JP3192421U - 培養容器用アダプタ及びこれを備えた培地供給システム - Google Patents

培養容器用アダプタ及びこれを備えた培地供給システム Download PDF

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【課題】既存の培養容器を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる培養容器用アダプタ及びこれを備えた培地供給システムを提供する。【解決手段】アダプタ33は、培養容器に取り付けられることにより培養容器の開口部を塞ぐ本体331を備える。本体331には、培養容器内に培地を導入する培地導入口333、及び、培養容器内の培地を導出する培地導出口334が形成されている。培養容器に本体331を取り付けることにより、培地導入口333から培養容器内に培地を導入させるとともに、培養容器内の培地を培地導出口334から導出することができる。すなわち、既存の培養容器に本体331を取り付けるだけで、培養容器内に培地を連続的に導入しながら培養を行うことが可能になる。したがって、既存の培養容器を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる。【選択図】 図11B

Description

本考案は、培養容器に取り付けられる培養容器用アダプタ及びこれを備えた培地供給システムに関するものである。
細胞培養に用いられるディッシュなどの培養容器には、内部に培地が収容され、当該培地中で細胞の培養が行われる。培養容器内の培地には時間経過とともに老廃物が溜まるため、定期的に培地を交換する必要がある。通常、培地交換の際には、培養容器をインキュベータから無菌環境に移動させ、無菌環境下で培地交換を行った後、培養容器をインキュベータに戻すという作業が行われる。一方で、下記特許文献1に開示されているような細胞培養デバイスを用いた場合には、培地供給部から配管を介してインキュベータ内の細胞培養デバイスに培地を導入することにより、培地交換を行うことができる。
特開2000−131303号公報
培養容器内の培地を定期的に交換する場合には、交換の度に培養環境が大きく変化することとなる。本来、生体内において、細胞は体液の循環により常に安定した環境にあるため、培養容器内における培養環境も安定した状態を保つことが好ましい。しかし、上記のように培地を交換する度に培養環境が大きく変化した場合、生体内の本来の環境とは異なる培養環境となってしまう。
上記特許文献1に開示されているような細胞培養デバイスを用いれば、培地が連続的に導入されるため、上記のような問題が生じるのを防止することができる。しかし一方で、従来から長年使用されてきた培養容器は、各種培養に適した材料又はコーティングなどのバリエーションが豊富であり、各バリエーションについてのデータが蓄積されているため、市販されている既存の培養容器の使用が望まれる場合もある。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、既存の培養容器を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる培養容器用アダプタ及びこれを備えた培地供給システムを提供することを目的とする。
本考案に係る培養容器用アダプタは、培養容器に取り付けられることにより前記培養容器の開口部を塞ぐ本体を備える。前記本体には、前記培養容器内に培地を導入する培地導入口、及び、前記培養容器内の培地を導出する培地導出口が形成されている。
このような構成によれば、培養容器に本体を取り付けることにより、培地導入口から培養容器内に培地を導入させるとともに、培養容器内の培地を培地導出口から導出することができる。すなわち、既存の培養容器に本体を取り付けるだけで、培養容器内に培地を連続的に導入しながら培養を行うことが可能になる。したがって、既存の培養容器を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる。
前記本体の少なくとも一部が、ガス透過性を有する材料により形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、培養容器の内部と外部との間でガスを透過させることができる。これにより、例えばインキュベータ内の炭素ガス濃度などの環境を培養容器内でも維持することができるため、既存の培養容器を用いた従来の培養と同様の培養環境で培養を行うことができる。また、培養容器と本体との間には気密性を確保する必要があるため、ガス透過性を有する材料を用いることにより、培地が漏れるのを防止しつつ、ガスのみを透過させることができる。
前記ガス透過性を有する材料が、PDMS又はシリコンゴムであることが好ましい。
このような構成によれば、オートクレーブ滅菌を行うことが可能なPDMS又はシリコンゴムを用いて、本体の少なくとも一部を形成することにより、培養容器用アダプタを滅菌して繰り返し使用することができるため、ランニングコストを抑えることができる。また、比較的安価なPDMS又はシリコンゴムを用いることにより、培養容器用アダプタを使い捨てにすることも可能になる。
