JP3189063U - 排泄用洗浄ノズル - Google Patents

排泄用洗浄ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP3189063U
JP3189063U JP2013006988U JP2013006988U JP3189063U JP 3189063 U JP3189063 U JP 3189063U JP 2013006988 U JP2013006988 U JP 2013006988U JP 2013006988 U JP2013006988 U JP 2013006988U JP 3189063 U JP3189063 U JP 3189063U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
excretion
cleaning
axis direction
anus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2013006988U
Other languages
English (en)
Inventor
茂博 栗木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Application granted granted Critical
Publication of JP3189063U publication Critical patent/JP3189063U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】宿便の排泄促進と腸内の洗浄を行うことができ、痔疾等の人が使用する場合でも使用時に刺激痛が伴うことを抑制可能な排泄用洗浄ノズルを提供すること。
【解決手段】腸内の宿便を崩すことで排泄を促しながら腸内を洗浄する排泄用洗浄ノズル1であって、筒状をなし、その筒軸方向の一方の端部が肛門に挿入される肛門挿入部10Aとされ、その筒軸方向の他方の端部に設けられた開口から洗浄液が注入されるノズル部10と、肛門挿入部10Aに設けられた一つの出液孔10A1と、ノズル部10の肛門挿入部10A近傍の外周面に設けられ、肛門挿入部10Aが肛門に挿入された状態で、ノズル部10をその筒軸方向に摺動させるとともにその筒軸周りに回転させることで腸内の宿便を崩すための複数の突出部12と、を備え、複数の突出部12は、ノズル部10の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、腸内の宿便を崩すことで排泄を促しながら腸内を洗浄する排泄用洗浄ノズルに関する。
従来、腸内の宿便を自力で排泄することが困難な者に対し、肛門に挿入して腸内の宿便を崩すことで排泄を促す器具が知られている。例えば特許文献1には、所定長さの回転軸の先端部に螺旋状の掻込羽根が設けられた排便器具が開示されている。この排便器具では、回転軸の先端部を肛門に挿入した状態で回転軸を回すことにより、掻込羽根によって宿便を崩すことができ、さらに崩した便を螺旋によって連続的に送り出して体外に強制的に排泄できるようになっている。
特開2004−76435号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された排便器具は、掻込羽根が回転軸の全周にわたって設けられるため、掻込羽根が肛門を通過する際に、肛門が過度に拡張してしまう虞があった。このため、上記排便器具を痔疾等の者が使用すると、使用時に刺激痛を伴う虞があった。また上記排便器具は、宿便を崩した後の腸内を洗浄する機能を備えていなかった。
本考案は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、宿便の排泄促進と腸内の洗浄を行うことができ、痔疾等の者が使用する場合でも使用時に刺激痛が伴うことを抑制可能な排泄用洗浄ノズルを提供することを目的とする。
本考案の排泄用洗浄ノズルは、腸内の宿便を崩すことで排泄を促しながら腸内を洗浄する排泄用洗浄ノズルであって、筒状をなし、その筒軸方向の一方の端部が肛門に挿入される肛門挿入部とされ、その筒軸方向の他方の端部に設けられた開口から洗浄液が注入されるノズル部と、前記肛門挿入部に設けられた少なくとも一つの出液孔と、前記ノズル部の前記肛門挿入部近傍の外周面に設けられ、前記肛門挿入部が肛門に挿入された状態で、前記ノズル部をその筒軸方向に摺動させるとともにその筒軸周りに回転させることで腸内の宿便を崩すための複数の突出部と、を備え、前記複数の突出部は、前記ノズル部の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられていることを特徴とする。
