JP3192799U - 二段階締付式電気スクリュードライバー - Google Patents

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Abstract

【課題】トルク調整が簡単で、適時にトルクバネを交換してトルク精度を向上することができると共に、部品点数を大幅に減少して、コスト削減、省電力化を図ることができる二段階締付式電気スクリュードライバーを提供する。【解決手段】筐体10内に動力源を提供するモーターセット20と、モーターセットと接続し、駆動されるクラッチセット30が備わり、クラッチセットは内歯クラッチ31を備え、動力伝達と変速機能を有し、二段式トルク出力を行っており、クラッチセットによって駆動され、各種のスクリュードライバーヘッド42が差込み、接続されるスクリュードライバーヘッドセット40と、モーターの運転起動への制御を行い、ボタンリセット防止の機能を兼ね備えたトリガーセット50が備わり、さらに、マイクロコントローラの基板61を内蔵し、必要な電力の電力源62を供給する制御セット60とを備える。【選択図】図4

Description

本考案は、電気スクリュードライバーの改良に関わり、特にトルク外部調整可能で、トルクが簡単で正確に調整でき、省電力でかつ部品点数の減少によるコスト削減になる二段階締付式電気スクリュードライバーに関する。
ねじ(ボルト)の締付け技術は、各業種や現代技術で重要な役割を果たし、特に自動車、航空宇宙やねじ・ボルト製造などの分野におけるねじ(ボルト)の組込技術が格別に重要である。
50年余りの技術経験を持ち、各種のボルトの組込や品質保証の解決策に取り組んでいる(公序良俗違反につき、不掲載)は、業界をリードしていると同時に、その技術水準が既に世界中、諸国の現行基準または指針として示しされており、特にVolker Schatz 博士の著作『10 Step for Reliable Bolted Assembly』(ボルト組入の信頼性を実現する10つのステップ)に、その組入工程の要因が全て影響を及ぼす可能性のある10つのステップについて詳しく述べられ、ボルトのつなぎや締め付け具合について分析、研究してまとめたものであり、当該10つのステップにより作成された検査手順表を以って、ボルトによる繋ぎや締付を行う最善の実施方法へのモニターを行うことができ、もちろん、当該10つのステップで、最先端の品質体系に関する現行標準指針として定められる。当該著作の指導に従い、現在の各種基準や方法に一致させ、その締付による品質保証を最高水準に向上させることができる。
この本には、ねじ山を用いた締付手段に関して、締付方法が取付の最も重要な部分だと書かれており、部品の組立におけるボルト締め付けは、締付時に実施すべき手順及び使用すべき測定資料に関する指導書を有して行われることから、抽象的な模型にて、組込手順のパラメーター計算を行うこと、そこで、抽象的な模型であるため、これらのパラメーターは単に実際条件の近似値に過ぎず、ここで挙げられた一連の仮説や見込みは、ねじ部品による接続設計の基本として捉えること、そして、実際の組入れに影響を与える要因は往々として組入操作の基本だが、図面や規格または試験の結果に示されていないが多いこと、製造過程の利用される締付規定は現在、通常はそれに対応する許容差のトルクまたは、ねじ部品締付の角度回転法、即ち、ねじ部品を予定のトルクに達させるように、一定の角度に回すことが定められており、ボルトによる締付作業は一見簡単そうに見えるが、回転駆動力を有する工具で、接続、締付作業を行うとき、ボルトをボルト孔へ締め付けようとするところで、そのヘッドが組み込まれた部品に当ると、締付け工具の回転が止まるが、その間、ねじ部品を締付けているのに時間がかかり、そこで、実際の組込は実は、二つまたは複数の部品を繋げるように、摩擦力を利用して、1秒という瞬間で完成させることである。
短い時間で、締付、組込を完成することから、弾性体への接続、締付作業に、欠陥が発生しがちであり、例えば、図1に示すように、一瞬で、ねじ部品の締付を終えたあと、弾性変形が起こったが、スプリングのように、弾性体の塑性変形が起こり、ねじ(ボルト)は弾性限度で締付、固定されるが、締付による接続の緩み、即ちいわゆる型締力損失が発生する恐れがある。