前記培養容器用アダプタは、前記培地導入口に培地を導入する培地導入管と、前記培地導入管に接続されたフィルタとをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、カビや雑菌などの異物が培地導入管から培地導入口を介して培養容器内に侵入するのをフィルタで阻止することができる。例えば、培養容器に対する培養容器用アダプタの取付作業をインキュベータの外部で行った場合には、その後に培養容器をインキュベータ内に設置するまでの間に、異物が培地導入管に付着するおそれがある。このような場合であっても、培養容器内への異物の侵入をフィルタで阻止することにより、安定した培養環境で培養を行うことができる。
本考案に係る培地供給システムは、前記培養容器用アダプタと、前記培養容器用アダプタを介して前記培養容器内に培地を供給する培地供給部とを備える。
この場合、それぞれ前記培養容器用アダプタが取り付けられた複数の培養容器が、インキュベータ内に設けられていてもよい。前記培地供給システムは、前記培地供給部から前記複数の培養容器への培地の流路を切り替える培地用バルブをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、培地用バルブにより培地の流路を切り替えて、複数の培養容器に培地を選択的に導くことができる。これにより、培地供給部から培地用バルブまでの培地の配管を減らすことができるため、無駄な培地の使用を抑制することができる。また、培地供給部からの配管に対して培地用バルブを着脱するだけで、当該培地用バルブに接続された各培養容器を一度に着脱することができるため、組替作業を容易に行うことができる。
前記培地用バルブが、インキュベータ内に設けられていてもよい。
このような構成によれば、培地用バルブがインキュベータ内に設けられることにより、培地用バルブに接続された各培養容器までの距離が短くなり、その間の培地の配管の長さが短くなる。これにより、無駄な培地の使用をさらに効果的に抑制することができる。
前記培地用バルブは、流路部材と、切替部材とが積層されていてもよい。前記流路部材は、供給される培地を複数の流路に導く。前記切替部材は、前記流路部材に対して着脱可能であり、前記複数の流路を選択的に塞ぐことにより培地の流路を切り替える。
このような構成によれば、切替部材が流路部材に対して着脱可能であるため、必要な数の流路を備えた切替部材に付け替えることにより、切替部材の余った流路内に培地が残るのを防止することができる。したがって、無駄な培地の使用をより効果的に抑制することができる。また、任意の流路部材及び切替部材を組み合わせて培地用バルブを構成することができるため、最適な培地用バルブに容易に組み替えることができる。
前記培地供給システムは、前記流路部材及び前記切替部材を挟み込んで密着固定させるバルブ固定部材をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、バルブ固定部材により流路部材及び切替部材を挟み込むだけの簡単な構成で、流路部材及び切替部材を密着固定させて、培地の流路の気密性を確保することができる。
前記培地供給システムは、前記培養容器用アダプタ及び前記培養容器を挟み込んで密着固定させるアダプタ固定部材をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、アダプタ固定部材により培養容器用アダプタ及び培養容器を挟み込むだけの簡単な構成で、培養容器用アダプタ及び培養容器を密着固定させて、培養容器内の気密性を確保することができる。
前記アダプタ固定部材及び前記バルブ固定部材が互いに連結可能であることが好ましい。
このような構成によれば、アダプタ固定部材及びバルブ固定部材を互いに連結させることにより、アダプタ固定部材により固定された培養容器用アダプタ及び培養容器と、バルブ固定部材により固定された流路部材及び切替部材とを一体的に取り扱うことができるため、組替作業をさらに容易に行うことができる。
前記培地供給システムは、前記培地供給部及び前記培地用バルブの動作を制御することにより、培地の流路を切り替える処理を行う制御部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、培地供給部及び培地用バルブの動作を制御部で制御することにより、培地の流路を自動で切り替えることができる。
本考案によれば、既存の培養容器に本体を取り付けるだけで、培養容器内に培地を連続的に導入しながら培養を行うことが可能になるため、既存の培養容器を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる。
本考案の一実施形態に係る培地供給システムの構成例を示した概略図である。 バルブの構成例を示した断面図である。 流路部材の平面図である。 図3Aにおける流路部材のA−A断面図である。 接続部材の平面図である。 図4Aにおける接続部材のB−B断面図である。 ベース部材の平面図である。 図5Aにおけるベース部材のC−C断面図である。 バルブの動作について説明するための断面図である。 バルブをバルブ固定部材により固定した状態を示す平面図である。 バルブをバルブ固定部材により固定した状態を示す側面図である。 押圧部材の平面図である。 押圧部材の側面図である。 固定板の平面図である。 図9Aにおける固定板のD−D断面図である。 培養部の平面図である。 培養部の側面図である。 アダプタの平面図である。 図11AにおけるアダプタのE−E断面図である。 アダプタの変形例を示す平面図である。 図12Aのアダプタの側面図である。
