JP3190463U - 水改質用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】化学物質を用いないで、様々な水の浄化、あるいはその水に接触する器材もしくは部材の表面に生じる錆、スケールもしくは水垢のような汚染物を除去するか、又はこれらの器材もしくは部材の表面が錆、スケールもしくは水垢のような汚染物で汚染されるのを防止する水処理技術を提供する。【解決手段】機械的な振動を受けることによって電気振動を起こす構造水を気体とともに合成樹脂製の密閉容器2の中に封入させることによって構成される水改質用具1に機械的な振動を与えると、この水改質用具1の内部から電気振動が発生して、その電気振動が用具の外部に向かって伝播する。【選択図】図1
Description
本考案は、水を改質するための水改質用具に関するものである。
従来、水質の改善、水の汚染防止もしくは浄化、又は水中に浸される器材の表面又は水を入れた容器もしくは配管の壁面に錆、スケール又は水垢などの汚染物が付着するのを防止するか、又はこれらの汚染物を除去するための水処理においては、例えば、化学物質である凝集剤が使用される場合は、この凝集剤が残渣となって残るので、これを処理しなければならない問題があり、また、処理された水、例えば飲料水の中に凝集剤が残留する恐れがあって、その使用量は制限されるという問題があった。
それで、化学物質である凝集剤を用いる方式に伴う上記の問題を避けることを目的とした水処理法の一つとして磁気・磁石方式の水処理法があり、この方式の水処理では、例えば、水道水を浄化するため、永久磁石によって形成された用具、又は装置の中又は近くに水道水を通すような処理が施されるが、永久磁石を家庭用の20ミリ水道管に取り付けた場合には或る程度の効果が認められ、メンテナンスが不要であるという利点はあるけれども、水道管が太くなるとその効果が薄れ、スケールの除去については効果が認められず、その効果の範囲は磁石の周辺に限られるという欠点があった。
また、水に触れる器材、容器又は配管などの表面に生ずる汚染物を除去するか、あるいはこの汚染物の発生を防止するため、その水にパルス電流を流すパルス電流方式の水処理法も知られているが、この方式ではスケールの除去に僅かな効果があるものの、赤錆、水垢及び藻類に対しては効果が認められず、そして、例えば、水を通すパイフが太くなると効果が低下し、更に、この方式では、パルス電流を発生させる装置が必要である以外に、このパルス電流発生装置に付随して設けられたコンピュータを定期的に点検するための専門的な技術者を要するという問題があった。
また、冷却水のような循環水に接触する器材、例えば配管などの表面に生ずる汚染物を除去するか、あるいはこの汚染物の発生を防止するために、その水の中に電気石(トルマリンを包含する。)、螢石、ブラックシリカもしくはホワイトシリカ又は砂鉄などの天然の鉱物又はこのような鉱物を主要な成分として含んでいる天然の岩石、すなわち、これらの天然の鉱石を浸す天然鉱石方式の水処理法も知られており、この方式では毎時1トン未満のような少ない流量の循環水に対しては一般にスケールの除去、防錆又は水垢除去などの効果が認められるけれども、これらの効果は精々1カ月位続く程度に過ぎず、それ以上の期間にわたって持続する効果を得るため、その天然鉱石を再生するための処理が必要になるという不利な点があった。
また、上記と同様な目的で天然鉱石の代わりにセラミックスを用いるセラミックス方式の水処理法も知られており、この方式では、例えば、冷却塔で循環させる冷却水の流量が毎時5トン程度までの流量であればスケールの除去、防錆又は水垢除去の効果が見られるけれども、この方式でも、その効果は精々1カ月から3カ月の間得られる程度で、それ以上の期間にわたって持続する効果を望むためには、やはりセラミックスを再生するための処理が必要であるという問題があった。
更に、凝集剤のような化学物質を用いない方式による水処理として、炭素繊維のような濾過材又は活性炭(備長炭を包含する。)のような吸着材がそれぞれ用いられる濾過方式又は吸着方式によって水、例えば飲料水を浄化する水処理法も知られているが、これらの方式による水処理法では濾過材及び吸着材の浄水効果は短期間で衰えるために、それらを新しい材料に頻繁に交換するか、あるいは再生するための作業と手間が掛かるという煩わしさがあった。
このように、凝集剤のような化学物質を用いる方式の水処理法の問題を解決するために、磁気・磁石方式、パルス電流方式、天然鉱石方式、セラミックス方式及び濾過もしくは吸着方式などによる上記の水処理法が従来提案されてきたけれども、そのいずれにおいても、水処理の効果が上記のように限定的であって十分でなく、部品又は材料の再生又は交換を必要とする問題があったりして、凝集剤のような化学物質を用いる方式で得られるほどの効果は期待できないという問題があった。
