JP3191051B2 - ジェットノズル - Google Patents
ジェットノズルInfo
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- JP3191051B2 JP3191051B2 JP36507098A JP36507098A JP3191051B2 JP 3191051 B2 JP3191051 B2 JP 3191051B2 JP 36507098 A JP36507098 A JP 36507098A JP 36507098 A JP36507098 A JP 36507098A JP 3191051 B2 JP3191051 B2 JP 3191051B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴場施設やプール
あるいは水治療用の浴槽等で使用するジェットノズル、
特に温泉水や海水を利用する場合に好適なジェットノズ
ルに関するものである。
あるいは水治療用の浴槽等で使用するジェットノズル、
特に温泉水や海水を利用する場合に好適なジェットノズ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】浴槽やプ
ールあるいは水治療用の浴槽等で使用されているジェッ
トノズルの原理は、これに接続されたポンプ等より圧送
される浴槽水等の流水がジェットノズルに送り込まれ、
内部に備えるオリフィスを通過することによって、急激
に流速が早くなって噴出され、このオリフィスの噴出側
のエア吸入室で負圧となって、エア吸入口より流入する
エアが自然吸引されて流水と混合され、気泡を混在した
状態の流水が浴槽内等に勢いよく吐出される。この吐出
水が人体に当って気泡が破壊されることで、温浴効果
と、吐出水による刺激と、気泡がはじけるときの超音波
効果とにより、マッサーシ効果のある刺激が与えられ、
新陳代謝を促し、健康増進に効果があると言われてお
り、その使用例も多く、最近では業務用の殆どの浴場に
おいて採用されていると言っても過言ではない。
ールあるいは水治療用の浴槽等で使用されているジェッ
トノズルの原理は、これに接続されたポンプ等より圧送
される浴槽水等の流水がジェットノズルに送り込まれ、
内部に備えるオリフィスを通過することによって、急激
に流速が早くなって噴出され、このオリフィスの噴出側
のエア吸入室で負圧となって、エア吸入口より流入する
エアが自然吸引されて流水と混合され、気泡を混在した
状態の流水が浴槽内等に勢いよく吐出される。この吐出
水が人体に当って気泡が破壊されることで、温浴効果
と、吐出水による刺激と、気泡がはじけるときの超音波
効果とにより、マッサーシ効果のある刺激が与えられ、
新陳代謝を促し、健康増進に効果があると言われてお
り、その使用例も多く、最近では業務用の殆どの浴場に
おいて採用されていると言っても過言ではない。
【0003】近年、健康増進志向の高まりもあって、温
泉水や海水を浴槽水に利用する浴場施設が増加してきて
いる。特に老人用施設の浴場やテラソテラピー(海洋治
療)にその需要が多くなっている。前記のジェットノズ
ルシステムにおいても、温泉水や海水を使用することが
多くなってきている。
泉水や海水を浴槽水に利用する浴場施設が増加してきて
いる。特に老人用施設の浴場やテラソテラピー(海洋治
療)にその需要が多くなっている。前記のジェットノズ
ルシステムにおいても、温泉水や海水を使用することが
多くなってきている。
【0004】ところが、温泉水や海水等を使用する浴槽
等に前記のジェットノズルを使用した場合には、その特
殊な水質のために、ジェットノズルが仮にステンレス製
品であっても、変質したり腐食するおそれがあり、その
対策に苦慮している。
等に前記のジェットノズルを使用した場合には、その特
殊な水質のために、ジェットノズルが仮にステンレス製
品であっても、変質したり腐食するおそれがあり、その
対策に苦慮している。
【0005】例えば、前記のジェットノズルを、前記の
水質に対して強い性質を持つ樹脂製品、例えばテフロン
(商標)樹脂製品やポリ塩化ビニル樹脂製品とすること
が考えられるが、かかる樹脂製品は、許容範囲を越えた
温度や圧力が加わると、樹脂が軟化変形したり破壊する
ことがあり、またクレオゾート、アスファルト、防腐
剤、防水剤やケトン類の有機溶剤に触れると、変質、膨
潤し破壊するおそれがある。
水質に対して強い性質を持つ樹脂製品、例えばテフロン
(商標)樹脂製品やポリ塩化ビニル樹脂製品とすること
が考えられるが、かかる樹脂製品は、許容範囲を越えた
温度や圧力が加わると、樹脂が軟化変形したり破壊する
ことがあり、またクレオゾート、アスファルト、防腐
剤、防水剤やケトン類の有機溶剤に触れると、変質、膨
潤し破壊するおそれがある。
【0006】特に、浴槽等においては、浴槽水等の防水
(例えば2次防水)を浴槽内面側で行なうのが一般的で
あり、そのため防水工事で多用するアスファルトがジェ
ットノズルの外周部に接触した状態で施工されることが
多い。中でも、アスファルトを主体とする防水層は、ア
スファルトの溶融温度が280℃にもなり、かなり高温
で施工されることもあって、アスファルトが前記樹脂製
のジェットノズルに接触すると、軟化や変質を起こし破
壊を生じさせる。
(例えば2次防水)を浴槽内面側で行なうのが一般的で
あり、そのため防水工事で多用するアスファルトがジェ