図1は、本考案の一実施形態に係る培地供給システムの構成例を示した概略図である。この培地供給システムは、培地供給部1からバルブ2を介して培養部3に培地を供給するためのシステムである。バルブ2には、複数の培養部3が接続されている。バルブ2及び各培養部3は、例えば内部が一定の温度に保たれたインキュベータ4内に設けられており、インキュベータ4の外部に設けられた培地供給部1から1本の配管11を介して、インキュベータ4内に培地が供給されるようになっている。
培地供給部1には、培地貯留部12及びポンプ13が備えられている。培地貯留部12内に貯留されている培地は、例えばシリンジポンプにより構成されるポンプ13で吸い上げられ、当該ポンプ13から配管11を介してインキュベータ4内のバルブ2に供給される。
バルブ2は、培地供給部1から供給される培地の流路を切り替えるための培地用バルブであり、それぞれ異なる配管20を介して複数の培養部3に接続されている。この例では、8つの培養部3がインキュベータ4内に設けられており、培地供給部1から各培養部3への培地の流路をバルブ2で切り替えることができる。ただし、培養部3の数は8つに限られるものではなく、2つ以上であればよい。
各培養部3は、培地供給部1からバルブ2を介して供給される培地を収容し、当該培地中で細胞の培養が行われる。各培養部3は、それぞれ異なる配管31を介して廃液貯留部5に接続されている。各培養部3内の培地を廃液貯留部5に排出させるとともに、各培養部3内に培地供給部1から新しい培地を供給することにより、培地を交換することができる。培地交換は、培地供給部1から各培養部3に培地が連続で供給されることにより連続的に行われてもよいし、培地が所定時間ごとに供給されることにより断続的に行われてもよい。
本実施形態では、空気供給部6から配管61を介して供給される圧縮空気により、バルブ2が動作するような構成となっている。空気供給部6及びポンプ13は、制御部7に対して電気的に接続されている。制御部7は、培地供給部1(ポンプ13)の動作を制御するとともに、空気供給部6を介してバルブ2の動作を制御することにより、培地の流路を自動で切り替える処理を行う。制御部7は、例えばパーソナルコンピュータ又はPLC(Programmable Logic Controller)などにより構成することができる。
図2は、バルブ2の構成例を示した断面図である。この例では、流路部材21、接続部材22及びベース部材23が積層されることによりバルブ2が構成されている。ベース部材23は、例えば外形が35mm×35mm、厚みが2mmの矩形状の部材であり、流路部材21と接続部材22との間に設けられる。流路部材21、接続部材22及びベース部材23は互いに着脱可能であり、それぞれ任意の形状のものを組み合わせてバルブ2を構成することができる。
図3Aは、流路部材21の平面図である。図3Bは、図3Aにおける流路部材21のA−A断面図である。図4Aは、接続部材22の平面図である。図4Bは、図4Aにおける接続部材22のB−B断面図である。図5Aは、ベース部材23の平面図である。図5Bは、図5Aにおけるベース部材23のC−C断面図である。
流路部材21は、例えばシリコンゴムにより形成されている。具体的には、それぞれシリコンゴムにより形成された2枚のシート211,212が積層されており、ベース部材23側のシート211の一部が切り抜かれることにより培地の流路213が形成されている。シート211の厚みは、例えば0.5mmである。ただし、2枚のシート211,212が一体的に構成されていてもよいし、他のシートを含む構成であってもよい。
流路部材21には、複数の流路213が形成されており、各流路213が共通の接続部214で接続されることにより互いに連通している。この例では、流路部材21の中央部に形成された接続部214から、複数の流路213が放射状に延びている。これにより、接続部214に供給される培地を複数の流路213に導くことができる。流路213の数は、バルブ2に接続される培養部3の数と同数(この例では8つ)に設定されている。
接続部材22は、例えばPDMS(ポリジメチルシロキサン)により形成された接続部221に、それぞれシリコンゴムにより形成された2枚のシート222,223が積層されることにより構成されている。各シート222,223の厚みは、例えば0.1mmである。接続部221には、培地が導入される培地導入口224、培地が導出される培地導出口225、及び、圧縮空気が供給される空気供給口226が形成されている。ただし、接続部221及び2枚のシート222,223のいずれかが一体的に構成されていてもよいし、他のシートを含む構成であってもよい。
