JP3193297B2 - マイクロプロセッサ・ベースのブレーキ制御装置、マイクロプロセッサ、及びブレーキシステムの制御方法 - Google Patents

マイクロプロセッサ・ベースのブレーキ制御装置、マイクロプロセッサ、及びブレーキシステムの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両ブレーキ
制御システムもしくは装置に関し、特に貨物鉄道運転に
適したマイクロプロセッサをベースとする電空ブレーキ
制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】貨物列車の制動においては、積載貨物に
対する損傷を制限し且つ車輪/レール係合を最適化する
ために、列車内部に生ずる力(以下、列車内の力)に対
し考慮を払わなければならない。このような列車内の力
は、典型的に、列車の各車両間における不均一な制動力
に起因して生ずる。この不均一な制動力はブレーキシリ
ンダ圧力の立上り時間、ブレーキ設備設計及び車両の積
載状態を含め、制動に影響を与える種々な要因に帰因す
る。ここで、ブレーキシリンダ圧力の立上り時間におけ
る相違は、大部分、列車のブレーキ管を伝搬する空気圧
ブレーキ信号の速度によるものである。電気信号の伝送
はほぼ瞬時的に達成されるので、無線或いは有線手段を
採用することにより、ここの車両からなる列車全体を通
し制動を同時に開始し、それにより、ブレーキシリンダ
圧力の立上り時間の差を無くすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、列車
内の力を低減する上で改善が可能であるが、ブレーキ設
備設計及び車両重量における相異を考慮すれば、更に大
きな改善を実現することができよう。現在、米国鉄道協
会(Association of American Railroads)は、鉄道車両
の基礎ブレーキ装置は、車両を、その設計前積載容量で
荷重され、4.9kg/cm2(70psi)に空気込め
されたブレーキ管での全常用作用に一般に対応する3.
5kg/cm2(50psi)のブレーキシリンダ圧力
で制動する場合に、6.5%と10%との間の正味のブ
レーキ率を達成するように設計すべきことを勧告してい
る。慣用の空気圧ブレーキ設備には、このような異なっ
た設計正味ブレーキ率を有する車両を互いに識別する能
力を有していない。従って、車両が「空」荷重範囲にあ
る場合にのみ有効である2段階空/積ブレーキ制御を除
き、発生されたブレーキシリンダ圧力のそれ以外の調整
は行われない。その結果として、異なった設計正味ブレ
ーキ率及び(又は)車両荷重の「積載」範囲内で異なっ
た積載重量を有する車両から編成された列車には異なっ
たレベルの制動が生ずる。現在の貨物列車は、大きな長
さで編成されているので、上記のように不均等な制動レ
ベルは、列車内の力の発生源の主たる要因となってい
る。
【0004】貨物車両の設計正味ブレーキ率は、下式に
基づいて、車両の製造時に決定される。
【0005】 NBR=(測定シュー力)/(積載車両重量) 又は NBR=P×L×A×N×E/W
【0006】上式中、 P=ブレーキシリンダ圧力 L=てこ比 A=ブレーキシリンダのピストン面積 N=ブレーキシリンダ数 E=効率 W=車両重量 上から明らかなように、効率及び所定の車両重量が一定
であると仮定すると、上記式における唯一の変数はブレ
ーキシリンダ圧力である。従って、ブレーキシリンダ圧
力を変えると、車両の設定正味ブレーキ率が変化する。
上記の計算においては、車両の設計正味ブレーキ率を求
める上で、一般に50psiである所定のブレーキシリ
ンダ圧力が用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、車両の設計正味ブレーキ率に従って鉄道車両におけ
る有効もしくは実効ブレーキシリンダ圧力を、対応レベ
ルの車両制動を達成するように制御することにある。こ
のような車両制動の対応レベルは、車両重量に依存し、
NBRFSL値からNBRFSE値に漸進的に増加される。こ
れにより、列車の制動に際し、勾配制動中、部分積載車
両及び空車両を共通に取り扱うことが可能となる。
【0008】本発明の他の目的は、更に、空と全荷重と
の間における全範囲に亙り実際の作用重量に従って鉄道
車両の有効ブレーキシリンダ圧力を調整することにあ
る。
【0009】本発明の更に他の目的は、調整されたブレ
ーキシリンダ圧力よりも所定の率だけ大きい非常ブレー
キシリンダ圧力を発生することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】簡略に述べると、上記目
的は、鉄道車両のためのマイクロプロセッサをベースと
するブレーキ制御システムであって、鉄道車両の設計正
味ブレーキ率の基をなす所定の値から、機関車側で発生
される正味ブレーキ率指令信号と車両の設計正味ブレー
キ率との間の比によって決定される大きさだけ異なるブ
レーキ圧力信号を発生する手段を備えているシステムに
よって達成される。
【0011】本発明の叙上及び他の目的並びに利点は、
添付図面を参照しての以下の詳細な説明から明らかにな
るであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図中、図1を参照するに、本発明
による鉄道車両ブレーキ制御システムは、分岐電線3を
介し列車ラインの電線1が接続されているマイクロプロ
セッサ・ユニットMPUと、作用電磁弁Aと、弛め電磁
