JP3193764U - スクリュー成形加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの直径が大きい場合でも、二次加工ツールを前後に移動させて中心点に調整し、加工を行うことができるスクリュー成形加工機を提供する。【解決手段】スクリュー成形加工機は、ベースユニット10、縦方向移動ユニット20、横方向移動ユニット30、主軸ユニット40、作業台50、ワーク挟持ユニット60、昇降ユニット70、二次加工ユニット80及び前後移動ユニットを含む。前後移動ユニットは、第1滑合部、第2滑合部及び第1動力ユニット93を含む。第1滑合部と第2滑合部とは、互いにスライド自在に組み合わされる。第1動力ユニット93の駆動により、昇降ユニット70を第1滑合部に沿って前後に移動させることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、スクリュー成形加工機に関し、スクリューのネジ部を成形し、ネジ部の尖端に対して鋭利なバリを除去できるほか、ワークに対してキー溝及び溝の加工作業を行うことができるスクリュー成形加工機に関する。
従来のネジ転造盤は、何れも一次加工の機械であり、ワークに対してスクリューのネジ部を加工できるだけである。このため、スクリューにネジ部を加工した後には、スクリューをネジ転造盤から取り外し、バリ修正の機具で面取りする作業を行わねば、スクリューの製品を完成することができない。
従来のスクリューの加工方式の製造ステップは、煩瑣であり、手作業に頼らなければならない。このため、コストが増え、生産量が低くなるという欠点がある。本考案の出願人は、従来のスクリュー加工上の各種の問題を解決するために、特許文献1の「スクリュー成形加工機」を案出した。特許文献1の成形加工機は、ベースユニット、縦方向移動ユニット、横方向移動ユニット、主軸ユニット、作業台、ワーク挟持ユニット、昇降ユニット、二次加工ユニットを含む。特許文献1の成形加工機は、主軸ユニット上のネジ加工ツールがワークに対してネジ山を加工した後、二次加工ユニットによってネジ山上の鋭利なバリを除去し、コンピュータ自動化加工で製造のスピードアップを達成し、手作業の不便を解消することができる。
上述のスクリュー成形加工機は、コンピュータ自動化作業により、手作業によるバリ修正の問題を克服することができる。しかし、鋭利なバリを除去するのに用いられる二次加工ユニットの面取りツールは、ディスク状のツールであり、このツールがマシンヘッドの一側に吊設される方式であるため、作業員が操作する際、ツールに接触しやすく、作業上の障害となる。また、ディスク状のツールは、鋭角除去の機能に限定され、その他の加工上の運用を行うことができない。
そこで、本考案の出願人は、特許文献1の問題を解決するために、特許文献2の「スクリュー成形加工機」を案出した。図18に示すように、二次加工ツール1が動力装置2の底部に縦向きに内蔵されるため、作業員がベース上でワークの着脱等の作業を行う際、二次加工ツール1に接触しにくい。これにより、特許文献1の問題を解決することができる。
しかし、特許文献2のスクリュー成形加工機を実際に操作した所、以下の問題が発見された。特許文献2のスクリュー成形加工機で各種寸法のワークを加工する際、主軸ユニット3及び二次加工ユニット7は、縦方向移動ユニット4の所定位置に固定され、両者は、縦方向移動ユニット4によって前後に移動させることができるが、同期移動し、相対的に縦方向に移動させることができない。このため、ワークの直径が大きい場合、動力装置2は、ワークの中心点で加工を行うことができず、ワークの寸法が大きくなるにつれて偏移がひどくなる。また、二次加工ユニット7が主軸ユニット3に対して固定不動であるため、二次加工ユニット7を前後に位置決めし、加工を行うことができない。