上記の排泄用洗浄ノズルによると、ノズル部の肛門挿入部が肛門に挿入された状態で、他方の開口から洗浄液を注入して肛門挿入部に設けられた出液孔から腸内へと流入させることで腸内を洗浄することができる。また、肛門挿入部が肛門に挿入された状態で、ノズル部をその筒軸方向に摺動させるとともにその筒軸周りに回転させることで腸内の宿便を複数の突出部によって崩すことができる。このとき、複数の突出部がノズル部の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられていることから、ノズル部をその筒軸方向に摺動させても、複数の突出部が交互に肛門を通過し、同時に肛門を通過することがない。このため、複数の突出部が同時に肛門を通過することで肛門が過度に拡張するのを防止しながら宿便の排泄促進と腸内の洗浄を行うことができ、痔疾等の者が使用する場合でも使用時に刺激痛が伴うことを抑制することができる。
上記の排泄用洗浄ノズルにおいて、前記複数の突出部の先端にそれぞれ曲率が設けられていてもよい。
この構成によると、複数の突出部の先端が先尖状とされている場合と比べて、複数の突出部が肛門を通過する際に刺激痛が伴うことを抑制することができる。
上記の排泄用洗浄ノズルでは、前記ノズル部の外周面において、前記突出部と重ならない位置で前記ノズル部の筒軸方向に沿って前記肛門挿入部から溝状に設けられた溝部をさらに備えてもよい。
この構成によると、肛門挿入部を肛門から出さなくても、腸内に注入した洗浄液を溝部によって体外へと効果的に排出させることができる。
上記の排泄用洗浄ノズルにおいて、前記ノズル部の前記肛門挿入部は、先窄み状とされ、その先端の中央に前記筒軸方向に突出する突起が設けられるとともに、該突起の周りに複数の開口が設けられてもよい。
この構成によると、排泄用洗浄ノズルを使用して腸内の宿便を崩す際、肛門挿入部に設けられた突起を利用して腸内の宿便を効果的に崩すことができる。また、肛門挿入部に設けられた複数の出液孔の開口径はそれぞれノズル部の内径よりも小さなものとなるので、排泄用洗浄ノズルを使用して腸内を洗浄する際、各出液孔から噴出される洗浄液の水圧が高められ、腸内を効果的に洗浄することができる。
上記の排泄用洗浄ノズルは、前記ノズル部における前記他方の端部に設けられた開口近傍の周りに、その板面が前記筒軸方向と略直交する姿勢で配される汚水防止板を備えてもよい。
この構成によると、排泄用洗浄ノズルが汚水防止板を備えることで、排泄用洗浄ノズルを使用して腸内を洗浄する際、体外へと排出される汚れた洗浄液(汚水)を汚水防止板によって受け止めることができる。このため、体外へと排出された汚水が使用者の周囲に漏洩することを防止することができる。
本考案によれば、宿便の排便促進と腸内の洗浄を行うことができ、痔疾等の者が使用する場合でも使用時に刺激痛が伴うことを抑制可能な排泄用洗浄ノズルを提供することができる。
実施形態1に係る排泄用洗浄ノズルの斜視図 排泄用洗浄ノズルの要部を拡大した側面図 排泄用洗浄ノズルの使用態様を示す模式図 実施形態2に係る排泄用洗浄ノズルの斜視図 実施形態3に係る排泄用洗浄ノズルの斜視図 汚水防止板が取り付けられた排泄用洗浄ノズルの斜視図
<実施形態1>
図1から図3を参照して実施形態1を説明する。本実施形態では、肛門に挿入された状態で摺動及び回転させることで、腸内の宿便を崩し、排泄を促しながら腸内を洗浄することが可能な排泄用洗浄ノズル1について例示する。
本実施形態で例示する排泄用洗浄ノズル1は、例えば抗菌性を有する合成樹脂製とされ、図1に示すように、細長い略円筒状をなすノズル部10よりなるものである。ノズル部10は、その両端部が開口しており、これによりノズル部10の内部には、当該ノズル部10の筒軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。ノズル部10における両端部のうち一方の端部は、使用時に肛門に挿入される肛門挿入部10Aとされる。
肛門挿入部10Aはその開口全体が、洗浄液が噴出される出液孔10A1とされる。ノズル部10における肛門挿入部10Aの近傍の外周面には、図1に示すように、ノズル部10の外側に向かって突出する2つの突出部12,12が設けられている。2つの突出部12,12は、ノズル部10を挟んで互いに反対側に位置するような配置でそれぞれ設けられている。
