JP3191962U - 装飾横編地及びそれを用いた襟編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾性のフィルム糸入り横編地において、横編編成工程で特殊な編糸供給設備などを用いることなく、フィルム糸が放つ光沢を余すことなく発揮させ、かつ、あらゆる角度から反射光が視認可能な、意匠性に優れたフィルム入りの装飾横編地を提供する。【解決手段】リブ横編地の少なくとも片面に、装飾性のフィルム糸2を単独で、少なくとも1針空きで給糸して編目を形成させ、編地表面にフィルム糸2による単独の編目を点在させる。【選択図】図1

Description

本考案はフィルム糸入り横編地に関するもので、さらに詳しくは、装飾性に優れたフィルム糸を単独で形成した編目を編地表面に点在させた横編地で、セーターや衿編地用として意匠性に優れた装飾横編地を提案するものである。
ラメ糸は、通常ポリエステルフィルムなどにアルミニウムが蒸着され、その上に彩色を施して細く裁断した扁平状の糸であり、布帛の一部に用いるなどして光沢を発揮する衣服や、装飾品などに利用されている。
ラメ入り横編地としては、例えば参考文献1では、ラメ糸を編糸と引き揃えて編成された横編地が提案されている。
参考文献1で提案されている編地は、通常繊維糸である編糸とラメ糸を引き揃えているので糸切れ等がなく比較的容易に編成することが出来るが、両者を引き揃えて編目形成しているために、光沢を有するラメ糸が編目の裏側に隠れ易く、特に通常の繊維糸が嵩高で太い編糸と引き揃える場合には余計に隠れ易い傾向にある。また、ラメ糸が表面に出現しても各編目間の現れ方に大きなバラツキがあり、意匠効果が損なわれている。そのようなことからラメ糸を編地表面に確実に露出させた高級感のある横編地が要望されていた。
実用新案登録3024331号公報
本考案は上記した従来の問題点を解決することにあり、その目的とするところは、フィルム糸の有する光沢を余すことなく発揮し、意匠性に優れたフィルム入りの装飾横編地を提供することにある。
本考案の上記課題を解決するために採用した手段は、以下の通りである。
本考案の装飾横編地は、横編地の少なくとも片面に、フィルム糸により単独で形成された編目が点在していることを特徴とするものである。
また、前記横編地はリブ編地組織を採用することが出来る。
また、前記フィルム糸はフィルム基材の両面に光輝装飾手段を設けることが出来る。
前記光輝装飾手段は、再帰反射材、玉虫色調、光沢金属(金、銀、銅、チタン、ニッケル、亜鉛、スズ、インジウム、アルミニウム、白金の単体または合金)の少なくとも一つを含む薄膜層またはシート状部材を採用することが出来る。
前記横編地のウェール方向に弾性糸が挿入または編込むことを採用することが出来る。
本考案の装飾横編地が襟用の編地であって、前記フィルム糸からなる編目が衿縁近傍で、かつ衿縁線に並行に、一定間隔で点在していることを特徴とする。
本考案の装飾横編地は、光輝性を有したフィルム糸が単独で形成した編目が編地表面に点在しているので、フィルムの有する光沢が編糸に邪魔されることなく鮮明に輝き、意匠性に優れ、高級感のある外衣を提供することが出来る。
また、フィルム糸は編糸より嵩が低いので編地表面に突出するようなことがなく、編地表面を触れてもフィルム糸によるザラツキ感がなく、横編地の柔軟性を損なうようなことがない。
また、フィルム糸を単独で編成するので、ジャカードの柄出し装置などを用いて、光沢を有したフィルム糸の編目を好みの位置に配置することが出来るので、意匠性に幅を持たせることが出来る。
図1は本考案の装飾横編地の一実施例を示す編構造図である。 図2は本考案の装飾横編地の一実施例を示す組織図である。 図3は本考案の装飾横編地を襟地に用いた一実施例を示す正面図である。
以下、図面を参考に、本考案を詳細に説明する。図1は本考案装飾横編地の一実施例の編地構造を示し、図中の符号1は本考案装飾横編地、符号2はフィルム糸からなる編糸、符号3、4、5は通常衣類用と用いられる編糸であり、フィルム糸2からなる編糸は表側針床による1針空きの平編組織をなして、表面に編糸3、4、5による編目が並ぶ中でフィルム糸2の単独による編目が表面に点在している。
フィルム糸2は編地1に装飾性を付与する目的からフィルム基材の片面、もしくは両面に光輝装飾手段が設けられていて、その光輝装飾手段は、再帰反射材、玉虫色調、光沢金属(金、銀、銅、チタン、ニッケル、亜鉛、スズ、インジウム、アルミニウム、白金の単体または合金)の少なくとも一つを含む薄膜層またはシート状部材などから選択でき、1〜8mm幅にスリットされものである。