また、図20に示すように、主軸ユニット3は、分度盤5を回転させることによって図21に示す直立位置に調整し、横方向の加工作業を行うことができる。しかし、軸部6上のレバー(図示せず)を直接操作して主軸ユニット3を回転させる場合、二次加工ユニット7の干渉を受けてスムーズに回転させることができない(図19参照)。このため、従来のやり方では、図20に示すように、先に昇降ユニット9の各ボルト8を緩め、次に昇降ユニット9を回転させ、二次加工ユニット7を側辺まで回転させることにより、主軸ユニット3を図21に示す直立方向に回転させることができる。即ち、主軸ユニット3を回転させるには、ボルト8の緩締操作を行い、二次加工ユニット7を回転させる必要があるため、操作上極めて面倒で時間が掛かる上、手作業で操作する必要があり、自動化ができなかった。
台湾実用新案M408429号 台湾実用新案M462634号(日本実用新案出願2013−003373;中国実用新案201320312842.1)
本考案は、従来のスクリュー成形加工機における、二次加工ユニットを前後に位置決めして加工できない問題と、主軸ユニットを回転させるには、複数のボルトを手作業で緩締しなければならない問題と、昇降ユニットを前後に移動できない問題と、を解決することができるスクリュー成形加工機を提供することにある。
本考案のスクリュー成形加工機は、ワークに対する加工に用いられ、ベースユニット、縦方向移動ユニット、横方向移動ユニット、主軸ユニット、作業台、ワーク挟持ユニット、昇降ユニット、二次加工ユニット及び前後移動ユニットを含む。作業台は、横方向移動ユニットによって横方向にスライド自在にベースユニットの上に設置される上、横方向移動ユニットの駆動を受けて、ベースユニット上で左右に移動できる。主軸ユニットは、縦方向移動ユニットによってベースユニットにスライド自在に設置される。主軸ユニットは、スクリューのネジ山成形加工に用いられる。主軸ユニットは、主軸モータと、主軸モータによって駆動される主軸ツールキャリアと、を含む。主軸ツールキャリア上には、ネジ成形ツールが設置される。主軸ユニットは、縦方向移動ユニットの駆動を受けてベースユニット上で前後方向に移動でき、これにより、作業台に接近するか或いは作業台から離れる。ワーク挟持ユニットは、作業台上に設置され、クランプヘッド、心押し台及びクランプヘッド回転動力装置を含む。ワークは、クランプヘッドと心押し台の間に挟設され、クランプヘッド回転動力装置の駆動を受けて回転する。昇降ユニットは、縦方向移動ユニット上に設置される。二次加工ユニットは、昇降ユニットに直立設置される動力装置と、動力装置の駆動を受ける二次加工ツールと、を含む。二次加工ユニットは、昇降ユニットによって上下に移動可能で、これにより、ワークに接近するか或いはワークから離れる。前後移動ユニットは、縦方向移動ユニットと昇降ユニットとの間に設置される。前後移動ユニットは、縦方向移動ユニットに設置される第1滑合部と、昇降ユニットに設置される第2滑合部と、第1動力ユニットと、を含む。第1滑合部と第2滑合部とは、互いにスライド自在に組み合わされる。第1動力ユニットの駆動により、昇降ユニットは、第1滑合部に沿って前後に移動することができる。
第1滑合部は、内溝を有する。前後移動ユニットの第1動力ユニットは、第1滑合部の内溝中に設置される。第1動力ユニットは、モータと、モータの中心軸の駆動を受けるスクリューと、伝動ロッドの両端に嵌設される2つの軸受台と、スクリュー上に嵌設される可動スライドベースと、を有する。昇降ユニットの底部は、可動スライドベースに固定される。モータがスクリューを駆動して回転させると、可動スライドベース及び昇降ユニットがスクリューに沿って同期移動する。これにより、昇降ユニットを縦方向移動ユニット上において縦方向移動ユニットに対して前後移動させることができる。
第1滑合部は、溝レールであり、第2滑合部は、スライドブロックであり、両者は、鳩尾形状を呈し、互いに嵌合される。
二次加工ユニットと主軸ユニットとの間は、前後移動ユニットによって縦方向の前後相対運動を行うことができる。
モータは、サーボモータであり、電磁ブレーキを有する。
主軸ユニットは、縦方向移動ユニット上に設置される分度盤と、サーボモータと、をさらに含む。サーボモータは、分度盤及び主軸ユニットを駆動して回転させることができる。
