JP3195666U

JP3195666U - 骨への取り付け機器

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Publication number: JP3195666U
Application number: JP2014006052U
Authority: JP
Inventors: ベネディクトイェシャイアウ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-11-14
Filing date: 2014-11-13
Publication date: 2015-01-29
Anticipated expiration: 2024-11-13
Also published as: US20150133937A1; DE202014105218U1; US9820785B2; AU2014101327A4; ITMI20140355U1; IL229435A; CN204318884U

Abstract

【課題】骨の所定の位置に正確に取り付けることができる骨折治療用の取り付け機器を提供する。【解決手段】取り付け機器は、骨１４に挿入するための、実質的に空洞化したシャフト３０、シャフト内に配置された、少なくとも１つの突出可能な構成要素２０Ａ、２０Ｂ、および突出可能な構成要素のプロング７２をシャフトから骨の組織へと突出させ、それによって、外側からの骨の破損を防ぐための、機構（ナット１８Ａ、１８Ｂ）を含む。【選択図】図６

Description

本考案は、骨治癒の分野に関する。より具体的には、本考案は骨への取り付け機器に関する。

骨治癒、または骨折治癒は、身体が骨折の修復を促進する、急増する（ｐｒｏｌｉｆｅｒａｔｅ）生理学的プロセスである。一般に、骨折処置は、医者が、麻酔薬によって又は麻酔薬なしで、変位した骨片を、減少（ｒｅｄｕｃｔｉｏｎ）を介して適所へと減少させて戻す（押し戻す）こと、その位置を安定化させること、およびその後、骨の自然治癒プロセスが生じるのを待つことから成る。

そのプロセスは、従来、骨内にロッドを挿入し、その後、ロッドを骨に取り付けるために、プロング、釘またはねじを骨およびロッドに通す（ｔｈｒｅａｄｉｎｇ）ことを応用している。

しかしながら、プロング、釘またはねじは、隠されている、ロッドの所定の位置に入らなければならない。

Ｘ線撮像は、ビデオとは対照的に、実時間像を提供しないため、満足な解決策とはならない。

本考案の目的は、ロッドの隠れた状態が取り付けの質を低下させないように、ロッドを骨に取り付けるための機器を提供することである。

本考案の目的は、上述の及び先行技術の他の問題に対する解決策を提供することである。

本考案の他の目的および利点は、記載が進められるとともに、明白になるであろう。

骨への取り付け機器（１０）であって、該機器は、
骨（１４）へと挿入するための、実質的に空洞化したシャフト（３０）、
シャフト（３０）内に配置された、少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）、および
少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）のプロング（７２）を、シャフト（３０）から骨（１４）の組織（３２）へと突出させ、それによって、骨（１４）の外側からの骨（１４）の破損（ｂｒｅａｃｈｉｎｇ）を防ぐための、第１機構（２４、２６）、を含む。

図１は、本考案の１つの実施形態による、骨への取り付け機器、および骨への取り付け機器によって取り付けられる骨の斜視図である。図２は、骨に挿入された、図１の骨への取り付け機器の断面図である。図３は、図１の突出可能な構成要素が、空洞化したシャフトの外側に突出する、図１の骨への取り付け機器の断面図である。図４は、図３の状態での、図１の骨への取り付け機器単独の斜視図である。図５は、図４の突出可能な構成要素を突出させるための、ねじ回しを描写している。図６は、図５のねじ回しが挿入されている、図３の骨への取り付け機器の断面図である。図７は、別の実施形態による骨への取り付け機器を描写している。図８は、図７の骨への取り付け機器を構成する部品を描写している。図９は、図８の底部材および頂部材を連結する構成要素の斜視図である。図１０の（１）、（２）、および（３）は、図７の骨への取り付け機器を使用する操作の工程を描写している。図１１は、第３工程後の、骨内の、図１０の（２）の骨への取り付け機器を描写している。

図１は、本考案の１つの実施形態による、骨への取り付け機器、および骨への取り付け機器によって取り付けられる骨の斜視図である。

骨への取り付け機器（１０）は、骨折（１２）を有する骨（１４）内の長手方向のキャビティへと挿入される、空洞化したシャフト（３０）を含む。骨への取り付け機器（１０）は、突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）、およびその他のもの、および突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、空洞化したシャフト（３０）から骨（１４）の組織（３２）（図２に示される）の方へと外側に突出させるための、機構をさらに含む。