また2つの突出部12,12は、図2に示すように、ノズル部10の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられている。2つの突出部12,12は、ノズル部10の筒軸方向においてその一部がわずかに重なった配置で設けられている。
2つの突出部12,12は、いずれもなだらかな略山形状に突出しており、その先端12A、12Aに曲率が設けられている。また、2つの突出部12,12は、その突出する高さがほぼ等しいものとなっている。
本実施形態の排泄用洗浄ノズル1は、ノズル部10の外径W1が約7mmとされ、ノズル部10と2つの突出部12,12とを含めた幅W2が10〜13mmとされている。また、ノズル部の長さW3は約100mmとされている。なお、このようなノズル部10の外径W1、幅W2、長さW3等は、使用者の体格等に応じて適宜変更してもよい。
上記のような構成とされた排泄用洗浄ノズル1の使用態様について、図3を参照して説明する。排泄用洗浄ノズル1は、図3に示すように、ノズル部10の両端部のうち他方の端部側、即ち肛門挿入部10A側とは反対側に設けられた開口(以下、連結具接続口10Bと称する)を、洗浄液Cが充填される洗浄ボトル20と連結した状態で使用する。洗浄ボトル20については、排泄用洗浄ノズル1と洗浄ボトル20とを連結した後に洗浄ボトル20内に洗浄液Cを充填してもよいし、予め洗浄液Cが充填された洗浄ボトル20を排泄用洗浄ノズル1と連結してもよい。この洗浄ボトル20は、片手で圧縮することができるような大きさ及び材質のものを使用する。
排泄用洗浄ノズル1と洗浄ボトル20との連結は、市販の透明な樹脂管30及び連結具32を介して行うことができる。具体的には、図3に示すように、排泄用洗浄ノズル1の連結具接続口10Bに連結具32の一端を挿入し、その連結具32の他端を樹脂管30の一端に挿入することで排泄用洗浄ノズル1と樹脂管30とを接続することができる。
一方、洗浄ボトル20には、その蓋部分22に当該洗浄ボトル20と連通するように樹脂管30の一端を直接接続し、樹脂管30と洗浄ボトル20とを一体化する。そして、必要とする排泄用洗浄ノズル1と洗浄ボトル20との間の長さに応じて、排泄用洗浄ノズル1と洗浄ボトルの間を連結するための樹脂管30の数や長さを変更する。なお、樹脂管30同士の接続は、上述した連結具32を介することで行う(図3参照)。
このようにして排泄用洗浄ノズル1を洗浄ボトル20と連結することで、洗浄ボトル20内の洗浄液Cを排泄用洗浄ノズル1へと送り込み、排泄用洗浄ノズル1の肛門挿入部10Aから放出させることができる。なお、排泄用洗浄ノズル1の連結具接続口10Bと連結具32との接続、及び樹脂管30と連結具32との接続は、それらの内部を流れる洗浄液Cが液漏れしないような態様で行うものとする。樹脂管30と連結具32とを接続し難い場合は、樹脂管30を加熱等して接続する。
また、図3に示すように、洗浄ボトル20の底面に吸気孔弁24を設けることで、洗浄ボトル20から排泄用洗浄ノズル1へと円滑に洗浄液Cを送り込むことができる。さらに、洗浄ボトル20の蓋部分22の内部に逆流防止弁(不図示)を設けることで、洗浄ボトル20から排泄用洗浄ノズル1へと送り込まれた洗浄液Cが洗浄ボトル20内に逆流することを防止することができる。
続いて、洗浄ボトル20と連結された排泄用洗浄ノズル1について、使用者が実際にトイレで使用する際の使用手順の一例について説明する。排泄用洗浄ノズル1を使用する際には、使用者は、まずノズル部10の肛門挿入部10A近傍に軟膏を塗った後、一方の手で洗浄ボトル20を持ち、他方の手で排泄用洗浄ノズル1を持って肛門挿入部10Aを肛門に挿入する。
次に使用者は、排泄用洗浄ノズル1のノズル部10をその筒軸方向に沿って摺動させるとともにその筒軸周りに回転させる。この摺動操作及び回転操作では、ノズル部10に設けられた2つの突出部12を肛門に出し入れしながら行う。これにより、腸内の宿便が2つの突出部12によって崩されて排泄が促され、使用者は腸内の宿便を自力で排泄することができる。
次に使用者は、腸内で崩された便を排泄した後、一方の手に持った洗浄ボトル20を押圧して圧縮する。これにより、洗浄ボトル20内の洗浄液Cが樹脂管30を介して排泄用洗浄ノズル1へと送り込まれ、排泄用洗浄ノズル1の肛門挿入部10Aに設けられた出液孔10A1から腸内へと流れ込む。洗浄液Cが腸内へ流れ込むことで、排泄を終えた後の腸内が洗浄される。