それで、本考案は、このような化学物質を用いずに、しかも、上記のような様々な水の浄化、あるいはその水に接触する器材もしくは部材の表面において生ずる錆、スケールもしくは水垢を除去するか、又はこれらの器材もしくは部材の表面が錆、スケールもしくは水垢のような汚染物で汚染されるのを防止する上で、前述の各種方式よりも優れた方式による水処理法を提供することを課題としている。
本考案者は、従来技術における上記の状況に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
1.機械的な振動を受けることによって電気振動を起こす構造水を気体とともに合成樹脂製の密閉容器の中に封入させることによって構成される水改質用具に機械的な振動を与えると、この水改質用具の内部から電気振動が発生して、その電気振動が用具の外部に向かって伝播すること、
1.機械的な振動を受けることによって電気振動を起こす構造水を気体とともに合成樹脂製の密閉容器の中に封入させることによって構成される水改質用具に機械的な振動を与えると、この水改質用具の内部から電気振動が発生して、その電気振動が用具の外部に向かって伝播すること、
2.この水改質用具を処理すべき水、例えば、池、川、水槽又はプールの水、あるいは空調又は冷凍冷蔵倉庫などの装置で循環する冷却水の中に浸し、そしてこの用具をその水の中で振動させることによって発生する前記の電気振動をこの処理すべき水に与えると、この水において水の界面活性性又は水分子の浸透性が向上したり、あるいは水の酸化還元電位が低下したりして水が活性化され、その結果、これらの水が浄化されるか、あるいはその水と接触する様々の器材、例えば、空調又は冷凍冷蔵倉庫の冷凍機側及び冷却塔側で循環する冷却水に接触する器材の表面又は様々な水が入れられている容器、例えば、水槽又はプールの壁面に付着した錆、スケール又は水垢などの汚染物が落ち易くなるか、もしくはこれらの汚染物で上記の表面又は壁面が汚れるのが防止され、また、これらの水槽、プール又は池などの溜まり水、又は川や水路などを流れる水が浄化されたり、あるいは脱臭され、そして上記のような水処理法では水改質用具に関する部材又は部品の交換や再生などのメンテナンスが必要でないこと、及び
3.この水改質用具とともに、好熱菌が担持された固形材料を処理すべき水の中に浸すと、上記の水の改質効果が一層顕著になること、を見出した。
本考案は、上記の知見に基づいて考案されたもので、処理すべき水の中に振動可能に浸されることによって、その水を改質する水改質用具であって、機械的な振動を受けることによって電気振動を発生する構造水が気体とともに合成樹脂製の密閉容器の中に封入されていることを特徴とする水改質用具である。
本考案によれば、水の活性化、水質の改善又は維持、水の消臭、並びに、水に接触する器材の表面、又は水を入れる様々な容器、例えば、水槽又はプールの壁面に付着したスケール、錆又は水垢などを除去したり、もしくはこのようなスケール、錆又は水垢などで前記の表面又は壁面が汚染されるのを防止するか、又は汚染されている様々な水を脱臭する水改質用具が提供され、そしてこの水改質用具は、濾材又は部材もしくは部品などの交換又は再生などを目的とする面倒なメンテナンスを必要としない。
本考案で用いられる構造水、すなわち、組織的な構造にされた水(構造化された水)は、例えば、大部分が正五角形の面で囲まれた正十二面体の状態に水分子の酸素と水素とが整列した結晶構造、すなわち、水分子の結合状態を含んで、双極子性能の高い水となっている。
上記のような水分子の結合状態を含む構造水は、機械的な振動を受けることによって、10〜300mV程度の微弱な電圧の交流波形又はパルス波形を発生し、この交流波形又はパルス波形を微弱な電気振動として水改質用具の外部へと伝播させ、それによって水の改質又は浄化が達成される。
上記の構造水の特性により処理すべき水に対して活性化又は浄化などの前記作用を発揮する本考案の水改質用具は、下記の実施例においても見られるように、その用具が浸されている水、すなわち、処理すべき水の分子を互いに結合させている水素結合を切れ易くして、水分子の結合構造、すなわち、水のクラスターを細分化し、その細分化された各水分子の活性、すなわち、水の活性を高めて、水の界面活性性及び水分子の浸透性を向上させる結果、この活性化された水と接触する様々な器材、例えば、冷却用の循環水が通る配管の内側表面、又はこの活性化された水が入れられている容器、例えば、水槽またはプールの壁面に付着した錆、スケール又は水垢などの汚染物が落ち易くなるか、もしくはこれらの汚染物で上記の表面又は壁面が汚染物で汚れるのが防止され、また、この活性化によって水の酸化還元電位が低下する傾向が見られるところから、上記の処理すべき水において水質の改善又は消臭効果が得られる。
