JP3193276U - 容器 - Google Patents

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陽平 桑野
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Abstract

【課題】手で握った部分がすべりやすく蓋部を開けにくかったり、容器を落としてしまう可能性がない容器を提供する
【解決手段】容器10は、液体または固体を収容する容器であって、第1の位置Aでの水平断面である第1断面形状と、第2の位置Bでの水平断面である第2断面形状と、を有し、第1の位置A及び第2の位置Bは、液体または固体を収容した状態では、その断面内に液体または固体が含まれる範囲であり、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、容器に関し、特に、手で持ったときに滑り落ちにくいように形成されている美容液、クレンジング、化粧水等の液体、石鹸等の固体を収容する容器に関するものである。
従来、特許文献1に開示されるような容器がある。従来形の化粧水用容器は、管状円筒部と蓋部とからで構成されている。管状円筒部は、その上端部の外側に雄ねじ部と、更にこのねじ部の上部上方に伸長している液出入り口の付いた容器口部とが形成されている。蓋部の内側には、その下方部の周面に雌ねじ部と、その上方部表面から下方に伸長している半球状の連結突出部とが形成されている。
実際に使用する場合、まず、化粧水容器の管状円筒部に1種類の化粧水を詰めて収容してから、蓋部の雌ねじ部と管状円筒部の雄ねじ部とを相互に螺合すると、連結突出部が容器口部の液出入り口に正確に接合するようになる。化粧水を出す際には、片方の手で化粧水容器の管状円筒部を握り、もう一方の手で蓋部を握って回転させることによりねじを回し蓋部を管状円筒部から取り外し、管状円筒部を握った手で容器を傾けて容器口部を下方にすることにより、化粧水を手にたらすように使用する。
登録実用新案第3120768号
従来の容器では、化粧水を出す際には、片方の手で化粧水容器の管状円筒部を握り、もう一方の手で蓋部を握って回転させることによりねじを回し蓋部を管状円筒部から取り外し、管状円筒部を握った手で容器を傾けて容器口部を下方にすることにより、化粧水を手にたらすようするときに、手で握る部分が管状の円筒形状のため、手で握った部分がすべりやすく蓋部を開けにくかったり、容器を落としてしまう可能性があるという問題点があった。
そこで、本考案の目的は、手で握った部分がすべりやすく蓋部を開けにくかったり、容器を落としてしまう可能性が少ない容器を提供することにある。
本考案に係る容器は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本考案に係る容器は、液体または固体を収容する容器であって、第1の位置での水平断面である第1断面形状と、第2の位置での水平断面である第2断面形状と、を有し、第1の位置及び第2の位置は、液体または固体を収容した状態では、その断面内に液体または固体が含まれる範囲であり、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している。
上記の構成において、好ましくは、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称である。
上記の構成において、好ましくは、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状である。
上記の構成において、好ましくは、人間の肌に対して使用される液体または固体を収容する。
上記の構成において、好ましくは、液体または固体が収容される収納部と、蓋の機能を有する蓋部と、を有し、蓋部における蓋部断面と、収納部における収納部断面と、を有し、収納部断面及び蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であり、蓋部は、ユーザによって収納部から分離可能である。
本考案によれば、液体または固体を収容する容器であって、第1の位置での水平断面である第1断面形状と、第2の位置での水平断面である第2断面形状と、を有し、第1の位置及び第2の位置は、液体または固体を収容した状態では、その断面内に液体または固体が含まれる範囲であり、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有しているため、手で握った部分がすべりやすく蓋部を開けにくかったり、容器を落としてしまう可能性が少ない容器を提供することができる。
本考案の第1実施形態に係る容器を示す斜視図である。 容器の第1の位置Aでの水平断面である第1断面形状を示す断面図である。 容器の第2の位置Bでの水平断面である第2断面形状を示す断面図である。 蓋部における位置Cでの蓋部断面を示す断面図である。 化粧水が収容される容器を示す斜視図である。 クレンジングが収容される容器を示す斜視図である 本考案の第2実施形態に係る容器を示す斜視図である。 容器の第1の位置Dでの水平断面である第1断面形状を示す断面図である。 容器40の第2の位置Eでの水平断面である第2断面形状を示す断面図である。 蓋部42における位置Fでの蓋部断面を示す断面図である。
図1は、本考案の第1実施形態に係る容器10を示す斜視図である。ここでは、容器10として美容液容器を用いて説明する。図1のように、容器10は、収納部11と蓋部12とからで構成されている。収納部11は、美容液を収容するものである。蓋部12は、蓋の機能を有している。
収納部11は、その上端部の外側に雄ねじ部(図示せず)と、更にこのねじ部の上部上方に伸長している液出入り口の付いた容器口部(図示せず)とが形成されている。蓋部12の内側には、その下方部の周面に雌ねじ部(図示せず)と、その上方部表面から下方に伸長している半球状の連結突出部(図示せず)とが形成されている。
実際に使用する場合、まず、容器10の収納部11に1種類の美容液を詰めて収容してから、蓋部12の雌ねじ部と収納部11の雄ねじ部とを相互に螺合すると、連結突出部が容器口部の液出入り口に正確に接合するようになる。そして、美容液を出すには、片方の手で容器10の収納部11を握り、もう一方の手で蓋部12を握って回転させることによりねじを回し蓋部12を収納部11から取り外し、収納部11を握った手で容器10を傾けて容器口部を下方にすることにより、美容液を手にたらすようする。
図2は、容器10の第1の位置Aでの水平断面である第1断面形状を示す断面図である。図3は、容器10の第2の位置Bでの水平断面である第2断面形状を示す断面図である。第1の位置A及び第2の位置Bは、液体の美容液を収容した状態では、それら断面内に液体である美容液が含まれる範囲である。また、図2と図3に示されるように、第1断面形状及び第2断面形状は、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している。
さらに、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称である。
また、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状である。
上記のように、容器10は、第1断面形状及び第2断面形状が、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状が、異なる形状の歪みを有しているので、歪曲な面を有した立体形状となっている。
また、容器10は、美容液等の人間の肌に対して使用される液体を収容するものである。
図4は、蓋部12における位置Cでの蓋部断面を示す断面図である。また、第1の位置Aの断面や第2の位置Bの断面のような収納部11における収納部断面及び位置Cでの蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であり、蓋部12は、ユーザによって収納部11から分離可能である。
容器10の収納部11と蓋部12は、収納部11と蓋部12を成形するための金型を工夫することにより製造することができる。
容器10から美容液を出すには、まず、片方の手で容器10の収納部11を握り、もう一方の手で蓋部12を握って回転させることによりねじを回し蓋部12を収納部11から取り外す。このとき、第1の位置Aの断面や第2の位置Bの断面のような収納部11における収納部断面及び蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であるので、蓋部12を回転させるときに、手がすべりにくく、容易に蓋部12を収納部11から取り外すことができる。
