JP3195227U - フィットネス装置 - Google Patents

Abstract

【課題】構造が簡単且つ合理的で、包装がコンパクトで、フレキシブルな操作性が得られ、使用し易く、トレーニング効果が良く、家庭での使用に適合する折り畳み式のフィットネス装置を提供する。【解決手段】フィットネス装置は、フロント支え脚９と、ブラケット１０と、リア支え脚１１と、バックレストブラケット３と、シート５と、弾性アシスト機構４とを備えている。弾性アシスト機構はリア支え脚に固定され、バックレストブラケットは弾性アシスト機構にヒンジ連結且つ止め金によって固定的に連結される。ブラケットは伸縮可能な内管と外管が互いにスリーブ連結され、伸縮内管はフロント支え脚にヒンジ連結且つ止め金によって固定される。伸縮外管はリア支え脚にヒンジ連結且つ止め金によって固定され、折り畳む時に、フロント支え脚はブラケットの底部に折り畳まれ、リア支え脚はブラケットの底部に折り畳まれ、バックレストブラケットはリア支え脚の底部に折り畳まれる。【選択図】図１

Description

本考案はフィットネス装置に関するもので、特に、複数の機能を一括とする折り畳み式のフィットネス装置（「折り畳み式シックスインワン・フィットネス装置」とも称されうる）に関するものである。

時代の発展と科学技術の進歩につれ、生活のリズムが益々速くなり、仕事からのストレスが益々大きくなり、社会的な付き合いが益々多くなる一方で、出掛けの方も交通機関を頼ることになっているので、体を鍛える時間と戸外活動に参加する時間がなくなっている。また、多くの運動場もほかの用途に使われる場合が多い。それゆえ、人々は、体力が下がる一方で、これによって、頸椎症、腰椎症、三高症（高血糖、高血圧、高脂血）、肥満体などの数々の近代病を招来し、特に肥満体は個人の格好に影響があるだけでなく、心肺の負担を増やし、数々の心血管疾患の原因にもなっている。このことは、すでに政府と社会から注目を引くようになりつつある。

日に日に少なくなってくる運動場と時間に適応するために、多くの人々は室内でも運動できるフィットネス器材を利用して自分の体の健康を守ろうとしている。室内フィットネスのニーズを満たせるために、様々なフィットネス器材が続々と市場に現れている。最も直接的で有効な方法としては腹部を鍛える方法であるが、既存のシットアップ鍛錬器材も体を鍛える目的に達成できるものの、次の欠点が存在する。

その一は、構造が不合理的で、体積が大きいため、包装・輸送と格納に不便である。その二は、トレーンングの際、上下起伏が大きいため、かなり大きな力がないとやり遂げず、スプリングリセット構造がないため、体質の異なる使用者の需要を満たせることができず、体の弱い者がシットアップをやり遂げるにはなかなか難しく、なんとかやり遂げられたとしても、数量と時間が足りないため、腹部を鍛える効果が得られない。その三は、既存のシットアップ鍛錬器材はフィットネス機能が単一で、異なるフィットネス機能のニーズを満たせることができず、苛立ち情緒を引き起こし易いので、フィットネスをやり続けることが難しくなる。そのため、数多くのメーカーと有識者たちは、専らこれに対する研究・開発を続けているものの、今までも比較的に理想的な製品が出てこない有様である。

既存のシットアップ鍛錬器材に存在する欠点を克服するために、本考案は構造が簡単且つ合理的で、包装がコンパクトで、フレキシブルな操作性が得られ、使用し易く、トレーニング効果が良く、家庭での使用に適合する折り畳み式のフィットネス装置を提供することに目的がある。

ここで提案されるフィットネス装置は、フロント支え脚（９）と、ブラケット（１０）と、リア支え脚（１１）と、バックレストブラケット（３）と、シート（５）と、弾性アシスト機構（４）とを備えている。

