JP3188823B2 - 浄水器のフィルターカートリッジ - Google Patents

浄水器のフィルターカートリッジ

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JP3188823B2
JP3188823B2 JP15220395A JP15220395A JP3188823B2 JP 3188823 B2 JP3188823 B2 JP 3188823B2 JP 15220395 A JP15220395 A JP 15220395A JP 15220395 A JP15220395 A JP 15220395A JP 3188823 B2 JP3188823 B2 JP 3188823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水器のフィルターカ
ートリッジに関する。更に、詳述すると、本発明は、家
庭用浄水器に装着される使い捨てのフィルターカートリ
ッジに関する。
【0002】
【従来の技術】浄水器は一般にフィルターをカートリッ
ジ方式にして交換するようにしている。ここで、フィル
ターカートリッジの交換時期を知る方法としては、独立
させて設置される大型ないし中型の浄水器の場合には、
流体流動検知機または電気時計などを浄水器と水道管と
の間の管路に接続してフィルターを通過した流量を計量
することによって行っていた(実開平6−77878
号)。
【0003】また、家庭用浄水器のように蛇口に直接浄
水器を取り付ける小型の浄水器の場合には、流体流動検
知機や電気時計などを設置することができないため、使
用開始から何カ月あるいは1年といった大まかな使用時
間を判断基準として交換したり、あるいはカートリッジ
の色などを見て使用者が自己判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流体流
動検知機や電気時計などの流量測定手段を管路に設置す
る場合には、電気を用いなければならないため、浄水器
付近での電源の確保、漏電への対策等への配慮が必要と
なる。また、これら流量測定手段は高価である上に組み
付けに配線や回路等を必要とし取り付けに必要なスペー
ス、コストが大きくなってしまう。このため、一般家庭
に取り付け得るようなものではない。特に、蛇口に直接
取り付けるタイプの小型浄水器には適用できなかった。
【0005】また、時間という代用特性での検知は非常
に不正確であった。このため、浄水機能が著しく低下し
ているにも拘わらず使用続けられたり、あるいはまだ十
分に使用できるにも拘わらず交換されてしまう問題があ
る。
【0006】本発明は、フィルターカートリッジを通過
した流量を基準として明確なカートリッジ交換時期を表
示できる浄水器のカートリッジを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原水を濾過する浄水器のカ
ートリッジ内のフィルターの流入側または流出側に水の
通過によって駆動される積算流量計を接続し、この積算
流量計のハウジング内に支軸を設け、この支軸を横切る
ように流体通路を形成すると共に、この流体通路内に支
軸まわりに回転自在に取り付けられた羽根車を配置し、
この羽根車と同軸上にハウジングに対して支軸を中心に
した円運動が可能で且つ自転不能に支持されるインター
ナルギヤとこのインターナルギヤの円運動により支軸を
中心に回転されるサンギヤとで構成される内歯遊星歯車
列を複数段積層し、羽根車に支軸から偏心したボスを設
けて該偏心ボスを最初の段の内歯遊星歯車列のインター
ナルギヤの中心に回転自在に連結すると共に、このイン
ターナルギヤの内側のサンギヤに支軸から偏心したボス
を設けて該偏心ボスを次の段の内歯遊星歯車列の中心に
回転可能に嵌合させて順次前の段のサンギヤと次の段の
インターナルギヤとを一体的に円運動可能に連結し、最
終段のサンギヤの回転量によって被測定流体の流量を計
測すると共に、流量計の表示が見えるようにカートリッ
ジに確認窓を設けるようにしている。
【0008】
【0009】
【作用】したがって、フィルターを原水が通過すること
によって流量計が作動して通過水量を積算する。そし
て、その計測量はカートリッジの確認窓を通して外から
視認できる。そして、浄水器使用者はフィルターの交換
時期を判断することができる。
【0010】特に、請求項記載のフィルターカートリ
ッジによると、カートリッジ内に流入した原水が流体通
路内の流体が羽根車を回転させる。そして、羽根車の回
転に伴って偏心ボスが円運動を行い、最初の段の内歯遊
星歯車列のインターナルギヤを円運動させる。このイン
ターナルギヤの円運動は、減速されながらサンギヤの回
転に変換される。即ち、1段目の内歯遊星歯車列により
羽根車の回転が減速される。また、このサンギヤの回転
は更に偏心ボスを介して連結されている次の段の内歯遊