弁Rと、本出願人により製造され、一般に知られている
J型中継弁のような中継弁RVと、ブレーキシリンダB
Cと、列車ラインのブレーキ管BPが分岐管5を介して
接続されている供給空気溜めSRと、供給空気溜めSR
を、ブレーキ管BP内の圧力に込められた状態に維持す
るための一方向逆止弁7とを備えている。作用電磁弁A
及び弛め電磁弁Rは、電線9及び11介してマイクロプ
ロセッサ・ユニットMPUにより制御される。作用電磁
弁Aは、ばね復帰式の通常閉じている2位置/2路ソレ
ノイド作動弁であり、他方、弛め電磁弁Rは、ばね復帰
式の、通常開いている2位置/2路ソレノイド作動弁で
ある。作用電磁弁Aの入口ポートは、管13により供給
空気溜めSRに接続され、その出口ポートは管15によ
り中継弁RVの制御ポート及び弛め電磁弁Rの入口に接
続されている。弛め電磁弁Rの出口ポートは大気に通じ
ている。中継弁RVの供給ポートは管17により供給空
気溜めSRに接続され、給気ポートは管19によりブレ
ーキシリンダBCに接続され、そして排気ポートは大気
に連通している。電気変換器もしくは圧力トランスジュ
ーサT1に対する圧力は管21により管19に接続され
ており、そして該トランスジューサT1は電線27より
マイクロプロセッサ・ユニットMPUに接続されてい
る。該電気トランスジューサT2に対する別の圧力は管
25によりブレーキ管BPに連通し、そして該電気的圧
力トランスジューサは電線23によりマイクロプロセッ
サ・ユニットMPUに接続されている。電線29は、空
荷重と全積載荷重との間におけるあらゆる車両荷重条件
下で車両の重量に応じて変動する荷重信号をマイクロプ
ロセッサ・ユニットMPUに供給する。追って説明する
特定の車両パラメータに対応する付加的な信号31及び
やはり後述する特定の機関車パラメータに対応する信号
33がマイクロプロセッサ・ユニットMPUに供給され
る。
【0013】ブレーキ作用が要求される場合には、マイ
クロプロセッサ・ユニットMPUは電線9及び11を付
勢して、ソレノイド作動部により、各作用電磁弁及び弛
め電磁弁の位置を切り換える。即ち、弛め電磁弁は閉ざ
され、作用電磁弁Aは開いて、供給空気溜めSRから圧
縮空気を中継弁RVに導き、該中継弁RVはそれに応じ
て、周知の仕方で作用位置へと案内される。作用位置に
おいて、中継弁RVは供給空気溜めSRからの圧縮空気
をブレーキシリンダBCに導く。圧力トランスジューサ
T1は、瞬時ブレーキシリンダ圧力に対応するフィード
バック情報をマイクロプロセッサMPUに供給する。
【0014】所望のブレーキシリンダ圧力に達すると、
電線9は減勢され、それにより作用電磁弁Aのソレノイ
ドが引き外されて、閉位置にばね復帰し、中継弁RVの
制御ポートへの空気の以後の供給を遮断する。一方、こ
れにより、中継弁RVはブレーキシリンダ圧力の以降の
立上りを停止する。その理由は、実効ブレーキシリンダ
圧力を受ける内部フィードバック・ループが形成され
て、ブレーキの重なり状態が実現されるからである。
【0015】ブレーキ作用の弛めが要求される場合に
は、マイクロプロセッサ・ユニットMPUは電線9及び
11を減勢し、電磁弁A及びR双方は図示の位置に設定
される。この位置においては、供給空気溜め圧力は中継
弁の制御ポートから遮断され、該中継弁制御ポートは同
時に弛め電磁弁Rを介して大気に連通する。この結果、
中継弁RVは弛め位置に変位し、この弛め位置において
は、ブレーキシリンダBC内の実効作用圧力は管19及
び中継弁排気ポートを介して排出される。
【0016】次ぎに、本発明によるマイクロプロセッサ
・ユニットMPUの動作を、図2及び図3のフローチャ
ートを参照し説明する。ブロック35に示すように、マ
イクロプロセッサ・ユニットMPUに入力される車両パ
ラメータ31は、車両が設計されている定格最大積載重
量CWL、空車重量CWE及び全荷重(積載)容量で動作
している車両が50psiのブレーキシリンダ圧力で制
動された場合に実現することができる制動力を反映する
車両の設計正味ブレーキ率NBR50のような固定値を含
む。周知のように、慣用の釣合式ブレーキシステムにお
いては、50psiのブレーキシリンダ圧力は、70p
siに込められたブレーキ管を有する車両における全常
用ブレーキ作用に対応する。
【0017】ブロック37には、機関車側で設定されて
各車両のマイクロプロセッサ・ユニットMPUに入力さ
れる既述の付加的な固定のパラメータ33が示してあ
る。これらパラメータには、全常用ブレーキ作用に対す
る全荷重車両の正味ブレーキ率NBRFSL、全常用ブレ
ーキ作用に対する空車の正味ブレーキ率NBRFSE、荷
重制御切換圧力もしくは空/積切換圧力CP及び最小ブ
レーキ作用圧力MPを含む。切換圧力CP及び最小作用
圧力MPは、それぞれ、全荷重車両ブレーキ圧力よりも
小さい圧力調整を回避する所望の圧力及び所望の最小常
用ブレーキ圧力を表す予め選択された固定値を有する。
NBRFSE(全荷重ブレーキ作用に対する空車正味ブレー
キ率)に対応する最大値はブレーキシューの材料及び特
定の車両で用いられる基礎ブレーキ装置の形式に依存し
米国鉄道協会により制定されいる。またNBRFSL(全常
用ブレーキ作用に対する全荷重車両正味ブレーキ率)に
対応する値は、列車が運転されるブレーキ管圧力に従っ
て決定することができる(図4のグラフ参照)。このパ
ラメータNBRFSLを設定すべき値の決定は、運転上の
経験、列車が走行する地域並びに列車自体の構成、即
ち、車両、ブレーキ設備等々の数及び型式に基づいて行
