JP3192906U

JP3192906U - 広告表示部付き自動しおり

Info

Publication number: JP3192906U
Application number: JP2014002197U
Authority: JP
Inventors: 楊浚修
Original assignee: 楊浚修
Priority date: 2014-04-08
Filing date: 2014-04-08
Publication date: 2014-09-11
Anticipated expiration: 2024-04-08

Abstract

【課題】シンプルな構造でありながら、読者の読書進度がマークでき、さらに広告用としての効果も付いている自動しおりを提供する。
【解決手段】本の最初と最後のページに固定するための固定部３１ａ，３１ｂと読みかけのページに挿入されるしおり部３２ａ，３２ｂが、折り部３３ａ、３３ｂ、３３ｃを介して連接されている。また、自動しおり１が整体的にＭ字状になっているので、本を開いた際、その構造を通してしおり部が本から飛び出し、しおり部にある広告表示部３５が著しく表出しているが、下端が頁捲りの範囲においても、支障なく、スムーズにページが捲れる。さらに、急に本を閉じても、しおり部３２ａ，３２ｂが読みかけのページに挿入できる。
【選択図】図３

Description

この実用新案は便利に読書の進度がマーク（記録）でき、また読者の好きな図案や名言などのものをしおりに印刷することができる新型のしおり（ブックマーカー）に関するものである。

読書するとき、何か起こって、中断しなければならない場合がよくある。通常の場合は本を閉じる前に、読書の進度をマークするため、しおりを挟む。しかし、急いでしおりを挟む時間がない、またはしおりを挟むのを忘れることもままある。

また、毎回本を読み始める前に、しおりを取り出し、わきに置き、本を閉じる前に新しいページにしおりを挟むのは不便である。もし、自動的に読みかけのページをマークできるしおりがあれば、以上の問題は解決できる。

現在販売、または配布されているしおりは、広告用の図案や宣伝文句などを顕著に現れることができないので、広告効果が低いという欠点がある。

本考案は、従来の普通のしおりと違い、シンプルで大量製造できる構造でありながら、確実に自動しおりの機能を持ち、さらに、廉価で広告用としての効果もあるしおりを提供することを目的とする。

考案が解決するための手段

本の最初と最後のページに固定するための固定部と、読みかけのページに挿入されるしおり部が、折り部を介して繋がっており、さらに固定部としおり部の間の弾力をなくし、ただこのＭ字状の構造を利用し、伝動でしおり部がページ間に自然に入ることができるようになっている。

また、請求項２における本考案のしおり部の正面には、広告を表示する広告表示部が設けてあり、本を開いたら、広告表示部が常にページから現れるという機能で、広告はより効果的になり、広告機能を増大させることができる。

本考案の一実施例である自動しおりの表面の平面説明図本考案の一実施例である自動しおりを示す斜視説明図本考案の一実施例である自動しおりを示す斜視説明図本考案の自動しおりを折り曲げた斜視説明図（４ａ、正面図。４ｂ、側面図）本考案の一実施例である自動しおりを本に挟んだ断面説明図（５ａ、完全没入状態）本考案の自動しおりの折り部を形成させた断面説明図本考案の一実施例である自動しおりを本に貼り付けた説明図

１自動しおり
１１ａ，ｂ、２１ａ，ｂ、３１ａ，ｂ、４１ａ，ｂ、５１ｂ・・固定部
１２ａ，ｂ、２２ａ，ｂ、３２ａ，ｂ、４２ａ，ｂ、５２ａ，ｂ・しおり部
１３ａ，ｂ、３３ａ，ｂ、４３ａ，ｂ，ｃ・・・・・・・・折り部
２４、５４・・・・・・・・・・・・・・・開き部
１５、３５、４５・・・・・・・・・・・・広告表示部
９、２９ａ，ｂ，ｄ、３９ｂ、５９ａ，ｂ，ｄ・・・・・・書籍

本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。

図１は、本考案の一実施例を示す自動しおり１の正面を説明した平面説明図である。書籍の最初と最後のページに固定するための固定部１１ａ，１１ｂと読みかけのページに挿入されるしおり部１２ａ，１２ｂが、折り部１３ａ、１３ｂ、１３ｃを介して連接されている。さらに、前記しおり部に広告表示部１５を設け、利用者の趣向、あるいは広告会社の宣伝に合わせて、変更することができる。

