JP3189240U - 無線電話機アダプタ装置及び無線電話機アダプタシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の電話機に無線通信機能を付与するための無線電話機アダプタ装置及びそれらによって構築した無線電話機アダプタシステムを提供する。
【解決手段】無線電話機アダプタ装置12は、従来の電話機の音声信号を無線通信で伝送する信号に変換するのに用いられ、無線イヤホン14と無線通信を行う無線通信モジュールと、無線又は有線で電話機装置10と接続される音声接続ポート122と、電話機装置と無線通信モジュールとの間で伝送される音声を変換するための信号変換回路と、含む。無線イヤホンを無線電話機アダプタ装置のベースの上に載せると、電話機装置における受信・遮断ボタン201を押さえることによって、受信状態若しくは発信準備状態となる。これにより、既存の電話機装置を変更する必要がない。
【選択図】図2

Description

本考案は、無線電話機アダプタ装置(wireless telephone adapter)及び無線電話機アダプタシステムに関するものであり、特に無線アダプタを従来の電話機装置の上に取り付けることによって従来の電話機装置に無線通信機能を付与するための無線電話機アダプタ装置及びそれらによって構築した無線電話機アダプタシステムに関するものである。
従来のデスクトップ電話機装置を使用する場合、電話を聞き取るためにユーザーは受話器を持つ必要がある。そうすると、ユーザーは同時に他の装置を操作したり他の事をしたりしようとする場合、受話器を持つため、不便となる。
一般には、デスクトップ電話機装置はハンズフリー(handsfree)機能を有する。ハンズフリー機能とは、着信の際にユーザーがハンズフリーボタンを押すと、電話機装置がスピーカーで相手の音声を出力する一方、ユーザーが電話機装置に設けられるマイクロフォンで発話することを指す。しかしながら、ハンズフリー機能は、プライバシーを確保することができず、音声が相互に干渉するといった欠点が存在する。
また、受話器で通話を行う従来の通話方式の場合、有線接続ケーブルを使用するため、通話時の距離はケーブルの長さに制限される。
特許文献1に係るマルチプレックス電話機アダプタボックス(multiplex telephone adaptor box)において、着信の際に、従来のデスクトップ電話機装置の受話器部分と電話機本体の電話回路との間に接続したマルチプレックス電話機アダプタボックスの切換えスイッチにより、他の装置で受信するように切り換えることができる。また、特許文献1において、ブルートゥース(Bluetooth、登録商標)通信機能の適用としては、マルチプレックス電話機アダプタボックスには、ブルートゥース通信方式でブルートゥースイヤホンマイクロフォンとの間に信号を送受信するためのブルートゥースコネクタが設けられる。ユーザーがブルートゥースイヤホンマイクロフォンで電話信号を送受信しようとする場合、マルチプレックス電話機アダプタボックスにおけるその機能と対応する切換えスイッチをオン状態に切り換えればよい。
台湾特許公告第I280771号公報(公告日:2007年5月1日)
受話器を持つことによる不便といった従来の電話機装置の欠点を解消するために、本考案は、ブルートゥース通信機能で通信を行う従来技術の方式と異なる無線電話機アダプタ装置及び無線電話機アダプタシステムを提供することを課題とする。具体的にいえば、本考案は、無線イヤホンを無線電話機アダプタ装置の上に載せると共に電話機装置における遮断弾性片をも同時に押さえることによって待機状態となる一方、無線イヤホンを持ち上げると共に遮断弾性片をも同時に解放させることによって発信準備状態又は受信状態となるように無線イヤホンを載せるためのベース構造を備えており、従来の電話機装置の上に取り付ける、アナログ・デジタル信号変換を行うための無線電話機アダプタ装置を提供することを課題とする。
本考案に係る無線電話機アダプタ装置は、無線イヤホンと無線通信を行うための例えばブルートゥース通信モジュールなどの無線通信モジュールを含む。無線電話機アダプタ装置には、電話機装置の音声接続ポートに接続されると共に従来の電話機装置との間に介在する信号ケーブルが設けられる。無線電話機アダプタ装置は、電話機装置と無線通信モジュールとの間に伝送される音声信号を変換するための信号変換回路を更に含む。
