JP3193455U - 棚板支承用パネルの取り付け構造 - Google Patents

Abstract

【課題】壁面の不陸を吸収しやすく、上下、左右の位置決めが容易で施工がしやすい、荷重に耐えられる棚板支承用パネルの取り付け構造を提供する。【解決手段】裏面に係止溝１１が切削された棚板支承用パネル１が、側面視くの字型の係止金具３に掛止されるとともに、係止金具はビス４で壁面７に固定し、棚板支承用パネルは接着剤５で壁面に固定する。係止溝１１は係止金具の幅よりも少々大きめに切削する。係止金具の両端には仮止め用の長孔を穿設するのが好ましい。【選択図】図４

Description

本考案は棚板支承用パネルの取り付け構造に関する。

従来、棚板支承用パネルを壁面に施工する場合、表面からビスや釘を打ち込んで固定しようとするとビスや釘の頭部が露出して見栄えがしないといった理由から、棚板支承用パネルの背面に溝を切削し、金具を取り付け、金具に溝を引っ掛け棚板支承用パネルを取り付けていた。
実開平５−９６２４１号公報 特開平９−２２８６０３号公報

しかしながら、耐荷重強度が出難い、また、壁面の不陸を吸収しにくい為施工が難しいといった問題があった。

本考案は、裏面に係止溝（１１）が切削された棚板支承用パネル（１）が、側面視くの字型の係止金具（３）に掛止されるとともに、前記係止金具（３）はビス（４）で壁面（７）に固定され、前記棚板支承用パネル（１）は接着剤（５）で壁面（７）に固定されてなる棚板支承用パネル（１）の取り付け構造である。

壁面の所々に金具を取り付けて棚板支承用パネルの荷重を支えるのではなく、長い係止金具で支え、接着剤（５）を併用するため棚板支承用パネルの耐荷重強度を高めることができる。
壁面の不陸を吸収しながらの施工が可能である。係止金具（３）は棚板支承用パネル（１）の係止溝（１１）より小さく、上から下にスライドさせる事によりパネルに設置が行い易くなると共に、上下の位置調整が容易となる。左右方向には、棚板支承用パネル（１）の係止溝（１１）を係止金具の幅よりも少々大きめにすることにより調整が可能となる。

以下、本考案について図面に基づいて詳細に説明する。
図１は本考案に係わる係止金具（３）の側面図であり、係止部（３１）と起立部（３２）とからなり、材質はアルミニウム製で、側面視くの字形である。

図２は係止金具（３）の正面図であり、両端には仮止め用の長孔（３６）が、所々には壁面（７）に固定するためのビス孔（３７）が穿設されている。

図３は棚板支承用パネル（１）の透視正面図であり、裏面上部には係止溝（１１）が切削されており、係止溝（１１）を係止金具（３）の幅よりも少々大きめに切削されている。棚板支承用パネルはＭＤＦを基材として表面材にはメラミン樹脂化粧板が用いられている。

図４は本考案の棚板支承用パネル（１）の取り付け構造を示す透視側面図であり、掛止金具（３）は係止部（３１）を上方に向けてビス（４）で固定されている。

棚板支承用パネル（１）は下方からの力に対しては持ち上がるので、壁面には接着剤（５）で固定されている。接着剤としては、変性シリコーン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ゴム系の接着剤などが用いられる。

掛止金具の側面図。 掛止金具の正面図。 棚板支承用パネルの透視正面図。 棚板支承用パネルの取り付け構造を示す透視側面図。

１ 棚板支承用パネル
１１ 係止溝
１５ 棚板挿入孔
３ 係止金具
３１ 係止部
３２ 起立部
３６ 長孔
３７ ビス孔
４ ビス
５ 接着剤
７ 壁面

Claims (2)

1. 裏面に係止溝（１１）が切削された棚板支承用パネル（１）が、側面視くの字型の係止金具（３）に掛止されるとともに、前記係止金具（３）はビス（４）で壁面（７）に固定され、前記棚板支承用パネル（１）は接着剤（５）で壁面（７）に固定されてなる棚板支承用パネル（１）の取り付け構造。
2. 前記係止金具（３）の両端には仮止め用の長孔（３６）が穿設されていることを特徴とする請求項１記載の棚板支承用パネル（１）の取り付け構造。
   

Images