縦方向移動ユニットは、第2滑合部に固定される圧板をさらに有する。圧板によって第1滑合部と第2滑合部との間の締付度合いを調整することができる。
本考案のスクリュー成形加工機は、コンピュータ自動化により、順にネジ山を成形し、鋭利なバリを除去する機能を保有するほかに、ワークに対して左右方向又は前後方向からの加工を行うことができ、キー溝又は溝を加工することができる。また、前後移動ユニットにより、昇降ユニットを主軸ユニットに対して前後に移動して調整することができるため、ワークの直径が大きい場合、第1動力ユニットが二次加工ユニットを駆動して同期移動させることにより、二次加工ツールをワークの中心点に調整して加工を行うことができるほか、前後移動加工及び位置決め加工を行うことができる。また、主軸ユニットを直立方向に回転させて加工する必要がある場合、第1動力ユニットを操作することにより、昇降ユニットを後退させ、主軸ユニットを直立方向に回転させて位置決めすることができる。本考案のスクリュー成形加工機は、自動化された操作モードにより、従来の手作業でボルトの緩締を行う方式と比較し、操作を迅速に行うことができる上、精確で確実な調整を実現することができる。
本考案のスクリュー成形加工機の斜視図である。 本考案のスクリュー成形加工機のベースユニットを取り外し、縦方向移動ユニット及び横方向移動ユニットを示す側面図である。 本考案のスクリュー成形加工機のベースユニットを取り外し、縦方向移動ユニット及び横方向移動ユニットを示す背面図である。 本考案の主軸ユニットを示す断面図である。 本考案の歯車機構と主軸ユニットの主軸モータとを組み合わせた状態を示す断面図である。 本考案のボルト部の加工が完了したワークを示す拡大図である。 本考案のネジ部及び面取り部の加工が完了したワークを示す拡大図である。 本考案の昇降ユニットと主軸ユニットとを組み合わせた状態示す断面図である。 本考案のスクリュー成形加工機によって縦方向のキー溝が成形されたワークを示す断面図である。 本考案のスクリュー成形加工機によって溝が成形されたワークを示す断面図である。 本考案のスクリュー成形加工機によって横方向のキー溝が成形されたワークを示す断面図である。 本考案の前後移動ユニットを縦方向移動ユニット上に設置した状態を示す斜視図である。 本考案の第1動力ユニットを示す分解斜視図である。 本考案の前後移動ユニットを縦方向移動ユニットと昇降ユニットとの間に設置した状態を示す縦方向断面図である。 本考案の前後移動ユニットを縦方向移動ユニットと昇降ユニットとの間に設置した状態を示す横方向断面図である。 本考案のスクリュー成形加工機の前後移動ユニットを利用して昇降ユニットを後退させる状態を示す斜視図である。 本考案のスクリュー成形加工機の主軸ユニットを直立加工位置まで回転させた状態を示す斜視図である。 従来のスクリュー成形加工機を示す斜視図である。 従来のスクリュー成形加工機の二次加工ユニットが主軸ユニットの回転移動を干渉する状態を示す斜視図である。 従来のスクリュー成形加工機の主軸ユニットから離れる位置に昇降ユニットを回転させた状態を示す斜視図である。 従来のスクリュー成形加工機の主軸ユニットを直立位置まで回転させた状態を示す斜視図である。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態によるスクリュー成形加工機は、以下の各ユニットを搭載するベースユニット10、縦方向移動ユニット20、横方向移動ユニット30、主軸ユニット40、作業台50、ワーク挟持ユニット60、昇降ユニット70、二次加工ユニット80及び前後移動ユニット90を含む。
本考案のスクリュー成形加工機は、ワーク100にネジ部110及び面取り部120を加工するために用いられる。図1には、ワーク100にネジ部110を加工した状態を示す。図7には、ネジ部110が完成した後、面取り部120の加工を行う状態を示す。
図2及び図3を参照する。図2及び図3に示すように、縦方向移動ユニット20は、縦方向スライドレール機構21、第1スクリュー22及び第1動力機構23を含む。
