JP3190623U - 汎用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】試料容器の開口部を確実に閉鎖保持するための汎用キャップを提供する。【解決手段】キャップは、キャップの長手軸線5の方向に延びるシャフト部分6と、少なくとも1つの封止要素100,200とを含み、各封止要素が、シャフト部分の外側面に配置されかつ3つのスリットを備えた封止面を備え、各々のスリット14,18が、封止面の縁部領域15,19(シャフト部分から離れている)からシャフト部分の方向に向かって延び、各封止面を3つのほぼ等しい大きさの円形切片状の薄板12,16に分割するように配置され、各薄板が、閉鎖されるべき試料容器の好ましくはほぼ円筒状に形成された長手軸線に向き合う内側外被面11に当接して、試料容器にはめ込まれたキャップの閉鎖位置で互いに接触し、少なくとも領域的に重なるように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、試料容器の開口部を閉鎖するための汎用キャップ、閉鎖可能な試料容器およびシステムに関する。
従来公知のキャップまたは閉鎖装置は、所定の断面または直径を有する試料容器の閉鎖または再閉鎖のみに適している。したがって、閉鎖すべき試料容器の開口部の大きさに基づきそのために適切なキャップを選択することが必要である。これにより、自動化された試料分析の分野において物流コストが高くなる。
一般に、それぞれ異なる開口断面を有する試料容器を汎用的に(universell)閉鎖するために使用することができる閉鎖装置も知られている。このような閉鎖装置では、開口部の液密(fluessigkeitsdicht)閉鎖を達成するために、密閉要素は、開口部に挿入された閉鎖位置で重なることができる。
本発明の課題は、試料容器内に存在する液体の流出を確実に防止し、同時に、試料容器内のキャップの確実な保持を保証する試料容器の開口部を閉鎖するための汎用キャップを提供することである。
上記課題は、請求の範囲の対象物によって解決される。有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
一態様は、試料容器の開口部を閉鎖するための汎用キャップであって、キャップは、キャップの長手軸線の方向に延びるシャフト部分と、少なくとも1つの封止要素とを含み、少なくとも1つの封止要素が、シャフト部分の外側面に配置されかつ3つのスリットを備えた封止面を備え、各々のスリットが、封止面の縁部領域(シャフト部分から離れている)からシャフト部分の方向に向かって延び、封止面を3つのほぼ等しい大きさの円形切片状の薄板に分割するように配置され、薄板が、閉鎖されるべき試料容器の好ましくはほぼ円筒状に形成された、長手軸線に向き合う内側外被面に当接するために設計され、試料容器にはめ込まれたキャップの閉鎖位置で互いに接触し、特に少なくとも領域的に重なる、汎用キャップに関する。
キャップは、所定の開口断面または開口直径を有する試料容器に使用することができるだけでなく、異なる開口断面または開口直径(予め定められた限界内)の試料容器に適している場合、本出願の意味において汎用である。
キャップの長手軸線は、特に、キャップの最大延長の方向に対応する軸線である。好ましくは、長手軸線はキャップの対称軸線でもある。キャップの円筒または管状のシャフト部分では、キャップの長手軸線はしたがって、円筒軸線である。
少なくとも1つの封止要素は、有利に円形状に形成することができる。少なくとも1つの封止要素は、シャフト部分と液密結合することができる。少なくとも1つの封止要素およびシャフト部分は、特に一体に形成することもできる。
シャフト部分の外側面とは、シャフト部分によって囲まれた内部空間から離れている平面または表面と理解すべきである。これに対し、シャフト部分の内側面は、シャフト部分によって囲まれた内部空間に向き合う面である。相応して、閉鎖されるべき試料容器の内側外被面とは、試料容器によって囲まれた内部空間に向き合っている面または表面と理解すべきである。
本出願の意味における薄板は、少なくとも1つの封止要素の少なくとも液密の好ましくは可撓性のまたは柔軟なまたは変形可能な要素である。本発明によるキャップの少なくとも1つの封止要素は、シャフトの周囲に沿って前後に配置されかつ封止要素の封止面を共に固定するほぼ等しい大きさの3つの薄板を含む。封止要素の2つの隣接する薄板の間に、それぞれ1つのスリットまたは間隙が形成される。本発明の説明の意味におけるスリットまたは間隙は溝と対照的に、要素、たとえば薄板または封止要素の2つの対向する表面の間に通過開口部を形成する。これに対し、溝は、要素の側面にただ1つの切欠き部または刻み目を形成するだけである。
有利には、薄板は円形切片状に形成される。円形切片状とは、本発明の説明の意味において、円形切片または円形平面部分のみとは理解されない。むしろ、円形切片状という用語は、たとえば楕円部分も含む。たとえば、円形切片状の薄板の縁部は波形状にすることもできる。薄板は、三次元空間で湾曲して形成することもできる。この場合、円形切片状という用語は、キャップの長手軸線に対して直角の面に薄板を投影することに関する。たとえば、少なくとも1つの封止要素の3つの薄板は、シャフト部分を出発点とする円錐台形の共通の包絡面に配置することができる。
円周方向に前後に配置された薄板は、開口部の外側に存在するキャップの初期位置で、好ましくは直接並んで配置される。試料管へのキャップのはめ込みの運動(Einsetzbewegung)中、直接隣接する薄板の部分領域の相互の相対的変位を行うことができる。キャップが試料容器にはめ込まれると、薄板は互いに接触しおよび/または少なくとも領域的に重なる。したがって、試料容器にはめ込まれたキャップの閉鎖位置で、隣接するまたは重ねられた薄板の間におよび/または薄板と試料容器の内壁との間に最小の貫流開口部(特に毛管)を造ることができ、この開口部は、ガス状の物質のみが、特に圧力付勢の際にのみ通り抜けることができるように小さく形成されることが好ましい。キャップのはめ込み中に試料容器3に入り、圧縮された空気は、したがって、キャップを介して、キャップで閉鎖された試料容器の内部空間から漏れ出ることができる。これによって、開口部からのキャップの意図しない押し出しを阻止することができる。したがって、キャップは、試料容器の開口部の汎用に使用可能な流出防止の特に液密の閉鎖装置に適している。試料容器の転倒の際、試料内容物、特に液体(たとえば血液のような体液)の流出を低減するかまたは完全に阻止することができる。
したがって、異なる断面または直径の試料容器を液密に閉鎖するために本発明による汎用キャップを使用したとしても、閉鎖位置におけるキャップの確実な装着または保持を達成することが可能である。
本発明の範囲において、3つの部分の(すなわち3つの薄板を備える)封止要素により、試料管内のキャップの特に安定した装着が所望の封止効果を維持しつつ達成されることが認識された。それぞれ、キャップで閉鎖された試料容器の内壁に対して試料容器内で弾性的に変形した薄板の半径方向の圧力によって生じる円周にわたって分布した3つの力ベクトルのため、従来公知の汎用の閉鎖装置に頻繁に生じるようなキャップの転倒および/または試料容器からのキャップの飛び出しを明らかに低減または回避することができる。
このように、本発明の範囲において、3つの部分からなる封止要素(3つの薄板および3つのスリット)を有する本発明によるキャップの場合の欠陥率(いわゆる「キャップポップオフ(cap pop off)率」)が、2つの部分からなる封止要素(2つの薄板および2つのスリット)を有する従来公知の閉鎖装置と比較して、少なくとも120倍小さい(すなわち120分の1以下である)ことが確認された。
