JP3193070B2 - 酸化物超電導体膜を半導体上に形成する方法 - Google Patents

酸化物超電導体膜を半導体上に形成する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体の下地の上側
に、酸化雰囲気中で下地を加熱して、酸化物超電導体膜
を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、Si等の半導体基板上に酸化
物超電導体膜を成膜する方法として、下記の文献に開示
された技術が知られている。
【0003】文献1:ジャパニーズ・ジャーナル・オブ
・アプライド・フィジックス(JapaneseJou
rnal of Applied Physics),
27(8),1988,pp.L1524−L152
6。
【0004】文献2:アプライド・フィジックス・レタ
ーズ(Applied Physics Letter
s),52(24),1988,pp.2068−20
70。
【0005】文献3:アプライド・フィジックス・レタ
ーズ(Applied Physics Letter
s),53(20),(1988),pp.1967−
1969。
【0006】文献4:ジャパニーズ・ジャーナル・オブ
・アプライド・フィジックス(JapaneseJou
rnal of Applied Physics),
27(12),1988,pp.L2442−L244
4。
【0007】これら文献には、基板上に格子定数の整合
を図る目的でスパッタ法により形成したバッファ層を介
して酸化物超電導体膜を成膜するか(文献1、2および
3)、或いは基板上にレーザアブレーション法で直接酸
化物超電導体膜を成膜する(文献4)方法が開示されて
いる。
【0008】しかしながら、これらの公知の技術では、
スパッタ法で基板上にバッファ層を形成しこのバッファ
層上に酸化物超電導体膜を形成するか、或いはレーザア
ブレーション法で基板上に直接酸化物超電導体膜を形成
するため、電気的導電性が得られなかったり、Si基板
と酸化物超電導体膜との界面が乱れてしまい、このた
め、良質の酸化物超電導体・半導体接合を形成すること
が出来なかった。
【0009】そこで、この出願に係る発明者等は、半導
体上に、蒸着法により金属超薄膜を原子層のオーダでの
平坦膜として形成することによって、従来よりも接合の
改善を図れる方法を既に提案している(特願平01−1
45066号、特願平02−138914号および特願
平02−138915号)。
【0010】ところが、発明者等が既に提案しているこ
れら技術は、良質の半導体・酸化物超電導体接合を得る
ことを目的とした、限定された技術である。この技術に
つき、図2を参照して簡単に説明する。この技術によれ
ば、図2の(A)に示すように、例えば、半導体基板と
してのシリコン(Si)基板80上に、金属の超薄膜を
原子層のオーダで平坦膜82として形成し、この平坦膜
82上に酸化物超電導体の構成元素であるビスマス(B
i)あるいはタリウム(Tl)の超薄膜84を形成し、
次にその上側に酸化物超電導体膜86を成長させてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発明者
等が提案している、上述した方法では、下地に使用する
半導体の品質については何ら言及しておらず、そのた
め、良質の半導体・酸化物超電導体接合を得ることは期
待出来る。しかし、接合部分より上側の酸化物超電導体
膜部分が良質の膜を構成するかどうかは、使用する半導
体に依存するので、使用する半導体によっては期待する
通りの良質の酸化物超電導体膜が得られない場合があ
る。例えば、図2の先行例において、金属の超薄膜82
を銀(Ag)で構成する場合、下地の加熱温度を酸素
(O2)とかオゾン(O3 )の酸化性雰囲気中で銀が超
薄膜82中から脱離しない温度としているので、酸化物
超電導体膜が形成されない場合もあるし、品質の悪い酸
化物超電導体膜となることがあった。そのため、半導体
上に形成された酸化物超電導体膜自体の利用は図られて
いなかった。
【0012】そこで、この発明は、上述した従来および
先行する技術が有する問題点を出来るだけ解消しようと
してなされたものであり、従って、この発明の目的は、
半導体の上側に良質の酸化物超電導体膜を形成する方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の酸化物超電導体膜を半導体上に形成する
方法によれば、半導体の下地の表面上に形成された金属
