JP3188762U - 分割収納容器 - Google Patents

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巧 鈴木
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【課題】ミキシングチップをシリンジ体に確実且つ簡便に係止固定することができる分割収納容器であって、使用者がスリーブを操作する際にスリーブの中央部を押さえてしまうことを防止できる分割収納容器を低コストで提供する。
【解決手段】2本のシリンジ1aが並列してホルダー1bに固定されたシリンジ体1と、各シリンジ内のペーストを混合して吐出させるミキシングチップ2と、シリンジに摺動自在に外嵌されているスリーブ3と、からなる分割収納容器において、スリーブの側面側に滑り止め加工を模した図柄3aを具備している。この図柄の存在によって使用者が無意識あるいは意識的にスリーブの側面を持って操作するようになる。
【選択図】図2

Description

本考案は、2本のシリンジが並列してホルダーに固定されたシリンジ体を有し、使用時に各シリンジ内に収納されたペースト状の内容物を混合して吐出させることが可能な分割収納容器に関する。
複数のペーストを混合する場合、各ペーストが収納されたシリンジからそれぞれ押し出されたペーストを混合するために静的なミキシングチップがしばしば利用され、このミキシングチップは複数のシリンジが並列に固定されたシリンジ体の先端に係止固定される。
ミキシングチップにはシリンジ体に簡便に係止固定できることが求められる。このようなミキシングチップとしては、ミキシングチップの下端外面に差込突起を設け、シリンジ体(カートリッジ)にはこのミキシングチップの差込突起を受容する差込突片を設けて、ミキシングチップをその差込突起がシリンジ体の差込突片と交差するようにして当接させ、凡そ90度回転させて差込突起と差込突片とを係止固定するミキシングチップがある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このミキシングチップは、回転係止させただけであるから、必ずしも確実に係止させることができず、外れないようにするには何らかの防止機構が必要となる。
より確実に係止固定できる機構も開発されている(例えば、特許文献2,3参照。)。しかしながら、特許文献2の機構においては、雄ねじ部分にカップリングナットを螺合させなければならないので、ミキシングチップの装着に手間がかかり、更に、複数のシリンジを添わせた状態で雄ねじが形成されるような特殊な加工も必要となる。また特許文献3の機構においては、シリンジ体(シリンジホルダー)の係止孔に係止される爪部だけで固定されるため、爪部で強く係止させる必要があり、強く係止させた爪部を取り外す際にやや手間がかかるという問題があった。
これに対し本考案者らは、2本のシリンジが並列してホルダーに固定されたシリンジ体と、各シリンジ内のペーストを混合して吐出させるミキシングチップと、シリンジに摺動自在に外嵌されているスリーブとから構成され、該ミキシングチップが、ミキシングエレメントが内部に装着されたハウジングと、ペーストを各シリンジ内からハウジング内へと導くためにハウジングの吐出口と反対側に位置する端部に設けられているペースト案内部材と、ペースト案内部材又はハウジングに一体に構成されていて、シリンジ体の2本のシリンジ間にそれぞれ形成された一対の係止溝にそれぞれ弾性により係止される爪部を先端側に有する板ばね状の一対の係止部材とから構成され、該スリーブが、ハウジングの吐出口側へと摺動されると少なくとも各係止部材の爪部を覆って爪部の弾性による係止の解除を防止する形状をなしている分割収納容器を開発した(図1参照)。この機構によれば、スリーブが、ハウジングの吐出口側へと摺動されると板ばね状の一対の係止部材による係止の解除が防止されるので、特許文献3の機構のように爪部だけで強く係止させる必要がなくなり、ミキシングチップはその爪部で軽く係止させるだけでよい。このため、確実に係止固定できるにも関わらずミキシングチップの着脱が容易にでき、非常に取り扱い易い。また、非常に簡便な構造であることから生産性にも優れている。
しかしながらこの機構においてミキシングチップを取り外す際、スリーブをハウジングの吐出口側の反対側へと摺動する必要があるが、使用者はスリーブを操作しようとすると自然にスリーブの中央部を押さえて操作してしまうことが多かった。その結果、スリーブの中央部下に存在する、スリーブとシリンジ体との係合部を押さえることになってしまい、スリーブが滑らかに摺動しないという問題があった。スリーブの側面に凹凸等の滑り止め加工を設けることは有効であるが、手間と製造コストがかかってしまうという難点がある。
特開平8−276125号公報 特開平4−239477号公報 特開2008−229553号公報
本考案は前記の問題に鑑み、ミキシングチップをシリンジ体に確実且つ簡便に係止固定することができる分割収納容器であって、使用者がスリーブを操作する際にスリーブの中央部を押さえてしまうことを防止できる分割収納容器を低コストで提供することを課題とする。
本考案者らは前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、スリーブの側面側に滑り止め加工を模した図柄を具備した分割収納容器とすると、使用者が滑り止めの有効性に関係なく図柄の部分を持って操作することに着目し、これを利用すれば製造コストが上がってしまう凹凸等の滑り止め加工を付与しなくとも、前記課題を解決できることを見出して本考案を完成させた。
即ち本考案は、2本のシリンジが並列してホルダーに固定されたシリンジ体と、各シリンジ内のペーストを混合して吐出させるミキシングチップと、シリンジに摺動自在に外嵌されているスリーブと、からなる分割収納容器において、スリーブの側面側に滑り止め加工を模した図柄を具備していることを特徴とする分割収納容器である。