無線電話機アダプタ装置における無線イヤホンを載せるためのベースと電話機装置との組み合わせにより、無線イヤホンをベースの上に載せると、無線イヤホンが電話機装置における受信・遮断ボタンを押さえることができる。無線電話機アダプタ装置は、外部電源に接続される電力接続ポートを備える独立作動可能な通信装置である。実施例において、無線電話機アダプタ装置は、無線イヤホンに対して充電できるように無線イヤホンに電気的に接続される充電インタフェースを備える。
具体的な構造と言えば、無線電話機アダプタ装置のベースには、無線イヤホンを載せる箇所を固定するための固定部、若しくは無線イヤホンを載せるための収容構造が設けられる。
また、本考案は、上述の無線イヤホンと無線電話機アダプタ装置で構成した無線電話機アダプタシステムを更に提供する。無線イヤホンは、無線電話機アダプタ装置と無線通信を行うことができる通信モジュールを備える。無線電話機アダプタ装置には、無線イヤホンを載せるための構造が設けられる。無線イヤホンを無線電話機アダプタ装置のベースの上に載せると、無線イヤホンの耳栓型受話器は電話機装置における受信・遮断ボタンを押さえることができる。無線電話機アダプタ装置は電話機装置と電気的に接続されることによって電話機装置との間の音声信号を変換する。
既存の電話機装置のデザインを変更することなく、従来の受話器装置の代わりに、無線イヤホンを載せることができる無線電話機アダプタ装置を設置することによって、通常の電話信号を特定の無線通信プロトコル(communication protocol)に従うデジタル信号に変換する。これにより、ユーザーは無線方式で通話を行うことができる。
従来の電話機装置に架設される本考案に係る無線電話機アダプタ装置の実施例を模式的に示す図である。 無線イヤホンと従来の電話機装置に架設される本考案に係る無線電話機アダプタ装置の接続関係を模式的に示す図である。 本考案に係る無線電話機アダプタシステムにおける各装置の実施例を模式的に示す図である。 本考案に係る無線電話機アダプタ装置の他の実施例を模式的に示す図である。 従来の電話機装置と本考案に係る無線電話機アダプタ装置の組み合わせの実施例を模式的に示す図である。 無線イヤホン、電話機装置及び本考案に係る無線電話機アダプタ装置におけるベースの組み合わせの実施例を模式的に示す図である。 本考案に係る無線電話機アダプタ装置の他の実施例を模式的に示す図である。 本考案に係る無線電話機アダプタシステムの実施例の装置内部の回路ブロック図を模式的に示す図である。
本考案が所定の目的を達成するために採用する技術、方法及び効果を更に理解することができるように、以下、本考案について図面を参照しながら詳細に説明する。これにより、本考案の目的、特徴及び特性を深く且つ具体的に理解することができる。但し、図面及び付随する資料は、本考案の参考及び説明のために提供するものに過ぎず、本考案を制限するものではない。
本考案は、従来の電話機装置に適用できる無線電話機アダプタ装置及び無線電話機アダプタシステムを提供する。無線電話機アダプタ装置は、従来の電話機装置の上に取り付けることができる。その結合方式は、直接設置、接着、表面滑り止め構造、フック、係止部材などの方式で使用してもよく、特に制限されていない。本考案の主な目的は、無線電話機アダプタ装置により従来の電話機装置の音声信号及び無線イヤホンに用いられるデジタル音声信号を変換することにある。特に、無線電話機アダプタ装置の構造デザインについては、無線イヤホンを収容することができると共に、電話機装置の受話器の代わりに、無線イヤホンが受信・遮断ボタンを押圧又は解放する役目をも果たすように設計している
本考案に係る無線電話機アダプタ装置によれば、ユーザーは従来の受話器の代わりに無線イヤホンで通話を行うことによって、デスクトップ電話機装置を使用する場合の受話器を持つことによる不便といった欠点を解消することができるため、電話を受けたり掛けたりする時、無線イヤホンで通話を行いながら他のことを行うことができる。
図1及び図2を参照しながら本考案に係る無線電話機アダプタ装置の構造を説明する。無線電話機アダプタ装置におけるベース構造は無線イヤホンを載せることができる。無線イヤホンを無線電話機アダプタ装置の上に載せると、無線イヤホンが電話機装置における遮断弾性片をも同時に押さえることによって電話機装置が待機状態となる。一方、無線イヤホンを持ち上げると、電話機装置における遮断弾性片をも同時に解放させることによって電話機装置が発信準備状態又は受信状態となる。
図1に示す実施例において、無線電話機アダプタ装置は従来のデスクトップ電話機装置の上に取り付けられる。
