JP3194039U - 凍結不可品の輸送用セミトレーラ - Google Patents

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昌樹 石山
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Abstract

【課題】寒冷地を走行するトレーラ輸送において、高額で耐久性に劣る防寒マットを使用することなく冷凍不可品の凍結事故を防止する輸送用セミトレーラを提供する。【解決手段】セミトレーラ10に断熱材を配し、セミトレーラ内部の天板12または天板近傍に加温ユニット20を設ける。加温ユニットは発熱ヒータとファンモータとを備え、電源ユニット30を介して、加温ユニットを駆動する。セミトレーラ内部の空気温度は、発熱ヒータの発生熱をファンモータによって拡散することにより、水の凍結温度以下にならないように出来る。また電源ユニットはセミトレーラの外部に配するので、貨物の搭載量には影響がない。【選択図】図1

Description

本考案は、生鮮野菜等の冷凍不可品を輸送するためのセミトレーラに関する。
トレーラによる生鮮品等の輸送は、従来、鮮度の低下を防止する冷蔵輸送、冷凍輸送の技術が注目された(特許文献1、2)。
しかしながら、生鮮品等の各種の輸送品目の中には、冷凍させてはいけないものも多い。例えば、野菜、果物、ミネラルウオータ、ワイン等の酒類、卵などである。これらは、一旦凍結すると後に解凍しても色が悪くなったり、味が変わる等、冷凍する前の品質よりも劣化する。
このため、野菜や果物等の冷凍不可品を、トレーラによって厳冬期に北海道等の寒冷地に輸送するときは、積載貨物に防寒シートを被せ、マイナス気温となっている外気の影響から冷凍不可品の凍結を防止した。寒冷地では、厳冬期の夜間走行時に外気温がマイナス10℃〜30℃と厳しくなるため、防寒シートも特殊な厚手のものを用い、防寒シートの隙間から冷気が入り込まないよう入念に点検して輸送する必要がある。荷物を搭載するセミトレーラは、開口部を備えてるので、厳冬期の走行中は内部の気温も氷点下以下のマイナス温度となるからである。
特開2007−055671 特開2001−063768
問題は、凍結を防ぐための防寒マットが高額であり、輸送コストを圧迫する点である。また、厚手の防寒マットは繰り返しの使用による劣化速度が速いため、交換する頻度も高く経済性の点で難があった。
第二の問題は、防寒マットを積載貨物に被せる作業の煩雑である。防寒マットに隙間があったり、輸送時に隙間が生じると、冷気が積載貨物に入って凍結を生じさせる可能性があるので、点検作業には十分な配慮を要する。
このような作業の煩雑は、輸送の迅速に支障を生じさせる。北海道と本州とを結んで走行するトレーラは、フェリー等の定期運航船も利用するが、作業遅延によってタイムスケジュールに狂いが生じると、船に乗り遅れる等、深刻な事態を招くこともある。
そこで、本考案の目的は、寒冷地を走行するトレーラ輸送において、防寒マットを使用することなく、冷凍不可品の凍結事故を防止することにある。
前記目的を達成するため、本考案に係るセミトレーラは、セミトレーラに断熱材を設けるとともに、該セミトレーラ内部の天板または天板近傍に加温ユニットを設け、該加温ユニットは、発熱ヒータとファンモータとを備えてなり、前記セミトレーラの外部適宜箇所に設けた電源ユニットを介して、前記加温ユニットを駆動する(請求項1)。
請求項1に係るセミトレーラは、貨物を搭載するセミトレーラに断熱材を配した上で、天板または天板近傍に加温ユニットを設け、発熱ヒータの熱をファンモータによって拡散する。セミトレーラ内部の空気温度は、断熱材を設けても外気温によって低下するが、発熱ヒータの発生熱をファンモータによって拡散することにより、内部の空気温度を水の凍結温度以下には下げないようにすることが出来る。セミトレーラは断熱材を備えるので、内部の空気が外気温の影響によってマイナス温度に転じることも防止できる。