より好ましくは、更にミキシングチップが、ミキシングエレメントが内部に装着されたハウジングと、収納容器に収納されているペーストを各シリンジ内からハウジング内へと導くためにハウジングの吐出口と反対側に位置する端部に設けられているペースト案内部材と、ペースト案内部材又はハウジングに一体に構成されていて、シリンジ体の2本のシリンジ間にそれぞれ形成された一対の係止溝にそれぞれ弾性により係止される爪部を先端側に有する板ばね状の一対の係止部材と、から構成されており、スリーブが、ハウジングの吐出口側へと摺動されると少なくとも各係止部材の爪部を覆って爪部の弾性による係止の解除を防止する形状をなしている分割収納容器である。
本考案に係る分割収納容器は、製造コストが上がってしまう凹凸等の滑り止め加工を付与することなく使用者がスリーブを操作する際にスリーブの中央部を押さえてしまうことを防止できる優れた分割収納容器である。
従来技術に係る分割収納容器を示す斜視図である。 本考案に係る分割収納容器の一実施例を示す斜視図である。 本考案に係る分割収納容器の他の実施例を示す斜視図である。 図2の分割収納容器において、シリンジ体の2本のシリンジ間で、ミキシングチップをシリンジ体に係止させる様子を示す簡略説明図である。 図2の分割収納容器にプランジャーを装着した状態を示す正面説明図である。
以下、図面を用いて本考案に係る分割収納容器について詳細に説明する。
1は2本のシリンジ1a,1aが並列してホルダー1bに固定されたシリンジ体である。
2は各シリンジ1a,1a内のペーストを混合して吐出させるミキシングチップであって、このミキシングチップ2は、ミキシングエレメントが内部に装着されたハウジング2aと、ペーストを各シリンジ1a,1a内からハウジング2a内へと導くためにハウジング2aの吐出口と反対側に位置する端部に設けられているペースト案内部材2bと、ペースト案内部材2b又はハウジング2aに一体に構成されていて、シリンジ体1の2本のシリンジ1a,1a間にそれぞれ形成された一対の係止溝1c,1cにそれぞれ弾性により係止される爪部2ca,2caを先端側に有する板ばね状の一対の係止部材2c,2cとから構成されている。
3はシリンジ体1に摺動自在に外嵌されているスリーブであって、このスリーブ3は、ミキシングチップ2のハウジング2aの吐出口側へと摺動されると少なくとも各係止部材2c,2cの爪部2ca,2caを覆って爪部2ca,2caの弾性による係止の解除を防止する形状をなしている。
本考案においては、このスリーブ3の側面側に滑り止め加工を模した図柄3aを具備していることを特徴とする。なお本考案においては、スリーブの側面とは各シリンジ1a,1aが並列している方向の面を側面とする。図柄3aは、例えば図2のようにスリーブの材質に凹凸状の滑り止め加工があるかの如く見せた線や絵や、図3に示すようにゴム等の材質の滑り止め加工があるかの如く見せた線や絵を例示することができる。この図柄3aの存在によって使用者が無意識あるいは意識的にスリーブの側面を持って操作することが期待される。
図柄3aはスリーブ3の表面に直接印刷されていてもよいし、シール等で後から貼付されていてもよい。例えばスリーブ3を樹脂で成形する際には、プリントであってもシール材であっても樹脂に凹凸等の滑り止め加工を付ける必要がないことで安価に製造することが可能となる。
そしてスリーブ3はシリンジ体1に取り外し可能な状態で外嵌されていてもよいが、予めシリンジ体1に取り外しのできない状態(嵌め殺し等)で外嵌されていれば、シリンジ体1とスリーブ3とが一体となって、ミキシングチップ2を着脱するだけの簡便な構成となり取り扱い易くなるのである。
このような本考案に係る分割収納容器を実際に使用するには、図4(I)のように、先ずシリンジ体1の2本のシリンジ1a,1a間にそれぞれ形成された一対の係止溝1c,1cに、ミキシングチップ2の板ばね状の一対の係止部材2c,2cの先端側の爪部2ca,2caをそれぞれ弾性により係止させる。
次に図4(II)のように、スリーブ3をハウジング2aの吐出口側へと摺動させて、少なくとも各係止部材2c,2cの爪部2ca,2caを覆って爪部2ca,2caの弾性による係止が解除されない状態とする(図4(III))。
そして図5のように、本考案に係る分割収納容器のシリンジ体1の吐出口と反対側にプランジャーを取り付けて、スリーブ3が少なくとも各係止部材2c,2cの爪部2ca,2caを覆って爪部2ca,2caの弾性による係止が解除されない状態を維持させたまま、プランジャーをシリンジ1a,1a内に押し込むようにすることで、混合されたペーストをミキシングチップ2から容易に吐出させることができる。
このようにして使用された場合、シリンジ1a,1a内のペーストを全て混合して使い切ることは稀であり、通常はシリンジ1a,1a内にペーストが残る場合が多い。その際にミキシングチップ2内の混合されたペーストは硬化するため、後日、再使用することは困難であるが、シリンジ1a,1a内に残っている各ペーストは混合されていないので硬化しない。従って、シリンジ1a,1a内にペーストが残った場合は、ミキシングチップ2を交換することによって後日使用することができる。そのためミキシングチップ2の交換が容易にできるか否かが非常に重要となる。
本考案に係る分割収納容器では、2つの爪部2ca,2caとそれを押さえるスリーブ3とを使用して、ミキシングチップ2をシリンジ体1に係止させるので、ミキシングチップ2は爪部2ca,2caでシリンジ体1に軽く係止させるだけでよいから、その着脱が容易にでき、ミキシングチップ2の交換に手間がかからず、非常に取り扱い易いのである。
即ち、図5のようにして本考案に係る分割収納容器を使用し、後日再使用する場合には、2つの爪部2ca,2caを押さえているスリーブ3をシリンジ体1の吐出口と反対側に摺動させた状態で、シリンジ体1の一対の係止溝1c,1cにそれぞれ弾性により係止される爪部2ca,2caの係止を解除することにより、ミキシングチップ2を容易に取り外すことができ、その後に新たなミキシングチップ2を前述のようにしてシリンジ体1に装着すれば、シリンジ1a,1a内に残っている各ペーストを無駄にすることなく全て使用することができるのである。
1 シリンジ体
1a シリンジ
1b ホルダー
1c 係止溝
2 ミキシングチップ
2a ハウジング
2b ペースト案内部材
2c 係止部材
2ca 爪部
3 スリーブ
3a 図柄