図1に示すように、例えばデスクトップ電話機装置などの従来の電話機装置10は、電話を受信又は遮断するための弾性片(以下、受信・遮断ボタンをも称する)を備える。従来の電話機装置10において、弾性片は、スイッチ構造のように、電話を受信したり遮断したりするための有効な手段として用いられる。本考案に係る無線電話機アダプタ装置12は弾性片を備える電話機装置10の上に取り付けられる。無線電話機アダプタ装置12と電話機装置10との接続関係については特に制限されていない。例を挙げて説明すると、無線電話機アダプタ装置12は、電話機装置10の上に直接設置、接着方式若しくは表面滑り止め方式で結合されるようにしてもよい。無線電話機アダプタ装置12のベースは、無線イヤホン14を載せることができる。無線イヤホン14を載せる方式は、無線イヤホン14を無線電話機アダプタ装置12のベースの上に直接に設置してもよく、例えばフックなどの固定部材によって無線イヤホン14を無線電話機アダプタ装置12のベースの上に固定してもよい。無線電話機アダプタ装置12は、従来の受話器の機能に取って代わることができる。その場合、既存の電話機装置10を変更することなく、元の受話器装置を取り外せばよい。
元の受話器装置を取り外した後、電話機装置10の機体部分の音声通信ポート101に接続される元の接続ケーブル(通常、RJ−11接続ケーブルである)を無線電話機アダプタ装置12の音声接続ポート122に直接に接続することによって、無線電話機アダプタ装置12と電話機装置10との間の有線又は無線による通信を行うことを実現する。無線電話機アダプタ装置12は、接続ケーブルを介して電話機装置10が受けた着信信号を取得すると共に、音声及び一般の声を含む音声信号を伝送する。
無線電話機アダプタ装置12は、独立作動可能な装置である。無線電話機アダプタ装置12の主な目的は、通常の電話信号と無線イヤホン14による音声信号を伝送することにある。即ち、無線電話機アダプタ装置12は、無線通信と公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks、PSTN)との間の音声を変換するのに用いられる。無線電話機アダプタ装置12には、電力ケーブル123を介して外部電源に接続される電力接点121が設けられる。
また、無線電話機アダプタ装置12の電力は、例えば商用電源などの外部電源から供給される。無線電話機アダプタ装置12には、無線イヤホン14に電気的に接続される電気接点が設けられるようにしてもよい。これにより、無線電話機アダプタ装置12はベースにおける電気接点を介して無線イヤホン14に充電を行うことができる。
図2は、無線イヤホンが従来の電話機装置に架設される無線電話機アダプタ装置から離れる場合を示す。
電話機装置10の上に設置される無線電話機アダプタ装置12は無線イヤホン14を載せることができる。無線イヤホン14を無線電話機アダプタ装置12の上に載せると、無線イヤホン14における押圧部位(例えば耳栓型受話器などの部位)は電話機装置10における受信・遮断ボタン201を同時に押さえる。無線イヤホン14を無線電話機アダプタ装置12の上に載せることによって、電話を遮断して電話機装置10が待機状態となる。
一般には、電話機装置10に設けられる遮断弾性片は弾性を有する構造であるため、実施例に示すように、無線イヤホン14を持ち上げると、電話機装置10における受信・遮断ボタン201を解放させる。これにより、電話機装置10は解放信号を生成して、音声通信ポート101と音声接続ポート122を介して解放信号を無線電話機アダプタ装置12に伝送する。この場合、実施例において、無線電話機アダプタ装置12は、無線通信モジュールを起動して、ブルートゥース通信、近距離通信(Near−Field Communication、NFC)、無線LAN(ワイヤレス・フィディリティー(WiFi))、若しくは特定周波数帯域の無線通信(Radio frequency transmission)などの無線通信を行うことによって、無線イヤホン14との無線通信チャネルを確立する。
図2に示すように、無線イヤホン14を持ち上げた場合、無線イヤホン14を収容するための例えば凹溝などの構造を見えるようになっている。受話器で通話を行う従来の方式に取って代わり、無線イヤホン14を持ち上げると、無線電話機アダプタ装置12は、発信準備状態若しくは受信状態となる。発信準備状態となる場合、電話機装置10に設けられるボタンを押すことによって、電話をかけることができる。
