JP3192998U - タオルハンガー - Google Patents

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正栄 五十嵐
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Abstract

【課題】わずかなスペースのみで複数のバスタオルを掛けることができる耐久性に優れたタオルハンガーを提供する。
【解決手段】所定間隔を置いて配置された一対の回転支持部11と、上記回転支持部間に設けられた複数の棒状タオル掛け部12とを備えたタオルハンガー10であって、上記一対の回転支持部間には、一対の回転支持部間を結合する軸部13が設けられ、上記複数の棒状タオル掛け部はバスタオルを広げて掛けることができる長さに形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、タオルハンガーに関するものである。
従来、入浴時に使用するバスタオルは、身体全体が十分拭けるように大きな寸法を有しており、バスタオルを保管する際にはバスタオルを折って幅を短くするか、重ねるかして対処することが多かった。
しかし、入浴に使用した後のバスタオルについては、上記の方法で保管すると濡れた状態のバスタオルを乾燥させることができなかった。
そのため、住居内においてバスタオルを広げた状態で干すことができるバスタオル専用のハンガーが必要とされ、特に、一般家庭での使用を考慮すると、最低4枚程度は掛けられるタオルハンガーが所望されてきた。
しかし、所定枚数のバスタオルを掛けて乾燥させることができるようにバスタオル専用のハンガーを構成した場合には、ハンガー自体が所定の大きさとなるため、一般的には余り広くない脱衣所や浴室内のスペースを大きく占有するという不具合が生じていた。
上記不具合を解消するため、例えば特許文献1ではタオル掛け本体を収納可能なタオルハンガーが、また特許文献2ではタオル掛け部を折りたたみ可能なタオルハンガーがそれぞれ提案されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたタオル掛けには、使用する際には床面に設置されることから床面のスペースを占拠すると共に、上記特許文献2に係るタオルハンガーは、あくまで使用しないときの省スペース化に注目したものであるが、複数枚のバスタオルを掛けておくことはできないという不具合が生じていた。
一方で、特許文献3では、回転可能なタオル掛け部を有するタオルハンガーが提案されている。
しかしながら、上記特許文献3に係るタオルハンガーは、フキンやタオルを対象としたハンガーであり、同様にバスタオルを複数枚掛けておくことはできない。
また、軸部はビスネジにより構成されていることから、使用後のバスタオルのように水を吸って重くなったタオルを掛けた場合に、ハンガー及びタオルを合わせた重量が回転機構を構成するビスネジに全てかかってしまい、耐久性に劣る可能性があるという不具合があった。
登録実用新案第3082952号公報 特開 第2009−297441号公報 実開 第昭59−118491号公報
そこで、本考案は、以上のような従来の要請に基づくものであって、その課題は、わずかなスペースのみで複数のバスタオルを掛けることができる耐久性に優れたタオルハンガーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案にあっては、所定間隔を置いて配置された一対の回転支持部と、上記回転支持部間に設けられた複数の棒状タオル掛け部とを備えたタオルハンガーであって、上記一対の回転支持部間には、一対の回転支持部間に配設され、上記一対の回転支持部を連結すると共に上記回転支持部を回転させうる軸部が設けられ、上記複数の棒状タオル掛け部はバスタオルを広げて掛けることができる長さに形成されていることを特徴とする。
従って、上記棒状タオル掛け部にバスタオルを広げて掛けることができると共に、上記棒状タオル掛け部を上記軸部を中心として回転させることができる。
請求項2に記載の考案にあっては、上記回転支持部は円盤により形成されていると共に、棒状タオル掛け部は上記回転支持部の周方向に沿って等間隔に五ヶ所に設けられていることを特徴とする。
従って、上記円盤の回転支持部間に設けられた棒状タオル掛け部を上記軸部を中心として回転させることができると共に、直上のもの以外の4本の棒状タオル掛け部に互いに干渉することなくタオルを掛けておくことができる。
