JP3191525U - 殺菌・脱水一体型遠心脱水機 - Google Patents

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宣男 岩月
宣男 岩月
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Abstract

【課題】殺菌作業と脱水作業を一装置で連続して一体的に行うことにより殺菌作業と脱水作業の効率を一段と向上できる殺菌・脱水一体型遠心脱水機を提供する。【解決手段】殺菌・脱水一体型遠心脱水機10の外胴16内にはバケツ状に形成された貯液槽36が回転可能に配設され、貯液槽36には脱水槽50が着脱可能に収容されている。脱水槽50の側面板の外周部には補強タガ状リブ54が設けられている。脱水槽50の側面板の全面と補強タガ状リブ54の全面には水切小孔56が貫通形成されている。貯液槽36の側面板36Bと脱水槽50の側面板との間には水切通路が形成されている。また、貯液槽36の上端部と脱水槽50の側面板との間には水切開口部60が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、主に食品材料等を遠心力を利用して脱水する遠心脱水機に関し、詳しくは食品材料等を殺菌して脱水することを連続して行うことができる殺菌・脱水一体型遠心脱水機に関する。
従来、食品材料としての野菜をカットしたカット野菜は、水で洗浄して汚れを洗い落としてから殺菌液で殺菌し、カット野菜に付いた水分を遠心脱水機で脱水している(特許文献1)。
この遠心脱水機で脱水されるカット野菜は貯水槽に漬けられて洗浄水で洗浄された後に殺菌液が貯められた殺菌液槽に漬けられて殺菌液で殺菌された後に別途に用意された遠心脱水機に投入されて脱水されるようになっている。
従って、遠心脱水機で脱水されるカット野菜は、脱水の前段階で殺菌液が貯められた殺菌液槽に漬けて殺菌液で殺菌する作業が必要になる。
このため、殺菌液槽での殺菌作業と遠心脱水機での脱水作業をそれぞれ別途に設けられた装置で別々に行われるため作業効率が悪いという不具合がある。
実公平6−21561号公報
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり、殺菌作業と脱水作業を一装置で連続して一体的に行うことにより殺菌作業と脱水作業の効率を一段と向上させることができる殺菌・脱水一体型遠心脱水機を提供するものである。
請求項1の考案は、遠心脱水機において、
外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板に貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴としている。
請求項2の考案は、遠心脱水機において、
外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の上部に開閉可能に設けられた脱水槽押え蓋と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板の外周部に周方向に向かって形成されると共に先端面が前記貯液槽の側面板と当接する補強タガ状リブと、前記脱水槽の側面板と補強タガ状リブに貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴としている。
請求項3の考案は、遠心脱水機において、
外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の上部に開閉可能に設けられた脱水槽押え蓋と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板の外周部に縦方向に向かって複数形成されると共に先端面が前記貯液槽の側面板と当接する補強縦状リブと、前記脱水槽の側面板に貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴としている。
請求項4の考案は、前記貯液槽の側面板の上部に水切補助孔を貫通形成したことを特徴としている。
請求項5の考案は、前記貯液槽の側面板の上部に貯液槽の周方向に沿って水切補助孔を複数貫通形成したことを特徴としている。