例を挙げて説明すると、例えば従来の電話機装置などの電話機装置は着信信号を受けた場合、通常、着信信号は電話回路を介して伝送されたアナログ信号であるため、電話機装置により、例えば電話機装置に設けられるLEDランプなどのランプで点滅したり、例えば着信音などの音を響いたり、振動を行ったりするなどの着信通知メッセージを通知する。また、他の実施例において、本考案に係る無線電話機アダプタ装置が電話機装置に取り付けられた場合、着信通知メッセージは、信号伝送を介して無線電話機アダプタ装置により通知するようにしてもよい。
ユーザーは着信通知メッセージを知ると、無線電話機アダプタ装置12の上に取り付けられた無線イヤホン14を持ち上げることができる。ユーザーは無線イヤホン14を持ち上げると、電話機装置10における受信・遮断ボタン201が解放されると共に、電話機装置10の内部で解放信号(release signal)を生成する。この場合、無線電話機アダプタ装置12は、解放信号を受けて今回の着信を受信すべきと判定したため、持ち上げられた無線イヤホン14との間に無線通信チャネルを確立する。無線通信チャネルとは、例えばブルートゥース通信若しくは他の無線通信プロトコルにより確立する通信チャネルということである。また、無線電話機アダプタ装置12において、ブルートゥース通信若しくは他の無線通信プロトコルと対応する無線通信回路を備える。無線電話機アダプタ装置12が解放信号を受けると、無線通信回路を起動し、これにより、ユーザーは無線イヤホン14を介して音声信号を送受信することによって通話を行うことができる。無線通信チャネルを確立した場合、音声信号は、無線電話機アダプタ装置12、電話機装置10及び公衆交換電話網の間に送受信されることができる。
また、通話中において、ユーザーは、電話機装置10における受信・遮断ボタン201を押さえるように無線イヤホン14を無線電話機アダプタ装置12の上に載せることができる。これにより、遮断信号(hang−up signal)を生成して無線電話機アダプタ装置12により受信する。これにより、無線電話機アダプタ装置12は、電話が切断されたことを判定し、無線イヤホン14との間の無線通信チャネルを切断する。
他の実施例において、本考案に係る無線電話機アダプタ装置12を介して電話を切断するステップは、ユーザーが無線イヤホン14におけるスイッチボタンにより通話を中断するようにしてもよい。ユーザーが無線イヤホン14におけるスイッチボタンを押すと、上述のように遮断信号を生成して無線電話機アダプタ装置12に伝送する。即ち、無線イヤホン14により無線電話機アダプタ装置12の無線通信機能をオフさせて通話を終了する。
図3は、本考案に係る無線電話機アダプタシステムにおける各装置の実施例を模式的に示す図である。
図3に示すように、電話機装置30には受信・遮断ボタン301が設けられる。電話機装置30は、信号ケーブル303を介して無線電話機アダプタ装置32に接続される。無線電話機アダプタ装置32は、無線信号307により無線イヤホン34と接続する。これにより、無線イヤホン34と既存の電話機装置30は、周囲の無線信号307及び信号ケーブル303を介して通話を行う目的を達成することができる。また、無線電話機アダプタ装置32は、従来のアナログ音声信号と無線通信に用いられるデジタル信号との間の信号変換を執行する。伝送する音声信号は、音声及び一般の声を含む。
特に説明すべきことは、無線電話機アダプタ装置32に一つ又は複数の電気接点305が設けられるようにしてもよい。電気接点の形式は無線イヤホン34のデザインに応じて決めるが、無線イヤホン34と電気的に接続することによって無線イヤホン34の状態を取得することができるという目的を達成すればよい。また、無線電話機アダプタ装置32は、電気接点305を介して無線イヤホン34と電気的に接続されることによって無線イヤホン34に対して充電することができる。無線イヤホン34を無線電話機アダプタ装置32の上に載せると、無線電話機アダプタ装置32における処理回路は、無線イヤホン34と電気的に接続したことを判定し、無線電話機アダプタ装置32における充電回路を起動して無線イヤホン34に対して充電する。
無線イヤホン34の構造デザインは、一般の無線イヤホン(例えばブルートゥースイヤホンなど)の基本回路のほかに、無線電話機アダプタ装置32における受信・遮断ボタンを押さえるための構造を更に備える。例を挙げて説明すると、例えば別途で設置する遮断部材341を更に備える。無線イヤホン34における耳栓型受話器といった部分により遮断部材341を実現することは好ましい。