培地導入口224には、配管11が接続されることにより、培地供給部1から配管11を介して培地が導入される。培地導入口224は、流路部材21の接続部214に対向する位置に形成されており、2枚のシート222,223を貫通することにより、接続部材22全体を厚み方向に貫通している。培地導入口224の内径は、例えば1mmである。
培地導出口225の数は、流路部材21の流路213の数と同数(この例では8つ)に設定されている。各培地導出口225の内径は、例えば1mmである。各培地導出口225は、2枚のシート222,223を貫通することにより、接続部材22全体を厚み方向に貫通している。ベース部材23側のシート223には、その一部が切り抜かれることにより、培地導出口225の端部を径方向に延長する培地導出路227が形成されている。
空気供給口226の数は、流路部材21の流路213の数と同数(この例では8つ)に設定されている。空気供給口226の内径は、例えば1.5mmである。各空気供給口226の端部は、シート222により閉塞されており、その閉塞された端部の空間が、例えば内径4mmに拡大されることにより拡大部228が形成されている。各空気供給口226は、流路部材21の各流路213における接続部214側とは反対側の端部に対向する位置に形成されている。また、各空気供給口226は、シート222を挟んで各培地導出路227に対向している。
ベース部材23は、例えばPVDF(ポリフッ化ビニリデン)により形成されている。ベース部材23の中央部には、流路部材21の接続部214に対向する位置に貫通孔231が形成されている。培地導入口224は、ベース部材23の貫通孔231を介して、流路部材21の接続部214に連通している。また、ベース部材23には、接続部材22の各空気供給口226に対向する位置に、それぞれ貫通孔232が形成されている。各培地導出口225は、培地導出路227及びベース部材23の貫通孔232を介して、流路部材21の各流路213に連通している。貫通孔231,232の内径は、例えば1mmである。
図6は、バルブ2の動作について説明するための断面図である。接続部材22の各空気供給口226には、空気供給部6からそれぞれ異なる配管61を介して個別に圧縮空気が導入される。図6に示すように、空気供給口226に圧縮空気が導入された場合には、その圧縮空気の圧力により、当該空気供給口226の拡大部228に対向する位置においてシート222が弾性変形する。
これにより、弾性変形したシート222が対向するベース部材23の貫通孔232を塞ぎ、その結果、当該貫通孔232に連通する流路213が塞がれる。このように、各空気供給口226への圧縮空気の導入を制御することにより、複数の流路213を選択的に塞ぐことができる。実際に培地を供給する際には、各空気供給口226に圧縮空気を導入することにより全ての流路213を塞いだ状態で、いずれかの空気供給口226への圧縮空気の導入を停止させることにより、その空気供給口226に対応する流路213が選択的に開かれて、当該流路213から培地導出口225を介して培地が導出される。
本実施形態では、接続部材22及びベース部材23が、複数の流路213を選択的に塞ぐことにより培地の流路213を切り替える切替部材24を構成している。本実施形態のように、バルブ2により培地の流路213を切り替えて、複数の流路213に培地を選択的に導くことにより、培地供給部1からバルブ2までの培地の配管11を減らすことができるため、無駄な培地の使用を抑制することができる。
特に、バルブ2がインキュベータ4内に設けられることにより、バルブ2の複数の流路213に接続された各培養部3までの距離が短くなり、その間の培地の配管20の長さが短くなる。さらに、切替部材24が流路部材21に対して着脱可能であるため、必要な数の流路213を備えた流路部材21に付け替えることにより、流路部材21の余った流路213内に培地が残るのを防止することができる。したがって、無駄な培地の使用をより効果的に抑制することができる。
また、培地供給部1からの配管11に対してバルブ2を着脱するだけで、当該バルブ2の複数の流路213に接続された各部材(各培養部3)を一度に着脱することができるため、組替作業を容易に行うことができる。さらに、任意の流路部材21及び切替部材24を組み合わせてバルブ2を構成することができるため、最適なバルブ2に容易に組み替えることができる。
本実施形態では、シート222が、空気供給口226に供給される圧縮空気により弾性変形する弾性変形部を構成しており、当該シート222がダイアフラムとして機能する。このように、本実施形態では、圧縮空気による切替部材24の弾性変形を利用して、培地の流路213を切り替えることができる。これにより、比較的安価な構成からなる切替部材24により培地の流路213を切り替えることができるため、バルブ2の製造コストを抑えることができる。また、切替部材24を比較的安価な構成とすれば、当該切替部材24を使い捨てにすることも可能であるため、組替作業をさらに容易に行うことができる。
特に、本実施形態では、培地の流路213を切り替える際に弾性変形可能な弾性変形部(シート222)を有する接続部材22が、ベース部材23とは別部材により構成されるため、繰り返しの使用により弾性変形部が劣化した場合などであっても、接続部材22のみを交換することができる。また、接続部材22及びベース部材23を異なる材料で形成することができるため、各部材に適した材料を選択することにより、バルブ2の性能又は耐久性などの向上を図ることができる。