さらに、本発明者は、3つよりも多い薄板を備える封止要素の場合、隣接する薄板の重なりの面積が試料管に挿入する際に低減し、このことが、最終的にキャップの気密性に悪影響を及ぼすことを認識した。
請求項1の特徴を有する本発明による汎用キャップは、したがって、従来公知の汎用閉鎖装置と比較して、試料容器内のキャップのより確実なかつ信頼性の高い保持が達成される利点を有し、この場合、封止効果に悪影響が及ぼされることはない。
汎用キャップの好ましい実施形態では、各々の薄板とシャフト部分6の外側表面との間に、さらに、支持要素、すなわち少なくとも1つの封止要素用に3つの支持要素が配置される。支持要素は、試料容器の内面を押圧する薄板の半径方向の力成分を高めることによって、試料容器に挿入されたキャップの保持を向上させる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、3つの円形切片状の薄板は、シャフト部分の周囲に沿って連続して配置され、各々の薄板は、シャフト部分の周囲のほぼ3分の1にわたって延びる。このことにより、薄板によって試料管の内壁に対して及ぼされる力の均一な分布がもたらされ、これにより、試料管内のキャップの安定した保持がもたらされる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、少なくとも1つの封止要素は、キャップの下方の端部部分の領域でシャフト部分に配置される第1のまたは下方の封止要素を含む。下方の封止要素は、たとえばシャフト部分のキャップの下方の端部部分に直接配置されるかまたはキャップの下方の端部部分を形成することができる。
さらに、この実施形態では、シャフト部分は、第1の封止要素に対してキャップの頭部の方向に離間している底部要素を備える。有利には、底部要素は、材料蓄積が発生されないかまたは材料蓄積が回避されるように、第1の封止要素から離間している。このような材料蓄積は、汎用キャップの製造には不都合であり、特に、このような材料蓄積は、射出成形における冷却の際に歪みをもたらす。さらに、底部要素は、キャップの端部に対して、したがって液体に対して十分な空間および間隔が通気穴としての交差孔のために造られるように、第1の封止要素からまたは第1の封止要素の薄板から離間していることが有利である。交差孔または通気穴については、次の部分で説明する。たとえば、第1の封止要素からまたはシャフト部分の第1の封止要素の取付け箇所からの底部要素の間隔は、0.30cmよりも大きく、好ましくは0.35cmよりも大きく、特に好ましくは0.40cmよりも大きく、そして1cmよりも小さく、好ましくは0.80cmよりも小さく、特に好ましくは0.60cmよりも小さくありうる。底部要素の下方のシャフト部分の部分、すなわち、底部要素を出発点としてキャップの頭部から離れているかまたはキャップの端部部分に向き合っているシャフト部分の部分は、開口して特に中空状に形成されることが有利である。
さらに、この実施形態では、シャフト部分は、第1の封止要素と底部要素との間に少なくとも1つの交差孔を備え、この交差孔を介して、キャップによって閉鎖された試料容器の内部空間と外側周辺部との間のガス交換が可能である。交差孔とは、本発明の説明の意味において、外被またはシャフト部分の側壁内の特にキャップの長手軸線に対して横方向の孔と理解される。この交差孔は、薄板の間の間隙またはスリットがたとえば血清による濡れによって粘着される場合に、通気も可能にする。したがって、たとえば貯蔵中に生じる温度変動の場合にも、シャフトの側壁の交差孔を介して液体のガス圧または蒸気圧の調整が行われることによって、試料容器内のキャップの保持または安定性を保証することができる。中心の孔と比較して、シャフト部分の交差孔は、特に、汎用キャップを比較的多くの液体で充填されている試料容器に導入する際に、噴射の危険性がより小さい、すなわち、望ましくないまたは予期しない液体流出の確率が低いという利点を有する。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、少なくとも1つの封止要素は、シャフト部分の底部要素から上方のシャフト端部の方向にまたはキャップの頭部の方向に離間しているなお第2のまたは上方の封止要素を含む。たとえば、底部要素からの第2の(上方の)封止要素の間隔は、0.05cm〜1cmの範囲に、好ましくは0.1cm〜0.8cmの範囲に、特に好ましくは0.2cm〜0.5cmの範囲にあることができる。第1の(下方の)および第2の(上方の)封止要素は、閉鎖されるべき試料容器に挿入された汎用キャップの使用位置または閉鎖位置においても、第1の封止要素の薄板が第2の封止要素の薄板から互いに離間しているように、互いに離間していることが有利である。言い換えれば、第1の封止要素の薄板は、初期位置においても使用位置においても、第2の封止要素の薄板に影響を及ぼさず、またその逆でもある。さらに、第2の(上方の)封止要素の薄板は、キャップ頭部から離間していることが有利である。有利には、第1の(下方の)および第2の(上方の)封止要素は、第2の封止要素の薄板からの第1の封止要素の薄板の間隔が大きいように配置されるかまたは離間される。しかし、この間隔は、シャフト部分の予め設定された長さによって限定され、この長さは、汎用キャップが余りに深く管に入り込まないように選択されることが好ましい。たとえば、シャフト部分の長さは、0.5cm〜2cmの範囲に、好ましくは0.75cm〜1.5cmの範囲に、特に好ましくは0.9cm〜1.3cmの範囲にあることができる。第2の(上方の)封止要素からの第1の(下方の)封止要素の間隔は、たとえば0.4〜1.2cmの範囲に、好ましくは0.5cm〜0.9cmの範囲に、特に好ましくは0.6cm〜0.8cmの範囲にあることができる。第2の封止要素からの第1の封止要素の上に挙げた間隔は、それぞれシャフト部分の長手軸線の方向に、シャフト部分の第1または第2の封止要素の一直線に存在する取付け箇所に関係する。さらに、第2のまたは上方の封止要素、すなわちシャフト部分の上方の封止要素の取付け箇所は、キャップ頭部から少なくとも0.5cm離間していることが有利である。
有利には、すなわちキャップは、第1の(下方の)および第2の(上方の)封止要素を備え、この場合、キャップの頭部の方向に下に置かれたシャフト部分の底部要素は、第1および第2の封止要素の間に配置され、またこの場合、シャフト部分の交差孔は、第1の(下方の)封止要素と、下に置かれた底部要素との間に存在する。これにより、ガスは、試料容器から最初に交差孔を介して両方の封止要素の間の空間に達し、次に第2の封止要素(キャップの頭部に向き合っている封止要素)のスリットまたは間隙を介して漏れ出ることができる。
キャップはまた、下方および上方の封止要素の間に配置される別の封止要素、特に第3、第4、第5、等々の封止要素も備えることができる。代わりにまたは追加して、キャップは、複数の交差孔、特に2つ、3つ、4つ、等々の交差孔も備えることができる。追加の交差孔は、2つの配置された封止要素の間にシャフト部分の側壁に取り付けることもできる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、薄板は、少なくとも部分的に、特にシャフト部分から離れた薄板の縁部領域で粗面化される。好ましくは、封止面、すなわち薄板の下側またはキャップの頭部から離れた薄板の表面のみが粗面化される。言い換えれば、薄板は、好ましくは部分的に粗い表面を有し、および/または所定の領域に、特に薄板の下側に、試料容器の内壁の薄いシリコン層を破壊しまたは取り除くために適切な小さな歯を備える。このことにより、より高い摩擦係数、したがって、試料容器内のキャップのより優れた保持が再びもたらされる。
