JP3188512U - 清掃機能を有する装飾品 - Google Patents
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Abstract
【課題】平時は装飾用として使用し、清掃する際、工具を容易に取り出して清掃作業を行うことができる、軽量で使い易い清掃機能を有する装飾品を提供する。
【解決手段】清掃機能を有する装飾品は、中空状の外カバーに収納可能な清掃ユニット40を含む。外カバーは、互いに組み合わせると清掃ユニット40が収納可能な内部空間を形成する上カバー20及びベース30を含む。ベース30は互いに間隔をあけて設けられた2つのアーム36を有する。清掃ユニット40は、円筒42及び軸を含む。円筒42は、表面が粘着性を有して軸に外嵌され、軸をアーム36間に接続させ、ベース30に対して回動する円筒42を支持する。軸は、円筒42が外嵌される直管と、直管の管口に挿入される凸部が突設された一面と、ベース30のアーム36に枢着させる挿入部が形成された他面とを有する皿体をそれぞれ有する2つの支持部材とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】清掃機能を有する装飾品は、中空状の外カバーに収納可能な清掃ユニット40を含む。外カバーは、互いに組み合わせると清掃ユニット40が収納可能な内部空間を形成する上カバー20及びベース30を含む。ベース30は互いに間隔をあけて設けられた2つのアーム36を有する。清掃ユニット40は、円筒42及び軸を含む。円筒42は、表面が粘着性を有して軸に外嵌され、軸をアーム36間に接続させ、ベース30に対して回動する円筒42を支持する。軸は、円筒42が外嵌される直管と、直管の管口に挿入される凸部が突設された一面と、ベース30のアーム36に枢着させる挿入部が形成された他面とを有する皿体をそれぞれ有する2つの支持部材とを有する。
【選択図】図2
Description
本考案は、装飾品に関し、特に、装飾機能以外に清掃機能を有する装飾品に関する。
従来の装飾品は、装飾機能しかなく、ネックレス、指輪など首又は指につけて使用したり、髪につけて使用したりするヘアクリップ、頭飾品などでもよい。
これらの装飾品を身に付けている者は、衣服、ズボンに埃、毛髪などが付いて汚れても、清掃用具が無い場合、一般に衣服についた汚れを手で叩いて落とすが、その場合手が汚れてしまい衛生面で問題があった。
また、装飾品を身に付けている者は、コンピュータ、携帯電話などの消費者用電子機器を操作したり通話したりするが、埃などの細かい粒子が静電気によりスクリーンの表面に付着したり、指でスクリーンに触れることにより指紋又は油汚れがついて画面が見づらくなることがあった。
衛生面での必要性又は画面を好ましい状態で見られるように、清掃用ツールにより適宜清掃することが好ましかったが、工具が無い場合、好ましい清掃効果を得ることはできなかった。
そのため、従来技術の欠点を改善し、装飾品を身に付けている者が何時でも使用できる清掃用ツールが求められていた。
本考案は、清掃用ツールを内部に収納可能な構造を有し、平時は装飾用として使用し、清掃する際、工具を容易に取り出して清掃作業を行うことができる、軽量で使い易い清掃機能を有する装飾品を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、中空状の外カバーに収納可能な清掃ユニットを含む、清掃機能を有する装飾品であって、前記外カバーは、互いに組み合わせると前記清掃ユニットが収納可能な内部空間を形成する上カバー及びベースを含み、前記ベースは互いに間隔をあけて設けられた2つのアームを有し、前記清掃ユニットは、円筒及び軸を含み、前記円筒は、表面が粘着性を有して前記軸に外嵌され、前記軸を前記アーム間に接続させ、前記ベースに対して回動する前記円筒を支持することを特徴とする清掃機能を有する装飾品が提供される。
前記軸は、前記円筒が外嵌される直管と、前記直管の前記管口に挿入される凸部が突設された一面と、前記ベースの前記アームに枢着させる挿入部が形成された他面と、を有する皿体をそれぞれ有する2つの支持部材と、を有することが好ましい。
前記アームは、前記皿体の挿入部を嵌着させる枢着孔をそれぞれ有することが好ましい。
前記上カバーには、2つのバンプが突設され、前記上カバーと前記ベースとを組み合わせると、前記アームの前記枢着孔に前記バンプが係合されることが好ましい。
