JP3190953U - フィルター台座 - Google Patents

Abstract

【課題】多方向の配列による組み立てが可能で、水の多重ろ過が簡単に行なえ、水のフィルターカートリッジへの進入や排出が多方向で行なえることで、ろ過水の使用効率が高いフィルター台座を提供する。【解決手段】フィルター台座１０は、周囲面に少なくとも一個以上のジョイント孔１０１があらかじめ設置される。前記ジョイント孔の外端はいずれも開放状を呈して外に通じ、各ジョイント孔の内端は閉ざされていて、いずれもフィルターの取り付け及び入出水のための第一収納部１０２及び第二収納部１０３に隣接する。これにより、各フィルター台座１０は、それが属するフィルターの入、出水の方向に従って、簡単にジョイント孔１０１内端に対応して相通じることにより、水のフィルターに対する入水、出水がスムーズな状態でろ過が行なわれる。ジョイント孔１０１は、自由に各フィルター台座１０のジョイント孔１０１に接続されて設置される。【選択図】図８

Description

本考案は、フィルター台座に関し、特に、簡単に設置でき、組み立て、使用の際の手間がかからず便利であり、フィルター台座及びフィルターカートリッジの取り付け時に配管工事を行なう必要がなく、多方向の配列による組み立てが可能で、水の多重ろ過が簡単に行なえ、水のフィルターカートリッジへの進入や排出が多方向で行なえることで、ろ過水の使用効率が高いフィルター台座に関する。

飲用水の安全性を高めるために、様々なろ過装置や浄水設備が研究開発されている。このうち、各種形態のフィルターによって水をろ過する方式が最も広く用いられている。すなわち、図１に示したように、従来の設備は、主にベース１上に複数のフィルター台座２（２’、２’’）によって、それぞれフィルターカートリッジ（３’、３’’）が設置される。各フィルター台座２（２’、２’’）間は、それぞれ引水管４が接続されて、水が各フィルターカートリッジ（３’、３’’）のろ過を経て、引水管４の導引後、多重ろ過が行なわれて、水が引水管５を経て浄水タンク６に貯水されるか、または、直接使用に供される。この実施方式は、確かに水を多重ろ過する目的と効果が達成できるが、以下のような欠点を有する。

１、各フィルター台座２（２’、２’’）間は、いずれも引水管４に接続する必要があるため、組み立てに手間がかかり、不便である。前記外に露出する各引水管４も、容易に材質の劣化や人為的な原因による不適切な使用や酷使により、損壊、脱落、漏水等が発生して、交換や修理の必要性が生じる。

２、各フィルター台座２（２’、２’’）はいずれも単一の入水口２１（２１’、２１’’）及び出水口２２（２２’、２２’’）が設置され、且つ、引水管４を介して隣接するフィルター台座２（２’、２’’）の入水口２１（２１’、２１’’）及び出水口２２（２２’、２２’’）と相互に接続されるため、各フィルター台座２（２’、２’’）のベース１に取り付けられる際の配列は、その方式、方向、引いては数量も制限を受けるため、フィルターカートリッジ３（３’、３’’）を必要に応じて拡充することができない。また、各フィルターカートリッジ３（３’、３’’）がろ過した後の水の入、出時の配分に対しても実質的な制限が伴い、多元的な利用が不可能である。すなわち、前記フィルターカートリッジ３（３’、３’’）でろ過された後の水は、引水管４または５を経て、次のフィルターカートリッジ３（３’、３’’）または浄水タンク６に進入するしかなく、同時に、その他のフィルターカートリッジまたは設備または出水蛇口に供給されないため、ろ過水の使用効率が低下することが考えられる。

したがって、本考案は、従来の欠点を解決するフィルター台座を提供することを課題とする。

上記課題を解決するために、本考案は、従来の欠点を解決するフィルター台座を提供することを目的とする。本考案のフィルター台座は、従来の問題を解決し、フィルター台座の組み立てが簡単で、スピーディーであると同時に、必要に応じて自由に拡充、配列が可能であると同時に、濾過される水のフィルターへの入、出水が他方向であることで、ろ過水の使用効率が高くなり、効果的にろ過設備の損壊や水漏れの発生を改善して、ろ過設備の使用寿命を延長して、経済効果を高める。