構造水を封入するための容器の材料としては、適度な密度を具えて水の中で振動させ易く、また、耐水性と耐蝕性に優れ、そして上記の微弱な電気振動を用具の内部から外部へと伝播させ易い合成樹脂が適しており、特に結晶性高密度ポリエチレンがその材料として適している。
上記の容器はまた、その形状から見ても水の中で振動し易く、しかもその容器の中で構造水が振動し易いものが便利であり、水中に懸架させるのが便利であるような、例えば、図1の斜視図及び図2の平面図に示される水改質用具1の容器2のように偏平なドーナッツ状を呈しているものが好ましく使用されるが、この容器の形状は勿論このように限定されない。
構造水が収納される上記の容器には、その構造水が振動を起こし易いように、また、この構造水が凍ったときの水の膨張によって容器が破損しないように、構造水とともにある程度の適当な量の気体も容器の中に封入され、この気体の割合は、容器の形状によっても若干異なってくるけれども、一般に容器の内容積の10〜30容量%を占めるのが適当である。
この気体としては、水及び容器の材質に対して不活性である気体ならば一般にどのような気体でも用いることができるが、普通空気が有利に用いられる。
本考案の水改質用具に水中で振動を与えるには、一般にどのような方法によってもよく、例えば、処理すべき水が、冷却塔における冷却用の循環水又は上方が開放された水路の中の水のような流水の中に浸される場合には、この用具がそれらの循環水又は流水の中に、例えば、循環水が通る水槽又は流水が通る水路の中に懸架すればよい。
また、上記の処理すべき水が、例えば、水槽又はプールの中の水のように流動状態にない、すなわち、静止状態にある場合には、機械的な手段により、例えば、水中に浸される用具の近傍に水中ポンプを設け、この水中ポンプによって引き起こされる水の流動で用具を振動させるか、あるいは、例えば、この用具の近傍に攪拌装置を設けて水を攪拌し、それによって生ずる水の流動で用具を振動させてもよく、また場合によっては、上記の流水本来の流れと、機械的な手段によって引き起こされる水の流動との両者によって水改質用具を振動させてもよい。
好熱菌を担持させた多孔質の固形材料を上記の水改質用具とともに浸すと、この両者による相乗効果が発揮されて、水に対する改質効果が一層向上する。
この多孔質の固形材料としては、耐水性があるものならば、一般にどのような材料でもよく、例えば、天然に産する岩石又はセラミックスが挙げられ、好ましくは塊状又は粒状で使用される。
この多孔質の固形材料としては、耐水性があるものならば、一般にどのような材料でもよく、例えば、天然に産する岩石又はセラミックスが挙げられ、好ましくは塊状又は粒状で使用される。
好熱菌は高温菌類に属するものであって、この好熱菌を担持させた多孔質の固形材料は、例えば、好熱菌を培養して得られた培養液を原液として例えば100倍程度に水で希釈することによって調製された好熱菌の溶液を、粒状乃至塊状の軽石又はゼオライトのような多孔質の固形材料に含浸させ、次いで、この含浸された固形材料を乾燥することによって製造される。
本考案の水改質用具は様々な水の改質、すなわち、活性化、水質向上、水質維持、浄化又は汚染防止のために使用することができる。
以下に実施例を挙げて本考案を更に詳しく説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。
実施例1
外径101.6mm:内径:22.7mm及び厚さ:26.0mmの寸法を有する、図1及図2で示されるような環状の結晶性ポリエチレン製容器に、その容器の内容積の10容量%を占める空気と、その残余を占める構造水とが封入されている水改質用具16個を、2500m3の池の近傍に設けられてこの池の水を循環させる水中ポンプの吐出口に懸架させて、この水改質用具を62日間放置したところ、濁度計によって測定されたその池の水の濁度は60から20に低下し、BOD(生物化学的酸素要求量)は11.2mg/Lから6.4mg/Lに低下した。
この結果は、本考案の水改質用具が池の水を活性化させ、その水の浄化に効果を発揮することを示している。
実施例1
外径101.6mm:内径:22.7mm及び厚さ:26.0mmの寸法を有する、図1及図2で示されるような環状の結晶性ポリエチレン製容器に、その容器の内容積の10容量%を占める空気と、その残余を占める構造水とが封入されている水改質用具16個を、2500m3の池の近傍に設けられてこの池の水を循環させる水中ポンプの吐出口に懸架させて、この水改質用具を62日間放置したところ、濁度計によって測定されたその池の水の濁度は60から20に低下し、BOD(生物化学的酸素要求量)は11.2mg/Lから6.4mg/Lに低下した。