前記上カバーの外表面には、紐を挿通させるリング部が形成されていることが好ましい。
前記上カバーの開口には、前記ベースの開口に形成された凹部と凹凸係合する凸縁が周設されていることが好ましい。
前記上カバー及び前記ベースの開口には、前記上カバーと前記ベースとを磁気吸着させる少なくとも1つの磁性体がそれぞれ設けられていることが好ましい。
本考案の清掃機能を有する装飾品は、清掃用ツールを内部に収納可能な構造を有し、平時は装飾用として使用し、清掃する際、工具を容易に取り出して清掃作業を行うことができる上、軽量で使い易い。
以下、本考案の清掃機能を有する装飾品について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1を参照する。図1に示すように、本考案の第1実施形態に係る清掃機能を有する装飾品10は、分離自在の外カバー12を含み、外カバー12には、リング部14が形成されている。リング部14には、首部に掛けて用いる紐16が挿通されてネックレスとして用いることができる。
図1を参照する。図1に示すように、本考案の第1実施形態に係る清掃機能を有する装飾品10は、分離自在の外カバー12を含み、外カバー12には、リング部14が形成されている。リング部14には、首部に掛けて用いる紐16が挿通されてネックレスとして用いることができる。
外カバー12は、互いに着脱自在である上カバー20及びベース30を含む。本考案の第1実施形態の外カバー12は、組み合わせるとハート型の形状となるが、勿論、これだけに限定されるわけではなく、例えば、多辺形、円形、不規則形状又はその他幾何学的形状でもよい。また、前述のリング部14は、上カバー20の外表面に形成されてもよい。
続いて図2を参照する。図2に示すように、上カバー20とベース30とを分離させると、略矩形状を呈する開口22,32を介して外部に連通する内部空間が見える。上カバー20には、開口22から突出された凸縁24が周設され、複数の補強リブ26を有する。これら複数の補強リブ26は、上カバー20の構造強度を高めるために、2つ1組で上カバー20の内壁面に形成されて凸縁24から一部が突出されている。1組の補強リブ26は、開口22の短辺に形成され、互いに対向したバンプ28が突設されている。
ベース30の開口32の周りには、凹部34が凹設されている。ベース30は、2つのアーム36を有する。これら2つのアーム36は、ベース30の内壁面に、互いに所定の間隔をあけて形成され、各アーム36が開口32の短辺に隣接し、開口32から突出するように枢着孔38が形成されている。2つのアーム36間には、清掃ユニット40が回動自在に接続されている。
図3を参照する。図3に示すように、清掃ユニット40は、円筒42と、2つのアーム36間に接続される軸44とを含む。円筒42は、軟らかい材料からなり、表面が粘着性を有するとともに、軸44に外嵌されている。
図3及び図4を参照する。図3及び図4に示すように、軸44は、直管46及び2つの支持部材50を含む。円筒42より硬い材料からなる直管46を、円筒42の中心に挿通させて支持し、円筒42の構造が柔らかくなり過ぎないようにする。各支持部材50は、皿体52を有する。皿体52の一面には、直管46の管口に挿入される凸部54が突設されている。皿体52の他面には、ベース30の2つのアーム36に形成された枢着孔38中に枢着させる挿入部56が形成されている。挿入部56を軸心としてベース30に対して回動する円筒42を軸44により支持する。
そのため、装飾品10を身に付ける場合、図1に示すように、平時はネックレスの装飾品として用い、清掃で用いる場合、ベース30を取り外して図2のような状態とし、清掃ユニット40を衣類又はスクリーン表面に接触させながら回動させるため、清掃作業が容易に行える上、軽量で使い易い。円筒42に粘着した埃、髪の毛などの汚れは、水などの液体により円筒42を洗い流すことができるため、円筒42を再利用することができる。
清掃ユニット40を収納する場合は、図4に示すように、ベース30を上カバー20下に組合せ、清掃ユニット40が収納可能な空間を外カバー12に形成する。上カバー20の凸縁24とベース30の凹部34とが凹凸係合されると、アーム36の枢着孔38にバンプ28が係合されるため、外カバー12が不用意に開くことを防ぐことができる。
(第2実施形態)