加温ユニットは、天板または天板近傍に配するので、積載貨物の搭載量(空間容積)にも殆ど影響はない。加温ユニットを駆動する電源ユニットは、セミトレーラの外部に配するので、貨物の搭載量にはまったく影響がない。
加温ユニットは、前方壁板の天板近傍に配するとともに、該加温ユニットから下方に向かうダクトを前方壁板に沿って設け、該ダクトを介して加温ユニットの熱を底板近傍箇所に強制送気する場合がある(請求項2)。
請求項2は、加温ユニット(発熱ヒータ)の発生熱を、ダクトを介して底板近傍に強制送気するものである。温かい空気は上昇するので、発熱ヒータの発生熱を下方へ強制送気することによって、セミトレーラの内部空気を攪拌し、空気温度の不均衡が生じないようにすることが出来る。
加温ユニットを前方壁板の天板近傍に配するのは、貨物の搭載量を減らさないよう、できるだけセミトレーラ内部の空間容積を大きく設計するためである。またセミトレーラは、後方に開閉ドアを設ける後方開口式、側面を開く側面開放式など各種タイプがあるが、トラクタ(牽引車両)に近い側の前方壁板には開口を設けないので、加温ユニットを固定配置しやすく設計も容易である。
セミトレーラ内部の床面に、ダクトおよびファンモータを介して送られる空気流を流動させる通気用クリアランスを設ける場合がある(請求項3)。
加温ユニットの温風送気を、搭載貨物最下段の下面を流動させることにより、セミトレーラの内部を流動する温風の流動性能をより向上させることが出来る。このため、セミトレーラ内部の床面には、通気用クリアランスを予め設けておくことが望ましい。
加温ユニットを駆動する電源ユニットは、発電機による第一電源供給手段と、外部電源による第二電源供給手段とを備えるとともに、当該第一電源供給手段と第二電源供給手段とを切り換える切換スイッチ手段を備える場合がある(請求項4)。
トレーラは、走行時、休憩停車時、乗船時等で、使用できる電源条件が異なる。走行時は、外部から電源供給を受けることが出来ない。一方、いわゆるトレーラ基地では外部電源供給を受けることが可能であり、フェリー乗船時には発電機の使用が禁止される。
このため、切換スイッチ手段を介して発電機による第一電源供給手段と、外部電源による第二電源供給手段とを切り換え可能とすることにより、貨物の搭載、移動、荷下ろしの各段で、必要に応じた電源を確保できる。この結果、必要に応じて随時加温ユニットを駆動し、冷凍不可品の凍結を防止することが出来る。
本考案に係るセミトレーラによれば、寒冷地を走行するトレーラ輸送において、防寒マットを使用することなく、冷凍不可品の凍結事故を防止することが可能となる。
第一の実施形態に係るセミトレーラ内部を側方から例示する図である。 図1に示すセミトレーラ内部を平面から例示する図である。 図1に示すセミトレーラを後方から例示する図である。 実施形態に係る加温ユニットを例示する図である。 第二の実施形態に係るセミトレーラ内部を側方から例示する図である。 図5に示すセミトレーラ内部を平面から例示する図である。 図5に示すセミトレーラ内部を後方から例示する図である。 図7に示す支持材を平面から例示する図である。
図1〜図3は、第一の実施形態に係るセミトレーラを示すものである。このセミトレーラ10は、保冷輸送用のセミトレーラ等と同様に、セミトレーラ10を構成する左右の側壁板11、天板12、底板13、前方壁板14、後方壁板15の各部に断熱材(図示せず)を配した上で、例えば、図1、図3に示すように、天板12の左右中央部に適当個数の加温ユニット20を前後方向に複数個(例えば3個)固定してある。
一方、底板13の上には、適宜の支持材16を介して床板材17を配し、この床板材17の下面と底板13上面との間に通気用クリアランスS1を設けて床面を作る。通気用クリアランスS1の上下幅は、支持材16の高さに応じて適宜設定する。
床板材17は、例えば剛性のある金属板を使用し、図2に示すように、左右の側壁板11、前方壁板14、後方壁板15との間に若干の隙間S2を作るよう配設する。加温ユニット20から流れる温風A1を、隙間S2を介して床板材17の下にある通気用クリアランスS1に流動させるためである。