請求項3に記載の考案にあっては、上記回転支持部には所定間隔を置いて取付孔部が開設され、上記棒状タオル掛け部は上記取付孔部に固定具を介して着脱可能に固定されていることを特徴とする。
従って、上記棒状タオル掛け部は、上記固定部を外して上記取付孔部から取り外すことができる。
請求項4に記載の考案にあっては、上記軸部にはタオルハンガー本体を吊下しうる吊下部材が取り付けられていることを特徴とする。
従って、タオルハンガー本体を天井又は壁面に吊り下げることができる。
請求項5に記載の考案にあっては、上記軸部は上記一対の回転支持部を貫通して両端部が外方に配設されると共に上記吊下部材は上記軸部の両端部に接合されていることを特徴とする。
従って、上記軸部の両端を支持することによりタオルハンガー本体を吊り下げることができる。
請求項1に記載のタオルハンガーにあっては、上記棒状タオル掛け部にバスタオルを広げて掛けることができるので、バスタオルを乾燥させやすいタオルハンガーを提供することができる。
また、上記棒状タオル掛け部を上記軸部を中心として回転させることができるので、水を吸って重くなったバスタオルを掛けた場合であっても、その荷重を上記軸部全体で支えることができ、耐久性に優れたタオルハンガーを提供することができる。
請求項2に記載のタオルハンガーにあっては、上記円盤の回転支持部間に設けられた棒状タオル掛け部を上記軸部を中心として回転させることができるので、上記棒状タオル掛け部が設けられた回転支持部を回転させやすいタオルハンガーを提供することができる。
また、最上位に配置された棒状タオル掛け部以外の4本の棒状タオル掛け部に互いに干渉することなくタオルを掛けておくことができるので、多数枚のタオルを乾燥させやすいタオルハンガーを提供することができる。
請求項3に記載のタオルハンガーにあっては、上記棒状タオル掛け部は、上記固定部を外して上記取付孔部から取り外すことができるので、必要に応じて上記棒状タオル掛け部を取り外して交換することができる。
請求項4に記載のタオルハンガーにあっては、タオルハンガー本体を天井等に吊り下げることができるので、床面のスペースを占拠することがなく、壁に固定する場合に比べて耐久性に優れたタオルハンガーを提供することができる。
請求項5に記載のタオルハンガーにあっては、上記軸部の両端を支持することによりタオルハンガー本体を吊り下げることができるので、水を吸って重くなったバスタオルを掛けた場合であっても、上記軸部にかかった荷重を上記吊下部材がバランスよく支えると共に、上記棒状タオル掛け部を上記軸部を中心として安定して回転させうる耐久性に優れたタオルハンガーを提供することができる。
本考案に係るタオルハンガーの一実施の形態を示す正面図である。 本考案に係るタオルハンガーの一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係るタオルハンガーの一実施の形態を示す中央部縦断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1〜図2に示すように、本考案の実施の形態に係るタオルハンガー10は、所定間隔を置いて配置された一対の回転支持部11と、上記回転支持部11間に設けられた複数の棒状タオル掛け部12とを備えている。
また、上記一対の回転支持部11、11間には、一対の回転支持部11、11間に配設され、上記一対の回転支持部11、11を連結すると共に上記回転支持部11を回転させうる軸部13が設けられ、上記複数の棒状タオル掛け部12はバスタオルを広げて掛けることができる長さに形成されている。
また、上記回転支持部11は円盤14により形成されている。
また、上記回転支持部11には所定間隔を置いて取付孔部15が開設され、上記棒状タオル掛け部12は上記取付孔部15に固定具16を介して着脱可能に固定されている。
また、上記軸部13にはタオルハンガー10本体を吊下しうる吊下部材17が取り付けられている。
また、上記軸部13は上記一対の回転支持部11を貫通して両端部18が外方に配設されると共に上記吊下部材17は上記軸部13の両端部18に接合されている。
本実施の形態に係るタオルハンガー10の構成について、添付図面を用いてより詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、上記回転支持部11は所定の厚さ寸法を有する円盤14により形成されており、上記一対の回転支持部11は所定間隔を置いて平行に配置されている。