上記目的を達成するために、本考案のフィルター台座は、周囲面に少なくとも一個以上のジョイント孔があらかじめ設置される。前記ジョイント孔の外端はいずれも開放状を呈して外に通じ、各ジョイント孔の内端は閉ざされていて、いずれもフィルターの取り付け及び入出水のための第一収納部及び第二収納部に隣接する。これにより、各フィルター台座は、それが属するフィルターの入、出水の方向に従って、簡単にジョイント孔内端に対応して相通じることにより、水のフィルターに対する入水、出水がスムーズな状態でろ過が行なわれる。ジョイント孔は、自由に各フィルター台座のジョイント孔に接続されて設置される。前記フィルター台座は、配管の必要がなく、且つ、多方向の配列による組み合わせが可能である。したがって、水は容易に多重ろ過が行なわれると同時に、フィルターへの多方向の入、出水が可能であるため、ろ過水の使用効率が高まる。

本考案のフィルター台座は、従来のフィルター台座の欠点を解決して、ろ過水の使用効率を高め、効果的にろ過設備の損壊や水漏れの発生を改善して、ろ過設備の使用寿命を延長して、経済効果を高める。

従来の水のろ過設備を示した立体図である。 本考案の実施形態における立体外観図である。 図２の他の角度からの立体外観図である。 図２を上から見た平面図である。 図２の断面図（一）である。 図２の断面図（二）である。 図２の断面図（三）である。 本考案の実施形態におけるフィルター台座、ジョイントとフィルターカートリッジが相互に組み合わさる位置を示した図である。 本考案のフィルター台座、ジョイントとフィルターカートリッジが相互に組み合わさって設置される実施形態を示した図（一）である。 本考案のフィルター台座、ジョイントとフィルターカートリッジが相互に組み合わさって設置される実施形態を示した図（二）である。 本考案のフィルター台座のジョイント孔に貫通孔が設置された実施形態を示した図（一）である。 本考案のフィルター台座のジョイント孔に貫通孔が設置された実施形態を示した図（二）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（一）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（二）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（三）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（四）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（五）である。 本考案のフィルター台座とフィルターカートリッジが結合する実施形態を示した図（六）である。

図２、図３、図４、図５、図６、図７を参照しながら説明する。本考案のフィルター台座は、フィルター台座１０の周面に、少なくとも一個以上のジョイント孔１０１があらかじめ設置され、前記ジョイント孔１０１の外端は、いずれも開放状を呈して外に通じ、各ジョイント孔１０１の内端は閉ざされていて、いずれもフィルター（図示はされない）の取り付けのための第一収納部１０２及び第二収納部１０３に隣接する。前記第一収納部１０２と第二収納部１０３は、さらに、フィルターの入水道または出水道として機能する。

図８、図９、図１０を参照しながら説明する。このうち、前記フィルター台座１０の各ジョイント孔１０１は、ジョイント２０が取り付けられる。前記ジョイント２０は、水パイプ（図示はされない）に接続されて、フィルター台座１０に対して入水、出水する。または、隣接するフィルター台座１０を接続させて一体に形成するのに供する。前記フィルター台座１０の各ジョイント孔１０１内端は、第一収納部１０２、第二収納部１０３との間に、必要に応じて貫通孔Ａ（Ｂ）が設置される。

さらに、前記フィルター台座１０の第一収納部１０２と第二収納部１０３は、フィルターカートリッジ３を置いて結合させるのに供して、それぞれフィルターカートリッジ３の入水道または出水道３１、３２に相通じることで、図９に示したように、水がジョイント２０を経てジョイント孔１０１に進入した後、内端の貫通孔Ｂを経て第二収納部１０３に進入して、フィルターカートリッジ３の入水道３１から進入してろ過を行なう。さらに、出水道３２からフィルター台座１０の第一収納部１０２を経て、貫通孔Ａから対応するジョイント孔１０１に向かって流れる。または、図１０に示したように、水がジョイント２０を経てジョイント孔１０１に進入した後、内端の貫通孔Ｂ’を経て第一収納部１０２に進入して、フィルターカートリッジ３の入水道３１から進入してろ過が行なわれる。続いて、出水道３２からフィルター台座１０の第二収納部１０３を経て、貫通孔Ａ’から対応するジョイント孔１０１に流れて水が送られる。