次に使用者は、排泄用洗浄ノズル1の肛門挿入部10Aを肛門から出し、洗浄ボトル20を再び押圧して、肛門挿入部10Aから流出する洗浄液Cで排泄用洗浄ノズル1の肛門挿入部10A近傍(肛門に入り込んで汚れた部分)を洗浄する。これにより、排泄用洗浄ノズル1に付着した汚物等を洗い流す。
上記の手順によって、本実施形態の排泄用洗浄ノズル1を用いて、腸内の宿便を崩すことで排泄を促し、手動で刺激痛を加減しながら腸内を洗浄することができる。腸内の宿便を崩す作業と腸内の洗浄は別々に実行してもよいし、同時に実行してもよい。腸内の宿便が残留している場合には、上記の使用手順を繰り返すことで、腸内の宿便を完全に排泄させることができる。使用後の排泄用洗浄ノズル1は消毒を行い、繰り返して衛生的に使用できるようにする。
なお上記の使用手順では、予めトイレの便器周りにビニルカーテン等を取り付けておくことで、宿便の排泄時や腸内の洗浄時に宿便や汚水が飛散した場合でも、トイレの周囲が汚染されることを防止することができる。また、排泄用洗浄ノズル1を使用する際にビニル手袋等を着用することで、宿便の排泄及び腸内の洗浄を衛生的に行うことができる。
以上説明したように本実施形態に係る排泄用洗浄ノズル1によれば、ノズル部10の肛門挿入部10Aが肛門に挿入された状態で、連結具接続口10Bから洗浄液Cを注入して肛門挿入部10Aに設けられた出液孔10A1から腸内へと流入させることで腸内を洗浄することができる。また、肛門挿入部10Aが肛門に挿入された状態で、ノズル部10をその筒軸方向に摺動させるとともにその筒軸周りに回転させることで腸内の宿便を2つの突出部12によって崩すことができる。このとき、2つの突出部12がノズル部10の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられていることから、ノズル部10をその筒軸方向に摺動させても、2つの突出部12が交互に肛門を通過し、同時に肛門を通過することがない。このため、本実施形態の排泄用洗浄ノズル1では、複数の突出部が同時に肛門を通過することで肛門が過度に拡張するのを防止しながら宿便の排泄促進と腸内の洗浄を行うことができ、痔疾等の者が使用する場合でも使用時に刺激痛が伴うことを抑制することができる。
また本実施形態の排泄用洗浄ノズル1では、2つの突出部12の先端12Aにそれぞれ曲率が設けられている。このような構成とされていることで、突出部の先端が先尖状とされている場合と比べて、各突出部12が肛門を通過する際に刺激痛が伴うことを抑制することができる。
なお、本実施形態の排泄用洗浄ノズル1のように腸内の宿便を崩して排泄を促すための器具と腸内を洗浄するためのノズルとを一体化したものは従来見られなかった。本実施形態の排泄用洗浄ノズル1は、上述したように宿便の排泄促進と腸内の洗浄とを一つの器具で行うことができるため、利便性に優れている。
また本実施形態の排泄用洗浄ノズル1は、容易に持ち運びできるので、トイレ以外の場所でも使用することができる。例えば、使用者がうつ伏せになった状態でも使用することができるため、寝たきりの患者に対しても使用することができ、利便性に優れている。なお、このような寝たきりの患者に対して排泄用洗浄ノズル1を使用する場合、洗浄ボトル20の替わりに浣腸器を使用してもよい。
<実施形態2>
図4を参照して実施形態2を説明する。実施形態2は、排泄用洗浄ノズル101のノズル部110に溝が設けられている点で実施形態1のものと異なっている。なお、図4において、図1の参照符号に数字100を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
本実施形態の排泄用洗浄ノズル101では、図4に示すように、ノズル部110の外周面のうち各突出部112と重ならない位置に、ノズル部110の筒軸方向に沿って溝状をなす複数の溝部114が設けられている。各溝部114は、肛門挿入部110Aから連結具接続口110Bに至るまで設けられている。
本実施形態ではこのようにノズル部110に複数の溝部114が設けられていることで、腸内を洗浄する際、腸内を洗浄した洗浄液が肛門挿入部110Aから複数の溝部114を通って体外へと排出されることとなる。このため、ノズル部110の肛門挿入部110Aを肛門から出さなくても、腸内に注入した洗浄液を溝部114によって体外へと効果的に排出させることができ、利便性を高めることができる。