われる。従って、パラメータNBRFSL の値の決定は、
慣用の圧力釣合原理で動作するブレーキが装備されてい
る車両から編成されている列車においてブレーキ管圧力
を込めるべき値の決定に類似する。一般的に述べて、要
求される列車ブレーキ力レベルが高ければ高い程高いブ
レーキ管圧力が選択される。図4は、パラメータNBR
FSL の値を求める上で一助として参照することができる
グラフを示す図である。例えば、8.25%の正味ブレ
ーキ率NBR50を有する車両から編成された列車が、通
常、6.33kg/cm2(90psi)のブレーキ管圧
力で運転されるとすれば、その結果として、慣用の釣合
型ブレーキシステムにおける常用釣合ブレーキシリンダ
圧力は4.5kg/cm2(64psi)となろう。そこ
で、図4のグラフを参照すると、90psiのブレーキ
管圧力座標と8.25%の正味ブレーキ率曲線との交点
が10.6%の正味ブレーキ率NBRと相関しているこ
とが解る。従って、本システムにおいて、慣用の釣合型
ブレーキシステムで実現される制動に匹敵する制動を実
現するためには、正味ブレーキ率パラメータNBRFSL
を10.6%に設定すべきである。
【0018】マイクロプロセッサMPUに入力される上
述の固定パラメータ31及び33に加えて、ブロック4
1に示すように実際の車両重量CWA を反映する可変入
力29と、ブロック45に示すようにブレーキシリンダ
圧力フィードバック信号BCPFを反映する可変入力と
がある。
【0019】上述の信号に基づき、ブロック47に示す
演算機能部は、下記の式(1)及び(2)に従い、予め
選択された正味ブレーキ率及び車両荷重条件に基づき全
荷重車両及び空車両に対する全常用ブレーキシリンダ圧
力を計算する。
【0020】 BCPFSL=(50/NBR50)NBRFSL (1) BCPFSE=(50/NBR50)NBRFSE(CWE/CWL) (2)
【0021】この時点で、マイクロプロセッサ・ユニッ
トMPUは、下記の式(3)に基づき車両ブレーキシリ
ンダ圧力BCPを計算する。
【0022】 BCP=(50/NBR50)NBR (3)
【0023】このようにして、マイクロプロセッサMP
Uの計算により得られたブレーキシリンダ圧力BCPが
図5のグラフに、曲線BCPで示してある。
【0024】マイクロプロセッサで実行されるプログラ
ムは、次いで、判定ブロック51に進み、このブロック
で、機関車からの指令正味ブレーキ率NBRがブロック
47で設定された信号NBRFSLと比較される。NBR
がNBRFSLより小さいか又はそれに等しい場合には、
プログラムは判定ブロック53に進み、このブロック
で、計算されたブレーキシリンダ圧力BCPは予め選択
された最小ブレーキシリンダ圧力MP及び予め選択され
た空/積切換圧力CPと比較される。これらパラメータ
は、図5のグラフにおいて、ブレーキシリンダ圧力曲線
BCP上の点MP及びCPにより示されている。
【0025】ブレーキシリンダ圧力信号BCPが予め選
択された最小圧力MPよりも小さい場合には、この不一
致はブロック55で認識され、その結果として該ブロッ
クからは、予め選択された最小ブレーキシリンダ圧力M
Pに対応する実際のブレーキシリンダ圧力信号BCPA
が出力される。
【0026】ブレーキシリンダ圧力BCPが最小ブレー
キシリンダ圧力信号MPより大きいか又はそれに等しく
而も空/積切換圧力CPよりも小さいか又は該圧力CP
に等しい場合には、この状態は、ブロック57において
認識され、その結果、このブロック57からは、ブレー
キシリンダ圧力BCPに対応する実際のブレーキシリン
ダ圧力信号BCPAが出力される。
【0027】ブレーキシリンダ圧力BCPが切換圧力C
Pよりも大きい場合には、この状態はブロック59で認
識される。なお、このブロックにおいては、次式(4)
に基づき荷重調節されたブレーキシリンダ圧力BCP
が計算される。
【0028】BCP =CP+(BCPFSE−CP)+(BCPFSL−BCPFSE)×{(CW−CW)/(CW −CW)}×{(BCP−CP)/(BCPFSL−CP)} (4)
【0029】次ぎに、判定ブロック51を参照するに、
指令された正味ブレーキ率NBRがNBRFSL よりも大
きい場合には、プログラムはブロック61に進み、この
ブロックにおいては非常ブレーキ作用指令が認識され、
実際のブレーキシリンダ圧力BCPAが次式(5)に従
って計算される。
【0030】 BCPA=CP+(BCPFSE-CP)+(BCPFSL-BCPFSE)×{(CWA-CWE)/(CWL-CWE)} (5)
【0031】上式(5)は、式(4)の最終項が存在し
ない点においてのみ該式(4)と異なることに注目され
たい。
【0032】ブロック61の出力BCPA は次いで、ブ
ロック63に供給され、このブロックにおいては、次式
(6)に基づき非常ブレーキシリンダ圧力BCPE が計
算される。
【0033】 BCPE=K(BCPA) (6)
【0034】上式中、K=非常ブレーキシリンダ圧力が
全常用ブレーキシリンダ圧力を越えるべき百分率として
米国鉄道協会により設定された値1.2の定数。
【0035】次いで、BCPE の上記値は、ブロック6
5に引渡され、該ブロック65からは、BCPEに対応
する実際のブレーキシリンダ圧力信号BCPAが出力さ
れる。
【0036】この時点において、別の判定ブロック67
で、既述のブロック55、57、59又は65のうちの
起動中のブロックにより出された実際のブレーキシリン