また、図3に示すように、床板材17の適宜箇所には通気用クリアランスS1を流れる温風A1の一部を上方へ逃がすための小孔19を設けることが望ましい。この小孔19から上方に向かって吹き上がる温風A1によって、セミトレーラ10の内部空間を流れる温風A1が攪拌され、温度の均等化を図ることが出来る。小孔19は、例えば、セミトレーラ10の左右の略中央部に縦列に適宜数設けるほか、この中央ラインの小孔19に平行して側壁板11寄りに適宜数を設ける。
30は、セミトレーラ10の外部適宜箇所、例えばセミトレーラ10の側壁板11の略中央下に設けた電源ユニット、Rは自走牽引車両(トラクタ)、Tはタイヤ、Wは第五輪(セミトレーラ用連結器)である。また、搭載貨物を出し入れする開口部は、側部開閉式の開口、後部開閉式の開口等、従来からセミトレーラの開口部として採用される適宜方式を採用する。
加温ユニット20は、例えば、図4に示すように、発熱ヒータ21と、この発熱ヒータ21が暖めた空気を流動させるファン装置22とを備える。加温ユニット20は、電源ユニット30を介して電源供給を受ける。23はファンモータ、24は回転翼である。加温ユニット20は適宜のユニットケースに収納して、天板12に配設する。
加温ユニット20を介して送気される温風A1は、図2、図3に示すように、まず左右の側壁板11に向かって送気する。このため、好ましくは、発熱ヒータ21とファンモータ23の組み合わせは二組用意して、それぞれが一方向に温風A1を送るようにする。構造を単純化させるためである。この実施形態では、加温ユニット20は、ユニットケース内に逆向きに配した二個のファンモータ23と発熱ヒータ21を備える構成とした。
発熱ヒータ21は、必要に応じて複数を配設できるので、一個のファンモータ23に対し複数の発熱ヒータ21を配設しても良い。上下方向に複数でも良いし、左右方向に複数でも良い。回転翼24の配設数も一個に限らず、上下/左右方向に複数配設して良い。温風A1の吹出口や送風フィンは、温風A1が左右の側壁板11に直進できるよう設定することが望ましい。温風A1がセミトレーラ10の内部空間に均等に拡散して、内部空間の温度がマイナス気温になるような温度の偏りを防止するためである。
電源ユニット30は、発電機による第一電源供給部31と、外部電源による第二電源供給部33とを備える。第一電源供給部31と第二電源供給部33は、切換スイッチ部35を介して一方の作動に切り換える。
第一電源供給部31は、電動機を用いた発電機によって電力を加温ユニット20に供給する。トラクタRのエンジン動力は、使用しないことが望ましい。トラクタRの走行の安全を確保するためである。トラクタRの走行中は、第一電源供給部31を介して加温ユニット20を駆動する。
第二電源供給部33は、フェリー乗船時やトレーラ基地等の駐車時等、第一電源供給部31(発動機)の駆動ができないときに、各施設が備える電源設備(外部電源)を介して加温ユニット20を駆動する手段である。トラクタRの走行中は第一電源供給部31の電源が使用できるが、トラクタRの非走行時は第二電源供給部33を介して外部電源により加温ユニット20を駆動する。切換操作は、切換スイッチ部35を介して行う。切換スイッチ部35は、切換操作がしやすいよう、第二電源供給部33の近傍に配しておくことが望ましい。切換スイッチ部35は、押圧切換式、レバー切換式等、適宜の構成とする、風雨に晒されるのを避けるため、切換スイッチ部35にはカバー材(蓋材)を配して雨雪を遮断して保護することが望ましい。
床板材17の外周部に設ける隙間S2は、温風A1を通気用クリアランスS1に導ける程度の寸法、例えば、2〜10cm程度に設定する。隙間S2の幅が大きすぎると搭載貨物の安定を損なう可能性があるので、過剰に大きく設定する必要はない。また、この実施形態では、加温ユニット20から吹き出す温風A1を側壁板11に当ててから、側壁板11に沿って下降させるものであるから、前方壁板14や後方壁板15との間に隙間S2を設ける必要はない。但し、温風A1の実際の流れは、積荷搭載時には複雑に変化する可能性があるので、前方壁板14や後方壁板15との間に隙間S2を設けることで、通気用クリアランスS1に温風A1を導入できる可能性が高まる。