ットノズルの外周部に接触した状態で施工されることが
多い。中でも、アスファルトを主体とする防水層は、ア
スファルトの溶融温度が280℃にもなり、かなり高温
で施工されることもあって、アスファルトが前記樹脂製
のジェットノズルに接触すると、軟化や変質を起こし破
壊を生じさせる。
【0007】そのため、前記樹脂製品をステンレス等の
金属製品と同じように使用するのには問題があり、アス
ファルトの高温にも耐え、しかも温泉水や海水と接触し
ても問題のないものの出現が望まれている。
金属製品と同じように使用するのには問題があり、アス
ファルトの高温にも耐え、しかも温泉水や海水と接触し
ても問題のないものの出現が望まれている。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、浴場施設やプールあるいは水治療用の浴槽等で使用
するジェットノズルとして、特に温泉水や海水を浴槽水
に使用する場合に好適に使用でき、しかもアスファルト
や防水剤等と接触しても変質や破壊のおそれがなく、容
易に施工し実施することができるものを提供する。
り、浴場施設やプールあるいは水治療用の浴槽等で使用
するジェットノズルとして、特に温泉水や海水を浴槽水
に使用する場合に好適に使用でき、しかもアスファルト
や防水剤等と接触しても変質や破壊のおそれがなく、容
易に施工し実施することができるものを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、給
水管が接続されるノズル本体の内部にオリフィスを備
え、該オリフィスの噴出側にエア吸入室を有するととも
に、ノズル本体の先端部にソケットを介してノズルヘッ
ドが取付けられてなるジェットノズルであって、特に上
記の課題を解決する手段として、ノズル本体、ソケット
およびノズルヘッド等の流水と接触する部材が合成樹脂
材により形成され、さらにソケットのノズル本体より突
出する部分の外周に被嵌されかつ係合連結された金属製
の鞘管と、該鞘管の一部に付設されたフランジ状防水プ
レートと、前記鞘管と前記ソケットとの間に充填された
弾性充填材とを備えてなることを特徴とする。
水管が接続されるノズル本体の内部にオリフィスを備
え、該オリフィスの噴出側にエア吸入室を有するととも
に、ノズル本体の先端部にソケットを介してノズルヘッ
ドが取付けられてなるジェットノズルであって、特に上
記の課題を解決する手段として、ノズル本体、ソケット
およびノズルヘッド等の流水と接触する部材が合成樹脂
材により形成され、さらにソケットのノズル本体より突
出する部分の外周に被嵌されかつ係合連結された金属製
の鞘管と、該鞘管の一部に付設されたフランジ状防水プ
レートと、前記鞘管と前記ソケットとの間に充填された
弾性充填材とを備えてなることを特徴とする。
【0010】このジェットノズルは、例えば浴場施設の
浴槽等の壁部に、鞘管に付設した防水プレートをコンク
リート層とモルタル層の間に位置させるように埋設して
使用するもので、コンクリート層上に設けられるアスフ
ァルト等の防水層を前記防水プレートの上に被せて施工
する。この際、防水層が外側の鞘管や防水プレートに接
触するもので、内側の合成樹脂製のソケットやノズル本
体さらにはノズルヘッド等に前記防水層が接触すること
はない。しかも前記鞘管や防水プレートは金属製である
ために、かなりの高温になるアスファルトを主体とする
防水層が接触したり、防水剤等が接触しても、膨潤し変
形したり破壊するおそれがない。
浴槽等の壁部に、鞘管に付設した防水プレートをコンク
リート層とモルタル層の間に位置させるように埋設して
使用するもので、コンクリート層上に設けられるアスフ
ァルト等の防水層を前記防水プレートの上に被せて施工
する。この際、防水層が外側の鞘管や防水プレートに接
触するもので、内側の合成樹脂製のソケットやノズル本
体さらにはノズルヘッド等に前記防水層が接触すること
はない。しかも前記鞘管や防水プレートは金属製である
ために、かなりの高温になるアスファルトを主体とする
防水層が接触したり、防水剤等が接触しても、膨潤し変
形したり破壊するおそれがない。
【0011】しかも、内部の流水と接触するノズル本
体、オリフィス、ソケットおよびノズルヘッド等の流水
と接触する各部材は合成樹脂材よりなるもので、金属に
比して温泉水や海水等に対して強く、浴槽水として温泉
水や海水を利用している場合でも、変質や破壊を生じる
ことがない。
体、オリフィス、ソケットおよびノズルヘッド等の流水
と接触する各部材は合成樹脂材よりなるもので、金属に
比して温泉水や海水等に対して強く、浴槽水として温泉
水や海水を利用している場合でも、変質や破壊を生じる
ことがない。
【0012】さらに、内側のソケットと外側の鞘管との
間には弾性充填材が充填されているために、鞘管がソケ
ットに対しガタつきなく安定に保持される上、浴槽水等
の流通によるソケットの振動や騒音を低減できる。また
弾性充填材が断熱性を有する素材よりなる場合は、その
断熱効果で、施工時のアスファルトの熱が内側の樹脂製
ソケットに伝わるのを防止できるとともに、内部を流れ
る浴槽水等の流水の熱が外側の鞘管に伝わるのをも防止
できる。
間には弾性充填材が充填されているために、鞘管がソケ
ットに対しガタつきなく安定に保持される上、浴槽水等
の流通によるソケットの振動や騒音を低減できる。また
弾性充填材が断熱性を有する素材よりなる場合は、その