また、編糸3、4、および5は通常衣料に用いられている繊維糸であって、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維や綿やウールなどの天然繊維、あるいはそれらの混紡糸などから選択できる。
図1においてフィルム糸2から成る編目が編地の片面の同一コースに1針空きで配置しているが、両面に配置しても、各コースに点在するように配置しても良く、各フィルム糸2は少なくとも1針分を空きにして編成することが好ましい。
すなわち、2針以上の隣り合った針で連続して編目を形成しようとすると、連続する1つ目の針で編目を形成中に、隣の2つ目の針でも編目の形成が始まるので1つ目の編目への給糸が阻害されることで1つ目の編目は十分な糸量が供給されず、糸切れを起こす虞があるが、1針以上を空きにして編成することで編目形成に必要な糸量を引き出す抵抗が少なくなるので、比較的強度の低いフィルム糸のような編糸でも容易に編成可能となる。
なお、フィルム2からなる編目を隣接させたい場合は、例えば3段編針方式でその内2段をフィルム糸2に用いて編目が所定の場所で隣合うように給糸させ、残りの1段に通常の編糸を給糸させることにより可能である。
図2は、図1に示す本考案の一実施例である編構造の組織図であって、ミラノリブ組織の変形で、工程順S3、S7にフィルム糸2を供給し、その他には通常の編糸を供給することで、装飾横編地1の表面にフィルム糸2単独による編目が千鳥配置で点在させことが出来る。
フィルム糸2により形成された編目は、フィルム糸2の単独で編針に給糸されて旧編目から引き抜く様にして形成されるので、編目内のフィルム糸2の扁平面は約90度の捻じれが存在するが、各編目は略同じ形態を成している。その結果、各編目のフィルム糸2が放つ反射光はあらゆる角度から視認可能である。
本考案における編組織は種々の組織から選択可能であり、中でも衣類やスポーツウェアの襟等の伸縮性を求められる場合にはリブ編組織を基本とする組織が好適である。リブ編組織とは少なくとも前後2列の針床を有する横編機によりウェール方向に前針床と後針床で交互に編目を形成している組織である。
図3は本考案の装飾横編地1をスポーツウェアなどの襟に利用した例を示し、符号6は襟の外側縁線を示し、フィルム糸2からなる編目列を襟の縁線6に並行して点在させたもので、フィルム糸2による編目部が反射する光沢が襟を際立てる意匠効果が発揮されものである。
また、本考案の装飾横編地1は襟に限定されず、衣服の袖や裾等に点線状で配置させても良く、さらには、衣服本体に点在させて意匠効果を発揮させることも出来る。
装飾横編地1はウェール方向にポリウレタンやポリエステルエーテル系エラストマー、あるいはシリコンゴムなどの弾性糸が挿入、または編込まれていても良く、弾性糸がウェール方向に挿入または編込まれていることで優れたキックバック性を与えることができる。
1:本考案の装飾横編地
2:フィルム糸
3、4、5:通常の編糸
6:襟縁線

Claims (6)

  1. 横編地の少なくとも片面に、フィルム糸により単独で形成された編目が点在していることを特徴とする装飾横編地。
  2. 前記横編地がリブ編組織であることを特徴とする請求項1記載の装飾横編地。
  3. 前記フィルム糸がフィルム基材の両面に光輝装飾手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の装飾横編地。
  4. 前記光輝装飾手段が、再帰反射材、玉虫色調、光沢金属(金、銀、銅、チタン、ニッケル、亜鉛、スズ、インジウム、アルミニウム、白金の単体または合金)の少なくとも一つを含む薄膜層またはシート状部材であることを特徴とする請求項3記載の装飾横編地。
  5. 前記横編地のウェール方向に弾性糸が挿入または編込まれていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の装飾横編地。
  6. 請求項1〜5記載の装飾横編地が襟編地であって、前記フィルム糸が衿縁近傍で、かつ衿縁線に並行に、一定間隔で点在していることを特徴とする襟編地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220101825A (ko) * 2021-01-12 2022-07-19 주식회사 야긴코퍼레이션 메탈릭 효과의 발현이 우수한 메탈릭얀을 함유하는 편물

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