第１工程では、医者は、骨（１４）の一端で穴（１６）を開ける。

図２は、骨に挿入された、図１の骨への取り付け機器の断面図である。

第２工程では、医者は、骨への取り付け機器（１０）を、穴（１６）に通して長手方向のキャビティへと挿入する。

図３は、図１の突出可能な構成要素が、空洞化したシャフトの外側に突出する、図１の骨への取り付け機器の断面図である。

第３工程では、医者は、空洞化したシャフト（３０）を骨（１４）の組織（３２）に取り付けるために、突出可能な構成要素（２０Ａおよび２０Ｂ）を、空洞化したシャフト（３０）の外の、骨（１４）の組織（３２）（図２に示される）の方へと突出させる。

図４は、図３の状態での、図１の骨への取り付け機器単独の斜視図である。

突出可能な構成要素（２０Ａ）は、好ましくは、空洞化したシャフト（３０）の一端に位置付けられ、突出可能な構成要素（２０Ｂ）は、好ましくは、空洞化したシャフト（３０）の他端に位置付けられる。追加の突出可能な構成要素（図示せず）が、空洞化したシャフトに沿って、例えば真中に加えられてもよい。１つの位置での突出可能な構成要素（２０Ａ）は、様々な角度位置で突出させるための、突出可能な構成要素（２０Ａ１）、（２０Ａ２）、（２０Ａ３）などを、各々異なる角度位置で含む。

図５は、図４の突出可能な構成要素を突出させるための、ねじ回しを描写している。

突出可能な構成要素（２０Ａ）および（２０Ｂ）は、突出機構を利用する。１つの実施形態によると、突出機構は、ハンドル（２６）、およびロッド（４２）を有する、ねじ回し（２４）、およびロッド（４２）の端部に配置された、ねじ端部（２４Ａ）を含む。

図６は、図５のねじ回しが挿入されている、図３の骨への取り付け機器の断面図である。

医者は、ねじ回し（２４）のロッド（４２）を、空洞化したシャフト（３０）内に配置されたナット（１８Ａ）および（１８Ｂ）を回転させるための空洞化したシャフト（３０）の長手方向のキャビティへと挿入してもよい。

ナット（１８Ａ）および（１８Ｂ）は、シャフト（３０）に対して回転可能である。ナット（１８Ａ）および（１８Ｂ）の各々の外側表面は、ねじ山（２２）を構成する。シャフト（３０）は、ねじ山（２２）に相補的である、ねじ山をそこに有する。したがって、ナット（１８Ｂ）の回転によって、ナット（１８Ｂ）は低下する。

医者は、ねじ回し（２４）の、Ａｌｌｅｎ端部などの、雄端部（２４Ａ）を、回転させるために、ナット（１８Ｂ）の雌部材へと挿入してもよい。ナット（１８Ｂ）の低下によって、レバー（５０）の縁部（３６）が押しつけられる。レバー（５０）は、ピボット（３８）を介して空洞化したシャフト（３０）に枢着式に連結され、それ故、レバー（５０）の縁部（３６）の低下によって、空洞化したシャフト（３０）の外側のレバー（５０）の突出可能な構成要素（２０Ｂ）のプロング（７２）が押しつけられる。

医者は、その後、またはその前に、空洞化したシャフト（３０）の外側の突出可能な構成要素（２０Ａ）を押しつけるために、ねじ回し（２４）の雄端部（２４Ａ）を、別のナット（１８Ａ）の雌部材へと挿入し、ナット（１８Ａ）を回転させてもよい。医者は、その後、ねじ回し（２４）の雄端部（２４Ａ）を、別のナットの雌部材へと挿入してもよい（図示せず）。

図７は、別の実施形態による骨への取り付け機器を描写している。

図８は、図７の骨への取り付け機器を構成する部品を描写している。

本実施形態によると、骨への取り付け機器（１０）は、空洞化したシャフト（３０）；空洞化したシャフト（３０）に挿入された、突出可能な構成要素（２０Ｂ）を含む、底部材（５４）；空洞化したシャフト（３０）に挿入された、突出可能な構成要素（２０Ａ）を含む、頂部材（５６）であって、伸縮自在に連結させるために、底部材（５４）が空洞化したシャフト（３０）へと挿入される、頂部材（５６）；および底部材（５４）のロッド（４２）のねじ山（４６）を付けるための、頂部材（５６）に底部材（５４）を連結させるための、およびその間で直線状配置を決定するための、ナット（５８）、を含む。

図９は、図８の底部材および頂部材を連結する構成要素の斜視図である。

底部材（５４）は、非円形の雄連結要素（６０）を含み；頂部材（５６）は、雄連結要素（６０）に相補的である、非円形の雌連結要素（６２）を、連結させるために含む。雄連結要素（６０）の雌連結要素（６２）への連結は、互いに対する回転を防ぐが；互いに対する直線運動を可能にする。

したがって、ハンドル（２６）の回転は、ハンドル（２６）が固定される、頂部材（５６）のロッド（４４）を除いて、底部材（５４）のロッド（４２）を回転させる。これは、底部材（５４）が、頂部材（５６）内に挿入されるからである。