この結果は、本考案の水改質用具が池の水を活性化させ、その水の浄化に効果を発揮することを示している。
実施例2
内径100mmの冷却管の中で1300L/minの流量で冷却水が循環している密閉式冷却塔の下部水槽に、実施例1で用いたのと同様な水改質用具を4個懸架させ、そして冷却水の流れによってこの水改質用具を118日間振動させたところ、冷却水のEC値(電気伝導率)は235mS/cmから97mS/cmに低下し、ORP(酸化還元電位)は126mVから81mVに低下した。
内径100mmの冷却管の中で1300L/minの流量で冷却水が循環している密閉式冷却塔の下部水槽に、実施例1で用いたのと同様な水改質用具を4個懸架させ、そして冷却水の流れによってこの水改質用具を118日間振動させたところ、冷却水のEC値(電気伝導率)は235mS/cmから97mS/cmに低下し、ORP(酸化還元電位)は126mVから81mVに低下した。
上記のようにのEC値が低下したのは導電性成分、すなわち汚染成分の減少によるもので、冷却水の浄化を意味し、またORPという指標の低下は冷却水による酸化作用が抑制されていることを意味し、このORPの低下は冷却水に接触する器材又は部材が腐食され難くなることを示している。この実験を開始した当初では長さ1m、内径100mmの内部配管の外側全面が厚さ10mmのスケールで覆われていたが、このスケールの約40%は上記の118日後には剥離し、また、その約20%は冷却水中に溶解して除去されていた。
このような結果も、本考案の水改質用具が冷却水を活性化することを示している。
このような結果も、本考案の水改質用具が冷却水を活性化することを示している。
実施例3
産業廃棄物処理場に設置された3槽式油水分離槽の第3槽の中に設けられた水中ポンプの近傍に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を10個懸架させることによって、この産業廃棄物処理場で生ずる排水に対するこの水改質用具の性能を試験した。
上記の第3槽中で分離している水の水質を試験開始当時と試験開始から2週間後にEC値(mS/m)、ORP(mV)、BOD(mg/L)、COD(化学的酸素要求量;mg/L)、SS(浮遊固形物;mg/L)、n−hex(ノルマルヘキサン油分;mg/L)、濁度計による濁度、及び色度計によって測定される色度について調査したところ、次の表1に示されるような結果が得られた。
産業廃棄物処理場に設置された3槽式油水分離槽の第3槽の中に設けられた水中ポンプの近傍に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を10個懸架させることによって、この産業廃棄物処理場で生ずる排水に対するこの水改質用具の性能を試験した。
上記の第3槽中で分離している水の水質を試験開始当時と試験開始から2週間後にEC値(mS/m)、ORP(mV)、BOD(mg/L)、COD(化学的酸素要求量;mg/L)、SS(浮遊固形物;mg/L)、n−hex(ノルマルヘキサン油分;mg/L)、濁度計による濁度、及び色度計によって測定される色度について調査したところ、次の表1に示されるような結果が得られた。
表1に示される結果から、EC値、ORP、BOD、COD、SS、n−hex、濁度及び色度のいずれにおいても、第3槽中の水が著しく浄化されていることが分かる。
実施例4
スーパーマーケットに設置されている冷凍冷蔵倉庫で冷却水が循環している冷却塔の下部水槽の中に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を6個懸架させることによって、この冷凍冷蔵倉庫の冷却水に対するこの用具の性能を試験した。
試験開始当時、試験開始から44日後及び79日後にEC値(mS/m)、ORP(mV)並びに冷却塔(散水槽)に入る循環水の入口温度及び出口温度について調査したところ、次の表2に示されるような結果が得られた。
スーパーマーケットに設置されている冷凍冷蔵倉庫で冷却水が循環している冷却塔の下部水槽の中に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を6個懸架させることによって、この冷凍冷蔵倉庫の冷却水に対するこの用具の性能を試験した。
試験開始当時、試験開始から44日後及び79日後にEC値(mS/m)、ORP(mV)並びに冷却塔(散水槽)に入る循環水の入口温度及び出口温度について調査したところ、次の表2に示されるような結果が得られた。