断熱効果で、施工時のアスファルトの熱が内側の樹脂製
ソケットに伝わるのを防止できるとともに、内部を流れ
る浴槽水等の流水の熱が外側の鞘管に伝わるのをも防止
できる。
【0013】請求項2の発明は、前記のジェットノズル
において、前記フランジ状防水プレートが前記鞘管のノ
ズル本体側の端部に溶接手段により付設されており、鞘
管もしくは防水プレートの少なくとも一方と、ノズル本
体の吐出側端面との間にシール材が介設されてなるもの
である。
において、前記フランジ状防水プレートが前記鞘管のノ
ズル本体側の端部に溶接手段により付設されており、鞘
管もしくは防水プレートの少なくとも一方と、ノズル本
体の吐出側端面との間にシール材が介設されてなるもの
である。
【0014】これにより、鞘管とノズル本体との間が良
好にシールされて水漏れのおそれがなく、しかもノズル
本体に取着されたソケットを介して鞘管は安定性よく取
付けられることになる。
好にシールされて水漏れのおそれがなく、しかもノズル
本体に取着されたソケットを介して鞘管は安定性よく取
付けられることになる。
【0015】また請求項3の発明は、前記のジェットノ
ズルにおいて、前記鞘管の先端部(ノズルヘッド側の端
部)内周に、該鞘管と前記ソケットとの間を遮蔽しかつ
前記ソケットの外周に螺合する係合部が設けられ、また
鞘管の前記先端部外周にフランジが設けられてなるもの
である。この場合、ソケットと鞘管とを螺合操作で容易
に係合連結でき、しかも連結状態が安定し、ひいては内
部の弾性充填材を良好に保持できる。
ズルにおいて、前記鞘管の先端部(ノズルヘッド側の端
部)内周に、該鞘管と前記ソケットとの間を遮蔽しかつ
前記ソケットの外周に螺合する係合部が設けられ、また
鞘管の前記先端部外周にフランジが設けられてなるもの
である。この場合、ソケットと鞘管とを螺合操作で容易
に係合連結でき、しかも連結状態が安定し、ひいては内
部の弾性充填材を良好に保持できる。
【0016】さらに請求項4の発明は、前記のジェット
ノズルにおいて、前記ノズルヘッドが、ソケットの先端
側部分の内周に位置調整可能に螺合されるボス部と、該
ボス部より外方へ張出してソケットの先端部を覆うフラ
ンジ状頭部とよりなり、フランジ状頭部の裏面側にソケ
ット先端部が嵌入できる凹部が設けられてなることを特
徴とする。
ノズルにおいて、前記ノズルヘッドが、ソケットの先端
側部分の内周に位置調整可能に螺合されるボス部と、該
ボス部より外方へ張出してソケットの先端部を覆うフラ
ンジ状頭部とよりなり、フランジ状頭部の裏面側にソケ
ット先端部が嵌入できる凹部が設けられてなることを特
徴とする。
【0017】このような構成を備えていることにより、
本発明のジェットノズルを浴槽等の壁部に埋設施工した
場合に、前記ノズルヘッドのフランジ状頭部裏面を壁部
の仕上げ材表面に対して当接するように螺合調整でき、
特にソケット先端部が前記仕上げ材表面より僅かに突出
した状態になった場合でも、該ソケット先端部がノズル
ヘッドの前記フランジ状頭部の裏面に有する凹部に嵌入
することにより、仕上げ材表面に対し当接した状態に容
易に体裁よく施工できる。
本発明のジェットノズルを浴槽等の壁部に埋設施工した
場合に、前記ノズルヘッドのフランジ状頭部裏面を壁部
の仕上げ材表面に対して当接するように螺合調整でき、
特にソケット先端部が前記仕上げ材表面より僅かに突出
した状態になった場合でも、該ソケット先端部がノズル
ヘッドの前記フランジ状頭部の裏面に有する凹部に嵌入
することにより、仕上げ材表面に対し当接した状態に容
易に体裁よく施工できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基いて説明する。
示す実施例に基いて説明する。
【0019】図1は本発明に係るジェットノズル(A)
の1実施例の断面図を示し、図2は同上の平面図、図3
は同上の正面図を示している。図4は同上のジェットノ
ズルの使用状態を示している。
の1実施例の断面図を示し、図2は同上の平面図、図3
は同上の正面図を示している。図4は同上のジェットノ
ズルの使用状態を示している。
【0020】このジェットノズル(A)は、その基本構
成として、図示するように、ポンプから送られる浴槽水
等(加圧水)の給水管(21)が接続されるノズル本体
(1)と、このノズル本体(1)の吐出側に結合される
ソケット(3)と、該ソケット(3)により取付けられ
るノズルヘッド(4)とを有してなり、具体的には次の
ように構成されている。
成として、図示するように、ポンプから送られる浴槽水
等(加圧水)の給水管(21)が接続されるノズル本体
(1)と、このノズル本体(1)の吐出側に結合される
ソケット(3)と、該ソケット(3)により取付けられ
るノズルヘッド(4)とを有してなり、具体的には次の
ように構成されている。
【0021】前記ノズル本体(1)は、その内部にオリ
フィス(5)を備えるとともに、該オリフィス(5)の
噴出側における拡大した内室がエア吸入室(6)として
形成されてお、従来と同様に、前記オリフィス(5)を
通過する流水の噴出により、エア吸入室(6)が負圧と
なってエアを流水中に自然吸引できるようになってい
る。このエア吸入室(6)の室壁の一部に有するエア吸
入口には接続用ソケット(7)が設けられ、これにエア
供給用のバルブや配管が接続されるようになっている。