また、収納部11を握った手で容器10を傾けて容器口部を下方にすることにより、美容液を手にたらすようにするときに、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有しており、好ましくは、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、好ましくは、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状であるために、収納部11を握った手がすべりにくく容器10の収納部11を落としてしまう可能性が少なくなる。また、容器10は、上記のような第1断面形状と、第2断面形状を有しているため、手にフィットし、自然な感じをユーザに与えることができる。
また、図5は、化粧水が収容される容器20を示す斜視図であり、図6はクレンジングが収容される容器30を示す斜視図である。容器20、容器30いずれも第1の位置Aの第1断面形状及び第2の位置Bの第2断面形状は、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している。
さらに、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称である。
また、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状である。
上記のように、容器20と容器30は、第1断面形状及び第2断面形状が、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状が、異なる形状の歪みを有しているので、歪曲な面を有した立体形状となっている。
さらに、容器20,30は、それぞれ化粧水、クレンジングの人間の肌に対して使用される液体を収容するものである。
また、容器20では、第1の位置Aの断面や第2の位置Bの断面のような収納部21における収納部断面及び位置Cでの蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であり、蓋部22は、ユーザによって収納部21から分離可能である。
容器20、30の収納部と蓋部は、収納部と蓋部を成形するための金型を工夫することにより製造することができる。
容器20から化粧水を出すには、まず、片方の手で容器20の収納部21を握り、もう一方の手で蓋部22を握って回転させることによりねじを回し蓋部22を収納部21から取り外す。このとき、第1の位置Aの断面や第2の位置Bの断面のような収納部21における収納部断面及び位置Cでの蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であるので、蓋部22を回転させるときに、手がすべりにくく、容易に蓋部22を収納部21から取り外すことができる。
また、収納部21を握った手で容器20を傾けて容器口部を下方にすることにより、化粧水を手にたらすようにするときに、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有しており、好ましくは、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、好ましくは、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状であるために、収納部21を握った手がすべりにくく容器20の収納部21を落としてしまう可能性が少なくなる。また、容器20は、上記のような第1断面形状と、第2断面形状を有しているため、手にフィットし、自然な感じをユーザに与えることができる。
また、容器30からクレンジングを出すには、まず、片方の手で容器30の収納部31を握り、もう一方の手で押し部32を押すことにより、クレンジングを手にたらすようにする。そのとき、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有しており、好ましくは、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、好ましくは、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状であるために、収納部31を握った手がすべりにくく容器30の収納部31を落としてしまう可能性が少なくなる。また、容器30は、上記のような第1断面形状と、第2断面形状を有しているため、手にフィットし、自然な感じをユーザに与えることができる。
図7は、本考案の第2実施形態に係る容器40を示す斜視図である。ここでは、容器40として石鹸容器を用いて説明する。図7のように、容器40は、収納部41と蓋部42とからで構成されている。収納部41は、固体の石鹸を収容するものである。蓋部42は、蓋の機能を有している。
実際に使用する場合、まず、容器40の収納部41に石鹸を詰めて収容してから、蓋部42によって収納部41に蓋をする。そして、石鹸を出すには、片方の手で容器40の収納部41を握り、もう一方の手で蓋部42を収納部41から取り外し、収納部41から石鹸を取り出す。
図8は、容器40の第1の位置Dでの水平断面である第1断面形状を示す断面図である。図9は、容器40の第2の位置Eでの水平断面である第2断面形状を示す断面図である。第1の位置D及び第2の位置Eは、石鹸を収容した状態では、それら断面内に固体である石鹸が含まれる範囲である。また、図8と図9に示されるように、第1断面形状及び第2断面形状は、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している。
さらに、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称である。
また、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状である。
上記のように、容器40は、第1断面形状及び第2断面形状が、歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状が、異なる形状の歪みを有しているので、歪曲な面を有した立体形状となっている。
さらに、容器40は、石鹸等の人間の肌に対して使用される固体を収容するものである。
図10は、蓋部42における位置Fでの蓋部断面を示す断面図である。また、第1の位置Dの断面や第2の位置Eの断面のような収納部41における収納部断面及び位置Fでの蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であり、蓋部42は、ユーザによって収納部41から分離可能である。
容器40の収納部と蓋部は、収納部41と蓋部42を成形するための金型を工夫することにより製造することができる。
容器40から石鹸を出すには、まず、片方の手で容器40の収納部41を握り、もう一方の手で蓋部42を収納部41から取り外す。このとき、第1の位置Dの断面や第2の位置Eの断面のような収納部41における収納部断面及び蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であるので、蓋部42を取るときに、手がすべりにくく、容易に蓋部42を収納部41から取り外すことができる。
また、収納部41を手で握り、容器40から石鹸を取り出すときに、第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有しており、好ましくは、第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、好ましくは、第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状であるために、収納部41を握った手がすべりにくく容器40の収納部41を落としてしまう可能性が少なくなる。また、容器40は、上記のような第1断面形状と、第2断面形状を有しているため、手にフィットし、自然な感じをユーザに与えることができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本考案が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本考案は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本考案の容器は、美容液、クレンジング、化粧水等の液体、石鹸等の固体を収容する容器として利用することができる。
10 容器
11 収納部
12 蓋部
20 容器
30 容器
40 容器
41 収納部
42 蓋部
A 第1の位置
B 第2の位置
C 蓋部の位置
D 第1の位置
E 第2の位置
F 蓋部の位置