本考案の殺菌・脱水一体型遠心脱水機は、殺菌、脱水する物の殺菌作業、脱水作業を連続して一体的に行うことができるので殺菌作業及び脱水作業の効率を一段と向上させることができるという優れた効果を有する。
本考案の殺菌・脱水一体型遠心脱水機は、殺菌作業、脱水作業を連続して一体的に行うことができるので従来は別途に設けられていた殺菌液槽を省略することができるので殺菌設備スペース及び殺菌設備費用を削減できるという優れた効果を有する。
本考案の殺菌・脱水一体型遠心脱水機は、脱水作業の遠心力で殺菌液が外胴内に飛散したり、殺菌液が貯液槽から外胴内に流れ込むことにより外胴内も殺菌液によって除菌、殺菌されるため外胴内を衛生的に保つことができるという優れた効果を有する。
また、本考案の殺菌・脱水一体型遠心脱水機は、人手を介さず連続して殺菌作業、脱水作業を連続して一体的に行うことができるので肉体的負担軽減、労力軽減を図ることができると共により一層衛生的に殺菌作業、脱水作業を行うことができるという優れた効果を有する。
さらに、本考案の殺菌・脱水一体型遠心脱水機は、殺菌液の使用量を抑えることができるので経済的であるという優れた効果を有する。
実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機の概略縦断面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機の一部拡大概略縦断面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機の平面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機に使用される貯液槽の一部縦断面図と脱水槽の側面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機に使用される第2実施例の貯液槽の一部縦断面図と脱水槽の側面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機に使用される第3実施例の貯液槽の一部縦断面図と脱水槽の側面図である。 実施例の殺菌・脱水一体型遠心脱水機の貯液槽の一部縦断面図と他の例の脱水槽の側面図である。
考案を実施するために最良の形態の例として以下のような実施例を示す。
図1〜図4には本考案に係る殺菌・脱水一体型遠心脱水機10の一実施例が示されている。
図1及び図3に示されるように、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10の下部には基台12が設けられている。この基台12には柱状の支持スタンド14が間隔を置いて3本立設されている。これら支持スタンド14の内側には有底で円筒状の外胴16が配設され、外胴16は前記支持スタンド14に支持されている。
図1に示されるように、この外胴16は外胴円筒体18と有底の外胴ケーシング体20とから構成されている。この外胴ケーシング体20の下部には開閉可能な排水パイプ22(図3参照)が設けられ、外胴16内に流入してきた廃水を外部に排水できるようになっている。
前記外胴16の上面には外胴開口部24が形成され、外胴16の上端縁には前記外胴開口部24を開閉できる外胴蓋26が開閉自在に取り付けられている。また、前記外胴16の上端部には外胴蓋ロックハンドル28が取り付けられて外胴蓋26をロックできるようになっている。
前記外胴16の外胴ケーシング体20の内部には貯液槽回転装置30が挿入状態で配設されている。この貯液槽回転装置30の回転装置ベース部32は前記外胴ケーシング体20の底面板20Aの中央に載置した状態で固定されている。また、貯液槽回転装置30の上部には回転可能な回転軸34が突出した形成されている。
前記外胴円筒体18内には殺菌液等の液体を貯めることができるバケツ状に形成された貯液槽36が回転可能に配設されている。この貯液槽36は底面板36Aと側面板36Bを有している。
図4に示されるように、前記貯液槽36の側面板36Bの底面板36Aに対する角度K1は90°〜110°が好ましい(なお、この実施例では角度K1は100°に設定されている)。
前記底面板36Aの下端面には回転軸係合体38が一体形成されている。この回転軸係合体38の中央部には回転軸係合突起部40が突出して形成されている。この回転軸係合突起部40の中央には回転軸嵌入孔42が形成されている。この回転軸嵌入孔42には前記回転軸34が嵌入されている(図1参照)。