無線イヤホン34には例えば元の音量調整ボタンなどで実現する特定の機能を有するスイッチ342が設けられるようにしてもよい。無線イヤホン34が無線電話機アダプタ装置32から離れる場合、スイッチ342は、待機状態において電話を受けたり切ったりするのに用いられる。電話を受けるか切るかにもかかわらず、それと対応する信号は無線通信と有線ケーブルを介して電話機装置30に伝送される。
本考案に係る無線電話機アダプタ装置の形式は、図1及び図2に示す実施例に限定されておらず、その構造は無線イヤホンを安定に載せると共に無線イヤホンにおける遮断部材が適当な位置で受信・遮断ボタンを押さえることができればよい。図4及び図5は、本考案に係る無線電話機アダプタ装置のほかの実施例を模式的に示す図である。
図4に示す電話機装置40は、その上に無線電話機アダプタ装置42が設けられる。上述の無線電話機アダプタ装置の構造と異なるが、この実施例の無線電話機アダプタ装置42の目的は依然として無線イヤホン44を載せることにある。無線電話機アダプタ装置42には、電力ケーブル423を介して外部電源に接続される電力接点421と、電話機装置40における音声通信ポート401に接続される音声接続ポート422とが設けられる。
音声通信ポート401と音声接続ポート422との間の接続(有線又は無線)は電話機装置40と元の受話器との間の接続である。
図5は、従来の電話機装置と本考案に係る無線電話機アダプタ装置の組み合わせの実施例を模式的に示す図である。図5に示す電話機装置50は図1及び図2に示す電話機装置と異なる電話機装置である。
この実施例において、電話機装置50は直立型である。電話機装置50にはボタンセット503が設けられる。この実施例において、元々フックで受話器を保持する箇所には、無線イヤホン54を載せるための無線電話機アダプタ装置52が取り付けられる。無線電話機アダプタ装置52は、従来の音声信号を特定の無線通信プロトコルで伝送できる信号を変換するための無線送受信装置である。無線電話機アダプタ装置52には音声接続ポート522が設けられる。信号ケーブル523は、無線電話機アダプタ装置52における音声接続ポート522と電話機装置50における元々受話器を接続するための音声通信ポート501とを接続する。
無線電話機アダプタ装置52には、外部電源に接続するための電力接続ポートが設けられる。また、他の実施例において、無線電話機アダプタ装置52の内部に電池を内蔵するようにしてもよい。電力接続ポート524は、電力ケーブル525を介して電源に接続される。
上述の無線電話機アダプタ装置52は、接着又は係止などの方式により電話機装置50の主体と結合することができる。無線イヤホン54は、掛止などの方式により無線電話機アダプタ装置52に載せることができる。無線電話機アダプタ装置52には、無線イヤホン54を収容する構造が設けられるようにしてもよい。無線イヤホン54における特定の部材(例えば図3に示す遮断部材341)は、電話機装置50における受信・遮断ボタン(ここで図示せず)を押さえることができる。同様に、従来の電話機装置の受話器の機能の代わりに、無線イヤホン54を持ち上げると、受信・遮断ボタンを解放することができる。
上述と関連する構造の実施例については、図6に示す無線イヤホン、電話機装置及び本考案に係る無線電話機アダプタ装置におけるベースの組み合わせの模式図を参照しながら説明する。
図6は電話機装置60の一部のみを示す。受信・遮断ボタン601は電話機装置60の所定の位置に設けられる。無線電話機アダプタ装置62は、特定の接続手段により電話機装置60と接続する。無線電話機アダプタ装置62には音声接続ポート622が設けられ、信号ケーブル623により電話機装置60における信号ポートに接続される。また、無線電話機アダプタ装置62には電力接続ポート624が設けられ、電力ケーブル625を介して外部電源に接続される。
無線イヤホン64を無線電話機アダプタ装置62の上に載せることによって、無線イヤホン64の特定部位(この実施例において耳栓641である)は受信・遮断ボタン601を押さえることで電話を切断する目的を達成する。
逆に、無線イヤホン64を無線電話機アダプタ装置62から持ち上げると、受信・遮断ボタン601をも同時に解放させると共に解放信号を生成し、無線電話機アダプタ装置62はこの解放信号に基づいて無線通信回路をオンすることによって、無線イヤホン64が受信状態又は待機中の発信準備状態となる。