図2(A)、(B)に示すのは、ドイツ(公序良俗違反につき、不掲載)の実験室での多機能ボルト締付解析システムで、ねじ(ボルト)の異部品への締付に対して行われたねじ(ボルト)の性能解析であり、図2(A)に示す解析図で、ボルト締付厚さがボルト長さよりボルト長さより薄い材料の性能、図2(B)に示すのは、ボルト締付厚さがボルト長さより厚い材料の性能を示す。
その説明内容を見て分かるように、上述した図2(B)は、ねじ(ボルト)が非常に素早いトルクで回され、許容差で締め付けられるが、当該締付作業は実は完全に行われず、ねじ(ボルト)も正確に固定されないことを意味する。図2(A)は、二段階で締付すれば、図2(B)のような状況の発生を避けられ、ねじ(ボルト)が正確で、しっかりと完全に締め付けられることを意味する。
そのうえ、従来の電気スクリュードライバーは、トルク調整に対して、トルク内部調整式と外部トルク調整式に分けられるが、図3に示すように、該内部トルク調整式のトルクバネは、内部(即ちカップリングシャフトとトルクチューブの間)に設けられ、外部にトルクカバーで覆われており、トルク調整の実施は、トルクバネが内蔵されることから、特別に設計されるトルクレンチ(または工具)で、特殊角度で回して、トルク調整を行えるようになっているが、このような特殊レンチ(または工具)がないと、トルク調整ができなくなる。該内部トルク調整式では、トルク調整は難しいが、モーターが立ち上がったとき、クラッチのトルクによる無負荷電流の変化がないというメリットがあり、省電力化が実現できる。
次は、該外部トルク調整式トルクバネは同じく、内部に設けられるが、外部にトルク調整リングがあり(市販品はこのタイプが多い)、使用の時、手で外部から直接に調整し、非常に便利なのに対して、モーターが立ち上がったとき、トルクが大か小に調整されるが、そこで、トルクによって、無負荷電流が変化するという欠点があり、比較的に消費電力が大きい。
更に、電気スクリュードライバー構造は、一般的に、モーターのほかに、少なくとも、ギアセット、クラッチセットとスクリュードライバーヘッドセットを備えてなり、内部トルク調整式または外部トルク調整式を問わず、運転の立ち上げにあたって、どれも、モーターがギアセットを駆動し、それに伴い、クラッチセットとスクリュードライバーヘッドセットが稼動されることになっており、そうなると、回転荷重が増加、消費電力がかかる。
Volker Schatz 博士の著作『10 Step for Reliable Bolted Assembly』
本考案は、交錯した内歯に、逆位カムの内歯クラッチを備えてなり、カムの内回り軌道より先にトルクが出力、事前に締付けられるようになり、そして運転の時、内外回り軌道のカムが交錯して、最大トルクが生じ、完全締付効果を果たすための二段階締付式電気スクリュードライバーを提供することを第1の目的とする。
本考案は、直接にトルク調整を行い、適時にトルクバネを交換して、トルク精度を確実に向上することができる二段階締付式電気スクリュードライバーを提供することを第2の目的とする。
本考案は、電気スクリュードライバーの部品点数を大幅に減少して、コスト削減、省電力化という実質的効果を図る二段階締付式電気スクリュードライバーを提供することを第3の目的とする。
上述した各目的を達成させるため、本考案の考案者は、オリジナルな二段階締付式電気スクリュードライバーを開発、外部に対応するための筐体を備えてなる電気スクリュードライバーであり、筐体内には少なくとも、動力源を提供するモーターセット、モーターと接続し、それによって駆動されるクラッチセットが備わり、該クラッチセットは、動力伝達と変速機能を有し、二段式トルク出力を行っており、クラッチセットによって駆動され、各種のスクリュードライバーヘッドが差込み、接続するように設けられるスクリュードライバーヘッドセット、電気スクリュードライバーのモーターの運転起動への制御を行い、ボタンリセット防止の機能を兼ね備えたトリガーセットが備わり、及び、マイクロコントローラ(MCU)の基板が内蔵、必要な電力の電力源を供給する制御セットが備わっていることを特徴とする二段階締付式電気スクリュードライバーである。
該モーターセットは、更に、モーター、加速器/増圧器を備えてなり、該モーターの動力出力を行う回転軸には、加速器/増圧器が設けられていることを特徴とする。
好適な該モーターは、ブラシレスモーターに設けられることを特徴とする。
該加速器/増圧器は、一定割合の重量の金属材料で作られた、一個または一個以上の軸受(またはソケット)を備えてなることを特徴とする。