このように構成される自動しおり１は、実際に使用される際、図２に示されるように、固定部２１ａ、２１ｂをそれぞれ本９の最初２９ａと最後２９ｄのページに固定し、本の閉じた状態で、しおり部２２ａ、２２ｂの一部分は読みかけのページ２９ｂに差し込み、水平から見ると（図５参照）、固定部５１ａ，５１ｂとしおり部５２ａ、５２ｂの一部分が本９から突き出る、Ｖ字状の開き部５４が形成されている。

指で前記開き部５４を利用して本を再び開いたら、図３のような状態になる。自動しおり１のＭ字状（図４ａ参照）の構造により、本を開く力を利用し、しおり部３２ａ，３２ｂが本から飛び出すに要する力に転換することができる。さらに、飛び出したしおり部３２ａ，３２ｂの下端の部分は、常に本の開口頁３９ｂの上端に停留し、その平滑の形状により、ページを捲っても、支障が生じず、急に本を閉じても、しおり部３２ａ，３２ｂが読みかけのページに挿入できる。そして、図２に示される状態に戻ることになり、開き部２４を利用し、簡単に読書を再開できるようになる。

また、図４ｂに示されるように、折り畳んだ自動しおり１は、しおり部４２ｂが固定部４１ｂと平行にならず、前記しおり部はやや利用者側に傾き、この特徴によって、ページを開いた際、（図３参照）、しおり部６２ａ，６２ｂの先端が平滑になり、頁捲りの範囲においても、支障なく、スムーズにページが捲れる。

また、この自動しおり１は合成樹脂で造られ、弾性と柔軟性を持ち、図５のような状態のうえ、さらに挿入すると、しおり部は完全にページに差し込まれ、（図５ａ参照）、完全に本のカバーの陰に隠れるので、便利である。

また、図３に示されるように、本を開いた後、しおり部．３２ａ、３２ｂの下端がページに残るが、前記しおり部の上端にある広告表示部６５は、常にページから突き出ているので、この表面に広告６６を印刷することができる。例えば，出版社が大衆向けのキャラクターや名言などの内容を印刷しておくことにより、広告効果が高まり、売上の増加も期待できる。

なお、図６に示されるように、前記折り部１３ａ、１３ｂ、１３ｃにおける加工は、まず、活版で図１の折り部の線に沿って一定の圧力で一枚のシートに押され（図６のＩ参照）、シートの断面は図６のＩＩのような形になる。この方法によって、折り部の表面の張力を遮断させ、さらに折り部の面積を増やし、そのみぞに沿って反対方向に向けて折ると、図６のＩＩＩのよう形になる。この仕組みを用いることにより、自動しおり１のＭ字状の構造の連動機能を生かすことができ、丈夫で長持ちな構造になっている。

本考案の自動しおり１を初めて利用する際、図７に示されるように、まず、平面のしおり（図１）を図４のように折り曲げ、そしてしおり部７２ａ，７２ｂを本のページに挟みいれ、片側の固定部７１ａを最初のページ７９ａの上端にセロハンテープや両面テープなどで貼り付け、さらに向こう側の固定部７１ｂも前記のように貼り付け、最後図２のような形に形成する。

以上、説明通り、構成される自動しおりは、１枚の合成樹脂で造ったシートで、平面状態で印刷、型抜きで製造され、従来のしおりを持たず、楽に読書進度をマークできる。さらに、本考案の自動しおりは目立つ広告表示部を設け、読者の趣向、出版社のニードに応じて生産でき、産業上極めて有益なものとして普及しやすい。

Claims

書籍の最初と最後のページに固定するための固定部と、読みかけのページに挿入されるしおり部が、折り部を介して繋がっており、さらに固定部としおり部の間の弾力をなくし、ただこのＭ字状の構造を利用し、伝動でしおり部がページ間に自然に入ることができるようになっている。これが、最大の特徴である。
前記しおり部は、２つの部分に分けられ、外側の部分（図３の３５）には広告を表示する広告表示部がある。さらに本を閉める時、この広告表示部は完全に本に隠れる。これも、特徴の一つである。
図４，図４ａ，図４ｂのように、３つの折り部４３ａ，ｂ，ｃはお互いに平行になっていることも特徴である。
前記しおり部は、本を閉じた後、本に挟み込んでない部分（図５の５４に参照）はＶ字状となり、指で読みかけのページを開きやすい開き部を形成していることも特徴である。