Claims (5)

  1. 液体または固体を収容する容器であって、
    第1の位置での水平断面である第1断面形状と、
    第2の位置での水平断面である第2断面形状と、を有し、
    前記第1の位置及び前記第2の位置は、液体または固体を収容した状態では、その断面内に液体または固体が含まれる範囲であり、
    第1断面形状及び第2断面形状は歪みを有した円筒形状であり、
    第1断面形状と第2断面形状は、異なる形状の歪みを有している
    容器。
  2. 第1断面形状は、上下非対称かつ左右非対称であり、
    第2断面形状は、上下非対称かつ左右非対称である
    請求項1に記載の容器。
  3. 第1断面形状と、第2断面形状とは、非相似形状である
    請求項2に記載の容器。
  4. 人間の肌に対して使用される液体または固体を収容する
    請求項3に記載の容器。
  5. 液体または固体が収容される収納部と、
    蓋の機能を有する蓋部と、を有し、
    前記蓋部における蓋部断面と、
    前記収納部における収納部断面と、を有し、
    収納部断面及び蓋部断面は、水平方向の断面が上下非対称かつ左右非対称であり、
    蓋部は、ユーザによって前記収納部から分離可能である
    請求項4に記載の容器。

JP2014003714U 2014-07-14 容器 Active JP3193276U (ja)

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