星歯車列のインターナルギヤを円運動させる。そして、
羽根車の回転は、各内歯遊星歯車列により次々に減速さ
れ、最終段のサンギヤの回転量によって、被測定流体の
流量あるいは交換時期が表示される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0012】図1および図2に本発明の浄水器用フィル
ターカートリッジの一実施例を示す。このフィルターカ
ートリッジ20は、フィルター21とこのフィルター2
1を収容するカートリッジハウジング22と、カートリ
ッジハウジング22の浄水出口25とフィルター21の
出口26との間に介在される流量計1とから主に構成さ
れている。フィルター21は特にその濾過構造や外形状
等に限定されるものではなく、周知のあるいは新規な濾
過構造を採用することが可能である。本実施例の場合、
底部にフィルター入口29を有し、頂部にフィルター出
口26を有する筒体構造を成し、下方から原水を導入し
て上部のフィルター出口26から浄水を排出する。
【0013】カートリッジハウジング22は、ハウジン
グ本体22bとハウジング上蓋22aとの2部材で構成
され、フィルター21と流量計1を組み込んだ後に接合
して一体化される。フィルター21のカートリッジハウ
ジング内での支持は、例えばフィルター出口26の周囲
を囲繞してフィルター21を上方から抑える上フィルタ
ー受け部材27とフィルター21の底部をカートリッジ
ハウジング22の底面から浮かせて支える下フィルター
受け部材30とで行われている。そして、フィルター2
1とカートリッジハウジング22の内壁面との間に隙間
を設けて原水の流路28を構成している。ここで、上フ
ィルター受け部材27はハウジング上蓋22aに、下フ
ィルター受け部材30はハウジング本体22b側にそれ
ぞれ一体成形されている。また、ハウジング上蓋22a
側には、原水入口24と浄水出口25とが設けられてい
る。そして、浄水出口25とフィルター出口26との間
には流量計1が設けられている。
【0014】また、ハウジング上蓋22aには少なくと
も流量計1がセットされている位置に、透明の確認窓2
3が設けられている。ここで、流量計1は、確認窓23
にカバー16を対向させて設置される。
【0015】流量計1は、図3〜図7に示すように、羽
根車4と、この羽根車4の回転を減速させて伝達する減
速機構5と、これらをハウジング2内で支持する支軸3
とから主に構成されている。
【0016】ハウジング2内の空間6には、支軸3が収
容されている。この支軸3は空間6の中央に配置され、
ハウジング2の底壁2aに固定されている。この支軸3
には、羽根車4が回転自在に取り付けられている。この
羽根車4の一側面、即ち同軸上に配置された減速機構5
側の面には、偏心ボス8が突出するように一体成形され
ている。偏心ボス8の中心は、図4に示すように、支軸
3の中心即ち羽根車4の中心に対して距離eだけ偏心し
ている。なお、羽根車4には、偏心ボス8を設けること
に伴う重心のずれを解消するために、肉抜部9が形成さ
れている。また、偏心ボス8は、支軸3によって羽根車
4と同軸上に配置されている減速機構5の最初の段の内
歯遊星歯車列10のインターナルギヤ11の孔11aに
回転自在に嵌合されて連結されている。
【0017】また、ハウジング2内には、流体通路7が
形成されている。この流体通路7は、流入ポート7a、
流出ポート7b及び環状部7cより構成されており、支
軸3を横切るようにして形成されている。つまり、流体
通路7の流入ポート7aと流出ポート7bとは、支軸3
を挟んで反対側に配置されている。流入ポート7aは、
底壁2aに向けて徐々に流路面積を減少させている。ま
た、流出ポート7bは、底壁2aに向けて徐々に流路面
積を増加させている。流入ポート7aと流出ポート7b
とは、互いにオフセットして形成されている。
【0018】この流体通路7の環状部7cは、図5に示
すように、支軸3を囲んでいる。この環状部7cの底面
は、流入ポート7a側から流出ポート7b側に向かう部
分7dでは支軸3に対して直交する方向に沿って形成さ
れているが、流出ポート7b側から流入ポート7a側に
戻る部分7eでは支軸3に対して斜めに形成されてい
る。即ち、この環状部7cは、戻り部分7eにおいて下
流に向かって浅くなっている。したがって、流入ポート
7aから環状部7cに流入した流体は、この環状部7c
に導かれて支軸3のまわりを螺旋状に流れ羽根車4を回
転させる。このとき、流体は、羽根車4の各羽根4aの
間を通り抜けながら羽根車4を回転させる。この後、流
体は流出ポート7bから流出する。つまり、流入ポート
7aから環状部7cに流れ込んだ流体の大部分は、螺旋
状に1回転しながら羽根車4を回転させた後、流出ポー
ト7bへと流出する。
【0019】減速機構5はハウジング2の空間6内に収
容され、複数段の内歯遊星歯車列10を順次積層して構
