JP3190236U - 気体膨張情報表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 アピールすべき情報表示、広告表示、案内表示、各種標識、店頭における集客宣伝装置、イベント会場やアトラクション会場におけるシンボル表示装置、などに適した手軽で汎用性があり、表示内容の変更容易性など、取り扱いが簡便であり、さらに極めて低コストであって、人の注目を効果的に集めることのできる気体膨張式情報表示装置を提供する。
【解決手段】 基台部４に内外層シートから成るバルーン形状体１を被せ、内層シート３および外層シート２から成る膨張体の内外層シート間に気体を注入して膨張させ、膨張に伴って内層シート３が中心方向に向かって膨張し、その膨張に伴い内外層３が基台部４の周面を緊締することによりバルーン膨張体１が基台部４に固着されるように構成し、膨張体外層シート２を動物、人形、特定のキャラクターあるいは特定の構造物やオブジェを立体象形的に模した形状とする
【選択図】図１

Description

本考案は、各種情報の表示を伴い、かつ人の注目を喚起する気体膨張タイプの立体的象形膨張体から成る情報表示装置に関する。

人に情報を伝達するための表示装置としては看板、ポスターなどが一般的方法として採用されているが、人の目に止まり、かつそこに書かれた情報内容を読んでくれなければその表示装置の役をなしているとはいえない。

従来からアドバルーンや風船人形などにより注目を集める手法も採用されてきた。
例えば、バルーン装置内部にブロワーと照明装置を備え、夜間にも広告効果のある内照式広告バルーン装置があるが（特許文献１）、バルーン装置自体で独立した広告装置を構成しているため制作コストが掛かり、外観全体や表示内容を代えたり変化を与えたいときには、ブロワーや照明装置を組み込んだ基台部に設置できるように調整したバルーンを用意しなければならない。

また、円柱状風船に空気注入した膨張風船を中芯部材として、それに文字や図形等の装飾表示させた外カバーを被着する広告装置も提案されている。（特許文献２）

この被着方式のバルーン広告装置は表示内容を変えたいときには異なる装飾表示がなされた外カバーを交換するだけなので容易性はあるものの、その装置の外側全体を外カバーで覆うための中芯部となる円柱状膨張風船を必須構成部材としなければならず、前提条件としての円柱状膨張風船がなければ表示内容を変えることができない。

特開２０００−１３２１３０ 登録実用新案第３１４２７９５号

アピールすべき情報表示、広告表示、案内表示、各種標識、店頭における集客宣伝装置、イベント会場やアトラクション会場におけるシンボル表示装置、などに適した手軽で汎用性があり、表示内容の変更容易性など、取り扱いが簡便であり、さらに極めて低コストであって、人の注目を効果的に集めることのできる気体膨張式情報表示装置を提供することを目的とする。

本考案は、上述の課題を解決するためになされたものであり、気体膨張性バルーンを少ない素材と簡易な構造で有効な情報表示装置とするために、内層シートおよび外層シートから成る膨張体の内外層シート間に気体を注入して膨張させ、膨張に伴って内層シートが基台部を緊締することにより膨張体が基台部に固着されるように構成し、膨張体外層シートを動物、人形、特定のキャラクターあるいは特定の構造物やオブジェを立体象形的に模した形状とするものである。

内層シートと外層シート、および必要に応じて内外層シート間下端部に介在させるマチ部分から構成されるシート要素およびバルーン下端部の適宜位置に組み込まれる気体注入部だけで膨張表示体を構成することができる。

内外層シート間に気体を注入して膨張するに伴い内層シートが基台部を緊締することにより膨張体が基台部を緊締固着するようにしたので、基台部への取り付けに膨張体本体以外の固着要素を必要としない。

設置する場所や状況に対応させることができるように膨張体上部を動物、人形、特定のキャラクターあるいは特定の構造物やオブジェを立体象形的に模した形状とすることにより、単なる看板や情報表示体より人の注意を惹くことができる。

本考案の実施態様の一例の正面図である。 本考案の他の実施態様の例を示す正面図である。 従来から店頭で使用されている一般的な据え置きスタンド看板と折りたたみ看板の図である。 バルーン装置内部にブロワーと照明装置を備えた従来例の内照式広告バルーン装置の断面図である。 円柱状風船を中芯部材としてそれに外カバーを被せるタイプの従来例のバルーン広告装置の図である。