ダ圧力BCP が、図1に示したトランスジューサT
1から供給されるブレーキシリンダBCにおける実効圧
力に対応し、ブロック45で得られるフィードバック信
BCP と比較される。
【0037】ブレーキシリンダ圧力フィードバック信号
BCPF が、所望の実際ブレーキシリンダ圧力BCPA
よりも小さい場合には、ブロック69において、マイク
ロプロセッサにより電線9及び11を介し、作用電磁
弁、弛め電磁弁A及びRの制御が行われる。その結果、
作用電磁弁Aは開き、弛め電磁弁Rは閉じて、図1を参
照し既に説明したように、実効ブレーキシリンダ圧力が
増大することになる。
【0038】ブレーキシリンダ圧力フィードバック信号
BCPF が、所望の実ブレーキシリンダ圧力BCPA
りも大きい場合には、ブロック73で、マイクロプロセ
ッサにより電線9及び11を介して作用電磁弁及び弛め
電磁弁A、Rの制御が行われる。その結果、作用電磁弁
Aは閉じ、弛め電磁弁Rは開いて、実効ブレーキシリン
ダ圧力は減少する。
【0039】ブレーキシリンダ圧力フィードバック信号
BCPF が、予め設定された或る公差範囲内で所望の実
際のブレーキシリンダ圧力BCPA に対応する場合に
は、ブロック71において、作用及び弛め電磁弁A及び
R双方を閉じるマイクロプロセッサの制御が電線9及び
11を介して行われ、その結果、ブレーキシリンダ圧力
フィードバック信号BCPF か又はブレーキ指令信号N
BRのいずれかが変化する時点まで、ブレーキシリンダ
圧力における爾後の変化は抑止される。
【0040】上の説明から明らかなように、鉄道列車の
任意の所定の車両に作用する実際の要求ブレーキシリン
ダ圧力BCPA は、さもなければ、制動に対して影響を
与えるような車両の設計正味ブレーキ率及び(又は)車
両積載重量における差に関係なく、列車内の任意の他の
車両と整合するレベルの車両制動を与えるようにマイク
ロプロセッサ・ユニットMPUによって制御される。
【0041】次ぎに、図2のフローチャートに従い且つ
図5のグラフを参照し、例示的な鉄道車両における上記
のように調整されたブレーキシリンダ圧力BCPA の変
動について解析的に説明する。ここで例にとった車両
は、車両のマイクロプロセッサMPUに入力される下記
の予め設定されたパラメータを有するものと仮定する。 NBR50 =8.25% CWL =119,342kg(263,100 lbs) CWE = 28,577kg( 63,000 lbs) CWA = 73,937kg(163,000 lbs) また、機関車で設定されるブレーキ・パラメータは下記
の通りである。(ブレーキシリンダ圧力が90psiと
し、それを基にして図4のグラフから求めた。) NBRFAL =10.6% NBRFSE =30.0% CP =1.76kg/cm2(25 psi) MP =0.56kg/cm2( 8 psi)
【0042】ブレーキ倍率もしくはてこ比及びリギング
効率が一定であると仮定すると、この例示車両の全積載
荷重状態における全常用ブレーキシリンダ圧力BCP
FSL は下式(1)から求めることができよう。
【0043】 BCPFSL=(50/NBR50)NBRFSL BCPFSL=(50/8.25)×10.6 BCPFSL=4.5kg/cm2(64.24 psi) (1)
【0044】同様に、この車両が完全に空車状態である
際の全常用ブレーキシリンダ圧力は次式(2)から求め
ることができよう。
【0045】 BCPFSE=(50/NBR50)(NBRFSE)(CWE/CWL) (2) BCPFSE=(50/8.25)×30×(63,000/263,000) BCPFSE=3.06kg/cm2(43.6 psi)
【0046】上の計算は、フローチャートのブロック4
7に示されており、図5の曲線をプロットするのに用い
られる。全荷重ブレーキシリンダ圧力を表す直線BCP
の勾配は、50psiのブレーキシリンダ圧力座標が、
8.25の正味ブレーキ率座標と交差する点を結び、こ
の点をX−Y軸の交点と結ぶことにより求められる。こ
の線BCPが10.6の正味ブレーキ率座標NBRFSL
交差する座標点BCPFSLは、64.2psiのブレーキ
シリンダ圧力に対応し、これは、式(1)により計算し
たものと同じである。
【0047】空車が制動される切換圧力を表す点CPに
おいては、車両ブレーキシリンダ圧力曲線は異なった勾
配をとり、線BCPMTで、43.6psiの空車に対す
る全常用ブレーキシリンダ圧力に対応する点BCPFSE
を結ぶことにより求められ、これは式(2)による計算
結果と同じである。
【0048】ここで、「3」のブレーキ指令NBRが電
線1を介して発生されたと仮定すると、マイクロプロセ
ッサMPUは式(3)を用いて下記のようにブレーキシ
リンダ圧力BCPを計算する。
【0049】 BCP=(50/NBR50)NBR BCP=(50)/(8.25)×3 BCP=1.23kg/cm2(18.2 psi)
【0050】フローチャートのブロック47における計
算で示されるように、指令された正味ブレーキ率NBR
が全荷重車両に対する正味ブレーキ率NBRFSL よりも
小さいので、ブロック49で計算したブレーキシリンダ
圧力BCPを、ブロック53で予め設定されたパラメー
タMP及びCPと比較する。計算されたブレーキシリン
ダ圧力BCPは1.23kg/cm2(18.2psi)で
あって、8psiの予め設定された最小ブレーキ作用圧
力MPよりも大きく且つ25psiの切換圧力CPより
