JP3195579U - 鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的安価で温度指針と湿度指針とが交差する点を確認することなく温度が低下する、あるいは温度が上昇するなどの温度変化を容易に認識できる鏡を提供する。【解決手段】鏡10は、少なくとも鏡部11と鏡縁部12を有するものであり、前記縁部12は、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成されている。【選択図】図2
Description
本考案は、温度変化を感知することのできる鏡に関するものである。
気温が低下すると、風邪をひいたり、あるいはインフルエンザに罹患しやすくなるために一定の気温以下では重ね着するなどの衣服の調節や暖房機器を使用する、あるいはマスクを着用するなどの防御策を講じることが望まれる。特に高齢者においては、気温の変化に対して感知することが難くなり、さらに温度が低下すると低体温症の懸念を生じる場合がある。
一方で近年、地球温暖化に伴い、熱中症の患者が増えている。特に高齢者になると汗をかきにくくなるために、体内に熱がこもりがちになり、体温を下げにくくなる。また、皮膚の温度の上昇に対して感知することが難しくなるために、暑さを自覚しにくくなり、衣服の調節や冷房器具の利用の遅れにより体温調節が十分にできない場合がある。
これを解決するものとして、実用新案登録第3181544号公報において、温度計測部材によって駆動されて旋回角度により温度変化を示す温度指針と、湿度計測部材によって駆動されて旋回角度により湿度変化を示す湿度指針と、前記温度指針と前記湿度指針とが旋回可能に設けられる表示パネルと、該表示パネル上における前記温度指針の旋回軸の設置位置に対する部位に設けられて前記温度指針の旋回角度に対応した温度値を表示する温度表示部と、前記表示パネル上における前記湿度指針の旋回軸の設置位置に対する部位に設けられて前記湿度指針の旋回角度に対応した湿度値を表示する湿度表示部を備え、前記表示パネル上における前記温度表示部と前記湿度表示部の間に、インフルエンザウイルスが発生しやすい温度と湿度との組み合わせを色表示するインフルエンザウイルス発生警告表示領域と、熱中症が発生しやすい温度と湿度との組み合わせを色表示する熱中症発生警告表示領域と、前記両領域以外の無警告領域とを設け、前記温度指針と前記湿度指針とが交差する前記表示パネル上の前記発生領域によって、インフルエンザウイルス流行状態か熱中症発生状態か無警告状態かを視認可能にしたことを特徴とする温湿度計が開示されている。
上記温湿度計によれば、温度指針と湿度指針とが交差する点が、インフルエンザウイルス発生警告表示領域あるいは熱中症発生警告表示領域であるか否かを確認することができれば、重ね着をするなどの衣服の調節をする、または冷房を入れるあるいは直射日光を避けるなどの行動を促すことができるが、高齢者にはその温湿度計の目盛を確認することが困難な場合がある。また、当該温湿度計は、高齢者にとって日常使用するものではないために、温度変化を感知する能力が衰えた高齢者に当該温湿度計を確認させるということについて、日常において習慣づけられていない場合にそれを怠る恐れがある。また、比較的高価なために、複数個の上記温湿度計を用意して、行動範囲の及ぶ場所すべてに配置することができないという問題がある。
そこで、温度指針と湿度指針とが交差する点を確認することなく低温であるか否かあるいは高温であるか否かを認識することができれば高齢者についても温度管理が容易でインフルエンザや風邪等あるいは低体温症、また、熱中症になる危険を避けることができる。例えば、高齢者が日常使用するもので温度変化を確認することができれば、日常生活においても普段から見落とす恐れがない。特に鏡であれば、日常目にする機会が多く、比較的安価なために、日常生活における行動範囲の及ぶところすべてに配置することができるというものである。また、小型のものであれば携帯することも可能である。
本考案の課題は、高齢者であっても、比較的安価で温度指針と湿度指針とが交差する点を確認することなく温度が低下するあるいは温度が上昇するなどの温度変化を容易に認識することができる鏡を提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、鏡本体と前記鏡本体を覆う鏡縁部を有する鏡であって、前記鏡縁部を温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなるという手段を講じたものである。