主軸ユニット40は、縦方向スライドレール機構21によって前後方向にスライド自在にベースユニット10上に設けられる。
第1スクリュー22は、ベースユニット10中に前後方向に配置される。主軸ユニット40は、第1スクリュー22に螺設される。図2中において、主軸ユニット40は、螺接部品401によって第1スクリュー22上に螺設される。
第1動力機構23は、第1スクリュー22に回転動力を提供し、これにより、主軸ユニット40を駆動して前後方向に直線移動させることができる。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、横方向移動ユニット30は、横方向スライドレール機構31、第2スクリュー32及び第2動力機構33を含む。
横方向スライドレール機構31は、ベースユニット10上に横方向に配置される。作業台50は、横方向スライドレール機構31によって左右方向にスライド自在にベースユニット10上に設けられる。
第2スクリュー32は、ベースユニット10中に左右方向に配置される。作業台50は、第2スクリュー32に螺設される。
第2動力機構33は、第2スクリュー32に回転動力を提供し、これにより、作業台50を駆動して左右方向に直線移動させることができる。
図1、図2、図4及び図5を参照する。図1、図2、図4及び図5に示すように、主軸ユニット40は、縦方向移動ユニット20によってベースユニット10にスライド自在に設けられる(図2参照)。主軸ユニット40は、ワーク100にネジ山を加工するのに使用される。主軸ユニット40は、主軸モータ41と、主軸モータ41によって駆動される主軸ツールキャリア42と、を含む。主軸ツールキャリア42上には、ネジ成形ツール43が設置される。主軸ユニット40は、縦方向移動ユニット20によって駆動され、ベースユニット10上で前後方向に移動でき、これにより、作業台50に接近するか或いは作業台50から離れる。主軸モータ41が起動した後、プーリ機構46を介して動力が歯車機構47に伝動され、動力は、傘歯車44を介して主軸ツールキャリア42に伝達される。これにより、ネジ成形ツール43が駆動されてワーク100に対してネジ部110を加工する(図1参照)。このほか、作業の必要に応じて、歯車の回転速度比を調整する必要がある場合、ギアレバー45を調整することにより、回転速度比を変更できる。
図4及び図5を参照する。図4及び図5に示すように、主軸モータ41と主軸ツールキャリア42との間に歯車機構47及びプーリ機構46が設けられることにより、主軸モータ41の動力が主軸ツールキャリア42に伝達される。これにより、ネジ成形ツール43が駆動されて回転する。
主軸ユニット40は、縦方向移動ユニット20上に設置される分度盤48及びサーボモータ49をさらに含む。サーボモータ49によって分度盤48及び主軸ユニット40が駆動されて回転する。主軸ユニット40の回転角度が分度盤48によって表示されることにより、加工角度及び加工位置を調整する参考にすることができる。
作業台50は、横方向移動ユニット30によって横方向にスライド自在にベースユニット10上に設けられ、横方向移動ユニット30によって駆動されてベースユニット10上において左右方向に移動することができる。
図1を参照する。図1に示すように、ワーク挟持ユニット60は、作業台50上に設置される。ワーク挟持ユニット60は、クランプヘッド61、心押し台62及びクランプヘッド回転動力装置63を含む。ワーク100は、クランプヘッド61と心押し台62の間に挟設され、クランプヘッド回転動力装置63によって駆動されて回転する。
図8を参照する。図8に示すように、昇降ユニット70は、固定座71、昇降スクリュー72、スライドベース73及び第2動力ユニット74を含む。本実施形態中、固定座71は、主軸ユニット40の上面に設けられる。昇降スクリュー72は、固定座71中に設けられる。スライドベース73は、上下に移動可能に固定座71の前側にスライド自在に設けられる。スライドベース73は、昇降スクリュー72に螺接される螺接部品731を有する。二次加工ユニット80は、スライドベース73上に設けられる。第2動力ユニット74は、昇降スクリュー72を駆動して回転させ、スライドベース73を上下に移動させるために用いられる。本実施例中の第2動力ユニット74には、例えば、サーボモータなどのモータが採用される。
