JP3193685U

JP3193685U - 焼酎お湯割り水割り兼用グラス

Info

Publication number: JP3193685U
Application number: JP2014004130U
Authority: JP
Inventors: 中條一夫
Original assignee: 中條一夫
Filing date: 2014-08-02
Publication date: 2014-10-16
Anticipated expiration: 2024-08-02

Abstract

【課題】焼酎その他の飲料を、お湯、水、氷その他の飲料で希釈し飲用するために用いるグラスその他の容器を提供する。
【解決手段】容器を液体で満たした場合の満容量を１００％とした場合に、満容量の８０％の液体を注いだ場合の液面の位置よりも低い位置に規定容量表示３を付し、規定容量表示３を基準に目盛り２を付すことにより、好みの比率で焼酎を水で希釈して氷を入れた焼酎の水割りを作成し飲用することが可能となる。
【選択図】図１

Description

本考案は、焼酎その他の飲料を、お湯、水、氷その他の飲料で希釈し飲用するために用いるグラスその他の容器に関する。

公知の、焼酎をお湯で希釈し飲用するために用いる容器、いわゆる焼酎お湯割りグラスの形状は、図３に示すように、上部に開口部を有する円筒形の容器の側面１に目盛り２が記されたものである。

焼酎をお湯で希釈して飲用する際、焼酎６に対しお湯４の割合で希釈すると、アルコール度数２５％の焼酎の場合、日本酒と同程度の１５％になる。また焼酎５に対しお湯５の割合で希釈すると、アルコール度数２５％の焼酎の場合、ワインと同程度の１２．５％になる。前者が「６：４（ロクヨン）のお湯割り」、後者が「５：５（ゴーゴー）のお湯割り」と呼ばれ、焼酎をお湯で希釈して飲用する際の一般的な希釈比率となっている。

公知の焼酎お湯割りグラスの目盛り２においては、この「６：４のお湯割り」および「５：５のお湯割り」を簡便に作成し飲用するために、容器を液体で満たした場合の満容量を１００％とした場合にその６０％の液体を注いだ場合の液面の位置に満容量６０％表示６、同じく５０％の液体を注いだ場合の液面の位置に満容量５０％表示７が付されているのが特徴である。

しかしながら、従来技術によれば、焼酎を水で希釈して氷を入れる、いわゆる焼酎の水割りを作成しようとすると、好みの比率で焼酎と水を入れた時点で容器が満たされることから、そこに氷を加えることができなかった。

したがって、焼酎の水割りを作成し飲用する際には、目盛り２のない一般的なグラスが用いられており、目分量で焼酎、水、氷を入れるため、好みの希釈率を得ることが困難であった。

小林豊孝編集「焼酎の基礎知識」えい出版社２０１１年

本考案が解決しようとする課題は、焼酎をお湯で希釈し飲用するために用いる容器、いわゆる焼酎お湯割りグラスを用いて、焼酎を水で希釈して氷を入れる、いわゆる焼酎の水割りを作成しようとすると、好みの比率で焼酎と水を入れた時点で容器が満たされることから、そこに氷を加えることができなかった点である。

以上の課題を解決するために、本考案は、容器を液体で満たした場合の満容量を１００％とした場合に、満容量の８０％の液体を注いだ場合の液面の位置よりも低い位置に規定容量表示３、規定容量を１００％とした場合の目盛り２が付されているのが特徴である。

本考案によれば、いわゆる焼酎の水割りを作成する際、好みの比率で焼酎と水を入れた時点で液面が規定容量表示３に達し、容器にはまだ満容量の２０％を超える余裕があることから、氷を加えることが可能になる。

図１は本考案の一実施形態を示す斜視図である。図２は本考案の図１以外の一実施形態を示す展開図である。図３は従来技術を示す斜視図である。

本考案は、ガラス、プラスチックその他の、飲料を衛生的に保持し目盛り２における液面の位置を読み取ることが可能である素材であれば、いずれの素材による容器においても実施可能である。

図１は、本考案の一実施形態であって、１は容器の側面、２は目盛り、３は規定容量表示、４は規定容量６０％表示、５は規定容量５０％表示である。

本実施形態では、規定容量表示３は「１０」と記されているが、「１０：０」「１００％」その他の規定容量を示す表示でも本考案は実施可能である。

本実施形態では、規定容量６０％表示４は「６：４」と記されているが、「６」「６０％」その他の規定容量６０％を示す表示でも本考案は実施可能である。

本実施形態では、規定容量５０％表示５は「５：５」と記されているが、「５」「５０％」その他の規定容量５０％を示す表示でも本考案は実施可能である。

本実施形態では、規定容量表示３において、容器を液体で満たした場合の満容量を１００％とした場合に、満容量の８０％の液体を注いだ場合の液面の位置に規定容量表示３を付しているが、満容量の８０％の液体を注いだ場合の液面の位置よりも低い位置に規定容量表示を付すことによっても本考案は実施可能である。

図２は、本考案の図１以外の一実施形態であって、１は容器の側面、２は目盛り、３は規定容量表示、４は規定容量６０％表示、５は規定容量５０％表示である。

本実施形態では、容器の側面１の装飾意匠の中に、目盛り２、規定容量表示３、規定容量６０％表示４、規定容量５０％表示５が表示されているが、このような表示方法によっても本考案は実施可能である。

本実施形態では、目盛り２の中に、規定容量表示３、規定容量６０％表示４、規定容量５０％表示５以外の比率についても表示されている箇所があるが、このような表示方法によっても本考案は実施可能である。

本実施形態では、規定容量が１８０ｍｌであり、規定容量表示３において、規定容量が１８０ｍｌであることについても表示されているが、このような表示方法によっても本考案は実施可能である。

本考案によって、従来技術においては目盛りを用いて焼酎を水で希釈した後に氷を入れることが不可能であった容器であっても、目盛りを用いて焼酎を水で希釈した後に氷を入れることが可能となり、焼酎を好みの希釈率の水で希釈し氷を入れた飲料を簡便に作成し飲用することが可能となる。

１側面
２目盛り
３規定容量表示
４規定容量６０％表示
５規定容量５０％表示
６満容量６０％表示
７満容量５０％表示

Claims

焼酎その他の飲料を、お湯、水、氷その他の飲料で希釈し飲用するために用いるグラスその他の容器であって、容器を液体で満たした場合の満容量を１００％とした場合に、満容量の８０％の液体を注いだ場合の液面の位置よりも低い位置に規定容量表示を付し、規定容量を１００％とした場合の目盛りを付した容器。