(8)はノズル本体(1)の流入側に設けられた給水管
接続用のソケットである。
フィス(5)を備えるとともに、該オリフィス(5)の
噴出側における拡大した内室がエア吸入室(6)として
形成されてお、従来と同様に、前記オリフィス(5)を
通過する流水の噴出により、エア吸入室(6)が負圧と
なってエアを流水中に自然吸引できるようになってい
る。このエア吸入室(6)の室壁の一部に有するエア吸
入口には接続用ソケット(7)が設けられ、これにエア
供給用のバルブや配管が接続されるようになっている。
(8)はノズル本体(1)の流入側に設けられた給水管
接続用のソケットである。
【0022】前記ソケット(3)は、前記ノズル本体
(1)の先端側(吐出側の)端部に所要寸法の突出状を
なすように結合されている。この突出寸法は後述する防
水層の上の下地モルタル層の厚みに応じてこれに略対応
するように設定される。図の場合、前記ソケット(3)
のノズル本体(1)との結合側の端部外周に有する雄ネ
ジ(3a)とノズル本体(1)の前記先端側端部内周に
有する雌ネジ(1a)との螺合手段により結合されてい
る。この螺合部には、必要に応じて緩み止め用のキーや
ピンを挿入できるように設ける。前記ソケット(3)
は、その先端側部分(31)が拡径形成されるととも
に、この先端側部分(31)の内周には雌ネジ(3b)
が形成されている。
(1)の先端側(吐出側の)端部に所要寸法の突出状を
なすように結合されている。この突出寸法は後述する防
水層の上の下地モルタル層の厚みに応じてこれに略対応
するように設定される。図の場合、前記ソケット(3)
のノズル本体(1)との結合側の端部外周に有する雄ネ
ジ(3a)とノズル本体(1)の前記先端側端部内周に
有する雌ネジ(1a)との螺合手段により結合されてい
る。この螺合部には、必要に応じて緩み止め用のキーや
ピンを挿入できるように設ける。前記ソケット(3)
は、その先端側部分(31)が拡径形成されるととも
に、この先端側部分(31)の内周には雌ネジ(3b)
が形成されている。
【0023】また、ノズルヘッド(4)は、その内部に
貫通したノズル孔を有し、前記ソケット(3)の先端側
部分(31)に取付けられている。図の場合、ノズルヘ
ッド(4)は、前記ソケット(3)における先端側部分
(31)の内周(雌ネジ3b)に螺合するネジ(4a)
を外周に有するボス部(41)と、該ボス部(41)よ
り外方へ張出してソケット(3)の先端部(32)を覆
う断面略傘形のフランジ状頭部(42)とよりなり、こ
のフランジ状頭部(42)の裏面側にソケット先端部
(32)が嵌入できる凹部(43)が設けられており、
この凹部(43)により前記ソケット(3)に対する螺
合位置を調整できるようになっている。また前記フラン
ジ状頭部(42)の表面は、螺合操作の際にスパナ等の
工具の係合を容易にするために、中央部を残余して両側
が切欠されている。このほか、前記フランジ状頭部表面
の中央部に四角形や六角形の部分を残す等、工具の係合
を容易にする形態にして実施することができる。
貫通したノズル孔を有し、前記ソケット(3)の先端側
部分(31)に取付けられている。図の場合、ノズルヘ
ッド(4)は、前記ソケット(3)における先端側部分
(31)の内周(雌ネジ3b)に螺合するネジ(4a)
を外周に有するボス部(41)と、該ボス部(41)よ
り外方へ張出してソケット(3)の先端部(32)を覆
う断面略傘形のフランジ状頭部(42)とよりなり、こ
のフランジ状頭部(42)の裏面側にソケット先端部
(32)が嵌入できる凹部(43)が設けられており、
この凹部(43)により前記ソケット(3)に対する螺
合位置を調整できるようになっている。また前記フラン
ジ状頭部(42)の表面は、螺合操作の際にスパナ等の
工具の係合を容易にするために、中央部を残余して両側
が切欠されている。このほか、前記フランジ状頭部表面
の中央部に四角形や六角形の部分を残す等、工具の係合
を容易にする形態にして実施することができる。
【0024】さらに、前記ノズル本体(1)、ソケット
(3)およびノズルヘッド(4)等の流水と接触する各
部材、特に内部のオリフィス(5)やソケット(7)
(8)を含む流水と接触する各部材は、合成樹脂材によ
り形成されている。この合成樹脂材としては、耐熱性ポ
リ塩化ビニル樹脂等の耐熱性樹脂が特に好ましく用いら
れるが、もちろん他の合成樹脂材を用いることもでき
る。
(3)およびノズルヘッド(4)等の流水と接触する各
部材、特に内部のオリフィス(5)やソケット(7)
(8)を含む流水と接触する各部材は、合成樹脂材によ
り形成されている。この合成樹脂材としては、耐熱性ポ
リ塩化ビニル樹脂等の耐熱性樹脂が特に好ましく用いら
れるが、もちろん他の合成樹脂材を用いることもでき
る。
【0025】そして、前記構成のジェットノズル(A)
において、前記ソケット(3)のノズル本体(1)より
突出する部分の外周には、これに被嵌される鞘管(1
0)と、該鞘管(10)に付設されたフランジ状防水プ
レート(11)と、ソケット(3)と鞘管(10)の間
に充填された詰め物としての弾性充填材(12)とを備
えている。
において、前記ソケット(3)のノズル本体(1)より
突出する部分の外周には、これに被嵌される鞘管(1
0)と、該鞘管(10)に付設されたフランジ状防水プ
レート(11)と、ソケット(3)と鞘管(10)の間
に充填された詰め物としての弾性充填材(12)とを備