別の好ましい実施形態では、汎用キャップは、管状の把持要素を含む頭部を備え、この場合、把持要素は、把持要素の円筒軸線または中心軸線がキャップの長手軸線とほぼ同一であるように配置される。把持要素は、特にキャップの取扱いに役立ち、汎用キャップの把持および輸送のために使用することができる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、把持要素は、その外被に、特にその内側外被面に、把持部分を安定化するための複数の補強要素を備える。好ましくは、これらの補強要素はリブ状に形成される。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、把持要素は、シャフト部分から離れた面取りされる、傾斜している上方の縁部を備えおよび/または斜角面を備える。斜角面は、特にキャップの把持を容易にするかまたは1つもしくは複数のロボットフィンガーのスライドを可能にする。したがって、把持装置が管またはキャップに対して最適に配向されていない場合でも、把持が可能になる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、キャップの頭部は、さらに、長手軸線に対して直角に配向された、長手軸線から離れた縁部部分を有する好ましくはほぼ円形状の試料容器カバー要素を含み、この場合、試料容器カバー要素は、少なくとも1つの封止要素と把持要素との間に配置され、かつ把持要素を越えてまた少なくとも1つの封止要素を越えて延びる。特に、試料容器カバー要素は、すべての方向で、長手軸線に対して直角に把持要素を越えてまた少なくとも1つの封止要素を越えて延びる。特に、キャップの長手軸線に対して直角の平面内への試料容器カバー要素の投影の断面または直径は、キャップの長手軸線に対して直角の平面内への把持要素の投影の断面または直径よりも大きく、そしてキャップの長手軸線に対して直角の平面内への少なくとも1つの封止要素の投影の断面または直径よりも大きい。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、シャフト部分に向き合う試料容器カバー要素の面は円錐状に形成される。言い換えれば、試料容器カバー要素は、その下側に、すなわちシャフト部分の対向側に、試料容器カバー要素の外縁から試料容器カバー要素の中心の方向に半径方向に延びる傾斜を備える。試料容器カバー要素の下側の円錐状の形成によって、閉鎖されるべき試料容器へのキャップの導入または押し込み(適用)の際に、キャップのより優れた心合わせが可能であり、このことは、最終的に試料容器内の汎用キャップのより高い安定性、およびキャップによる試料容器のより優れた閉鎖をもたらす。
試料容器カバー要素は、把持要素に直接または直に接続することができるか、もしくは把持要素と結合するかまたは一体に形成することができる。試料容器カバー要素は、特に飛沫よけとして使用され、したがって、キャップを把持要素に把持しおよび/または輸送するロボット指に対するより少ない汚染のリスクも配慮する。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、試料容器カバー要素の縁部部分に溝が設けられおよび/または溝が付けられて形成される。このことは、特にキャップのより優れた把持性をもたらす。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、試料容器カバー要素は補強要素を備え、これらの補強要素は、好ましくは、シャフト部分から離れた試料容器カバー要素の側面に配置され、かつ試料容器カバー要素の縁部部分から長手軸線の方向に延びる。補強要素は、たとえばリブ状に形成することができる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、試料容器カバー要素は、その下側に、すなわちシャフト部分の対向側に、試料容器カバー要素の縁部部分から長手軸線の方向に延びる少なくとも1つの溝を備える。溝は、少なくとも1つの封止要素のスリットまたは間隙と協働して、キャップで閉鎖された試料容器の内部空間と外側周辺部とのガス交換を可能にする。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、把持要素は、試料容器カバー要素の中心に配置することができる。言い換えれば、把持要素は、試料容器カバー要素に対して中心に配向される。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、把持要素および試料容器カバー要素は、一体に形成される。有利には、キャップ全体(すなわちキャップの全部の構成部材)も、一体に、特に射出成形部分として形成することができる。
汎用キャップの別の好ましい実施形態では、薄板は、シャフト部分の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所を備える。これらの目標折り曲げ箇所は、薄板の屈曲の制御を行い、より大きな面接触を可能にする。
別の態様は、試料容器の開口部を閉鎖するための汎用キャップであって、キャップが、キャップの長手軸線の方向に延びるシャフト部分と、少なくとも1つの封止要素とを含み、第1の封止要素がキャップの下方の端部部分の領域でシャフト部分に配置され、シャフト部分が、第1の封止要素に対してキャップの頭部の方向に離間している底部要素を備え、またシャフト部分が、第1の封止要素と底部要素との間に少なくとも1つの交差孔を備え、この交差孔を介して、キャップによって閉鎖された試料容器の内部空間と外側周辺部との間のガス交換が可能である、汎用キャップに関する。
この態様に関して使用される実施形態の各々については、上述したまたは以下に行った説明が上述の態様の実施形態にも適用される。
別の態様は、それぞれ異なる断面を有する試料容器の開口部を閉鎖するための汎用キャップであって、キャップが、キャップの長手軸線の方向に延びるシャフト部分と、少なくとも1つの封止要素とを含み、キャップが、管状の把持要素と、長手軸線に対して直角に配向された、長手軸線から離れた縁部部分を有する好ましくはほぼ円形状の試料容器カバー要素とを含む頭部を備え、把持要素が、把持要素の円筒軸線または中心軸線がキャップの長手軸線とほぼ同一であるように配置され、また試料容器カバー要素が、少なくとも1つの封止要素と把持要素との間に配置され、かつ把持要素を越えてまた少なくとも1つの封止要素を越えて延びる、汎用キャップに関する。
この態様に関して使用される実施形態の各々については、上述したまたは以下に行った説明が上述の態様の実施形態にも適用される。
別の態様は、開口部と、開口部に使用可能な(einsetzbar、はめ込み可能な)本発明による少なくとも1つの汎用キャップとを含む閉鎖可能な試料容器に関する。
別の態様は、複数の試料容器と、少なくとも1つの本発明による汎用キャップとからなるシステムであって、試料容器が、汎用キャップが使用(einsetzen;はめ込むことが)可能であることができる開口部を備えるシステムに関する。
一つの実施形態において、以下の項目が提供される。
(項目1)
試料容器(3)の開口部(2)を閉鎖するための汎用キャップ(1)であって、前記キャップ(1)が、前記キャップ(1)の長手軸線(5)の方向に延びるシャフト部分(6)と、少なくとも1つの封止要素(100、200)とを含み、