ここで、弾性アシスト機構（４）は、リア支え脚（１１）に固定されている。バックレストブラケット（３）は、弾性アシスト機構（４）にヒンジ連結且つ止め金（１８）によって固定されている。ブラケット（１０）は、伸縮内管（１２）と伸縮外管（１４）とが互いにスリーブ連結且つ固定されている。伸縮内管（１２）は、フロント支え脚（９）にヒンジ連結且つ止め金によって固定されている。伸縮外管（１４）は、リア支え脚（１１）にヒンジ連結且つ止め金によって固定されている。折り畳む時に、フロント支え脚（９）は、ブラケット（１０）の底部に折り畳まれ、リア支え脚（１１）は、ブラケット（１０）の底部に折り畳まれ、バックレストブラケット（３）は、リア支え脚（１１）の底部に折り畳まれる。なお、括弧内の数字は、図１および図２に示した実施形態において、各構成要素に付された符号を示している。かかる符号は、実用新案登録請求の範囲を限定的に解釈させるものではない。

ここで、バックレストブラケット（３）のトップには、高さが調節できる枕（１）が取り付けられ、バックレストブラケット（３）の両側には、対称的に回転可能なバックレスト（２）が取り付けられてもよい。

弾性アシスト機構（４）は、左右固定台座（２１）と、ヒンジ軸（２０）と、連結台座（１７）と、左右のねじりバネ（１９）とを備えていてもよい。この場合、連結台座（１７）の中間には溝が設けられ、連結台座（１７）の両側にはスリーブが設けられているとよい。左右固定台座（２１）は、リア支え脚（１１）の上部の両側に対称的に固定されるとよい。連結台座（１７）は、ヒンジ軸（２０）によって左右固定台座（２１）にヒンジ連結されるとよい。左右のねじりバネ（１９）は、対称的に連結台座（１７）両側のスリーブに装着され、左右のねじりバネ（１９）の一端は、対応する連結台座（１７）のねじりバネ固定穴に固定され、左右のねじりバネ（１９）の反対側の一端は、リア支え脚（１１）のねじりバネ固定穴に固定されるとよい。バックレストブラケット（３）の下部は、連結台座（１７）の中間溝と嵌め合い、且つヒンジ軸（２０）にヒンジ連結され、連結台座（１７）の中間溝にはバックレストブラケット（３）が後ろに倒れるのを阻止する止め金（１８）が取り付けられているとよい。

フロント支え脚（９）のトップには、プッシュアップ・ハンドル（６）が取り付けられていてもよい。この場合、プッシュアップ・ハンドル（６）の両側には、対称的に膝支え（７）が取り付けられているとよい。フロント支え脚（９）の中下部の両側には対称的に足支え（８）が取り付けられているとよい。

シート（５）は、回転できるように伸縮外管（１４）に取り付けられてもよい。

リア支え脚（１１）には、弾性アシスト機構をカバーするケーシング（１５）が固定されてもよい。

連結台座（１７）には、ケーシング（１５）とバックエストブラケット（３）との隙間をカバーするアクティブキャップ（１６）が取り付けられてもよい。

図１はフィットネス装置の立体構造見取り図である。 図２はフィットネス装置の分解構造見取り図である。

図１と図２のとおり、ここで提案されるフィットネス装置は、フロント支え脚９と、ブラケット１０と、リア支え脚１１と、バックレストブラケット３と、シート５と、弾性アシスト機構４とを備えている。バックレストブラケット３のトップには高さが調節できる枕１が取り付けられている。バックレストブラケット３の両側には対称的に回転可能なバックレスト２（例えば、コロジオン綿付きのバックレスト）が取り付けられている。弾性アシスト機構４は、リア支え脚１１に固定されている。バックレストブラケット３は弾性アシスト機構４にヒンジ連結且つ止め金１８によって固定的に連結されている。ブラケット１０の長さを調節して異なる身長のニーズを満たすと同時に折り畳みの目的に達するために、ブラケット１０は、伸縮内管１２と伸縮外管１４が互いにスリーブ連結且つロッキングつまみ１３によって固定されている。伸縮内管１２は、フロント支え脚９にヒンジ連結且つ止め金によって固定されている。伸縮外管１４は、リア支え脚１１にヒンジ連結且つ止め金によって固定されている。