かかる構成によれば、電源ユニット30を介して電源供給される加温ユニット20からの温風A1は、側壁板11に向かって略直進し、側壁板11の上部(天板12近傍)に当たり、側壁板11に沿って下方に流れる。その一部は、床板材17に当たってセミトレーラ10の内部空間に拡散し、一部は隙間S2を通って通気用クリアランスS1に流れ込む。通気用クリアランスS1を流動する温風A1の一部は小孔19から上方に吹き出されて内部空間の空気を攪拌し、温度分布の均一化を実現する。こうして、温風A1がセミトレーラ10の内部に均等に広がって内部空間の温度が、どの位置においてもマイナス気温になることを防止する。
これにより、外気温が厳しいマイナス温度であっても、凍結不可品である搭載貨物の凍結事故を確実に防止できる。電源ユニット30は、トラクタRの走行時、長時間停車時を問わず電源ユニット30を駆動できる構成であるから、凍結事故の発生確率を略ゼロに抑えることが出来る。
図5〜図8は、第二の実施形態を例示するものである。このセミトレーラ40は、前方壁板14の天板12近傍に加温ユニット41を配するもので、加温ユニット41から下方に向かって延びるダクト50を設け、当該ダクト50を介して加温ユニット41の熱を床板材17近傍に強制送気する。左右の側壁板11、天板12、底板13、前方壁板14、後方壁板15に断熱材(図示せず)を配しておく点は、前記実施形態に係るセミトレーラ10と同様である。また電源ユニット30も、前記実施形態と同様である。加温ユニット41は電源ユニット30からの電源供給によって作動する。
本実施形態に係るセミトレーラ40は、前方壁板14に沿って下方に延設したダクト50を介して温風A1を底板13近傍箇所に強制送気する。好ましくは、この実施形態においても、底板13の上には適宜の支持材16を介して床板材17を配し、通気用クリアランスS1を設ける。そして、加温ユニット41からの送られる温風A1を、前方壁板14に沿って配設したダクト50を介して通気用クリアランスS1に流入させる。床板材17に設ける隙間S2(温風A1の流入用/排出用の開口)は、床板材17の前方と後方に設ければ良い(図6参照)。
前方の隙間S2は、ダクト50を介して強制送気される温風A1を通気用クリアランスS1に流入させ、後方の隙間S2は、通気用クリアランスS1を通って後方に流れた温風A1をセミトレーラ40の後部に吹き出す役目を果たす。前記実施形態と同様、床板材17の適宜箇所に通気用クリアランスS1を流れる温風A1の一部を上方へ逃がす小孔19を設けても良い。
この実施形態に係る加温ユニット41は、例えば上下に配した複数の発熱ヒータ44と、この発熱ヒータ44が暖めた空気を下方へ流動させるファン装置46とによって構成する。ファン装置46は、発熱ヒータ44の上方位置から下方に向かって送気するものであれば良い(図5参照)。また、加温ユニット41は、横方向に複数個設けることが望ましい(図6参照)。外気温が氷点下温度でも、セミトレーラ40の内部温度をプラス気温に保つためである。図面上(図6)は左右に二つの加温ユニット41を配し、それぞれが上下方向に複数の発熱ヒータ44を備えるよう図示したが、これらの数は適宜設定変更して構わない。
ダクト50は、加温ユニット41を覆う箇所(天板12近傍)では、前方壁板14からの離隔寸法が大きくなるが、加温ユニット41の下方位置では前方壁板14からの離隔寸法を絞っても良い(例えば10〜15cm)。貨物の搭載スペースを大きく確保するためである。但し、ファン装置46の送気(温風A1)は十分に流動できる広さを確保する。前方壁板14からの離隔寸法を絞る部分は、空気の流れを妨げないよう、若干の角度をもった傾斜板構造とすることが望ましい。傾斜板構造部分を符号Yで示す(図7参照)。