表2に示される結果は、EC値が44日後に上昇してから79日後に低下し、そしてORPが44日後に低下してから79日後に上昇していることを示しているが、このような結果は、循環水が活性化されたためにその循環水に接触する器材の表面から導電性成分が水の中に溶け出して一旦はEC値が上昇するとともにORPが低下したが、その後の79日後には、循環水中に含まれるその導電性成分が減少して、この循環水が浄化されていることを示している。
また、上記のように冷却塔(散水槽)に入る循環水の入口温度と出口温度との温度差が44日後よりも79日後の方が大きくなっていることは、冷却塔における充填材の目詰まりが無くなって冷却用の風の通りがよくなり、それによって循環水が冷却塔でよく冷やされるようになると同時に、冷媒のフロンなどに接する配管の内側に付着していた水垢、錆、スケールが除去された結果、冷凍機においてはフロンなどの冷媒を冷却した後の循環水の温度が上昇したこと、すなわち、循環水がフロンなどの冷媒からの熱をより多く奪って冷凍機における熱交換効率が上昇したことを示している。
実施例5
惣菜や弁当などを製造している食品加工工場から排出される排水に対する本考案の水改質用具の効果を調べるための試験を次のようにして実施した。
10月から翌年の4月を経て9月に至る1年間の途中の3月17日に、実施例1で用いたのと同様な水改質用具12個を、上記の排水を処理するための容量が約2,000リットルの曝気槽に流入する排水の中に懸架させ、その後この用具を6月20に曝気槽から撤去した。
惣菜や弁当などを製造している食品加工工場から排出される排水に対する本考案の水改質用具の効果を調べるための試験を次のようにして実施した。
10月から翌年の4月を経て9月に至る1年間の途中の3月17日に、実施例1で用いたのと同様な水改質用具12個を、上記の排水を処理するための容量が約2,000リットルの曝気槽に流入する排水の中に懸架させ、その後この用具を6月20に曝気槽から撤去した。
この試験では、上記の10月から9月までの1年間に曝気槽から流出した水を毎月1回採取して、それぞれの試料のpH値、BOD(mg/L)、COD(mg/L)、SS(mg/L)、n−ヘキサン(動植物油類濃度;(mg/L)及び酸化還元の程度を示すヨウ素消費量(mg/L)を測定したところ、次の表3に示されるような結果が得られた。
表3に示される結果によって次のような水質の変化が観察された。
・試験期間中pHの値は安定していること、
・3月17日から水改質用具を設置することによって、BODの値は6月から7月にかけて顕著に低下し、その後6月20日に水改質用具を撤去することによって、8月及び9月には元の高い値に戻ったこと、
・CODの値は上記の設置によって6月に低下し、そして上記の撤去によって7月〜9月には元の値に近いところまで戻ったこと、
・SSの値は4月には特に高かったが、6月〜8月は比較的低く抑えられ、そして9月には高い値に戻ったこと、
・n−ヘキサン(動植物油類濃度)は5月に高かった値が6月及び7月には低い値に抑えられ、その後8月及び9月にはかなり高い値まで上昇したこと、
・ヨウ素消費量は3月及び4月には特に高かったけれども、5月から7月にかけては、6月を中心として顕著に低下し、その後の8月及び9月にはかなり高い値まで上昇したこと、
・試験期間中pHの値は安定していること、
・3月17日から水改質用具を設置することによって、BODの値は6月から7月にかけて顕著に低下し、その後6月20日に水改質用具を撤去することによって、8月及び9月には元の高い値に戻ったこと、
・CODの値は上記の設置によって6月に低下し、そして上記の撤去によって7月〜9月には元の値に近いところまで戻ったこと、
・SSの値は4月には特に高かったが、6月〜8月は比較的低く抑えられ、そして9月には高い値に戻ったこと、
・n−ヘキサン(動植物油類濃度)は5月に高かった値が6月及び7月には低い値に抑えられ、その後8月及び9月にはかなり高い値まで上昇したこと、
・ヨウ素消費量は3月及び4月には特に高かったけれども、5月から7月にかけては、6月を中心として顕著に低下し、その後の8月及び9月にはかなり高い値まで上昇したこと、
以上の観察によって、本考案の水改質用具が食品加工工場から排出される排水の水質を改善することが確認された。
実施例6
築後16年が経過したマンションの屋上に水道水を溜めるために設置された容量約2,000リットルの水槽、すなわち高置水槽で赤水の問題、すなわち、蛇口から出た水道水に赤錆が混入する問題が発生したので、この赤水に対する本考案の効果を調べるための試験を次のようにして実施した。
3月から7月までの間に実施例1で用いたのと同様な水改質用具2個を、上記の水槽に受け入れた水道水の中に懸架させ、そしてこの試験期間のうちの3月26日及び7月13日の朝一番に、水槽から排出された水道水を試料として採取し、このそれぞれの試料における一般細菌の数、大腸菌の数、塩化物イオン濃度(mg/L)、有機物濃度(mg/L)、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素濃度(mg/L)並びに鉄及び鉄化合物濃度(mg/L)について調べたところ、次の表4に示されるような結果が得られた。