の超薄膜の上側に、酸化雰囲気中で前記下地を加熱して
酸化物超電導体膜を形成するに当たり、下地の、酸化物
超電導体膜が形成される側の表面を、意図した面方位を
有する面、または当該意図した面方位からのずれが最大
でも±0.2°を越えない面方位を有する面とし、か
つ、金属の超薄膜を、少なくともAg,Y,Au,Pt
から選択される1つの元素を含む超薄膜とすることを特
徴とする。
【0014】この発明の実施に当り、好ましくは、下地
としてシリコン基板を用い、かつ、意図した面方位は
(100)面であるのが良い。また、下地を加熱したと
きの下地の温度をこの金属の超薄膜から当該金属の原子
が離脱を生じない範囲内の最高温度とするのが好適であ
る。
【0015】
【作用】通常、下地の表面は、この表面の利用目的に適
った、意図的に指定した結晶の格子面となるように構成
する。しかしながら、現実には、下地面の加工が難しい
ため、例えばSi基板(ウエハ)を用いるとすると、こ
の基板の表面に現れている格子面が意図した真の格子面
からずれている場合が多い。すなわち、ウエハの表面の
面方位が意図している真の面方位からずれている場合が
あり、そのずれは、2°〜3°にも達する場合があるこ
とが知られている。
【0016】従って、この発明によれば、下地の、酸化
物超電導体膜が形成される側の表面を、意図した面方位
を有する面、または当該意図した面方位からのずれが最
大でも±0.2°を越えない面方位を有する面としてい
る。このようにすると、後述する実験データからも理解
出来るように、半導体からなる下地面の面方位からのず
れが小さいほど、半導体上に酸化物超電導体膜を形成す
るに当たり、下地の温度を酸化物超電導体の成膜に適し
た最高温度まで高めることができる。また、この発明に
よれば、金属の超薄膜を、少なくともAg,Y,Au,
Ptから選択される1つの元素を含む超薄膜とすること
により、高品質の酸化膜超電導体膜を形成することが可
能となるとともに、半導体と酸化物超電導体膜との接合
も良質な接合となる。
【0017】
【実施例】以下、図を参照して、この発明の実施例につ
き説明する。
【0018】尚、図は、この発明が理解出来る程度に各
構成成分を概略的に示してあるにすぎない。
【0019】図3は、この発明の実施に用いる真空蒸着
装置の一例を示す該略図である。
【0020】先ず、この装置を用いた成膜工程の全体の
流れの一例を概略的に説明し、その後、この発明の具体
例につき説明する。 <成膜工程の概略説明>この装置は、従来公知の真空蒸
着装置であるので、その詳細な説明は省略するが、金属
の蒸発源としてクヌーセンセル(Kセルともいう)を具
え、成膜中にその場で元素分析を行うオージェ分析器お
よび結晶性を観測するRHEED装置を具えた構造とな
っている。
【0021】そして、ここでは、下地として、(10
0)面と称せられている表面を具えた市販のSi基板を
用いる。従って、この表面の面方位は<100>であ
る。この(100)面の上側に、金属の超薄膜としてA
g膜を形成し、このAg膜上にY系酸化物超電導体薄膜
を形成する例につき説明する。 前処理工程 先ず、成膜室10のサセプタ12に半導体下地としての
Si基板14を取り付ける。次に、排気系18を用いて
成膜室10を10-11 Torr程度にまで真空排気す
る。
【0022】サセプタ12により基板14を加熱(例え
ば、約1000℃以上に加熱)して基板のクリーニング
を行う。基板14の清浄状態をオージェ分析器20およ
びまたはRHEED装置(電子銃を22で示し、観察用
窓を24で示してある)で確認する。 金属の超薄膜の成膜工程 次に、清浄済み基板14上に金属の超薄膜を平坦膜とし
て成膜する。この場合、真空排気を10-10 Torr程
度かそれよりも良い真空度にした後、金属の蒸着を、主
として次のような手順で行って成膜を行う。ここで、こ
の平坦膜とは、金属原子が規則的に配列していて原子層
のオーダで平坦な膜と見做し得る状態にある膜のことで
ある。従って、平坦膜は、原子の2次元層であっても良
く、この2次元層が数層積み重なった状態にある層であ
っても良い。
【0023】まず、基板14を酸化物超電導薄膜形成温
度に保持する→ビームシャッタ36〜44のうち所要の
ビームシャッタを開く→Kセル26〜34のうちの対応
する所要のKセルから金属を蒸発させて基板に蒸着させ
る→ビームシャッタを閉じる→蒸着量の測定を行い(オ
ージェ分析器20)平坦膜となっていることを確認す
る。
【0024】また、基板を常温に保持して金属の超薄膜
を成膜する場合には、酸化物超電導薄膜形成時の温度で