成されている。本実施例の場合には、例えば7段の内歯
遊星歯車列10,…,10を備えている。各内歯遊星歯
車列10は、インターナルギヤ11、サンギヤ12及び
偏心ボス13を備え、サンギヤ12に設けられた偏心ボ
ス13を回転伝達上の下段側のインターナルギヤ11の
孔11aに嵌合させることによって順次連結されてい
る。
【0020】インターナルギヤ11は、空間6に比べて
若干小径に形成されており、ハウジング2に対して支軸
3を中心にした円運動可能且つ自転不能と成っている。
具体的に説明すると、インターナルギヤ11の外周面に
は、径方向に突出する複数の突起14が形成されてい
る。本実施例の場合、例えば周方向に等間隔で4箇所に
突起14が設けられている。一方、ハウジング2の内面
には、各突起14に対応して複数の凹部15が設けられ
ている。各凹部15は、支軸3の方向に沿って形成され
た溝である。各突起14は、それぞれ対応する凹部15
内に挿入されている。各突起14の先端は、図6に示す
ように、半径rの半円形状に丸まっている。また、凹部
15の断面形状は、半径Rの半円形状を成している。こ
れらの半径は、式(R=r+e)の関係を満足させてい
る。したがって、各突起14の先端は、各凹部15の内
面に沿って円運動でき、インターナルギヤ11は、支軸
3を中心にして偏心量eを半径とした円運動できる。し
かしながら、各突起14はその全てが同時に各凹部15
から抜けることがなく、必ず一部の突起14がハウジン
グ2と係合しているので、インターナルギヤ11が自転
することはできない。このインターナルギヤ11の中心
には、孔11aが穿孔されている。また、インターナル
ギヤ11のギヤ部11bの歯数Z1は、所定値に設定さ
れている。
【0021】サンギヤ12は、インターナルギヤ11の
ギヤ部11bの内方に配置され、このギヤ部11bに噛
み合っている。サンギヤ12の歯数Z2は、所定値に設
定されている。例えば、本実施例の場合、インターナル
ギヤ11の歯数Z1は値44に、サンギヤ12の歯数Z
2は値40にそれぞれ設定されている。したがって、イ
ンターナルギヤ11からサンギヤ12に伝達される回転
の減速比iは、式(i=(Z1−Z2)÷Z2=(44
−40)÷40)で表され、値0.1となっいる。し
かも、この減速機構は7段なので、全体として1000
万分の1に減速する。また、サンギヤ12の偏心ボス1
3の近傍には、偏心ボス13を設けることに伴う重心の
ずれを解消するため、孔12aが穿孔されている。この
孔12aは、最終段のサンギヤ12においては、当該サ
ンギヤ12の回転位置を示す目印としても機能する。
【0022】サンギヤ12の偏心ボス13は、次の段の
内歯遊星歯車列10側の面に突出形成されている。この
偏心ボス13の中心は、羽根車4に形成された偏心ボス
8と同様に、サンギヤ12即ち支軸3の中心に対して距
離eだけ偏心している。偏心ボス13は、次の段の内歯
遊星歯車列10を構成するインターナルギヤ11の中心
の孔11a内に嵌め込まれてこれらを回転自在に連結し
ている。したがって、この偏心ボス13と次の段のイン
ターナルギヤ11とは、一体と成って円運動を行う。
【0023】なお、最初の段の内歯遊星歯車列10を構
成するインターナルギヤ11の孔11a内には、羽根車
4の偏心ボス8が嵌め込まれて連結されている。したが
って、最初の段のインターナルギヤ11と羽根車4の偏
心ボス8とは、一体と成って円運動を行う。また、最終
段のサンギヤ12は、その回転力を他の部材に伝達する
ものではなく、被測定流体の流量に比例する回転量を示
す回転体として機能する。
【0024】そして、ハウジング2内の空間6は、カバ
ー16により閉塞されている。このカバー16は、例え
ば透明なプラスチック板により形成され、ハウジング2
の外から最終段のサンギヤ12の孔12aの位置を確認
することができる。そして、カバー16には、周方向に
沿って図示しない目盛りが付されている。最終段のサン
ギヤ12が回転して孔12aの位置が周方向に移動した
場合、その移動量をこの目盛りにより確認することがで
きる。カバー16の目盛りとしては、例えば交換時期を
示す警告ゾーンが付されており、濾過した水道水の量が
所定量を超えた場合に最終段のサンギヤ12の孔12a
の位置がこの警告ゾーンに侵入するように構成されてい
る。また、本実施例の場合、カバー16はハウジング2
に対し斜面を以て嵌合されるいわゆるテーパーシール構
造を採り、液密にシールされている。
【0025】以上のように構成された本実施例の浄水器
のカートリッジによると、以下のように作動する。
【0026】水道の蛇口に取り付けられた図示していな
い浄水器の原水導入口と接続されたカートリッジ20の
原水入口24から原水が導入されると、原水は図2に矢
印で示すように、フィルター21の周りの流路28を通
って底部側へ流れ、フィルター底部のフィルター入口2
9からフィルター21内へ導入される。そして、フィル
