JP3194418U - 計量カップ - Google Patents
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Abstract
【課題】衛生面の性能を維持しつつ、製造工程において不良品率を改善し、生産効率を向上させると共に、使用時における耐久性に優れた計量カップを提供する。【解決手段】弾性を有する周壁部2の上縁3の一部に、変形可能な注ぎ口4を有する計量カップにおいて、注ぎ口の下方を除く周壁部の少なくとも一部に、厚肉部5を設ける。厚肉部を設けることによって、周壁部の弾性を確保しつつ、保形性を確保することができ、手指による加圧を解除すれば、周壁部の形状を、直ちに元の形状に復元させることができる。また、厚肉部は、周壁部と同一の材料で一体に成形することができるので、周壁部と厚肉部との間に段差や隙間が発生せず、衛生上の性能を維持することができると共に、製造工程を簡素にすることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、計量カップに関し、詳しくは、計量カップの周壁部の上縁の一部が変形して、注ぎ口を形成する計量カップに関する。
収容した液体を注ぐ際に、計量カップを持つ手の加圧によって、このカップを変形させることにより、周壁部の上縁の一部が、嘴状に突出変形して注ぎ口となる技術が既に提案されている(特許文献1〜2参照)。
特許文献1に記載の技術は、シリコーン樹脂の如き可撓性材料から形成されたカップ本体の外周壁面に、プラスチックの如き弾性を有する一部開放型の環状操作板を結合し、該環状操作板の一部開放部が位置するカップ本体の周壁部の上縁に注ぎ口を設けた構成であり、手指の加圧により、環状操作板と共にカップ本体を変形させて、注ぎ口を嘴状に突出変形させるものである。
しかし、特許文献1に記載の技術では、カップ本体の外周壁面と環状操作板との結合境界部分に段差が生じ、この段差部分に水垢や液体乾燥固形物等が堆積し易く、食品用のカップとして用いる場合には不衛生であるという問題点を有している。
更に、環状操作板は、シリコーン樹脂よりも硬質の材料(例えば、硬質プラスチック。)で形成されるが、硬質プラスチックは、料理時のように手指が濡れている場合には滑り易いという欠点を有している。この滑り易いという欠点を解消するため、硬質プラスチック表面に、例えば、滑り防止加工を施すことが考えられるが、この場合、汚れが付着し易くなると共に、付着した汚れが除去し難くなるという別なる欠点を招くことになる。
特許文献2に記載の技術は、本考案者が先に提案した技術であり(以下、「先提案技術」という。)、上記特許文献1と同じくカップ本体の周壁部の上縁の一部に、変形可能な注ぎ口を有する計量カップであって、弾性を有すると共に、カップ本体の周壁部外径よりも小さい径を有する一部開放の環状操作板を有し、この環状操作板が、前記注ぎ口の下方の周壁部に、前記環状操作板の一部開放部分が位置するように、前記カップ本体の周壁部に沿って埋設された構成である。
この先提案技術は、上記特許文献1に記載の技術が有する問題点を解決したものであり、環状操作板の汚れを防止し、手指が濡れた状態であっても滑り難く、使い易く、衛生的な計量カップを得ることができる。
しかし、本考案者の研究によれば、この先提案技術では、製造工程において精密かつ煩雑な作業が求められるため、不良品が多く、生産効率が悪いという問題があり、また、使用を重ねるうちに、環状操作板とカップ本体との間で隙間が生じ易く、耐久性に乏しいという問題があることが判明した。
そこで、本考案の課題は、衛生面の性能を維持しつつ、製造工程において不良品率を改善し、生産効率を向上させると共に、使用時における耐久性に優れた計量カップを提供することにある。
上記課題を解決する本考案は下記構成を有する。
1.弾性を有する周壁部の上縁の一部に、変形可能な注ぎ口を有する計量カップにおいて、
前記注ぎ口の下方を除く周壁部の少なくとも一部に、厚肉部が設けられていることを特徴とする計量カップ。