前記貯液槽36の上面には貯液槽開口部44が形成されている。また、前記貯液槽36の上部には脱水槽押え蓋支持柱45が立設され、この脱水槽押え蓋支持柱45には脱水槽押え蓋46が開閉可能に配設されている。この脱水槽押え蓋46の中央にはホース挿通孔(図示せず)が貫通形成されている。
図1に示されるように、前記貯液槽36の上端面には脱水槽押え蓋ロックハンドル48が設けられ前記脱水槽押え蓋46をロックできるようになっている。
前記貯液槽36には脱水槽50が着脱可能に収容されている。この脱水槽50は前記貯液槽36よりも高さ寸法が大きく設定され脱水槽50の上端部は貯液槽36の上端部よりも突出するようになっている。なお、この実施例では前記脱水槽50の脱水槽開口部52の内径寸法W(図4参照)は440mmに設定され、脱水槽50の高さ寸法H(図4参照)は280mmに設定されている。
図4に示されるように、前記脱水槽50は底面板50Aと側面板50Bを有している。前記脱水槽50の側面板50Bの底面板50Aに対する角度K2(図1参照)は前記貯液槽36と同様に90°〜110°が好ましい(なお、この実施例では角度K2は100°に設定されている)。
また、前記脱水槽50の上面には脱水槽開口部52が形成されている。この脱水槽開口部52を形成することにより殺菌・脱水一体型遠心脱水機10で殺菌、脱水するカット野菜(図示せず)を脱水槽50に投入できるようになっている。この脱水槽開口部52は前記脱水槽押え蓋46によって開閉されるようになっている。
前記脱水槽50の側面板50Bの外周部には周方向に向かって脱水槽50の強度を向上させるリング状の補強タガ状リブ54が形成されている。この実施例では補強タガ状リブ54は脱水槽50の上下方向に間隔を置いて2つ形成されている。
図2に示されるように、前記脱水槽50の底面板50A,側面板50Bの全面と補強タガ状リブ54の全面には多数の水切小孔56が貫通形成されている。なお、図面においては一部の水切小孔56のみを示す。
これら水切小孔56を多数貫通形成することにより脱水作業によりカット野菜に付いている水分は脱水槽50の外側に出されるようになっている。
また、前記補強タガ状リブ54の先端面は前記貯液槽36の側面板36Bの内周面に当接するようになっている。これにより、前記脱水槽50は貯液槽36の内側に貯液槽36と同心状に配設されるようになっている。
しかも、補強タガ状リブ54の先端面が前記貯液槽36の側面板36Bの内周面に当接することにより、貯液槽36の側面板36Bの内周面と脱水槽50の側面板50Bの外周面との間には傾斜状の水切通路58が形成されるようになっている。なお、この実施例では水切通路58の横方向長さLは5mmに設定されている。
前記貯液槽36の上端部と脱水槽50の側面板50Bとの間には水切開口部60が貯液槽36と脱水槽50の全周にわたって形成されている。
これにより、脱水作業で前記脱水槽50の水切小孔56を通過した殺菌液は貯液槽36の側面板36B内周面を遡って傾斜状の水切通路58を通って水切開口部60から貯液槽36の外側に押し出されて貯液槽36から溢れ出して貯液槽36の外側に流れ落ちるようになっている。
図1に示されるように、前記貯液槽回転装置30の中間部61は前記外胴16の外胴ケーシング体20の下方に設けられている。前記貯液槽回転装置30の下部には段プーリー部62が形成されている。
前記外胴16の外側にはモーターケース64が配設されている。このモーターケース64にはモーター(図示せず)が収納され、前記段プーリー部62とモーターはVベルト66を介して連結されている。
なお、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10と別途に公知の殺菌液が貯められた殺菌液タンク(図示せず)が設けられている。この殺菌液タンクには殺菌液ホース(図示せず)の基端部が連通され、殺菌液ホースの中間部は外胴蓋26に形成されたホース挿通孔及び脱水槽押え蓋46の中央部に形成されたホース挿通孔に挿通され、殺菌液タンクに貯められた殺菌液を殺菌液ホースを介して脱水層50に注入できるようになっている。
図1に示されるように、前記外胴16の外側上方には自動操作盤68が設けられている。この自動操作盤68は前記モーターのオン、オフやモーター回転数等を自動操作したり殺菌液タンクに貯められた殺菌液を殺菌液ホースを通して貯液槽36に自動注入、注入停止等を指示、実行させる機能を有している。