このように、鏡における鏡縁部が温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなるというものであれば、日常において目にする機会が多く見逃すという可能性は低い。さらに、比較的小型のものであれば室内のみならず外出する際にも所持することができる。よって当該鏡を常に身の回りの置くことができるので温度変化を確実に知ることができる。
ここで温度変化によって可逆的に色彩が変化するとは、色相が変化するのみならず、明度あるいは彩度が変化することを含むものである。したがって、本考案に係る鏡における鏡縁部が無彩色であれば、温度の上昇に伴い、低温域では黒色から徐々に変化し高温域では白色まで無段階に変化するものである。また、有彩色をベースにしたものであれば、同様に温度の上昇に伴い濃い有彩色から薄い有彩色に無段階に変化するものである。また、一定の温度域で発色する色をオレンジ色にした場合に、その温度域を離れ、低温度域になるのに従い、徐々に濃い色である黒とオレンジ色の混合色のような赤錆色に変化し、逆にその一定の温度域から高温度域になるに従い、そのオレンジ色から徐々に黄色みがかったオレンジ色に変化するというものである。従って濃い色である黒とオレンジ色の混合色である赤錆色に変化した場合は、気温が低下していることを示すものであるから、衣服を重ね着するなどの調節や空調設備を利用する、あるいは、マスクを着用するなどの防御策を講じることができる。また、黄色みを帯びたオレンジ色を示す場合は、熱中症になる温度に達していると認識することができるので、室内にいる場合は冷房をつけるあるいは、衣服を薄手のものに変更する、または、水分を補給するなどの適切な対応をとることができる。
もっとも、様々な温度域を選択可能であり、もっとも鮮やかに発色する温度域を例えば、およそ摂氏1度から12度としたときに、鮮やかに発色した場合に、温度が低下したことを認知させることもできる。例えば本来発色する色を青色とした場合に、使用者が鏡における鏡縁部が青色であることを認識すると、およそ摂氏12度以下に温度が低下したことを認識することができる。また、鮮やかに発色する温度域をたとえば、およそ、16度から26度にすると、快適な温度域で青色を発色することになる。したがってそれ以下の温度に低下すると、徐々に色が濃くなっていき、例えば使用者に暖房器具の使用を促すことができる。逆にそれ以上温度が上昇すると発色した色が薄くなるので、使用者に冷房器具の使用を促すことができる。ここで鮮やかに発色するとは本来意図した色彩が発色するということであり、この温度域を外れると高温域では色が薄くなり、低温域では色が濃くなったり黒ずんだりするようになるものである。
ここで、感温変色性組成物とは公知の組成物であり、例えばロイコ色素、顕色性物質及び変色温度調整剤からなるものを使用することができる。これを公知の方法でマスターバッジとし、後述の合成樹脂類と公知の方法で混合することで得た感温変色性のカラーペレットを使用することが好ましい。また、上記合成樹脂は、熱可塑性樹脂が好ましい。いわゆる成形品とすることができるからである。とくに、ポリプロピレンが好ましい。
前記の課題を解決するため、本考案は、鏡本体と前記鏡本体を覆う鏡縁部を有する鏡であって、前記鏡にフレーム部を有し、前記フレーム部は温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなるという手段を講じたものである。
フレーム部を温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなるというものにすることで、上記と同様に、日常において目にする機会が多く温度変化を見逃すという可能性は低い。さらに、比較的小型のものであれば室内のみならず外出する際にも所持することができる。よって、当該鏡を常に身の回りの置くことができるので温度変化を確実に知ることができるので温度変化に対して適切な行動を促すことができる。また、フレーム部によって鏡を保護することができる。
また本考案における前記鏡縁部前記鏡縁部は、少なくとも側部と一端部と他端部を有するという手段を講じたものである。このように少なくとも、鏡部の側面を覆うことができるので、鏡部の破損を防ぐことができ、カバン類に入れて携帯する場合に好適である。
また本考案における前記鏡縁部の側部に軸部を設け、蓋部における軸受け部の両端において、前記軸部をそれぞれ配置することで前記蓋部が鏡部に対して回動可能に取り付けるという手段を講じたものである。このように蓋部における軸受け部の両端に、鏡縁部の側部に設けられた軸部を回動可能に取り付けることができる。よって鏡に対して蓋部を閉じることができるので、当該鏡を携帯する場合に保護することができる。なお、軸受け部の両端には、軸部を受け入れるための穴が開いていることは言うまでもない。