本実施形態では、接続部材22がPDMS及びシリコンゴムにより形成され、ベース部材23がPVDFにより形成されている。すなわち、ベース部材23が、接続部材22よりも固い材料により形成されている。このように、弾性変形部(シート222)を有する接続部材22は比較的柔らかい材料で形成される一方で、ベース部材23は接続部材22よりも固い材料により形成される。ベース部材23を比較的固い材料で形成すれば、変形により培地の流路213が閉塞してしまうなどの弊害を防止することができるため、安定した流路切替が可能となり、バルブ2の性能が向上する。また、接続部材22(接続部221)を比較的柔らかい材料で形成すれば、繰り返しの使用により弾性変形部が劣化しにくく、バルブ2の耐久性が向上する。
また、本実施形態では、流路部材21がシリコンゴムにより形成され、切替部材24の接続部材22がPDMS及びシリコンゴムにより形成されている。すなわち、流路部材21及び切替部材24の少なくとも一部が、PDMS又はシリコンゴムにより形成されている。このように、オートクレーブ滅菌を行うことが可能なPDMS又はシリコンゴムを用いて、流路部材21及び切替部材24の少なくとも一部を形成することにより、バルブ2を滅菌して繰り返し使用することができるため、ランニングコストを抑えることができる。また、比較的安価なPDMS又はシリコンゴムを用いることにより、バルブ2を使い捨てにすることも可能になる。
ただし、流路部材21、接続部材22及びベース部材23の材質は、上記のような材質に限られるものではない。例えば、流路部材21は、全体がシリコンゴムにより形成された構成に限らず、全体がPDMSにより形成された構成であってもよいし、一部のみがシリコンゴム又はPDMSにより形成された構成であってもよい。接続部材22は、PDMSにより形成された接続部221と、シリコンゴムにより形成された2枚のシート222,223とからなる構成に限らず、例えば接続部221がシリコンゴムにより形成された構成であってもよい。ベース部材23は、PVDFに限らず他の材料により形成された構成であってもよいが、比較的固い材料により形成された構成であることが好ましい。ただし、ベース部材23を接続部材22と一体的に構成したり、ベース部材23を省略した構成とすることも可能である。
図7Aは、バルブ2をバルブ固定部材8により固定した状態を示す平面図である。図7Bは、バルブ2をバルブ固定部材8により固定した状態を示す側面図である。バルブ固定部材8は、流路部材21及び切替部材24を挟み込んで密着固定させるための治具であり、互いに着脱可能な押圧部材81及び固定板82を備えている。
図8Aは、押圧部材81の平面図である。図8Bは、押圧部材81の側面図である。図9Aは、固定板82の平面図である。図9Bは、図9Aにおける固定板82のD−D断面図である。押圧部材81及び固定板82は、例えば樹脂により形成されており、バルブ2は、押圧部材81と固定板82との間に挟み込まれた状態で固定される。
押圧部材81は、バルブ2を押圧する押圧部811と、固定板82に対して取り付けられる複数の取付部812とが一体的に形成されることにより構成されている。押圧部811は、例えば円板により構成され、その中央部に開口部813が形成されることにより円環状に形成されている。
各取付部812は、押圧部811の外周縁から当該押圧部811に対して直交方向に突出する棒状の部材であり、この例では、4つの取付部812が押圧部811の周方向に等間隔で設けられている。各取付部812の先端部からは、押圧部材81の径方向外側に向かって、固定板82に係止させるための爪部814が突出している。
固定板82は、例えば矩形状の部材であり、押圧部材81よりも大きい平面形状を有している。固定板82には、押圧部材81の取付部812と同数の貫通孔821が形成されており、押圧部材81を固定板82に対向させて近づけることにより、各取付部812を貫通孔821に挿通させることができるようになっている。
各貫通孔821は、固定板82の中心に対して周方向に延びる長孔により構成されている。各貫通孔821の一端部は、爪部814が引っ掛かることなく各取付部812を挿通させることができる程度の幅で形成されている。一方、各貫通孔821の他端部は、幅が小さく形成されることにより、各取付部812の爪部814を係止させることができるようになっている。
すなわち、押圧部材81の各取付部812を各貫通孔821の一端部に挿通させた後、押圧部材81を周方向に回転させることにより、各取付部812を各貫通孔821の他端部側にスライドさせ、各取付部812の爪部814を各貫通孔821の周縁部に引っ掛けて係止させることができる(図7A参照)。ただし、押圧部材81を固定板82に取り付けるための機構は、上記のような回転式の機構に限らず、例えばワンタッチで取付可能な取付具を用いた構成など、他の任意の構成を採用することができる。