以下に、前記殺菌・脱水一体型遠心脱水機10を使用して洗浄したカット野菜を殺菌、脱水する場合を例にして作用を説明する。
別途に設けた洗浄装置で洗浄したカット野菜(図示せず)を脱水槽開口部52から脱水槽50内に10kg〜15kg投入して、カット野菜を投入した脱水槽50を前記貯液槽36に収容する。
次に、脱水槽押え蓋46を閉じて脱水槽押え蓋46で脱水槽50を貯液槽36に押え付けて脱水槽押え蓋ロックハンドル48でロックする。これにより、前記脱水槽50の脱水槽開口部52は脱水槽押え蓋46で閉じられると共に脱水槽50は前記貯液槽36に同心状に固定される。
そして、前記自動操作盤68のスイッチをオンすると自動的に外胴16の外胴蓋26が閉じられる。そして外胴蓋ロックハンドル28で外胴蓋26をロックすると共に殺菌液タンクに貯められていた殺菌液としての公知の電解水が脱水槽50に注入される。
前記脱水槽50の側面板50Bと補強タガ状リブ54の全面には水切小孔56が貫通形成されているため脱水槽50に注入された電解水は水切小孔56を通過して貯液槽36に溜り、これによりカット野菜は前記貯液槽36によって電解水に漬けられた状態になる。
そして、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10のモーターが回転して回転力がVベルト66、段プーリー部62、回転軸34に伝わり、貯液槽36を低速回転させることにより脱水槽50も低速回転する。
前記貯液槽36と脱水槽50を低速回転させることにより電解水に漬け込まれたカット野菜はまんべんなく電解水に浸されるためカット野菜の殺菌効果がより向上する。
しかも、貯液槽36と脱水槽50の回転によりカット野菜はまんべんなく電解水に浸されるため、電解水の量が少なくてもカット野菜は除菌、殺菌されるため、電解水の使用量を抑えることができると共に経済的である。また、電解水が貯液槽36に溜ることにより貯液槽36と脱水槽50も除菌、殺菌される。
30秒から1分間、前記貯液槽36及び脱水槽50を低速回転(この実施例では100回転/分)させたら、自動操作盤68が自動的に電解水の注入を停止させる。
そして、自動操作盤68の指示によりモーターが高速回転し前記貯液槽36及び脱水槽50が高速回転(この実施例では1000〜1200回転/分)する。
前記貯液槽36及び脱水槽50が高速回転すると、高速回転による強い遠心力により電解水は貯液槽36の側面板36A方向に強く流れる。これにより、電解水は強い遠心力の作用を受けて貯液槽36の側面板36Bと脱水槽50の側面板50Bの間に形成された傾斜状の水切通路58を斜め上方に向かって遡って流れ、水切開口部60から貯液槽36の外側に溢れ出て流れ落ちる。
なお、脱水槽50の補強タガ状リブ54の先端面は貯液槽36の側面板36Bの内周面に当接しているが、補強タガ状リブ54にも水切小孔56が多数貫通形成されているので電解水は補強タガ状リブ54に阻止されないで水切通路58を上方に向かって遡って流れることができる。
この結果、前記前記貯液槽36及び脱水槽50に注入された電解水は1分前後で全て水切開口部60から貯液槽36の外側に流れ出て、外胴16の外胴ケーシング体20の底部に流れ落ち外胴ケーシング体20の下部に設けられた排水パイプから殺菌・脱水一体型遠心脱水機10の外部に排水される。
なお、脱水作業の遠心力で電解水が外胴16内に飛散したり、電解水が貯液槽36から外胴16内に流れ込んだりすることにより、前記外胴16内も電解水によって除菌、殺菌されると共に防菌効果が生じ、前記外胴16内をより衛生的にすることができる。
これにより脱水槽50内のカット野菜は殺菌・脱水一体型遠心脱水機10で電解水によって除菌、殺菌された後に連続して脱水される。
しかも、カット野菜は、脱水時に高速回転されることにより脱水と共に消臭も行われる。
従って、前記殺菌・脱水一体型遠心脱水機10は、殺菌、脱水するカット野菜の殺菌作業、脱水作業を連続して行うので殺菌作業及び脱水作業の効率を一段と向上させることができる。
また、殺菌作業、脱水作業を連続して一体的に行うので従来は別途に設けられていた殺菌液槽等の装置を設けないで済むため殺菌設備スペース及び殺菌設備費用を削減することができる。