本考案は以上のように構成され、かつ、作用するものであり、室内のみならず、外出時であっても比較的安価で温度指針と湿度指針とが交差する点を確認することなく温度変化を認識できる鏡あるいはフレームを取り付けた鏡を提供することができるので、温度変化に対する適切な措置を講じることができる。特に、気温上昇による熱中症や、気温低下による風邪等に対する適切な措置を講じることができる。特に自動車内の温度上昇に気付くのが遅れると、高齢者や乳幼児に至っては熱中症になる可能性が高いので適切な措置を講じることでそれを防止することができる。
第1の実施例における鏡10は、少なくとも鏡部11と鏡縁部12を有するものである。また、鏡部11は、従来周知のガラスの片面に金属を蒸着したものであり、それら金属には銀やアルミニウムが用いられる。また、合成樹脂製のフィルムの表面に金属を蒸着しても好ましい。
鏡縁部12は、側部12a、12aと一端部12bと他端部12cと図示しない裏面部を有し、鏡部11の側面をそれぞれ側部12a、12a、一端部12b、他端部12cで覆い、図示しない裏面部でその鏡部11の裏面を覆っている。また、鏡縁部12における側部12a、12aの端部12d、12dの内側において共に対向するように、軸部12e、12eを有している。また、一端部12bの中央に係合凹部12fを有している。
また、蓋部13は、その一端に軸受け部13aを有する。上記のとおり前記鏡縁部12における側部12a、12aのそれぞれの端部12d、12dにそれぞれ内側に対向するように軸部12e、12eが配置されており、前記蓋部13における軸受け部13aの両端において、当該軸部12e、12eが回動可能に配置されている。尚、軸受け部13aの両端には、軸部12e、12eを受け入れるための図示しない穴が開いていることは言うまでもない。よって、当該軸部12e、12eを回転軸として蓋部13を閉じることができ、鏡部11の鏡面を保護することができる。
また、蓋部13を閉じた場合に、係合凸部13bと、一端部12bの係合凹部12fが係合することでその蓋部13を閉じた状態のまま保持することができる。
鏡縁部12は、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成されているために、後述するように色彩の変化によって温度変化を知ることができる。
第2の実施例の鏡30は、鏡10とほぼ同様であるが、鏡縁部32の材質とフレーム部40が配置されている点で異なるものである。すなわち、第1の実施例の鏡10における鏡縁部12は、上記のとおり、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成しているのに対し、鏡縁部32はポリスチレンにより構成されている。また後述するように、フレーム部40は、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂により構成されている。
なお、第2の実施例について説明すると、鏡30は、少なくとも鏡部31と鏡縁部32を有するものである。また、鏡部31は、従来周知のガラスの片面に金属を蒸着したものであり、それら金属には銀やアルミニウムが用いられる。また、合成樹脂製のフィルムの表面に金属を蒸着しても好ましい。
鏡縁部32は、側部32a、32aと一端部32bと他端部32cと図示しない裏面部を有し、鏡部31の側面をそれぞれ側部32a、32a、一端部32b、他端部32cで覆い、図示しない裏面部でその鏡部31の裏面を覆っている。また、鏡縁部32における側部32a、32aの端部32d、32dの内側において共に対向するように、軸部32e、32eを有している。また、一端部32bの中央に係合凹部32fを有している。
また、蓋部33は、その一端に軸受け部33aを有する。上記のとおり前記鏡縁部32における側部32a、32aのそれぞれの端部32d、32dにそれぞれ内側に対向するように軸部32e、32eが配置されており、前記蓋部33における軸受け部33aの両端において、当該軸部32e、32eが回動可能に配置されている。また、軸受け部33aの両端には、軸部32e、32eを受け入れるための図示しない穴が開いていることは言うまでもない。よって、当該軸部32e、32eを回転軸として蓋部33を閉じることができ、鏡部31の鏡面を保護することができる。
なお、蓋部33を閉じた場合に、係合凸部33bと、一端部32bの係合凹部32fが係合することでその蓋部33の閉じた状態のまま保持することができる。
