JP3187957U - スチームアイロン装置 - Google Patents
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Abstract
Description
業務用スチームアイロン装置は、長時間及び長期間にわたり使用されるため、アイロンがけの作業能率が良く、かつ耐久性に優れた製品の開発が要請されている。
したがって、上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部は、常時一定状態に配置されることから、上記ホース同士が捩れることが防止される。その結果、使用者側で上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部を、適宜の固定部材によりまとめることが不要となり、従来に比して、アイロンがけの際の操作性をより向上させることができる。また、上記ホース同士の捩れによる上記ホース部の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、長時間または長期間にわたり能率良くアイロンがけ作業を行うことに適している。
また、一般的に、業務用スチームアイロン装置は、上記アイロン部と上記蒸気供給用ホース部との接続部は、上記アイロン部と上記蒸気戻し用ホース部との接続部の下方に配置されている。
したがって、上記業務用スチームアイロン装置を使用した際には、上記ホース材の接続部においても、上記ホース材の捩れることを防止することができる。その結果、請求項1記載の考案の効果と同様に、上記ホース材の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、長時間または長期間にわたり能率良くアイロンがけ作業を行うことに適している。
したがって、外装層にポリエステル材が編み組みされることにより、耐屈曲性、耐衝撃性が向上するため、上記ホース材は、しなやかさを有し、かつ折れにくいため耐久性に優れており、長期間使用することに適している。
さらに、空気層が形成されることにより、上記ホース材の表面温度を低下させることができるため、別途に断熱用ホースカバーを要することがない。そのため、断熱用ホースカバーに費やすコストを抑制し、かつ単純構造のスチームアイロン用ホースを製造することが可能となる。
テフロン(登録商標)は、様々な特性を有する樹脂で、既知の物質に中で最も摩擦係数の小さい物質であり、耐候性及び非吸水性を有すると共に、耐熱性にも優れ、−80℃〜260℃の広範囲で使用することができる。
さらに、非粘着性を有し、表面は滑りやすく物が付着しにくく、ほとんどの化学薬品や溶剤に侵されない耐薬品性を有すると共に、安定剤や酸化防止剤等を一切含まない高純度樹脂であり、金属イオンや有機炭素等の溶出がないため、耐久性に優れており、長期間使用することに適している。
したがって、耐衝撃性、耐磨耗性及び低吸水性を有しているため、耐久性に優れており、長期間使用することが可能となる。
したがって、手で触れることが多く、比較的劣化しやすい上記端部と上記接続端部の間に、防塵及び防水性能を持たせることで、耐久性を持たせることができる。
図1は、本考案に係るアイロン装置(図示せず)を構成するホース10の一実施の形態を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るホース10は、全体細長管状に形成されると共に、蒸気供給用ホース部11と、蒸気戻し用ホース部12とを備え、中間部13において単一のホース材14内に収納されている。
被覆布材22は、エチレンプロピレンゴムやシリコーンゴム等の素材が使用される。エチレンプロピレンゴムは、耐熱性及び耐水性を有するため、耐久性に優れており、かつ二重結合を持たない物質であることから耐オゾン性を有するため、大気中に放置した場合であっても製品表面が劣化することを防止することができる。
また、シリコーンゴムは、エチレンプロピレンゴムと同様に二重結合を持たない物質であることから耐オゾン性を有するため、大気中に放置した場合であっても製品表面が劣化することがなく、耐熱性、耐水性及び耐薬品性を有するため、耐久性に優れている。
図2に示すように、ホース材14は、外装層24はポリエステル材により編み組みされている。
編組構造であるため、空気層25が形成されることで、通気性が確保される。したがって、ホース材14の表面温度を低い状態に維持することができると共に、軽量であるため、別途に断熱用ホースカバーを要することがなく、かつアイロンがけの際の操作性に優れている
さらに、ポリエステルは、ナイロンに次ぐ強度及び耐摩耗性を有するため、耐屈曲性、耐衝撃性が向上し、さらには、混紡させることで強度をより向上させることもできる。その結果、耐久性に優れ長期間使用することに適したアイロン装置(図示せず)を提供することができる。
本実施の形態にあっては、ポリアリレート繊維26、26は、空気層を形成しない網目構造となるように被覆されている。
図3に示すように、本考案に係るアイロン装置27は、蒸気を発生しうるボイラー部28と、蒸気を使用するアイロン部29とを備え、ホース14を介して接続されている。
ボイラー部28は、水タンク30と、蒸気を発生させる操作部31と、蒸気供給用ホース部11の接続端部19及び蒸気戻し用ホース部12の接続端部20とが接続される接続部32、33とを備えていると共に、操作部31は、電源部34と蒸気噴出量調節部35とを有している。
尚、ボイラー部28は、蒸気を発生しうる装置であれば、水タンク30の容量、接続部32、33、電源部34及び蒸気噴出量調節部35の配置等は、本実施の形態に限定されない。
このとき、接続部38の位置Pは、接続部39の位置P1よりもアイロン本体部36の下方に配置される。
したがって、本実施の形態に係るアイロン装置27を使用する際には、長く形成された蒸気供給用ホース部11のアイロン部29との接続端部15を接続部38に接続すると共に、蒸気戻し用ホース部12のアイロン部29との接続部16を接続部39に接続することで、長時間または長期間にわたり使用した際であっても、蒸気供給用ホース部11、蒸気戻し用ホース部12共に捩れることを防止することができる。