ター21内で濾過された後、フィルター出口26から流
出して流量計1内へ流入する。そして、流量計1の通路
7内に流入した浄水は、図4〜図5に示すように流入ポ
ート7aにおいて絞られてその流速を増した後、環状部
7cに流れ込み羽根車4を回転させる。この浄水は、環
状部7c内を螺旋状に流れ、羽根車4の全周にわたって
有効に作用する。しかも、浄水は、螺旋状に流れながら
各羽根4aの間を通過し、各羽根4aの全面にわたって
有効に作用する。そして、環状部7cから流出ポート7
bに流れ出た浄水は、流出ポート7bにおいて流速が落
とされた後カートリッジハウジング22の浄水出口25
から流出する。
【0027】一方、羽根車4の回転は、減速機構5に伝
達される。つまり、羽根車4の回転により偏心ボス8が
円運動を行い、減速機構5の最初の段の内歯遊星歯車列
10のインターナルギヤ11を円運動させる。図7〜図
12は、このインターナルギヤ11の円運動が減速され
ながらサンギヤ12の回転に変換される様子を示してい
る。なお、各図7〜図12において、インターナルギヤ
11(偏心ボス8)及びサンギヤ12の回転の様子を理
解し易くするために、三角形状の印を付してある。
【0028】いま、図7に示す位置から偏心ボス8及び
インターナルギヤ11が円運動を開始する場合を考え
る。この状態より、図8に示すように、偏心ボス8及び
インターナルギヤ11が図中CW方向に72度(1/5
回転)だけ円運動すると、サンギヤ12が支軸3を中心
に図中CCW方向(CW方向とは逆方向)に回転する。
この場合、インターナルギヤ11の円運動は、減速比
0.1で減速されてサンギヤ12をインターナルギヤ1
1との歯数差分だけ回転させる。そして、さらにインタ
ーナルギヤ11等が図中CW方向に円運動すると、図9
〜図12に順次示すように、サンギヤ12は減速されな
がら図中CCW方向に回転する。なお、各図は、インタ
ーナルギヤ11が72度ずつ円運動した状態を示してい
る。
【0029】そして、図12に示すように、インターナ
ルギヤ11の円運動が360度に達した状態では、内歯
遊星歯車列10の速度比(減速比)iは値0.1に設定
されているので、サンギヤ12は図中CCW方向に36
度だけ回転する。したがって、サンギヤ12に形成され
た偏心ボス13も同方向に36度だけ円運動する。この
偏心ボス13は、次の段の内歯遊星歯車列10のインタ
ーナルギヤ11の孔11a内に嵌め込まれているので、
次の段のインターナルギヤ11も36度だけ円運動を行
う。
【0030】つまり、羽根車4の回転は最初の段の内歯
遊星歯車列10において1/10回転に減速される。各
段の内歯遊星歯車列10でも同様にして、1/10回転
に減速される。本実施例では、7段の内歯遊星歯車列1
0を備えているので、最終段の内歯遊星歯車列10のサ
ンギヤ12の回転は、羽根車の回転の1/10 7 に減速
される。即ち、羽根車4が10000000回転した場
合に最終段のサンギヤ12が1回転する。
【0031】ここで、羽根車4の1回転は、通路7内の
所定の流量に対応している。したがって、最終段のサン
ギヤ12の回転量は、通路7内の積算流量に比例する。
最終段のサンギヤ12の回転量は、孔12aの位置をカ
バー12に付された目盛りに対応させて読み取ることで
検出される。そこで、浄水器使用者は、孔12aの位置
が警告ゾーンに侵入したことを目で確認し、フィルター
21の交換時期を知る。
【0032】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例の浄水器のフィルターカートリッ
ジは、カートリッジハウジング22内でフィルター21
の下流側に流量計1を組み込んで濾過後の水を計量する
ようにしているが、これに特に限定されるものではな
く、フィルター21の上流側あるいは双方に組み込むよ
うにしても良い。また、流量計1が外から見えるように
カートリッジハウジング22は、少なくとも一部が透明
にされているが、場合によっては全体あるいは半分を透
明にしても良い。更に、カートリッジの構造、型式には
限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の浄水器用フ
ィルターカートリッジは、該カートリッジ内のフィルタ
ーの流入側または流出側に水の通過によって駆動される
積算流量計を接続し、かつ流量計の表示が見えるように
カートリッジに確認窓を設けるようにしているので、原
水が濾過される際のフィルターカートリッジ内での水の
動きによって流量計が駆動される。このため、センサ等
の電子機器を必要とせず、かつ電気配線、配管等も必要
としないため外観上、コスト、安全性において有利であ
る。
【0034】また、本発明の浄水器用フィルターカート
リッジによると、フィルターカートリッジに流量計が一
体的に取り付けられているので、カートリッジの交換時