<実施形態3>
図5及び図6を参照して実施形態3を説明する。実施形態3は、排泄用洗浄ノズル201のノズル部210における肛門挿入部210Aの構成及び汚水防止板240を備える点で実施形態1及び実施形態2のものと異なっている。なお、図5において図4の参照符号に数字100を加えた部位、及び図6において図3の参照符号に数字200を加えた部位は、実施形態1及び実施形態2で説明した部位と同一である。
本実施形態の排泄用洗浄ノズル201では、図5に示すように、ノズル部210における肛門挿入部210Aが先窄み状とされている。そして、先窄み状とされた肛門挿入部210Aの先端の中央に、筒軸方向に突出する扁平状の突起210A2が設けられている。さらに、この突起210A2の周りには、洗浄液が噴出される2つの出液孔210A1が設けられている。なお、本実施形態において、上述した突起210A2の突出する高さは約7mmとされている。また、ノズル部210には、実施形態2と同様に、当該ノズル部210の筒軸方向に沿って溝状をなす溝部214が設けられている。本実施形態では、この溝部214が、肛門挿入部210Aから汚水防止板240に至るまで設けられている。
さらに本実施形態の排泄用洗浄ノズル201は、図6に示すように、ノズル部210における連結具接続口210B近傍の周りに、その板面がノズル部210の筒軸方向と略直交する姿勢で配された汚水防止板240を備えている。汚水防止板240は、浅皿状をなしており、その略中央位置に当該汚水防止板240の板面を貫通する貫通孔240Aが設けられている。この貫通孔240Aの内径は、ノズル部210における連結具接続口210B近傍の外径と略等しいものとされている。また、汚水防止板240には、貫通孔240Aの一方の開口縁からノズル部210の筒軸方向にリブ状に突出する防止板リブ240Bが設けられている。汚水防止板240は、貫通孔240A内にノズル部210における連結具接続口210B近傍の部位が挿通されることで、ノズル部210に対して取り付けられている。
本実施形態では、ノズル部210における肛門挿入部210Aが上述したような構成とされていることで、排泄用洗浄ノズル201を使用して腸内の宿便を崩す際、肛門挿入部210Aに設けられた突起210A2を利用して腸内の宿便を効果的に崩すことができる。また、肛門挿入部210Aに設けられた2つの出液孔210A1の開口径はそれぞれノズル部210の内径よりも小さなものとなるので、排泄用洗浄ノズル201を使用して腸内を洗浄する際、各出液孔210A1から噴出される洗浄液の水圧が高められ、腸内を効果的に洗浄することができる。
また本実施形態では、排泄用洗浄ノズル201が上述したような汚水防止板240を備えることで、排泄用洗浄ノズル201を使用して腸内を洗浄する際、体外へと排出される汚れた洗浄液(汚水)を汚水防止板240によって受け止めることができる。このため、体外へと排出された汚水が使用者の周囲に漏洩することを防止することができる。なお、汚水防止板240は、その貫通孔240Aにノズル部210が挿通されることでその防止板リブ240Bの内周面がノズル部210の外周面に宛がわれた状態となり、防止板リブ240Bによってその板面方向に支持されるため、ノズル部210に取り付けられた汚水防止板240が傾くことを防止することができる。
上記の各実施形態の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の各実施形態では、排泄用洗浄ノズルのノズル部に2つの突出部が設けられた構成を例示したが、ノズル部に設けられる突出部の数は限定されない。ノズル部に3つ以上の突出部が設けられていてもよい。
(2)上記の各実施形態では、突出部の突出する形状がなだらかな略山形状とされた構成を例示したが、突出部の突出する形状については限定されない。
(3)上記の各実施形態では、排泄用洗浄ノズルに連結具及び樹脂管を介して洗浄ボトルを接続した状態で当該排泄用洗浄ノズルを使用する例を示したが、排泄用洗浄ノズルの使用態様については限定されない。
(4)上記の実施形態2において、ノズル部に設けられる溝部の数については、適宜に変更可能である。
(5)上記の実施形態3では、ノズル部の肛門挿入部に1つの突起と2つの出液孔が設けられた構成を例示したが、肛門挿入部に設けられる突起の数及び出液孔の数については限定されない。
1、101、201…排泄用洗浄ノズル