も小さいので、ブロック57を実行し、実際のブレーキ
シリンダ圧力BCPAを18.2psiに設定する。
【0051】グラフ上では、実際の要求ブレーキシリン
ダ圧力BCPAは、NBR値「3」に対応する座標と線B
CPとの交点から求めることができ、該ブレーキシリン
ダ圧力BCPAは、18.2psiのブレーキシリンダ圧
力BCPに対応し、これは想定最小ブレーキシリンダ圧
力MPより大きく且つ切換圧力CPよりも小さい。従っ
て、上記の実際のブレーキシリンダ圧力BCPA は、そ
れ以上調整されず、18.2psiに留どまる。
【0052】電線1を介して「8」のブレーキ指令値N
BRが発生されたと仮定すると、マイクロプロセッサM
PUは式(3)を用い、下記のようにブレーキシリンダ
圧力BCPを計算する。
【0053】 BCP=(50/NBR50)NBR BCP=(50)/(8.25)×8 BCP=3.41kg/cm2(48.5 psi)
【0054】指令された正味ブレーキ率NBRは、全常
用荷重車両に対する正味ブレーキ率NBRFSL よりも小
さいので、ブロック49で計算したブレーキシリンダ圧
力BCPを、ブロック53で、予め設定されたパラメー
タMP及びCPと比較する。
【0055】計算ブレーキシリンダ圧力は48.5ps
iであって、25psiの切換圧力CPよりも大きいの
で、ブロック59を実行し、下記のように、式(4)に
従いブレーキシリンダ圧力BCPを補正する。
【0056】 BCPA=CP+(BCPFSE−CP)+(BCPFSL−BCPFSE)×{(CWA−CWE)/(CWL−CWE)} ×{(BCP−CP)/(BCPFSL−CP)} BCPA=25+(43.6-25)+(64.24-43.6)×{(163,000-63,000)/(263,000-63,000)} ×{(48.5−25)/(64.24−25)} BCPA=25+{18.6+(20.64×0.5)}0.6 BCPA=2.98kg/cm2(42.4 psi)
【0057】グラフ上では、実際に要求されるブレーキ
シリンダ圧力BCPA は、全積載荷重CWLと空車荷重
CWEとの間における実際の車両荷重に依存し線BCP
とBCPMTとの交点に位置するNBR値「8」に対応す
る座標上に存在することが判る。この車両荷重の想定パ
ラメータの下では、この例示車両の荷重率もしくは積載
率は50%であり、これは、式(4)及び(5)の項
(CWA−CWE)/(CWL−CWE)から得られる。従っ
て、座標値8.25と(50psiのブレーキシリンダ
圧力に対応する)曲線BCPとの交点と、(34.6ps
iに対応する)曲線BCPMTとの交点との間の中間点を
求めることにより、実際に要求されるブレーキシリンダ
圧力BCPAが42.3psiとして求められる。
【0058】式(4)を用いて実現される上記の重量の
対する調整では、列車全体を通して一定ではないNBR
値が得られるが、上記制御は、列車の制動において空車
或るいは部分積載車両に共用することができる。このこ
とは、特に、勾配制動(gradebraking)中に有用であ
る。
【0059】指令された正味のブレーキ率NBRが全常
用正味ブレーキ率NBRFSL よりも大きいことが判明し
たと仮定すると、マイクロプロセッサMPUは、機能ブ
ロック61において、式(5)を用い調整ブレーキシリ
ンダ圧力BCPA を下記のように計算する。
【0060】 BCPA=CP+(BCPFSE-CP)+(BCPFSL-BCPFSE)×{(CWA−CWE)/(CWL−CWE)} BCPA=25+(43.6-25)+(64.24-43.6)×(163,000-63,000)/(263,000-63,000) BCPA=25+18.6+(20.64×0.5) BCPA=3.79kg/cm2(53.92 psi)
【0061】式(5)により計算された実際のブレーキ
シリンダ圧力BCPA は更に、機能ブロック63に示す
ように、非常ブレーキシリンダ圧力BCPE を求めるた
めに、式(6)に従って調整される。既に述べたよう
に、この非常ブレーキシリンダ圧力BCPEは調整され
たブレーキシリンダ圧力BCPAよりも、米国鉄道協会
により定められている1.2のような所定の固定値だけ
大きい。従って、式(6)を用い、荷重補正された非常
ブレーキシリンダ圧力は下記のように計算で求められ
る。
【0062】 BCPE=K(BCPA) BCPE=1.2×53.92 psi即ち4.55kg/
cm2(64.7psi) 値BCPAは、車両積載状態に従って調整されるので、
上記値BCPEはまた車両の荷重をも反映している。
【0063】上述した説明から明らかなように、選択さ
れた正味ブレーキ率パラメータNBRFSL に従い非常作
用時に充分なブレーキシリンダ圧力を供給するために
は、ブレーキ管圧力は充分に高くなければならない。本
システムにおけるブレーキ管BPは、逆止弁7及び供給
空気溜めSRを介してブレーキシリンダに空気を供給す
るのに使用されているので、ブレーキシリンダ圧力の所
望の非常レベルを発生するのに要求されるブレーキ管圧
力の最小レベル及び常用ブレーキシリンダ圧力の総ての
レベルは、全積載荷重車両に対する最大非常ブレーキシ
リンダ圧力に対応する。これは、下式(7)に従って計
算することができる。
【0064】 BCPEMER=(50/NBR50)NBRFSL×K (7)
【0065】上式中、BCPEMER=全積載荷重車両に対
する非常ブレーキシリンダ圧力 NBRFSL =全積載荷重車両における全常用作用に対す
る選択されたパラメータ K =値1.2の係数である。
