JP3193652U - 建築資材及び当該建築資材を利用した自動車 - Google Patents

建築資材及び当該建築資材を利用した自動車 Download PDF

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【課題】設置が容易であり、汎用性が高く、しかも外観上も違和感の無い発電機能を有する建築資材及び当該建築資材を備えた自動車を提供する。
【解決手段】建築資材は、光透過型有機薄膜太陽電池モジュール10を光透過型素材20の表面に備えて構成してある。光透過型素材20としてはガラスや透明あるいは半透明の樹脂板を利用可能である。光透過型有機薄膜太陽電池モジュール10はガラス基板11上に透明な表面電極層12、光電変換層13、透明導電膜14と金属膜15とから構成される裏面電極層を順に積層して太陽電池セルを形成し、表面電極層12から光電変換層13を通って裏面電極層を透過する透光部16を設け、裏面電極層を透光性の封止材17で覆って成るものである。なおガラス基板11自体を、光透過型素材20として利用しても構わない。
【選択図】図1

Description

本考案は発電機能を有する建築資材及び当該建築資材を備えた自動車に関する。
近年、化石燃料に代わるクリーンエネルギーとして、太陽光エネルギーを電気に変える太陽電池の研究開発が盛んに行われている。太陽電池は、その発電効率を最大限に発揮するように設計され、通常、建物の屋根や屋上等の屋外に架台を介して設置されている。
係る太陽光発電に用いられる太陽電池としては、光電変換層に単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン、化合物半導体などの無機半導体を用いたものが実用化されている。しかし、無機半導体を用いた太陽電池は、火力発電などに比べて製造コストが高い。一般家庭に広く普及するためには、より安価に製造できる太陽電池の開発が望まれる。
かかる要望のもと、低コスト化が可能な太陽電池として、色素増感太陽電池や有機薄膜太陽電池といった有機系太陽電池が検討されている。
これらのうち色素増感太陽電池は、電解液の固体化が課題となっている。
これに対し、低分子電子供与性有機半導体と低分子電子受容性有機半導体とを用いる、又は共役系導電性重合体を用いる有機薄膜太陽電池は、電解液が不要であり、ロールツウロール法などの安価なプロセスで大面積に作製することが可能とされ、製造コストが安く、軽量で低発電コストの次世代太陽電池として期待されている。
特に共役系導電性重合体を用いる高分子型の有機薄膜太陽電池は、蒸着プロセスを使わずウェット塗布によって製造することができ、太陽電池の製造コストをより安くできるものである。
係る特性を有する有機薄膜太陽電池を用いることで自家発電を可能とした製品として、特許文献1には有機薄膜太陽電池は表面に貼着した日傘が開示されている。また、特許文献2には、有機薄膜太陽電池よりなる複数のセルを、スリットを介して上下に配列して成る縦型ブラインド用スラットが開示されている。
登録実用新案公報第3187018号 登録実用新案公報第3183181号
各種建築物への太陽光発電システム導入はさらに進むものと予想されるが、ビル等の屋上に一般的な結晶シリコン系太陽電池を設置するのは容易ではない。なぜなら、ビルの屋上にはさまざまな設備機器が置かれ、太陽電池の設置場所が限られていたり、従来の太陽電池パネルでは設置に際して耐震診断のやり直しが必要になるケースもあるからである。
また、自動車のボディ、多くの場合は天井に、無機半導体を用いた太陽電池を積載し、電気系統に給電するシステムも存在するが、安全上も外観上も実用性に乏しいものである。
そこで本考案は、設置が容易であり、汎用性が高く、しかも外観上も違和感の無い発電機能を有する建築資材及び当該建築資材を備えた自動車にを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の建築資材は、光透過型有機薄膜太陽電池モジュールを光透過型素材の表面に備えて構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1記載の建築資材を自動車の窓ガラスに使用して構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを概説する。
有機薄膜太陽電池は、活性層の厚みが通常数百nm程度と極めて薄く、また基板としてフィルム等を用いることで可とう性を維持することができるため、様々な状況で容易に設置ができるという特徴を有する。しかも、発電機能に加えて入射光の一部を表面側から裏面側へ透過させる機能を有する太陽電池を使用すれば内部に採光することも可能となる。
本考案においては、係る採光可能な有機薄膜太陽電池モジュールを、光透過型素材の表面に備えて建築資材としてあることから、窓や壁面に容易に使用可能であり、しかも、外観上はガラスや透明あるいは半透明な樹脂と異ならない発電可能な建築資材の提供が可能となるのである。
また、かかる建築資材を自動車の窓ガラスに使用すれば、車内のエアコンや冷蔵庫、音響設備等の電源として利用可能となり、エンジンを停止した状態でも快適な車内環境の提供が可能となるものである。
本考案に係る建築資材の構成説明断面図。
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
請求項1に記載の建築資材は、図1に示すように光透過型有機薄膜太陽電池モジュール10を光透過型素材20の表面に備えて構成してある。
光透過型素材20としてはガラスや透明あるいは半透明の樹脂板を利用可能である。
光透過型有機薄膜太陽電池モジュール10はガラス基板11上に透明な表面電極層12、光電変換層13、透明導電膜14と金属膜15とから構成される裏面電極層を順に積層して太陽電池セルを形成し、表面電極層12から光電変換層13を通って裏面電極層を透過する透光部16を設け、裏面電極層を透光性の封止材17で覆って成るものである。なおガラス基板11自体を、光透過型素材20として利用しても構わない。
他に利用可能な有機薄膜太陽電池モジュールとしては、太陽電池素子基板、透明電極、光電変換層、透明電極をこの順に有する有機薄膜太陽電池素子を含むものなどが利用可能である。
更には、フタロシアニンなどを素材とした有機半導体材料を塗布して製造した塗布型有機薄膜太陽電池(Organic Photovoltaics)なども利用可能である。
かように構成される建築資材は、建築物の柱、外壁、屋根、モニュメント等建築物一般、屋根瓦として利用可能であり、更には自動車のフロントガラス、バックガラス、サイドガラス等に利用可能である。
10・・光透過型有機薄膜太陽電池モジュール
20・・光透過型素材

Claims (2)

  1. 光透過型有機薄膜太陽電池モジュール(10)を光透過型素材(20)の表面に備える建築資材。
  2. 請求項1記載の建築資材を窓ガラスに使用した自動車。
JP2014003021U 2014-06-09 2014-06-09 建築資材及び当該建築資材を利用した自動車 Active JP3193652U (ja)

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