図8を参照する。図8に示すように、昇降ユニット70の固定座71内には収容空間711が設けられる。収容空間711は、上下方向の長開口712を有する。昇降スクリュー72は、収容空間711内に設置される。スライドベース73の螺接部品731は、長開口712を通過し、収容空間711内に進入して昇降スクリュー72に螺接される。また、昇降ユニット70は、スライドベース73と連動する気圧シリンダ75をさらに含む。気圧シリンダ75は、スライドベース73の上昇を補助すると共に降下力を緩衝することができる。
本実施形態中、二次加工ユニット80は、昇降ユニット70に直立設置される動力装置81と、二次加工ツール82と、を含む。動力装置81は、昇降ユニット70の前側に設置される。動力装置81は、中心軸811を有する。二次加工ツール82は、動力装置81の中心軸811の真下に縦方向に軸設される。二次加工ユニット80は、昇降ユニット70によって上下に移動でき、これにより、ワーク100に接近するか或いはワーク100から離れることができる。本実施例中の二次加工ツール82は、ミリングカッターであり、中心軸811が挟持され、主軸ユニット40の前側の上方に吊設される。
また、二次加工ユニット80が昇降ユニット70によって主軸ユニット40に接続されるため、二次加工ユニット80の二次加工ツール82は、縦方向移動ユニット20に制御されてベースユニット10上で前後に移動することができる。これにより、ワーク100に対して前後方向のキー溝130の加工作業を行うことができる(図9参照)。
同様に、二次加工ユニット80が横方向移動ユニット30の上方に位置するため、ワーク100が横方向移動ユニット30に駆動されて左右方向に移動する際、ワーク100は、二次加工ツール82に対して左右に移動する。これにより、ワーク100に対して直線加工を行い、溝140を形成する加工作業を行うことができる(図10参照)。或いは、ワーク100上に左右方向のキー溝130の加工作業を行うことができる(図11参照)。
図12〜図15に示すように、本実施形態中、前後移動ユニット90は、縦方向移動ユニット20と昇降ユニット70との間に設置される。前後移動ユニット90は、縦方向移動ユニット20の上部に設置される第1滑合部91と、昇降ユニット70の底部に設置される第2滑合部92と、第1滑合部91の凹溝911上に設置される第1動力ユニット93と、を含む。第1滑合部91と第2滑合部92とは、互いにスライド自在に組み合わされ、直線運動のみを行うことができる。第1動力ユニット93の駆動により、昇降ユニット70は、第1滑合部91に沿って前後に移動することができる。本実施形態中、第1滑合部91は、溝レールであり、第2滑合部92は、スライドブロックであり、両者は、鳩尾形状を呈し、互いに嵌合される。縦方向移動ユニット90は、第2滑合部92に固定される圧板94をさらに有する。圧板94が設置されることにより、第1滑合部91と第2滑合部92との間の締付度合いを調整することができる。第1動力ユニット93は、モータ931と、モータ931の中心軸の駆動を受けるスクリュー932と、スクリュー932の両端に嵌設される2つの軸受台933,934と、スクリュー932上に嵌設される可動スライドベース935と、螺接部品と、を有する。本実施形態中、可動スライドベース935は、内ネジ山を有し、スクリュー932に螺接される。モータ931は、サーボモータであり、電磁ブレーキを有する。昇降ユニット70の底部は、可動スライドベース935の上部に固定される。モータ931がスクリュー932を駆動して回転させると、可動スライドベース935及び昇降ユニット70がスクリュー932に沿って同期移動する。これにより、昇降ユニット70を縦方向移動ユニット20上において前後移動させることができる。これにより、直径の大きなワーク100を加工する場合、第1動力ユニット93が昇降ユニット70及び二次加工ユニット80を同期移動させることにより、二次加工ユニット80の二次加工ツール82を校正してワーク100の中心点に位置合わせすることができ、二次加工ツール82による加工作業を精確に行うことができる。また、本機構により、二次加工ユニット80は、前後移動加工及び位置決め加工を行うことができるようになるため、中心点の加工以外に、偏心加工を行うこともできる。