前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の面(9)に配置されかつ3つのスリット(14、18)を備えた封止面を備え、
前記スリット(14、18)が、前記封止面の縁部領域(15、19)から前記シャフト部分(6)の方向に向かって延び、前記封止面を3つのほぼ等しい大きさの円形切片状の薄板(12、16)に分割するように配置され、
前記薄板(12、16)が、前記長手軸線(5)に向き合う閉鎖されるべき前記試料容器(3)の内側外被面(11)に当接するために設計され、前記試料容器にはめ込まれた(eingesetzt)前記キャップ(1)の閉鎖位置で互いに接触し、特に少なくとも領域的に重なる、汎用キャップ(1)。
(項目2)
各々の薄板(12、16)と前記シャフト部分(6)の外側表面(9)との間に、さらに支持要素(31、33)が配置される、上記項目に記載の汎用キャップ(1)。
(項目3)
前記3つの円形切片状の薄板(12、16)が前記シャフト部分(6)の周囲に沿って連続して配置され、かつ各々の薄板が、前記シャフト部分(6)の周囲のほぼ3分の1にわたって延びる、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目4)
前記キャップ(1)の下方の端部部分(8)の領域で前記シャフト部分(6)に配置される前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、第1の封止要素(100)を含み、かつ、前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)に対して前記キャップ(1)の頭部(10)の方向に離間している底部要素(50)を備え、かつ、前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)と前記底部要素(50)との間に少なくとも1つの交差孔(54)を備え、前記交差孔を介して、前記キャップ(1)によって閉鎖された前記試料容器(3)の前記内部空間と前記外側周辺部との間のガス交換が可能である、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目5)
前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の前記底部要素(50)から前記上方の端部部分(8)の方向に離間している第2の封止要素(200)を含む、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目6)
前記薄板(12、16)が、少なくとも部分的に、特に前記シャフト部分(6)から離れた前記薄板(12、16)の前記縁部領域で粗面化されることを特徴とする、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目7)
前記キャップ(1)が、管状の把持要素(400)を含む頭部(10)を含み、前記把持要素(400)が、前記把持要素(400)の円筒軸線または中心軸線が前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)とほぼ同一であるように配置される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目8)
前記把持要素(400)が、前記シャフト部分(6)から離れて面取りされる、傾斜している縁部(410)を備えおよび/または斜角面を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目9)
前記キャップ(1)の前記頭部(10)が、さらに、前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)に対して直角に配向された、前記長手軸線(5)から離れた縁部部分(22)を有する好ましくはほぼ円形状の試料容器カバー要素(300)を含み、前記試料容器カバー要素(300)が、前記少なくとも1つの封止要素(100、200)と前記把持要素(400)との間に配置され、かつ前記把持要素(400)を越えてまた前記少なくとも1つの封止要素(100、200)を越えて延びる、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目10)
前記シャフト部分(6)に対向する前記試料容器カバー要素(300)の面が円錐状に形成される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目11)
前記試料容器カバー要素(300)が補強要素(21)を備え、前記補強要素が、好ましくは、前記シャフト部分(6)から離れた前記試料容器カバー要素(300)の側面に配置され、かつ前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目12)
前記試料容器カバー要素(300)が、前記シャフト部分(6)の対向側に、前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる少なくとも1つの溝(310)を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目13)
前記薄板(12、16)が、前記シャフト部分(6)の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所(13)を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目14)
試料容器(3)の開口部(2)を閉鎖するための汎用キャップ(1)であって、前記キャップ(1)が、前記キャップの長手軸線(5)の方向に延びるシャフト部分(6)と、少なくとも1つの封止要素(100、200)とを含み、
第1の封止要素(100)が前記キャップ(1)の下方の端部部分(8)の領域で前記シャフト部分(6)に配置され、
前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)に対して前記キャップ(1)の頭部(10)の方向に離間している底部要素(50)を備え、
また前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)と前記底部要素(50)との間に少なくとも1つの交差孔(54)を備え、前記交差孔を介して、前記キャップ(1)によって閉鎖された前記試料容器(3)の前記内部空間と前記外側周辺部との間のガス交換が可能である、汎用キャップ(1)。
(項目15)
前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の前記底部要素(50)から前記上方の端部部分(7)の方向に離間している第2の封止要素(200)を含む、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目16)
前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記長手軸線(5)に向き合う閉鎖されるべき前記試料容器(3)の内側外被面(11)に当接するための複数の、好ましくは3つの薄板(12、16)を備え、前記薄板(12、16)が、少なくとも部分的に、特に前記シャフト部分(6)から離れた前記薄板(12、16)の前記縁部領域で粗面化される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目17)