図7は、本考案に係る無線電話機アダプタ装置の他の実施例を模式的に示す図である。
図7において、電話機装置70の上には一般の受話器のような形状を有する無線電話機アダプタ装置72が設けられる。この実施例の無線電話機アダプタ装置72の構造は上述の構造は異なるが、その目的は依然として無線イヤホン74を載せることにある。この実施例において、無線イヤホン74を無線電話機アダプタ装置72における凹溝に収容することによって、無線イヤホン74の特定部位(例えば耳栓などの部位)が電話機装置70における受信・遮断ボタン(図7に示さない)に接触する。
無線電話機アダプタ装置72と無線イヤホン74は、電気的に接続してもよく、係合構造で結合してもよい。ユーザーは、無線電話機アダプタ装置72を持ち上げると、無線イヤホン74をも同時に持ち上げるため、受信・遮断ボタンを解放することによって解放信号を生成して通話機能を起動することができる。同様に、上述した実施例と同じように、無線イヤホン74のみを持ち上げることによって、電話を掛けたり受けたりするように通信を行うことができる。
無線電話機アダプタ装置72には、外部電源に接続するための電力接点と電力接続ケーブル741が設けられる。また、無線電話機アダプタ装置72には電話機装置70における音声通信ポートに接続される音声接続ケーブル742が設けられる。
上述した無線イヤホン74は、無線電話機アダプタ装置72を介して電力接続ケーブル741に接続されることによって、無線電話機アダプタ装置72を介して受電を行うことができる。無線イヤホン74は、無線電話機アダプタ装置72を介して音声接続ケーブル742に接続されることによって無線電話機アダプタ装置72と結合する場合、音声接続ケーブル742を介して通話を行うことができる。一方、無線イヤホン74は無線電話機アダプタ装置72から離れる場合、無線通信手段(例えばブルートゥース又はDECT(デクト、Digital Enhanced Cordless Telecommunications)など)により無線電話機アダプタ装置72と接続して、音声接続ケーブル742を介して通話を行うことができる。
特に説明すべきことは、無線電話機アダプタ装置72は無線装置であってもよい。言い換えれば、無線電話機アダプタ装置72のベースと電話機装置70との間において、特定の無線通信手段により接続するようにしてもよい。この場合、外部電源に接続することなく、無線電話機アダプタ装置72の内部に設けられる電池により動作するようにしてもよい。電池は充電電池であってもよい。これにより、外部電源又は(電気接続ケーブルを介して)電話機装置70に接続される場合、電池に対して充電すると共に無線イヤホン74に電力を供給することができる。
図8は、本考案に係る無線電話機アダプタシステムの実施例の装置内部の回路ブロック図を模式的に示す図である。図8において、主に無線電話機アダプタ装置82と無線イヤホン84の内部回路エレメント及びその接続関係を示す。無線電話機アダプタ装置82は、無線イヤホン84を載せるためのベースを備える。無線電話機アダプタ装置82はベースを介して電話機装置80の上に取り付けられる。
無線電話機アダプタ装置82のベースに設けられる回路は、無線電話機アダプタ装置82における各回路ユニットに電気的に接続されており、無線電話機アダプタ装置82における各回路ユニットの間の信号を処理ための信号処理ユニット821を含む。信号処理ユニット821は、アナログ音声信号(PSTNに対する信号)とデジタル音声信号(無線通信に対する信号)を変換するためのアナログ・デジタル・コンバーター(Analog―to―Digital Converter)であってもよい。信号処理ユニット821は音声信号ユニット822に電気的に接続される。音声信号ユニット822は無線又は有線手段により電話機装置80と接続する。無線手段としては、ブルートゥース通信又はDECT通信などの通信方式であってもよい。有線手段としては、上述した音声接続ポートの接続ケーブルであってもよく、受話器と電話機主体との間に用いられる元の接続ケーブルであってもよい。音声信号ユニット822は、受信・遮断ボタンにより生成する信号及び伝送する音声信号を受けるのに用いられる。