該クラッチセットは、更に、内歯クラッチ、下クラッチ、ジョイントシャフト、トルクチューブ、トルクバネ、トルクカバーを備えてなり、該内歯クラッチにあっては、片面はモーターの回転軸と接続し稼動されるように、ギアとチェーンリングが遊星歯車構造をなし、他面は、一組の交錯した(内回り、外回り)惑星軌道、及び該惑星軌道にある逆位凸部のカム面を備えてなり、該組惑星軌道の上にそれぞれ鋼球が設けられ、該下クラッチと内歯クラッチのカム面とは張り合うように設けられ、下クラッチに穿設された該ジョイントシャフトは、一端が内歯クラッチの遊星歯車と接続し、他端にトルクチューブが嵌められ、そして、該トルクチューブにトルクバネが設けられ、更にトルクカバーで覆われていることを特徴とする。
該スクリュードライバーヘッドセット内には、該クラッチセット内のジョイントシャフトとが同軸を接続するカップリングシャフトが設けられ、該カップリングシャフトに更に、各種のスクリュードライバーヘッドが差込み、接続するための連結スロットがあり、スロット内に3個の挟み固定用鋼球が設けられていることを特徴とする。
該結合スロットのスロット内の形状は、任意の幾何形に設けられ、円形、方形、多角形の何れかの一つでもよいことを特徴とする。
電力源は、充電式電池でもよいことを特徴とする。
該電気スクリュードライバーは、更に、トルクレンチを備えてなることを特徴とする。
本考案の実施例は、図面を参照して次のように説明するが、次に挙げられる実施例は、本考案を説明するために用いられるもので、それを以って、本考案の範囲を制限することなく、この技術が分かる者がその変更や改造を行ったとしても、それらは本考案の保護範囲、即ち後述の実用新案請求範囲に含まれるものとする。
既知のねじ(ボルト)の弾性材への締付イメージ図である。 既知のねじ(ボルト)締付厚さがねじ(ボルト)長さより薄い材料の性能図である。 既知のねじ(ボルト)締付厚さがねじ(ボルト)長さより厚い材料の性能図である。 既知の内部トルク調整式電気スクリュードライバーのトロク調整イメージ図である。 本考案の好適な実施例の電気スクリュードライバー構造図である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチ構造図である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチの動作図(一)である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチの動作図(二)である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチの動作図(三)である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチの動作図(四)である。 本考案の好適な実施例の内歯クラッチの動作図(五)である。 本考案の好適な実施例のトルク調整イメージ図である。 ダイナミックトルク計で測定した、本考案の電気スクリュードライバーによる締付イメージ図である。 ダイナミックトルク計で測定した、一般的な電気スクリュードライバーによる締付イメージ図である。
充電式で、外部に対応するための筐体(10)を備えてなる電気スクリュードライバー(1)であり、該筐体(10)の形式は限りがなく、縦型、ピストル型などでもよく、本実施例はピストル型を例にするが、該筐体(10)の内部には少なくとも、モーターセット(20)、内歯クラッチセット(30)、スクリュードライバーヘッドセット(40)、トリガーセット(50)と制御セット(60)を備えている。
該モーターセット(20)は、更に、モーター(21)、加速器/増圧器(22)を備えてなり、好適な該モーター(21)は、ブラシレスモーターに設けられるが、それに限らないこと、動力出力を行う回転軸(211)には、一定割合の重量の金属材料で作られた、一個または一個以上の軸受(またはソケット)を備えてなる加速器/増圧器(22)が設けられており、実施の時、該加速器/増圧器(22)は、モーター(21)の動力出力を行うための回転軸(211)の位置に設けられ、スロースタートと運転速度向上の效果を果たし、それによって、モーターの馬力は倍増するのに対して、省電力化を図り、ねじ締付に必要な時間が削減、作業効率が向上する。