前記キャップ(1)が、管状の把持要素(400)を含む頭部(10)を含み、前記把持要素(400)が、前記把持要素(400)の円筒軸線または中心軸線が前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)とほぼ同一であるように配置される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目18)
前記キャップ(1)の前記頭部(10)が、さらに、前記長手軸線(5)に対して直角に配向された、前記長手軸線(5)から離れた縁部部分(22)を有する好ましくは円形状の試料容器カバー要素(300)を含み、前記試料容器カバー要素が、前記少なくとも1つの封止要素(100、200)と前記把持要素(400)との間に配置され、かつすべての方向で前記長手軸線(5)に対して直角に前記把持要素(400)を越えてまた前記少なくとも1つの封止要素(100、200)を越えて延びる、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目19)
前記シャフト部分(6)に対向する前記試料容器カバー要素(300)の面が円錐状に形成される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目20)
前記試料容器カバー要素(300)が、前記シャフト部分(6)の対向側に、前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる少なくとも1つの溝(310)を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目21)
前記薄板(12、16)が、前記シャフト部分(6)の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所(13)を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目22)
前記キャップ(1)が、一体に、特に射出成形部分として形成される、上記項目のうちのいずれかに記載の汎用キャップ(1)。
(項目23)
上記項目のうちのいずれかに記載の開口部(2)と、前記開口部(2)に挿入可能な少なくとも1つの汎用キャップ(1)とを含む閉鎖可能な試料容器(3)。
(項目24)
前記試料容器(3)が、前記汎用キャップ(1)をはめ込むことができる開口部(2)を備える、上記項目のうちのいずれかに記載の複数の閉鎖可能な試料容器(3)と少なくとも1つの汎用キャップ(1)とからなるシステム。
以下に、課題を解決するための個々の実施形態について、図を参照して例により説明する。この場合、個別に説明する実施形態は、部分的に、使用する対象を実施するために必ずしも必要ではないが、特定の用途の場合に所望の特性を提供する特徴を有する。以下に説明する実施形態のすべての特徴を有しない実施形態も、技術的教示に含まれて開示されていると見なされるべきである。さらに、不必要な繰り返しを避けるために、以下に説明する実施形態の個々のみに関して特定の特徴が言及される。個々の実施形態は、したがって、それ自体周知として開示されているのみならず、異なる実施形態の個別のまたは複数の特徴により要約されている。この要約に基づき、当業者は、個々の実施形態が、他の実施形態の個々のまたは複数の特徴を取り入れることによっても修正できることを認識するであろう。個々の実施形態と、他の実施形態に関して説明される個々のまたは複数の特徴との体系的な組み合わせが可能である。
試料容器に使用する(はめ込む)前の本発明による汎用キャップの実施形態の単純化した図面である。 本発明による汎用キャップの実施形態の別の単純化した図面である。 本発明による汎用キャップの実施形態の平面図である。 本発明による汎用キャップの実施形態の細部の単純化した図面である。 本発明による汎用キャップの実施形態の別の細部の単純化した図面である。 キャップのシャフト部分に配置された3つの薄板を有する封止要素の概略断面図ならびに実施例による対応する平面図である。 キャップのシャフト部分に配置された3つの薄板を有する封止要素の概略断面図ならびに別の実施例による対応する平面図である。 本発明による汎用キャップの実施形態の別の細部の単純化した図面である。
本発明の説明に選択した位置表示、たとえば上部、下部、側方等は、直接に記述ならびに図示した図にそれぞれ適用され、また位置変更の場合、新しい位置に意味に即して転用すべきである。
図1〜図3は、試料容器3の開口部2を閉鎖するための汎用キャップ1のそれぞれ1つの好ましい実施形態の様々な斜視図を示している。キャップ1は、予め定められた境界の内部に位置する異なる断面4を有する試料容器を閉鎖するために適しており、したがって汎用に使用可能である。たとえば採血管のような円筒状に形成された試料容器3は、通常約9〜14.5mmの内径を有する。選択した試料容器3に応じて、管断面4と無関係に、開口部2を閉鎖するための同一の汎用キャップ1を常に使用することができる。
本発明による汎用キャップ1は、特に試料容器の再閉鎖および貯蔵のために使用することができ、この試料容器では、試料容器3の開口部2からの試料採取のために、1回閉鎖装置、たとえば突刺し可能なシーリングプラグが取り除かれた。第一に、汎用キャップ1は、特に試料のその滅失までの貯蔵中に、試料容器からの液体の流出ならびに汚れまたは他の粒子の進入を阻止するために使用される。
本発明の説明では、キャップ1の2つの様々な状態または位置が区別される。いわゆる初期位置では、キャップ1は試料容器に挿入されない。キャップ1のこの初期位置は、図1〜図6にも示されている。しかし、キャップ1が試料容器3で、試料容器3を閉鎖するために試料容器3の開口部2に挿入されると、キャップは、いわゆる使用位置または閉鎖位置に存在する。通常、キャップ1の形状、特にキャップのいくつかの構成部材の形状は、使用または閉鎖位置において、初期位置のキャップ1の形状とは異なる。
本発明によるキャップ1は、試料の保管期間中の開口部2の少なくとも1つの流出防止の、特に液密の閉鎖を保証するために使用される。ここで、流出防止とは、キャップ1が、試料容器3の開口部2に挿入されるときに、すなわち閉鎖位置に存在し、液体が少なくとも圧力付勢なしに通り抜けできない、特に僅かにのみ通り抜けることができる程度に開口部2が閉鎖することと理解される。しかし、これに対して、キャップ1を差し込む際に、試料容器3に入り、場合によっては圧縮された空気は、漏れ出ることができるべきである。さもなければ、キャップ1は、試料容器3が一杯に満たされた場合、キャップ1の挿入によって生じる試料容器3内の過圧のため、開口部2から簡単に再び飛び出ることになる。さらに、たとえばより長い時間間隔にわたって貯蔵する際に、特に温度変動のため試料容器内に生じるガスまたは蒸気も、試料容器3の内部からキャップ1を介して漏れ出ることができるべきである。これらの特性は、本発明によるキャップ1の場合、特に後になお詳しく説明する封止要素100、200または薄板12、16によって達成される。キャップの閉鎖位置では、薄板12、16と、開口部2を境界付ける試料容器3の内部外被11との間に、最小の毛管間隙が開口したままである。これらの毛管間隙は、液体がそれらの表面張力のため圧力付勢なしに通り抜けできないように小さく形成される。試料容器3の外側周辺部とのガス交換、したがって圧力調整が可能である。汎用キャップ1で閉鎖された試料容器3が振られるかまたは倒立されると、液体が流出する可能性がある。