前記注ぎ口の下方を除く周壁部の少なくとも一部に、厚肉部が設けられていることを特徴とする計量カップ。
2.厚肉部が、周壁部の外側面に膨出して設けられていることを特徴とする上記1に記載の計量カップ。
3.厚肉部が、注ぎ口の下方を除く周壁部の全周に亘って設けられていることを特徴とする上記1又は2に記載の計量カップ。
4.厚肉部が、縦縞状のリブを複数設けることによって形成されていることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の計量カップ。
5.注ぎ口の下方にあたる周壁部が、他の周壁部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の計量カップ。
6.注ぎ口の下方にあたる周壁部に計量目盛が表示されており、
この計量目盛の表示部分の周壁部が、計量カップ内に収容した液体の液面を計量カップ外から透視確認可能な透光性を有する構成であることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の計量カップ。
この計量目盛の表示部分の周壁部が、計量カップ内に収容した液体の液面を計量カップ外から透視確認可能な透光性を有する構成であることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の計量カップ。
上記1に示す考案によれば、注ぎ口の下方を除く周壁部の少なくとも一部に厚肉部を設けることによって、注ぎ口下方にあたる周壁部の弾性を確保しつつ、他の周壁部の保形性を確保することができる。これにより、手指の加圧によって周壁部を変形させ、上縁に注ぎ口を突出させた後、手指による加圧を解除すれば、周壁部の形状を、直ちに元の形状に復元させることができる。
また、厚肉部は、別部材を用いることなく、周壁部と同一の材料で一体に成形することができるので、周壁部と厚肉部との間に段差や隙間ができるのを防ぐことができ、衛生上の性能を維持することができると共に、製造工程を簡素にすることができる。更に、製造手段として、射出成型等の確立された手段を採用することができるので、不良品の発生を著しく抑制することができ、生産効率を高めることができる。更にまた、単一の材料で成形することができるので、耐久性も向上させることができる。
上記2に示す考案によれば、厚肉部が、周壁部の外側面に膨出して設けられるので、内側面は平滑に成形することができ、計量の正確性を確保することができると共に、使用後の洗浄もし易く、衛生的である。
上記3に示す考案によれば、厚肉部が、注ぎ口の下方を除く周壁部の全周に亘って設けられるので、周壁部の保形性及び復元性を高めることができる。
上記4に示す考案によれば、厚肉部を縦縞状のリブを複数設けた態様にすることで、滑り止め効果を得ることができ、手指の加圧による周壁部全体の弾性及び加圧解除による復元性を最適に得ることができると共に、縦方向からの強度を高めることができる。
上記5に示す考案によれば、注ぎ口の下方にあたる周壁部を、他の周壁部よりも薄肉に形成することで、手指の加圧によって周壁部を変形させ、周壁部の上縁に注ぎ口を嘴状に突出させる際、この注ぎ口をより鋭角に突出させることができる。これにより、計量カップ内の液体を、少量ずつ正確に抽出することができる。
上記6に示す考案によれば、収容した液体の量を計量カップの外側から目視により計量することができる。
添付の図面に従って、本考案を詳細に説明する。
図1に、本考案に係る計量カップ(以下、単に「計量カップ」ともいう。)1の一実施例である6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図及びA−A断面図)を示す。
図1に、本考案に係る計量カップ(以下、単に「計量カップ」ともいう。)1の一実施例である6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図及びA−A断面図)を示す。