さらに、フィルターカートリッジ３のろ過方式の差異や、フィルター台座１０の配列組合せ方式が異なるのに応じて、前記水のフィルター台座１０に対する入水、出水の方式が、図９、図１０に示した単一ジョイント孔１０１からフィルター台座１０に進入して、フィルターカートリッジ３を経てろ過されて、単一ジョイント孔１０１から送り出される外、前記フィルター台座１０の各ジョイント孔１０１は、必要に応じて貫通孔Ａ、Ｂが設置されて第一収納部１０２と第二収納部１０３に接続される。図１１に示したように、水は単一のジョイント孔１０１から（矢印の方向）して貫通孔Ｂ’、第一収納部１０２に進入し、フィルターカートリッジ３（図示はされない）に進入してろ過される。さらに、第二収納部１０３から複数の貫通孔Ａ’’、 Ａ’’’を経て、同時に対応するジョイント孔１０１に導かれて送られることで、「一入多出」の形態を形成する。または、図１２に示したように、水は複数のジョイント孔１０１から進入（矢印の方向）して、貫通孔Ｂ’、Ａを経て、同時に第一収納部１０２に進入すると同時にフィルターカートリッジ３（図示はされない）を経てろ過される。次に、第二収納部１０３から単一の貫通孔Ａ’’またはＡ’’’を経て対応するジョイント孔１０１に導かれて送られることで、「多入一出」の形態を形成する。または、前記複数のジョイント孔１０１から進入して、ろ過された水が第二収納部１０３を経た後、複数の貫通孔Ａ’’、 Ａ’’’から同時に対応するジョイント孔１０１に導かれて送られることで、「多入多出」の形態を形成する。

このように、本考案は、上述の構成により達成される。図１３〜図１８に示したように、前記フィルター台座１０は、取付場所、使用上の必要性に応じて、単一でも複数でも異なる形態によるベース１への配列組合せが可能なことで、フィルターカートリッジ３が多種形態や方式でのろ過及び浄水機能を達成することが可能である。さらに、各フィルター台座１０間には、露出する水パイプの配管が必要なく、ろ過、浄水設備の組み立てが簡便で、スピーディーに行なえる。操作の際も、使用の安全性が高まると同時に、組み立て後のろ過設備の外観がすっきりとして質感の向上に役立つ。さらに、「一入多出」または「多入一出」または「多入多出」等、異なる形態によるろ過、浄水が可能であり、ろ過水の使用効率が高くなるという効果がある。

前記フィルター台座１０がベース１に取り付け、設置される方式は多様である。図３に示したように、フィルター台座１０底部に固定柱１０４が設置されることで、ねじ（図示はされない）によってフィルター台座１０に簡単、スピーディー且つ確実、堅固にベース１に設置される。

このように、本考案のフィルター台座は少なくとも以下の長所を有する。

１、設置が簡単で、組み立て、使用が楽で便利に行なえる。

２、フィルター台座及びフィルターカートリッジは、取付場所、使用の必要性に応じて各種の形態による組み立てが可能であるため、ろ過水の使用効率が高まる。

３、フィルター台座及びフィルターカートリッジを組み合わせたろ過設備は高い質感を有する効果がある。

以上、本考案の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても、本考案に含まれる。

Ａ（Ａ’、Ａ’’、Ａ’’’） 貫通孔
Ｂ（Ｂ’） 貫通孔
１ ベース
２（２’、２’’） フィルター台座
２１（２１’、２１’’） 入水口
２２（２２’、２２’’） 出水口
３（３’、３’’） フィルターカートリッジ
３１、３２ 入水道または出水道
４ 引水管
５ 引水管
６ 浄水タンク
１０ フィルター台座
１０１ ジョイント孔
１０２ 第一収納部
１０３ 第二収納部
１０４ 固定柱
２０ ジョイント

Claims (6)

1. 周面に、少なくとも一個以上のジョイント孔があらかじめ設置され、前記ジョイント孔の外端は、いずれも開放状を呈して外に通じ、各ジョイント孔の内端は閉ざされていて、いずれもフィルターの取り付けのための第一収納部及び第二収納部に隣接し、このうちの少なくとも二個のジョイントの内端において、且つ、それぞれ貫通孔を有して、第一収納部及び第二収納部に相通じることで、入水、出水の機能を達成することを特徴とするフィルター台座。
2. 前記フィルター台座の第一収納部及び第二収納部は、フィルターカートリッジの設置に供して、それぞれフィルターカートリッジの入水道または出水道と相通じることを特徴とする請求項１に記載のフィルター台座。
3. 前記フィルター台座の各ジョイント孔は、ジョイントの設置に供することを特徴とする請求項１に記載のフィルター台座。
4. 前記ジョイントは、水パイプに接続されるか、または、隣接するフィルター台座のジョイント孔に接続されて組み合わされることを特徴とする請求項３に記載のフィルター台座。
5. 前記フィルター台座は、ベース上に設置されることを特徴とする請求項１に記載のフィルター台座。
6. 前記フィルター台座は、単一または複数で異なる形態を呈して配列してベース上に設置されて組み合わされることを特徴とする請求項５に記載のフィルター台座。

Images