図1および図2から明らかなように、キャップ1は、頭部10と、キャップ1の長手軸線5の方向に延びる、キャップ1に配置された封止要素100、200を有するシャフト部分6と、長手軸線5の方向に頭部10から離間した端部部分8とを含む。キャップ1を試料容器3の開口部2に挿入すると、最初に端部部分8が試料容器3の内部に達する。閉鎖位置では、最終的に、端部部分8、封止要素100、200およびシャフト部分6は試料容器3の内部に存在する。本質的に把持要素400および試料容器カバー要素300を含む頭部10は、第一に汎用キャップ1の取扱いに役立ち、常に(すなわち閉鎖位置においても)閉鎖されるべき試料容器3の外部に留まる。
試料容器3は、長手軸線5の対向側の試料容器3の内部空間の領域において、少なくともキャップ1を挿入すべき領域に、好ましくはほぼ円筒状に形成された外被11を備える。
シャフト部分6は、ここで説明する実施例では管状に形成され、外側表面9を有する外被を備える。シャフト部分の空洞部を介して液体が流出できないように、シャフト部分は、好ましくは長手軸線5に対して直角に配置された少なくとも1つの内面を備えなければならない。好ましくは、この内面は、図1にも明らかなように、キャップ1の端部部分8の底部要素50を通して配置される。図1の好ましい実施例では、この底部要素50は、頭部10から離れたシャフト部分の端部または縁部を出発点として、頭部10の方向にオフセットまたは離間されている。
図1および図2に示されているように、好ましい実施形態では、シャフト部分6に、第1および第2の封止要素100、200が配置される。第1の封止要素100は、キャップ1の端部部分8に対応するシャフト部分の下端に配置されることが好ましい。第2の封止要素200は、第1の封止要素100からキャップ1の頭部10の方向に離間して配置され、この場合、両方の封止要素の中心軸線は長手軸線5と重なる。
図4aおよび図4bは、シャフト部分6に配置された第1または下方の封止要素100のそれぞれ1つの詳細図を示している。特に、薄板12、スリット14および追加して配置された支持要素31が示されており、これらについては後になお幾分詳細に説明する。
図5aおよび図5bは、例示的に、シャフト部分6にまたはシャフト部分6の外側面9に配置された上方の封止要素200の断面図および対応する平面図を示している。キャップ1のシャフト部分6は、図5aおよび図5bでは切り抜いてのみ示され、下方の封止要素100は、図5aおよび図5bでは示されていない。スリット18は、それぞれ薄板16の縁部19からシャフト部分6の方向に向かって延びる。図5aの実施例では、スリット18は、シャフト部分6の外側表面9から離間し、図5bの実施例のスリット18は、シャフト部分6の表面9まで延びる。
図5aおよび図5bに示した特性および次の仕様は、下方の封止要素100についても、または下方および上方の封止要素100、200の間に追加して配置することができるキャップに配置された別の封止要素についても適用される。
封止要素100、200は、シャフトの周囲の方向に前後に配置されるそれぞれ3つの薄板12、16を含む。薄板12、16は、ほぼ等しい大きさの円形切片状の部分として形成され、可撓性の特に可逆に変形可能な材料から、好ましくは弾性プラスチックからなる。2つの隣接する薄板12、16の間に、スリットまたは間隙14、18が設けられ、この結果、薄板12、16は、互いに移動可能および/または重なり可能である。スリットまたは間隙14、18は、試料容器の内側の外被11に向き合う薄板12、16の縁部領域15、19を出発点としてシャフト部分6の方向に向かって延びる。しかし、間隙14、18は、薄板12、16の外側縁部領域15、19の間に一貫してシャフト部分6の外側表面9まで延びることも可能である。
封止要素100、200の薄板12、16は、開口部2の外側に存在する開始位置で、少なくとも領域的に互いに離間して配置することができる。好ましくは、薄板12、16は、シャフト部分6の外側表面9と共に、90°以下、好ましくは80°よりも小さい、特に好ましくは75°よりも小さい、また50°よりも大きい、好ましくは60°よりも大きい、特に好ましくは65°よりも大きい角度αを形成するように、シャフト部分6に配置される。言い換えれば、薄板は、シャフト部分6を出発点として、頭部10の方向に、好ましくは共通の円錐台形の包絡面に配置される。
特に図3に示されているように、薄板12、16は、シャフト部分6の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所13を備えることができる。言い換えれば、目標折り曲げ箇所は同心に配置される。
有利には、第1の封止要素100の間隙14および第2の封止要素200の間隙18は、長手軸線5の方向に見て、互いに面一に配置される。この場合、間隙14または18は、互いに直接隣接する薄板12または16の間に、0〜3mm、好ましくは0〜1mm、特に好ましくは0〜0.5mm、最も好ましくは0〜0.2mmの幅を有する。間隙14、18の長手方向延長部にわたる当該の間隙の幅は、縁部領域15、19を出発点として、シャフト部分6または外側表面9に向かって異なって形成されることも可能であろう。たとえば、間隙14、18の幅は、その長手方向延長部にわたって、薄板12、16の外側縁部領域15、19を出発点として、シャフト部分6の外側表面9の方向に向かって絶えず小さくなるように形成することができる。
汎用キャップ1が試料容器3の開口部2に挿入されると、個々の薄板12のおよび/または16の相互の相対的変位が互いに行われ、元の間隙14、18の領域の少なくとも最初に互いに分離された薄板12、16は、接触しおよび/または少なくとも領域的に重なることができる。これによって、元の間隙14、18を少なくともキャップの長手方向に閉じることができる。この位置は、上に既述したように、使用位置または閉鎖位置として示される。
薄板12、16とシャフト部分6の外側表面9との間には、図1、図4aおよび図4bに示したように、それらの間に延びるそれぞれ1つの支持要素31、33が配置される。この場合、支持要素31、33は、キャップ1の頭部10に向き合っていることが好ましく、薄板12、16からシャフト部分6に向かって延びる。支持要素31、33は、薄板12または16およびシャフト部分6の両方と結合され、特にそれらと一体に形成される。ここに示した1つまたは複数の支持要素31、33は、この場合、リブ状に形成され、薄板12、16とシャフト部分6との間の補強要素として働く。
図1、および図4bにも示したように、シャフト部分6は、下方の(すなわち頭部から離れた)シャフト端部と、下に置かれた底部50との間に、少なくとも1つの交差孔54を備える。この交差孔54によって、試料容器に入ったまたはその中に形成された、特に過圧下で生じるガスが、薄板の接触によっておよび/または重なりによって形成された第1の封止要素100の毛管間隙を介してのみならず、交差孔54を介しても試料容器3から外側周辺部に漏れ出ることができることが可能である。このことは、薄板または毛管間隙が血清による濡れによって粘着され、これによって、ガスそれ自体に対する間隙の透過性が著しく低減されるかまたは完全に阻止される場合に、特に有利である。このような場合、ガスは、交差孔54を介して、第1の100および第2の200の封止要素との間の空間内にまず達し、次にさらに第2の封止要素200の間隙18および試料容器カバー要素300の溝310を介して、試料容器3の外側周辺部に漏れ出る。第2の封止要素は、通常粘着されないかまたはほとんど粘着されないが、この理由は、試料容器内に含まれる液体と、第2の(上方の)封止要素200との接触が、第一に、第1の(下方の)封止要素100によって大部分阻止されるからである。このことは、特に温度変動の際に、貯蔵中の本発明によるキャップ1の安定性の向上から得られるが、この理由は、試料容器内に含まれる液体の蒸気圧力が、周辺部とのガス交換によって補償されることができるからである。