尚、本考案における計量カップ1とは、調理の際に液体の体積又は容積を計量するために用いられる容器(一般に、計量カップ又はメジャーカップと呼称される液体容器。)の他、計量目盛の有無を問わず、調理用ボウル、ビーカー、タンブラー等の液体容器を含むものとする。
計量カップ1は、図1に示されるように、少なくとも周壁部2及び底部6から構成され、周壁部2には、厚肉部5が設けられる。また、周壁部2の上縁3には、周壁部2を手指で加圧して変形させることで、注ぎ口4が形成される構成である。
周壁部2及び底部6から形成される計量カップ1の基本的な形態(厚肉部5を除いた形態)は、図1に示される実施例では、上縁に向かって拡開する円筒形であるが、本考案における計量カップ1の形態はこれに限定されず、計量カップや液体容器の形態として公知・公用のもの特別の制限なく採用することができる。例えば、有底の円筒形の他、三角形や四角形の角筒形であってもよいし、底部6から上縁3まで径が変わらない寸胴形であってもよいし、上縁3に向かって先窄まりの形状であってもよい。
注ぎ口4は、周壁部2の上縁3に、周壁部2を手指で加圧して上縁3を嘴状に突出変形
させることで形成される(詳しくは後述する。)。
この注ぎ口4を形成し易くするために、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2が、他の周壁部2よりも薄肉に形成されることが好ましい(図1のA−A断面図参照。)。これにより、注ぎ口4をより鋭角に突出させることができ、計量カップ1内に収容された液体を、少量ずつ正確に抽出することができる。
させることで形成される(詳しくは後述する。)。
この注ぎ口4を形成し易くするために、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2が、他の周壁部2よりも薄肉に形成されることが好ましい(図1のA−A断面図参照。)。これにより、注ぎ口4をより鋭角に突出させることができ、計量カップ1内に収容された液体を、少量ずつ正確に抽出することができる。
注ぎ口4は、周壁部2の上縁3に、複数設けることができる。例えば、上縁3に設けられた一方の注ぎ口4と、相対向する位置にもう1つの注ぎ口4(図示しない。)を形成することができる。この構成を採れば、手指で加圧する周壁部2の位置を調整することで、いずれか任意の注ぎ口4を突出変形させて形成することができる。かかる構成を採用するためには、いずれの注ぎ口4の下方にあたる周壁部2も、他の周壁部2よりも薄肉に形成されることが好ましい。
厚肉部5は、図1に示されるように、注ぎ口4の下方を除く周壁部2の少なくとも一部に設けられる。
厚肉部5は、周壁部2の厚みを増すことで形成される。厚肉部5の厚みに限定はないが、周壁部2の他の部分に比して、1mm〜5mm厚くすることが好ましく、1.5mm〜3mm厚くすることが特に好ましい。
厚肉部5は、周壁部2の厚みを増すことで形成される。厚肉部5の厚みに限定はないが、周壁部2の他の部分に比して、1mm〜5mm厚くすることが好ましく、1.5mm〜3mm厚くすることが特に好ましい。
厚肉部5は、図1に示されるとおり、周壁部2の外側面21に膨出して設けられることが好ましい。この構成を採ることにより、周壁部2の内側面22は平滑に成形することができ、計量の正確性を確保することができると共に、使用後の洗浄もし易く、衛生的である。
厚肉部5は、例えば図1に示されるように、注ぎ口4の下方を除く周壁部2の全周に亘って設けられることが好ましい。
上述のとおり、注ぎ口4が形成される箇所の下方にあたる周壁部2は、弾性・変形性・可撓性を高めるため、他の周壁部2よりも薄肉に形成されることが好ましい。そのため、この部分を除いた箇所に厚肉部5が設けられることが好ましい。
上述のとおり、注ぎ口4が形成される箇所の下方にあたる周壁部2は、弾性・変形性・可撓性を高めるため、他の周壁部2よりも薄肉に形成されることが好ましい。そのため、この部分を除いた箇所に厚肉部5が設けられることが好ましい。