えている。
【0026】前記鞘管(10)は、主としてステンレス
等の耐腐食性金属よりなり、前記ソケット(3)の外径
よりやや大きい、例えば5〜20mm程度大きい内径を
持ち、前記ソケット(3)の外周に所要の間隔(S)を
存して被嵌されて、吐出側である先端部において前記ソ
ケット(3)の外周に係合連結されている。
等の耐腐食性金属よりなり、前記ソケット(3)の外径
よりやや大きい、例えば5〜20mm程度大きい内径を
持ち、前記ソケット(3)の外周に所要の間隔(S)を
存して被嵌されて、吐出側である先端部において前記ソ
ケット(3)の外周に係合連結されている。
【0027】前記係合連結手段として、前記鞘管(1
0)の吐出側の先端部の内周には、前記ソケット(3)
との間を遮蔽するステンレス等の金属製のリング状の係
合部(13)が溶接手段等により固設され、この係合部
(13)によってソケット(3)の拡径形成された先端
側部分(31)外周に螺合手段により係合連結されてい
る。すなわち、前記ソケット(3)の先端側部分(3
1)の外周に前記係合部(13)が両者に形成されたネ
ジにより螺合連結されている。この螺合部分はネジ用パ
ッキン材(図示せず)を用いることにより、シール状態
を保持するようにする。この部分のシール性をさらに良
好なものにするために、ソケット(3)と係合部(1
3)との係合連結部分の端部にシリコン等のシール剤を
塗着しておくことができる。(14)はそのシール剤の
塗着部分を示す。(10a)は鞘管(10)の外周に有す
る防水溝を示す。
0)の吐出側の先端部の内周には、前記ソケット(3)
との間を遮蔽するステンレス等の金属製のリング状の係
合部(13)が溶接手段等により固設され、この係合部
(13)によってソケット(3)の拡径形成された先端
側部分(31)外周に螺合手段により係合連結されてい
る。すなわち、前記ソケット(3)の先端側部分(3
1)の外周に前記係合部(13)が両者に形成されたネ
ジにより螺合連結されている。この螺合部分はネジ用パ
ッキン材(図示せず)を用いることにより、シール状態
を保持するようにする。この部分のシール性をさらに良
好なものにするために、ソケット(3)と係合部(1
3)との係合連結部分の端部にシリコン等のシール剤を
塗着しておくことができる。(14)はそのシール剤の
塗着部分を示す。(10a)は鞘管(10)の外周に有す
る防水溝を示す。
【0028】これにより、ソケット(3)と鞘管(1
0)とを螺合手段により容易に係合連結でき、組立作業
が容易になる上、前記係合連結部分のシール性も良好に
保持されて、弾性充填材(12)部分への水分の侵入を
防止できる。
0)とを螺合手段により容易に係合連結でき、組立作業
が容易になる上、前記係合連結部分のシール性も良好に
保持されて、弾性充填材(12)部分への水分の侵入を
防止できる。
【0029】そして、前記の鞘管(10)の吐出側であ
る先端部外周に、例えば図のように5〜10mm程度外
方へ張出したフランジ(15)が設けられている。この
フランジ(15)は鞘管(10)自体の上端に一体形成
しておくほか、係合部(13)と一体形成しておくこと
もできる。
る先端部外周に、例えば図のように5〜10mm程度外
方へ張出したフランジ(15)が設けられている。この
フランジ(15)は鞘管(10)自体の上端に一体形成
しておくほか、係合部(13)と一体形成しておくこと
もできる。
【0030】また、前記フランジ状防水プレート(1
1)は、鞘管(10)と同じステンレス等の金属材より
なり、前記鞘管(10)のノズル本体(1)側の端部に
溶接手段により一体に付設されて、防水皿としての役目
を果すようになっている。前記溶接された隅角部はアー
ル状をなしている。この防水プレート(3)の形状は円
形のものに限らず、四角形等の種々の形態による実施が
可能である。この防水プレート(11)をソケット
(3)の端部外周に溶接手段により固設すこともでき
る。いずれにしても、前記鞘管(10)もしくは防水プ
レート(11)の少なくとも一方、例えば図のように防
水プレート(11)と、ノズル本体(1)の吐出側端面
との間にシール材(16)を介設しており、特にソケッ
ト(3)のノズル本体(1)に対する螺合連結により、
前記シール材(16)を圧着してシール状態を確保でき
るようになっている。前記シール材としては、ノズル本
体(1)の端面に有する凹溝にオーリングを嵌合してお
くことも可能である。(11a)は防水溝を示す。
1)は、鞘管(10)と同じステンレス等の金属材より
なり、前記鞘管(10)のノズル本体(1)側の端部に
溶接手段により一体に付設されて、防水皿としての役目
を果すようになっている。前記溶接された隅角部はアー
ル状をなしている。この防水プレート(3)の形状は円
形のものに限らず、四角形等の種々の形態による実施が
可能である。この防水プレート(11)をソケット
(3)の端部外周に溶接手段により固設すこともでき
る。いずれにしても、前記鞘管(10)もしくは防水プ
レート(11)の少なくとも一方、例えば図のように防
水プレート(11)と、ノズル本体(1)の吐出側端面
との間にシール材(16)を介設しており、特にソケッ
ト(3)のノズル本体(1)に対する螺合連結により、
前記シール材(16)を圧着してシール状態を確保でき
るようになっている。前記シール材としては、ノズル本
体(1)の端面に有する凹溝にオーリングを嵌合してお