本発明によるキャップ1を取り扱うために、管状の把持要素400を含む頭部10が使用される。把持要素400は、シャフト部分6の上方の(すなわちキャップ1の端部部分8から離れた)端部に直接接続することができる。好ましくは、把持要素400の中心軸線は、キャップ1の長手軸線5に面一に、したがってシャフト部分6に対して中心に配向される。管状の把持要素400が自動操作装置内の収容のために使用される場合、管状の把持要素400が、長手軸線5に向き合う把持要素400の内側表面でほぼ円筒状に形成されたセンタリング面によって少なくとも領域的に境界付けられる場合に有利である。図1に明らかなように、把持要素は、好ましくは把持要素の内側外被面に配置されるリブ420によって安定させるかまたは補強することができる。
本発明によるキャップ1の頭部10は、さらに、プレート状に形成されかつ長手軸線5に対して直角に配向された試料容器カバー要素300、ならびにシャフト部分6から離れた方向に試料容器カバー要素300を越える管状の縁部部分22を含む。管状に形成された縁部部分22は、試料容器カバー要素300の外周に配置され、このカバー要素に一体にまたは材料結合により結合されることが好ましい。さらに、管状の縁部部分22の外周にリブおよび/または切欠き部を配置して、キャップ1の把持性を高めることが可能である。好ましくは、リブまたはウェブまたは切欠き部は、長手軸線5に対し平行に延びる。試料容器カバー要素300の安定性を高めるために、試料容器カバー要素300に補強要素21も設けることができ、これらの補強要素は、好ましくは、シャフト部分6から離れた試料容器カバー要素300の側面に配置され、かつ縁部部分22から長手軸線5の方向に延びる。
図2に明らかなように、試料容器カバー要素300は、その下方の、すなわちシャフト部分6の対向側に、縁部部分22から長手軸線5の方向に延びる少なくとも1つの溝または切り込み310を備える。この溝は、封止要素100、200のスリット14、18と協働して、試料容器内容物と試料容器3の外側周辺部とのガス交換または通気を可能にする。好ましくは、溝310は、スリット14、18に対して面一に配置される。試料容器カバー要素300の断面または直径は、把持要素400の断面または直径よりも大きく、同様に封止要素100、200の断面または直径よりも大きい。有利には、試料容器カバー要素300の断面または直径は、同様に、閉鎖されるべき試料容器3の断面または直径よりも大きい。次に、試料容器カバー要素300の下側(すなわち頭部10から離れた側面)は、キャップ1の使用または閉鎖位置において、試料容器3の開口縁部の上に位置することができ、このことにより、特に試料容器3内のキャップ1の転倒が大部分防止され、したがって、試料容器3内のキャップ1の保持がさらに強化される。
図6に明らかなように、試料容器カバー要素300は、その下方の、すなわちシャフト部分6の対向側に、円錐状に形成されるかまたは傾斜された面320を備える。傾斜は、試料容器カバー要素300の外側縁部部分22から、試料容器カバー要素300の中心の方向に半径方向に延びる。試料容器カバー要素300の円錐状に形成された下側の傾斜角330は、たとえば5°〜10°の範囲、好ましくは6°〜9°の範囲、特に好ましくは7°〜8°の範囲にあることができる。図6に示したように、傾斜角はたとえば7.5°である。試料容器カバー要素300のこのように傾斜された下側によって、もしくは試料容器カバー要素300のこのような円錐状の形成によって、キャップ1のより優れた閉鎖が、閉鎖されるべき試料容器3の開口部2の中心にキャップ1をストッパまで押し込む際に可能にされる。このことは、試料容器3内の汎用キャップ1のより高い安定性、および汎用キャップ1による試料容器3のより優れた閉鎖をもたらす。
図1に示したように、把持要素400は、試料容器カバー要素300の中心に配置または載置することができる。好ましくは、把持要素400および試料容器カバー要素300は、一体に形成される。材料節減を考慮して、試料容器カバー要素300は、中心切欠き部(ここでは図示せず)も備えることができる。
試料容器カバー要素の直径は、閉鎖される可能性のあるすべての容器を覆うことができるように選択される。把持要素は、キャップを適用しおよび取り除く操作ユニットの把持装置によって把持されることができるように形成されるか成形される。
1 キャップ
2 開口部
3 試料容器
4 試料容器の断面
5 長手軸線
6 シャフト部分
8 端部部分
9 シャフト部分の表面
10 頭部
11 外被
12 薄板
13 目標折り曲げ箇所
14 スリット/間隙
15 縁部領域
16 薄板
18 スリット/間隙
19 縁部領域
22 縁部部分
24 断面寸法
31 支持要素
33 支持要素
50 底部要素
54 交差孔
100 第1の(下方の)封止要素
200 第2の(上方の)封止要素
300 試料容器カバー要素
310 溝または切り込み
320 試料容器カバー要素の下側
330 傾斜角
400 把持要素
410 縁部
420 リブ

Claims (24)

  1. 試料容器(3)の開口部(2)を閉鎖するための汎用キャップ(1)であって、前記キャップ(1)が、前記キャップ(1)の長手軸線(5)の方向に延びるシャフト部分(6)と、少なくとも1つの封止要素(100、200)とを含み、
    前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の面(9)に配置されかつ3つのスリット(14、18)を備えた封止面を備え、
    前記スリット(14、18)が、前記封止面の縁部領域(15、19)から前記シャフト部分(6)の方向に向かって延び、前記封止面を3つのほぼ等しい大きさの円形切片状の薄板(12、16)に分割するように配置され、
    前記薄板(12、16)が、前記長手軸線(5)に向き合う閉鎖されるべき前記試料容器(3)の内側外被面(11)に当接するために設計され、前記試料容器にはめ込まれた(eingesetzt)前記キャップ(1)の閉鎖位置で互いに接触し、特に少なくとも領域的に重なる、汎用キャップ(1)。
  2. 各々の薄板(12、16)と前記シャフト部分(6)の外側表面(9)との間に、さらに支持要素(31、33)が配置される、請求項1に記載の汎用キャップ(1)。
  3. 前記3つの円形切片状の薄板(12、16)が前記シャフト部分(6)の周囲に沿って連続して配置され、かつ各々の薄板が、前記シャフト部分(6)の周囲のほぼ3分の1にわたって延びる、請求項1または2に記載の汎用キャップ(1)。
  4. 前記キャップ(1)の下方の端部部分(8)の領域で前記シャフト部分(6)に配置される前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、第1の封止要素(100)を含み、かつ、前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)に対して前記キャップ(1)の頭部(10)の方向に離間している底部要素(50)を備え、かつ、前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)と前記底部要素(50)との間に少なくとも1つの交差孔(54)を備え、前記交差孔を介して、前記キャップ(1)によって閉鎖された前記試料容器(3)の前記内部空間と前記外側周辺部との間のガス交換が可能である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  5. 前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の前記底部要素(50)から前記上方の端部部分(8)の方向に離間している第2の封止要素(200)を含む、請求項4に記載の汎用キャップ(1)。