さらに第2実施例については、鏡30にフレーム部40を取り付けている。フレーム部40は、鏡30の3辺を覆うように長辺40a、40aおよび当該長辺40a、40aの端部を連結するように短辺40bが配置されほぼコの字状を呈している。このようなフレーム部40において、コの字状のフレーム部40の空所である開口部41から、鏡30を挿入することでフレーム部40を鏡30に取り付ける。この場合それらを接着剤で固定することが好ましい。また、前記フレーム部40は、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成することができる。
また、短辺40bのほぼ中央部に、凹部40cが配置されている。この凹部40cは、フレーム部40を鏡30に取り付けた状態において、係合凸部33bに指を掛けて蓋部33を開く場合に、その指がフレーム部40に干渉しないように設けられている。
ここで、少なくとも第1実施例における鏡縁部12あるいは第2実施例におけるフレーム部40は、上記のように温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成されているが、その感温変色性組成物とは公知の組成物であり、例えばロイコ色素、顕色性物質及び変色温度調整剤からなるものを使用することができる。なお、感温変色性組成物をたとえば公知の方法により乾燥させたのちに粉末化し、これを熱可塑性樹脂などと混練することで、高濃度にそれらが配合されたマスターバッジが得られ、これに熱可塑性樹脂と混合することでカラーペレットが得られる。それを公知の方法で成形することで、上記第1実施例における鏡縁部12及び第2実施例におけるフレーム部40が得られる。なお、長期に渡って変色機能を持続させるために公知の可逆感温変色性組成物をマイクロカプセル化する公知の方法を採用することが好ましい。
また、熱可塑性樹脂は、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、スチレンブタジエンアクリロニトリル樹脂、アクリルスチレン樹脂、エチレンアクリル樹脂、スチレンイソプレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂、塩化ビニル樹脂を使用することができるが、これらに限定されるものではない。なお、このうちポリプロピレン樹脂が好ましい。
温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂の鏡縁部12及びフレーム部40は、色相が変化するのみならず、明度あるいは彩度が変化することを含むものである。したがって、上記合成樹脂の色彩が無彩色であれば、温度の上昇に伴い黒色から白色まで無段階に変化するものであり、例えば、あらかじめ上記合成樹脂の色彩を高彩度の色調をベースにしたものであれば、同様に温度の上昇に伴い濃い色から徐々に薄い色に変化するものである。
例えば、一定の温度域でオレンジ色を本来発色する色彩とした場合においては、一定の温度域以下では、ほぼ濃い色である黒色に近いオレンジ色の赤錆色であったものが、温度の上昇とともに、徐々に黒色が消色し、一定の温度域に到達すると本来のオレンジ色に変化する。さらに温度が上昇し、発色する温度域から外れると本来のオレンジ色から、赤みが消え黄色を帯びたオレンジ色に移行するものである。それとは逆に、温度が下がり、オレンジ色を発色する一定の温度域から外れると徐々に赤錆色に変化するという可逆的変化を奏するものである。
したがって、鏡縁部12及びフレーム部40の発色する温度をたとえば、およそ摂氏24度から33度に設定した場合において、およそ摂氏5度では、濃い色である黒色を帯びたオレンジ色である赤錆色に変化する。このように鏡10における鏡縁部12あるいは、フレーム部40が赤錆色であることを確認することにより、温度が低いことを認識することができる。よって、これを見た使用者が、重ね着をするあるいはマスクをする等の対策を講じることができる。
なお可逆的に変化するとは、ある温度範囲における温度が同じ温度であっても、温度の上昇時にその温度になったのかあるいは下降時にその温度になったのかの履歴状態の相違により2つの異なった発色状態が出現するいわゆるヒステリシス変色現象をも含むものである。例えば、同じ温度であってもオレンジ色を発色する場合に温度の下降時には黒味が少ないオレンジ色であったものが温度の上昇時には黒味が多いオレンジ色を呈する場合も可逆的に変化するということに含まれる。なお、2つの異なった発色状態といってもその差は大きくなく、さらに、温度が十分に低下した場合あるいは十分に上昇した場合にほぼその差は解消されるものである。
