め用パッキンD13とした。
該円周状の突起部12に挟圧力が集中するため、突起部12と容器本体1および抽出口付き蓋との接触部の面圧力が高くなり、円周状の突起部12が無い場合と比較して液もれ防止効果が増す利点がある。
液溜め用パッキンを使用した容器では、一般容器と違い、液溜め用パッキン部に常時液が溜まっているため液もれが発生しやすい状況にあるので、液溜め用パッキンD13はより一層液もれ防止効果を高めた効果がある。
該円周状の突起部12に挟圧力が集中するため、突起部12と容器本体1および抽出口付き蓋との接触部の面圧力が高くなり、円周状の突起部12が無い場合と比較して液もれ防止効果が増す利点がある。
液溜め用パッキンを使用した容器では、一般容器と違い、液溜め用パッキン部に常時液が溜まっているため液もれが発生しやすい状況にあるので、液溜め用パッキンD13はより一層液もれ防止効果を高めた効果がある。
本考案は、穴あき円板形パッキンを使用した一般容器と、液溜め用パッキンを使用した図1と図3及び図4の本考案の実施例とでは、パッキンを除く全部品が同一品であるので、パッキンだけを交換すれば、一般容器から粘性液用容器への変更と元への戻しと、液溜め量を増量した粘性液用容器への変更と元への戻しと、液溜め用パッキン部の液もれ防止効果を高めた粘性液用容器への変更と元への戻しとを自由に選択できる利点がある。
1 容器本体、2 抽出口付き蓋A、3 開口部、4 液溜め用パッキンA、5 液溜め部、6 キャップ、7 粘性液、8 抽出口、9 液溜め用パッキンB,10 抽出口付き蓋B、11 液溜め用パッキンC、12 円周状の突起、13 液溜め用パッキンD
Claims (2)
- 容器本体と容器本体の上端口元をふさぎ螺合する抽出口付き蓋とで挟圧されている液もれ防止用のパッキンを有する容器において、前記パッキンの中心の穴をすぼめつつ最終的に立ち上げた上端部に開口部を形成した液溜め用パッキンと、該液溜め用パッキンの中心の穴をすぼめつつ立ち上がる前の低い位置から立ち上がった後の高い位置までにできる円周壁と抽出口付き蓋の円周内壁とで形成された円周溝状の液溜め部とからなることを特徴とする液溜め用パッキン付き容器。
- 前記液溜め用パッキンの容器本体と抽出口付き蓋とで挟圧されている部分の上下面の少なくとも一方に円周状の突起を設けたことを特徴とする、前記請求項1に記載の液溜め用パッキン付き容器。
Priority Applications (1)
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JP2014006066U JP3195678U (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 液溜め用パッキン付き容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2016158912A1 (ja) * | 2015-03-30 | 2018-01-25 | セイコーエプソン株式会社 | 液体供給装置及び印刷装置 |
-
2014
- 2014-11-14 JP JP2014006066U patent/JP3195678U/ja not_active Expired - Fee Related
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