図7A及び図7Bに示すように、押圧部材81の押圧部811と固定板82との間にバルブ2を挟み込んだ状態で、上記のように押圧部材81を固定板82に取り付けることにより、流路部材21、接続部材22及びベース部材23を互いに押圧して密着させることができる。このように、バルブ固定部材8により流路部材21、接続部材22及びベース部材23を挟み込むだけの簡単な構成で、流路部材21、接続部材22及びベース部材23を密着固定させて、培地の流路213の気密性を確保することができる。
固定板82には、当該固定板82に対して直交方向に延びる複数のピン822が設けられている。この例では、2つのピン822が押圧部材81側に向かって突出するように設けられている。図3A、図4A及び図5Aに示すように、流路部材21、接続部材22及びベース部材23には、それぞれを積層したときに互いに対向する位置に、ピン822を挿通させるための貫通孔215,229,233が形成されている。各貫通孔215,229,233の内径は、例えば1mmである。
バルブ2は、流路部材21、ベース部材23、接続部材22の順序で、各貫通孔215,233,229にピン822を挿通させることにより、固定板82上に積層される。これにより、バルブ2は、接続部材22が押圧部材81の押圧部811に対向する状態で、押圧部材81と固定板82との間に挟み込まれる。バルブ2に接続される配管11、20、61は、押圧部811の開口部813を介してバルブ2の接続部材22に取り付けることができる。
図10Aは、培養部3の平面図である。図10Bは、培養部3の側面図である。本実施形態では、培養容器32及びアダプタ33により培養部3が構成されており、培養容器32及びアダプタ33がアダプタ固定部材9により挟み込まれて密着固定されている。培地供給部1からの培地は、アダプタ33を介して培養容器32内に供給される。
このようなアダプタ33を用いれば、培養容器32内で通常の培養を一定期間(例えば1日)行うことにより細胞を接着させた後、アダプタ33を培養容器32に取り付けて、培地供給部1から培養容器32内に培地を供給することも可能である。培養容器32は、市販されている既存のものであり、円形状の底面321の外周縁から円環状の側面322が突出した一般的なディッシュである。円環状の側面322の上端縁は、培養容器32の開口部323を構成している。ただし、培養容器32は、ディッシュに限られるものではなく、他の任意の形状の容器を用いることができる。
図11Aは、アダプタ33の平面図である。図11Bは、図11Aにおけるアダプタ33のE−E断面図である。アダプタ33は、培養容器32に取り付けられることにより当該培養容器32の開口部323を塞ぐ本体331を備えている。当該本体331は、培養容器32の開口部323とほぼ同一の平面形状を有しており、開口部323内に入り込んだ状態で取り付けられる。本体331は、例えば外径が34mm、厚みが4mmの円板状に形成されている。
本体331の外周縁には、環状突部332が形成されている。環状突部332の高さは、例えば2mmである。本体331が培養容器32の開口部323に入り込んだ状態では、環状突部332の先端面が培養容器32の底面321に当接することにより、培養容器32とアダプタ33との間に密閉された培養空間324が形成される(図10B参照)。培養空間324の大きさは、環状突部332の高さに応じて任意に設定することができる。
本体331には、培養容器32内に培地を導入する培地導入口333と、培養容器32内の培地を導出する培地導出口334とが形成されている。培地導入口333には接続管335が挿入され、培地導出口334には接続管336が挿入されている。接続管335,336は、例えば外径が2.5mm、内径が1.5mmであって、それぞれシリコンゴムにより形成されている。
図10Bに示すように、接続管335には培地導入管337が挿入されており、当該培地導入管337を介して培地導入口333に培地を導入することができる。培地導入管337にはフィルタ338が接続されている。フィルタ338には、バルブ2に連通する配管20が、例えばルアーロックコネクタなどの接続具を介して取り付けられる。接続管336には、廃液貯留部5に連通する配管31が挿入される。
本実施形態では、培養容器32にアダプタ33の本体331を取り付けることにより、培地導入口333から培養容器32内に培地を導入させるとともに、培養容器32内の培地を培地導出口334から導出することができる。すなわち、既存の培養容器32に本体331を取り付けるだけで、培養容器32内に培地を連続的に導入しながら培養を行うことが可能になる。したがって、既存の培養容器32を用いて安定した培養環境で培養を行うことができる。
本体331は、例えばPDMSにより形成されている。PDMSはガス透過性を有する材料であるため、本体331で培養容器32の開口部323を塞いだ場合でも、培養容器32の内部と外部との間でガスを透過させることができる。これにより、例えばインキュベータ4内の炭素ガス濃度などの環境を培養容器32内でも維持することができるため、既存の培養容器32を用いた従来の培養と同様の培養環境で培養を行うことができる。また、培養容器32と本体331との間には気密性を確保する必要があるため、PDMSのようなガス透過性を有する材料を用いることにより、培地が漏れるのを防止しつつ、ガスのみを透過させることができる。