図1を参照する。図1に示すように、主軸ユニット40のネジ成形ツール43がワーク100のネジ部110の加工を完成した後、ネジ成形ツール43は、X軸方向に沿って加工エリアよりスライドして退出する。続いて、二次加工ユニット80が昇降ユニット70により下方に移動することにより、二次加工ツール82がワーク100に接近し(図7参照)、ワーク100のネジ部110に対して面取り部120を加工し、ワーク100のネジ部110の鋭利なバリを除去する。
また、主軸ユニット40を回転させ、図17に示す直立状態にした際も、ワーク100に対して加工を行うことができ、ワーク100の端部にボルト部150を加工することができる(図6参照)。ボルト部150は、四角ボルト、六角ボルトなどであり、図6中では、六角ボルトを例示する。
本考案のスクリュー成形加工機は、コンピュータ自動化により、順にネジ成形ツール43がネジ山を成形し、二次加工ツール82が鋭利なバリを除去し、キー溝又は溝を加工する機能を保有する以外に、前後移動ユニット90によって昇降ユニット70を主軸ユニット40に対して前後方向に移動して調整することができるため、ワーク100の直径が大きい場合、第1動力ユニット93が昇降ユニット70及び二次加工ユニット80を駆動して同期移動させることにより、二次加工ユニット80及び二次加工ツール82を校正してワークの中心点に位置合わせして加工を行うことができるほか、前後縦方向に移動させて位置決め加工を行うことができる。図16及び図17に示すように、主軸ユニット40を図17に示す直立方向に回転させて加工を行う必要がある場合(例えば、図6のボルト部150の加工)、第1動力ユニット93を操作し、第1滑合部91と第2滑合部92とをスライドすることによって昇降ユニット70を後退させ(図16の矢印に示す)、主軸ユニット40を図17に示す直立方向に回転させて位置決めすることができる。本考案のスクリュー成形加工機は、サーボモータによる自動化された操作モードにより、従来の手作業でボルトの緩締を行う方式と比較し、加工を迅速に行うことができる上、精確で確実な調整を実現することができる。
また、本考案においては、サーボモータ49によって分度盤48及び主軸ユニット40の回転を制御するため、操作が簡単であり、全自動制御に適合する。
以上の実施例による本考案の詳細な説明は本考案の範囲を制限するものではない。本技術に熟知する者が、本考案の範囲内にて行う変更や調整を行っても、本考案の重要な意義は失われず、本考案の範囲に含まれる。
1 二次加工ツール
2 動力装置
3 主軸ユニット
4 縦方向移動ユニット
5 分度盤
6 軸部
7 二次加工ユニット
8 スクリュー
9 昇降ユニット
10 ベースユニット
20 縦方向移動ユニット
21 縦方向スライドレール機構
22 第1スクリュー
23 第1動力機構
30 横方向移動ユニット
31 横方向スライドレール機構
32 第2スクリュー
33 第2動力機構
40 主軸ユニット
401 螺接部品
41 主軸モータ
42 主軸ツールキャリア
43 ネジ成形ツール
44 傘歯車
45 ギアレバー
46 プーリ機構
47 歯車機構
48 分度盤
49 サーボモータ
50 作業台
60 ワーク挟持ユニット
61 クランプヘッド
62 心押し台
63 クランプヘッド回転動力装置
70 昇降ユニット
71 固定座
711 収容空間
712 長開口
72 昇降スクリュー
73 スライドベース
731 螺接部品
74 動力ユニット
75 気圧シリンダ
80 二次加工ユニット
81 動力装置
811 中心軸
82 二次加工ツール
90 前後移動ユニット
91 第1滑合部
911 凹溝
92 第2滑合部
93 第1動力ユニット
931 モータ