ダクト50は、並設させた加温ユニット41の左右幅に応じた横幅であって、例えば、床板材17の前方に設けた隙間S2(温風A1の流入用開口)まで下端開口が延びる上下寸法をもつよう設計する。ダクト50は、剛性の高い金属板、樹脂板、木板等によって構成できるが、金属板を使用する場合は板材の内部または外部に断熱材を配することが望ましい。ダクト50の板材からの放熱によって、セミトレーラ40内部の温度分布が不均衡となるのを防止するためである。
かかる構成によれば、加温ユニット41を前方壁板14の天板12近傍に配し、温風A1を下方に送るダクト50を前方壁板14に沿って設けるので、セミトレーラ40の積荷空間を殆ど減少させることなく、セミトレーラ40内の内部温度をプラス温度に維持することが出来る。また、加温ユニット41の熱はダクト50を介して通気用クリアランスS1に送り、床板材17の小孔19あるいは床板材17の後方に設けた隙間S2から内部空間に均等に拡散させるので、温度分布の偏りが少ない。
また、冷たい空気は下に溜まりやすいが、温風A1を最初に床板材17の下の通気用クリアランスS1に導き、通気用クリアランスS1から上方に向かって温風A1を吹き出すので、凍結しやすい最下段の積荷の凍結事故を確実に防止できる。このため、加温ユニット41の小型化/コンパクト化も可能となり、積荷の積載空間をより拡大できる利点がある。
床板材17を下方から支える支持材16は、例えば図8に示すように、床板材17の中央部と両側部に均等配置して、床板材17の上に搭載する貨物の荷重を均等支持できるようにする。支持材16は、床板材17を支える上端部に大きな面積をもつ板材を配して面状またはレール状の支持を行っても良い。搭載貨物の重量に耐える構造であれば、床板材17および支持材16の構造や配設状態は問わない。床板材17は、複数に分割して配しても良い。
10、40 セミトレーラ
11 側壁板
12 天板
13 底板
14 前方壁板
15 後方壁板
16 支持材
17 床板材
19 小孔
20、41 加温ユニット
21、44 発熱ヒータ
22、46 ファン装置
23 ファンモータ
24 回転翼
30 電源ユニット
31 第一電源供給部
33 第二電源供給部
35 切換スイッチ部
50 ダクト
A1 温風
R 自走牽引車両(トラクタ)
S1 通気用クリアランス
S2 隙間
T タイヤ
W 第五輪(セミトレーラ用連結器)
Y 傾斜板構造部分

Claims (4)

  1. セミトレーラに断熱材を設けるとともに、
    該セミトレーラ内部の天板または天板近傍に加温ユニットを設け、
    該加温ユニットは、発熱ヒータとファンモータとを備えてなり、
    前記セミトレーラの外部適宜箇所に設けた電源ユニットを介して、前記加温ユニットを駆動することを特徴とする凍結不可品の輸送用セミトレーラ。
  2. 加温ユニットは、前方壁板の天板近傍に配するとともに、
    該加温ユニットから下方に向かうダクトを前方壁板に沿って設け、
    該ダクトを介して、加温ユニットの熱を底板近傍箇所に強制送気することを特徴とする請求項1記載の凍結不可品の輸送用セミトレーラ。
  3. セミトレーラ内部の床面に、ダクトおよびファンモータを介して送られる空気流を流動させる通気用クリアランスを設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の凍結不可品の輸送用セミトレーラ。
  4. 加温ユニットを駆動する電源ユニットは、
    発電機による第一電源供給手段と、外部電源による第二電源供給手段とを備えるとともに、
    当該第一電源供給手段と第二電源供給手段とを切り換える切換スイッチ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の凍結不可品の輸送用セミトレーラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110254333A (zh) * 2019-06-14 2019-09-20 唐光琴 一种果蔬物流运输车

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