ただし、本体331は、PDMSに限らず、例えばシリコンゴムなどのガス透過性を有する他の材料により形成されていてもよい。オートクレーブ滅菌を行うことが可能なPDMS又はシリコンゴムを用いて本体331を形成すれば、アダプタ33を滅菌して繰り返し使用することができるため、ランニングコストを抑えることができる。また、比較的安価なPDMS又はシリコンゴムを用いることにより、アダプタ33を使い捨てにすることも可能になる。本体331は、その全体がガス透過性を有する材料により形成された構成に限らず、少なくとも一部がガス透過性を有する材料により形成されていればよい。
また、本実施形態では、カビや雑菌などの異物が培地導入管337から培地導入口333を介して培養容器32内に侵入するのをフィルタ338で阻止することができる。例えば、培養容器32に対するアダプタ33の取付作業をインキュベータ4の外部で行った場合には、その後に培養容器32をインキュベータ4内に設置するまでの間に、異物が培地導入管337に付着するおそれがある。このような場合であっても、培養容器32内への異物の侵入をフィルタ338で阻止することにより、安定した培養環境で培養を行うことができる。ただし、フィルタ338は、培地導入口333側だけでなく、培地導出口334側にも設けられていてもよい。
アダプタ固定部材9は、互いに着脱可能な押圧部材91及び固定板92を備えている。アダプタ固定部材9の押圧部材91及び固定板92構成は、バルブ固定部材8の押圧部材81及び固定板82とほぼ同様であるため、同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
押圧部811には、アダプタ33に当接する当接部815が、固定板92側に向かって突出するように形成されている。当接部815と固定板82との間にアダプタ33及び培養容器32を挟み込んだ状態で、バルブ固定部材8の場合と同様に押圧部材81を固定板82に取り付けることにより、アダプタ33及び培養容器32を互いに押圧して密着させることができる。このように、アダプタ固定部材9によりアダプタ33及び培養容器32を挟み込むだけの簡単な構成で、アダプタ33及び培養容器32を密着固定させて、培養容器32内の気密性を確保することができる。
当接部815の高さは、アダプタ33の形状に応じて任意に設定することができる。アダプタ33は、培養容器32内に完全に入り込むような形状のものに限らず、その上部が培養容器32の開口部323から突出するような形状などであってもよい。したがって、アダプタ33の形状によっては、当接部815を省略し、押圧部811でアダプタ33を直接押圧することも可能である。この場合、バルブ固定部材8及びアダプタ固定部材9を共通の部材により構成することができるため、使用する部材の種類を減らして、製造コストを抑えることができる。
図7A及び図10Aに示すように、バルブ固定部材8の固定板82及びアダプタ固定部材9の固定板92には、それぞれ連結部823及び連結孔824が形成されている。図9Bに示すように、連結部823は、固定板82,92の外側に向かって突出し、その先端部が屈曲した形状とされることにより突部825が構成されている。突部825は連結孔824に対応する形状を有している。
この例では、固定板82,92の四辺における2つの辺に連結部823が形成され、残りの2つの辺に連結孔824が形成されることにより、互いに連結可能な2つの連結部823及び連結孔824が設けられている。バルブ固定部材8及びアダプタ固定部材9を互いに隣接させて、一方の連結部823の突部825を他方の連結孔824に嵌め込めば、バルブ固定部材8及びアダプタ固定部材9を互いに連結することができる。
このように、本実施形態では、バルブ固定部材8及びアダプタ固定部材9を互いに連結させることにより、バルブ固定部材8により固定された流路部材21及び切替部材24と、アダプタ固定部材9により固定されたアダプタ33及び培養容器32とを一体的に取り扱うことができるため、組替作業をさらに容易に行うことができる。また、複数のバルブ固定部材8又は複数のアダプタ固定部材9を互いに隣接させて連結することも可能である。ただし、バルブ固定部材8及びアダプタ固定部材9を連結させる機構は、上記のような連結部823及び連結孔824に限らず、他の任意の構成を採用することができる。
図12Aは、アダプタ33の変形例を示す平面図である。図12Bは、図12Aのアダプタ33の側面図である。この例では、上記実施形態のように本体331の外周縁に環状突部332が形成された構成ではなく、本体331の外周縁に沿って複数の突部339が形成されている。
各突部339は同一の長さで培養容器32側に突出しており、本体331が培養容器32の開口部323に入り込んだ状態では、各突部339の先端面が培養容器32の底面321に当接する。このとき、上記実施形態の環状突部332のように密閉状態とはならないが、この例では、本体331の外周縁全体にテーパ面340が形成されることにより、当該テーパ面340を培養容器32の開口部323に当接させて密閉状態とすることができる。このように、培養容器32とアダプタ33との間を密閉状態とするための構成としては、任意の構成を採用することができる。