実施例6
築後16年が経過したマンションの屋上に水道水を溜めるために設置された容量約2,000リットルの水槽、すなわち高置水槽で赤水の問題、すなわち、蛇口から出た水道水に赤錆が混入する問題が発生したので、この赤水に対する本考案の効果を調べるための試験を次のようにして実施した。
3月から7月までの間に実施例1で用いたのと同様な水改質用具2個を、上記の水槽に受け入れた水道水の中に懸架させ、そしてこの試験期間のうちの3月26日及び7月13日の朝一番に、水槽から排出された水道水を試料として採取し、このそれぞれの試料における一般細菌の数、大腸菌の数、塩化物イオン濃度(mg/L)、有機物濃度(mg/L)、pH値、味、臭気、色度、濁度、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素濃度(mg/L)並びに鉄及び鉄化合物濃度(mg/L)について調べたところ、次の表4に示されるような結果が得られた。
表4に示される結果によって次のような水質の状態が観察された。
・一般細菌は0であって、上記いずれの試験日においても100以下の基準値を満たしていること、
・大腸菌は上記いずれの試験日においても検出されず、基準値を満たしていること、
・塩化物イオン含有量は上記いずれの試験日においても、200mg/L以下という基準値を満たし、3月26日に20mg/Lであった値は7月13日には14mg/Lに低下したこと、
・有機物含有量は7月13日には、3月26日の0.5mg/Lから0.7mg/Lへと若干上昇したが、それでも5以下という基準値を十分に満たしていたこと、
・pH値は上記いずれの試験日においても5.8〜8.6という基準値を満たし、この両試験日において安定していたこと、
・味及び臭気にはいずれも異常がなく、これらは無味、無臭であったこと、
・色度は、3月26日では4度であったのが、7月13日には1度未満にまで改善され、いずれの場合も5度以下という基準値を満たしていたこと、
・濁度は両試験日のいずれにおいても0.1度未満であって、2度以下という基準値を満たしていたこと、
・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素濃度は7月13日には、3月26日の1.9mg/Lから1.4mg/Lへと低下し、いずれの試験日においても10mg/L以下という基準値を満たしていたこと、
・鉄及び鉄化合物濃度は7月13日には、3月26日の0.16mg/Lから0.02mg/Lへと著しく低下し、いずれの試験日においても0.3mg/L以下という基準値を満たしていたこと、
・一般細菌は0であって、上記いずれの試験日においても100以下の基準値を満たしていること、
・大腸菌は上記いずれの試験日においても検出されず、基準値を満たしていること、
・塩化物イオン含有量は上記いずれの試験日においても、200mg/L以下という基準値を満たし、3月26日に20mg/Lであった値は7月13日には14mg/Lに低下したこと、
・有機物含有量は7月13日には、3月26日の0.5mg/Lから0.7mg/Lへと若干上昇したが、それでも5以下という基準値を十分に満たしていたこと、
・pH値は上記いずれの試験日においても5.8〜8.6という基準値を満たし、この両試験日において安定していたこと、
・味及び臭気にはいずれも異常がなく、これらは無味、無臭であったこと、
・色度は、3月26日では4度であったのが、7月13日には1度未満にまで改善され、いずれの場合も5度以下という基準値を満たしていたこと、
・濁度は両試験日のいずれにおいても0.1度未満であって、2度以下という基準値を満たしていたこと、
・硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素濃度は7月13日には、3月26日の1.9mg/Lから1.4mg/Lへと低下し、いずれの試験日においても10mg/L以下という基準値を満たしていたこと、
・鉄及び鉄化合物濃度は7月13日には、3月26日の0.16mg/Lから0.02mg/Lへと著しく低下し、いずれの試験日においても0.3mg/L以下という基準値を満たしていたこと、
このように、上記の2つの試験日の間で鉄及び鉄化合物濃度の数値が大幅に改善されたことは水改質用具の還元効果を明確に示しており、また、塩化物イオン含有量及び硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素濃度の数値も低下したことは、水道水が浄化されていることを示している。