その結果、蒸気供給用ホース部11及び蒸気戻し用ホース部12の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、能率良くアイロンがけ作業を行うことができる。
11 蒸気供給用ホース部
12 蒸気戻し用ホース部
13 中間部
14 ホース材
15 蒸気供給用ホース部のアイロン部との接続端部
16 蒸気戻し用ホース部のアイロン部との接続端部
17 蒸気供給用ホース部のアイロン部との接続部
18 蒸気戻し用ホース部のアイロン部との接続部
19 蒸気供給用ホース部のボイラー部との接続端部
20 蒸気戻し用ホース部のボイラー部との接続端部
21 ホース材の端部
22 被覆布材
23 ナット
24 外装層
25 空気層
26 ポリアリレート繊維
27 アイロン装置
28 ボイラー部
29 アイロン部
30 水タンク
31 操作部
32 接続部
33 接続部
34 電源部
35 蒸気噴出量調節部
36 アイロン本体部
37 把持部
38 接続部
39 接続部
40 長さ方向一端部
41 側面部
42 蒸気戻し操作部
43 分岐部
h 差異
P 接続部の位置
P1 接続部の位置
業務用スチームアイロン装置は、長時間及び長期間にわたり使用されるため、アイロンがけの作業能率が良く、かつ耐久性に優れた製品の開発が要請されている。
したがって、上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部は、常時一定状態に配置されることから、上記ホース同士が捩れることが防止される。その結果、使用者側で上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部を、適宜の固定部材によりまとめることが不要となり、従来に比して、アイロンがけの際の操作性をより向上させることができる。また、上記ホース同士の捩れによる上記ホース部の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、長時間または長期間にわたり能率良くアイロンがけ作業を行うことに適している。
また、一般的に、業務用スチームアイロン装置は、上記アイロン部と上記蒸気供給用ホース部との接続部は、上記アイロン部と上記蒸気戻し用ホース部との接続部の下方に配置されている。
したがって、上記業務用スチームアイロン装置を使用した際には、上記ホース材の接続部においても、上記ホース材の捩れることを防止することができる。その結果、請求項1記載の考案の効果と同様に、上記ホース材の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、長時間または長期間にわたり能率良くアイロンがけ作業を行うことに適している。
したがって、外装層にポリエステル材が編み組みされることにより、耐屈曲性、耐衝撃性が向上するため、上記ホース材は、しなやかさを有し、かつ折れにくいため耐久性に優れており、長期間使用することに適している。
さらに、空気層が形成されることにより、上記ホース材の表面温度を低下させることができるため、別途に断熱用ホースカバーを要することがない。そのため、断熱用ホースカバーに費やすコストを抑制し、かつ単純構造のスチームアイロン用ホースを製造することが可能となる。
フッ素樹脂は、様々な特性を有する樹脂で、既知の物質に中で最も摩擦係数の小さい物質であり、耐候性及び非吸水性を有すると共に、耐熱性にも優れ、−80℃〜260℃の広範囲で使用することができる。
さらに、非粘着性を有し、表面は滑りやすく物が付着しにくく、ほとんどの化学薬品や溶剤に侵されない耐薬品性を有すると共に、安定剤や酸化防止剤等を一切含まない高純度樹脂であり、金属イオンや有機炭素等の溶出がないため、耐久性に優れており、長期間使用することに適している。
したがって、耐衝撃性、耐磨耗性及び低吸水性を有しているため、耐久性に優れており、長期間使用することが可能となる。
したがって、手で触れることが多く、比較的劣化しやすい上記端部と上記接続端部の間に、防塵及び防水性能を持たせることで、耐久性を持たせることができる。
図1は、本考案に係るアイロン装置(図示せず)を構成するホース10の一実施の形態を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るホース10は、全体細長管状に形成されると共に、蒸気供給用ホース部11と、蒸気戻し用ホース部12とを備え、中間部13において単一のホース材14内に収納されている。
被覆布材22は、エチレンプロピレンゴムやシリコーンゴム等の素材が使用される。エチレンプロピレンゴムは、耐熱性及び耐水性を有するため、耐久性に優れており、かつ二重結合を持たない物質であることから耐オゾン性を有するため、大気中に放置した場合であっても製品表面が劣化することを防止することができる。
また、シリコーンゴムは、エチレンプロピレンゴムと同様に二重結合を持たない物質であることから耐オゾン性を有するため、大気中に放置した場合であっても製品表面が劣化することがなく、耐熱性、耐水性及び耐薬品性を有するため、耐久性に優れている。
図2に示すように、ホース材14は、外装層24はポリエステル材により編み組みされている。
編組構造であるため、空気層25が形成されることで、通気性が確保される。したがって、ホース材14の表面温度を低い状態に維持することができると共に、軽量であるため、別途に断熱用ホースカバーを要することがなく、かつアイロンがけの際の操作性に優れている
さらに、ポリエステルは、ナイロンに次ぐ強度及び耐摩耗性を有するため、耐屈曲性、耐衝撃性が向上し、さらには、混紡させることで強度をより向上させることもできる。その結果、耐久性に優れ長期間使用することに適したアイロン装置(図示せず)を提供することができる。
本実施の形態にあっては、ポリアリレート繊維26、26は、空気層を形成しない網目構造となるように被覆されている。
図3に示すように、本考案に係るアイロン装置27は、蒸気を発生しうるボイラー部28と、蒸気を使用するアイロン部29とを備え、ホース14を介して接続されている。
ボイラー部28は、水タンク30と、蒸気を発生させる操作部31と、蒸気供給用ホース部11の接続端部19及び蒸気戻し用ホース部12の接続端部20とが接続される接続部32、33とを備えていると共に、操作部31は、電源部34と蒸気噴出量調節部35とを有している。