また、この例では、培地導入口333及び培地導出口334にそれぞれ接続管335,336が挿入された構成ではなく、培地導入口333及び培地導出口334に配管20,31が直接挿入されるような構成となっている。培地導入口333は、一定の内径で形成されているのに対して、培地導出口334は、培養容器32側の部分の内径が拡大されることにより拡大部341が形成されている。
図12Bに二点鎖線で示した通り、配管20は、その先端が培地導入口333における培養容器32側の端部に位置するように挿入されている。一方、配管31は、その先端が培地導出口334における拡大部341との境界近傍に位置するように挿入されている。このように、培地導出口334側に拡大部341を設け、当該拡大部341を介して配管31に培地を導くことにより、培養容器32内に空気を溜まりにくくすることができる。
以上の実施形態では、培養容器32にアダプタ33が取り付けられることにより構成される培養部3について説明した。しかし、本考案に係るバルブ2は、このような培養部3に限らず、例えば細胞培養デバイスにより構成される培養部3に培地を供給するようなシステムにも適用可能である。
1 培地供給部
2 バルブ
3 培養部
4 インキュベータ
5 廃液貯留部
6 空気供給部
7 制御部
8 バルブ固定部材
9 アダプタ固定部材
11 配管
12 培地貯留部
13 ポンプ
20 配管
21 流路部材
22 接続部材
23 ベース部材
24 切替部材
31 配管
32 培養容器
33 アダプタ
61 配管
81 押圧部材
82 固定板
91 押圧部材
92 固定板
213 流路
224 培地導入口
225 培地導出口
226 空気供給口
323 開口部
331 本体
332 環状突部
333 培地導入口
334 培地導出口
338 フィルタ

Claims (12)

  1. 培養容器に取り付けられることにより前記培養容器の開口部を塞ぐ本体を備え、
    前記本体には、前記培養容器内に培地を導入する培地導入口、及び、前記培養容器内の培地を導出する培地導出口が形成されていることを特徴とする培養容器用アダプタ。
  2. 前記本体の少なくとも一部が、ガス透過性を有する材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の培養容器用アダプタ。
  3. 前記ガス透過性を有する材料が、PDMS又はシリコンゴムであることを特徴とする請求項2に記載の培養容器用アダプタ。
  4. 前記培地導入口に培地を導入する培地導入管と、
    前記培地導入管に接続されたフィルタとをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の培養容器用アダプタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の培養容器用アダプタと、
    前記培養容器用アダプタを介して前記培養容器内に培地を供給する培地供給部とを備えたことを特徴とする培地供給システム。
  6. それぞれ前記培養容器用アダプタが取り付けられた複数の培養容器が、インキュベータ内に設けられており、
    前記培地供給部から前記複数の培養容器への培地の流路を切り替える培地用バルブをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の培地供給システム。
  7. 前記培地用バルブが、インキュベータ内に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の培地供給システム。
  8. 前記培地用バルブは、
    供給される培地を複数の流路に導く流路部材と、
    前記流路部材に対して着脱可能であり、前記複数の流路を選択的に塞ぐことにより培地の流路を切り替える切替部材とが積層されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の培地供給システム。
  9. 前記流路部材及び前記切替部材を挟み込んで密着固定させるバルブ固定部材をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の培地供給システム。
  10. 前記培養容器用アダプタ及び前記培養容器を挟み込んで密着固定させるアダプタ固定部材をさらに備えたことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の培地供給システム。
  11. 前記培養容器用アダプタ及び前記培養容器を挟み込んで密着固定させるアダプタ固定部材をさらに備え、
    前記アダプタ固定部材及び前記バルブ固定部材が互いに連結可能であることを特徴とする請求項9に記載の培地供給システム。
  12. 前記培地供給部及び前記培地用バルブの動作を制御することにより、培地の流路を切り替える処理を行う制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項5〜11のいずれかに記載の培地供給システム。
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