また、上記の両試験日の間にわたって、すなわち、本考案の水改質用具の設置前と設置後との間で、特に鉄及び鉄化合物濃度と色度が顕著に変化したことは、配管の内壁に生じていた赤錆が黒錆に変わったことに基づくものであり、このような結果は、本考案の水改質用具が赤水の問題の解決に大きく寄与することを示している。
また、上記の両試験日の間にわたって、すなわち、本考案の水改質用具の設置前と設置後との間で、特に鉄及び鉄化合物濃度と色度が顕著に変化したことは、配管の内壁に生じていた赤錆が黒錆に変わったことに基づくものであり、このような結果は、本考案の水改質用具が赤水の問題の解決に大きく寄与することを示している。
実施例7
各家庭から出る多様な種類の生活排水を集める埼玉県内のどぶ川の始点のA地点から終点のB地点に至るまでの間の途中のC地点に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を合計で65個浸して、この川の流水に対する水改質用具の効果を調べた。
各家庭から出る多様な種類の生活排水を集める埼玉県内のどぶ川の始点のA地点から終点のB地点に至るまでの間の途中のC地点に実施例1で用いたのと同様な水改質用具を合計で65個浸して、この川の流水に対する水改質用具の効果を調べた。
この試験においては、1月から4月までの間のうち、3月23日に至るまでは上記の水改質用具が単独で使用され、次いでその翌日の3月24日には、好熱菌の原液を水で100倍に希釈した溶液を、5kgの軽石に対して好熱菌の原液1リットルの割合で、軽石に含浸させることによって得られた、好熱菌が担持された約2〜3cm程の大きさの軽石をステンレス製の籠の中に入れて上記のA地点で川の中に吊るし、3月24日以降は、水改質用具と好熱菌とを併用して、川の浄化試験を続行した。
そして、水改質用具が懸架されたC地点から上流に向かって約100m遡ったA地点と、C地点から下流に向かって約300m下ったB地点で川の水を試料として採取し、その試料のそれぞれの水温(℃)、電気伝導率(mS/m)、pH、酸化還元電位(ORP)(mV)、BOD(mg/L)、COD(mg/L)、全窒素(T−N)濃度(mg/L)、全リン(T−P)濃度(mg/L)、塩化物イオン濃度(mg/L)、有機体炭素(TOC)濃度(mg/L)、全硬度、色度及び濁度の値を、A地点及びB地点において、1月7日から4月15日に至るまでの間の1月7日、2月4日、3月11日及び4月15日にそれぞれ測定したところ、次の表5及び表6に示されるような結果が得られた。
表5及び表6に示される結果によって次のような水質の変化が観察された。
・試験期間中pHの値は安定していて、環境中に水改質用具及び好熱菌を設置しても問題がないこと、
・試験終了時に電気伝導率が大幅に下がっていることによって川の水の中でイオン状の物質が減少したことが示されており、これはまた塩化物イオン濃度及び全硬度が低下する傾向によっても示されていること、
・最終日にはA地点からB地点に至るまでの間に、両岸から川の中に流入する水があったにも拘かわらず、BOD及びCODは大幅な低下傾向を示したこと、
・富栄養化要素である全窒素及び全リンの濃度も、上流と下流との数値を比較すると、最終日には大きく下がっていること、一般に低下し難い全リンの濃度は35%低下していること、
・試験の最終日には、試験の開始日よりも水温が10℃近く上昇したのにも拘かわらず、有機体炭素濃度も下がっていること、
・試験期間中pHの値は安定していて、環境中に水改質用具及び好熱菌を設置しても問題がないこと、
・試験終了時に電気伝導率が大幅に下がっていることによって川の水の中でイオン状の物質が減少したことが示されており、これはまた塩化物イオン濃度及び全硬度が低下する傾向によっても示されていること、
・最終日にはA地点からB地点に至るまでの間に、両岸から川の中に流入する水があったにも拘かわらず、BOD及びCODは大幅な低下傾向を示したこと、
・富栄養化要素である全窒素及び全リンの濃度も、上流と下流との数値を比較すると、最終日には大きく下がっていること、一般に低下し難い全リンの濃度は35%低下していること、
・試験の最終日には、試験の開始日よりも水温が10℃近く上昇したのにも拘かわらず、有機体炭素濃度も下がっていること、
以上の観察によって、3月11日までの水改質用具単独の使用で全窒素及び全リンの濃度が低下していることから、家庭の生活排水で汚染されたどぶ川の浄化に水改質用具単独で有効であり、また、最終の4月15日の試験日にBOD及びCODの数値が更に大幅に低下したこと等の結果は、水改質用具と好熱菌との併用が上記の汚染水の浄化に対して相乗効果を発揮することを示している。
実施例8