該クラッチセット(30)は更に、内歯クラッチ(31)、下クラッチ(32)、ジョイントシャフト(33)、トルクチューブ(34)、トルクバネ(35)、トルクカバー(36)を備えてなり、図5に示すように、該内歯クラッチ(31)にあっては、片面はモーター(21)の回転軸と接続し稼動されるように、ギア(311)とチェーンリング(312)が遊星歯車構造をなし、他面は、一組の交錯した(内回り、外回り)惑星軌道、及び該惑星軌道にある逆位凸部(371)のカム面(37)を備えてなり、該組惑星軌道の上にそれぞれ鋼球(372)が設けられ、該下クラッチ(32)と内歯クラッチ(31)のカム面とは張り合うように設けられ、下クラッチ(32)に穿設された該ジョイントシャフト(33)は、一端が内歯クラッチ(31)の遊星歯車と接続、作動し、モーター(21)の動力伝達と変速を行わせるようにし、該ジョイントシャフト(33)の他端にトルクチューブ(34)が嵌められ、そして、該トルクチューブ(34)にトルクバネ(35)が設けられ、更にトルクカバー(36)で覆われることによって、必要とされるトルク値が設定可能、トルクカバー(36)を外したあと、好きなように、トルク値の大小に調整、更に、トルクバネ(35)の交換を行い、ねじ締付けの精度と品質を高めることができる。
該内歯クラッチ(31)のカム面(37)に関して、図5に示すように、該カム面(37)の上には内回り、外回り惑星軌道が設けられ、内回り、外回り軌道の適当な位置には、突出した凸部(371)が対向して、それぞれ、内回り、外回り惑星軌道の縁部に張りつけるように設けられ、該凸部(371)はそれぞれ異なった形状、鋼球(372)はそれぞれ、相互に影響せず、該内回り、外回り惑星軌道で三百六十度のループをしている。
スクリュードライバーヘッドセット(40)内には、該クラッチセット(30)内のジョイントシャフト(33)とが同軸を接続、動作するカップリングシャフト(41)が設けられ、該カップリングシャフト(41)は、各種のスクリュードライバーヘッド(42)が差込み、接続するための連結スロット(411)があり、該結合スロット(411)のスロット内の形状は任意の幾何形に設けられるが、現在のよくあるスクリュードライバーヘッドの結合端部の形状は、円形、方形、多角形の何れかの一つでもよく、それに限らないが、スロット内に三個の挟み固定用鋼球(412)が設けられ、安定して、スクリュードライバーヘッド(42)をタイムリーに挟んで固定するように設けられている。
該トリガーセット(50)は、電気スクリュードライバー(1)の運転起動への制御を行い、ボタンリセット防止の機能を兼ね備えている。
該制御セット(60)は、マイクロコントローラ(MCU)の基板(61)が内蔵、必要な電力の電力源(62)を供給するもので、本実施例では、充電式電池を使用するが、それに限らない。
上述した本考案の電気スクリュードライバーでは使用の時、モーター(21)が立ち上がり、運転開始後、内歯クラッチ(31)が回転し、それに伴って、スクリュードライバーヘッド(42)の回転を駆動することになっており、該内歯クラッチ(31)のカム面にあっては、該位於内回り惑星軌道にある鋼球(372)及び凸部(371)にブレーキを作動させ、先にトルクを生じさせるが、それが事前締付を行うトルク値であり、それから続いて回転していくが、そこで、内回り、外回り惑星軌道にある鋼球(372)及びそれに対応する凸部(371)に、同時にブレーキを作動させ、最大トルクを生じさせて、ねじ締めをしっかりと行わせ、予定の基準値に達成させるようにする。そうすると、全体として、締付効果及びその品質が完全に高まる。
図5(A)〜(E)は、該内歯クラッチ(31)のカム面(37)と二鋼球(372)の各動作を示し、該内回り、外回り惑星軌道にある二凸部(371)はそれぞれ、上死点、下死点を有してなる往復動作のストロークループをなし、該ループストロークは少なくとも、次のような段階が設けられるが、図5(A)は第1ストロークで、電気スクリュードライバートルクの大きさへの制御を行い、外R形状に設けられ、この時、外回りの鋼球(372)が外回り凸部(371)の外R角にあり、図5(B)は第2ストロークで、事前締付を行い、この時、外回りの鋼球(372)が平面的ストロークに入り、それと同時に、内回りの鋼球(372)が内回り凸部(371)の外Rにあり、そこで、トルク値が得られるが、図5(C)は第3ストロークで、この時、外回りの鋼球(372)が平行な末端部へ入り、内回りの鋼球(371)が続いて該内回り凸部(371)の所に動くが、図5(D)は第4ストロークで、この時、内回り、外回りの鋼球(372)はどれも、凸部(371)の上死点にあり、そこで、最大トルク値が生じること、図5(E)は第5ストロークで、外回りの鋼球(372)が素早く下死点へ行くと同時に、内回りの鋼球(372)が緩やかに下死点へ行って、それで締付を完了する。