図８を再び参照すると、突出可能な構成要素（２０Ａ）は、空洞化したシャフト（３０）の対向スリット（６４Ａ）に配置され、突出可能な構成要素（２０Ｂ）は、空洞化したシャフト（３０）の対向スリット（６４Ｂ）に配置される。（図１の斜視図で示される）対向スリット（６４Ａ）および（６４Ｂ）は、空洞化したシャフト（３０）のまわりで、それぞれ、突出可能な構成要素（２０Ａ）および（２０Ｂ）を回転させない。

したがって、ハンドル（２６）の回転は、突出可能な構成要素（２０Ｂ）に対するロッド（４２）と一緒に、突出可能な構成要素（２０Ａ）に対するロッド（４４）を回転させる。

突出可能な構成要素（２０Ａ）は、図８において分解した状態で示される。突出可能な構成要素（２０Ａ）は、ロッド（４４）のねじ山（６８）に逆らって移動するための、ねじ山（７０）を有するアーム（６６Ａ）；およびロッド（４４）に対する静止位置を維持するための、アーム（６６Ｂ）、を含む。したがって、ハンドル（２６）によって適用された、ロッド（４４）の回転によって、アーム（６６Ｂ）に対してアーム（６６Ａ）は折り畳まれる。突出可能な構成要素（２０Ｂ）も同様に操作される。

図１０の（１）、（２）、および（３）は、図７の骨への取り付け機器を使用する操作の工程を描写している。

図１に示されるように、第１工程で、医者は、骨（１４）の一端で穴（１６）を開ける。

図１０の（１）は、第２工程後の骨への取り付け機器（１０）を描写している。

第２工程では、医者は、骨への取り付け機器（１０）のシャフト（３０）を、骨（１４）の長手方向のキャビティに挿入する。この状態では、アーム（６６Ａ）および（６６Ｂ）は、まだ互いに対して折り畳まれていない。

図１０の（２）は、第３工程後の骨への取り付け機器（１０）を描写している。

第３工程では、医者は、ロッド（４４）から突出可能な構成要素（２０Ａ）を、およびロッド（４２）から突出可能な構成要素（２０Ｂ）を突出させるべく、ロッド（４２）および（４４）を一緒に回転させるために、ハンドル（２６）を回転させる。

図１１は、第３工程後の、骨内の、図１０の（２）の骨への取り付け機器を描写している。

骨（１４）は、２つの骨片（１４Ａ）および（１４Ｂ）へと折られて示される。突出可能な構成要素（２０Ａ）は、骨片（１４Ａ）へと突出し、突出可能な構成要素（２０Ｂ）は、骨片（１４Ｂ）へと突出する。しかしながら、その間に配置されたロッド（４２）によって例証される、骨片（１４Ａ）と（１４Ｂ）との間の望まれない間隙が存在する。間隙をなくすための機構は、ロッド（４４）に対するロッド（４２）の伸縮自在な連結部、およびロッド（４４）にロッド（４２）を滑らせるための、手段（ナット）（５８）を構成する。

図１０の（３）は、第４工程後の骨への取り付け機器（１０）を描写している。

第４工程では、医者は、ハンドル（２６）、ロッド（４２）およびロッド（４４）を回転させずに、ロッド（４２）を直線状に滑らすために、ハンドル（２６）に対してねじ（５８）を回転させ、および互いの方向へと引きつけるために、ロッド（４４）に対してその突出可能な構成要素（２０Ｂ）を、およびその突出可能な構成要素（２０Ａ）を回転させ、その結果、骨全体を圧縮する。

対向スリット（６４Ａ）および（６４Ｂ）は、突出可能な構成要素（２０Ａ）および（２０Ｂ）を、それぞれ、それに沿って滑らせるために、伸長される。例えば、図１０の（１）では、第４工程前に、突出可能な構成要素（２０Ｂ）は、対向スリット（６４Ｂ）の底に配置されて示され、一方で図１０の（２）では、第４工程後に、突出可能な構成要素（２０Ｂ）は、上により高く配置されて示される。