また、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10は、人手を介さず連続して一体的に殺菌作業、脱水作業を行うので作業員の肉体的負担軽減、労力軽減を図ることができる。
さらに、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10は、人手を介さず連続して殺菌作業、脱水作業を連続して一体的に行うので、一層衛生的に殺菌作業、脱水作業を行うことができる。
なお、前記実施例の作用では前記殺菌・脱水一体型遠心脱水機10を使用して洗浄したカット野菜を殺菌、脱水する場合を説明したが、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10でカット野菜の殺菌、脱水をした後に、カット野菜を冷水に漬けてリフレッシュさせるようにしてもよい。
この場合は、殺菌・脱水一体型遠心脱水機10でカット野菜の殺菌、脱水をした後に、脱水槽50及び貯液槽36に冷水を注入し脱水槽50に収容されているカット野菜を冷水に漬けて冷やし、貯液槽36及び脱水槽50を高速回転させて脱水する。
殺菌されたカット野菜を冷水に漬けると冷水が野菜の細胞内に入り込んで野菜の細胞全体が膨らんで野菜の細胞繊維に張りがでるため、カット野菜をよりリフレュシュすることができる。
図5には殺菌・脱水一体型遠心脱水機10に使用される貯液槽の第2実施例が示されている。なお、第1実施例の貯液槽36と同一の構成についてはその説明を省略する。
図5に示されるように、第2実施例の貯液槽70の側面板36Bの上部には貯液槽70の周方向に沿って水切補助孔72が複数(実施例では3個)貫通形成されている。
従って、この貯液槽70を使用すると脱水作業において水切通路58を通って水切開口部60から貯液槽70の外側に溢れ出る電解水の一部は水切開口部60から溢れ出る前に前記水切補助孔72から貯液槽70の外側に流れ落ちるようになっている。
従って、前記貯液槽36よりも早く脱水することができる。
なお、他の貯液槽70の構成及び作用、効果は前記貯液槽36構成及び作用、効果と同一であるのでその説明は省略する。
図6には殺菌・脱水一体型遠心脱水機10に使用される貯液槽の第3実施例が示されている。第1実施例の貯液槽36と同一の構成についてはその説明を省略する。
図6に示されるように、第3実施例の貯液槽80の側面板36Bの上部には貯液槽80の周方向に沿って水切補助孔82が貯液槽80の全周にわたって貫通形成されている。
従って、この貯液槽80を使用すると脱水作業において水切通路58を通って水切開口部60から貯液槽80の外側に溢れ出る電解水の一部は水切開口部60から溢れ出る前に前記水切補助孔82から貯液槽80の外側に流れ落ちるようになっている。
従って、前記貯液槽36及び貯液槽70よりも早く脱水することができる。
なお、他の貯液槽80の構成及び作用、効果は前記貯液槽36構成及び作用、効果と同一であるのでその説明は省略する。
なお、実施例では脱水槽50に脱水槽50の周方向に向かってリング状の補強タガ状リブ54を設けたが、図7に示されるように脱水槽50の側面板50Bの外周部に脱水槽50の強度を向上させる補強縦状リブ90を設けてもよい。
この補強縦状リブ90が脱水槽50の周方向に等間隔で縦方向に向かって複数本(この例では12本)設けられている。この補強縦状リブ90の先端面は前記貯液槽36の側面36Bの内周面に当接するようになっている。これにより、前記脱水槽50は貯液槽36の内側に貯液槽36と同心状に配設されるようになっている。
補強縦状リブ90は前記補強タガ状リブ54と異なり水切小孔56が貫通形成されていない。
前記補強縦状リブ90に水切小孔56を形成しなくても、補強縦状リブ90は縦方向に向かって形成されているので、脱水時に脱水槽50の補強縦状リブ90の先端面が貯液槽36の側面36Bの内周面に当接しても電解水は補強縦状リブ90に阻止されずに水切通路58を上方に向かって遡って流れることができる。
なお、実施例では殺菌・脱水一体型遠心脱水機10を使用してカット野菜の殺菌、脱水を行う場合を示したが、殺菌、脱水する物はカット野菜に限定されるものではなく、他の食材や他の物を殺菌、脱水してもよいことは勿論である。
また、実施例の補強タガ状リブ54や補強縦状リブ90の数は実施例に示された数に限定されるものでないことは勿論である。