Claims (2)

  1. 2本のシリンジが並列してホルダーに固定されたシリンジ体と、
    各シリンジ内のペーストを混合して吐出させるミキシングチップと、
    シリンジに摺動自在に外嵌されているスリーブと、
    からなる分割収納容器において、
    スリーブの側面側に滑り止め加工を模した図柄を具備していることを特徴とする分割収納容器。
  2. 前記ミキシングチップが、
    ミキシングエレメントが内部に装着されたハウジングと、
    収納容器に収納されているペーストを各シリンジ内からハウジング内へと導くためにハウジングの吐出口と反対側に位置する端部に設けられているペースト案内部材と、
    ペースト案内部材又はハウジングに一体に構成されていて、シリンジ体の2本のシリンジ間にそれぞれ形成された一対の係止溝にそれぞれ弾性により係止される爪部を先端側に有する板ばね状の一対の係止部材と、
    から構成されており、
    前記スリーブが、ハウジングの吐出口側へと摺動されると少なくとも各係止部材の爪部を覆って爪部の弾性による係止の解除を防止する形状をなしている請求項1に記載の分割収納容器。
JP2013006703U 2013-11-25 分割収納容器 Expired - Lifetime JP3188762U (ja)

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Publication Number Publication Date
JP3188762U true JP3188762U (ja) 2014-02-06

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