成膜するときの蒸着量よりも多い蒸着量で蒸着した後、
加熱して平坦膜を形成する。
【0025】このサイクルで得られた平坦膜は2次元層
が一層の平坦膜であってもよい。尚、平坦膜となってい
るかどうかの膜質の観察はRHEED装置22、24で
行う。また、このサイクルを同一または異なる金属につ
き繰り返すことによってそれぞれの層が重なり合った重
畳層としての一つの平坦膜を得ることが出来る。 酸化物超電導体膜の成膜 次に、主として次のような手順で酸化物超電導体膜の成
膜を行う。
【0026】Si基板14を、酸化ガス中で、金属超薄
膜から金属元素が離脱しない温度に加熱する(ここで
は、Agが離脱しない温度)→酸化物超電導体膜を構成
する成分元素の蒸発源であるKセルを加熱する(例え
ば、Yまたはタリウム(Tl)のKセル26、CuのK
セル34、CaのKセル32、SrまたはBaのKセル
28等)→バルブ46を開いてソースガス源48からノ
ズル50を経て酸化ガスを基板14に向けて吹き付ける
(酸素雰囲気にする)→ビームシャッタ36、44、4
2、38を開き基板14上に成膜した金属の超薄膜上に
酸化物超電導体膜の成膜を行う→ビームシャッタ36、
44、42、38を閉じる→基板の加熱を停止する→基
板温度が200℃以下となったことを確認してから酸化
ガスの供給を停止する。 <具体的実施例の説明>以上のような工程を経て、この
発明の酸化物超電導体膜を半導体上に形成することが出
来るが、この発明は、特に、酸化物超電導体膜の膜質
の、半導体の面方位依存性に特長を有するので、この点
を中心にして具体例を説明する。
【0027】尚、以下の具体例では、半導体下地として
Si基板を用い、その(100)面上に銀(Ag)の超
薄膜を成膜し、このAgの超薄膜上に一例としてY−B
a−Cu−O系酸化物超電導体膜を成膜する例につき説
明する。 実施例1 この実施例では、Si基板14として、公称(100)
面を有する、市販の基板であるが、真の面方位<100
>から+0.2°または−0.2°のずれを有する基板
とする。このような状態で基板を一定の温度に加熱しな
がら、Agの超薄膜の成膜工程のサイクルを一回だけ行
ってSi基板14の(100)面上にAgを蒸着させ、
よって、Agの超薄膜52である平坦膜を成膜する(図
1の(A))。そして、このAg膜52の上にY系の酸
化物超電導体膜54を、通常の蒸着法で、成膜する(図
1の(B))。この場合、酸化性ガスとして、純オゾン
(O3 )を用いる。このオゾンの基板14への入射分子
数Гo3 を約6×1016分子/cm2 ・sとする。
【0028】この成膜に当り、基板14に対する、オゾ
ン雰囲気中での加熱温度、従って、基板温度を変えてA
gの離脱を調べると、基板温度が約550℃以上となる
とAgは完全にSi基板14から脱離することが、例え
ばオージェ分析器20での観測で、わかった。そのた
め、約550℃よりも高い温度では、得られた酸化物超
電導体膜54の膜質も悪いことがわかった。なお、成膜
状態は、RHEED装置(22,24)およびオージェ
分析器20で観測した。 実施例2 この実施例では、下地として、(100)面を有するS
i基板14を使用するが、面方位<100>からのずれ
が+1°または−1°の基板を使用した。そのほかの条
件は、基板温度を除き、実施例1の場合と同様な条件と
してAg膜52の成膜、酸化物超電導体膜54の成膜ま
で行った(図1の(A)および(B))。この実施例の
場合には、基板温度を約500℃以上とすると、Agが
Si基板14から離脱することが確認され、酸化物超電
導体膜の膜質が悪いこともわかった。
【0029】前述した実施例1および実施例2の結果か
らも理解できるように、酸化物超電導体膜が成膜される
べき基板表面の面方位が、意図した真の面方位(この場
合には、<100>)からのずれの角度が小さくなるに
従って、金属の超薄膜52のAgが基板14から脱離を
開始する温度が高くなることがわかる。この事実は、酸
化物超電導体膜の成膜温度が高いほど、膜質が良くなる
という事実とも考え合わせると、酸化物超電導体膜を半
導体上に成膜する場合には、半導体からなる下地の成膜
面の面方位が、意図した真の面方位からのずれが小さい
程、より高温で成膜でき、従って、より膜質の良い酸化
物超電導体膜を得ることが出来る。
【0030】従って、この発明では、下地の表面の面方
位を、意図した通りの面方位、または、それからのずれ
が最大でも±0.2°を越えない面方位とする。
【0031】そして、このような面方位で、金属の超薄
膜から当該金属の元素が脱離しない温度範囲内の最高温
度で成膜するのが好適である。