  6. 前記薄板(12、16)が、少なくとも部分的に、特に前記シャフト部分(6)から離れた前記薄板(12、16)の前記縁部領域で粗面化されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  7. 前記キャップ(1)が、管状の把持要素(400)を含む頭部(10)を含み、前記把持要素(400)が、前記把持要素(400)の円筒軸線または中心軸線が前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)とほぼ同一であるように配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  8. 前記把持要素(400)が、前記シャフト部分(6)から離れて面取りされる、傾斜している縁部(410)を備えおよび/または斜角面を備える、請求項7に記載の汎用キャップ(1)。
  9. 前記キャップ(1)の前記頭部(10)が、さらに、前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)に対して直角に配向された、前記長手軸線(5)から離れた縁部部分(22)を有する好ましくはほぼ円形状の試料容器カバー要素(300)を含み、前記試料容器カバー要素(300)が、前記少なくとも1つの封止要素(100、200)と前記把持要素(400)との間に配置され、かつ前記把持要素(400)を越えてまた前記少なくとも1つの封止要素(100、200)を越えて延びる、請求項7または8に記載の汎用キャップ(1)。
  10. 前記シャフト部分(6)に対向する前記試料容器カバー要素(300)の面が円錐状に形成される、請求項9に記載の汎用キャップ(1)。
  11. 前記試料容器カバー要素(300)が補強要素(21)を備え、前記補強要素が、好ましくは、前記シャフト部分(6)から離れた前記試料容器カバー要素(300)の側面に配置され、かつ前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる、請求項9または10に記載の汎用キャップ(1)。
  12. 前記試料容器カバー要素(300)が、前記シャフト部分(6)の対向側に、前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる少なくとも1つの溝(310)を備える、請求項9〜11のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  13. 前記薄板(12、16)が、前記シャフト部分(6)の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所(13)を備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  14. 試料容器(3)の開口部(2)を閉鎖するための汎用キャップ(1)であって、前記キャップ(1)が、前記キャップの長手軸線(5)の方向に延びるシャフト部分(6)と、少なくとも1つの封止要素(100、200)とを含み、
    第1の封止要素(100)が前記キャップ(1)の下方の端部部分(8)の領域で前記シャフト部分(6)に配置され、
    前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)に対して前記キャップ(1)の頭部(10)の方向に離間している底部要素(50)を備え、
    また前記シャフト部分(6)が、前記第1の封止要素(100)と前記底部要素(50)との間に少なくとも1つの交差孔(54)を備え、前記交差孔を介して、前記キャップ(1)によって閉鎖された前記試料容器(3)の前記内部空間と前記外側周辺部との間のガス交換が可能である、汎用キャップ(1)。
  15. 前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記シャフト部分(6)の前記底部要素(50)から前記上方の端部部分(7)の方向に離間している第2の封止要素(200)を含む、請求項14に記載の汎用キャップ(1)。
  16. 前記少なくとも1つの封止要素(100、200)が、前記長手軸線(5)に向き合う閉鎖されるべき前記試料容器(3)の内側外被面(11)に当接するための複数の、好ましくは3つの薄板(12、16)を備え、前記薄板(12、16)が、少なくとも部分的に、特に前記シャフト部分(6)から離れた前記薄板(12、16)の前記縁部領域で粗面化される、請求項14または15に記載の汎用キャップ(1)。
  17. 前記キャップ(1)が、管状の把持要素(400)を含む頭部(10)を含み、前記把持要素(400)が、前記把持要素(400)の円筒軸線または中心軸線が前記キャップ(1)の前記長手軸線(5)とほぼ同一であるように配置される、請求項14〜16のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  18. 前記キャップ(1)の前記頭部(10)が、さらに、前記長手軸線(5)に対して直角に配向された、前記長手軸線(5)から離れた縁部部分(22)を有する好ましくは円形状の試料容器カバー要素(300)を含み、前記試料容器カバー要素が、前記少なくとも1つの封止要素(100、200)と前記把持要素(400)との間に配置され、かつすべての方向で前記長手軸線(5)に対して直角に前記把持要素(400)を越えてまた前記少なくとも1つの封止要素(100、200)を越えて延びる、請求項17に記載の汎用キャップ(1)。
  19. 前記シャフト部分(6)に対向する前記試料容器カバー要素(300)の面が円錐状に形成される、請求項18に記載の汎用キャップ(1)。
  20. 前記試料容器カバー要素(300)が、前記シャフト部分(6)の対向側に、前記縁部部分(22)から前記長手軸線(5)の方向に延びる少なくとも1つの溝(310)を備える、請求項18または19に記載の汎用キャップ(1)。
  21. 前記薄板(12、16)が、前記シャフト部分(6)の周囲に沿って延びる目標折り曲げ箇所(13)を備える、請求項16〜20のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  22. 前記キャップ(1)が、一体に、特に射出成形部分として形成される、請求項1〜21のいずれか一項に記載の汎用キャップ(1)。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項に記載の開口部(2)と、前記開口部(2)に挿入可能な少なくとも1つの汎用キャップ(1)とを含む閉鎖可能な試料容器(3)。
  24. 前記試料容器(3)が、前記汎用キャップ(1)をはめ込むことができる開口部(2)を備える、請求項1〜22のいずれか一項に記載の複数の閉鎖可能な試料容器(3)と少なくとも1つの汎用キャップ(1)とからなるシステム。
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