以下、本考案に係る実施形態について図面を参照し、それぞれの効果を踏まえて説明する。

図１は本考案の気体膨張式情報表示装置１（バルーン情報表示装置）を円柱形基台部２に被着させて気体を注入して膨張させたものである。
円柱形基台部４に気体注入前のバルーン情報表示装置を被せて、バルーン下端部の適宜位置に設けられた気体注入口（図示せず）から内層シート３と外層シート２から形成される空間内に気体を注入すると、膨張するに従って内層シート３は中心部へ向かって膨張して基台部４の外周面を締め付けると同時に外層シート２が外方に向かって膨張する。この実施態様例においては外層シート２は膨張すると上部が猫の顔部と前足とを立体象形的に表現するように形づくられている。

さらに外層シート２の表面にはＬＥＤ装飾部５が設けられている。このＬＥＤ装飾部５の電源はバルーン下端部の適宜位置に収納した電池（図示せず）から供給すると良い。ＬＥＤ装飾部５は外層シート２の内側に備えても良く、また、ＬＥＤ装飾体を採用せずに単なる図柄を外層シート表面に描画してもよい。
この場合、再帰性反射テープや再帰性反射剤を利用すると効果的である。

この実施態様で基台部４として円柱形状のものを例示したが、基台部４としては本考案の情報表示装置となるバルーン構成シート体を被せることができるものであれば特に形状は限定されない。

また、外層シート２の表面にポケットを設けるようにすると、関連情報の印刷物、例えばイベント会場に設置する場合にはイベント期間内におけるスケジュール表や飲食店にあってはメニューなどをポケットに差し込んで置くことができる。

前述の実施態様では円柱状の基台部に情報表示体を固着させていたが、図２に示されるように、基台部４の形状が角柱形状でもよく、前述と同様に外層シート２と内層シート３とから成るバルーン情報表示装置１を気体膨張させて角柱形状の基台部４に緊締固着させたものである。

この実施態様においてはコーヒーカップを例示表現するＬＥＤ装飾体５が外層シート２の表面に取り付けられており、別のＬＥＤ装飾体６はコーヒーからの湯気を表現しており、このような動的部分を表現するときにはＬＥＤを点滅させると効果的である。

図３には従来から一般的に使用されてきた角柱状の据え置きスタンド看板７が示されており、据え置きスタンド看板７を基台としてその上部に屋根形状表示板８を設置し、季節ごと、あるいは特定期間経過後に表示内容を替えたいときなどは、基台となる据え置きスタンド看板７はそのままにしておき、上部の屋根形状表示板８を書き換えるか交換する方法を採っているケースが見られる。

このような場合にも単なる表示内容の取り換えだけでなく、本件考案のバルーンを採用すれば、長い年月の間に古くなり、風雨に曝されて文字や図柄が褪せた据え置きスタンド看板でも基台として活用することができるので、このような従来使用していた据え置きスタンド看板にバルーン表示体を被せて膨張させるだけで人の目を惹く情報表示体とすることができる、

最近、昼間は軽食、喫茶などのカフェテリアとして営業している店が、夕方以降は酒類を中心としたバール、居酒屋などに営業内容を変える例が見られる。
そのようなときには昼間に使用していたバルーン内の気体を抜いて取り外し、夜用のバルーン表示体を同じ基台に被せて気体注入するだけで速やかに営業用看板を取り替えることができる。

同様作業でイベント会場の情報表示内容や、例えば子供向けのアトラクション会場のアニメキャラクターの交換など、バルーン内部の気体の排出、注入作業だけで即座に取り替えることができる。

１ 気体膨張式情報表示装置
２ 外層シート
３ 内層シート
４ 基台部
５ ＬＥＤ装飾部
６ 点滅ＬＥＤ装飾部
７ 一般的な据え置きスタンド看板
８ 屋根形状表示板

Claims (5)

1. 内層シートと外層シートから成り、内外層のシート間に気体を注入するバルーンであって、前記外層シートは膨張すると立体幾何形状または象形的立体形状を成すように形成されたことを特徴とする気体膨張情報表示装置。
2. 請求項１において、バルーンが基台部に被着され、内外層シート間への気体注入によるバルーンの膨張に伴い内層シートはバルーン中心部に向かって膨張し、基台部の外周面を覆うように緊締することによって基台部に固着されることを特徴とする気体膨張情報表示装置。
3. 請求項１において、複数のＬＥＤチップで構成された装飾照明がバルーンに具備されていることを特徴とする気体膨張情報表示装置。
4. 請求項１において、バルーンの外面に再帰性反射テープまたは再帰性反射材が設けられていること特徴とする気体膨張情報表示装置。
5. 請求項１において、バルーン外層シート２の表面にパンフレット等を挿し込めるポケットが設けられていること特徴とする気体膨張情報表示装置。

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