ベースの内部には、外部電源801に電気的に接続される電力ユニット824が更に設けられる。電力ユニット824は、信号処理ユニット821に電気的に接続されており、無線電話機アダプタ装置82を動作させるための電力を提供する。無線電話機アダプタ装置82は無線イヤホン84を載せるためのものであるため、実施例において、無線電話機アダプタ装置82には、電力ユニット824に電気的に接続されており無線イヤホン84に対して充電するためのインタフェースとして使用する充電ユニット825がさらに設けられるようにしてもよい。また、無線電話機アダプタ装置82の外部には電気接点802が設けられる。これにより、無線イヤホン84を無線電話機アダプタ装置82のベースに載せると、無線電話機アダプタ装置82の電気接点802は無線イヤホン84の電気接点803と接触することによって、無線イヤホン84に対して充電する。
無線電話機アダプタ装置82は、特定の無線通信プロトコルに準拠する回路を備える通信ユニット826を含む。通信ユニット826は、無線イヤホン84と通信するための無線通信プロトコルを執行するためのハードウェア回路とファームウェアを備える。例を挙げて説明すると、無線イヤホンによく使用されるブルートゥース通信プロトコルを使用する場合、通信ユニット826は、ブルートゥース通信プロトコルに準拠する信号に対する復号や伝送を執行する。また、無線イヤホン84が無線電話機アダプタ装置82の上に設置されると共に電話機装置80における受信・遮断ボタンを押さえる場合、遮断信号が無線電話機アダプタ装置82に伝送され、これにより、無線電話機アダプタ装置82は遮断信号に応じて通信ユニット826の通信機能をオフする。一方、無線イヤホン84を持ち上げると、受信・遮断ボタンを解放させることによって解放信号を生成し、これにより、無線電話機アダプタ装置82は解放信号に応じて通信ユニット826の通信機能をオンする。
実施例において、無線電話機アダプタ装置82は、信号処理ユニット821に電気的に接続されており、無線電話機アダプタ装置82全体の動作状態を取得してランプ、音声又は信号により無線電話機アダプタ装置82の動作状態を表示するための情報表示ユニット823を備えるようにしてもよい。
一方、無線イヤホン84は、音声信号の変換を執行するための信号処理ユニット841及び無線通信プロトコルを執行するための通信ユニット842などの音声通信を執行するための回路を備える。これにより、無線イヤホン84は、無線電話機アダプタ装置82における通信回路と無線通信チャネルを確立して信号を伝送することができる。
無線イヤホン84は、独立作動可能なイヤホンである。無線イヤホン84は、内蔵の電池モジュールを備える電力管理ユニット843を含む。また、無線イヤホン84の外部には、無線電話機アダプタ装置82における電気接点802と電気的に接続できる充電用インタフェースである電気接点803が設けられる。無線イヤホン84を無線電話機アダプタ装置82の上に載せると、無線電話機アダプタ装置82は無線イヤホン84に対して充電することができる。その場合、無線イヤホン84における電力管理ユニット843は充電動作を管理する。
無線イヤホン84は、音声信号を送受信するための音声ユニット844と、音声を放送するためのスピーカーユニット845と、音声を受信するためのマイクロフォン804と、を更に含む。
また、無線イヤホン84は、無線電話機アダプタ装置82における受信・遮断ボタンに接触する遮断部材を備える。その遮断部材としては、無線イヤホン84の受話器805であることが好ましい。
上述の本考案に係る無線電話機アダプタ装置及び無線電話機アダプタシステムにおいて、無線電話機アダプタ装置は、従来の電話機装置の音声信号を無線通信で伝送する信号に変換するのに用いられる。無線電話機アダプタ装置には無線イヤホンを載せるためのベースが設けられる。無線イヤホンを無線電話機アダプタ装置のベースの上に載せると、電話機装置における受信・遮断ボタンを押さえることによって、受信状態若しくは発信準備状態となる。これにより、既存の電話機装置を変更する必要がない。
上述した実施例は、無線電話機アダプタ装置と無線イヤホンとで構成する、従来の電話機装置と接続することによって無線通信機能を提供することができる無線電話機アダプタシステムを提供する。その一つの特徴としては、既存の電話機装置のデザインを変更することなく、従来の受話器装置の代わりに、無線イヤホンを載せることができる無線電話機アダプタ装置を設置することで通常の電話信号を特定の無線通信プロトコルに従うデジタル信号に変換することによって、ユーザーが無線方式で通話を行うことができるということである。
