JP3195303U - 切り花運搬用補助チューブ - Google Patents

Abstract

【課題】手間やコストがかからず、運搬中の切り花の水漏れを防止して、切り花の乾燥、萎えを抑えることが容易に出来る切り花運搬用補助チューブを提供する。【解決手段】水を補給した本体容器１０の上部口頸部１１上縁に装着され、本体容器内に押し込まれた切り花運搬用補助チューブ２０であり、本体容器の高さよりも短く形成され、切り花の茎が挿入可能な切欠きが設けられ、切り花茎径の大小に関わらず、縮径して、切り花茎径と密着して水が逆流して外部に漏れることを防止する。【選択図】図１

Description

本考案は、切り花の運搬、保管などに用いられる補助具に関するものである。

従来、切り花は、卸売市場、小売店を経て消費者へ渡りますが、流通過程において鮮度を保持する為、水を入れた運搬用の容器又は吸水性ポリマーに入れています。また、一般消費者が贈答用として切り花を注文する際、小売店では、切り花の切口に吸水性ポイマー等で保水処理をして、樹脂フィルムにて包んで渡している為、作業性が悪く、また、切り花の鮮度が保持されません。

特許第3754664号 特許第4231039号

従来の切り花運搬及び贈答用切り花包装では、吸水性ポリマーや吸水用容器を使用しますが、吸水性ポリマーでは水の補給が悪く、収容した切り花が乾燥したり萎れたりし、また、吸水用容器だけでは、水が外に流出してしまう問題がありました。

従来の保水及び鮮度保持に用いられる吸水性ポリマーや本体容器（蓋有り）は少量の切り花を運搬する際や贈答で使用する際、コスト面で使用が出来なくて、樹脂製フィルム等の簡易包装処理される為、切り花の乾燥や萎れが発生する問題があった。

本考案は、有底で且つ上部が開口する本体容器に、本体容器の上部から内部に向けて装着する切り花用筒状チューブであり、切り花用筒状チューブは上方端が本体容器の外部に装着するよう広がり、下方端は本体容器の底部に向けて開口しており、切り花の茎をホールドし、尚且つ本体容器内の水分の逆流を防止するものである。

本考案は、切り花の運搬時や保管時に生じる切り花の乾燥や萎れの防止に必要な保水用の水を貯留する本体容器と、この本体容器内に入れられる切り花の束を、本体容器の底面に対して起立状態で保持するとともに水が漏出するのを防止する事を特徴とするものである。

本考案は収縮性素材のチュ−ブを使用している為、切り花の束の増減に対しても、使用可能で、更にチューブの径を変えることにより、さまざまな現本体容器に装着出来るものである。

本考案の切り花運搬用補助チューブを、水を注入した本体容器の口頸部に装着し、切り花の茎束を上部開口部から本体容器内に挿入することにより、茎束を圧着して水が外部に漏れず、切り花の乾燥を防ぎ、萎えを防止することが出来る。

本考案の切り花運搬用補助チューブを水を注入した本体容器に装着することにより、高価な吸水性ポリマー使用したり、簡易保水処理をした樹脂フィルムにて包むことに比べて手間が掛からず、コスト安となる。また、切り花の鮮度保持ができる。

本考案の一実施形態の切り花運搬用補助チューブを、本体容器に設置した状態を示す側面図である。 本考案に於ける切り花運搬用補助チューブである。 本考案に於ける切り花運搬用補助チューブの別形態である。

本考案の切り花運搬用補助チューブは、切り花の運搬時に切り花の乾燥、水漏れを防ぐものである。実施形態の切り花運搬用補助チューブについては、次に図を用いて詳細に説明する。

本考案の一実施形態の切り花運搬用補助チューブ（20）は、図1に示すように、本体容器（10）の上部口頸部（11）周縁に切り花運搬用補助チューブ（20）の上部開口部（21）を被せて、密着させ、切り花運搬用補助チューブ（20）の内径が弾性を有した形で拡縮可能となっており、切り花茎径を挿入すると、茎径と補助チューブが密着させるものである。

10・・・・・・本体容器
20・・・・・・切り花運搬用補助チューブ
11・・・・・・本体容器口頸部
21・・・・・・切り花運搬用補助チューブ上部開口部

Claims (2)

1. 本体容器の口頸部上縁に装着し、且つ内部には切り花の茎が挿入可能な切欠きを設けた、切り花運搬用補助チューブであって、当該補助チューブが、本体容器内部に縮径しながら押込み可能且つ本体容器よりの高さよりも短く形成され、補助チューブに切り花を押込んだ状態で挿入することにより補助チューブと切り花茎束が密着して外部の水漏れを防止することを特徴とする切り花運搬用補助チューブ。
2. 前記補助チューブの素材を収縮性素材を用いたことを特徴とする請求項1記載の切り花運搬用補助チューブ。