JP3190545U - 表示体 - Google Patents

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竜彦 砂山
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株式会社ジュピター
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Abstract

【課題】表示物を多様な方向から見ることができる表示体を提供する。
【解決手段】この表示体Hは、立体的な表示物を表示させるためのものであり、透明の樹脂により形成されたブロック状をなす表示体本体1と、この表示体本体の一部分を凹陥して形成された凹陥部と、この凹陥部を形成する凹陥面に着色料を塗布することにより設けられた着色層2とを備えている。そして、表示物が着色層により形成されている。表示体本体が、透明の樹脂により形成されているので、表示物を多様な方向から見ることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、立体的な表示物を表示させるための表示体に関する。
従来から、表示物を表示させる表示体として種々のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、近時においては、「ホロウマスク錯視」或いは「ホロウフェイス錯視」(以下、「ホロウマスク錯視」という)と称された人間の錯視を利用した表示体として、凹面により構成された表示物を有した表示体が登場している。
ここで、「ホロウマスク錯視」とは、実際には凹形状(凹面状)をなす表示物が、見る者からは凸形状(凸面状)のものとして認識されてしまうという錯視現象をいう。そして、当該ホロウマスク錯視を利用した表示体としては、主に「顔」を含む表示物を凹形状に形成し、専らその表示物の凹形状側を、見る者に対して向けるようにしたものが知られている。
ところが、従来におけるこの種の表示体は、専ら表示物を一方向側すなわち、凹形状側だけから見せるようにしたものがほとんどであり、表示物を見せるための態様がある程度限られたものとなっていた。
実用新案登録第3164257号公報
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、表示物を多様な方向から見ることができる表示体を提供することにある。
すなわち、本考案の表示体は次の構成をなしている。
請求項1に記載の表示体は、立体的な表示物を表示させるための表示体であって、透明の樹脂により形成されたブロック状をなす表示体本体と、この表示体本体の一部分を凹陥して形成された凹陥部と、この凹陥部を形成する凹陥面に着色料を塗布することにより設けられた着色層とを備えてなり、前記表示物が前記着色層により形成されているものである。
請求項2に記載の表示体は、請求項1に係る構成において、前記表示体本体が、天板等の載置面に接する底面と、この底面に対して略直交する前方向に向くように配設された前面と、前記底面に対して略直交する左右方向に向くように配設された左右の側面と、前記底面に対して略直交する後方向に向くように配設された背面とを備えたものであり、前記凹陥部が前記背面側を凹陥して形成されているものである。
請求項3に記載の表示体は、請求項1又は2に係る構成において、前記着色層が、単色の着色料により構成されているものである。
請求項4に記載の表示体は、請求項1、2又は3に係る構成において、前記表示物が、正面視における左右方向中央部を中心線として左右対称の形状をなしているものである。
請求項5に記載の表示体は、請求項1、2、3又は4に係る構成において、前記透明の樹脂が、ポリエステル樹脂を使用したものである。
請求項6に記載の表示体は、請求項1、2、3、4又は5に係る構成において、前記表示体本体が、正面視において正方形状をなしているものである。
以上説明したように本考案によれば、表示物を多様な方向から見ることができる表示体を提供することができるものとなる。
本考案の一実施形態を示す表示体の正面側から見た斜視図。 同実施形態を示す背面側から見た斜視図。 同実施形態を示す正面図。 図3におけるA−A線断面図。 図3におけるB−B線断面図。
以下、本考案の一実施形態を、図1〜5を参照して説明する。
この実施形態は、本考案を、人物像を立体的な表示物Fとして表示させた観賞用の表示体Hに適用したものである。表示体Hの表示物Fとしては、例えば、人間の顔部分を含んだ像(人物像)やマンガやテレビゲーム等のアニメーションで登場した像(キャラクター像)が採用されるが、像としては建物や車や物品等の任意のものを採用することができる。
表示体Hは、透明の樹脂により形成されたブロック状をなす表示体本体1と、この表示体本体1の一部分を凹陥して形成された凹陥部11と、この凹陥部11を形成する凹陥面111に着色料を塗布することにより設けられた着色層2とを備えている。そして、前記表示物Fが、前記着色層2により形成されている。以下、詳述する。
表示体本体1は、透明の樹脂により作られた透明ブロック状のもので、具体的には、ポリエステル樹脂が用いられている。この表示体本体1は、正面視において略正方形状をなしている。表示体本体1は、天板等の略水平な載置面に面的に接する底面1aと、この底面1aが向く下方向に対して略直交する前方向に向くように配設された前面1bと、前記底面1aが向く下方向に対して略直交する左右方向に向くように配設された左右の側面1c、1dと、前記底面1aが向く下方向に対して略直交する後方向に向くように配設された背面1eと、前記前面1bが向く前方向及び背面1eが向く後方向に対してそれぞれ略直交する上方向に向くように配設された頂面1fを備えている。前記凹陥部11は、前記背面1e側の中間部分を前面1b側に向かって凹陥して形成されている。