くことも可能である。(11a)は防水溝を示す。
【0031】そして、前記鞘管(10)とソケット
(3)との間に充填される弾性充填材(12)として
は、弾力性のほか、適度に耐熱性とともに断熱性を有す
るものが好ましく使用できる。例えば、一般にコーキン
グ材として使用されている軟質ポリウレタン樹脂等の発
泡体、シール材やパッキング材等に使用されているシリ
コン樹脂あるいはゴム材等を用いることができる。また
前記シリコン樹脂は比較的高価であるので、前記軟質合
成樹脂の紐状をなす発泡体(図示省略)をソケット
(1)の外側に巻回するようにして挿入し、この発泡体
を埋めるようにしてシリコン樹脂を充填して一体化させ
ることにより、シリコン樹脂の使用量を節約することも
できる。
(3)との間に充填される弾性充填材(12)として
は、弾力性のほか、適度に耐熱性とともに断熱性を有す
るものが好ましく使用できる。例えば、一般にコーキン
グ材として使用されている軟質ポリウレタン樹脂等の発
泡体、シール材やパッキング材等に使用されているシリ
コン樹脂あるいはゴム材等を用いることができる。また
前記シリコン樹脂は比較的高価であるので、前記軟質合
成樹脂の紐状をなす発泡体(図示省略)をソケット
(1)の外側に巻回するようにして挿入し、この発泡体
を埋めるようにしてシリコン樹脂を充填して一体化させ
ることにより、シリコン樹脂の使用量を節約することも
できる。
【0032】いずれにしても、前記弾性充填材(12)
は、ソケット(3)と鞘管(10)とに対して接着、非
接着状態のいずれであってもよい。
は、ソケット(3)と鞘管(10)とに対して接着、非
接着状態のいずれであってもよい。
【0033】なお、上記実施例のジェットノズル(A)
において、鞘管(10)およびその吐出側端部の係合部
(13)やフランジ(15)等の接液の虞れのある外側
面、さらに必要に応じて防水プレート(11)の吐出側
の面には、フッ素樹脂加工等による樹脂コーティングを
施しておくのが、仮にノズルヘッド(4)の側(浴槽
側)から漏水した海水や温泉水が浸透して接触すること
があっても、前記樹脂コーティング層(17)により金
属の変質や腐食を防止でき、特に好ましい。
において、鞘管(10)およびその吐出側端部の係合部
(13)やフランジ(15)等の接液の虞れのある外側
面、さらに必要に応じて防水プレート(11)の吐出側
の面には、フッ素樹脂加工等による樹脂コーティングを
施しておくのが、仮にノズルヘッド(4)の側(浴槽
側)から漏水した海水や温泉水が浸透して接触すること
があっても、前記樹脂コーティング層(17)により金
属の変質や腐食を防止でき、特に好ましい。
【0034】上記した実施例のジェットノズル(A)
は、例えば図4および図5のように、浴槽(B)の壁部
(C)に、ノズルヘッド(4)を浴槽(B)内に臨出さ
せるように埋設施工して使用する。
は、例えば図4および図5のように、浴槽(B)の壁部
(C)に、ノズルヘッド(4)を浴槽(B)内に臨出さ
せるように埋設施工して使用する。
【0035】すなわち、ノズル本体(1)の流入側のソ
ケット(8)には、浴槽水等を吸込んで圧送する加圧ポ
ンプ(P)からの給水管(21)を接続し、またエア吸
入口を形成するソケット(7)にはエア吸込み管(2
2)を接続しておき、前記ノズル本体(1)を、壁部
(C)の躯体となる例えば軽量コンクリート層(23)
内に配置するととともに、防水プレート(11)を前記
軽量コンクリート層(23)の表面に位置させるように
埋設する。
ケット(8)には、浴槽水等を吸込んで圧送する加圧ポ
ンプ(P)からの給水管(21)を接続し、またエア吸
入口を形成するソケット(7)にはエア吸込み管(2
2)を接続しておき、前記ノズル本体(1)を、壁部
(C)の躯体となる例えば軽量コンクリート層(23)
内に配置するととともに、防水プレート(11)を前記
軽量コンクリート層(23)の表面に位置させるように
埋設する。
【0036】そして、前記軽量コンクリート層(23)
の上に、アスファルト等を主体とする防水層(24)を
前記防水プレート(11)を埋めるように積層する。こ
のとき、図5のように防水層(24)を鞘菅(10)の
突出側端部に有するフランジ(15)の近傍の鞘管外周
で終端させることにより、その端末処理を容易に行なう
ことができる。しかも、前記防水層(24)が前記鞘管
(10)およびフランジ状防水プレート(11)に接触
するが、これらの鞘管(10)および防水プレート(1
1)は金属製であるために、アスファルトを主体とする
防水層や防水剤等が接触しても、膨潤し変形したり破壊
するおそれがない。また内側のソケット(3)は外側の
鞘管(10)により包被されており、防水層(24)と
接触することはない。
の上に、アスファルト等を主体とする防水層(24)を
前記防水プレート(11)を埋めるように積層する。こ
のとき、図5のように防水層(24)を鞘菅(10)の
突出側端部に有するフランジ(15)の近傍の鞘管外周
で終端させることにより、その端末処理を容易に行なう
ことができる。しかも、前記防水層(24)が前記鞘管
(10)およびフランジ状防水プレート(11)に接触
するが、これらの鞘管(10)および防水プレート(1
1)は金属製であるために、アスファルトを主体とする
防水層や防水剤等が接触しても、膨潤し変形したり破壊
するおそれがない。また内側のソケット(3)は外側の