932 スクリュー
933 軸受台
934 軸受台
935 可動スライドベース
936 螺接部品
94 圧板
100 ワーク
110 ネジ部
120 面取り部
130 キー溝
140 溝
150 ボルト部
第1滑合部は、凹溝を有する。前後移動ユニットの第1動力ユニットは、第1滑合部の凹溝中に設置される。第1動力ユニットは、モータと、モータの中心軸の駆動を受けるスクリューと、伝動ロッドの両端に嵌設される2つの軸受台と、スクリュー上に嵌設される可動スライドベースと、を有する。昇降ユニットの底部は、可動スライドベースに固定される。モータがスクリューを駆動して回転させると、可動スライドベース及び昇降ユニットがスクリューに沿って同期移動する。これにより、昇降ユニットを縦方向移動ユニット上において縦方向移動ユニットに対して前後移動させることができる。

Claims (12)

  1. ベースユニット、縦方向移動ユニット、横方向移動ユニット、作業台、主軸ユニット、ワーク挟持ユニット、昇降ユニット、二次加工ユニット及び前後移動ユニットを備えるスクリュー成形加工機であって、
    前記作業台は、前記横方向移動ユニットによって横方向にスライド自在に前記ベースユニットの上に設置され、前記横方向移動ユニットの駆動を受けて前記ベースユニット上で左右方向に移動でき、
    前記主軸ユニットは、前記縦方向移動ユニットによって前記ベースユニットにスライド自在に設置され、前記主軸ユニットは、前記スクリューのネジ山成形加工に用いられ、主軸モータと、前記主軸モータの駆動を受ける主軸ツールキャリアと、を有し、前記主軸ツールキャリア上には、ネジ成形ツールが設置され、前記主軸ユニットは、前記縦方向移動ユニットの駆動を受けて、ベースユニット上で前後方向に移動でき、これにより、前記作業台に接近するか或いは前記作業台から離れ、
    前記ワーク挟持ユニットは、前記作業台上に設置され、クランプヘッド、心押し台及びクランプヘッド回転動力装置を有し、前記ワークは、前記クランプヘッドと前記心押し台の間に挟設され、前記クランプヘッド回転動力装置の駆動を受けて回転し、
    前記昇降ユニットは、前記縦方向移動ユニット上に設置され、
    前記二次加工ユニットは、前記昇降ユニットに直立設置される動力装置と、前記動力装置に駆動される第2加工ツールと、を有し、前記二次加工ユニットは、前記昇降ユニットによって上下に移動可能で、これにより、前記ワークに接近するか或いは前記ワークから離れ、
    前記前後移動ユニットは、前記縦方向移動ユニットと前記昇降ユニットとの間に設置され、前記縦方向移動ユニットに設置される第1滑合部と、前記昇降ユニットに設置される第2滑合部と、第1動力ユニットと、を有し、前記第1滑合部と前記第2滑合部とは、互いにスライド自在に組み合わされ、前記第1動力ユニットの駆動により、前記昇降ユニットは、前記第1滑合部に沿って前後に移動することができることを特徴とするスクリュー成形加工機。
  2. 前記第1滑合部は、内溝を有し、前記前後移動ユニットの第1動力ユニットは、前記第1滑合部の内溝中に設置され、前記第1動力ユニットは、モータと、前記モータの中心軸の駆動を受けるスクリューと、伝動ロッドの両端に嵌設される2つの軸受台と、前記スクリュー上に嵌設される可動スライドベースと、を有し、前記昇降ユニットの底部は、前記可動スライドベースに固定され、前記モータが前記スクリューを駆動して回転させると、前記可動スライドベース及び前記昇降ユニットが前記スクリューに沿って同期移動し、これにより、前記昇降ユニットを前記縦方向移動ユニット上において前記縦方向移動ユニットに対して前後移動させることができることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  3. 前記第1滑合部は、溝レールであり、前記第2滑合部は、スライドブロックであり、前記第1滑合部及び前記第2滑合部は、鳩尾形状を呈し、互いに嵌合されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリュー成形加工機。