表示体本体1は、底面1aが天板等の載置面に接した状態で起立したブロック状のものである。換言すれば、表示体本体1は、各面が矩形をなす略平行六面体である基本ブロック体の背面1e側を部分的に所定形状に凹ませた形状をなしている。なお、「載置面」とは、物品が載置可能な面であり、主として家具の天板面や床面等が挙げられる。
凹陥部11は、表示するべき立体物である人物像に対応した形状に凹陥されたものであり、立体物の前側部分の形状に対応した凹陥面111が形成されている。表示体本体1は、熱可塑性樹脂であるポリエステル樹脂を所定形状の型(図示せず)に流し入れることにより形成される。具体的には、表示体本体1における凹陥面111を有した凹陥部11は、前記所定形状の型に設けられた任意の立体物形状部分によって形成される。表示体Hは、この凹陥部11の凹陥面111に着色層2を配している。
着色層2は、凹陥面11に任意の色彩の着色料を塗布することにより形成された層状のものであり、この実施形態では、単色の着色料が使用されている。換言すれば、見る者に表示させるべき表示物Fは、前記着色層2により形成されている。なお、本実施形態における表示物Fは、正面視における左右方向中央部を仮想中心線とした左右対称の形状をなしている。
以上、詳述したように、本実施形態に係る表示体Hは、立体的な表示物Fを表示させるためのものであって、透明の樹脂により形成されたブロック状をなす表示体本体1と、この表示体本体1の一部分を凹陥して形成された凹陥部11と、この凹陥部11を形成する凹陥面111に着色料を塗布することにより設けられた着色層2とを備えている。そして、前記表示物Fが前記着色層2により形成されている。このため、本実施形態の表示体Hは、着色層2により形成された表示物Fを全方向から観賞し得るものとなる。
しかも、表示物Fが透明ブロック状をなす表示体本体1に設けられているため、表示物Fが透明ブロックの内部に入って浮かんでいるように見えることになる。このため、ホロウマスク錯視の現象を目の当たりにしても極端な不自然さが抑制されるものとなり、見る者の快適な観賞を実現することができる。
つまり、表示体本体1は、透明の樹脂により形成されたものであるため、底面1a側、前面1b側、左右の側面1c、1d側、頂面1f側のいずれの方向から観察しても透明の樹脂部分を通して着色層2により特定された表示物Fを視認することができるとともに、背面1e側から観察しても着色層2により特定された表示物Fを直接的に視認することができるものとなる。
そして、底面1a側、前面1b側、左右の側面1c、1d側、頂面1f側から観察した場合には、透明樹脂が介在することに伴う光の屈折作用により多様な表示物Fの見え方を提供することができ、また、背面1e側から観察した場合には、ホロウマスク錯視の現象を伴った表示物Fの見え方を提供し得るものとなっている。すなわち、背面1e側から観察した場合には、実際には凹んでいる凹陥部11がホロウマスク錯視の現象により、見る者に向かって凸面を構成するかのように誤解させ得るものとなる。したがって、この表示体Hであれば、見る者に対して表示物Fを全方向から多様な見え方で観賞させることができるものとなる。
前記表示体本体1が、天板等の載置面に接する底面1aと、この底面1aに対して略直交する前方向に向くように配設された前面1bと、前記底面1aに対して略直交する左右方向に向くように配設された左右の側面1c、1dと、前記底面1aに対して略直交する後方向に向くように配設された背面1eとを備えたものであり、前記凹陥部11が前記背面1e側を凹陥して形成されている。したがって、表示体本体1は、底面1aが載置面に接している状態で、前面1b、左右の側面1c、1d、背面1eがそれぞれ底面1aに対して直交する方向を向いたブロック状のものとなり得るため、表示物Fが天板等の載置面に対して立設された状態を保持することができ、観賞の用に供し易いものとなるとともに取り扱いに優れたものとなる。
前記着色層2が、単色の着色料により構成されているため、凹陥部11が複雑な凹陥面111を有したものであっても、容易に着色を行うことができ、着色層2を容易に設けることができるものとなる。
前記表示物Fが、正面視における左右方向中央部を中心線として左右対称の形状をなしているものであるため、後方から凹陥部111を直接的に見た場合にホロウマスク錯視の現象を好適に生じやすくするものとなる。
前記透明の樹脂が、ポリエステル樹脂を使用したものであるため、所望の形状を広く普及した材料により形成することができるものとなる。
前記表示体本体1が、正面視において正方形状をなしているものであるため、観賞するにあたり好適なものとなり、使用者の取り扱いに便宜なものとなる。
なお、本考案は、以上に詳述した実施形態に限定されるものではない。
表示物は、本実施形態で説明したような人物像に限られるものではなく、どのようなものであってもよい。換言すれば、凹陥面を有した凹陥部の形状は任意の形状を採用することができる。
着色層は単色には限られず複数の色彩を使用したものであってもよいのはもちろんのことである。
表示体本体は、ブロック状のもの、すなわち凹陥部を形成することができる程度に一定の塊をなしたものであればよく、種々の形状を採用することができるものである。本考案の表示体本体は、採用される形状により光の屈折度合いを他の形状のものと異ならせることができるものとなり、表示物の見え方を多様なものとすることができる。
上述した実施形態では、表示物が左右対称の形状をなしているものについて説明したが、このようなものには限定されず、左右対称の形状のものでなくてもよい。
上述した実施形態では、樹脂としてポリエステル樹脂を採用するものについて説明したが、かかるものに限定されるものではない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…表示体本体
2…着色層
11…凹陥部
111…凹陥面
H…表示体