【0066】上式(7)に先に述べた例における値を代
入すると、
【0067】BCPEMER=50/8.25×10.6×1.
2 psi即ち5.95kg/cm2(84.7 psi)
【0068】従って、要求される最小ブレーキ管圧力
は、供給空気溜めSRと、接続管系を含めブレーキシリ
ンダとの間における釣合の結果として少なくともBCP
EMERに等しい値、この例では84.7 psiが得られる
ように充分に高くなければならない。
【0069】以上の説明は、「8.25」の値の設計正味
ブレーキ率を有する車両並びに実際の車両荷重もしくは
積載状態に対し、異なったブレーキ指令NBRに従い実
際のブレーキシリンダ圧力BCPA をどのように調整す
るかに関するものであるが、所定のブレーキ指令NBR
に対し、同じ列車内で第1番目の車両として運転され異
なった設計正味ブレーキ率を有する車両では、当該車両
に対し既述のパラメータが先に想定したものと同じとし
た場合でも、実際のブレーキ圧力BCPA は異なること
は理解されるであろう。一例として、「6.5」の設計正
味ブレーキ率NBR50を有する車両例に対するブレーキ
シリンダ圧力BCP−対−正味ブレーキ率NBR曲線が
図5にグラフとして示してある。図6と図5のグラフと
を比較すれば、線BCP及びBCPMTの勾配は図6にお
ける方が急であることが判る。その結果、「6.5」の設
計正味ブレーキ率を有するこのような車両に対して実現
される実際のブレーキシリンダ圧力BCPA は、所定の
ブレーキ指令NBRに対し、「8.25」の設計正味ブレ
ーキ率を有する車両に対する実際のブレーキシリンダ圧
力よりも大きくなる。
【0070】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、列車の各車両におけるブレーキシリンダ圧力
を、制動に影響を及ぼすような設計正味ブレーキ率及び
(又は)積載重量における相異に関係なく、整合した制
動レベルを得るように調整することができる。また、本
発明によれば、特に勾配制動もしくはブレーキに対し、
部分積載車両或いは空車に対し制動レベルを大きくする
のが望ましいことが認識され且つ考慮されている。この
結果、全積載(荷重)車両におけるよりも部分積載車両
或いは空車における方が、NBRレベルが高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるマイクロプロセッサをベースと
する鉄道車両ブレーキシステムの簡略ブロック図であ
る。
【図2】 図1のマイクロプロセッサの動作機能及び動
作シーケンスを図解するフローチャートであり、これは
図3に続いている。
【図3】 図1のマイクロプロセッサの動作機能及び動
作シーケンスを図解するフローチャートであり、これは
図2から続いている。
【図4】 所定の設計正味ブレーキ率を有する車両にお
ける実際の正味ブレーキ率が、異なったブレーキ管圧力
でどのように変化するかをグラフで示す図である。
【図5】 所定の設計正味ブレーキ率を有する車両にお
けるブレーキシリンダ圧力−対−正味ブレーキ率曲線を
示すグラフである。
【図6】 図5のグラフに類似のグラフであって、図5
の場合とは異なった設計正味ブレーキ率を有する車両に
対する対応の曲線を示す。
【符号の説明】
1、3、9、11、27、29…電線、5…分岐管、7
…一方向逆止弁、13、15、17、19、21、25
…管、29…可変入力、31、33…信号、A…作用電
磁弁、BC…ブレーキシリンダ、BP…ブレーキ管、M
PU…マイクロプロセッサ・ユニット、R…弛め電磁
弁、RV…中継弁、SR…供給空気溜め、T1、T2…
トランスジューサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−68250(JP,A) 特開 平7−274307(JP,A) 実開 平3−11972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 B60T 8/30

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のブレーキ圧力と、鉄道車両の定格
    最大積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ
    率を有する前記鉄道車両に搭載されたマイクロプロセッ
    サ・ベースのブレーキ制御装置において、 a)前記鉄
    道車両の所望の正味ブレーキ率を表す指令信号を受ける
    手段と、 b)加圧流体源と、 c) 前記鉄道車両の
    減速を行うための流体圧力で作動されるブレーキ装置と
    、 d) 前記ブレーキ装置と前記加圧流体源及び大気との
    流体圧力連通を制御するための弁手段と、 e) 前記ブレーキ装置で作用するブレーキ圧力に対応
    するフィードバック信号(BCPF) を発生するための
    トランスジューサ手段と、 f) 前記設計正味ブレーキ率に対する前記指令信号の
    比に比例して前記所定のブレーキ圧力と異なるブレーキ
    圧力信号(BCP)を発生するためのマイクロプロセッ
    サとを備え、 g) 前記フィードバック信号(BCPF)は前記マイ
    クロプロセッサに接続され、該マイクロプロセッサは、
    前記ブレーキ圧力信号(BCP)が前記フィードバック
    信号(BCPF)から偏差した場合に該フィードバック
    信号が前記ブレーキ圧力信号とほぼ等しくなるように前