  4. 前記二次加工ユニットと前記主軸ユニットとの間は、前記前後移動ユニットによって縦方向の前後相対運動を行うことができることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリュー成形加工機。
  5. 前記モータは、サーボモータであり、電磁ブレーキを有することを特徴とする請求項2に記載のスクリュー成形加工機。
  6. 前記二次加工ユニットが前記昇降ユニットによって前記主軸ユニットに接続されることにより、前記二次加工ユニットの二次加工ツールは、前記縦方向移動ユニットに制御されて前記ベースユニット上で前後に移動することができることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  7. 前記二次加工ユニットは、前記横方向移動ユニットの上方に位置し、前記ワークが前記横方向移動ユニットに駆動されて左右方向に移動する際、前記ワークは、前記二次加工ツールに対して左右に移動し、これにより、前記ワークに対して直線方向又は左右方向の加工作業が行われることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  8. 前記昇降ユニットは、固定座、昇降スクリュー、スライドベース及び第2動力ユニットを有し、前記固定座は、前記主軸ユニットの上方に設けられ、前記昇降スクリューは、前記固定座中に設けられ、前記スライドベースは、上下に移動可能に前記固定座の前側にスライド自在に設けられ、前記スライドベースは、前記昇降スクリューに螺接される螺接部品を有し、前記二次加工ユニットは、前記スライドベース上に設けられ、前記第2動力ユニットは、前記昇降スクリューを駆動して回転させ、前記スライドベースを上下に移動させるために用いられることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  9. 前記縦方向移動ユニットは、縦方向スライドレール機構、第1スクリュー及び第1動力機構を有し、前記主軸ユニットは、前記縦方向スライドレール機構によって前後方向にスライド自在に前記ベースユニット上に設けられ、前記第1スクリューは、前記ベースユニット中に前後方向に配置され、前記主軸ユニットは、前記第1スクリューに螺設され、前記第1動力機構は、前記第1スクリューに回転動力を提供し、これにより、前記主軸ユニットを駆動して前後に直線移動させることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  10. 前記横方向移動ユニットは、横方向スライドレール機構、第2スクリュー及び第2動力機構を有し、前記横方向スライドレール機構は、前記ベースユニット上に横方向に配置され、前記作業台は、前記横方向スライドレール機構によって左右方向にスライド自在に前記ベースユニット上に設けられ、前記第2スクリューは、前記ベースユニット中に左右方向に配置され、前記作業台は、前記第2スクリューに螺設され、前記第2動力機構は、前記第2スクリューに回転動力を提供し、これにより、前記作業台を駆動して左右方向に直線移動させることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  11. 前記主軸ユニットは、前記縦方向移動ユニット上に設置される分度盤と、サーボモータと、をさらに有し、前記サーボモータは、前記分度盤及び前記主軸ユニットを駆動して回転させることができることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
  12. 前記縦方向移動ユニットは、前記第2滑合部に固定される圧板をさらに有し、前記圧板によって前記第1滑合部と前記第2滑合部との間の締付度合いを調整することができることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー成形加工機。
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