異なる回転速度、事前締付用トルクまたは最大トルクを求める場合は、凸部の対向角度を変更することができるが、例えば、図5に示すように、外回り惑星軌道にある凸部(371)は、同一直径線にあり、時計回り方向で、内回りの凸部(371)を偏位角度にすれば、外回りの凸部(371)と対向した挟み角が小さくなり、回転速度も遅くなり、逆時計回り方向で、内回りの凸部(372)を偏位角度にすれば、外回りの凸部(371)と対向した挟み角が大きくなり、回転速度が速くなり、それで、締付ニーズの多様化に対応することができる。
図6は、本考案の電気スクリュードライバーのトルク調整方法を示し、その操作手順は次のように、トルクカバー(36)を緩めて取り外したあと、トルクレンチ(70)を軽く押し込み、トルクレンチ(70)を回すが、時計回り方向で回すと、トルクが大きくなり、逆時計回り方向で回すと、トルクが小さくなり、それがニーズに応じて行われるが、当該調整完了後、該トルクレンチ(70)を取り出し、最後に、トルクカバー(36)を戻すように回し、正確な位置に戻したかを確認すること。
本考案の電気スクリュードライバーは外部トルク調整式で、既知の内部トルク調整式に対して、トルク調整の操作が簡単、進歩性があり、トルク精度もよい。
なお、本考案の電気スクリュードライバーでは、ユニークなクラッチセットと内歯クラッチを備えてなり、構成部品は従来の電気スクリュードライバーと同様なギアセットを使用、クラッチセットが少ないことから、製造コストが削減、素早く組込可能、それに、部品点数の削減のため、電気スクリュードライバーを使用しているとき、回転荷重が減少、モーターがより簡単に、スクリュードライバーヘッドの回転を稼動させるようになり、省電力化が実現できる。
最後に、図7、図8に示すように、図8はダイナミックトルク計で、一般的な電気スクリュードライバーによる締付工程を測定した結果で、該締付工程が単純で、しっかりと締め付けられるところが一目瞭然、図7に示すのは、本考案の二段階締付式電気スクリュードライバーを対象として測定した結果であり、図示のように、第一段階の締付(即ちいわゆる事前締付)及び第二段階の締付、固定完了が明確に表示され、その測定結果を見て、該ダイナミックトルク計で測定した、二段階締付工程は正に、Schatz 氏の著作で唱えた、いわゆる完全締付に一致することがよく分かる。
(1)電気スクリュードライバー
(10)筐体
(20)モーターセット
(21)モーター
(22)加速器/増圧器
(30)クラッチセット
(31)内歯クラッチ
(32)下クラッチ
(33)ジョイントシャフト
(34)トルクチューブ
(35)トルクバネ
(36)トルクカバー
(37)カム面
(40)スクリュードライバーヘッドセット
(41)カップリングシャフト
(42)スクリュードライバーヘッド
(50)トリガーセット
(60)制御セット
(61)基板
(62)電力源
(70)トルクレンチ
(211)回転軸
(311)ギア
(312)チェーンリング
(371)凸部
(372)鋼球
(411)結合スロット
(412)鋼球
50年余りの技術経験を持ち、各種のボルトの組込や品質保証の解決策に取り組んでいるドイツの某社は、業界をリードしていると同時に、その技術水準が既に世界中、諸国の現行基準または指針として示しされており、特にVolker Schatz 博士の著作『10 Step for Reliable Bolted Assembly』(ボルト組入の信頼性を実現する10つのステップ)に、その組入工程の要因が全て影響を及ぼす可能性のある10つのステップについて詳しく述べられ、ボルトのつなぎや締め付け具合について分析、研究してまとめたものであり、当該10つのステップにより作成された検査手順表を以って、ボルトによる繋ぎや締付を行う最善の実施方法へのモニターを行うことができ、もちろん、当該10つのステップで、最先端の品質体系に関する現行標準指針として定められる。当該著作の指導に従い、現在の各種基準や方法に一致させ、その締付による品質保証を最高水準に向上させることができる。