本考案の図面及び／又は記載において、以下の参照符号（参照符号リスト）が言及されている：
− 符号（１０）は、本考案の１つの実施形態による、骨への取り付け機器を示す；
− 符号（１２）は、骨の骨折を示す；
− 符号（１４）は、骨を示す；
− 符号（１４Ａ）および（１４Ｂ）は、折れた骨の部分を示す；
− 符号（１６）は、骨に開けられた穴を示す；
− 符号（１８Ａ）および（１８Ｂ）は、相補的なねじ山のまわりを回転して、回転後に直線状に移動するための、ナットを示す；
− 符号（２０Ａ）、（２０Ａ１）、（２０Ａ２）、（２０Ａ３）および（２０Ｂ）は、突出可能な構成要素を示す；
− 符号（２２）は、ねじ山を示す；
− 符号（２４）は、ねじ回し（図示例ではナット回し）を示す；
− 符号（２４Ａ）は、ねじ回しの端部を示す；
− 符号（２６）は、突出可能な構成要素を突出させるための、ねじ回しのハンドルまたはロッドのハンドルを示す；
− 符号（３０）は、本考案の機器のシャフトを示す；
− 符号（３２）は、骨の組織を示す；
− 符号（３６）は、レバーの縁部を示す；
− 符号（３８）は、レバーのピボットを示す；
− 符号（４２）および（４４）は、回転可能なロッドを示し、その回転は構成要素を突出させるためのものである；
− 符号（４６）は、ねじ山を示す；
− 符号（５０）は、レバーを示す；
− 符号（５４）は、底部の突出可能な構成要素を含む、底部材を示す；
− 符号（５６）は、頂部の突出可能な構成要素を含む、頂部材を示す；
− 符号（５８）は、底部材に頂部材を連結させるための、および互いの方向へとそれらを滑らせるための、ナットを示す；
− 符号（６０）および（６２）は、頂部材と底部材との間に伸縮自在且つ非回転式の特徴を提供する、雄連結部材および雌連結部材を示す；
− 符号（６４Ａ）および（６４Ｂ）は、空洞化したシャフト内の対向スリットを示す；
− 符号（６６Ａ）および（６６Ｂ）は、その間で枢着式に連結されている、アームを示す；
− 符号（６８）および（７０）は、互いに対して移動するための相補的なねじ山を示す；
− 符号（７２）は、プロングを示す。

請求項での参照符号は、請求項の一部分ではないが、むしろその読み取りを促進するために使用される。これらの参照符号は、任意の形態の請求項を限定するように解釈されるべきではない。

Claims

骨への取り付け機器（１０）であって、
骨（１４）へと挿入するための、実質的に空洞化したシャフト（３０）、
前記シャフト（３０）内に配置された、少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）、および
前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）のプロング（７２）を、前記シャフト（３０）から骨（１４）の組織（３２）へと突出させ、それによって、骨（１４）の外側からの骨（１４）の破損を防ぐための、第１機構（２４、２６）、を含む、骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）が、少なくとも２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を含み、その各々が骨（１４）の異なる長手方向の位置に配置された、請求項１に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、その突出後に互いの方向へと引きつけ、
それによって、骨の２つの骨片（１４Ａ、１４Ｂ）を互いの方向へと引きつけることを可能にするための、第２機構（５８、６０、６２）をさらに含む、請求項２に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）が前記シャフト（３０）に枢着式に（３８）連結されている、レバー（５０）を含み、それによって、前記レバー（５０）の縁部（３６）の直線運動が、前記プロング（７２）を押しつける、請求項１に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、シャフト（３０）から骨（１４）の組織（３２）へと突出させるための、前記第１機構（２４、２６）が、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を突出させるレバー（５０）を押しつけるために、その回転後に直線状に移動するためのねじ（１８Ａ、１８Ｂ）を含む、請求項１に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、シャフト（３０）から骨（１４）の組織（３２）へと突出させるための、前記第１機構（２４、２６）が、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を含むアーム（６６Ａ）を、相補的なねじ山（６８、７０）を介して押しつけるために、回転させるためのロッド（４２、４４）を含む、請求項１に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記少なくとも２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、その突出後に互いの方向へと引きつけるための、第２機構（２４、２６）が、
前記少なくとも２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）に固定されたロッド（４４、４２）間の伸縮自在な連結部（６０、６２）、および
前記ロッド（４４、４２）を互いに対して滑らすための、手段（５８）を含む、請求項３に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記ロッド（４４、４２）間の伸縮自在な連結部（６０、６２）が、その間で相対回転をさせないために、円形ではなく、それによって、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）のプロング（７２）を突出させるための、前記第１機構（２４、２６）が、一緒に前記少なくとも２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）に作用する、請求項７に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記空洞化したシャフト（３０）が、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）の各々のための対向スリット（６４Ａ、６４Ｂ）を含み、前記対向スリット（６４Ａ、６４Ｂ）が、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を前記シャフト（３０）に対して回転させないためのものである、請求項１に記載の骨への取り付け機器（１０）。
前記対向スリット（６４Ａ、６４Ｂ）が、前記少なくとも１つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、それに沿って滑らすために、伸長され、それによって、２つの突出可能な構成要素（２０Ａ、２０Ｂ）を、その突出後に互いに向かって骨上の異なる位置（１４Ａ、１４Ｂ）に引きつけることを可能にする、請求項９に記載の骨への取り付け機器（１０）。