幅約:6m×水深:約3m×長さ:約300mの雨水幹線水路において、水路の始点付近から20mまでの間に、実施例7で用いたのと同様な、好熱菌を担持させた軽石60リットルがそれぞれ収納されたステンレス製のネット10個をそれぞれ約2m毎の間隔を空けて10か所水の中に懸架させ(A地点)、また、このA地点始から約300m下流のB地点に、上記と同様な軽石10リットルがそれぞれ収納されたステンレス製のネット20個と前記と同様な水改質用具各10個とを、この籠と水改質用具とをそれぞれ同一のロープで連結させて、それぞれ約10mの間隔を空けて同じ場所で水中に20か所懸架させた。
幅約:6m×水深:約3m×長さ:約300mの雨水幹線水路において、水路の始点付近から20mまでの間に、実施例7で用いたのと同様な、好熱菌を担持させた軽石60リットルがそれぞれ収納されたステンレス製のネット10個をそれぞれ約2m毎の間隔を空けて10か所水の中に懸架させ(A地点)、また、このA地点始から約300m下流のB地点に、上記と同様な軽石10リットルがそれぞれ収納されたステンレス製のネット20個と前記と同様な水改質用具各10個とを、この籠と水改質用具とをそれぞれ同一のロープで連結させて、それぞれ約10mの間隔を空けて同じ場所で水中に20か所懸架させた。
上記のB地点及びこのB地点から約200m下流のC地点で試料の水を採取し、これらのB地点及びC地点で試料として採取された水の水温(℃)、電気伝導率(mS/m)、pH、酸化還元電位(mV)、BOD(mg/L)及びSS含有量(mg/L)の値をそれぞれ測定したところ、次の表7及び表8に示されるような結果が得られた。
表7及び表8に示される結果から次のような水質の変化が観察された。
・試験期間中pHは安定した数値に維持されたこと、
・2か月の間にわたって水温が上昇したのにも拘かわらず、BODの数値はB地点及びC地点のいずれにおいても低下していて、水質の浄化が進んでいたこと、
・2か月の間に酸化還元電位が半減して、水の改質が進んだこと、
・B地点及びC地点のいずれにおいてもSS含有量の数値は低下し、この水中に浮遊する固形物が減少したことによって水の透明度が上昇し、以前では水中や川底で見ることができなかった鯉や亀などがはっきり見えるようになったこと、
・試験期間中pHは安定した数値に維持されたこと、
・2か月の間にわたって水温が上昇したのにも拘かわらず、BODの数値はB地点及びC地点のいずれにおいても低下していて、水質の浄化が進んでいたこと、
・2か月の間に酸化還元電位が半減して、水の改質が進んだこと、
・B地点及びC地点のいずれにおいてもSS含有量の数値は低下し、この水中に浮遊する固形物が減少したことによって水の透明度が上昇し、以前では水中や川底で見ることができなかった鯉や亀などがはっきり見えるようになったこと、
以上の観察によって、本考案の水改質用具と好熱菌との併用が水路を流れる雨水の水質の改善に有効であることが確認された。
本考案の水改質用具は、川、水路、池、プール、水槽などの水、空調又は冷凍冷蔵倉庫のような熱交換用の装置で循環する冷却水、飲用水又は排水などの様々な水の水質改善又は浄化のために利用できる。
1 水改質用具
2 容器
2 容器
Claims (6)
- 処理すべき水の中に振動可能に浸されることによって、その処理すべき水を改質する水改質用具であって、
機械的な振動を受けることによって電気振動を起こす双極子性能の高い水である構造水が前記機械的な振動をし易いようにするための気体とともに合成樹脂性の密閉容器の中に封入され、
前記密閉容器に前記機械的な振動を与えることにより前記双極子性能の高い水である構造水は、前記双極子性能の高さに応じた電圧の前記電気振動を起こして10mVないし300mVの電圧の交流波形又はパルス波形を前記密閉容器の外部に発生させ、
前記密閉容器を前記処理すべき水の中に浸すことによって前記交流波形又は前記パルス波形を前記密閉容器の外部へと伝播させ前記処理すべき水を改質することを特徴とする、水改質用具。 - 前記密閉容器の中に封入される前記気体の割合は、前記密閉容器の内容積の10〜30容量%であることを特徴とする、請求項1に記載の水改質用具。
- 前記密閉容器に与えられる前記機械的な振動は、流水の流れ又は機械的な手段により前記密閉容器の近傍で生ずる水の流動のいずれか一方又は双方によって引き起こされる、請求項1又は請求項2に記載の水改質用具。
- 前記の水の改質が水の活性化である、請求項1ないし請求項3の1項に記載の水改質用具。
- 前記の水の改質が水の水質向上又は水質維持である、請求項1ないし請求項3の1項に記載の水改質用具。
- 前記の水の改質が水の浄化又は汚染防止である、請求項1ないし請求項3の1項に記載の水改質用具。
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