鞘管(10)により包被されており、防水層(24)と
接触することはない。
【0037】そして、この防水層(24)の上に、下地
モルタル層(25)を設け、表面にタイル等の仕上げ材
(26)を貼設する。このとき、ノズルヘッド(4)
は、ソケット(3)から取外した状態にしておき、前記
の仕上げ材(26)の貼設後に、ソケット(3)の先端
側部分(31)に対してノズルヘッド(4)を螺合手段
により取付け、ノズルヘッド(4)のフランジ状頭部
(42)の裏面を仕上げ材(26)の表面に当接させる
ように締付固定する。特に、図5のように前記ソケット
(3)の先端部(32)が仕上げげ材(26)の表面か
ら僅かに突出状態になっていても、ソケット(3)に対
する前記フランジ状頭部(42)の裏面には、ソケット
先端が嵌入できる凹部(43)が形成されているため、
この凹部(43)により前記突出分を吸収できて、仕上
げ面(26)表面に当接した状態に施工できる。
モルタル層(25)を設け、表面にタイル等の仕上げ材
(26)を貼設する。このとき、ノズルヘッド(4)
は、ソケット(3)から取外した状態にしておき、前記
の仕上げ材(26)の貼設後に、ソケット(3)の先端
側部分(31)に対してノズルヘッド(4)を螺合手段
により取付け、ノズルヘッド(4)のフランジ状頭部
(42)の裏面を仕上げ材(26)の表面に当接させる
ように締付固定する。特に、図5のように前記ソケット
(3)の先端部(32)が仕上げげ材(26)の表面か
ら僅かに突出状態になっていても、ソケット(3)に対
する前記フランジ状頭部(42)の裏面には、ソケット
先端が嵌入できる凹部(43)が形成されているため、
この凹部(43)により前記突出分を吸収できて、仕上
げ面(26)表面に当接した状態に施工できる。
【0038】なお、上記のジェットノズル(A)の施工
状態としては、図4や図5のようにノズルヘッド(4)
を浴槽(B)内の仕上げ材表面より臨出した状態に埋設
施工するほか、図6のように仕上げ材(26)の表面よ
り僅かに落し込んだ状態に施工することもある。
状態としては、図4や図5のようにノズルヘッド(4)
を浴槽(B)内の仕上げ材表面より臨出した状態に埋設
施工するほか、図6のように仕上げ材(26)の表面よ
り僅かに落し込んだ状態に施工することもある。
【0039】このように施工されたジェットノズル
(A)においては、ノズル本体(1)、ソケット(3)
およびノズルヘッド(4)等の流水が接触する各部材が
合成樹脂材により形成されているため、海水や温泉水を
使用しても変質したり腐食するおそれがない。しかも、
内側のソケット(3)と外側の鞘管(10)との間には
弾性充填材(12)が充填されているために、浴槽水等
の流通によるソケット(3)の振動や騒音を吸収、低減
できる。また弾性充填材(12)が断熱性を有する素材
よりなる場合、その断熱効果で、前記施工時のアスファ
ルトの熱がソケット(3)に伝わるのを防止できる上、
内部を流れる浴槽水等の流水の熱が外側の鞘管(10)
に伝わるのをも防止できる。
(A)においては、ノズル本体(1)、ソケット(3)
およびノズルヘッド(4)等の流水が接触する各部材が
合成樹脂材により形成されているため、海水や温泉水を
使用しても変質したり腐食するおそれがない。しかも、
内側のソケット(3)と外側の鞘管(10)との間には
弾性充填材(12)が充填されているために、浴槽水等
の流通によるソケット(3)の振動や騒音を吸収、低減
できる。また弾性充填材(12)が断熱性を有する素材
よりなる場合、その断熱効果で、前記施工時のアスファ
ルトの熱がソケット(3)に伝わるのを防止できる上、
内部を流れる浴槽水等の流水の熱が外側の鞘管(10)
に伝わるのをも防止できる。
【0040】また、吐出側(浴槽側)から浸透してくる
水分が、防水層(24)の端末部分に浸透するのをフラ
ンジ(15)の張出し形状によって防止でき、水分が鞘
管(10)と防水層(24)の間に侵入することがな
く、良好な防水効果を発揮できる。
水分が、防水層(24)の端末部分に浸透するのをフラ
ンジ(15)の張出し形状によって防止でき、水分が鞘
管(10)と防水層(24)の間に侵入することがな
く、良好な防水効果を発揮できる。
【0041】
【発明の効果】上記したように本発明のジェットノズル
によれば、浴場施設やプールあるいは水治療用の浴槽等
において、特に温泉水や海水を浴槽水に使用する場合に
好適に使用でき、しかも外周部にアスファルトや防水剤
等と接触しても変質や破壊が生じるおそれもなく、耐久
性に優れたものとなる。
によれば、浴場施設やプールあるいは水治療用の浴槽等
において、特に温泉水や海水を浴槽水に使用する場合に
好適に使用でき、しかも外周部にアスファルトや防水剤
等と接触しても変質や破壊が生じるおそれもなく、耐久
性に優れたものとなる。
【0042】特に請求項2の場合、ノズル本体と鞘管の
間の防水が確実になされ、また請求項3の発明のように
することにより、鞘管の外周にで終端する防水層の端末
処理が行ない易く、施工作業性シール性が良好に保持さ
れ、さらに請求項4の場合、ソケットに対するノズルヘ
ッドの螺合位置を調整でき、浴槽等の表面に対しノズル
ヘッドのフランジ状頭部を当接させた状態に容易にかつ
体裁よく施工できるといった作用効果を奏する。
間の防水が確実になされ、また請求項3の発明のように
することにより、鞘管の外周にで終端する防水層の端末