上記棒状タオル掛け部12は、5本の全体略細長円柱状に形成された棒材で構成されている。
また、上記取付孔部15は、上記回転支持部11の外周端から所定間隔離間した同心円上に等しい間隔で5箇所、内径が上記棒材の外径と略同一寸法の平面略円形状に厚さ方向に貫通して形成されている。
上記固定具16は、全体略円筒状であり、内径が上記棒材の外径と略同一寸法に、外径が上記取付孔部15の内径よりも大きい径寸法に形成され、上記棒材の両端部20に着脱可能に圧入挿着されている。
また、上記軸部13は、上記一対の回転支持部11、11間に、上記一対の回転支持部11、11を結合固定するように設けられた細長円筒形状の結合管部21と、上記結合管部21内に挿通配置された棒状の軸部本体22とにより構成されている。
上記軸部本体22は、上記一対の回転支持部11の中心を貫通して配置され、上記軸部本体22の両端部23が回転支持部11、11の、夫々、外方に延設されている。
上記軸部本体22を貫通させるために上記回転支持部11の中心に設けられた貫通孔24は、上記結合管部21の内径と同一寸法に形成されている。
また、上記吊下部材17は、上記軸部13の両端部18、18に接合された軸接合部25、25と、上記軸接合部25、25の端部において直角に折曲して連設されたハンガー支持部26と、上記ハンガー支持部26の長さ方向中央部に設けられた吊下固定部27とを備えている。上記軸接合部25、25は、上記軸部本体22の両端部24に接合されている。
上記ハンガー支持部26は、全体略コ字状に形成され、上記ハンガー支持部26の上端中央部が上記吊下固定部27に、上記ハンガー支持部26の内側端部が上記軸接合部25に夫々接続されている。
上記吊下固定部27は、外部保持手段である物干し竿等の棒部材を貫通させタオルハンガー10本体を吊持させうる略円筒形状の保持部28と、上記保持部28の下端部が固定され全体略円錐状に形成された固定基部29と、上記固定基部29の下部に連接されタオルハンガー10本体を回転可能に支持しうる略円盤状の回転固定部30とにより構成されている。
本実施の形態に係るタオルハンガー10の作用について、添付図面を用いて説明する。
本実施例に係るタオルハンガー10を使用する場合には、例えば、上記保持部28を屋内の天井等に適宜手段により固定して使用する。
上記タオルハンガー10にあっては、図1〜図4に示すように、上記棒状タオル掛け部12はバスタオルを広げて掛けることができる長さに形成されているので、上記棒状タオル掛け部12にバスタオル(図示せず)を掛けることができる。
特に、図4に示すように、上記棒状タオル掛け部12は、上記固定支持部の周方向に沿って等間隔に五ヶ所に設けられている。
従って、上記軸部13の直上に位置し最上位に配置された棒状タオル掛け部12aを除く4本の棒状タオル掛け部12b、12c、12d、12eにバスタオルを掛けることで、互いに重なることがなく、濡れた状態のバスタオルを掛けた場合であっても乾燥させることができる。
また、本実施例に係る上記軸部13は、上記一対の回転支持部間11を結合する上記結合管部21と、上記結合管部21を挿通する上記軸部本体22とにより構成されている。
上記結合管部21は、上記吊下部材17に接合固定された上記軸部本体22の周囲方向に回転させることができる。上記回転支持部11、11は互いに上記結合管部21により結合されているため、上記一対の回転支持部11、11を上記軸部本体22に対して一体として回転させることができる。
従って、上記回転支持部11、11間に設けられた上記棒状タオル掛け部12を回転させることができるので、上記棒状タオル掛け部12を回転させやすいタオルハンガーを提供することができる。
また、上記結合管部21が上記一対の回転支持部11、11を結合させているため、上記一対の回転支持部11、11が同期して回転する。
従って、濡れて重くなったバスタオルを掛けた場合であっても回転同期性を確保することができ、上記棒状タオル掛け部に作用する荷重によって上記棒状タオル掛け部12が捩れることなく安定して回転させやすいタオルハンガーを提供することができる。
また、上記棒状タオル掛け部12にバスタオル(図示せず)を掛けた状態で、上記回転支持部11を手前又は奥方向に回転させることによって、上記回転支持部11間に設けられた上記棒状タオル掛け12が連動して回転し、必要なバスタオルの掛かった上記棒状タオル掛け部12を使用者側に移動させることができる。その結果、必要なバスタオルを使用者に最も近い位置で容易に手に取ることができる。