    記弁手段を作動する、 マイクロプロセッサ・ベースのブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 所定のブレーキ圧力と、鉄道車両の所定
    の積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ率
    を有する前記鉄道車両に搭載されたマイクロプロセッサ
    ・ベースのブレーキ制御装置において、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率を表す指令
    信号を受ける手段と、 b) 加圧流体源と、 c) 前記鉄道車両の減速を行うための流体圧力で作動
    されるブレーキ装置と、 d) 前記ブレーキ装置と前記加圧流体源及び大気との
    流体圧力連通を制御するための弁手段と、 e) 前記ブレーキ装置で作用するブレーキ圧力に対応
    するフィードバック信号(BCPF) を発生するための
    トランスジューサ手段と、 f) 前記設計正味ブレーキ率に対する前記指令信号の
    比に比例して前記所定のブレーキ圧力と異なるブレーキ
    圧力信号(BCP)を発生するためのマイクロプロセッ
    サとを備え、 g) 該マイクロプロセッサに、NBR50信号及びNB
    R信号を供給し、該マイクロプロセッサにより、次式 BCP=(50/NBR50)NBR に従いブレーキ圧力信号(BCP)を計算し、上式中、
    前記NBR50信号は前記鉄道車両の前記設計正味ブレー
    キ率に対応し、前記NBR信号は前記指令信号であり、 h) 前記フィードバック信号(BCPF)は前記マイ
    クロプロセッサに接続され、該マイクロプロセッサは、
    前記ブレーキ圧力信号(BCP)が前記フィードバック
    信号(BCPF)から偏差した場合に該フィードバック
    信号が前記ブレーキ圧力信号とほぼ等しくなるように前
    記弁手段を作動する、 マイクロプロセッサ・ベースのブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 所定の最小ブレーキ圧力信号(MP)を
    前記マイクロプロセッサに供給し、該マイクロプロセッ
    サは、前記ブレーキ圧力信号(BCP)が前記最小ブレ
    ーキ圧力信号(MP)よりも小さい場合に、該最小ブレ
    ーキ圧力信号(MP)の値に等しい実際のブレーキ圧力
    信号(BCPA) を設定する請求項2に記載のブレーキ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 更に、NBRFSL 信号を前記マイクロプ
    ロセッサに供給し、該マイクロプロセッサは、次式 BCPFSL=(50/NBR50)NBRFSL に従い全常用ブレーキ圧力信号(BCPFSL)を設定
    し、上式中、前記NBRFSL信号は、前記鉄道車両にお
    ける全積載状態での全常用ブレーキ作用に対応する第1
    の所定の正味ブレーキ率を表す請求項2に記載のブレー
    キ制御装置。
  5. 【請求項5】 荷重信号CWE、荷重信号CWL及び信号
    NBRFSE を更に前記マイクロプロセッサに供給し、該
    マイクロプロセッサは、次式 BCPFSE=(50/NBR50)NBRFSE(CWE/C
    L) に従い、前記鉄道車両の空載状態に対し全常用ブレーキ
    圧力信号 (BCPFSE)を計算し、上式中、前記荷重信
    号CWE は、空載状態における前記鉄道車両の重量を表
    し、前記荷重信号CWL は全積載状態における前記鉄道
    車両の重量を表す請求項4に記載のブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 所定のブレーキ圧力と鉄道車両の所定の
    積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ率を
    有する前記鉄道車両に搭載されて動作するようになって
    いるマイクロプロセッサにおいて、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率を表す指令
    信号(NBR)を受ける手段と、 b) 前記鉄道車両の前記設計正味ブレーキ率を表す正
    味ブレーキ率信号(NBR50)を受ける手段と、 c) 前記鉄道車両の前記設計正味ブレーキ率の予測の
    基礎をなす所定のブレーキ圧力から、前記設計正味ブレ
    ーキ率に対する前記指令信号(NBR)の比に比例する
    量だけ異なるブレーキ圧力信号(BCP)を計算するた
    めの手段と、 を含むマイクロプロセッサ。
  7. 【請求項7】 所定のブレーキ圧力と所定の積載重量と
    に基づいて予測された設計正味ブレーキ率を有する鉄道
    車両に搭載されて動作するようになっているマイクロプ
    ロセッサにおいて、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率に対応する
    指令信号で変化するブレーキ圧力信号を発生するための
    第1の手段と、 b) 前記ブレーキ圧力信号の最小値を設定するための
    第2の手段と、 c) 前記ブレーキ圧力信号が所定の空/積切換点を越
    えた場合に、前記鉄道車両の実際の積載重量に従い前記