折り畳む時に、フロント支え脚９はブラケット１０の底部に折り畳まれ、リア支え脚１１はブラケット１０の底部に折り畳まれ、バックレストブラケット３はリア支え脚１１の底部に折り畳まれる。
以下、フィットネス装置の具体的な実施手段を例示する。

弾性アシスト機構４は、左右固定台座２１と、ヒンジ軸２０と、連結台座１７と、左右のねじりバネ１９とを備えている。連結台座１７の中間には溝（中間溝）がある。連結台座１７の両側にはそれぞれスリーブが設けられている。左右固定台座２１は、リア支え脚１１の上部の両側に対称的に固定される。連結台座１７は、ヒンジ軸２０によって左右固定台座２１にヒンジ連結される。左右のねじりバネ１９は、対称的に連結台座１７の両側のスリーブに装着される。左右のねじりバネ１９の一端は、対応する連結台座１７のねじりバネ固定穴に固定される。左右のねじりバネ１９の反対側の一端は、リア支え脚１１のねじりバネ固定穴に固定される。バックレストブラケット３の下部は、連結台座１７の中間溝と嵌め合い、且つヒンジ軸２０にヒンジ連結される。連結台座１７の中間溝にはバックレストブラケット３が後ろに倒れるのを阻止する止め金１８が取り付けられる。止め金１８を抜き出すと、バックレストブラケット３を後ろに倒すことができ、シットアップに利用することができ、また、リア支え脚１１と共に、ブラケット１０の底部に折り畳まれて、フィットネス装置をコンパクトにすることができる。

シットアップ運動、腰伸ばし運動及びプッシュアップ運動の便利のために、フロント支え脚９のトップには、プッシュアップ・ハンドル６が取り付けられている。プッシュアップ・ハンドル６の両側には、対称的に膝支え７（例えば、コロジオン綿付きの膝支え）が取り付けられている。フロント支え脚９の中下部両側には、対称的に足支え８（例えば、コロジオン綿付きの足支え）が取り付けられている。腰ねじり運動の便利のために、シート５は、回転できるように伸縮外管１４に取り付けられている。

使用上の安全と信頼性を保証し、人身傷害を防ぐために、リア支え脚１１には弾性アシスト機構をカバーするケーシング１５が固定されている。連結台座１７にはケーシング１５とバックエストブラケット３との隙間をカバーするアクティブキャップ１６が取り付けられている。

上記構造の使用による既存技術に比較したメリットと効果：
（１）枕とバックレストブラケットとの間はスリーブ連結され、伸縮内管と伸縮外管は互いにスリーブ連結され、バックレストブラケットと連結台座はヒンジ連結され、伸縮内管とリア支え脚はヒンジ連結されるので、製品を取り外して、折り畳んだ後の包装がコンパクトで、既存製品の三分の一しかないため、包装運送費用及び包装運送中の破損率を大きく低減することができ、製品の包装・運送・格納が便利になる。
（２）後ろに倒れる時には、後ろに力を入れてバックレストブラケットと共に仰け様運動をし、左右のねじりばねはダンピング役割をし、起きる時には、左右のねじりばねはアシスト役割をし、体力が異なる使用者のニーズをより良く満たすことができ、体を鍛える効果に達成でき、シットアップのほかにも、腰伸ばし、腰ねじり、プッシュアップ、ダンベルなどのウエルネス運動も可能となる。
（３）枕の高さを調節し、伸縮内管と伸縮外管で長さを調節することによって、異なる身長の異なる鍛錬者のニーズを満たせる。
（４）構造が簡単で、操作がフレキシブルで、子供にも老人にも最適で、一般消費者も引き受けられるので、普及し易い。