また、上記の発色する温度をおよそ摂氏24度から33度に設定した場合において、33度以上に温度が上昇するにしたがって、黄色みを帯びオレンジ色に変化することで、これを見た使用者が熱中症になる可能性が高いことを認識することができるので、冷房のスイッチを入れたり、水分を補給するなどの対策をとることができる。特に高温になりやすい場所、例えば、夏季の自動車内において、第1実施例における鏡縁部12あるいは第2実施例におけるフレーム部40が黄色みを帯びたオレンジ色に変化した場合に、温度がおよそ摂氏33度以上なったことを示しているので、温度の上昇に気付くのが遅れがちになる高齢者であっても、冷房を強力にするとともに水分を補給するなど適切な対応をとることができる。また外出時においても鏡10あるいはフレーム40を取り付けた鏡30を、携帯することによって、温度変化を容易に知ることができる。なお、上記のとおり温度が上昇するに従いほぼ黒色に近いオレンジ色から、赤錆色に移行し、さらに赤みを帯びたオレンジ色を経て黄色みを帯びたオレンジ色に移行するが、この色彩の変化は無段階に変化するものであり温度の低下の際には上記とはほぼ逆の色彩の変化を奏する。また、一定の温度域で本来発色する色彩をオレンジ色ではなく、黄色、青、緑などの他の色でも好ましい。
発色する温度域は、上記を含み、およそ摂氏1度から12度、8度から16度、11度から19度、14度から23度、16度から26度、22度から31度、24度から33度、27度から36、32度から41度の任意の発色する温度域にすることができる。もっとも様々な条件によって発色する温度域がこれから外れる場合もあり、また、必ずしもこれらの温度域に限られないことは言うまでもない。なお、この温度域から低温側には外れると徐々に黒色の度合いが多くなり、また、高温度域に外れると本来発色する色が徐々に白色の度合いが多くなるようにすることができる。
なお、第2実施例におけるフレーム部40のみならず鏡縁部32についても、ポリスチレンではなく、温度変化によって可逆的に色彩が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂で構成することが可能であることは言うまでもない。
10、鏡
11、31、鏡部
12、32、鏡縁部
12a、32a、側部
12e、32e、軸部
13、33、蓋部
13a、33a、軸受け部
40、フレーム部
11、31、鏡部
12、32、鏡縁部
12a、32a、側部
12e、32e、軸部
13、33、蓋部
13a、33a、軸受け部
40、フレーム部
Claims (4)
- 鏡本体と前記鏡本体を覆う鏡縁部を有する鏡であって、前記鏡縁部を温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなることを特徴とする鏡。
- 鏡本体と前記鏡本体を覆う鏡縁部を有する鏡であって、前記鏡にフレーム部を有し、前記フレーム部は温度変化によって可逆的に色調が変化する感温変色性組成物を含む合成樹脂よりなることを特徴とする鏡。
- 鏡縁部は、少なくとも側部と一端部と他端部を有することを特徴とする請求項1または2記載の鏡。
- 鏡縁部の側部に軸部を設け、蓋部における軸受け部の両端において、前記軸部を配置することで前記蓋部が鏡部に対して回動可能に取り付けることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014005921U JP3195579U (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014005921U JP3195579U (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 鏡 |
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JP3195579U true JP3195579U (ja) | 2015-01-29 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106136557A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-11-23 | 江西上大绿色智能产业发展研究院有限公司 | 电致变色和光致变色双响应的便携式变色化妆镜 |
-
2014
- 2014-11-07 JP JP2014005921U patent/JP3195579U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106136557A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-11-23 | 江西上大绿色智能产业发展研究院有限公司 | 电致变色和光致变色双响应的便携式变色化妆镜 |
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