尚、ボイラー部28は、蒸気を発生しうる装置であれば、水タンク30の容量、接続部32、33、電源部34及び蒸気噴出量調節部35の配置等は、本実施の形態に限定されない。
このとき、接続部38の位置Pは、接続部39の位置P1よりもアイロン本体部36の下方に配置される。
したがって、本実施の形態に係るアイロン装置27を使用する際には、長く形成された蒸気供給用ホース部11のアイロン部29との接続端部15を接続部38に接続すると共に、蒸気戻し用ホース部12のアイロン部29との接続部16を接続部39に接続することで、長時間または長期間にわたり使用した際であっても、蒸気供給用ホース部11、蒸気戻し用ホース部12共に捩れることを防止することができる。
その結果、蒸気供給用ホース部11及び蒸気戻し用ホース部12の剛性の劣化及び蒸気の循環効率の低下を防止することができるため、能率良くアイロンがけ作業を行うことができる。
11 蒸気供給用ホース部
12 蒸気戻し用ホース部
13 中間部
14 ホース材
15 蒸気供給用ホース部のアイロン部との接続端部
16 蒸気戻し用ホース部のアイロン部との接続端部
17 蒸気供給用ホース部のアイロン部との接続部
18 蒸気戻し用ホース部のアイロン部との接続部
19 蒸気供給用ホース部のボイラー部との接続端部
20 蒸気戻し用ホース部のボイラー部との接続端部
21 ホース材の端部
22 被覆布材
23 ナット
24 外装層
25 空気層
26 ポリアリレート繊維
27 アイロン装置
28 ボイラー部
29 アイロン部
30 水タンク
31 操作部
32 接続部
33 接続部
34 電源部
35 蒸気噴出量調節部
36 アイロン本体部
37 把持部
38 接続部
39 接続部
40 長さ方向一端部
41 側面部
42 蒸気戻し操作部
43 分岐部
h 差異
P 接続部の位置
P1 接続部の位置
Claims (4)
- 蒸気を発生しうるボイラー部と、上記ボイラー部との間に設けられたホースを介して供給された蒸気を使用するアイロン部とを備え、上記ホースは、アイロン部への蒸気供給用ホース部とアイロン部からの蒸気戻し用ホース部とからなるアイロン装置であって、蒸気供給用ホース部と蒸気戻し用ホース部とは中間部において単一のホース材内に収納されていることを特徴とするアイロン装置。
- 上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部のアイロン部及びボイラー部との接続端部は、夫々別個のホースとしてホース材により分岐して形成され、上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部のアイロン部との接続部においては、上記蒸気供給用ホース部の方が上記蒸気戻し用ホース部よりも長く形成されていることを特徴とする請求項1記載のアイロン装置。
- 上記ホース材は折れ防止編み組みされたポリエステル材からなると共に、上記蒸気供給用ホース部と上記蒸気戻し用ホース部はテフロン(登録商標)製チューブ及びテフロン(登録商標)製チューブを被覆するポリアリレート繊維の被覆材とにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のアイロン装置。
- 上記単一のホース材の端部と、上記別個のホースとして形成された接続端部との間は被覆布材により被覆されていることを特徴とする請求項2記載のアイロン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004464U JP3187957U (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | スチームアイロン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013004464U JP3187957U (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | スチームアイロン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187957U true JP3187957U (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=78223723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013004464U Expired - Lifetime JP3187957U (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | スチームアイロン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187957U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015135101A1 (en) * | 2014-03-10 | 2015-09-17 | Conair Corporation | Garment treatment system |
WO2023224353A1 (ko) * | 2022-05-18 | 2023-11-23 | 엘지전자 주식회사 | 고압 스티머 모듈 및 이를 포함하는 의류처리장치 |
-
2013
- 2013-08-02 JP JP2013004464U patent/JP3187957U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015135101A1 (en) * | 2014-03-10 | 2015-09-17 | Conair Corporation | Garment treatment system |
WO2023224353A1 (ko) * | 2022-05-18 | 2023-11-23 | 엘지전자 주식회사 | 고압 스티머 모듈 및 이를 포함하는 의류처리장치 |
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