上記説明は、ただの本考案を実施するための最良な形態で、本考案に対する如何なる形式上の制限にもならなく、本考案の技術手段に基づく、簡単な修正、等価変動又は修飾などは、いずれも本考案の保護範囲に属する。

１ 枕
２ バックレスト（コロジオン綿バックレスト）
３ バックレストブラケット
４ 弾性アシスト機構
５ シート
６ プッシュアップ・ハンドル
７ 膝支え（コロジオン綿膝支え）
８ 足支え（コロジオン綿足支え）
９ フロント支え脚
１０ ブラケット
１１ リア支え脚
１２ 伸縮内管
１３ ロッキングつまみ
１４ 伸縮外管
１５ ケーシング
１６ アクティブキャップ
１７ 連結台座
１８ 止め金
１９ 左右のねじりバネ
２０ ヒンジ軸
２１ 左右固定台座

Claims (7)

1. フロント支え脚と、ブラケットと、リア支え脚と、バックレストブラケットと、シートと、弾性アシスト機構とを備え、
   前記弾性アシスト機構は、前記リア支え脚に固定され、
   前記バックレストブラケットは、前記弾性アシスト機構にヒンジ連結且つ止め金によって固定され、
   前記ブラケットは、伸縮内管と伸縮外管とが互いにスリーブ連結且つ固定されてなり、
   前記伸縮内管は、前記フロント支え脚にヒンジ連結且つ止め金によって固定され、
   前記伸縮外管は、前記リア支え脚にヒンジ連結且つ止め金によって固定され、
   前記折り畳む時に、フロント支え脚は、ブラケットの底部に折り畳まれ、リア支え脚は、ブラケットの底部に折り畳まれ、バックレストブラケットは、リア支え脚の底部に折り畳まれる、フィットネス装置。
2. 前記バックレストブラケットのトップには高さが調節できる枕が取り付けられ、前記バックレストブラケットの両側には、対称的に回転可能なバックレストが取り付けられた、請求項１に記載のフィットネス装置。
3. 前記弾性アシスト機構には、左右固定台座と、ヒンジ軸と、連結台座と、左右のねじりバネとを備え、
   前記連結台座の中間には溝が取り付けられ、両側にはスリーブが設けられ、
   前記左右固定台座は、前記リア支え脚の上部の両側に対称的に固定され、
   前記連結台座は、前記ヒンジ軸によって前記左右固定台座にヒンジ連結され、
   前記左右のねじりバネは、対称的に前記連結台座両側のスリーブに装着され、
   前記左右のねじりバネの一端は、対応する連結台座のねじりバネ固定穴に固定され、
   前記左右のねじりバネの反対側の一端は、リア支え脚のねじりバネ固定穴に固定され、
   前記バックレストブラケットの下部は、連結台座の中間溝と嵌め合い、且つヒンジ軸にヒンジ連結され、連結台座の中間溝にはバックレストブラケットが後ろに倒れるのを阻止する止め金が取り付けられた、
   請求項１又は２に記載のフィットネス装置。
4. 前記フロント支え脚のトップには、プッシュアップ・ハンドルが取り付けられ、
   前記プッシュアップ・ハンドルの両側には、対称的に膝支えが取り付けられ、
   前記フロント支え脚の中下部の両側には対称的に足支えが取り付けられた、請求項３に記載のフィットネス装置。
5. 前記シートは回転できるように伸縮外管に取り付けられた、請求項４に記載のフィットネス装置。
6. 前記リア支え脚には弾性アシスト機構をカバーするケーシングが固定された、請求項５に記載のフィットネス装置。
7. 前記連結台座にはケーシングとバックエストブラケットとの隙間をカバーするアクティブキャップが取り付けられた、請求項６に記載のフィットネス装置。

Images