なお、実施例の水切補助孔72,82の数は実施例に示された数に限定されるものでないことは勿論である。
また、実施例では貯液槽36,70,80の側面板36Bの底面板36Aに対する角度K1と脱水槽50の側面板50Bの底面板50Aに対する角度K2を100°にしたが、角度K1、角度K2は100°に限定されるものでなく、一般的に90°〜110°に設定するのが好ましい。
なお、実施例では水切通路58の横方向長さLは5mmに設定したが、5mmに限定されるものでないことは勿論である。
また、実施例では高速回転を1000〜1200回転/分、低速回転を100回転/分としたが、これは一例であり高速回転及び低速回転は前記回転数に限定されるものでないことは勿論である。
なお、実施例で示した脱水時間等は一例であり、これに限定されるものでないことは勿論である。
また、実施例では殺菌液として公知の電解水を使用したが、殺菌液は電解水に限定されるものでないことは勿論である。
10 殺菌・脱水一体型遠心脱水機
12 基台
14 支持スタンド
16 外胴
18 外胴円筒体
20 外胴ケーシング体
22 排水パイプ
24 外胴開口部
26 外胴蓋
30 貯液槽回転装置
32 回転装置ベース部
34 回転軸
36 貯液槽
36A 底面板
36B 側面板
38 回転軸係合体
40 回転軸係合突起部
43 回転軸嵌入孔
44 貯液槽開口部
45 脱水槽押え蓋支持柱
46 脱水槽押え蓋
48 脱水槽用蓋ロックハンドル
50 脱水槽
50A 底面板
50B 側面板
52 脱水槽開口部
54 補強タガ状リブ
56 水切小孔
58 水切通路
60 水切開口部
61 中間部
62 段プーリー部
66 Vベルト
68 自動操作盤
70 貯液槽
72 水切補助孔
80 貯液槽
82 水切補助孔
90 補強縦状リブ

Claims (5)

  1. 遠心脱水機において、
    外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板に貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴とする殺菌・脱水一体型遠心脱水機。
  2. 遠心脱水機において、
    外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の上部に開閉可能に設けられた脱水槽押え蓋と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板の外周部に周方向に向かって形成されると共に先端面が前記貯液槽の側面板と当接する補強タガ状リブと、前記脱水槽の側面板と補強タガ状リブに貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴とする殺菌・脱水一体型遠心脱水機。
  3. 遠心脱水機において、
    外胴の内部に回転可能に配設されると共に液体を貯めることができる貯液槽と、この貯液槽の上面に形成された貯液槽開口部と、前記貯液槽の上部に開閉可能に設けられた脱水槽押え蓋と、前記貯液槽の内部に貯液槽と同心状に収容されると共に貯液槽と一緒に回転可能な脱水槽と、この脱水槽の上面に形成された脱水槽開口部と、前記脱水槽の側面板の外周部に縦方向に向かって複数形成されると共に先端面が前記貯液槽の側面板と当接する補強縦状リブと、前記脱水槽の側面板に貫通形成された水切小孔と、前記貯液槽の側面板と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切通路と、前記貯液槽の上端部と前記脱水槽の側面板との間に形成された水切開口部と、を有してなることを特徴とする殺菌・脱水一体型遠心脱水機。
  4. 前記貯液槽の側面板の上部に水切補助孔を貫通形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれか1項に記載された殺菌・脱水一体型遠心脱水機。
  5. 前記貯液槽の側面板の上部に貯液槽の周方向に沿って水切補助孔を複数貫通形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれか1項に記載された殺菌・脱水一体型遠心脱水機。
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