また、計量カップ1の保形性、特に、手指による加圧を解除することで、周壁部2の形状が元の形状に復元するための復元性を得るために、厚肉部5が設けられる面積は大きいほど良い。そのため、注ぎ口4の下方を除く周壁部2のほぼ全周に亘って、厚肉部5が設けられることが好ましい。
なお、ここにいう全周とは、周壁部2の周回方向における全周を指し示すものであり、周壁部2の上縁3から底部6に及ぶまで厚肉部5が設けられる必要はなく、図1に示されるように、上縁3と底部6の近傍は厚肉に形成しなくてもよい。
なお、ここにいう全周とは、周壁部2の周回方向における全周を指し示すものであり、周壁部2の上縁3から底部6に及ぶまで厚肉部5が設けられる必要はなく、図1に示されるように、上縁3と底部6の近傍は厚肉に形成しなくてもよい。
図1に示される厚肉部5は、縦縞状のリブ51が不連続に複数設けられ、これらを一定の間隔を空けて並列させた態様であるが、1つの厚肉部5が切れ目無く連続的に設けられる態様であってもよい(後述する図3参照)。
図2は、周壁部2を手指で加圧し、周壁部2の上縁3を変形させることで注ぎ口4が突出して形成される様子を表す概略説明図である。
計量カップ1は、計量カップ1を持つ者の手指による周壁部2への加圧(図2の(A)の矢符X参照)によって、該周壁部2、特に周壁部2の上縁3を変形させることにより、この上縁3の一部が、嘴状に突出変形して注ぎ口4を形成(図2の(B)参照)する計量カップである。
計量カップ1は、計量カップ1を持つ者の手指による周壁部2への加圧(図2の(A)の矢符X参照)によって、該周壁部2、特に周壁部2の上縁3を変形させることにより、この上縁3の一部が、嘴状に突出変形して注ぎ口4を形成(図2の(B)参照)する計量カップである。
続いて、周壁部2に設けられる厚肉部5の形態について、複数の例を挙げる。尚、本考
案において、厚肉部5の形態に限定はなく、次に挙げるのはあくまで例示する形態である。
厚肉部5は、図1に示されるように、注ぎ口4の下方を除く周壁部2の少なくとも一部に、縦縞状のリブ51を複数設ける構成とすることができる。縦縞状のリブ51は、端部から次第に厚みを増す形態であり、このリブ51が、外側面21に沿って12本並んだ態様である。尚、本考案において、このリブ51の形態及び数量に限定はない。また、この複数のリブ51は、幅や長さを全て同一にしてもよいし、次第に変化させてもよいし、不規則に変化させてもよい。
案において、厚肉部5の形態に限定はなく、次に挙げるのはあくまで例示する形態である。
厚肉部5は、図1に示されるように、注ぎ口4の下方を除く周壁部2の少なくとも一部に、縦縞状のリブ51を複数設ける構成とすることができる。縦縞状のリブ51は、端部から次第に厚みを増す形態であり、このリブ51が、外側面21に沿って12本並んだ態様である。尚、本考案において、このリブ51の形態及び数量に限定はない。また、この複数のリブ51は、幅や長さを全て同一にしてもよいし、次第に変化させてもよいし、不規則に変化させてもよい。
厚肉部5は、図3に示されるように、切れ目無く、連続的に形成された1つの面のような形態とすることができる。尚、図3では、計量カップ1の左側面図のみが表されているが、ここで例示する形態では、右側面は左側面と対称に表れるものとする。
図3では、厚肉部5の厚みは、端部を除いて均一に形成されているが、端部から次第に厚みが増す形態であっても良いし、波状に厚みが変化する形態であってもよい。また、図3において、厚肉部5の輪郭は、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2近傍の端部が、弧を描くような形状であるが、本考案はこれに限定されず、いかなる輪郭の形態であってもよい。また、左右非対称の形態であってもよい。
図3では、厚肉部5の厚みは、端部を除いて均一に形成されているが、端部から次第に厚みが増す形態であっても良いし、波状に厚みが変化する形態であってもよい。また、図3において、厚肉部5の輪郭は、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2近傍の端部が、弧を描くような形状であるが、本考案はこれに限定されず、いかなる輪郭の形態であってもよい。また、左右非対称の形態であってもよい。