    ブレーキ圧力信号を積載荷重調整するための第3の手段
    と、 d) 積載荷重調整された前記ブレーキ圧力信号の最大
    値を、所定の全常用正味ブレーキ率に対応する値に制限
    するための第4の手段と、を含み、 e) 前記指令信号に対する前記ブレーキ圧力信号の比
    が、前記所定のブレー キ圧力に基づく前記鉄道車両の前
    記設計正味ブレーキ率に対する前記所 定のブレーキ圧力
    の比に比例するマイクロプロセッサ。
  8. 【請求項8】 所定のブレーキ圧力と鉄道車両の所定の
    積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ率を
    有する前記鉄道車両に搭載されたマイクロプロセッサ・
    ベースのブレーキシステムを制御する方法において、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率を表す電気
    指令信号を受け、 b) ブレーキ圧力信号を、次式 BCP=(50/NBR50)NBR に従って計算し、上式中、(50/NBR50)は、前記
    所定のブレーキ圧力をベースとする前記正味ブレーキ率
    に対する前記所定のブレーキ圧力の比を表し、NBRは
    前記指令信号を表し、 c) 前記ブレーキ圧力信号を、前記鉄道車両のブレー
    キ装置の流体圧力に対応するフィードバック信号と比較
    し、 d) 前記ブレーキ圧力信号が前記フィードバック信号
    から偏差した場合に、前記ブレーキ装置の加圧流体の供
    給及び放出を制御する諸段階を含むブレーキシステムの
    制御方法。
  9. 【請求項9】 所定のブレーキ圧力と鉄道車両の所定の
    積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ率を
    有する前記鉄道車両に搭載されたマイクロプロセッサ・
    ベースのブレーキシステムを制御する方法において、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率を表す電気
    指令信号を受け、 b) 前記設計正味ブレーキ率に対する前記指令信号の
    比に比例して前記所定のブレーキ圧力から異なるブレー
    キ圧力信号を演算して求め、 c) 前記ブレーキ圧力信号を、その所定の最小値と比
    較し、 d) 前記ブレーキ圧力信号が前記最小値よりも小さい
    場合に前記ブレーキ圧力信号を前記最小値に調整し、 e) 前記ブレーキ圧力信号を、前記鉄道車両のブレー
    キ装置の流体圧力に対応するフィードバック信号と比較
    し、 f) 前記ブレーキ圧力信号が前記フィードバック信号
    から偏差した場合に、前記ブレーキ装置の加圧流体の供
    給及び放出を制御する、 諸段階を含むブレーキシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】 所定のブレーキ圧力と鉄道車両の所定
    の積載重量とに基づいて予測された設計正味ブレーキ率
    を有する前記鉄道車両に搭載されたマイクロプロセッサ
    ・ベースのブレーキシステムを制御する方法において、 a) 前記鉄道車両の所望の正味ブレーキ率を表す電気
    指令信号を受け、 b) 前記設計正味ブレーキ率に対する前記指令信号の
    比に比例して前記所定のブレーキ圧力から異なるブレー
    キ圧力信号を演算して求め、 c) 前記ブレーキ圧力信号を所定の空/積切換圧力と
    比較し、 d) 前記ブレーキ圧力信号が前記切換圧力を越えてい
    る場合に、前記鉄道車両の実際の積載重量に従い前記ブ
    レーキ圧力信号を調整し、 e) 前記ブレーキ圧力信号を、前記鉄道車両のブレー
    キ装置の流体圧力に対応するフィードバック信号と比較
    し、 f) 前記ブレーキ圧力信号が前記フィードバック信号
    から偏差した場合に、 前記ブレーキ装置の加圧流体の供給及び放出を制御す
    る、 諸段階を含むブレーキシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ブレーキ圧力信号を、以下の式 BCPFSL=(50/NBR50)NBRFSL (1) BCPFSE=(50/NBR50)NBRFSE(CWE/CWL) (2) BCPA=CP+(BCPFSE−CP)+(BCPFSL−BCPFSE)× {(CWA−CWE)/(CWL−CWE)}×{(BCP−CP)/(BCPFSL−CP)} (3) に従って調整し、 上式(1)中、BCPFSL は前記鉄
    道車両が全積載状態にある時の全常用ブレーキ圧力を表
    し、(50/NBR50)は、前記所定のブレーキ圧力をベ
    ースとする正味ブレーキ率に対する所定のブレーキ圧力
    の比を表し、NBRFSL は全常用ブレーキ作用に対応す
    る第1の所定の正味ブレーキ率を表し、 上式(2)中、BCPFSE は前記鉄道車両の空状態にお
    ける全常用ブレーキ圧力を表し、CWEは前記鉄道車両
    の空状態における重量を表し、そしてCWLは前記鉄道
    車両の全積載重量を表し、 上式(3)中、CWA は前記鉄道車両の実際の積載重量
    を表し、CPは前記空/積切換圧力を表す請求項10に
    記載のブレーキシステムの制御方法。
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