また、本実施例に係るタオルハンガー10にあっては、濡れて重くなったバスタオルを掛けた場合、バスタオルの荷重は上記棒状タオル掛け部12から上記一対の回転支持部11に設けられた上記取付孔部15へと左右均等にかかる。
続いて、上記取付孔部15に作用した荷重は、上記回転支持部11を経て、上記軸部13の軸部本体22へと作用する。
この際、上記軸部本体22は上記吊下部材17に接合されているので、外部からの保持手段を有する上記吊下部材17によって直接バスタオルの荷重を支持することができる。
従って、水を吸って重くなったバスタオルを上記棒状タオル掛け部12に掛けた場合であっても、その荷重は上記回転支持部11を介して上記吊下部材に接合された上記軸部13全体で支えることができ、安定して回転させやすい耐久性に優れたタオルハンガーを提供することができる。
また、本実施例に係る上記固定具16にあっては、上記棒状タオル掛け部12に着脱可能に挿着されているため、上記固定具16を外すことで、上記棒状タオル掛け部12を上記取付孔部15より取り外すことができる。
従って、必要に応じて上記棒状タオル掛け部12を交換することができる。
また、本実施例に係るタオルハンガー10にあっては、上記吊下固定部27に設けられた回転固定部30により、タオルハンガー10本体を回転可能に支持することができる。
従って、吊り下げられたタオルハンガー10本体の水平方向における姿勢を使用状況に合わせて変更することができるため、脱衣所や浴室を占有するスペースを最小限に抑えることができる。
本実施の形態に係る回転支持部11は円盤14で形成されている場合を例に説明したが、上記構成に限定されず、他の形状であってもよい。
また、本実施の形態に係る棒状タオル掛け部12にあっては、上記回転支持部11に上記取付孔部15が開設され、上記取付孔部15に固定具を介して着脱可能に固定されている場合を例に説明したが、上記構成に限定されない。
また、本実施の形態に係る棒状タオル掛け部12にあっては、棒材が5本の場合を例に説明したが、本実施の形態に限定されず、他の本数であってもよい。
本考案は、広くバスタオル用のタオルハンガーに適用可能であり、産業上利用可能性を有している。
10:タオルハンガー
11:回転支持部
12:棒状タオル掛け部
13:軸部
14:円盤
15:取付孔部
16:固定具
17:吊下部材
18:軸部の両端部
20:棒材の両端部
21:結合管部
22:軸部
23:軸部の両端部
24:貫通孔
25:吊下固定部
26:ハンガー支持部
27:軸接合部
28:保持部
29:固定基部
30:回転固定部

Claims (5)

  1. 所定間隔を置いて配置された一対の回転支持部と、上記回転支持部間に設けられた複数の棒状タオル掛け部とを備えたタオルハンガーであって、上記一対の回転支持部間には、一対の回転支持部間に配設され、上記一対の回転支持部を連結すると共に上記回転支持部を回転させうる軸部が設けられ、上記複数の棒状タオル掛け部はバスタオルを広げて掛けることができる長さに形成されていることを特徴とするタオルハンガー。
  2. 上記回転支持部は円盤により形成されていると共に、棒状タオル掛け部は上記回転支持部の周方向に沿って等間隔に五ヶ所に設けられていることを特徴とする請求項1記載のタオルハンガー。
  3. 上記回転支持部には所定間隔を置いて取付孔部が開設され、上記棒状タオル掛け部は上記取付孔部に固定具を介して着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項2記載のタオルハンガー。
  4. 上記軸部にはタオルハンガー本体を吊下しうる吊下部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のタオルハンガー。
  5. 上記軸部は上記一対の回転支持部を貫通して両端部が外方に配設されると共に上記吊下部材は上記軸部の両端部に接合されていることを特徴とする請求項4記載のタオルハンガー。
JP2014003431U 2014-06-30 タオルハンガー Expired - Lifetime JP3192998U (ja)

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