厚肉部5は、図4に示されるように、全周に亘って設けずに、例えば、側面に1/4周程度に亘る面を形成し、他方の側面に、同じく1/4周程度に亘る面を形成し、左右に1つずつの2つの面によって形成することができる。尚、図4では、計量カップ1の左側面図のみが表されているが、ここで例示する形態では、右側面は左側面と対称に表れるものとする。
左右側面に設けられた各厚肉部5の形態(輪郭)に限定はなく、任意の形態とすることができ、また、左右で異なる形態とすることもできる。例えば、厚肉部5の輪郭は、ハート型等の図形としてもよいし、動物やアニメキャラクター等をモチーフとした形態としてもよい。
図4に示される厚肉部5の構成は、注ぎ口4が2つ以上設けられる場合に、特に有意である。各厚肉部5の間に、注ぎ口4が配設される構成とすれば、この2つの注ぎ口4の下方にあたる周壁部2を薄肉に形成することができるためである。
左右側面に設けられた各厚肉部5の形態(輪郭)に限定はなく、任意の形態とすることができ、また、左右で異なる形態とすることもできる。例えば、厚肉部5の輪郭は、ハート型等の図形としてもよいし、動物やアニメキャラクター等をモチーフとした形態としてもよい。
図4に示される厚肉部5の構成は、注ぎ口4が2つ以上設けられる場合に、特に有意である。各厚肉部5の間に、注ぎ口4が配設される構成とすれば、この2つの注ぎ口4の下方にあたる周壁部2を薄肉に形成することができるためである。
図5に示されるように、厚肉部5は、複数の膨出片52の集合として形成することができる。尚、図5では、計量カップ1の左側面図のみが表されているが、ここで例示する形態では、右側面は左側面と対称に表れるものとする。
図5に示される厚肉部5は、その形状や数量に限定はなく、規則的に配列させてもよいし、不規則に配置してもよい。
図5に示される厚肉部5は、その形状や数量に限定はなく、規則的に配列させてもよいし、不規則に配置してもよい。
図6に示されるように、厚肉部5は、注ぎ口4の下方を除く周壁部2の全周に亘り、切れ目無く連続的に形成された1つの面のような形態を、上下に並列させる構成とすることができる。尚、図6では、計量カップ1の左側面図のみが表されているが、ここで例示する形態では、右側面は左側面と対称に表れるものとする。
図6では、2つの厚肉部5が上下に並列された構成であるが、3つ以上の厚肉部5を上下に並列させた構成であってもよい。
図6では、2つの厚肉部5が上下に並列された構成であるが、3つ以上の厚肉部5を上下に並列させた構成であってもよい。
計量カップ1を構成する材料としては、周壁部2が、計量カップ1を持つ手指による加圧(図2の(A)の矢符X参照)によって変形(図2の(B)参照)し、この変形によって、周壁部2の上縁3の一部が嘴状に突出変形することにより、注ぎ口4を形成する構成を得られるように、弾性ないし可撓性を有する材料で形成される。例えば、弾性ないしは可撓性を有する合成樹脂製であることが好ましく、シリコーン樹脂製であることが特に好ましい。更に、該シリコーン樹脂としては、耐熱温度が−60℃乃至は−40℃から+2
20℃乃至は+270℃のものがとりわけ好ましい。
20℃乃至は+270℃のものがとりわけ好ましい。
また、計量カップ1は、内部に収容した液体の量を外部から確認するため、液面の位置が外部から透視できることが好ましく、透光性を有する材料や透明乃至は半透明の材料で形成されることが好ましい。
特に、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2に計量目盛7を表示し、この計量目盛7の表示部分の周壁部2が、計量カップ1内に収容した液体の液面を、外部から透視確認できるように、透光性を有する材料で形成することが好ましい。
尚、計量カップ1を単一の材料で成形する際には、計量目盛7の表示部分の周壁部2は平滑面で仕上げ、他の部分は梨地仕上げとすることで、計量目盛7の表示部分のみ透明性が高い仕上げとすることができる。