10、110、210…ノズル部
10A、110A、210A…肛門挿入部
10A1、110A1、210A1…出液孔
10B、110B、210B…連結具接続口
12、112、212…突出部
20…洗浄ボトル
22…蓋部
24…吸気孔弁
30…樹脂管
32…連結具
114、214…溝部
210A2…突起
240…汚水防止板
240A…貫通孔
240B…防止板リブ
C…洗浄液

Claims (5)

  1. 腸内の宿便を崩すことで排泄を促しながら腸内を洗浄する排泄用洗浄ノズルであって、
    筒状をなし、その筒軸方向の一方の端部が肛門に挿入される肛門挿入部とされ、その筒軸方向の他方の端部に設けられた開口から洗浄液が注入されるノズル部と、
    前記肛門挿入部に設けられた少なくとも一つの出液孔と、
    前記ノズル部の前記肛門挿入部近傍の外周面に設けられ、前記肛門挿入部が肛門に挿入された状態で、前記ノズル部をその筒軸方向に摺動させるとともにその筒軸周りに回転させることで腸内の宿便を崩すための複数の突出部と、を備え、
    前記複数の突出部は、前記ノズル部の筒軸方向において互いにずれた位置で設けられていることを特徴とする排泄用洗浄ノズル。
  2. 前記複数の突出部の先端にそれぞれ曲率が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の排泄用洗浄ノズル。
  3. 前記ノズル部の外周面において、前記突出部と重ならない位置で前記ノズル部の筒軸方向に沿って前記肛門挿入部から溝状に設けられた溝部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排泄用洗浄ノズル。
  4. 前記ノズル部の前記肛門挿入部は、先窄み状とされ、その先端の中央に前記筒軸方向に突出する突起が設けられるとともに、該突起の周りに複数の前記出液孔が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排泄用洗浄ノズル。
  5. 前記ノズル部における前記他方の端部に設けられた開口近傍の周りに、その板面が前記筒軸方向と略直交する姿勢で配される汚水防止板を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の排泄用洗浄ノズル。
JP2013006988U 2013-12-10 排泄用洗浄ノズル Expired - Lifetime JP3189063U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3189063U true JP3189063U (ja) 2014-02-20

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101680982B1 (ko) 대변 배출기
US20130245380A1 (en) Hydro-Colonoscopy Combination System
JP2003512901A (ja) 結腸洗浄器
JP4716752B2 (ja) 排便器具
KR102236369B1 (ko) 배변(排便) 유도장치
JP2007167088A (ja) 口腔洗浄器
JP3189063U (ja) 排泄用洗浄ノズル
CN116919703A (zh) 一种用于新生儿肠造口的专用护理装置
WO2015106665A1 (zh) 集便器和尿便自动护理装置
JP2005296207A (ja) 排便器具
JP2000014767A (ja) 排糞装置
CN209437769U (zh) 肠道及肛门清洗器
CN212592647U (zh) 一种便液收集装置
CN114533199A (zh) 一种用于肛肠科的便秘通便装置
JP2001170164A (ja) 手技式排便装置
KR200469275Y1 (ko) 용변처리 및 항문세척용 비닐백
CN202951029U (zh) 肛肠管理系统导管组织
JP3683124B2 (ja) 直腸挿入作業具
US10407889B1 (en) Toilet wash
JP2001046493A (ja) 排便装置
US10428506B1 (en) Toilet wash improvement
CN219896755U (zh) 排便清肠器
RU2202377C1 (ru) Клизма
CN217366730U (zh) 一种水疗机肛管
CN215279016U (zh) 造口袋清洗装置