図2(A)、(B)に示すのは、ドイツの某社の実験室での多機能ボルト締付解析システムで、ねじ(ボルト)の異部品への締付に対して行われたねじ(ボルト)の性能解析であり、図2(A)に示す解析図で、ボルト締付厚さがボルト長さよりボルト長さより薄い材料の性能、図2(B)に示すのは、ボルト締付厚さがボルト長さより厚い材料の性能を示す。

Claims (9)

  1. 外部に対応するための筐体を備えてなる電気スクリュードライバーであり、上記筐体内には少なくとも、
    動力源を提供するモーターセット、
    上記モーターセットと接続し、それによって駆動されるクラッチセットが備わり、該クラッチセットは、動力伝達と変速機能を有し、二段式トルク出力を行っており、
    上記クラッチセットによって駆動され、各種のスクリュードライバーヘッドが差込み、接続するように設けられるスクリュードライバーヘッドセット、
    上記電気スクリュードライバーのモーターの運転起動への制御を行い、ボタンリセット防止の機能を兼ね備えたトリガーセットが備わり、及び、
    マイクロコントローラ(MCU)の基板が内蔵、必要な電力の電力源を供給する制御セットが備わっていることを特徴とする二段階締付式電気スクリュードライバー。
  2. 前記モーターセットは更に、モーター、加速器/増圧器を備えてなり、該モーターの動力出力を行う回転軸には、一加速器/増圧器が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  3. 好適な前記モーターは、ブラシレスモーターに設けられることを特徴とする請求項2に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  4. 前記加速器/増圧器は、一定割合の重量の金属材料で作られた、一個または一個以上の軸受(またはソケット)を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  5. 前記クラッチセットは、更に、内歯クラッチ、下クラッチ、ジョイントシャフト、トルクチューブ、トルクバネ、トルクカバーを備えてなり、該内歯クラッチにあっては、片面はモーターの回転軸と接続し稼動されるように、ギアとチェーンリングが遊星歯車構造をなし、他面は、一組の交錯した(内回り、外回り)惑星軌道、及び該惑星軌道にある逆位凸部のカム面を備えてなり、該組惑星軌道の上にそれぞれ鋼球が設けられ、該下クラッチと内歯クラッチのカム面とは張り合うように設けられ、下クラッチに穿設された該ジョイントシャフトは、一端が内歯クラッチの遊星歯車と接続、作動し、他端にトルクチューブが嵌められ、そして、該トルクチューブにトルクバネが設けられ、更にトルクカバーで覆われていることを特徴とする請求項1に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  6. 前記スクリュードライバーヘッドセット内には、該クラッチセット内のジョイントシャフトとが同軸を接続、動作するカップリングシャフトが設けられ、該カップリングシャフトに更に、各種のスクリュードライバーヘッドが差込み、接続するための連結スロットがあり、スロット内に三個の挟み固定用鋼球が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  7. 前記結合スロットのスロット内の形状は、任意の幾何形に設けられ、円形、方形、多角形の何れかの一つでもよいことを特徴とする請求項6に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  8. 前記電力源は、充電式電池でもよいことを特徴とする請求項1に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
  9. 前記電気スクリュードライバーは、更に、トルクレンチを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の二段階締付式電気スクリュードライバー。
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JP2016000441A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 美之嵐機械工業有限公司 二段階締付式電気スクリュードライバー

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