期とフィルターの寿命とが一致する。
【0035】更に、本発明の浄水器用フィルターカート
リッジによると、流量計の表示を確認窓を通して見るこ
とができるので、交換時期が正確に把握できる。したが
って、本発明のフィルターカートリッジは、使用可能な
時期での使用を確実にすることができ、浄水効果を失わ
ない。更に、流量計も簡単な構造の機構のみから成るの
で安価にでき、カートリッジごと使い捨てできる。
【0036】また、本発明の浄水器用フィルターカート
リッジによると、流量計がコンパクトでもフィルターカ
ートリッジの使用期間を表示できる程度の流量を測定で
きるため、フィルターカートリッジ内に組み込むことが
できる。そして、濾過流量からフィルターカートリッジ
の交換時期を明確に示唆することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水器のカートリッジの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1のカートリッジの半截断面斜視図である。
【図3】カートリッジ内に組み込まれた流量計の一実施
例を示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図3の流量計の突起と凹部を示す拡大断面図で
ある。
【図7】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示し、
各ギヤの基準位置を示す図である。
【図8】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示し、
図7の状態からインターナルギヤが72度だけ円運動し
た状態を示す図である。
【図9】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示し、
図8の状態からインターナルギヤが72度だけ円運動し
た状態を示す図である。
【図10】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示
し、図9の状態からインターナルギヤが72度だけ円運
動した状態を示す図である。
【図11】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示
し、図10の状態からインターナルギヤが72度だけ円
運動した状態を示す図である。
【図12】図3の流量計の内歯遊星歯車列の作動を示
し、図11の状態からインターナルギヤが72度だけ、
即ち、図7の状態からインターナルギヤが1回転だけ円
運動した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 流量計 2 ハウジング 3 支軸 4 羽根車 5 減速機構 7 流体通路 7c 環状部 8 羽根車の偏心ボス 10 内歯遊星歯車列 11 インターナルギヤ 12 サンギヤ 13 羽根車の偏心ボス 14 突起 15 凹部 20 浄水器用カートリッジ 21 フィルター 22 カートリッジケーシング 23 確認窓 e 偏心距離
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 35/00 - 35/04 G01F 1/05 - 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水を濾過する浄水器のカートリッジ内
    のフィルターの流入側または流出側に水の通過によって
    駆動される積算流量計を接続し、この積算流量計のハウ
    ジング内に支軸を設け、この支軸を横切るように流体通
    路を形成すると共に、この流体通路内に支軸まわりに回
    転自在に取り付けられた羽根車を配置し、この羽根車と
    同軸上にハウジングに対して支軸を中心にした円運動が
    可能で且つ自転不能に支持されるインターナルギヤとこ
    のインターナルギヤの円運動により支軸を中心に回転さ
    れるサンギヤとで構成される内歯遊星歯車列を複数段積
    層し、羽根車に支軸から偏心したボスを設けて該偏心ボ
    スを最初の段の内歯遊星歯車列のインターナルギヤの中
    心に回転自在に連結すると共に、このインターナルギヤ
    の内側のサンギヤに支軸から偏心したボスを設けて該偏
    心ボスを次の段の内歯遊星歯車列の中心に回転可能に嵌
    合させて順次前の段のサンギヤと次の段のインターナル
    ギヤとを一体的に円運動可能に連結し、最終段のサンギ
    ヤの回転量によって被測定流体の流量を計測すると共
    に、前記流量計の表示が見えるように前記カートリッジ
    に確認窓を設けるようにしたことを特徴とする浄水器の
    フィルターカートリッジ。
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