尚、計量カップ1を単一の材料で成形する際には、計量目盛7の表示部分の周壁部2は平滑面で仕上げ、他の部分は梨地仕上げとすることで、計量目盛7の表示部分のみ透明性が高い仕上げとすることができる。
特にまた、注ぎ口4の下方にあたる周壁部2の外側面21及び/又内側面22に計量目盛7を表示し、この計量目盛7の表示部分の周壁部2が、計量カップ1の外部及び/又は内部から計量目盛7を透視確認できるように、透明性を有する材料で形成することが好ましい。かかる構成によれば、計量目盛7を、計量カップ1の外部と内部の両方から目視することができるので、収容した液体の量を計量カップ1の外部と内部の両方から確認することができる。
更に、注ぎ口4の注ぎ易さや液切れ性を向上させるために、注ぎ口4の突出変形時により鋭角的な嘴状に突出変形することが好ましい。このため、注ぎ口4が形成される周壁部2の上縁3及びこの上縁3から下方にかけての部分の厚みを、他の部分の周壁部2の厚みよりも薄肉に形成することが好ましい(図1のA−A断面図参照。)。
注ぎ口4が、2つ以上設けられる構成では、注ぎ口4の下方の周壁部2に、それぞれ異なる単位の計量目盛7を設けることができる。例えば、一方の計量目盛7には、ml(ミリリットル)やcc(立方センチメートル)といった日本でもよく用いられる単位を表示し、他方の計量目盛7には、oz(オンス)といった米国等で用いられる単位を表示することができる。
以上、本考案に係る計量カップ1について説明したが、本考案は、上記実施例に限定されず、本考案の範囲内において種々の態様を採用することができる。
例えば、上記実施例では、計量目盛7を注ぎ口4の下方にあたる周壁部2に表示する構成としたが、注ぎ口4の下方以外の部分に表示されていてもよい。周壁部2の内側面22に、計量目盛7を表示した構成とすれば、周壁部2が非透光性材料や不透明材料で形成された場合であっても、液面が位置する計量目盛7を内側から読むことにより、分量を一目で確認することができる。
また、計量目盛7は、印刷表示・印字表示・書込表示でもよいし、転写印刷表示でもよい。また、別材のフィルム・シート・板材等に表示されたものを貼付・溶着・融着・接着・その他の取付手段により取付けた構成でよいし、周壁部2自体に凹構成・凸構成・凹凸構成により表示する構成とすることもできる。
1 計量カップ
2 周壁部
21 外側面
22 内側面
3 上縁
4 注ぎ口
5 厚肉部
51 リブ
52 膨出片
6 底部
7 計量目盛
2 周壁部
21 外側面
22 内側面
3 上縁
4 注ぎ口
5 厚肉部
51 リブ
52 膨出片
6 底部
7 計量目盛
Claims (6)
- 弾性を有する周壁部の上縁の一部に、変形可能な注ぎ口を有する計量カップにおいて、
前記注ぎ口の下方を除く周壁部の少なくとも一部に、厚肉部が設けられていることを特徴とする計量カップ。 - 厚肉部が、周壁部の外側面に膨出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の計量カップ。
- 厚肉部が、注ぎ口の下方を除く周壁部の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の計量カップ。
- 厚肉部が、縦縞状のリブを複数設けることによって形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の計量カップ。
- 注ぎ口の下方にあたる周壁部が、他の周壁部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の計量カップ。
- 注ぎ口の下方にあたる周壁部に計量目盛が表示されており、
この計量目盛の表示部分の周壁部が、計量カップ内に収容した液体の液面を計量カップ外から透視確認可能な透光性を有する構成であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の計量カップ。
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