Claims (6)

  1. 立体的な表示物を表示させるための表示体であって、
    透明の樹脂により形成されたブロック状をなす表示体本体と、この表示体本体の一部分を凹陥して形成された凹陥部と、この凹陥部を形成する凹陥面に着色料を塗布することにより設けられた着色層とを備えてなり、
    前記表示物が前記着色層により形成されていることを特徴とする表示体。
  2. 前記表示体本体が、天板等の載置面に接する底面と、この底面に対して略直交する前方向に向くように配設された前面と、前記底面に対して略直交する左右方向に向くように配設された左右の側面と、前記底面に対して略直交する後方向に向くように配設された背面とを備えたものであり、前記凹陥部が前記背面側を凹陥して形成されている請求項1記載の表示体。
  3. 前記着色層が、単色の着色料により構成されている請求項1又は2記載の表示体。
  4. 前記表示物が、正面視における左右方向中央部を中心線として左右対称の形状をなしている請求項1、2又は3記載の表示体。
  5. 前記透明の樹脂が、ポリエステル樹脂を使用したものである請求項1、2、3又は4記載の表示体。
  6. 前記表示体本体が、正面視において正方形状をなしている請求項1、2、3、4又は5記載の表示体。
JP2014000906U 2014-02-24 表示体 Expired - Lifetime JP3190545U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6172595B1 (ja) * 2016-09-27 2017-08-02 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018050850A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018117924A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 株式会社アーテック お面型図画教材

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