【0032】上述した各実施例は、この発明の単なる好
適例を示したにすぎず、従って、この発明は、上述した
実施例に限定されるものではない。
【0033】例えば、この発明を構成する金属の超薄膜
は、蒸着により直接または蒸着と加熱処理とにより、金
属の原子層オーダでの平坦膜として成膜すれば良く、そ
の平坦膜は一層構造はもとより、同一または異種金属の
蒸着膜の二層以上の重畳層構造であっても良い。また、
上述した実施例では、Agを例に上げて説明したが、A
u,PtまたはYであってもAgの場合と同様な効果を
期待出来るので、一層構造の超薄膜の場合にはAgの代
わりにAu,PtまたはYを用いても良い。また、二層
構造の場合には、Agの蒸着層の上側にYまたはTlの
蒸着層を設けた構造としても良い。また、これらAg,
Y,Au,Pt以外の金属であってもこの発明に適して
いれば使用可能である。
【0034】さらに、上述した実施例では、半導体下地
としてSi基板とし、また、酸化物超電導体膜としてY
系の超電導体膜につき説明したが、これに限定されるも
のではなく、半導体下地としてSi以外の他の酸素を吸
着し易い(酸化され易いことも含む。)半導体、例え
ば、GaAs,GaSbあるいはInAsとかを使用す
ることが出来るし、成膜面も(100)面に限定される
ものでなく、また、Bi系、Tl系或いはその他の適当
な酸化物超電導体膜であっても良い。
【0035】また、上述した各実施例において例示され
た種々の数値的条件およびその他の諸条件は、使用する
それぞれの材料およびまたは材質等によって変わるの
で、これらは上述した実施例に何等限定されるものでは
ない。
【0036】また、酸化物超電導体膜の成膜法は、元素
の同時蒸着法について説明したが、それぞれの元素用の
シャッタの開閉を順次に行う、レイヤ(layer)−
バイ(by)−レイヤ(layer)成長法を用いても
良い。
【0037】上述した説明からも明らかなように、この
発明の酸化物超電導体膜を半導体上に形成する方法によ
れば、下地の表面の面方位が意図した面方位か、それか
らのずれが最大でも±0.2°を越えない面方位を有す
る面とし、かつ、金属の超薄膜を、少なくともAg,
Y,Au,Ptから選択される1つの元素を含む超薄膜
としているので、成膜された酸化物超電導体膜の膜質は
もとより、酸化物超電導体膜と半導体との接合の品質が
従来よりも良質となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1の(A)および(B)は、この発明の酸
化物超電導体を半導体上に形成する方法の一実施例の説
明に供する工程図である。
【図2】 図2は、先行技術の説明図である。
【図3】 図3は、この発明の実施に用いる真空蒸着装
置の構造の一例を示す概略図である。
【符号の説明】 14…半導体基板 52…金属の超薄膜(Agの超薄膜) 54…酸化物超電導体膜(Y系酸化物超電導体膜)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体の下地の表面上に形成された金属
    の超薄膜の上側に、酸化雰囲気中で前記下地を加熱して
    酸化物超電導体膜を形成するに当たり、 前記下地の、前記酸化物超電導体膜が形成される側の表
    面を、意図した面方位を有する面、または当該意図した
    面方位からのずれが最大でも±0.2°を越えない面方
    位を有する面とし、 かつ、前記金属の超薄膜を、少なくともAg,Y,A
    u,Ptから選択される1つの元素を含む超薄膜とする
    ことを特徴とする酸化物超電導体膜を半導体上に形成す
    る方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の酸化物超電導体膜を半
    導体上に形成する方法において、前記下地としてシリコ
    ン基板を用い、かつ、前記意図した面方位は、(10
    0)面であることを特徴とする酸化物超電導体膜を半導
    体上に形成する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の酸化物超電導
    体膜を半導体上に形成する方法において、前記下地を加
    熱したときの下地の温度を、前記金属の超薄膜から当該
    金属の原子が離脱を生じない範囲内の最高温度とするこ
    とを特徴とする酸化物超電導体膜を半導体上に形成する
    方法。
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