図5を参照する。図5は、本考案の第2実施形態に係る清掃機能を有する装飾品を示す断面図である。図5に示すように、本考案の第2実施形態に係る清掃機能を有する装飾品10は、第1実施形態と略同じであるが、上カバー20及びベース30の開口22,32に少なくとも1つの磁性体60が設けられ、上カバー20とベース30とを磁気吸着させる点が異なる。
図5を参照する。図5は、本考案の第2実施形態に係る清掃機能を有する装飾品を示す断面図である。図5に示すように、本考案の第2実施形態に係る清掃機能を有する装飾品10は、第1実施形態と略同じであるが、上カバー20及びベース30の開口22,32に少なくとも1つの磁性体60が設けられ、上カバー20とベース30とを磁気吸着させる点が異なる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 装飾品
12 外カバー
14 リング部
16 紐
20 上カバー
22 開口
24 凸縁
26 補強リブ
28 バンプ
30 ベース
32 開口
34 凹部
36 アーム
38 枢着孔
40 清掃ユニット
42 円筒
44 軸
46 直管
50 支持部材
52 皿体
54 凸部
56 挿入部
60 磁性体
12 外カバー
14 リング部
16 紐
20 上カバー
22 開口
24 凸縁
26 補強リブ
28 バンプ
30 ベース
32 開口
34 凹部
36 アーム
38 枢着孔
40 清掃ユニット
42 円筒
44 軸
46 直管
50 支持部材
52 皿体
54 凸部
56 挿入部
60 磁性体
Claims (7)
- 中空状の外カバーに収納可能な清掃ユニットを含む、清掃機能を有する装飾品であって、
前記外カバーは、互いに組み合わせると前記清掃ユニットが収納可能な内部空間を形成する上カバー及びベースを含み、前記ベースは互いに間隔をあけて設けられた2つのアームを有し、
前記清掃ユニットは、円筒及び軸を含み、前記円筒は、表面が粘着性を有して前記軸に外嵌され、前記軸を前記アーム間に接続させ、前記ベースに対して回動する前記円筒を支持することを特徴とする清掃機能を有する装飾品。 - 前記軸は、
前記円筒が外嵌される直管と、
前記直管の前記管口に挿入される凸部が突設された一面と、前記ベースの前記アームに枢着させる挿入部が形成された他面と、を有する皿体をそれぞれ有する2つの支持部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の清掃機能を有する装飾品。 - 前記アームは、前記皿体の挿入部を嵌着させる枢着孔をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載の清掃機能を有する装飾品。
- 前記上カバーには、2つのバンプが突設され、前記上カバーと前記ベースとを組み合わせると、前記アームの前記枢着孔に前記バンプが係合されることを特徴とする請求項3に記載の清掃機能を有する装飾品。
- 前記上カバーの外表面には、紐を挿通させるリング部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の清掃機能を有する装飾品。
- 前記上カバーの開口には、前記ベースの開口に形成された凹部と凹凸係合する凸縁が周設されていることを特徴とする請求項5に記載の清掃機能を有する装飾品。
- 前記上カバー及び前記ベースの開口には、前記上カバーと前記ベースとを磁気吸着させる少なくとも1つの磁性体がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5に記載の清掃機能を有する装飾品。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188512U true JP3188512U (ja) | 2014-01-30 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017188178A1 (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 株式会社シード | 粘着式清掃具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017188178A1 (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | 株式会社シード | 粘着式清掃具 |
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