上述したものは本考案の好ましい一例に過ぎず、本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。本考案の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本考案の実用新案登録請求の範囲内に含まれるものとする。
10、30、40、50、60、70、80 電話機装置
12、32、42、52、62、72、82 無線電話機アダプタ装置
14、34、44、54、64、74、84 無線イヤホン
101、401、501 音声通信ポート
121、421 電力接点
122、422、522、622 音声接続ポート
201、301、601 受信・遮断ボタン
303、523、623 信号ケーブル
305、802、803 電気接点
307 無線信号
34 無線イヤホン
341 遮断部材
342 スイッチ
40 電話機装置
42 無線電話機アダプタ装置
44 無線イヤホン
503 ボタンセット
524、624 電力接続ポート
123、423、525、625 電力ケーブル
641 耳栓
741 電力接続ケーブル
742 音声接続ケーブル
801 外部電源
804 マイクロフォン
805 受話器
821、841 信号処理ユニット
822 音声信号ユニット
823 情報表示ユニット
824 電力ユニット
825 充電ユニット
826、842 通信ユニット
843 電力管理ユニット
844 音声ユニット
845 スピーカーユニット

Claims (10)

  1. 無線イヤホンと無線通信を行う無線通信モジュールと、
    無線又は有線で電話機装置と接続される音声接続ポートと、
    前記電話機装置と前記無線通信モジュールとの間で伝送される音声を変換する信号変換回路と、
    前記無線イヤホンを載せるためのベースであって、接続手段により前記電話機装置に取り付けられており、前記無線イヤホンを載せることによって前記無線イヤホンが前記電話機装置における受信・遮断ボタンを押さえるベースと、
    外部電源に接続される電力接続ポートと、
    前記ベースに取り付けられており、前記無線イヤホンに電気的に接続される充電インタフェースと、
    を含むことを特徴とする無線電話機アダプタ装置。
  2. 前記ベースには前記無線イヤホンの設置位置を固定するための固定部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の無線電話機アダプタ装置。
  3. 前記ベースには前記無線イヤホンを収容するための収容構造が設けられることを特徴とする請求項1に記載の無線電話機アダプタ装置。
  4. 前記充電インタフェースは前記ベースに設けられる複数の電気接点であることを特徴とする請求項2又は3に記載の無線電話機アダプタ装置。
  5. 前記ベースと前記電話機装置との間は、接着方式若しくは表面滑り止め方式で結合することを特徴とする請求項1に記載の無線電話機アダプタ装置。
  6. 通信モジュールを備える無線イヤホンと、
    前記無線イヤホンと無線通信を行う無線通信モジュールと、電話機装置と接続される音声接続ポートと、音声信号を変換するための信号変換回路と、電源に接続される電力接続ポートと、前記無線イヤホンと電気的に接続される充電インタフェースと、前記無線イヤホンを載せるためのベースであって、前記無線イヤホンを載せることによって前記無線イヤホンにおける耳栓型受話器の部分が前記電話機装置における受信・遮断ボタンを押さえるベースと、を含む無線電話機アダプタ装置と、
    を含むことを特徴とする無線電話機アダプタシステム。
  7. 前記無線電話機アダプタ装置の前記ベースには、前記無線イヤホンを載せるための手段として、前記無線イヤホンの設置位置を固定するための固定部材が設けられることを特徴とする請求項6に記載の無線電話機アダプタシステム。
  8. 前記無線電話機アダプタ装置の前記ベースには、前記無線イヤホンを載せるための手段として、前記無線イヤホンを収容するための収容構造が設けられることを特徴とする請求項6に記載の無線電話機アダプタシステム。
  9. 前記充電インタフェースは前記ベースに設けられる複数の電気接点であることを特徴とする請求項7又は8に記載の無線電話機アダプタシステム。
  10. 前記ベースと前記電話機装置との間は、接着方式若しくは表面滑り止め方式で結合することを特徴とする請求項6に記載の無線電話機アダプタシステム。
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