処理が行ない易く、施工作業性シール性が良好に保持さ
れ、さらに請求項4の場合、ソケットに対するノズルヘ
ッドの螺合位置を調整でき、浴槽等の表面に対しノズル
ヘッドのフランジ状頭部を当接させた状態に容易にかつ
体裁よく施工できるといった作用効果を奏する。
【図1】本発明のジェットノズルの1実施例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上のジェットノズルの使用状態の略示断面図
である。
である。
【図5】同上の一部の拡大断面図である。
【図6】同上のジェットノズルの他の施工状態の略示断
面図である。
面図である。
(A) ジェットノズル (1) ノズル本体 (2) 給水管 (3) ソケット (4) ノズルヘッド (5) オリフィス (6) エア吸入室 (8) 給水管接続用のソケット (10) 鞘管 (11) フランシ状防水プレート (12) 弾性充填材 (13) 係合部 (15) フランジ (16) シール材 (17) 樹脂コーティング層 (B) 浴槽 (C) 壁部 (21) 給水管 (22) エア吸込み管 (23) 軽量コンクリート層 (24) 防水層 (25) 下地モルタル層 (26) 仕上げ材
Claims (4)
- 【請求項1】給水管が接続されるノズル本体の内部にオ
リフィスを備え、該オリフィスの噴出側にエア吸入室を
有するとともに、このノズル本体にソケットを介してノ
ズルヘッドが取付けられてなるジェットノズルであっ
て、 ノズル本体、ソケットおよびノズルヘッド等の流水と接
触する部材が合成樹脂材により形成され、さらにソケッ
トのノズル本体より突出する部分の外周に被嵌された金
属製の鞘管と、該鞘管の一部に付設されたフランジ状防
水プレートと、前記鞘管と前記ソケットとの間に充填さ
れた弾性充填材とを備えてなることを特徴とするジェッ
トノズル。 - 【請求項2】前記フランジ状防水プレートが前記鞘管の
ノズル本体側の端部に溶接手段により付設されており、
鞘管もしくは防水プレートの少なくとも一方と、ノズル
本体の端面との間にシール材が介設されてなる請求項1
に記載のジェットノズル。 - 【請求項3】前記鞘管の先端部内周に、該鞘管と前記ソ
ケットとの間を遮蔽しかつ前記ソケットの外周に螺合す
る係合部が設けられ、また鞘管の先端部外周にフランジ
が設けられてなる請求項1または2に記載のジェットノ
ズル。 - 【請求項4】前記ノズルヘッドは、ソケットの先端側部
分の内周に位置調整可能に螺合されるボス部と、該ボス
部より外方へ張出してソケット先端部を覆うフランジ状
頭部とよりなり、フランジ状頭部の裏面側にソケット先
端部が嵌入できる凹部が設けられてなる請求項1〜3の
いずれか1項に記載のジェットノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36507098A JP3191051B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | ジェットノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36507098A JP3191051B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | ジェットノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000184977A JP2000184977A (ja) | 2000-07-04 |
JP3191051B2 true JP3191051B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=18483364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36507098A Expired - Fee Related JP3191051B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | ジェットノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191051B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252701A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Matsushita Electric Works Ltd | 浴槽装置 |
JP7429626B2 (ja) | 2020-09-25 | 2024-02-08 | リンナイ株式会社 | 浴槽洗浄ノズル |
CN118357073B (zh) * | 2024-06-17 | 2024-08-20 | 佛山市银浪厨卫设备有限公司 | 一种超薄喷嘴及其安装方法 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP36507098A patent/JP3191051B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000184977A (ja) | 2000-07-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |